第一次霞足聖杯戦争6日目 深夜パート2

  ランサー: 今日の予定は。セイバーとアーチャーの話に同席して、キャスターを滅ぼす。
  GM  : あ、結局同席することにしたんですね。
  雪緒  : その前に一応聞くこととやることがあるんだけどね。
  GM  : ほうほう。
  ランサー: とりあえずあたしは中庭で作業中だから、九重にあの確認をとりなよ。
  GM  : そろそろセイバーが来る頃あい、で止められていたわけですが、もうセイバー来ていいんでしょうか。
  雪緒  : 先に手番でやることやっちゃっていいかな。その前にやることと聞くことが。
  GM  : どうぞ、何をするんですか?
  ランサー: 真名看破と九重に確認。
  GM  : ふむふむ。
  雪緒  : セイヴァーの真名看破。セイバーじゃないよ。
  GM  : はい、インデックスの方ですね。
  雪緒  : あと封印解除して瞬間魔眼で回復するね。尾砥ちゃんがちょっと席外したり余所見したりしてる隙に。
  GM  : 目の前で回復しておいて余所見もないもんですが、まぁそこら辺はいいでしょう(笑)
  雪緒  : …陣地分足していいのかな。まだ。
  GM  : まぁ、まだセイバーと正式に同盟した訳じゃありませんし。
  ランサー: なしってことだな。
  雪緒  : た、多分足していいってことだと思うんだけど。         8an4+4an4+3an5+3an3+5an5 いいや足しちゃえ。         (ころころ……) [5,2,6,3,3,6,2,6]+[3,3,6,5]+[6,4,6]+[2,3,3]+[2,3,4,1,5] = 15         8点回復。後でランちゃんに渡そう(覚えていれば)で、セイヴァーの真名看破だね。
  GM  : はい。
  ランサー: 判定はもう成功してるから、あとはリアル当てすればいい。
  GM  : ええ、後はリアル真名当てだけです。
  ランサー: だらららららららららら
  雪緒  : えーっと、ザラスシュトラ…で。
  GM  : ………残念!
  ランサー: あれ、外れなんだ? じゃあ、当てがなくなったー! なんなんだろーな。
  GM  : ゾロアスター教の開祖ですよね、まぁ真面目に考えるとそこら辺なんでしょうね。
  ランサー: 真面目じゃないのか?(笑)
  雪緒  : 仕方ない、今度セイバーの真名看破しよう。
  GM  : そっちは殆ど情報がない気もしますが、まぁそれは次の機会ということで。
  雪緒  : 気を取り直して、聞くことの方に移ろう。
  GM  : はい、そのセイバーの居ない内に聞いておきたいこととは?
  雪緒  : 「そういえば尾砥ちゃん。一つ確認するの忘れてたことがあったんだけど」
  GM  : 九重「はぁ、なんですか?」
  雪緒  : 「この山に、聖杯と狐さん以外に何かヤバいものってある?」
  GM  : 九重「霊山ってこと以外でですよね? それやったら何もないと思いますけど。            元々、それらにしろ霊地やから後付けられたものですし」
  雪緒  : 「じゃ、具体的にいうけど……(声を落として)とんでもない数の怨霊死霊の類とか」
  GM  : 九重「――――――はい?            いや、曲がりなりにも神社なんで、そんなんあったら流石に気づく……            ……っちゅうか、この尾砥の結界内に入れませんよ、多分」
  雪緒  : 「ライダーが言ってたのよ」
  GM  : 九重「ライダー、あのなんや危なそうな女ですね」
  雪緒  : 「”あれだけの怨霊死霊を解き放てば私の願いは叶う”、って」
  ランサー: それって狐さんのことじゃねえの?
