第一次霞足聖杯戦争7日目 夜パート2
雪緒 : 問題は何もプランがないということだが(笑)
GM : ノープランは問題以前だと思いますが(笑)
雪緒 : 月詠タワーのことを思い出すわ(笑)
GM : 今思い返すと月詠タワーはよく無事に乗り越えられたものです(笑)
ランサー: それはそれとしてプランを整理しようか。 こっちとしてはアサシンを殺すのに集約すると思ってるけど。
GM : 実に分かりやすいプランですね。
ランサー: ガラテアと処女受胎の両方に死亡がついてるのがややこしい。 まずアサシンの宝具を使って状況を打開することを基点とします
GM : そうですね、それは想定内です。
ランサー: そして一体何を盗むのかだけど、まあ処女受胎だろう。 ただ、アサシンが処女受胎を盗むと一体どういう状態になるのかが不明。
GM : なるほど。
ランサー: そしてその状態でキャスターを倒すと、ガラテアを装備しているノエルも死ぬのか、ということ。 以上の二点がわからなかったので、仮に立てたプランは [処女受胎を盗んだあと、ノエルとアサシンを引き離して結界の範囲外に出したあと、キャスターを倒す] という感じだった。こんなかんじでいい?
雪緒 : 結界から引き離してもダメだって伝えなかったっけ。
ランサー: あれ、そうだっけ?
GM : より正確には、ガラテアUを起動状態で強制的に結界を破棄するような事があるとノエルは死ぬ、ですね。
雪緒 : あ、そうだそうだ。令呪を使えるのはあくまでノエルさんですよね。
GM : ええ、それは間違いありません。
ランサー: 結界の範囲外にでると、ガラテアはオフにならないの?
GM : ええと、説明のこの部分ですね。 ピグマリオン・シンドロームの特性、通常武器宝具化を利用した宝具。 つまりは肉体その物を結界の効果でドレスに変換している為、発動中に宝具化が解けると肉体が崩壊し死亡する。 GM : 使用制限:ピグマリオン・シンドロームの中でしか顕現できない。 というのは発動できない、ではなく存在できないという意味です。 なので、ガラテアUを発動中にノエルを強制的に結界外に出すと宝具が消滅して死亡します。
雪緒 : これってつまりガラテアを起動する前ならOKってこと?
GM : まぁ、ありていに言ってしまうと、そうですね。
ランサー: じゃあ戦闘始まる前にケリをつけないといけないってことになる?
雪緒 : それも一つの手かな。 あとはなー…プランとは直接関係ないけど、亜弓さんを回収するタイミングも重要だよね。 回収してからもたもたしてると居場所を掴まれて狙撃でドカーンされちゃうから。
ランサー: とりあえずプランのあとでいいんじゃないかな。タイミング的にはいつでも出来るんだし。
雪緒 : うん。
ランサー: 奇襲に全てをかけるなら・・・・・・ アサシン単独で基地に潜入して、いきなり処女受胎を奪う。 即座に令呪でフルボッコ地点にアサシンを転送して、フルボッコにする。
雪緒 : そうそう、トールギスの陣地殺しって、陣地に入ったら陣地全域に対して有効なのかな?
ランサー: GM裁定しだい。少なくともその「戦場」には効果はあるはずだけど。
GM : 陣地全体というイメージでしたけど。
雪緒 : ふむふむ。じゃあトールギス使ったら即座にばれちゃうね。
ランサー: でも相手の陣地効果を削る意味はある。 いやだめか。相手に警戒させたらまずいんだしな。 ともあれ、単独潜入奇襲攻撃がプラン1でいい?
雪緒 : うん。
ランサー: プラン2はなにかある?
雪緒 : んー…処女受胎って憑依解除しても起動したままだよね。
GM : 普通はそうです。 言うなれば、今の処女受胎はキャスター本体であり、最後に触った人が依代になる病原体みたいなものです。
ランサー: やっぱりアサシン=キャスターになるんだ。 その宝具捨てれないの? 幻想破壊しようぜ!
GM : 幻想破壊する場合、所持者=憑依者ということになりますので、幻想破壊した人が破壊時に死亡します。
雪緒 : あと憑依って抵抗できないの?
