第一次霞足聖杯戦争8日目 深夜パート3

8日目 深夜 北部地区/尾砥神社・封印の間


   配置: アーチャー // 雪緒/九重+ランサー  // セイヴァー //  善弥(故)/狐&骨    IV: 善弥、ランサー、アーチャー、狐、九重、雪緒、セイヴァー   GM  : まぁ、乱戦っすなぁ。
  ランサー: 行動はどこまで進んだっけ?
  GM  : ラウンド1が終了した所まででした。
  ランサー: じゃあ第二Rの冒頭からだな。
  GM  : 九重パンチが善弥(骨)に炸裂して、狐とセイヴァーが行動放棄したのでラウンドが進行、ラウンド2の初めから、ですね。         というわけで、冒頭宣言をお願いします。
  雪緒  : その前に。
  GM  : はい?
  ランサー: アーチャーはまだかー
  雪緒  : 魔力消去はスキルと装備しか抑制しないのでサーヴァントとマスターの基礎能力は阻害しません、とカメラ目線で説明をば。
  GM  : ああ、そういえばそうでしたね(笑)
  雪緒  : まあ私が何もできないのは変わらないんですけどね(笑)
  GM  : 現状、魔力供給しても使えませんしね(笑)
  ランサー: 「九重、役割分担だ! 防御頼む!」
  雪緒  : あ、でもちょっと待って。         骨ナイフ、見切りあるから尾砥ちゃん防御優先してダイス残る?
  GM  : ああ、素防御の方がいいかもしれませんね、この状況で−5は痛いです。
  雪緒  : いや、優先の達成値分しか減らないからデメリットはないんだけど         8ダイス以上優先に振れないなら何もしない方がいいというかランちゃんが防御に回ったほうがよくないかな。
  ランサー: いや攻撃のほうがいい。攻撃力はこっちのほうが高いから。
  雪緒  : 骨ナイフ倒せば呪いは解けるけど怪我を治す手段自体がないんだからさ。
  ランサー: なおさら防御しないほうがいいんじゃね?(笑)         そんでもって自己封印解除! ざわざわっ、と髪を揺らめかせて蜘蛛足になる。         このターンに敏捷++を使って殺人鬼を倒す!
  雪緒  : これで素の状態でどれだけダイス振れる?
  ランサー: 閉所適応が効くなら20an5。20点消費で+20an5だ。攻撃力はもっと高いぞ。         ついでにイニシ的にも殺人鬼と互角になる。
  GM  : そうすると、上手くすれば一撃で倒せそうですね、現状では善弥(骨)の防御も減ってますし。
  ランサー: リソースは使うけど確実に倒せるぜ。
  雪緒  : とすると…防御も攻撃もランちゃんに任せたほうがいいんじゃないの?
  ランサー: 敏捷++を発動できるのは一瞬だけだぜ。1回につき20点消費するんだから。
  GM  : 1ラウンド目で行動を放棄した狐がどう動くかですね。         まぁ、九重も防御専念していて悪いことはないでしょう、少なくとも持久戦を狙うならば。
  ランサー: そうそう。
  雪緒  : 尾砥ちゃんは防御専念にどれだけ回せるの?
  GM  : 耐久B+動物使役B+野生B+加護B=20an4、で耐久Bだから8までとして28an4になりますね。
  雪緒  : いやだから耐久は攻撃に使えないから割り振れないんじゃなかったっけ。
  ランサー: 野生と加護の分を割り振ってる。
  GM  : ですから、耐久分スキルを割り振るんですよ。         最大がステータス分までなんですよね、Aだと10、Bだと8って。
  雪緒  : なるほど。
  GM  : うん、8+4+4+4=20だから28個振れますね。
  雪緒  : ならなんとかなるかな。
  GM  : はい、では冒頭宣言の続きといきましょう。         九重は防御専念します、今頃外ではアーチャーが十二神将を召喚している頃でしょう。
  雪緒  : 一応防御優先で。
  GM  : 善弥(骨)、狐、セイヴァーは特に宣言なしです。
  ランサー: 攻撃専念して骨をぶっ殺す。
  GM  : ランサーはIV幾らになるんでしたっけ?