  雪緒  : 「そのためにあの時は神社に向かってたみたいだし…」
  GM  : 九重「………心当たりは、ない。と、思いますけど。少なくとも、うちで一番の厄札は狐のことやし」
  雪緒  : 「あ、そうそう。御山の地下にある、とも言ってたかな。まさか聖杯のことじゃあるまいし」
  GM  : 九重「うちの地下言うても、それこそ大聖杯くらいしかありませんよ。            まさか、地下の大聖杯に怨霊死霊が溜まってるとか?            せやけど、この聖杯は今回使うんが初めての筈ですよ?」
  ランサー: へー。まあ心当たりがないなら仕方ない。
  雪緒  : 「うぅん…ライダーはああだったけど、ことそういうことなんで余計に嘘とは思えないからなぁ」
  ランサー: あ? まあいいか。
  雪緒  : 「ただ、時聖杯…時間をある程度無視しちゃうならあり得ないと言い切れないのも怖いなぁ。          (現に、聖杯にはラン兄さんがいたわけだし…どの時間軸かわかんないけど)」
  GM  : 九重「んー、けど、どちらにせよウチではどうしようもありませんよ。大聖杯をいじる訳にもいきませんし」
  雪緒  : 「まあ、そうだよね。気をつけてどうにかなるものでもなさそうだし」
  GM  : 九重「技能的にも、それこそキャスターのサーヴァントレベルの能力が必要になるんじゃないかと。            あいにくとウチはそっち方面の技能はからっきしなんで」
  ランサー: でもキャスターは協力してくれなさそうだから滅ぼそう。
  雪緒  : まあ心に留めておいてくれってレベルの話だね。
  GM  : まぁ、少なくとも九重はしかと受け止めたようです。
  雪緒  : 本当はもっと早く話しておくべきことだった気もする…(笑)
  GM  : まぁ、いろいろありましたからね(笑)
  ランサー: 話題はこんなところか? 雪緒。
  GM  : では、そろそろセイバーが到着しようと思いますが、大丈夫ですか?
  雪緒  : えーっとちょっと待って。そうだ。交渉条件について詳しく聞いておきたかったんだ。         「んー…話変わるけど。これから交渉するのって具体的にどういう条件を提示するのか聞いてもいいかな。          一応ざっくりは聞いてるけど」
  GM  : ふむ、と頷くと、九重は手元に巻物のような物を取り出してみせます。
  雪緒  : 覗き込む。
  ランサー: ノート使えばいいのに。
  GM  : 九重「一般的な魔術師で言う所の【自己強制証文(セルフギアススクロール)】って奴です。            簡単に言うと、甲は乙の勝利を手伝う代わりに乙は甲に力を貸す、ちゅうのが基本文ですね」
  雪緒  : 「ふむふむ。これに追加条件を付けるのね」
  ランサー: ああ。ケイネス先生がだまし討ち食らった、あの。
  GM  : 騙し打ちがメインみたいに言わないでください(笑)
  雪緒  : (笑)
  GM  : 魔術刻印を用いて本人に掛ける呪いの一種で、子孫代々に伝える魔術刻印の機能を使うだけに、         破ると一生物の呪いが子孫代々続くことになります。
  ランサー: あるいはストレートに死ぬ。
  雪緒  : あれ…ということは…破ったらどうなるかってこれには書いてあるかな。
  GM  : 本人が死ぬ、という契約だけだと死体から魔術刻印をかっぱぐ指示出しておいて平気で破る魔術師が出ますからね。         その点、魔術刻印は子孫に継ぐので、これが呪われるのは魔術師にとって絶対に避けたいことです。
  ランサー: へー。
  GM  : まぁ、だからこそ普通は使われませんし、使う時は絶対と言われているので……ケイネス先生は騙されたわけです(笑)
  雪緒  : よくわからないが大変なことが起きてたみたいだね(笑)
  ランサー: 呪いの内容はどんなもんなんだ?
