第一次霞足聖杯戦争8日目 深夜パート2

8日目 深夜 北部地区/尾砥神社・封印の間


  GM  : ちょっと空きましたが、前回の流れを覚えていますか?
  雪緒  : 怨霊が出てきたりとかいろいろあったけど禍狐が復活してそうだから急ごうねって感じだったかな。
  ランサー: 洞窟に行ったら奇襲を受けた。
  GM  : まあ、概ね覚えているようで何よりです。         復活しているようならこうしちゃいられん、はよせなはよせな、とばかりに急いで封印の間に向かった所でしたね。
  雪緒  : 急いででも焦らないボスケテ的な感じで。
  GM  : ボス 決して走らず 急いで歩いてきて そして早く僕らを 助けて。
  ランサー: 礼装は起動した。
  GM  : では、奇襲に気をつけながら可能な限り急いで階段を駆け下り、封印の間へ。         そこは、鍾乳洞を思わせる自然洞窟のようであり、およそ体育館ほどの広さを誇る巨大洞窟でありました。         整地された地面は平たく、ドーム状の天井からはつららのように石柱が立ち並ぶ、         こんな場所でなければ観光名所にでもなったであろう荘厳な雰囲気。         そのドームのおよそ中央に、それは居ました。         おおよそ、その大きさは目算で数十メートル、いえ、長い尻尾がそう見えるだけで実際は十メートルもないかもしれません。         しかし、それであっても既存の動物のカテゴリーからは逸脱した巨大な体躯を持った、         細く引き締まった痩躯と、反比例するようにふさふさの九本の尻尾。
  ランサー: なんかいるー!
  雪緒  : 説明不要!?
  GM  : その姿を見ただけで、それがこの世の物では無いと即座に分かる目に見える神秘。         存在そのものが規格外、現代に残された神域、生きた幻想、すなわち――――幻想種。         それは、まるで鋭い刃物で切断されたかのような大きな鎖を敷物にするように踏みしだき、         ふてぶてしくも身体を丸くさせてまどろんでいました。         九重「ッ!? やっぱり、封印が解けてる!」
  ランサー: 「でも寝てるのか?」
  雪緒  : 「封印を破るだけでいっぱいいっぱいだったのかな」
  GM  : 亜弓「といっても、野生動物みたいなものだから、気づいてないってことはないと思うぞ」         その言葉に応えるように、地面から、雨後の筍のようにザワザワと白骨した手足が湧き出してきます。
  ランサー: 「さっき奇襲してきたのはなんなんだ?」
  GM  : その数はかつてアフロが連れていたゾンビ軍団をもしのぐ数百という幽鬼の群れ、         瞬く間に場を埋め尽くしたそれは、生者を恨むように虚ろな眼窩で雪緒さん達を見つめてきます。
  雪緒  : 「…やっぱライダーの言ってたのはこれのことなのかな」
  GM  : 亜弓「さながら、親衛隊ってところか? 禍狐を守ってるように見えるが」         九重「どっちにしろ、やるしかあらへん。邪魔するなら、調伏していくまでや」
  ランサー: 「うし。じゃあいこうぜ!」
  GM  : ???「さっそくはじめるんだよー」
  雪緒  : うん?
  ランサー: 「あん?」
  GM  : 間延びしたような声は、既に何度か聞いた子供の声。
  ランサー: セイヴァー?