  ランサー: 17、ラックも増えたぞ。
  GM  : ああ、じゃあ善弥と互角だから判定が居るんですね。
  ランサー: 互角の場合は振り合って決める。
  GM  : 敏捷+幸運でしたっけ。
  ランサー: そう。最善はここで先手とって殺しきることだな。しねえ!
  GM  : では、判定しましょう。         10an5+4an2         (ころころ……) [6,2,5,3,3,6,4,5,4,6]+[4,1,2,4] = 9
  ランサー: 10an5+4an2         (ころころ……) [2,4,2,5,2,3,4,5,3,4]+[6,6,2,5] = 11         やった、勝った!
  GM  : おお、同値だった以上、これは負けですね。
  雪緒  : …ランちゃん、4an2じゃなくて2an2でしょ。後ろ削っても勝ってるけど。
  ランサー: あ、そうだった。てへっ。
  雪緒  : 貫禄の幸運E−。
  GM  : まぁ、敏捷が全成功している時点でこっちの負けですしね。では、ランサーの行動からどうぞ。
  ランサー: はーい。MP全部突っ込んで敏捷++発動! 継続に使ってないから。         「はああああああ!」         ドラゴンボールっぽい気合ため。
  GM  : 白い炎のようなオーラが出るんですね、わかります。         善弥(骨)は表情(?)を変えることなく、定められた動作のように防御態勢に入ります。
  ランサー: 「冥府に帰れえ!」         20an5+20an5 突撃!         (ころころ……) [6,6,6,6,5,(中略),3,3,3,5,5] = 31         あ、攻撃専念忘れてた。         10an5-5         (ころころ……) [6,5,6,5,3,6,6,2,2,5]-5 = 1         ちょ、ちょっと待って(笑)
  雪緒  : これはひどい。
  GM  : なんという出目(笑)
  ランサー: ひどいすぎる(笑)         増えた分のラック使ってふりたしまーす。
  GM  : まぁ、どうぞ(笑)
  ランサー: 9an5+4an5         (ころころ……) [6,3,4,1,2,3,2,1,1]+[1,6,2,4] = 11         うんまあ……31+1+11=43。これ防げないだろう(最後のラック使ったし)
  GM  : ですね、では善弥(骨)が防御します。         15an5+8an4         (ころころ……) [2,5,5,4,6,1,5,1,5,2,5,3,2,5,3]+[4,4,3,4,2,4,2,1] = 22         意外と出目が良かった。まぁ、差分21な時点で結果は見えていますけどね。
  ランサー: 仮に耐えられたとしても追撃でエンドだ!
  GM  : 安心してください、残りHP19ですから(笑)
  ランサー: まあ耐えられないだろうけどな。攻撃力は35。すごい。
  GM  : そりゃ無理です、では容赦なく善弥(骨)は粉砕し、破砕し、爆砕し、塵芥と化しました。
  雪緒  : ありがとうランちゃん。また平和が訪れたよ。
  ランサー: 筋力3、武器10、武器8、手甲4、異形5……あれ5点足りなかった?         あ、帯の分をたしてたんだ。攻撃力30だった。まあ同じだな。
  雪緒  : 帯?
  ランサー: アーレスサッシュで勇猛がつく。
  雪緒  : 魔力消去でなくなってるでしょうが。
  ランサー: なくなってるから5点減ったんだ。という話だった
  GM  : 善弥の防御力が8ですので、攻撃力6以上だったら何でも死ぬんですけどね。         異形(蜘蛛)による突進はその勢いのままに異形(骨)を貫き通し、灰は灰に、塵は塵にと戻されます。
  ランサー: 「ふーっふー。手間取らせやがって」
  GM  : では、そんなわけで正面に位置していた善弥が消し飛ばされ、残るは狐(With骨トループ)のみとなりました。
  雪緒  : 「(と言ってもこのままだと分が悪いのは変わんないな…)」
  ランサー: (次はセイヴァーを倒すか? 雪緒)<念話
  GM  : 使えることが判明した念話(笑)
  雪緒  : 『倒すのはちょっと厳しいかな。狐の動向も読めないし…』(悩みどころ)
  ランサー: いにし的には次は誰?
