第一次霞足聖杯戦争6日目 夜パート
ランサー: 前回のあらすじ。6日目だかの昼。はじめを連れて寮に戻った。
GM : それは前回のあらすじというか、今回の冒頭では(笑)
雪緒 : 少し嫌なことに気付いたんだけど、寮に戻るときにどう考えてもライダー戦跡地を通るね。 不自然になにもなくなった区画を…(笑)
GM : 対軍礼装が乱れ撃たれ、アーカードvs若ウォルターのように斬り裂かれた木々が展開しているんですね、わかります。
ランサー: 監督役が何とかしてくれるんじゃね?(笑)
GM : 幾ら監督役でも昨日の今日で完全隠蔽は無理です、精々が一般人立ち入り禁止という名の人払いをするくらい。
雪緒 : えぇー…そこを通る時にとっても気まずい(笑)
ランサー: むしろ自慢すればいいんじゃね?(笑)
GM : ふむ、では森の辺りからシーンを再開しましょうか? 英二と話すこともあるでしょうが。
雪緒 : え、そこからなんだ…
GM : それとも、寮についてしまって構わないのでしょうか、少なくとも別陣営の妨害はありませんのでどちらでもどうぞ。
雪緒 : 昼と夜の合間くらいにご飯食べて簡単な会議じゃないのかな。かな。
ランサー: じゃあそれで。この冷凍食品をやっと下ろせるぜ……
GM : 夜行動は別に取ってあげます、とりあえず現在地はどこなんですか(笑)
雪緒 : というわけで寮に戻りました。ご、ごめんねー。
6日目 夜 北部地区/伝生学園・学生寮
GM : はい、ではこんな感じで。 夜とは成っていますが、まだ夜行動ではありませんから安心してくだしあ。
雪緒 : お借りした巫女装束は洗う時間がないのでひとまず畳んでおきます。
ランサー: じゃあご飯作るか。ハンバーグ。
雪緒 : うん。あんまり時間ないから常備菜も出すことになるけど。
ランサー: 切って、こねて、焼く。
雪緒 : 常備菜はレンコンのきんぴら。
ランサー: あとはご飯。
GM : ハンバーグというと、藤竜版封神演義を思い出します。
雪緒 : やめぇぇぇぇ!?
ランサー: 中国人じゃねえ(笑) そういえばPCサーヴァントって東洋系いないよな今のところ。 ま、時間がないからちょっと手抜き料理だな。
雪緒 : 待ってる間に、手持無沙汰ってわけでもないけど自分の学生証を見てる。 「(結局、身元がわかるのってこれくらいしかないんだよね…)」
GM : 『市立伝生学園高等部 2年A組 田中 雪緒』と所属が書かれ、雪緒さんの写真が貼られています。
ランサー: 「できたぞー、焼けたぞー、肉だぞー」(じゅうじゅう) で、食いながら話をするか。
「で、あたしと雪緒でライダーをずばばーってな。あいつ切り札出す前にやられてやんの」
GM : 英二「おおー、そら間抜けやなぁ」
雪緒 : あんまりランちゃんの話は聞いてない。
GM : 相槌を打っている英二もどこか上の空です。
雪緒 : いつもなら若干居たたまれないんだけど(笑)
GM : ……つまり、ランサーだけがテンションを上げて捲し立てているという気まずい食卓!(笑)
ランサー: ちくしょう!
雪緒 : 「(交付日は今年の4月。少なくともこの時からこっちにいたことになる、のかな。 これが本物なら、だけど。まあ、偽造って線は薄いよね、さすがに…)」
ランサー: 「そういえばハジメ」
GM : ランサーの話しに時に頷き、時折雪緒さんに視線を送り、考え込むように目を伏せるを繰り返す英二。 いつもの風景として大きな違和感として、女子の手料理を食べているというのに涙を流してかっこむことなく、 静かに食事を取っています。
ランサー: 空気上げていこう! 「お前なー、いくら可愛いからって九重に惚れたらだめだぞー。妹なんだからな」
GM : 英二「……ん、阿呆かぁっ!? 妹以前に中学生の女の子に手ぇ出したら犯罪やないかっ!」 わいはロリちゃうんやー!