  GM  : その存在がすべからく正しくあるべし、秩序/善の権化、セイヴァー。         まるで最初からその場に居たかのように、狐を中心とした死者軍団と雪緒さんたちの中央地点に出現します。
  雪緒  : よく考えるとまだ1回しか会ってないなぁ。
  ランサー: 「てめえなにしにきやがった! 邪魔するならえーとぶっとばすぞ!」
  GM  : セイヴァー「マスターにいわれてきたんだよ。じゃまになるかはわからないんだよ」
  ランサー: 「さては例の結界をつかう気だな!」
  雪緒  : 「お久しぶり、何しに来たかは言えないってこと?」
  ランサー: あいつもついでにやっつけちゃおうぜー
  GM  : セイヴァー「わたしはただしいことをしにきたんだよ。               そのきつねはただしくないから、たいじするのをじゃまはしないんだよ」
  雪緒  : 「正しいって、何が正しいの?」
  GM  : セイヴァー「ただしいのはわたし。このよすべてのぜんをつかさどる、ぜったいせいぎ。               さだめられたかんぜんなるぜん。じゅんすいちつじょになるべきもの。               だから、ここにぜんあくのこんげんたるをていぎするんだよ」
  雪緒  : え、もしかして広島にある自動車メーカーなの、この子。
  GM  : (検索中)……ああ、マツダって、そういう由来だったんですね、知らなかった(笑)         ともあれ、そう言うとセイヴァーは革張りの書を取り出すと宣言します。         『善悪の根源たるを記す(アヴェスター・ロック)』――と。 『善悪の根源たるを記す(アヴェスター・ロック)』 宝具ランク:EX 種類区分:結界 発動区分:継続 対象区分:対軍  消費MP:9 ダイスボーナス:+7 結界MP:24 プラス効果:  『魔力消去』  『破壊不能』  『HP上限削減』(解除法:ダメージを与えた存在による治癒、または存在の死亡)  『ステータス隠し』 マイナス効果:  『単独使用』  『解除喪失』(HP上限削減を自分から解除する場合、この装備を破却する必要がある)  『防具装備不可』  『使用制限・悪/善』(場に善と悪が存在しない場合は使用できない) 設定:  ゾロアスター教の経典であり教え、全てを定義する最初の言葉。  悪心を打ち払う為に戦う事を肯定する善の威であり、悪の否定。  『混合』する善悪を『分離』することが出来たものだけが拝謁を許される。  内なる悪を捨てる為には身を削り、善の心だけがそれを癒すことができる。   ランサー: やっぱり使うんじゃないか!
  GM  : この場は全て善なる結界に支配され、悪を駆逐するその時まで戦いは終わる事は無い。         ちなみに魔力消去結界ですので、この結界内でMPを消費するタイプの技は使用不能です。         解除するつもりならばセイヴァーを駆逐することです。
  雪緒  : えーっと…今少々ややこしいことになってるのですが、礼装についてる無窮の英知の扱いはどうなるんでしょうか。
  ランサー: じゃああたしの礼装も使用不能?
  GM  : 礼装に付いた効果は礼装を使用しないと使えなかった記憶があります。
  雪緒  : ちょうやばい。
  GM  : 例えば武器礼装を武器として使うことは可能ですが、MPを消費する単発効果やプラス効果は使用不能になります。         まぁ、使用できないのでマイナス効果も適応されませんのでご安心を。
  雪緒  : あんまり意味ないけどね。
  GM  : 雪緒さんだったら、黄金天秤を防具として防御力は使用できますよ、ダイスボーナスとか付けるのは無理ですが。
  ランサー: よくわからないけど、あたしの『針』やモイライはどうなるの?
  GM  : 針は常時消費型だから問題ないんじゃないですかね、ただモイライのMP消費して対軍解放はできません。         同じように、この結界内ではアラクネーを解放することもできません。         まぁ、使用に新たにMPを消費する礼装や宝具は全て使用不能と思ってください。
  ランサー: せっかく作ったべるれフォーンも使えない!
  GM  : セイヴァーを先に倒せば使えるようになりますよ(笑)
  雪緒  : 実は自己封印だけは例外、らしい。
  ランサー: とりあえずモイライは針に付けたフレイルとして、べるれフォーンは腕と脚のガントレットとして装備しておくな。
  GM  : また、この結界内では魔術・魔力に関するスキルの使用も出来なくなるため、魔眼の類も使えなくなりますね。
  ランサー: 魔術も使えないの?