  雪緒  : 次は狐かな。
  GM  : いいえ、そうしているとバタバタバタという足音と共に、石階段を駆けおりてくる存在があります。         亜弓「待たせたな!」(CV:大塚明夫)
  雪緒  : 誰だよ(笑)
  ランサー: 「ほんとに待ったぜ!」
  GM  : どん、と書き文字で宣言すると、やってきたアーチャーの背後から十二体の巨人が前面に飛び出します。         といっても、数的に12体いたとしても実際は1トループなんですが。         見上げるほどの大きさであり、神気さえ感じさせる神々しさと力強さをもったそれぞれ趣きの違う十二の巨像。
  ランサー: 強そうだ。
  GM  : 平安時代最高と呼ばれた陰陽師、安倍晴明が誇る十二の従僕、神を封じた使い魔、十二神将降臨。
  ランサー: この状況だと頼りになりそうな気がする。
  雪緒  : うん。
  GM  : ………ただし、魔力消去中なので宝具が使えません。
  雪緒  : 今ふと気が付いたことがあるんだがいいかな。
  GM  : はいな。
  雪緒  : トループって宝具の追加効果だよね。
  GM  : まぁ、そうですね。
  雪緒  : 亜弓さんが結界内に入ったら宝具も使えなくなるからトループ消えるんじゃないかな。
  GM  : この場合は、HP上限削除のようなものと扱おうと思います。         ようするに治らない傷の呪いを受けたとして、魔力消去結界に入ったからといって治るようになるわけじゃないのと同じ。
  雪緒  : なんとなく納得はできないがまあいいか。
  ランサー: じゃあ出てけ! 入ってきても役には立たない。
  GM  : や、役立たずと違いますよ、カリスマBがあるから、判定に+4an4されますよ、やったね!(笑)
  ランサー: やったー。ところでアーチャーの属性って何?
  雪緒  : 混沌中庸
  ランサー: あたしたち中立善。
  GM  : というか、これが駄目だと何のために1ターン駆けて石段の上り下りをしたのかと(笑)
  雪緒  : いや、亜弓さんが結界外でトループだけ来たならぎりぎり大丈夫なはずだなー、と(笑)
  GM  : それはそれでどうなんですか(笑)
  ランサー: とりあえず細かいことは気にしない方向で行こう! ただでさえピンチなんだから
  GM  : まあいい、とりあえずアーチャーと十二神将は移動で行動終了なのでこのラウンドは登場のみです。         次の手番は狐ですね。
  ランサー: なにすんのー
  雪緒  : 「これで当面は何とかなるかな。根本的な問題が解決してない気がするけど」
  GM  : 亜弓「まぁ、いいじゃないか。ここからが本番ってことで」
  ランサー: 「おいセイヴァー、お前何しに来たんだよ!」
  雪緒  : 「フランちゃんは何してんの?」
  ランサー: 「お前が結界貼ってるとむしろ倒しにくいんだよ!」
  GM  : セイヴァー「わたしはただしいことをしにきただけだよ。あと、ますたーはせいはいをとりにいってるんだよ」
  雪緒  : あーやっぱり…         「どーして悪い予想だけ当たるかなー…」(頭抱えながら)
  ランサー: 「正しいことってなんだよ、ばーか! ランク7!」
  雪緒  : セイヴァーはランク9だ(笑)         いやまあ、真名やデータは誰にもまだ言ってないけど。
  GM  : というところで、雪緒さんの精神に追い打ちのボディブローのような幕間を流します。
        ● 幕間『イレギュラー・尾砥英二の選択』
  ランサー: そういえば聖杯ってハジメが持ってたよな。
  雪緒  : その言い方はよくない。
  GM  : と言う感じです。
  雪緒  : これで3度目か…
  ランサー: また死にかけるのか。
  GM  : なぜ皆そう英二がやられたと考えるのですか。         マフラーがぶった切られた可能性だって微粒子レベルで存在するかもしれないじゃないですか。
  雪緒  : いやいやいや。
  ランサー: だいたいあいつ戦える技能揃ってたのか?