雪緒 : 「…ああ、尾砥ちゃん変なこと言ってたよねー」 話半分すぎて全然違う返答をする(笑)
ランサー: 「いやいやそれなら雪緒だってまずいんじゃね……って高校生だ!」
雪緒 : 「何がよ」
ランサー: 「ああうん、いや、なんでも」
雪緒 : とりあえず学生証は仕舞おう。
GM : 駄目だ、なんというか歯車がかみ合っていなくてランサーが凄い道化に見える(笑)
ランサー: ちくしょう!
GM : 英二「妹……妹やねんな」 一人仕切り反応したあと、ぽつりと、そう呟きます。
雪緒 : 「そっか……思い出せてない、んだよね」
ランサー: なんだよこう。せっかく助けられたんだから喜びの酒盛りとかいう雰囲気じゃねーの?
GM : 喜びを露わにするには複雑すぎるんでしょう、この記憶喪失二人は(笑)
雪緒 : こっちは社会的な問題も絡んでるから…(笑)
GM : 英二「駄目やな……うっすら、そんなもんかなぁ、っちゅうのはあるんやけど。全然思いだせへん」
ランサー: 記憶喪失っていうならあたしの故郷に伝わる話をしてやろうか? そう、誰でも知っている大英雄ヘラクレスの話を……
GM : 発狂して子供を絞殺したんじゃなかったでしたっけ?>ヘラクレス
ランサー: そうだよ。駄目じゃねえか!
GM : 英二「チラッと聞いたけど、田中も記憶喪失なんやってな。 すまんな、全然気づかんかってん、気ぃつかってやれへんで」
雪緒 : 「…えっ、ううん。最初っからそうだったし…そもそも一応気づかれないようにはしてたつもり、だし。 変に気を遣わないで、今まで通りの方がいいよ」
GM : 英二「そか。ほなら、まぁ、気は使わんわ。俺も変に気を回されてもケツが痒なるだけやろうし」
ランサー: 「そうだそうだな。ほら気にせず食おうぜ!」
GM : 英二「や、すまんのやけど、ちょっと聞いて欲しいんや。あ、喰いながらでもええねんけど」
雪緒 : 「うん?」
ランサー: 「何だ、言ってみな!」
GM : どこか迷うように視線を彷徨わせ、ランサーを見て、雪緒さんを見て、英二は言葉を選ぶように口を開きます。
ランサー: 「あ、エッチなことは駄目だからな?」
GM : 英二「せんわい!? 今シリアスな場面やねんぞ!?」
雪緒 : ぺち、とランちゃんの額をはたく。
ランサー: 「へへっ。ごめんごめん」 続けてくれ。
GM : そんな仲のよさげな二人の様子を見てそっと口元をほころばせ、それをきゅと引き締める。 英二「なんや、その……聖杯の件なんやけど」
雪緒 : 「うん」
GM : 英二「あんな……どうにかして、アレを手にすることは出来んやろか?」
ランサー: 「えっ?」
雪緒 : 「ど…どういう、こと?」
GM : 英二は、迷うように視線を逸らし、呟くように語ります。 英二「このままだとアカンのや。具体的には言えんのやけど、このままやと皆死んでまう……と思う」
雪緒 : 「うぅん……何で、って言ってもわかんないんだよね」
ランサー: 「ちょっと意味がわからないな」
GM : ぽん、と視界を塞ぐように目を覆います。 英二「……見えるんや」
ランサー: 「みえる?」
GM : 英二「その、今回のことで……二回目の臨死体験を経験したやろ?」
雪緒 : 「……そう、だね」
ランサー: 「二回目……ああそうだな」
GM : 英二「その所為なのか、どうも変な映像が見える。多分、断片的な未来の映像や」
雪緒 : 「……どんなの、かな?」 少し身を乗り出す。
ランサー: 「うーん……」 ハジメを観察しよう。ランク1?
雪緒 : そこか(笑)
―――実績解除・端役英二の【成長性】を消費します。 ―――端役英二は《魔眼・未来視》取得しました。 ―――この能力は制御できません。
ランサー: ランクが上がった!