  GM  : 魔力の流れを打ち消すという効果なので、魔術を使用することもできません。
  ランサー: やっぱりセイヴァーを殺そう!         「礼装が閉じた!? やっぱり邪魔しに来たんじゃねえか、てめえ!」
  GM  : セイヴァー「じゃまじゃないんだよ。わたしはただしいことをしにきたんだから」
  ランサー: 「ゆきお、あいつからぶっ飛ばそう!」
  雪緒  : 「やっぱそうなるのかな…」
  ランサー: 「これが邪魔じゃなきゃなんだってんだ、ばーかばーか」
  雪緒  : そういえば念話とかってできるのかな。
  GM  : 念話を中継する魔力がないので届きません。         さて、そうやって大騒ぎをしていると、スケルトン軍団の中から一際新しめの骨がずずい、と前にでてきます。         Yシャツにジーンズというラフな格好で、手に赤い刀身のナイフを装備しています。
  ランサー: とりあえずあたしはセイヴァーに殺意満々。
  GM  : 状況は三つ巴、雪緒さん達、狐と骨、セイヴァーが三角形を描くように布陣しています。
  雪緒  : 「や、この状態はびっくりするくらい何もできないね」
  GM  : 九重「田中さん、ウチの後ろに。これでもウチは魔術より肉弾戦の方が得意なんです」
  雪緒  : 「知ってた。……という冗談は置いといて、頼んだよ」
  GM  : 亜弓「胸張って言う事じゃないよな、腐っても御三家が」
  ランサー: 「アーチャーは何かできるのか?」
  GM  : 亜弓「……まぁ、オレもこの状況じゃ役立たずなんだけどさ」
  ランサー: できないのか。
  GM  : 亜弓「十二神将を先に展開していたら違ったんだが、今のオレじゃあ盾になるくらいしかできないな」
  雪緒  : あーえーっと、令呪も使えないんだっけ?
  GM  : 令呪による奇跡は既存の宝具を場合によって上回ります、ので使うことは可能だと思いますよ。
  雪緒  : ふむふむ。
  GM  : まぁ、九重は既に令呪を使いきっていますので、残る手札は雪緒さんの分だけですが。
  GM  : それでは存分に作戦会議をどうぞ、それが済んだらイニシアチブを宣言して戦闘を開始します。
  ランサー: とりあえず案としては、令呪で『BSの遮断』をすれば、あたしはまともに戦えるようになるかも?
  GM  : なるほど、確かにそういう使い方もありですね。
  ランサー: あと一旦結界の外に出れば、アーチャーは召喚できるのかな。それならアーチャーだけ離脱する手もある。
  雪緒  : 対軍だから戦闘エリアを1回区切ればいいんだよね。         あと自己封印は魔力消去中でも開封可能と書いてあるので。
  GM  : ダーっと石段を駆けあがって、外で召喚して、急いで戻ってくれば、できないこともありません(笑)
  雪緒  : 魔力消去ってこっちに効いてるだけじゃないよね。
  GM  : もちろん、狐と骨にも効果がありますよ、セイヴァーには効いてませんが。         あくまで敵の味方ではなく、セイヴァーは第三勢力ですから。
  雪緒  : うい。ならあのナイフって攻撃力が高いだけ、でいいのかな。
  GM  : まぁ、善弥さんの恐ろしいところは武術でチャージとか防護点無視してくるところですから。         チャージは使えませんけどね。
  雪緒  : そうだ、ランちゃんは現在防御ダイスどれくらい振れるの?
  ランサー: うん。26個かな。こっちも相手も封じられてるなら、まあ互角じゃね?
  雪緒  : そうだね。ランちゃんは防御専念かな。
  ランサー: 問題は雪緒に何ができるか。
  雪緒  : 何もできないねー。
  GM  : 魔術師にとって致命的ですからね、この魔力消去というものは。
  雪緒  : いやまあないってことはないんだけど、この状況だと。
  ランサー: なんかあるのか?
  雪緒  : 蔵知の司書が使えるようになったよ!(笑)
  ランサー: だからどうしたんだよ(笑)
  雪緒  : という冗談は置いといて。何のことはない、事前に判定通しておいてよかったね、っていう話。
  ランサー: とりあえずこの場に『悪』がいなくなれば結界は解除されるみたいだけど         それってどう考えても狐一派だよな。
  雪緒  : うん。ひとまず、最初は防御に徹するしかないね。
  ランサー: とりあえず様子見で戦ってみるって感じか。
  雪緒  : 一つ問題があるとすれば、尾砥ちゃんは防御優先を取れないってことだね
  GM  : この場から善を一掃することでも結界は解除されますよ?(笑)
  雪緒  : セイヴァー倒せってことじゃない(笑)
  ランサー: ほんとどうしようもなかったら令呪で制限解除してセイヴァーを殴ろう!         アーチャーは一旦離脱する?