GM : 起動時でしたら判定なしで抵抗できましたよ、ノエルは抵抗しませんでしたけど。 アサシンに抵抗しろというのはステータス的に無茶な指令ですが(笑)
ランサー: やっぱりアサシンに死んでもらうプランになるんだな。
雪緒 : どのくらい無理ゲーなの?
GM : アサシンの魔術判定は6an3+8an4です。
雪緒 : 目標値は?
GM : キャスターとの対抗判定になりますので、状況にもよりますが最高で20ですね。
雪緒 : 支援をあらかじめ貰っておけば無理ではない範囲かな。
GM : ただ、あくまでキャスターはキャスターですので、令呪が効くことをお忘れなく。
ランサー: プラン2.気にせずノエルをぶっ倒す。
GM : そして、敢えて言わなかったことを言っていいでしょうか?
ランサー: なに?
雪緒 : なんでしょう。
GM : まさしく、ランサーのプラン2な訳ですが、九重やアサシン等からしたら、ノエルを助ける為に、 あえて労力を使う必要性を感じていないのですが、その辺りはどう説得するんです? ようは、ノエル=キャスターを倒すだけなら難しい事を考えずとも手はなくもないわけですし、 それこそガラテアUを発動中に結界を破壊すれば自動でノエルは死にますから。
ランサー: そうだよな。逆に言うと倒す手段がたくさんあることになる。しかも代わりにアサシンに死ねって話だぜ?
GM : ええ、敵の代わりに味方に死ねというのは、理由もなく納得はできない作戦ですよね。
雪緒 : あまりアサシンさん死なせる前提にはしたくなかったけどね。
ランサー: アサシンを死なせないためには令呪どれだけ必要になるんだ?
GM : それこそ令呪をどういう使い方をするかによりますね。 そして、その際にノエルが敵として顕在ならノエルも抵抗に令呪を使う可能性があることを忘れずに。
ランサー: こっちが持ってるのが全部で4画。一画はアーチャー呼び出すのに使うとして残り3画。
雪緒 : いかに令呪を削るかって話ですね。
ランサー: でも戦闘に入る前に勝負をかけるはなしなんじゃね? 削るもなにも。
GM : アサシンにノエルの警戒網を突破させるなら、ダイス目に恵まれるか、 それこそブーストの意味で令呪を切らせる必要があるでしょう。
ランサー: 結局、アサシンとノエルどっちをとるかって話になると思うよ。 まあ、アサシンにやらせるなら、はじめを人質にとってだな・・・(笑)
雪緒 : おい(笑)
ランサー: 同意が得られないならそういうことになるよ。
GM : 英二にしろ九重にしろ雪緒さんには借りも恩もありますので、誠意を持って話せば従ってくれるとは思いますが。 逆にいうと、雪緒さんは何故ノエルを生かしたがるのか、という問題ですね。
雪緒 : まあひとまず置いておこう。一応正面から殴り合うプランもあるし。
GM : 正面から殴り合うにしろ、英二や九重、アサシンとアーチャーをどう配置するかとか色々ありますね。 あ、雄山はエキストラなので戦場に出したら死にますんでお留守番です。
雪緒 : わかってるよ(笑) そうそう。尾砥ちゃんってノエルさんの素撃ち余裕で耐えられる?
GM : 素打ちってガラテア込みですか?
雪緒 : もちろん。
GM : 切り札を切れば出目次第で勝つ見込みもあります、負けても二、三発は耐えられますね。 多重詠唱が来るときっついですが(笑)
雪緒 : 普通誰でもきついよ(笑)
ランサー: しかしノエルに関しては因果が完結してるから、今のところ普通に開放するには殺すしかないな。 ノエルはキャスターに記憶を消されてるから抵抗するのに、キャスターを倒さないと記憶が戻らないんだから。
GM : いい方法がありますよ、誠心誠意心を尽くして雪緒さんがノエルを説得して寝返らせれば、 令呪でキャスターを合法的に排除できます、確率は一番低いと思っていますが。
ランサー: だからそれは因果がとじてるんだよ! キャスターを排除しないと説得できないんじゃないか。
雪緒 : そもそもキャスターを倒せば記憶が戻るという保証がないことに気付いた。
ランサー: とりあえず色々考えてみたけれど・・・・・・ アサシンにもノエルにも肩入れしないで客観的に見た場合、ノエルを倒したほうがマシだと思うぜ。
雪緒 : いっそのこと奇襲で一撃で気絶させるプランにするか。
GM : 気絶させられなかった時に詰みませんか、それ(笑)
ランサー: そういえば気絶するの?