GM : 瞳孔に合わせて仄青い光彩が浮かびます。まるでギアスに掛かったように!
雪緒 : 実はPLはよくわからないと言っておく。
ランサー: とりあえずコップの水を持って見守ろう。あ、それで終わりなら水平チョップで止めるよ?
GM : 英二「……時系列はよく判らんのやけど、アーチャーは九重を庇って死んで、その九重も学生服の男に殺されとる。 ……町は巨人に焼き尽くされ、銀髪の女の子が心臓を抉られて死ぬ。巨人はそれで消えるみたいや。 ……そんで、燃えた神社の中で角の生えた女の子が死んでて、田中と学生服の男が向かい合って―― そんで……」
雪緒 : 「……っ!」
GM : 英二「そんで……聖杯が世界を飲み込んで、全部白になって、終わる」
ランサー: 「………」 なんかナウシカの予言みたいだな。
雪緒 : 「……銀髪の女の子。キャスターのマスター。」
ランサー: 「学生服はマフラー。巨人ってのは、よくわからないけど」
雪緒 : 「角の生えた女の子。ししょー…コユキの、育ての親の一人」
ランサー: 「雪緒の知り合いなのか?」
雪緒 : 「コユキの記憶に、出てきた…」
ランサー: 「っていうか……あたしは?」
GM : 英二「ランサーは……居なかった、と思う。ちゅうか、言っててなんなんやけど。 俺がどこにも出てきてへんのな……あと、ついでにアサシン」
雪緒 : ついで(笑)
ランサー: 「うーん……それってハジメが見る光景なのか? 自分の見る光景なら自分を見れないのは当たり前だけど」
雪緒 : なんでかってのはPLはわかるけどPCにはわからない(笑)
GM : 英二「俺視点とは違った気がするわ。多分やけど、一部のは田中の目線やったんやと思う」
ランサー: 3行目は雪緒が記憶を失う前のことかもしれないな。
雪緒 : 雪緒が0日目を乗り切って、でもはじめちゃんが生きてないルートの可能性もある。
ランサー: でも角の生えた女の子ってのは未来にしかいないんだろ?
雪緒 : そうとも言えないよ。
ランサー: あ、でも今の時代からいる可能性もあるのか。羽入様だから。
雪緒 : その名前で言うなし(笑) (何のことかよくわからないので調べたら壮絶なネタバレしましたよ?)
ランサー: いやいやおかしいって。この時代に羽入様が死んだら未来の雪緒は誰が育てるんだよ?(笑) タイムパラドックス!
雪緒 : 時間遡行を行った時点で、別の平行世界が発生するって説もある。
GM : 英二「こないな映像で頭んなかグチャグチャで、どうにも整理がつかんのやけど…… ただ、こうなったらアカンのは分かる。で、こっちは勘なんやけど。 ……細部は違っても、こうなりつつあるんやないか、と思うんや」
ランサー: 「今の話聞いてあたしも頭ぐちゃぐちゃになったからいったん忘れないか?」
雪緒 : 「うぅん…頭ぐちゃぐちゃついでに、コユキの記憶について、深く突っ込んで話したほうがいいかもしれない。 さっきはちょっと話していいかどうかってことやコユキ個人のこともあったからあんまり話さなかったんだよね」
ランサー: 「どうせ深く突っ込んでも材料が足りなくね?」
雪緒 : そういえば、アサシンさんってどうしてるの?
ランサー: さっきから一言も話してない。
GM : ……いつから、アサシンがこの場に居ると錯覚していました?
ランサー: は、いない!
雪緒 : どこいったんだろう。
ランサー: 気配遮断スキルかー。仕方ないね。
GM : 存在すら空気扱い!?