  雪緒  : そこがなー。ちょっと悩むね。あ、いやちょっと待って。
  ランサー: なんだ?
  雪緒  : 亜弓さんのトループ宝具は継続なのかな。
  GM  : 十二神将ですか? というか、トループは基本的に継続だと思いますが(笑)         単発トループとか、扱いにくい!(笑)
  雪緒  : ということは、冒頭宣言じゃないと呼べない?それとも手番消費で呼び出せる?
  ランサー: 結界の外まで走って、召喚して、また走って戻ってくるんだろ。         できるだけ急いでって注文すればそれでいいんじゃね?
  GM  : 1ターン目に外へ移動して、2ターン目の頭に召喚して戻ってくる。         カバーや防御判定はともかく、手番として動けるのは3ターン目からになりますね。
  雪緒  : 冒頭宣言で離脱はできるんじゃないのかな。
  ランサー: まあどっちにしろ1ターンは走るんだろう。
  GM  : そうか、じゃあ1ターン目の冒頭宣言で離脱、メイン行動で召喚、2ターン目に戻ってきて……         ……やっぱり行動するのは3ターン目からですね(笑)
  雪緒  : 前述だと「2ターン目で召喚して戻ってくる」になってるんだけど(笑)
  GM  : 2ターン目の冒頭宣言で召喚して、メイン行動で戻ってくる、だったんです。         離脱はともかく、冒頭宣言で戻ってくるのは無理でしょう(笑)
  雪緒  : トループの行動値って聞いていい?
  GM  : 十二神将ですよね、12です。
  雪緒  : そうだ、ランちゃんも一緒に離脱すれば1手縮まるよ。
  ランサー: いやいやあたしも離脱してどうするんだよ。
  雪緒  : 仕切り直しはどうかなーと思って。
  GM  : アーチャーとランサーが離脱した場合、その場にマスターだけが取り残されることに(笑)
  ランサー: 却下却下。アーチャーはたまには走らせよう、太るし!
  GM  : おい(笑)
  雪緒  : そういう問題なの!?(笑)
  ランサー: で、誰を殴る? 誰を優先して殴る?ってことなんだけど。
  雪緒  : じゃあ亜弓さん単独で一度離脱してもらって、召喚してもらってすぐに戻ってきてもらおう。         そっちで何があってもトループさんがいれば一撃くらいは何とかなるでしょ(笑)
  GM  : 何かあるみたいに言わないでください(笑)         なお、攻撃対象ですが、善弥のみピンで、骨軍団と狐は同一グループと思ってください。         ですので、善弥(故)、狐&骨、セイヴァー、の三者が攻撃対象ですね。
  ランサー: セイヴァーと狐軍団どっち殴る?
  雪緒  : うーん。わたしの真名看破の結果次第で、SAN値の減らない桐崎さんかせっちゃんでいいんじゃないかな。
  ランサー: どっちなんだよ!>セイヴァーと殺人鬼
  GM  : 一応言っておきますが、魔力消去は狐の行動も縛っていることをお忘れなく(笑)
  ランサー: 正直礼装なしでセイヴァーに届く気はしないけど、腹は立つから殴りたい。
  雪緒  : だから真名看破の結果見てから考えてもいいんじゃない?
