「第六天魔王降臨〜リリカル☆戦国大合戦〜」
OPENING_PHASE_03
「宝永大火変計画・最終章」

   PC3用ハンドアウト   君は織田幕府に忠を尽くし、その敵と戦うサムライである。   先だっても、高い才覚を持ちながらも幕府に仇成す外様大名の誘いにて反逆、   あまつさえダスクフレア化した「金光頭(きんこうかしら)」明智銃兵衛満秀を討ち果たした。   だが、その最後の戦いで、断末魔の満秀は振り乱して妙な予言をした。   「私を倒してももう遅い。信長が織田幕府を滅ぼし、創世を成し遂げるのだ!」   怨念鬼気満ち、とても戯言と思えぬその言葉。   捨て置けぬ、君は調査を開始した。  シナリオパス:「星威大将軍」織田信長への忠義  推奨コロナ/ミーム:執行者/富嶽   GM  : 宝永に数多有る織田幕府大名屋敷の一つ、         桔梗の紋を刻んだ明智家の屋敷で、一つの戦いが終焉を迎えようとしていた。         「おのれっ、新撰組だけではなく、貴様のような奴にまで阻まれるかっ・・・!」         「金光頭(きんこうかしら)」が二つ名の由来、ネチェル人との混血の証である         二本の角と長く輝く金髪をおどろに振り乱し、明智銃兵衛満秀は怒号した。         普段の沈着な物腰を振り捨て、端正な容貌を歪ませ、対峙する計都を睨みつける。         屋敷の隠し部屋にしつらえられた、宝永大火変計画司令室・・・         富嶽でも有数に光学兵器の扱いに長けた彼の陰謀、         多数の艦船を停泊させ対空防護に長け、         過去の戦訓を機に内部戦闘への防護も高めつつある宝永を         地下から秘密裏に作り上げた空間磁力メッキトンネルネットワークによる         ビーム攻撃で焼き払う、そのネットワーク中枢。         そこで、君と満秀は対峙している。         屋敷には既に新撰組が踏み込んでいるが、明智の兵、大星団テオスの兵、         加えてこの機に乗じようとしたVF団エージェントまで押し寄せ、大乱闘の有様となっている。         土方副長も奮闘しているが、「明智の槍神」の二つ名を持つ強者         四王天又兵衛と切り結んでおり、ここまで辿りつけていない。         ・・・という状況だ。
  計都  : 「道を外れただけでなく、民草に仇なすものはすべかからく斬って捨てるのみ。          ダスクフレアともなれば、なおさらだ。」         腰に刺した刀に手をかけつつ。         「どう足掻いた所で、貴様の末路は変わらん。武士なら大人しく腹を切るがいい。」
  GM  : 満秀「貴様のようなカラクリ混じりの、仕事人気取りの浪人者などに、            私の苦悩、私の怒り、私の志は分かるまい・・・!            富嶽ならざるこの身に苦しみ、刻々変わる富嶽に悩み・・・            ・・・あの軽佻浮薄な信長が作り変えた、この異臭紛々たる醜悪な宝永に怒り、            正しくも清浄な新しき都、新しき宝永を作る私の志・・・!」         異国の血を宿していることへの反動か、寧ろ彼満秀は、         誰よりも強く「富嶽らしくある」ことを希求し、富嶽の為に戦ってきていた。         だが、それゆえに、従来の富嶽から信長に代替わりし新しく変わっていこうとする富嶽を、         「富嶽らしくある」ことから離れてゆく、と、彼は憎んでしまったのだ。         だから、異国の様々な文物を受け入れた宝永を焼き払おうとした。         あれほど悩み憎んでいた己の血、神炎同盟の敵たるテオスの手を借り、ダスクフレアと成り果ててまで。         満秀「切腹だと!?ふざけるな、まだ私は負けてはいないっ!!」
  計都  : 「……ふむ……。」         刀から手を離して、顎に手を当てる。
  GM  : 満秀「・・・何のつもりだ?」
  計都  : 「なら、貴様は他人の志を、苦悩を、怒りを考えたことはあるのか?          そもそも、「富嶽らしさ」とはなんだ?」
  GM  : 満秀「な、にっ・・・!?」         ・・・己の志一辺倒に、ダスクフレアになるまで突っ走った男だけに         それには満秀、ぐっと詰まる。
  計都  : 「語れるだけのものがあるのだろうな? これだけのことを起こしたのだ。          それくらいないと、ここに来るまでに切り捨てたもの達に申し訳ない。」         構えすら解く。         「戦意なき者を切るが武士道か? 寄る辺なき者を跳ね除けるが富嶽らしさか?          自分のみが良く、他人などどうでも良いというのが志か?」
  GM  : 満秀「・・・武家男児の志は、各々の胸のうちにあり。富嶽武士の正義は、忠義のためにあり。」         どこか、呆然としたような、それでいて悲しいような表情で、満秀は言う。         満秀「私は、「私が知る富嶽」への忠義を貫くだけだ。・・・それ以外のことは、知らぬ。            手塩にかけた部下も、慈しんだ民も、この名も、この家も、この命も。」
  計都  : 「……そう、か。」         悲哀を含ませた瞳で見つめる。