  GM  : とりあえず、対象、その家系の魔術刻印において条件の成就を前提として対象に戒律をかける旨、         誓約の内容、戒律の発動条件を記し、宣誓者本人の血で署名、というのが形式のようです。         ので、まだその辺りの条件は書いてありませんね。
  雪緒  : 「どういう条件にするつもりなの?」
  GM  : 九重「まぁ、手っ取り早いのはウチの死亡ですよね」
  雪緒  : 「お手伝いの内容は?」
  GM  : 九重「アーチャー陣営が聖杯戦争におけるセイバー陣営の勝利に貢献する代わりに、            セイバー陣営は尾砥に封印された禍狐の討伐に協力する。違約は即座に死を以て贖う。            こんな感じになるんやないかと」
  雪緒  : 「ふぅん…セイバー陣営の勝利って具体的に何だと思う?」
  GM  : 九重「それは……普通に聖杯を手に入れるまでの協力やないですかね?」
  雪緒  : 「……」
  ランサー: その勝利条件にアーチャーの消滅が含まれる場合はどうするんだ?
  GM  : 令呪を以てセイバー勝利のあかつきにはアーチャーは自害するとか、そんな感じになるかと。
  雪緒  : 「わかってない振り、してる?」         じっとのぞき込みながら。
  ランサー: これセイバーのマスターが出てこないと契約成立しないよな。もちろん。
  雪緒  : そういえば、セイバーとそのマスターの思惑がちゃんと一致してないと駄目かも?
  GM  : 九重「ウチは至って真面目ですよ。            これでも魔術師……ちゅうか陰陽師ですから。裏切り出し抜きは茶飯事です。            例え誰に罵られようと、どんな犠牲を払おうと、ウチは禍狐を討伐する。            それが、ウチ以降の尾砥を解放することになるなら」
  雪緒  : 「そっか、ならいいよ。交渉、私が相席して大丈夫かな。余程のことがなければツッコんだり邪魔したりはしないし」
  GM  : 九重「見ても面白いもんと違いますよ。まぁ、セイバーの方が拒否らんのやったらウチは構いません」         苦笑するように、九重は言います。         九重も分かっています、この契約が結ばれた瞬間、雪緒さんは勿論、英二とも敵対が決定するだろうことは。
  雪緒  : 「ん、ありがとうね」
  ランサー: 3日ぐらい待ってくれてもいいんだよ。
  雪緒  : なげぇよ(笑)
  ランサー: その間にマフラーを血祭りにあげるから…(笑)
  GM  : 3日経ったらセイバーとアーチャー以外全員片付いてるでしょうが(笑)
  雪緒  : 何か問題でも?(笑)
  GM  : ………あれ、むしろ問題ない、勝手に露払いしてくれるからメリットしかない!?(笑)
  雪緒  : (笑)
  GM  : い、いや、いかん、道具作成を持つランサーを放置しておくのは危険です(笑)         では、そうこうしていると、先に気づくのは庭のランサーですね。
  ランサー: ちゃきちゃき。
  GM  : 門の方からセイバーがアーチャーに連れられてやってきます。         例によってマスターは同行していないようです。
  ランサー: 『雪緒、セイバーが来たぞ』         絹糸を編みながら報告しておく。
  雪緒  : 『あ、うん…もう来ちゃったかー』
  ランサー: 「ようセイバー。バーサーカー退治以来だな」
  GM  : セイバー「ん、あれ、ランサーじゃない。なんで居るの? アーチャーと同盟中?」
  ランサー: 「いや用事があって間借りしてるだけだよ。そろそろ終わるから気にするな」
  GM  : セイバー「あっそ。まぁ、どっちでも良いけどね。アタシとしては」         手をぷらぷらさせながら、二人は居間へ……ランサーは参加しないんですか?