  ランサー: そうだな。じゃあそれでいこう。作戦決定!         「とりあえずアーチャーは離脱しろ。ここはあたしと九重で食い止めるから、トループ連れて戻って来い」
  GM  : 亜弓「まぁ、順当か。結界の外なら十二神将が呼べるしな。わかった、直ぐに戻ってくるから」
  雪緒  : 「私は割とイチバチだけどやることあるから」
  GM  : 九重「ほなら、ウチとランサーが守りの要っちゅうことでええんですね? あえて、攻撃はせん方向で?」
  雪緒  : 「どう転ぶかさっぱりだからね」
  ランサー: 「戻ってくるまで時間かかるだろうからできるだけ削りたいけどな」
  雪緒  : 「あ、私ちょっとやってみることあるから、それまでちょっと守りながら待ってもらえると助かるよ」         私の性格上、まずは様子見になる(笑)
  GM  : 序盤スライム苛めである程度レベルを上げてから進むタイプですね(笑)
  雪緒  : 世界樹で、一度定番の全滅ポイントを経由したら慎重になるタイプ。
  ランサー: いやいや(笑)         じゃあそんな感じで戦闘開始するか。
  雪緒  : うん。
     VS セイヴァー VS 禍狐(with骨)&善弥(故)
  GM  : では、戦闘処理に入りましょうか、配置は以下の通りです。    配置: 雪緒+アーチャー/九重+ランサー  // セイヴァー //  善弥(故)/狐&骨   GM  : ただ、△を形成していると思ってください、雪緒さん達と狐側も隣接しているものとします。
  ランサー: あたしのIV16
  雪緒  : 私のイニシアチブは言うまでもない。
  GM  : 九重が8、アーチャーが11、善弥が17で狐が9、そしてセイヴァーが4です。
  雪緒  : 私より遅い!?    IV: 善弥、ランサー、アーチャー、狐、九重、雪緒、セイヴァー   GM  : こんな感じですね。それでは、冒頭宣言をどうぞ。
  雪緒  : まさか私よりイニシアチブの低い人が現れるとは思わなかった。
  GM  : まず、アーチャーが離脱を宣言します、この場合人数が一番多いので自動で離脱可能ですね。
  ランサー: うん。
  GM  : 亜弓「直ぐに戻ってくる、それまでやられるなよ!」         言い置いて石段を駆けあがるアーチャー。
  雪緒  : 意味はないけど防御優先で。
  ランサー: あたしは攻撃も考えてるから別に何もしない。
  GM  : 九重は通常待機、とりあえず、善弥、狐、セイヴァーも何もなし。         メイン行動に移りましょう、まずは善弥から。         しつように雪緒さんを狙いたいところですが、さっき自分で雪緒さんを後衛に配置してしまったんですよね。
  雪緒  : そりゃ後ろに下がるよ。
  ランサー: この状況じゃあ前衛の意味ないもんな。
  雪緒  : 「(うーん、こっちが何もできなくてピンチのはずだけどなぜか不思議と心がえぐれたりしないなぁ)」
  GM  : 仕方ないのでランサーを狙いましょう、邪魔じゃごらぁっ!         23an5+4an4         (ころころ……) [1,4,3,3,5,6,3,5,2,5,2,5,6,5,3,6,3,4,2,2,4,5,3]+[5,6,3,3] = 22         ランサー狙い、確定です。
  ランサー: 防御! お互いに見る影もないな…・
  GM  : 地力のみで善悪の決着を付けさせる結界ですからね。
  雪緒  : ランちゃんはまだマシだよ。
  ランサー: 26an5         (ころころ……) [6,4,3,6,1,3,1,2,5,4,6,5,4,2,5,5,5,5,5,1,6,3,4,2,1,3] = 22         あ、あたった(笑)
  GM  : すばらしい(笑)
  雪緒  : HP上限削減を忘れないでね。あと防御無視。
  ランサー: 大丈夫大丈夫。前例から考えれば元凶を倒せば解除されるから。
  雪緒  : いやあのさ。ランちゃん今HP最大値+なくなってるからね?(笑)
  ランサー: 防御無視なんてあったっけ?
  雪緒  : ああええっと、防護点無視ね。
  GM  : 武術・殺人術の効果です。差分なしってことは攻撃力のみのダメージですね。         ええと、基礎攻撃力1+蛮勇5+武術5+武器8=19点、防御無視ですね。
  ランサー: 防御力は14だけどー、無視されると基礎防御力2点だけか?
  雪緒  : うん。
  GM  : 防具によるダメージ軽減を無視する、ですからね。
  ランサー: 17点貫通!? いってえ!
  雪緒  : 今HP32だってことを忘れるなよー
  ランサー: いやHP増加は常時礼装効果だから有効。
  雪緒  : だって魔力消去でプラス効果なくなってるんでしょ?
  ランサー: それは継続宝具だけ…・じゃないの?