  GM  : か、隠し玉があったかもしれないやん!
  ランサー: 礼装もないのに?
  雪緒  : 即座に作ったのかもしれない(常備化P払って)
  GM  : まぁ、そんな感じの英二サイドは置いてい置いて、狐の行動からですね。
  ランサー: あ、最後にひとつだけいいか?
  GM  : はいはい?
  ランサー: 抑止力がつくなら雪緒にしとけばいいのに。         あ、そもそも抑止力の説明が必要か。うーん。まあ与太話みたいなものだな。
  GM  : そうですね、ここら辺に注釈を入れておきましょうか(笑)
     ◆ 抑止力について
  ランサー: いわゆる正義は勝つ論とガイア論を組み合わせた、最強に胡散臭い与太話。
  GM  : 簡潔に言うと、世界が、世界自身が崩壊しないように干渉してくる修正力のことです。
  雪緒  : なるほど。
  ランサー: その一つの発現の形が、英雄の出現。いわゆる主人公補正的な。
  GM  : 例えば世界崩壊レベルの大魔術を使おうとする悪の魔術師が居たとして、         何かと失敗したり、正義の味方に嗅ぎ付けられたり、最後の最後で運に見はなされたり、と言った感じです。
  ランサー: 抑止力の発揮の仕方にもいろいろあるんだけど、都合のいい個人の後押しをするのは、         コンビニレベルの些細な抑止力って言えるな。きつい抑止力ってなると、英霊を直接送り込んできて全滅させたりする。         英霊の本来の使い方がそれなんだ。聖杯戦争のためにいるんじゃないぞ。
  雪緒  : へぇー。
  GM  : 俗にいう「抑止の守護者」ですね。
  ランサー: 神話風に言うと天使降臨なんだろうな。         まあこの聖杯戦争に参加してるようなのは反英霊ばっかりだから。守護者にはなりようがないな。
  雪緒  : あと雪緒についてる抑止力って”コユキの消滅”じゃないのかな。
  ランサー: ただフェイトの世界でも、かなりディープな話題というか、ほぼ陰謀論だな。
  GM  : ちなみに、この型月世界では「世界自体に意識がある」というガイア論に基づいているので、         世界と契約することで力を得る代わりに、死後、魂が消滅するまで守護者として働くというブラック企業が存在します。
  雪緒  : それはひどい。
  GM  : あと、『守護者』とは言うものの世に言う『正義の味方』とは言い難いので、         派遣された先の関係者と周囲を皆殺しにするのが分かりやすい仕事内容ですね。
  ランサー: さておき。マフラーが世界を破壊しようとするなら、どっかで抑止力が働くのは、まあありえる話。
  雪緒  : 大雑把にはわかったのでそろそろ本編に戻りませんか。
  GM  : はーい。
  GM  : さて、狐はゆっくりと、億劫そうに巨体を持ち上げ、面倒そうな表情(?)を隠しもせずに雪緒さん達を睥睨します。         それに合わせて周囲のトループ骨たちもカサカサと蠢きますが、不思議と攻撃してくるようすはありません、待機です。         あ、ちなみに行動を分けて描写していますが、狐と骨は同一なのであしからず。
  ランサー: え、そうなん? トループが骨で狐が1ユニットじゃないんだ。
  GM  : ええ、狐と骨は同一存在、言うなれば魂魄妖夢と周囲を飛んでる魂の関係みたいなものです。
  雪緒  : よくわからないけどだいたいニュアンスは伝わってきたよ。
  ランサー: いわゆるモブだな。
  GM  : さて、そうすると次は九重の番なのですが、防御専念もしていることもあり、どうしようかと戸惑っています。         尾砥九重 は まごまごしている!