  ランサー: いやそういうことならついていこう。さすがに雪緒を放り出すわけにはいかないし。         というわけで居間に。
  GM  : はい。

6日目 深夜 北部地区/尾砥神社・居間


  GM  : 今ココに、ランサー陣営、アーチャー陣営、セイバーの三陣営が揃いました(一部マスター不在)
  ランサー: おお三騎士だ。
  GM  : 三騎士そろい踏みですね。
  ランサー: すごく珍しいと言わざるを得ない。
  雪緒  : とてもそうは見えないけど。
  GM  : なにせ中身は妖怪・機織り・不明ですから。
  ランサー: さすがにセイバーは生粋の戦士だろ?
  GM  : ええ、セイバーは英雄ですよ、機織りと違って(笑)
  ランサー: うるせえよ(笑)
  GM  : 九重「えー、コホン。とりあえず、よく来てくれたわ、セイバー。交渉の余地はあるっちゅうことでええのん?」         とりあえず、三角を描くように卓に着くと九重がセイバーに声をかけました。         セイバー「マスターは好きにしていいって。動くも動かないもアタシの自由で構わないってさ」
  雪緒  : 「セイバーさん、こんばんは〜」
  GM  : セイバー「はい、こんばんはー。元気してたー?」
  雪緒  : 「元気とは若干言い難い、ていうかー…」
  GM  : セイバー「もう二騎も倒してるじゃん。凄いわね。まさに聖杯戦争を動かすメイン動力って感じ?」
  雪緒  : 「”どうしてこんなになるまでキャスターを放っておいたんだ”だったよ!危うく死ぬとこだったよ!?」
  ランサー: 「明日中にはキャスターも倒すぜ!」
  GM  : セイバー「と、相方は言ってるけど?」
  雪緒  : 「いや正直そんな動力にはなりたくなかったです」
  GM  : PCの宿命です(笑)
  雪緒  : 本当に他が何にもしねぇんですもん!(笑)
  GM  : してるじゃないですか、キャスターが暗躍を(笑)
  雪緒  : だからキャスターが放置されてるんだ(笑)
  ランサー: 「まあ、あたしたちのことは置きものだとでも思って、話を進めてくれ」
  GM  : 亜弓「場合によっては口をはさんだりするのかー、この置物?」         のんびりとした口調で牽制するアーチャー。
  ランサー: 「もう雪緒がだいたい話しただろうから、基本的にはないよ」
  雪緒  : 「まあ、重要なことって後から気づいたりするしー…」
  GM  : 九重「ま、とりあえず話を進めさせて貰います。            ……セイバー、アンタが神殺し、あるいは怪物殺しの英雄やっちゅう話しが前提やけど」         セイバー「本来なら真名に関わることだから禁則事項なんだけど、別に良いって許可が出てるからね。              アタシは神殺しだよ。ついでに腕ごと神の武器を切り飛ばしたこともある」
  ランサー: へー。
  GM  : 九重「その腕を見込んで頼みがあるんよ。聖杯戦争とは関係ないところで神話の再現、神殺しをしてもらいたい」         亜弓「対価として、オレとマスターは聖杯戦争におけるセイバー陣営の優勝を全力でサポートする。そういう話しだ」         セイバーの優勝、ということは自身の敗退も含むのですが、アーチャーはそれは大したことではないと言うように宣言します。
  ランサー: 悲しいことをいうなよな……
  雪緒  : 亜弓さんの願い的には問題ないのはわかるけどね。
  GM  : 覚悟を決めている陣営ですから、そもそもアーチャーは九重の願いを叶える為に召喚に応えたとも言えます。         九重「こちらで自己強制証文を用意しとる。            条件は今言った通り、違約の際はウチの命で贖おう。何かほかに条件があれば言って欲しい」         亜弓「受けて貰うこと前提で話を進めて悪いが、セイバーに取っても悪い話じゃないだろう?」
  雪緒  : 「そういえばセイバーさんってどうしても叶えたい願いってあるの?」         その割にはふらふらしてるよねーって思いながら。
  GM  : セイバー「ん? んー、言っちゃっていいのかな。……ぶっちゃけ、聖杯に託すような願いはないのよね。              後悔はあるよ。あの時に戻れれば、やり直せれば、って思うこともある。けど、それが合って今があるからね」
  雪緒  : 「じゃ、じゃあ何で来たんですかい…」
  ランサー: なまってる。
  GM  : セイバー「さぁ? アタシもよく判らないんだよ。なにせ、今はこんな形だけど本当は男だし」
  雪緒  : 「え、えぇーっ、どういうバグが起きてるのよ…」         悪魔城だってこんなバグはないよ!