雪緒 : するみたい。
GM : はい、基本はサーヴァントに準じますが肉体を持っているので気絶します、用は疑似受肉みたいなものですからね。
ランサー: あ、そうなんだ。するんだ・・・・・・じゃあ普通に倒してから、ガラテアを解除したあとに処女受胎奪えば?
雪緒 : まあそれが一番無難になるよね…
GM : その処女受胎の処理はどうするのかという点に戻るわけですが(笑)
ランサー: それについては問題ない……と思う。
雪緒 : 少なくとも気絶させれば令呪を切られないわけで。
ランサー: 気絶してれば支援もできない。一方、アサシンは十分支援を受けられる。 支援行動も……まあはじめが頑張ればいいんじゃね(投げやり)
GM : なんという(笑)
ランサー: じゃあ普通に倒す段取りを考えるか。
雪緒 : うん。
ランサー: まあ別にあたしと雪緒だけでいいんじゃね。
雪緒 : まあ直接当たるのは私らだけの方がいい。 …なんかおかしい気がするけど気にしないようにしよう。
GM : では、その間は九重は九重でサポートに動くということでよろしいでしょうか?
ランサー: っていうかアーチャーの確保は九重の仕事じゃね? まあ強いて言うならトループをひきつけておいてくれよ。あと戦車とか。
雪緒 : うん。あ、あとさ。
GM : はいな。
雪緒 : 陣地破壊は…やっぱやめたほうがいいよね(笑)
GM : 陣地爆破ですか?(笑)
ランサー: 爆破っていうか破壊だね。
雪緒 : 陣地破壊すれば、狙撃砲は使えなくなるから。
GM : 前回雪緒さんがやったような技術的な陣地破壊は、既に完成した陣地ですと三回判定が必要になります。 戦闘中はノエルが魔術的な防御・抵抗ができないと考えても3ラウンド掛かりますね。 物理的な陣地破壊でしたら、必要なのは単純に破壊力なんで一度で済みますが。
ランサー: じゃあ単純な破壊で。
GM : まぁ、そっちの方が楽ではありますね。
雪緒 : …この場合大惨事になるのが問題か。
GM : 少なくとも秘匿はアレなことになりますね、今更っちゃあ今更ですが。
ランサー: どっちにしろ大惨事になるよ。
雪緒 : まあある意味、第三倉庫ひとつで済むと考えればいいか…いいかって良くないけど、そう考えるしかない(笑)
GM : いやまぁ、確かにノエル=キャスターが現在篭っているのは第三倉庫ですが、 陣地は『区画:自衛隊駐屯地』ですから結構広範囲で破壊されると思いますよ(笑) まぁ、その辺りの処理は本当に今更としか言いようがないので、気にしないなら気にしないでいいと思いますが。
ランサー: 話を戻そう。プランとしては普通に殴り込む。殴り込む前にアーチャーは呼び戻しておく。 アーチャーと九重は雑魚を惹きつけてもらい、あたしと雪緒はノエルと当たる。アサシンとはじめはまあ適当に頑張れ。
GM : 英二とアサシンがまったく期待されていないことは分かりました(笑)
ランサー: 最後は間違えた。アサシンとハジメは九重と同じ仕事でいいんじゃね。
雪緒 : あ、一つ問題点あったわ。やっぱり狙撃砲何とかしないと、尾砥ちゃんたち普通に狙われるわ。
ランサー: 頑張ってもらおう。
GM : 陣地破壊が済めば牛雷砲は使用出来なくなりますが。
ランサー: 陣地破壊するならトールギスはあたしが持ってくからな。代わりにサンダル上げるよ。
雪緒 : 結局そうなるんか(笑)
GM : 陣地が破壊された後は「陣地殺し」の効果は消えますよね、普通のユニットとして使うわけですか?