  雪緒  : 一応遅らせといてー。
  GM  : 九重「なんもしてこんのが不気味やな……様子見で待機します」         そういって防御姿勢。というわけで、お待たせしました、次は雪緒さんです。
  ランサー: 「とりあえず殴ってもいいんじゃないか?」         暗に殴れっていう。
  雪緒  : さてどっちに話しかけよう。
  ランサー: どっちって、セイヴァーじゃないのか? そのあたりに師匠埋まってるの?
  雪緒  : 訊かなきゃわかんない。
  GM  : いきなり戦闘になりましたからね、主に善弥(骨)の所為で(笑)
  雪緒  : ソウダッタノカー
  GM  : とりあえず、印象的なことですが狐は動物的な外見とは裏腹に明らかに知性を感じさせる動きをしています。         あと、セイヴァーはお腹が空いているようです。
  雪緒  : 今日は120円すらも貰えてなさそうだね。
  ランサー: 帰れよ。         ん? もしかして……そういうことなのか?
  雪緒  : まあ多分そうなんだろう。
  ランサー: 120円じゃないぞ?(笑)
  雪緒  : そこに関連はしてるだろうけど(笑)
  GM  : 120円から離れてください(笑)
  ランサー: ああつまり狐の状態のことな。
  雪緒  : そっちか。
  ランサー: あたし自身の逆で、宝具で理性が消失するタイプなのかなって。
  雪緒  : よし。じゃあここはマスター看破判定狙ってみる?         まあ徹る可能性は格段に低いけど。カリスマも貰えないし。
  GM  : 相性の問題ですね(笑)
  雪緒  : ルールを厳密に採用するとものすごい高い確率で味方にカリスマの効果が行きわたらない(笑)
  ランサー: 動物会話持ってるのこの中に……あ、いた! そこの狐通訳しろや!
  GM  : どの狐のことですか(笑)
  ランサー: そこの狐=アーチャー
  GM  : ですよね(笑)
  ランサー: てわけで話しかけるならアーチャー越しに狐に話しかけたら?
  雪緒  : 少なくともこっちの言葉は通じるんじゃないかと思うんだけど。まあ普通に話しかけよう。
  ランサー: 怖くないよ 怯えてるだけ
  GM  : キツネリスではありません。
  雪緒  : 「えーっとすみません禍狐様ー?少し伺いたいことがあるんですけどよろしいでしょうかー?」
  GM  : 禍狐は「急に何言ってんだこいつ」的な目付きながら雪緒さんの方に視線を向けました。
  雪緒  : 「(こ、これはいいのかな駄目なのかな…一応言葉は通じてるみたいだけど)」
  ランサー: 「何言ってんだ雪緒?」
  雪緒  : 「い、いやだって私のメインの目的は一応別にあるわけじゃん?」
  GM  : 狐はじっ、と雪緒さんを見つめています。
  雪緒  : 『ほら、ししょーかどうかわからないけど一緒に封印されてた人がいるかどうかってのの確認』
  ランサー: 『でもあたしも雪緒も狐の言葉なんてわからないじゃん?』
  雪緒  : 『意外と喋れるかもしれないし、「はい」か「いいえ」くらいの返答はできると思うよ』
  ランサー: 『そもそも倒さないといけない化物だぜ?』
  雪緒  : 『それはそれ、これはこれ』
  ランサー: じゃあ続きどうぞ。
  雪緒  : そういえばAAばかりであまり描写はされてないけど、         ししょーって今の私と同い年くらいの外見、でいいんでしょうか。
  ランサー: 中学生ぐらいだよ>AA
  GM  : 羽入ですしねぇ。
  雪緒  : そっちは知らないから(笑)
  ランサー: まあ同じぐらいじゃないか。
  GM  : 小学校高学年から中学生くらい、という描写しかありませんな(笑)         今の雪緒さんからみると、少し年下かもしれません、九重くらいでしょうか。
  ランサー: やっぱり中学生。
  GM  : まぁ、予想はついていると思いますが、雪緒さんが子供の頃から成長していません、永遠の少女です。
  雪緒  : 「い、いい…と判断させていただきますね。          えっと、こんな感じで角の生えた…私よりちょっと年下くらい?の外見の女の子ってご存知です?」         指先でみょん、と角の生え方を示しながら
  GM  : ふむ。説明から入りましたか。
  雪緒  : いや、まず容姿から説明するのが普通じゃないかと。
  GM  : 問答無用で殺そうとしているランサーも居ますが、とりあえずフラグが一つ立ちました。
  ランサー: ころすぜえー!