  GM  : なぜ悪魔城で例えたし(笑)
  雪緒  : 人力では起こせないバグがてんこ盛りだからだよ!         あと雪緒…コユキが父より先にクリアしてしまったゲームだから。
  ランサー: なんでだろう。AAの都合?
  雪緒  : だとしたらひどい話だ。
  GM  : 流石にそこまで鬼畜な理由ではありません。         セイバー「まぁ、未練、かなぁ? さっきも言ったけど、後悔はしてるんだ。だから、それが引っ張られたのかもね。              ……ってわけで、ぶっちゃけ聖杯戦争にはマスターの為に参加してるような物なんだけどね」
  ランサー: 「なるほどなー」
  雪緒  : 「マスターさんって謎のままだよね…」
  GM  : セイバー「そのマスターもさぁ、聖杯に興味はあるけど、欲しい願いはないって言うのよ、酷くない!?」
  雪緒  : 「え、なにそれ」
  ランサー: 「雪緒もちょっとそんなところあるかもな」
  雪緒  : 「んー…まあちょっと違う」
  ランサー: 「ちょっとな、ちょっと」
  GM  : セイバー「マスターは聖杯そのものじゃなくて、聖杯戦争に関わる他陣営の悲喜交々に興味津津なんだってさ」
  ランサー: 愉悦部なの?(笑)
  雪緒  : そうかー(笑)
  GM  : いやいやいやいや(笑)
  雪緒  : 「…それだけ抜き出すとなんかひどいね。実際どうだかわかんないけど」
  GM  : 九重「こ、個性的なマスターやな……て、そしたら、どないしよ。ウチから出せる対価が」
  雪緒  : 「えーっと…」
  GM  : 亜弓「聖杯に願いがないなんて、変わった奴だなー」
  ランサー: 「つまり高みの見物をしたいってことか?」
  GM  : セイバー「見物、見物か。まぁ、あながち間違ってない表現ね」
  雪緒  : 「とりあえずそれ(スクロール)抜きで話進めるほうが問題ない気がしなくないかな…」         対価が見合うかどうかわからないってことは。
  ランサー: 「そもそも聖杯戦争どうでもいいなら、聖杯戦争に関する見返りって意味がない。          九重がセイバーのマスターと直談判してくればいいんじゃねえの?」
  GM  : セイバー「まぁ、実際のところどうなのかは分からないんだけど。              考えてもみてよ。もし、本当に聖杯に願いがなくて、見物だけでいいなら。              マスターとして参戦する必要なくない?」
  雪緒  : 「言われてみれば…」
  GM  : セイバー「むしろ、セイバー枠のマスターの悲喜交々を見物できなくて、              一枠分だけ損、っていうと変だけどしてるじゃない?」
  雪緒  : 「それって、もしかしたらセイバーさんの意志に反することになっちゃうかもしれないってこともあり得るわけ?」
  GM  : セイバー「アタシに隠してる何かがあるのか。もしくは、マスター自身も自分の願いに気づいてないのか」
  ランサー: 「めんどくさいし何言ってるかよくわからない!」
  GM  : セイバー「聖杯が対価になるのかならないのか、まだ分からないってこと」
  ランサー: 「直談判して来いよ、もう」
  雪緒  : 「まあ少なくとも、今まとまる話じゃないのはわかったわ」
  ランサー: 「お暇しようか、あたしたち」