  雪緒  : 魔力を消費してる装備、って常時型も消費してるでしょうが(笑)
  ランサー: でも常時宝具や礼装は別にいいんじゃないですかねって曖昧な返事があったよ。
  GM  : んー、判断が難しいですね。         自己封印が魔力消去の影響を受けないのは、ようは本人の内側で解決するからだと思うんですよね。         それを考えると、『常時』の場合は大丈夫なような気もしますが。
  ランサー: というか礼装効果で『封印』してるんであって、解除された状態が通常状態とみなすからじゃないか?
  GM  : ああ、なるほど。
  ランサー: ハヤタを魔力消去したらウルトラマンが出現するみたいな。
  GM  : なんて例えだ(笑)
  雪緒  : 「MPを消費する装備」って常時型も常に消費してる状態だから駄目だという解釈。
  GM  : ふむ、そうですね、確かにその解釈が一番正しそうな気がします。
  雪緒  : え、いや、だから桐崎さんのナイフもダイスボーナスとか入ってない状態なんじゃないの?(笑)
  GM  : いえ、『勇者の力』を忘れていたので、更に5減ります(笑)
  ランサー: こっちも勇者の力を使ってるから5、へるー。
  雪緒  : 針のダイスボーナスも減るよね。         …うん、尾砥ちゃんに庇ってもらった方がいいんじゃないのかな。
  GM  : まぁ、今回の判定はそのまま徹しましょう。         次回からは常時の礼装・宝具のダイスボーナス、プラス効果もなしという裁定にしましょう。
  ランサー: えー。
  GM  : 武器としては使えますから、攻撃力は加算して大丈夫ですよ。
  ランサー: うーん……まあわかった。
  GM  : この辺はGM判断によるところが大きいんですかね、GGMに上伸すべきだろうか(笑)
  ランサー: GM判断だよ。大抵は魔力停止する対象を限定して明記する。         さておこう。
  GM  : さておきましょう。         では、ナイフがスパッ、とランサーを切り裂いた後から。         やった、初ダメージですよ、善弥さん!(笑)
  雪緒  : ふしぎふしぎ。
  GM  : 生前の攻撃は全て雪緒さんに防がれましたからね。
  ランサー: 「いってえ!」
  雪緒  : 「痛いとかそういうレベルじゃないでしょーっ!?」
  ランサー: 「雪緒、やっぱりあのセイヴァー殺そう!」
  雪緒  : 「いやうん、一応もうちょっと待ってね」
  ランサー: 次あたしだけど待機。
  GM  : そうすると、アーチャーは居ないから、狐ですね。
  雪緒  : スペック見る限りもう一つ宝具持ってそうだしなぁ。
  GM  : 使用していない宝具は真名抜いてもスペック出ませんよ?
  雪緒  : うん、いやそれはわかってるんだけどね。         追加効果の数を考えると持ってるっぽいなーって思っただけで。
  ランサー: ねえねえ、きつねの真名看破って出来ないのか?
  GM  : 狐はサーヴァントじゃありませんよ(笑)
  雪緒  : マスター看破判定は?(笑)
  GM  : まぁ、それなら可能かもしれませんが(笑)         とりあえず、狐も待機です。
  雪緒  : なんにせよ私の能力値じゃ届かないけど(笑)
  ランサー: 次は誰だ?
  GM  : 続いて、九重のターン。
  雪緒  : 尾砥ちゃんにも待機はお願いしてたよね
  GM  : 雪緒さんの判断待ちで待機しておきます。         というわけで、満を持して雪緒さんのターンです。
  雪緒  : うい。ではセイヴァーの真名看破を。判定は既に通しててよかったー。
  GM  : はい、リアル真名看破のみです。
  雪緒  : いやもう、選択肢がほとんどなくてこれ駄目だったらもうどうしようレベル。         …アフラ・マズダー、かな?