  GM  : 輝く金髪とは裏腹の、それは酷く虚ろな闇。         そして、闇は煮え立つ。         満秀「まだ、間に合う!間に合う筈だそうでなければならぬ!            貴様を倒して、宝永を焼き尽くして、新しく正しき富嶽を作る・・・!」         戦慄くような、熱に浮かされたような口調で満秀は叫ぶが・・・
  計都  : 「ならば1つ。」
  GM  : 満秀「何?」         辛うじて、計都のその言葉に、問い返す。
  計都  : 「悪いが、貴様の夢は今ある幸せを暗い尽くしたものの上に築かれるものだ。          それを俺は許すわけには行かない。          だが、貴様の夢もまた、数ある夢、誰かの正義、人の幸せなのだろう。          ならば。          貴様がどれだけ後世の人間から罵倒されることになり、加盟が恥辱にまみれようとも。          俺だけは、貴様の名と夢を正しく身に刻み込んでおこう。」         構えを取る。         「参れ。彼岸と此岸の交わる時が来た。」
  GM  : うむ・・・         満秀「・・・かたじけのう、御座る。狩馬、計都殿。            我が民にも、富嶽にも・・・すまなんだ。介錯を・・・」         その時・・・確かに計都は見た。         暗黒のプロミネンスが薄らぎ・・・武士としての満秀が、心から謝るのを。         だが、暗黒のプロミネンスは、盛り返し、彼の正気を吹き飛ばした・・・爛々と瞳が光る。         表で新撰組と戦い、それを部下に任せて撤退してきた負傷した体をプロミネンスが覆い・・・
  計都  : 「俺も過去に縛られたる者。          貴様との違いは、変化をかくあるべき流れとして受け入れたかどうかの違いであろう。」
  GM  : 満秀「そうだ、正しき富嶽、正しき世界の創世・・・そのために、そのためにいいい!!」         完全にダスクフレアの思考と化した満秀が、普段は富嶽らしく刀を、と封じてきた、         しかし本当は天賦の才で何より得意のブラスターを二丁拳銃に構え、突貫してくる!
  計都  : あえて突っ込む!
  GM  : ZAP!ZAPZAP!!光が空気を灼熱させ切り裂いて生じる空気振動音と閃光が轟く!         突っ込む計都の身体を掠めあるいは斬り裂き貫くる光条!
  計都  : 「……まだ、まだぁ!」         傷には構わず踏み込む!
  GM  : 満秀「うおおおおっ!」         叫び、満秀も駆ける!         そして、交差の瞬間・・・!
  計都  : 「この世界に貴様のいる場所は無い!闇へと帰るが良い!ダスクフレアよ!」         刹那。疾風を越える神速の速度で抜刀!         煉獄のシステム起動!光秀の体を、5000度近くの炎が焼き払う!
     斬!炎!爆裂!
  GM  : 満秀「がはあああっ・・・・!!」         たまらず真っ二つと成った満秀、その体が燃え尽きていく・・・         だが、滅び行く中、奇妙な確信と諦観に満ちた口調で、満秀は末期に呟いた。         満秀「がはっ・・・ははは、ここまでか、感謝する、本当に・・・だが、私はアレを見つけてしまった。            アレを解き放ってしまった。だから、もう既に、富嶽は・・・            ・・・このままでは皆、ここで宝永を炎上させておけば良かったと、            後悔しながら戦いに果てることになるっ・・・」
  計都  : 「このままでは、な。」         納刀。
  GM  : 満秀「私を倒してももう遅い・・・信長が織田幕府を滅ぼし、創世を成し遂げるのだ・・・!」
  計都  : 「……上様が?」
  GM  : 同時、満秀の身体が燃え尽きてフレアへと還り、         直後、この隠し司令室の機器が暴走し、爆発し始めるぞ。
  計都  : 「……のんびりはしていられんか。」         出口に向かって、すたすたと歩く。
  GM  : 表の戦いも決着がついたようだが、テオス兵が放ったブラスターやザッパーのせいで、         明智大名屋敷は今や炎上しつつある。         宝永を燃やそうとした男の屋敷が燃える・・・因果応報、諸行無常、か。         ・・・かくして、一つの戦いが終わりを告げた。         だが、その断末魔は・・・明らかに、新たな戦いの始まりを告げているようだった。
  計都  : 「去らば満秀。いずれ煉獄の合戦場で。」         出口で言い捨てて、立ち去る。
  GM  : ・・・と、いうところで、シーンエンド、かな?
  計都  : エンドで。
  清理  : GM、既に気づいていたことだけど、僕だけ文字通り世界が違う(笑)
  シーム : (笑)
  計都  : まぁ、シナリオ次第なところもあるしな。仕方がないだろう(笑)
  GM  : だ、大丈夫大丈夫、ミドルでちゃんと都合がつく(笑)
  計都  : 紅恂は、長くなってすまなかったです。
  GM  : さて、次・・・いよいよ最後のOP、         参ります!
  紅恂  : いえっさ!