雪緒 : ひどい(笑)
ランサー: まあいいや。
GM : 英二「とりあえず、俺が言いたかったんは、積極的に聖杯を取りに行った方がええかもしれん、っちゅうことや」
ランサー: 「それなら割と積極的に行くつもりだったけどな。今日もキャスター殴りに行くつもりだし」
GM : 英二「俺の此れが単なる幻覚じゃないとしたら、最後の最後で学生服野郎に聖杯を渡すんは不味い」
雪緒 : 「……そう、だね」
GM : 英二「それに、思い出せないとはいえ、九重が死ぬんも阻止したい」
雪緒 : 「うん」
ランサー: 「キャスターのマスターはどうしたらいいんだ? なんかそいつが巨人の発生源みたいな流れに感じたけど」
GM : 英二「分からへん。心臓を抉られてるのは確かなんやけど、誰が抉ったのかは見てへんし」
雪緒 : 「……心臓ってことは…もしかして、ノエルさんって…」 少し言いよどんでから。
ランサー: そうか!
雪緒 : 「小聖杯、じゃないかな……」
ランサー: 「もしかしてその巨人がキャスター?」 ・・・・・・・どっち!?
GM : 同じタイミングで二つも爆弾を爆発させないでください(笑) 英二「小聖杯って、聖杯の元やったっけ……それにしても、巨人がキャスターって、どうも似合わん話しやな?」
ランサー: 「小聖杯のパワーでパワーアップするのかもよ」(適当)
雪緒 : 「でもキャスターって……」 じゃあ、夜行動分でキャスターの真名看破再チャレンジしようか? 今度は本気出すよ。
ランサー: だらだらだらだらだらら。
雪緒 : えーっと、自己封印解除。ついでに守り刀を継続に切り替える。
GM : はい。
雪緒 : 瞬間魔眼でMP回復してからキャスターの真名看破。 8an4+4an4+5an5+3an3 (ころころ……) [5,5,1,3,5,2,2,5]+[2,4,3,4]+[5,6,6,2,5]+[5,4,3] = 12 ちょうど全快(笑)
GM : まぁ、判定どうぞ(笑)
雪緒 : 魔力+解放…あ、いや、魔力放出ってこれに使えるのか?
GM : ええ、と、確か使えないんじゃないですかね?
ランサー: 使えないよ。
雪緒 : じゃあ魔力+解放しよう。 10an5+3an3+4an4+10an5 (ころころ……) [4,4,6,6,4,1,2,1,1,5]+[1,1,4]+[2,2,4,2]+[6,6,3,2,1,6,2,3,6,2] = 20 …しなくても成功してたねこれ(笑)
GM : まぁ、それではリアル真名当てどうぞ、キャスターは誰だ!?
ランサー: ちゃらららららら。
雪緒 : ピグマリオン!
GM : ――せ・い・か〜〜〜〜い!!
ランサー: だだだだだらーん。
雪緒 : でもデータは公開されない(笑)
GM : なにせ姿すら見てませんからね。
ランサー: でも大体想像はつく。
GM : なぜ想像がつくのかサッパリ分からない(笑)
雪緒 : 「確か、ピグマリオン…だったっけ?」 守り刀を両手で捧げ持ちながら。
ランサー: 「ギリシャ神話の芸術家、キプロスの彫刻家だな」
雪緒 : 元祖フィギュアフェチ。
ランサー: 「あの2.5次元フェチ野郎」
雪緒 : 「な、なにそれ」
GM : フィギュア界の頂点に輝く二次元オタクの始祖のような存在ですよ。
雪緒 : 「ま、まあいいや。姿を全く見せないから、どんなのか全然わかんないんだけどね」