ランサー: ああそうだよ(笑)
GM : 何のために作ったんですか(笑)
ランサー: ないよりマシだからいいだろ!
GM : ええと、とりあえず陣地破壊とノエル襲撃はほぼ同時とみていいんですかね?
ランサー: いいんじゃないの。
雪緒 : 一応、トールギスあるとアサシンさんの隠密ってノエルさんの対抗とほぼ同じになるんだけどね…(笑)
GM : 気絶させてから『意識不明の女の懐をまさぐろう作戦』に変更したので、そこは気にしなくていいでしょう(笑)
ランサー: そだな。GM的にはその程度の作戦でいいか?
GM : ツッコミどころなら幾らでもあるというか……結局力押しかよ、とは思わなくはないですが(笑) 世の中、勝てば官軍という言葉もありますので。
ランサー: じゃあそれでいこうか!
7日目 夜 南部地区/倉庫街
GM : というわけで、倉庫街、これからキャスター戦へ向けて、と言う所からです。 かくかくしかじか、で構わないのでロールで作戦を説明したってください。
ランサー: さっきまで雪緒と隅っこで相談していたってことで。
雪緒 : だいたい私は頭を抱えている(笑)
GM : 簡単に言うと、正面から右ストレートでぶっ飛ばす、という作戦ですね。
ランサー: 「というわけで作戦を考えたぜー」 かくかくしかじか、とみんなに説明する。
GM : 英二「正面突破と言わんか、それ?」
雪緒 : 「…デスよねー。結局色々天秤にかけたら、一番無難なのがこれだったわけで…」
GM : 九重「ウチらは陽動で兵士達を誘導しつつ、陣地を破壊のタイミングをみて令呪を切る…… 救助した後のアーチャーがどの程度消耗してるか分かりませんし、妥当っちゃ妥当ですね」 アサシン「少なくとも、我々がまったく戦力として数えられていないことはよく判ったとも」
雪緒 : っていうか耐えられる人が極端に少ないからね…
ランサー: 「倒したあとはアサシン任せだな!」
GM : アサシン「それなのだが、必要な事なのかね? いや、勿論、私としてもあたら美しいレディを無残に散らすのは不本意ではあるが」 九重「……確かに、相手の宝具の弱点が分かっている以上、殺すつもりならもっと楽な方法があるんと違いますか?」
ランサー: 「まあな。それはあたしも言ったよ」
GM : この辺りは同盟者として言って当然の疑問ですからね。
ランサー: 「でも最初はアサシンに死んでもらう案だったから、すごくましになってるんだぜ?」
GM : アサシン「ふっ、レディの為ならばこの命、捨てることを惜しむような真似はしないさ! であればこそ、なおさらに疑問だというのだ。彼女は敵なのだよ? 積極的に殺したいとは言わないが、それも已む無い時もある」
ランサー: 「んー、それはまあ……雪緒?」
雪緒 : 「うん…一応理屈の面では、コユキの記憶を持ってるなり受け取ったりしてるみたいだから、そこらへん調べておきたい」 まあ高確率で小聖杯絡みではあるんだけど… 「私個人としても色々あるけど…口に出したらなんか怒られそうだから言わないでおくよ。 (さすがに、『本来のノエルさんがどんな人か知りたい』とはここで言えないし)」
GM : 英二「言っても誰も怒らんと思うけどな。ようはアレやろ、殺したくない、っちゅうことやろ? それならそれでええんとちゃう? や、甘いとか言われても仕方ないねんけど、そうなんやから」 アサシン「一応、我らは戦争をしているのだがね……」
雪緒 : ノリノリでライダー陣営ぶっ倒したことは黙っておこう(笑)
GM : 取捨選択したっていいじゃない 人間だもの み○を 九重「負担が一番大きい田中さんがそれでええ、っちゅうなら、ウチらは何も言えへんけど」
雪緒 : 「……まあ、よく考えたらうっかり骨アフロ滅ぼしちゃったんで、 ノエルさんの記憶が戻れば何か聞けると思う…って今気づいた」
GM : 雪緒さんったらうっかりさん。
ランサー: 「まああの時はノリと勢いがあったしな」
雪緒 : 「徹夜になろうって時にあの仕打ちは普通に滅ぼすよね」
ランサー: 「というわけで、キャスター打倒作戦、協力頼むぜ!」
GM : 英二「おうっ! 任せとき!」 アサシン「出来る限りはしよう」 九重「田中さんには借りっぱなしやし、少しでも返せるよう頑張ります」
雪緒 : 「いや貸しなんてひとっつもないけど…ま、いいや。こちらこそ、よろしくお願いします」
GM : では、正面から向かう雪緒さん組と、側面から陽動を行う九重組で二手に分かれて行く感じでよろしいですね。
雪緒 : はいな。くれぐれも狙撃砲にだけはご注意を。
GM : 作戦としては、行動開始と共にアーチャーを召喚、騒ぎを起こして第三倉庫から離れるよう動きます。 兵士トループが上手く動くかは判りませんが、雪緒さん達は陣地破壊しながら一直線に第三倉庫を目指すという形で。
ランサー: トロイとサンダルは交換しておくな。
GM : このサンダル、あと何回使えましたっけ?