  GM  : 九重「うう……って、そうや。セイバー自身はどうなん?            マスターの意向が関係無かったら、依頼は受けてくれるんやろか?」         セイバー「まぁ、神殺しなら宝具の補正もあるし、やってもいいよ?」         亜弓「そうすると、後はセイバーのマスターとの直談判と……戦争が終盤になるのを待つばかりか」         といっても、残った陣営ってここに四陣営、他はキャスター、セイヴァーだけですけどね。
  雪緒  : 「なんで終盤まで待つのか、先に説明しといたほうがいいんじゃないの?」
  ランサー: っていうか終盤無視してキツネ狩られるとあたしたちも困る。
  GM  : 九重「おっと、せやった。ええと、退治して欲しい禍狐っちゅうんは、この霊地をエネルギー源にしとって……」         というわけで、雪緒さんも一度聞いた「狐倒す⇒霊地荒れる⇒聖杯溢れる⇒大爆発」を説明します。         九重「というわけで、もう聖杯顕現の準備が整った段階で退治するんが、他に被害がいかん最善やと思うんよ」         亜弓「聖杯で願いを叶えてしまえば、中身も減ってエネルギーも自然と消化されるからなー」         九重「つまり、最低でも六騎が聖杯に呑まれた状態が望ましい。っちゅうわけや」         六騎のサーヴァントが聖杯に取り込まれた時点で聖杯は顕現できます。         ただ、その段階だとエネルギーが足りないので大した願いはかなえられませんが。
  雪緒  : あと今の段階ではスクロールは使わない方がいいよね。
  GM  : まぁ、条件が決まってませんからね、最終的に「聖杯いらね」になったら命を賭け損です。         九重「それやったら、後はセイバーのマスター本人と交渉するしかない、っちゅうことやな」
  ランサー: よし、帰るか!         「そういえばセイバー。イレギュラーのこと、何か知ってるか?」
  雪緒  : 「あ、一応知ってないこともない感じだったよね」
  ランサー: 「具体的には真名とか宝具とか」
  雪緒  : 「いやそれは知ってても教えないでしょ…」
  GM  : セイバー「大したことは知らないわ。真名とステータスと宝具と聖杯に賭ける願いくらいしか知らないし」
  ランサー: 「全部じゃん!」
  雪緒  : 「じゃあイレギュラーのマスターは?」
  GM  : セイバー「だって、あっちが言ってきたんだもん。で、マスターっていうと、あのすかした奴でしょ?」
  雪緒  : 「すかしたっていうかよくわからないって言うか…」
  GM  : セイバー「あっちは詳しくは知らない。ただ、マスターが特別扱いしてるから、タダものじゃないのは確かね」
  雪緒  : 「ふぅん……」         セイバーさんのマスターも大概謎ですね。
  GM  : セイバー「聖杯に賭ける願いなら聞いたわよ。世界の救済だって」
  雪緒  : 「確かにそういってたけど、どういう意味だかさっぱり分かんないからなぁ」
  ランサー: 「どこにいるとかわかる?」
  GM  : セイバー「居場所ねぇ……基本的に神出鬼没だし、道端でひょこっと現われたりするし」
  ランサー: 「OK。じゃあ帰るか」
  雪緒  : まあ、セイバーさんのマスターに直談判するってのはセイバーさんの持ち帰りの宿題になるのかな。
  GM  : むしろ、セイバーのマスターからの課題ですね、直接交渉したいなら見つけてみなさい、的な。
  雪緒  : ひどいなぁ。あ、そうだひとつ。尾砥ちゃんとメアド交換しよう。         亜弓さん通さないで尾砥ちゃんに直接何か言うこともあるかもだし。
  ランサー: 携帯もってるの?