  ランサー: どうしよう
  GM  : まあ……おまけして正解です! 【原典】ゾロアスター教 【クラス】セイヴァー 【マスター】フランベルジュ・ザミュエル 【真名】スプンタ・マンユ 【性別】女 【身長・体重】148cm・38kg 【属性】秩序・善 【ランクレベル】:9「聖者」「最高位」「神起源」「」「」「」 【ステータス】筋力E− 耐久E− 敏捷E− 魔力E− 幸運E− 宝具EX ・HP:26 MP:26 IV:4 基礎攻撃力:1 基礎防御力:1 【クラス別スキル】 【固有スキル】 カリスマ:EX(16) 【装備・アイテム】 『善悪の根源たるを記す(アヴェスター・ロック)』 宝具ランク:EX 種類区分:結界 発動区分:継続 対象区分:対軍  消費MP:9 ダイスボーナス:+7 結界MP:24 プラス効果:  『魔力消去』  『破壊不能』  『HP上限削減』(解除法:ダメージを与えた存在による治癒、または存在の死亡)  『ステータス隠し』 マイナス効果:  『単独使用』  『解除喪失』(HP上限削減を自分から解除する場合、この装備を破却する必要がある)  『防具装備不可』  『使用制限・悪/善』(場に善と悪が存在しない場合は使用できない) 設定:  ゾロアスター教の経典であり教え、全てを定義する最初の言葉。  悪心を打ち払う為に戦う事を肯定する善の威であり、悪の否定。  『混合』する善悪を『分離』することが出来たものだけが拝謁を許される。  内なる悪を捨てる為には身を削り、善の心だけがそれを癒すことができる。 ? 【設定】  ゾロアスター教において世界の歴史は『創造』『混合』『分離』の三つで構成されている。  全ての始まり、あらゆる物が生まれ『創造』された世界は全てが調和された完璧な存在だった。  だが、悪神アンラ・マンユの攻撃により世界はバランスを崩し、善と悪が『混合』する時代を迎える。  善と悪の対立、そんな中、人は生まれながらに闘争の果てに悪心を打ち払うという使命を帯びていた。  そうして、悪を『分離』し、アンラ・マンユら悪神を滅ぼすことで、完全な世界が永久に続いて行く。  それこそが、ゾロアスター教の教えであり、世界の成り立ち。  その歴史において、この世に存在する全ての悪意と不幸を司る悪神アンラ・マンユと九千年に渡り戦い続ける善神が居る。  最高善の神アフラ・マズダー、アンラ・マンユの対存在であり『この世全ての善』を司ると言ってもよい存在。  それは『創造』の時代から存在し、『混合』の間戦い続け、『分離』においてアンラ・マンユを打ち払う最後の勝利者。  絶対正義とでも言うべき、あらゆる正しさの決定者。秩序という名の完全体。  彼女は、そうあるべき存在として創り上げられた。  四方を山に囲まれた拝火教(ゾロアスター教の別名)の教えを純粋に信仰する小さな共同体。  肉体を傷つけられ、全ての悪意を向けられることで「この世全ての悪」となるべく呪われた青年がいる一方で。  あらゆる善意と信仰のみを糧に「常に正しく在れ」と純粋に祈りを捧げられた少女が存在する。  完璧な教育と思想誘導により、清廉さと潔癖さ、正の方向への情動のみを与えられ、望めば全てが手に入るなに不自由のない生活。  そこに存在するだけで「正しい」ことになる絶対正義、純粋秩序の担い手。  善悪の対立を穢れることのない善性で導き、分離の際には頂点に立つ指導者。  そうあるべしという願い、祈りのままに創造された人としてのアフラ・マズダー。  別名を、アンラ・マンユの対存在、この世全ての善、スプンタ・マンユと呼んだ。   GM  : というわけで、皆大好きアンリ・マユの対存在、スプンタ・マンユです。
  雪緒  : 第一次は大変だったなー。
  ランサー: あれ全然ハズレ?