ランサー: 2回。
雪緒 : 「…結局何のために作ったのかわかんなくなってくるね、これ」
GM : 陣地攻略用に作った礼装を、陣地破壊後に運用。
雪緒 : っていうか、もともとアサシンさんへの埋め合わせのために作ったのにね…
ランサー: 代わりにサンダルあげたから!
GM : そういえば、トロイにも使用回数がありませんでしたっけ?
ランサー: あるある。6回で、あたしが1回使ってる。 あとはアサシンがどれだけ使ったかによる。
GM : 未だアサシンが一度も運用していないのに消費される使用回数(笑)
雪緒 : 不思議不思議。
GM : では、そろそろ作戦を開始しましょう。
7日目 夜 南部地区/海上自衛隊駐屯地
ランサー: とりあえず人気のないところまで来たらトロイを出さないとな。
GM : 夜の倉庫街にそびえ立つ異形の影、それは国防を担う自衛隊駐屯地をねめつけ、牙を剥いた。
雪緒 : あ、そうだ忘れてた。
GM : はい?
雪緒 : ペルセポネーは使っておいた方がいいかな。
GM : ああ。
雪緒 : これ胸に刺すからコートの上から刺すことになるよね…(笑)
GM : その上でクロスを展開するとボタンが弾け飛ぶように飛んでいったりして(笑)
ランサー: 下に刺せば? 一応素肌に指すことを想定してるよ
GM : まぁ、実際に使用するかはランサーと相談して決めてください。
雪緒 : あとこれも忘れてた。準備で何か装填しておいた方がいい?
ランサー: 装填できるなら防御でも入れておいたら?
雪緒 : やっぱり防御だよね…
GM : で、ペルセポネーはどうします、私からは意見は言えませんが、だってGMだもの(笑)
雪緒 : ペルセポネーを狙い撃ちされたときの耐久度ってどれくらいでしょう。
ランサー: 気にするな。どうせ雪緒本体の方がもろい。
雪緒 : デスよねー。まあペルセポネはつけよう。外そうと思えばいつでも外せるよね?
GM : (デロデロデロデロ〜)たなか ゆきお は のろわれてしまった!
雪緒 : ある意味最初から呪われてるけどね(笑)
GM : むしろ逸話的には呪いのアイテムとしか思えませんけどね。
ランサー: 外せるよー、痛いだけだよ。
雪緒 : 実効MPが6減ってしまうのが一番痛い。 「……うぅん、結構これつけるの勇気いるよね…」 あっち向いてペルセポネーを胸に刺しながら
ランサー: 「うん」 ざく。まあ心臓に針刺すようなものだからな
雪緒 : つけるところはランちゃんに見せません。見せられません。
ランサー: 「大丈夫か?」
雪緒 : 「う、うん……なんかこう、妙な違和感があるよ…自分じゃなくなってく…みたいな?」
ランサー: 「心臓の代用品だからな・・・・・・」
雪緒 : 言ってから、少し首をかしげる。
ランサー: あるいは女神の呪いか。
雪緒 : 「(なんでかな…また、こういうことがありそうな気が、する…)」 漠然とした不安を抱えながら、自己封印解除と守り刀の継続切替。
ランサー: あたしもトロイの木馬を起動する。8点消費。うまー!