ランサー: 「あいつのせいでギリシャが一時期フィギュア好きが社会問題になってたな…… 彫像が嫁とかふざけんじゃねーぞ!」
雪緒 : とんでもない捏造が(笑)
GM : 彫像を嫁にしたのは実話です(笑) 英二「正体不明かぁ……せやったら、巨人っちゅうのもあり得る話なんかなぁ?」
ランサー: 「いやあいつ人間だぜ? 別に神の血をひいてるわけでもないし。 そうすると、ノエル自身の問題な気がするな」
GM : 英二「そのノエルっちゅう子も何者なんやろうなぁ。小聖杯かもっちゅうけど」
雪緒 : 「……ノエルさんも、記憶がないって言ってた…。 (あれ?なんでノエルさん、私が記憶がないってことわかったんだろう?)」 今更根本的な問題に気づく(笑)
ランサー: 「何者かわからないけど敵なのは確かだぞー。だぞー」
雪緒 : 「(私が”なりそこない”ってことと関係あるのかな…)」
ランサー: 「……もしもノエルを倒さないといけない時がきたら、あたしがやるからな」
雪緒 : 「うぅん…ひとまず、目先の目標になっちゃうけどキャスターの動向を調べないとだよね… あと、ししょー…コユキの育ての親の居場所」
ランサー: 「そうだな。じゃあとりあえず、キャスター倒しに行くってことでいいか?」
雪緒 : 動向を調べるが何故倒すになるのかと(笑)
GM : 英二「俺も付いて行くで。何が出来るかは分からんけど、なにか出来るかもしれへん」
ランサー: 「具体的にはあたしと雪緒、アサシンとハジメで別れて別々のところに同時に乗り込んで……」
雪緒 : 「うん、助かるよ」
ランサー: 「そういえばアサシンどうした?」
雪緒 : 「……そういえばいないね?」
GM : 英二「あー……アサシンやったら、今は九重を見て貰ってるで」
雪緒 : 「そっか…」
GM : 英二「俺自身が危ないのは百も承知なんやけど、どうも放っておけんかってん。アサシンもそれでええ、て」
ランサー: 「そうなのか? でもアーチャーもいるんだろ?」
GM : 英二「ああ、知らんのやったな。あそこの陣営、 九重が前衛でアーチャーがサポートなんや。マスターが前面に立つんやで」
雪緒 : 「へぇー」
ランサー: 「へえー」
GM : 英二「俺としてはそれも止めたいんやけど、こればっかりは素人の俺が言うのもなぁ」
雪緒 : 「それに、はじめちゃんが視たのを考えると、ね……」
ランサー: 「マスターが前面に立つって大変だな」
雪緒 : おい。
ランサー: えへ(笑)
雪緒 : 「……」(思うところはあるが口にはしない)(笑)
ランサー: じゃあこうしようか? ゴールドクロスをもう一着作って九重にあげるとか
雪緒 : 尾砥ちゃん用なら、襷でしょ襷。
ランサー: 何て読むんだ? たすき?
雪緒 : たすき。
GM : というか、そんな御祝儀みたいに礼装をポンポン放出しないでください(笑)
雪緒 : ちゃんと亜弓さん用の礼装と一緒に考えてたんだよ。 あと尾砥ちゃんなら防具よりは白兵武器の方がいいと思うし。
ランサー: 「わかった。とにかくアサシンは動けないんだな」 ハジメ一人か……ぶっちゃけ足手まといだけど言わないでおこう。
雪緒 : 単純に戦闘力だけならな。
ランサー: 戦闘力以外だと?
雪緒 : いや今回は関係ないけど情報収集とか。あとちゃんと考えてくれるし。
GM : 英二「ああ、一応合図はきめといたで。例の念話モドキで接続したら戻ってこい、っちゅう感じや」
ランサー: あれ、念話が使えないんじゃなかったっけ?