  GM  : 狐は、獣の外見のままうろんげな表情を作るという器用な真似をみせると、ゆっくりと口を開きました。         禍狐『――人の子よ。汝(なれ)は吾を退治しに来たのではないのか?』
  雪緒  : 「(あ、喋った)」
  ランサー: 退治しに来たんだよおー
  GM  : その声は、巨体と滲み出る瘴気からは考えられない、鈴を鳴らすような涼やかな声でした。         そして、その声色に、雪緒さんは大層聞き覚えがあります。         毎日、いつも、聞いていた、家族の声を、聞き間違える筈がありません。
  雪緒  : ししょー?
  GM  : イエス、その声はまさしく雪緒さんの師匠、尾砥山に再建された神社に住まう巫女服の少女の声、そのものでした。
  雪緒  : それは受信記憶から判断されることでしょうかそれとも自身の記憶から判断されることでしょうか。
  GM  : 雪緒さん自身の記憶に師匠って出てきましたっけ?         少なくとも夢記憶における雪緒さんを送り出した少女とは間違いなく同じ声です。
  雪緒  : つまりラン兄さん現象は起きてない、と。
  GM  : ああ、とりあえず狐は不審な物を見る目で雪緒さんを見ています、そこに情のようなものは感じられませんね。
  雪緒  : 「(……あれ、ちょっと待ってこの声ってもしかして?)」(軽く首をひねる)
  ランサー: 『どうした雪緒? もう刺していいのか?』
  雪緒  : 『ちょっと待ってすごく重要な局面っぽいよこれ』         「い、一応そのつもりではあったんですけど私は私で別の用もあったし、          この子のせいでそれどころじゃなくなったから私の別件から埋めていこうかなーって思いまして。          それに場合によっては退治しに来た前提が大崩壊の可能性も出てきた気が?」         この子=セイヴァー
  GM  : セイヴァー「そんなことはないんだよ。このきつねはたいじすべきあくだってますたーがいってた」
  雪緒  : 「いやぁ、フランちゃんの言うことだしねぇー」
  GM  : 禍狐『如何にも。吾が人に取って悪性の存在であることを否定しない』         涼やかな声で、同時に厭世感たっぷりのため息と共に禍狐は言います。         禍狐『人の子よ。退治に来たのでないのなら帰るがよい。吾は疲れている』
  雪緒  : 「……ところでお尋ねしますけど、こんなふうに角の生えた以下略って、もしかして貴女のことでしょうか」
  GM  : 禍狐『……そのような姿を取っていた頃もあった。もう思い出すのも遠い古き頃の事だ』
  雪緒  : 「さ、左様で…」         『はい重要情報が入りました。この狐様が未来…もとい”過去”のししょーの可能性大です』
  GM  : 雪緒さんは真面目というか、思いのほか筋を通す人ですね……問答無用で退治に向かうなら判明しなかったのに。
  雪緒  : 私は限界まで我儘ですからね!         他人の用を果たすのが難しいなら自分の用から済ませてしまえ理論。
  GM  : おかしい、言ってることは微妙なのに最適解を導きだしている(笑)         まぁ、この辺の情報って、実は雄山につっこんで聞いておくとそれっぽい確証が得れたんですけどね。
  雪緒  : ちゃんと教えてくれるかどうか…まあツンデレムーブだから最終的には教えてくれたということかな。
  ランサー: おい(笑)
  GM  : というより、道理を持って興味本位じゃないんですよと説明すれば話してくれ、た筈です、多分(笑)
  雪緒  : 「そちらから手を出す気がない、というのならお尋ねしたいことはどんどこ出てくるんですけどね」
  GM  : セイヴァー「だめなんだよゆきお。あくはたいじしないといけないんだから」