雪緒 : あと、手番消費して装填魔具に防御を詰め詰めします。
GM : はい、では判定どうぞ。
雪緒 : 10an5+5an5 (ころころ……) [5,4,5,6,2,3,1,3,1,4]+[6,5,5,2,4] = 13
GM : はい。
雪緒 : スロット4に防御13が入りましたー。
GM : では、刻限になると遠く配置にて令呪が切られたようで、続いて爆音が夜の自衛隊駐屯地に響き渡ります。
ランサー: アーチャーが解放されたか。
雪緒 : 「向こうは動き始めたね…よし、行こう!」 ペルセポネーのある胸元をぎゅっと握りしめながら
GM : 陣地破壊は陣地ランクの10倍を防護点、陣地に蓄えたMPをHPとみなし、1撃で0に出来れば破壊です。
雪緒 : 一撃で70ダメージとか恐ろしいね。
GM : 対城攻撃だと防護点は半分になるんですけどね。
雪緒 : それでも45かぁ。
ランサー: 陣地に突撃してから、モイライ・アトロポスをぶっぱなすぜ! 仕様上、陣地の中に入ってからやったほうが強い。 「いっくぞおー! 合体技、『トロイの裁断』!」 トロイの木馬に巨大武器にしたモイライを合体させて・・・・・・ロケットブースターみたいにぶっぱなす!
GM : 私の中のイメージではガンダム・ハンマーを振りまわすトールギスなんですが(笑)
雪緒 : サンライトハートがすごいことに。
ランサー: 単純に超超巨大な槍をぶち込んでる感じじゃないかな。援護もらえるよな
雪緒 : ああ、魔眼のダイスプラスね。
ランサー: 28an5+5an5+20an5+23an5-5 (ころころ……) [6,3,3,3,3,(中略),3,2,4,2,4]-5 = 58 でっりゃああ! 攻撃力は28+4=32! 防護点無視だ!(結界を破壊する場合は防護点半減)
雪緒 : ああ、もう不意打ち来てもいいように天秤聖衣もこっそり起動しておこう。
GM : そうすると合計で90? こっちの防御判定を全成功させても陣地破壊されるじゃないですか、やだー。
ランサー: 結果確定!
GM : 抉るような巨大槍の一撃が大地を穿ち、複雑に絡み合った結界陣を破壊し尽くす!
ランサー: 真正面から、全長20mぐらいの破城槍で、自衛隊基地家屋を半壊させたぜ!
GM : 唐突に、まるで光が消えるように駐屯地はその加護を失った。まさにテロですね。
ランサー: 「よっしゃあ!」 今ので23点消費。
雪緒 : 戦闘終わったら速攻監督さんに謝罪の連絡しないと……(遠い目)
ランサー: 「ぐずぐずしてる暇はないし。いくぜ、雪緒!」
雪緒 : 「う、うんっ。(これ絶対怒られるよね…)」
GM : 兵士A「何事だ!?」 兵士B「うわっ、ひでぇ、ケンジがミンチだ!」 兵士C「俺の愛車がぁー!」
雪緒 : ご、ごめんなさーい!
GM : やわら警報が鳴り響き、途端に騒がしくなる駐屯地、それを増長するように遠くで爆発音が連続して響きます。
ランサー: 陽動も始まったみたいだな。
GM : 兵士A「あっちか!」 兵士B「追え追えー! 逃がすな!」 兵士C「絶対にゆ”る”さ”ん”、じわじわとなぶり殺してやる!」
ランサー: キャスターのいる場所・・・願わくば屋内に突入するぜ!
GM : 多くの兵士が爆音のする方向へ移動するなか、まったく動く気配のない建物が一つ。
雪緒 : 第三倉庫ですね。
GM : サイドに『第三』と銘打たれた倉庫は、まるで待ちかまえるように両開きの扉を解放し、誘うように沈黙しています。
ランサー: 罠か・・・じゃあ突っ込むか。
GM : 雄々しい。なんで基本が漢探知なんですか(笑)
ランサー: ランサーだからだよ・・・!