雪緒 : 念話しようとすると雑音になる、んだったよね。
GM : そんな感じです、とりあえず念話としては使用できませんので、演出的には探索魔術のソナーみたいなものですね。
ランサー: なるほど。 「じゃあとりあえずじえーたい基地に行って殴りこむか?」
雪緒 : 「あと、陣地作成の妨害ってプランもあるね? 多分今日は西区に行ってる気がするし」
GM : 英二「他の霊地っちゅうのも陣地にしてんのやろ? なら、基地よりは楽そうな別の陣地を狙うっちゅうのも手やな」
雪緒 : 『そうそう、ランちゃん』
ランサー: 『なんだー?』
雪緒 : 『万が一のこと考えて、はじめちゃんに令呪一画返していいよね?』
ランサー: 『う……まあいいぜ?』
雪緒 : 『よかった、ありがとう』
ランサー: 『でもそれ以上減らすとあたしが雪緒を守れなくなるからな』
雪緒 : 『……うん』 まあ、私が安心したいだけだからね。
ランサー: 「一番つらいところに最初にぶつかるべきだと思うな、あたしは」
雪緒 : 「基地は侵入も大変だもんね…何かあったら向こうは容赦なく吹き飛ばしてくるし」
GM : いきなり意見が割れましたよ。
雪緒 : どこに行ってもトラップを見破れないのは同じだけどね…(笑)
GM : 英二「まず目的を明確にしよか。とりあえず、今回は情報収集がメインなんか、 キャスター討伐がメインなんか、それとも陣地を削ってダメージを与えるんがメインなんか」
ランサー: 「そだな」
雪緒 : 「そうだね」
GM : 英二「話が戻ってまうんやけど、九重の件もある。あんまり時間を掛けると例のビジョン通りの未来になる気がしてん。 かといって、やみくもに侵攻するんもリスクが大きすぎる。どっちもどっちや」
ランサー: 「あたしとしては2がいいと思うけど。どうせ逃げられそうだから3になるんじゃね、って感じで考えてるけど」
GM : 英二「まぁ、2を前提にしていくとそうやけど、キャスターの居ない陣地を狙えば必然的に3になると思うで」
雪緒 : 「キャスターを表に引きずり出せるんなら即2にしてもいいんだけど」
ランサー: 「今夜どこにいるのかってわかるか?」>きゃすたー
雪緒 : 「基地かノエルさんと一緒にいるかのどっちかだとは思うけど… こないだはノエルさんと一緒にいても姿は見えなかったし」
ランサー: 「ノエルと一緒にいると思うぞ。でも魔術の腕はあっちが上だから、単純には探せないんだよな」 けいおん!が使えればそうでもなくなるんだけどな。
GM : ケリュケイオンはいつ出来上がるんですか?
ランサー: あと一回行動消費すればできるよ。ただ雪緒がランク5にならないと使えないけど。
GM : 英霊もビックリですな。
ランサー: 神霊の武器を模してるんだぞ(笑)
GM : この機織り職人はどこまで行こうと言うのか(笑)
ランサー: 「というわけでノエル直撃を目指してヤマを張ろう! それともハジメは予想つくか?」
雪緒 : 「そうすると…西区だよね。まさか神社に突撃するとは思えないし」
GM : 英二「西部地区やないんか? いや、アーチャーに聞いたんやけど、 もう西部地区と北部地区の霊地以外はキャスターの陣地なんやろ?」
雪緒 : 「うん。もし神社に仕掛けるとしても西区を押さえてからだよね。 まあ…今がら空きだからって攻めてくる可能性は否定しきれないのが怖いとこだけど」
ランサー: あたしはハジメの未来視に期待したい(笑)
雪緒 : すんな(笑)
ランサー: えー、だって未来読めば一発じゃん?(笑)
雪緒 : だいたい制御できないだろうが(笑)
GM : こっちの未来視に期待するなら戦術とかそういうので読み取ろうとかないんですか(笑) 英二「アーチャー陣営と俺らが何だかんだで一緒にいたんは知ってる筈や。 万全な体制を整えて、少しでも勝率を上げてから来るんとちゃうかな」
ランサー: 「じゃあ西区の霊地目指して行ってみるか。どこだっけ?」
雪緒 : 「…美術館だった気がする」
GM : しおり万能説、しかと美術館と書いてあります。
ランサー: 「30分したら出発するか」 その間に回復しておこう。
雪緒 : 「うん」
GM : はい、では魔術行使をするならば今の内にどうぞ。
ランサー: 15an5+8an4 (ころころ……) [5,5,2,3,2,5,2,5,3,6,1,3,1,5,1]+[1,1,2,6,4,4,1,3] = 21 雪緒に回復、11点! 少し分けて!