  雪緒  : 亜弓さんが持ってるのに……でもあり得る、か。
  ランサー: 魔術師の家柄だからな。それが終わったら帰ろうか。         今日中にキャスターを倒すからほどほどにな。
  GM  : 今日中?(笑)
  雪緒  : 明日でしょう。今は深夜だった(笑)         あ、そうだ!尾砥ちゃんはイレギュラーのマスターの姿知らないから教えておく。
  ランサー: それでアドレスの交換はできるのか?
  GM  : とりあえず、現役中学生なので携帯は持ってますし、交換もOKです。
  雪緒  : いつかは女子高生。
  GM  : 現役高校生でビデオ予約が出来ない「あかいあくま」は置いておきます。
  雪緒  : なんという…(笑)
  GM  : セイバー「それじゃあ、次はマスターも含めての交渉になるわね。アタシの立場としては、まぁ頑張ってとしか言えないけど」         九重「また探索かぁ……苦手なんやけどなぁ」
  ランサー: 「じゃああたしたちもお暇するよ」
  GM  : 亜弓「おお、悪いな。マスターが心配かけて。何のお構いも出来ずにって奴だ」
  雪緒  : 「うん、それじゃまたね。今度平和的に来るときには必ず手土産持ってくるよ……」
  ランサー: いなりずしだな。シーンどうする?
  GM  : ここで別れてカットしますが、何か言っておくこととかありますか?         セイバー「それじゃ。ランサー達は次会う時は敵同士かもしれないわね」
  雪緒  : 「うん。…前も同じ挨拶だったね?」
  GM  : セイバー「いいんじゃない? 会うたびに確認しあう仲ってことで」         九重「ほな、田中さんには偉い気にかけて貰って、ホンマにおおきに」
  ランサー: 「九重。その狐退治の話、あたしたちを頼ってくれてもいいんだぜ。          あたしたちも、ちょっとそれに用事がありそうな気配なんだ」
  雪緒  : 「さっきも言ったけど、私に利がないこともないから…まあ、一応、ね?」
  GM  : 九重「……分かりました。もうちょっと、考えてみます」
  雪緒  : 最後の手段的な。
  ランサー: というわけでカットしていいぜ。
  GM  : 亜弓「お前ら、ありがとうな。マスターを気に掛けてくれて」
  雪緒  : 「まあ、お互い様だからね、いろいろ」
  ランサー: 「うん。じゃあ、またな」
  GM  : 亜弓「マスターは素直じゃないからな。たまに憎まれ口をきくけど、見捨てないでやってくれよ」         九重「アーーーチャーーーッ! 余計なことは言わなくてええ! ほら、見送りしたら戻るんや!」
  雪緒  : ああ、懐かしいなぁ(笑)
  GM  : ほけほけと笑いながら引きすられるアーチャーと九重が門の奥へと消えていきました。         いつの間にやらセイバーも消えています。         では、シーンをカットしてもよろしいでしょうか?
  ランサー: 最後に道具作成したい。
  GM  : まぁ、今までしていたという判定でいいですよ。
  ランサー: まあ実際していた。ちまちまと。ゆきおー、ラック残ってる?
  雪緒  : 1つ残ってるよ。あとちょっと待ってね。         11点あるから…6点渡すよ。結界MPが14点だから…1点出そう。HPは減ってなかったよね?
  ランサー: うん。
  雪緒  : じゃあMP7点だけ。
  ランサー: それで4点消費してダイスを増やして道具作成するね。         8an4 4成功すればいいー         (ころころ……) [5,6,4,4,5,2,1,1] = 5
  雪緒  : 危なかった(笑)
  ランサー: 大丈夫大丈夫、ラックは残ってたから。
  雪緒  : で、追加で結界MPから3点渡すよ。
  ランサー: だいたい全快。けいおん完成! 渡すのは明日にしよう。処理は以上。
  GM  : はい、では次の時間軸は7日目の朝ということになりますが、学生寮に戻るのですか?