  GM  : スプンタ・マンユとアフラ・マズダーは同一存在と言われているのでおまけして正解としました。
  雪緒  : 確か後年に於いてスプンタ・マンユはアフラ・マズダーとほぼ同一視されるようになったんだよね。
  GM  : ええ、諸説あるんですが基本的に同じものと判断して構いません、ようはゾロアスター教の善神のトップです。
  雪緒  : ちなみにマツダ自動車の英語表記は「MAZDA」で、アフラ・マズダーと一緒なので、         おかげでそっちの方の国では受けがいいらしいです。
  GM  : もちろん、そんな存在は神霊……というかもうそういう枠を越えた神ですから、         本来ならばサーヴァントとして召喚するなんて不可能です。
  ランサー: 率直に言って戦闘能力は0だな。
  GM  : 見たまんまです。
  雪緒  : と言ってももう一つの宝具が詳細不明だからなぁ。
  GM  : そこら辺は、まぁお約束という奴ですね。
  雪緒  : 「なんというか、まあ、なんであなたここにいるのってレベルね…」         と、せっちゃんを見ながら。
  GM  : セイヴァー「それはひとびとがわたしのこうりんをねがったからだよ。               わたしはつねにただしくあれというねがいをおっているんだから」
  ランサー: 「どうだ、雪緒。倒せそうか?」
  雪緒  : 「パッと見はね。でも、『…って思うじゃん?』って後に続きそうな気がしてならないよ」
  GM  : 知ったら知ったで、どうしようか、って話ですよね。
  雪緒  : 「具体的に言うともう一つありそうな宝具が、なんか怖い」
  ランサー: 「とりあえず殴れるなら追い払おう。礼装に頼ってるのはこっちのほうが大きいだからかなり不利になってるし」
  GM  : とりあえず、次はそのセイヴァーなわけですが、それとも待機組が先に動きます?
  雪緒  : まあなんだ、一度ゲームオーバー覚悟で攻撃仕掛けた方がいいんだろうか(笑)
  ランサー: 殴ろう殴ろう。
  雪緒  : 尾砥ちゃんは桐崎さんに攻撃でいいかな。確かカウンターはないし。
  ランサー: 「とりあえず死ねえ!」         ってセイヴァーに針で攻撃する。
  GM  : はい、では判定どうぞ。
  ランサー: 15an5+5an5         (ころころ……) [6,2,6,5,6,2,3,6,5,3,4,6,6,6,5]+[4,1,5,2,3] = 13         うわあひどい。
  GM  : ふむふむ、13ですね?
  雪緒  : まあそれで通すしかないんじゃないかな…
  ランサー: 13で。それにしたって6ですぎだ。
  GM  : はい、ではFP7消費して14です。
  ランサー: いきなり!?
  雪緒  : FP?
  ランサー: FPバースト。FPを消費して達成値を消費する         FPってのはキャラクターを作るときに使ってるポイントな。
  雪緒  : てっきりEX結界のダイスボーナスをMP消費して倍加したのかと思ったけど違うんだね。         ということはもう一つの宝具の方かぁ。
  ランサー: ともあれよけられた。進めよう。         「なんだ、今どうやってかわした!」
  GM  : セイヴァー「わたしはただしいんだよ。だから、わたしのおこないもただしいの」
  雪緒  : 「そのとき ふしぎなことが おこった?」
  ランサー: まあこのセイヴァーを殴れば殴るだけ相手は弱っていくってことだ!
  GM  : まぁ、FPは消費する分、回復しませんからね。
  ランサー: つぎ、九重の行動。
  GM  : はい、では九重は善弥(故)を殴ります。         あー、そうかこっちも「勇者の力」が消えるんですね(笑)
  雪緒  : ですね。
  GM  : 20an4         (ころころ……) [4,5,1,4,2,4,5,3,4,1,4,2,2,5,4,3,3,4,5,4] = 16         思いのほか弱体化が激しい。         15an5+8an4 善弥防御         (ころころ……) [5,1,5,6,2,6,6,6,3,1,6,5,3,1,6]+[1,1,1,1,1,1,5,5] = 15         ぎゃー!
  雪緒  : あっるぇー?
  GM  : 差分1で九重の攻撃力が16=17点、善弥の防御力が8ですから9点ダメージ! 地味に痛い!         九重「だっしゃらぁー!」
  雪緒  : これが…人間の戦い…!
  GM  : 手に札をグルグルとテーピングのように巻きつけ、そのままナイフを恐れることなく骨善弥の顔面を殴り付けます。
  雪緒  : (身長差的に顔面攻撃とかすごいと思った)
  GM  : 九重「骨人間がなんぼのもんや、こちとら神社の娘や! 調伏したる!」         そう啖呵を切る九重は、とても魔術師には思えなかったそうな。
  雪緒  : 「…ああうんわかった、物言わぬ骨になっただけですっごい気が楽だわ」(注:普通逆です)
  GM  : そこまでトラウマだったんですね(笑)         さておき、待機していた狐も、セイヴァーも特に動くことはありませんので、これで1ラウンド目を終了とします。