雪緒 : じゃあ5点渡すね。
ランサー: わーい。料理で回復したってことで。
雪緒 : 私は手番使ったし…はじめちゃんに令呪を返しに行くか。
GM : 返すって言い方も変ですけどね(笑)
雪緒 : だ、だって無駄撃ちさせちゃったし…
ランサー: 別に借りてたわけじゃないから…強いて言うなら、補償する?(笑)
雪緒 : まあ雪緒的には返す、なんです。
GM : なんというか、義理がたいというか頑固というか(笑)
雪緒 : 「ね、ねぇ…はじめちゃん」
ランサー: あたしは席をはずしてる。
雪緒 : 皿洗いを頼んでおこう。
GM : 英二「おー、もうちょい待ってなぁ。この油汚れがなかなかしぶとく、て」(キュッキュ)
ランサー: ハジメかよ(笑)
GM : むしろ食事作って貰ってるんだから率先して片づけをしますとも、というか英二だって自炊できるんですから(笑)
雪緒 : 知ってた(笑)
ランサー: まあ話を進めよう。用事があるんだろ? 雪緒
雪緒 : うん。まあ洗った食器拭きながら待とう。
GM : 英二「きゅっきゅきゅーのきゅ、と。ほい、しまいや。おまっとさん」
雪緒 : 「う、うん」 少し緊張した面持ちで。
ランサー: 普通に言えばいいじゃん。
雪緒 : い、いやだってさ…まあいいや。
ランサー: いろいろあって負担掛けたから、れいじゅ一画補填するよって。
GM : それを言われると足手まといでごめんなぁ、と返ってくるんですが(笑)
ランサー: 足手まといなのは事実だからいいんだよ! その上で死んでほしくないかられいじゅ渡すよ! で。
雪緒 : 「え、えっとね……改めて、迷惑かけっぱなしでごめんね?」
GM : 英二「んー? 話が見えへんな。俺が田中に迷惑かけたっちゅうんなら心当たりはあるんやけど」 きょとんとした姿からは、本心なんのことか分かっていないようです。
雪緒 : 「私の判断ミスやうっかりで吹き飛ばしたり崩落に巻き込みそうになったり…… ……令呪も使わせちゃったし」
GM : 英二「なんや、そんなことか。ちゅうか、そのどれも俺が実力不足やから起きたことやないか?」
雪緒 : 崩落に巻き込んだのと吹き飛ばしたのは明らかに私のせいだけどね?(笑)
GM : 英二「田中が気にするんも分からんではないけど、俺は気にしてへんで。ちゅうか、あんま言わんといて。 お前弱いって宣言されてるみたいで地味に痛いねん」
ランサー: お前弱いよ。
GM : やめなさい(笑)
ランサー: そもそも礼装一個も持ってないのが悪いんだよ!
雪緒 : 持ってる方がおかしいでしょ(笑)
ランサー: 魔術師の強さってのは半分は礼装で決まるんだよ!
雪緒 : (ぐさっ
GM : そんな考えだから礼装が戦ってるって言われるんですよ(笑)
雪緒 : 実際に雪緒はそうだけどね…作成時点から(笑)
ランサー: あたしはそういう考え方でいいんだ。職人なんだから。
見学者 : (凛さんとか装備一つで黒桜と打ち合いしてたしなぁ)
GM : というか、遠坂の家は肉体鍛錬の果てに根源目指していた筈でしょうう、中国拳法的に(笑)
ランサー: いやあれは明らかにチート礼装のおかげだったぞ(笑)
見学者 : (まあな(笑)>チート礼装) ※ チート礼装『宝石剣』 効果:MP無限など 雪緒 : 「だからせめて、令呪は一画返そうかなって…ああ、うん、ごめん」
GM : 英二「返すて言われても、アサシンを呼び戻すのに使った令呪やろ? あれは必要経費みたいなもんやないか。気にせんでええよ。 田中が持ってた方が有意義に使えるやろ。とっとき」
雪緒 : 「それも私がランちゃん送り込むのを渋ったからだし」 まあそもそもこの時点で私が令呪を1回も使ってないのがおかしいのかもしれないけど。 「気にするっていうか……えっとね? 私の…コユキの昔の話なんだけど。 私の軽はずみな行動が原因で、取り返しのつかない事態を招いてしまったことがあるの。 ……また、同じことになってしまったら、って思うと、私よりははじめちゃんに持っててもらいたいから」 私には、コユキのことはわからない。あの時どんな思いをしてたのか。どんな想いで聖杯戦争に飛び込んだのか。