GM : ランサーの幸薄さは本人に理由があったか(笑)
雪緒 : 答えになってるのそれ!?
GM : ともあれ、突入ということでよろしいですね。
7日目 夜 南部地区/海上自衛隊駐屯地・第三倉庫
ランサー: 「キャスター! 今日こそ年貢の納め時だぜ!」
GM : 灯りはなく、暗がりに雄々しくそびえ立つ巨大な牛の像。 イメージは背中に長距離砲を背負ったゾイドのディバイソンですが、まぁともかく。
ランサー: 確か陣地でないと使えないんだろ?
GM : 今の今まで稼働していた残滓か、慄くような振動音と共に、二人の目の前でゆっくりと地に横ばいになって行きます。
雪緒 : 入ってきたら即座に撃ちこむ手はずだったみたいだね。
GM : キャスター「『偽・神牛より迸る雷霆(アダバラーン・ケラウノス)』が動かん。そして、この騒ぎ……」
ランサー: 当てが外れたって感じだな。
GM : キャスター「つくづく、邪魔をしてくれるな、塵芥どもが……!」 憎々しげな表情で、キャスターは鋼鉄の牛の前から歩を進めます。
ランサー: キャスターっていうかノエルだろ?
GM : その姿は銀髪の少女のもの、その容姿は月の妖精を思わせ、儚い雰囲気は作りものの人形めいて…… 今は負の感情で鼻を寄せた、憎らしげな表情をしています。
ランサー: 「こっちこそ、お前をぶっ倒す予定がのびのびになってるんだよ!」
GM : キャスター「糸紡ぎ風情が、この私を倒すとは増長甚だしい!」
ランサー: 「今日こそ退場させてやるぜ。独りよがりの芸術家野郎!」
雪緒 : なんというか不思議な構図である。
GM : ふっ、とキャスターが指揮者のように手を上げると、例によって結界が構築。 『理想を形創られた人成らぬ物の世界(ピグマリオン・シンドローム)』が展開されます。
雪緒 : ただしダイスボーナス無効になるんだっけ。
GM : 人成らぬ人形を人に成らしめ、人成らぬ英雄を人に貶める、ただ「人たれ」と他者へ働きかける願いの具現。
ランサー: 「なんの。こいつはお前を倒すために作った作品だぜ。『トロイの木馬』!」 いろいろ流用されてたけど。牛の像に勝るとも劣らない木馬を打ち立てる。
雪緒 : というか本来誰が使うかってランちゃんじゃなかったはずなのに(笑)
ランサー: アサシンがもうちょっと頑張ってくれればな・・・(笑)
GM : なんというか、「手札から、フィールド魔法「ピグマリオン・シンドローム」を展開!」 「甘いぜ、トラップカード「トロイの木馬」を発動! その効果を無効化するぜ!」という感じですね(笑)
ランサー: まあ完全には無効化できないんだけどな。ダイスボーナスを削るだけだから。
雪緒 : まあ十分十分。
GM : キャスター「小賢しい真似を……だが!」 同時に、キャスターの肉体が内側から花開くように展開し、白銀のドレスがその身を包みこみます。 キャスター「決着を付けてくれる。来るがいい、塵芥ども!」 互いの宝具を展開し合い、いざ決戦。
雪緒 : こっちは礼装だよ!
GM : はっはっは(笑)
ランサー: えへへ。配置とIV確認しようか。
GM : ノエルのIVが7、実はいた兵士トループが14です。 なお、この兵士トループは陽動で数が減っているため、最初からHPが半分になっております。
ランサー: いたんだ?
雪緒 : まあいないってことはないと思った。
GM : 牛の影からワラワラ出現しました。
ランサー: ほーい。
GM : 配置は キャスター/兵士:ランサー+雪緒 のいつもの並びでよろしいですか?
ランサー: うん。
雪緒 : はいな。
GM : 一応、聞くまでもありませんがそちらのIVもお願いします(笑) どうせ、ランサー、兵士、ノエル、雪緒、の順なのは分かっていますが。
ランサー: 16−
雪緒 : 5…(目そらし
GM : では、予定通りですね。戦闘処理に入りましょう。