  雪緒  : 寝るから戻るしかないよね。はじめちゃん回収して。
  ランサー: 戻る戻る。そして寝よう。
  GM  : 英二は石段の一番下で所在なさ気にしていました、実家が気まずいようです(笑)
  雪緒  : ごめん、待ったー?(違
  ランサー: そりゃ待っただろ(笑)
  GM  : 今来たところと返されたら、むしろ何処に行っていたのかと(笑)         では、学生寮に戻る、と。
  雪緒  : はいな。
  GM  : はい、では雪緒さん、ランサー、英二の三人が学生寮へ向かって歩いていると。
  ランサー: まだなんかあるのか?
  雪緒  : 長いねこの時間。
  GM  : 流星が、通過しました。
  雪緒  : ふぇ?
  ランサー: ん? 流れ星?
  雪緒  : どっちからどっちに?
  GM  : 光の塊、尾を引いて飛ぶエネルギーの結晶が頭上を通過し――         ――尾砥山の山頂付近に着弾、爆発しました。
  ランサー: なんだってー!
  雪緒  : まあ神社じゃない…よね?
  ランサー: 神社じゃね?
  GM  : 一瞬の無音、ついで遠く離れても聞こえるほどの爆発音。         周囲が騒然として、家々から人々が顔を出し、それぞれ山を仰いでは大騒ぎになっています。         なお、この山の山頂付近には、尾砥神社しかありません。
  ランサー: 「なっ……宝具の狙撃かっ!?」
  雪緒  : 「い、行こう!」
  GM  : 英二「こ、九重! 親父!?」         声を掛ける間もあれば、英二は尾砥神社に向かって走り始めています。
  ランサー: 「すまん雪緒、先に行く!」         全力で走り抜ける! どひゅーん。
  雪緒  : 便利魔術で飛行を使おう。防御ががら空きになるけど仕方ない。これで近くまでは行く。
  GM  : 夜明け前の暗い時間帯であろうとも目に見える黒々とした雲がもくもくと上がっています。
  雪緒  : …これって他人にかけられたっけ?
  GM  : 自分に掛けた上で運べばいいのでは?
  雪緒  : いや、積載重量は明らかにはじめちゃんの方が上じゃない…?
  GM  : イメージはペットボトルロケットです、打ち出すのなら比較的簡単でしょう。
  雪緒  : じゃあそれで、すぐそばまでは危ないのでそこそこ近くまで飛ぼう。         「はじめちゃん、近くまで飛ぶよ!」         と後ろからホールドして射出。
  GM  : 英二「お、おう! すまん!」         はい、では学生寮に戻らず、尾砥神社に取って返す、ということでよろしいですね?
  雪緒  : はいな。
  ランサー: とりあえずあたしが早いんじゃね? あとアサシンどこ行った。
  雪緒  : 傍目には後ろから抱きしめてるようにしか見えないのは気にしてはいけないね…。いけないね、うん。
  ランサー: やっぱり寮に戻ろうか?(笑)
  雪緒  : なんで?(笑)
  ランサー: なんか余裕ありげだし…(笑)
  雪緒  : いやいやいや(笑)
  GM  : では、いい所で引きに入って申し訳ありませんが、シーンカットします。         突然の爆発! 狙撃か、襲撃か! 炎に包まれた尾砥神社、果たして九重は無事なのか! まて、次回!
  ランサー: え、ここまでなの?
  GM  : 実は作っておいた幕間が使えなくなりましたので、微調整が必要なんです。
  雪緒  : え、そうなの?
  GM  : セイバーとの交渉には出ないで帰ると思っていたので(笑)
  雪緒  : あっるぇー?
  GM  : おや、幕間の爆発現場にセイバーがいる!?(笑)
  雪緒  : 帰っちゃったから…?
  ランサー: 帰ってほしいなら帰れって言えばよかったのに(笑)
  GM  : 居ても居なくても内容に差はありませんでしたからね、自主性を重んじました(笑)
  雪緒  : もしもの時のためにMP少し残しておいてよかった(笑)