  ランサー: 『雪緒……あたしも言っちゃなんだがセイヴァーには賛成だ。こいつを倒すのは九重とも同意したことだぜ』
  雪緒  : 『んー。別に倒さなくても尾砥の宿命が終わればいいんでしょ?』
  ランサー: 『まあそうだけど、コイツが暴れだしたらまずいぞ。セイヴァーのせいでおとなしいだけだろうし』
  雪緒  : 『っていうか単純に訊くことがまだあるだけとも言うけど』         「まあまあ、どうなるかまだ分かんないから」>とセイヴァーに。
  GM  : 亜弓「おいおいおいおい、ここに来て雪緒が敵に回るとかは勘弁だぞ?」
  ランサー: 「すまんアーチャー、ちょっとだけ待ってくれ。なんか大事なことらしい」
  GM  : 亜弓「おう、空気読んで黙ってる。こっちとしても思う所はあるしな」
  ランサー: 「あたしの機織りとしての誇りにかけて、あの狐はなんとかするから、そんな心配するな」
  雪緒  : 「えーっと面倒になる前に申し訳ないですけどどんどん質問しますね」
  GM  : 禍狐『応える義理は無いのだがな』         ふぅ、と既に面倒そうにため息。
  雪緒  : 「すみませんお手数かけます。          まず直近のことからかな…その枷が封印だったみたいですけど、やっぱ自力で解いたんですか?」
  GM  : 禍狐『此れか。今し方、其処な蜘蛛が屠った屍めが切り捨てたものだ。お陰で瘴気が噴き出して迷惑している』         鎖は鋭利な刃物で切り裂いたような状態で壊されています。
  雪緒  : 「うん…迷惑? 瘴気が出ないようにしてた…ってこと、ですよね、そう言うことは」
  GM  : 禍狐『只でさえ、吾が喰らう以上の霊気が霊穴から漏れつつある。            其処へ来て何処からか瘴気が霊脈を通り、今やこの地は穢れに満ちている』
  ランサー: 何だやっぱりマフラーが嘘ついてたじゃん。
  雪緒  : 嘘はついてないんじゃないかなー。誤解される言い方をしただけで。
  GM  : 禍狐『吾を縛る枷が蓋の役目をしておったが、それももう無い。こうして端から吸収しているが、もはや食傷気味だ』         はぁ、と吐いた吐息から、目でみて分かる程の瘴気が漏れ出しています。
  ランサー: なんであの殺人鬼はそんなことしたんだろ。
  雪緒  : うん?瘴気は禍孤からじゃなくてどこからともなく出てきてる、ってことだよね。
  ランサー: 地面から出てるんじゃね? れいけつから出てるって言ってるな。
  GM  : 今まで霊気が出ていた穴から瘴気が噴き出してきたという感じですね。         瘴気自体は禍狐にとって御馳走ではありますが、正直食い過ぎでポンポン痛い状態という。
  ランサー: その瘴気がどこから来てるかってことか? そんなん大聖杯しかなくね?
  雪緒  : デスよねー
  GM  : 禍狐『瘴気の原因は分からんが、吾が瘴気を溜めこんでいるのも事実。            其れが故に人の子が吾を退治に来るのなら致し方無い事と思うていたが』
  雪緒  : 「というか少なくとも禍狐様を倒そうが倒すまいが瘴気の原因は突き止めないといけないってことじゃん?」
  GM  : 禍狐『然り。とはいえ、其れは人の子の成すべきこと。死すべき吾には関わりのないことだ』
  雪緒  : 「まあ…ひとまず置いといて問題点その1発覚、っと」
  ランサー: 九重のコメントを求める。とりあえず狐倒してから考えるとか。
  雪緒  : なんとなく頭がショートしてそうな気がしないでもない。私だってショート寸前である。
  ランサー: 「今の話どう思う? ただの命乞いだと思うか?」
  GM  : 九重「う、ウチに聞かれても……とりあえず、狐さえ退治すれば全部終わるとばかり」
  ランサー: この作戦の責任者はお前だ!
  GM  : 亜弓「同じ人外の身から言わせて貰うと、命乞いって感じじゃないんじゃないか?            というか、あっちはもう自分が死んだ後のことを想定して話してないか、さっきから」
  雪緒  : 「まあ私らの基本目的が退治しに来ました、だからね。でもそれだけじゃないって感じなのかな?」
  ランサー: 「ほっとくとどうなるんだ? やっぱり暴れだすのか?」
  雪緒  : 「あ、そういえば前に尾砥ちゃんがここに来た時とは何か雰囲気が違うって言ってたっけ?」         怨嗟がどうのこうのとか。
  GM  : 九重「ウチが前に来た時は、瘴気を今と同じように放ちながら、こう……恨み節のようなことをブツブツと」
  雪緒  : 「随分違うよね」
  GM  : 禍狐『恨み事の一つも言いたくはなる。            永き歳月を経て尾を砥いできたというのに、こう瘴気が多くてはまた元の黙阿弥だ』
  雪緒  : 「え、どういうことです?」
  GM  : 禍狐『そう、遠からん内に吾は只の魔獣と化すであろう。理性もない、本能のままに暴れる獣にな。            清浄な霊気と清らかな乙女の祈りが、吾を天狐へと昇華する筈であったが、今やそれを望むべくもない』
  ランサー: 全然浄化されてない! しかもそんな話は聞いたことがなかった。
  GM  : 徐々に浄化されていたのが瘴気の影響でまた昔の禍狐に戻ったんですよ。
  雪緒  : 「えーっと…?」(尾砥ちゃんを見る。そういう話だったっけ?)
  GM  : ぶんぶんぶん、と首を横に振る九重。         九重側からしてみれば、狐の花嫁は単純に生贄であり、禍狐が外へ出ないようにするための頸木でしかありませんでした。         少なくとも、そういう認識で居たから九重は自分を最後と思い、禍狐討伐を思い至ったのです。
  雪緒  : 「じゃ、じゃあ仮に瘴気の原因がなくなったら?」
  GM  : 禍狐『地脈を正常に戻す作業も必要であろうが、もう百年もせず天狐へと昇華できるであろう』
  ランサー: なげえ!
  GM  : 禍狐『そう在れば、古よりの盟約に従い自然と吾はこの地を守護する勤めになったであろうな』
  ランサー: 100年って九重にも贄になれってことじゃね?
  雪緒  : まあ、尾砥ちゃんが思ってた贄とはまた違う意味だけど。
  GM  : 少なくとも、現状の瘴気をどうにかする必要がありますからね。         これが綺麗サッパリ消えるくらいのことが無ければ九重は必要とされます。
  ランサー: でも狐を滅ぼせば九重は生還できるんだろ?(ほろぼすは)
  GM  : 逆に言えば、この瘴気が発生しさえしなければ九重の代になる前に天狐へ昇華していた筈だったのですが。
  雪緒  : えー。この瘴気ずっと前から出てたん?
  ランサー: 何年前から吹き出してるんだよ。
  GM  : 大体、60年前くらいからでしょうか(笑)
  雪緒  : や、やっぱりー!?
  ランサー: なんでだろう……大聖杯って普通、魔力を溜め込むもんだぞ。なんで吹き出してるんだ。逆だろ。
  雪緒  : 聖杯を建造した途端「突然瘴気が発生した」ってことなのかな。
  ランサー: まあとにかく瘴気の原因が大聖杯なら、大聖杯を排除すればしょうきは消えるって認識でいいんじゃね。
  雪緒  : 正確には時聖杯かね。