GM : 英二「んー、あー……」 がしがし、と濡れた手で乱暴に自分の頭をかきむしると、少し複雑といった表情で向き直ります。 英二「いろいろ言いたいことはあるんやけど……それで、田中が安心できるんやな?」
雪緒 : 「…うん、そうだね。完全に、私のわがまま」
GM : 英二「わかった。ほなら、借りとくわ。使うかどうかは分からんけど、お守りみたいなモンと思えばええ。 自分で使いたなったら言うてな。直ぐに返すさかい……消費してなかったら、やけど」
雪緒 : 「ぜ、全然使ってない、よ……」(なぜか目をそらしながら)
GM : 善弥は令呪を使ってライダーを使い捨てにまでして頑張ったのに、報われません(笑)
雪緒 : あの時はgdgd時空に支配されてたからね……
ランサー: 使い方間違ってるんだよ(笑)
雪緒 : 「え、えっとじゃあ、返す……」 言いかけて、動きが止まる。
GM : 英二「おう、ほなら」
雪緒 : 「(……ちょっと待って今まで使ってなかったから全然気にしてなかったけど渡すのも確か同じような感じだったはずで)」
ランサー: 渡し方は手を重ねてれいじゅを譲るぜひゃっはー。
雪緒 : 普通はね…
GM : 雪緒さんは何故か手じゃありませんからね(笑) 英二はなんの気なしに令呪の浮かんだ手を差し出します。
ランサー: それ以上やったらぶっ殺すぞ!
GM : 英二は無罪ですよ!?(笑)
雪緒 : ですよねー 「(だとすると…つまり……)」(頬を赤く染めて硬直する)
GM : 英二「ん、どないしたんや? 顔赤いで?」
雪緒 : 「……あ、う、うん」 胸に手を当てて、深呼吸して。 「(や、やるしかない……!)」 はじめちゃんの手を掴んで。 ぎゅっと目を瞑って。
GM : 英二のへらへらと笑った顔が硬直するまで後5秒(笑)
ランサー: うぜえ(笑)
雪緒 : 意を決して、シャツの襟首をぐっと下ろす。 普通なら手の甲や手首にある令呪が、胸元にあります。何故か。 あ、令呪のデザインはスノーフレークという花ですね。 花弁の先に緑色の斑点のある鈴蘭に似た花で、とてもかわいいですよ。
GM : 丁寧な説明が実によい現実逃避です(笑) 英二「 ゑ 」
ランサー: 目を閉じろや!>ハジメ
雪緒 : で…掴んだ手を、振れるか触れないかぎりぎりのところまで引き寄せる。 「……田中雪緒、から、端役英二に、令呪を…移譲、するっ!」
GM : カッ! 実際に光るのかどうかは知りませんが、確かに令呪が接触面を伝って移譲されました。
雪緒 : まあ多分触れてないよ。きっと。多分……
GM : 花の一片が、英二の手に浮かぶ蔦のような令呪に移り変わります。 関係ないですが、英二の令呪は樹木の蔦が三本絡まるような形をしていました。
雪緒 : へぇー。
GM : 英二「 ( ゚д゚) 」
雪緒 : 襟首を下ろしたときに全く加減ができてなかったのでちょっと問題はあったかもしれないけど、 令呪自体は問題なく譲渡出来たね。 「(で、できた…かな?)」 恐る恐る、手を放す。
GM : 雪緒さんの見た所、しっかり英二の目は点になっていて、令呪は移譲完了しています。
雪緒 : 胸元を押さえながらゆっくり目を開けて、確認する。
GM : 口を半開きにして目を皿のようにした表情のまま固まった男が見えます。
雪緒 : 「……」
GM : 英二「あ、う? ぅ……コホン、あ、あー! ん、ゴホンゴホン、確かに令呪は受け取ったで!」 だーははは、と態とらしく笑いながら、英二は頭をかきます。
雪緒 : 「…えっと、その……う、うん」(顔を真っ赤にして俯く)
GM : 英二「お、おう……えーと……」(おろおろ)
ランサー: きていいかー?(笑)
雪緒 : こなくていい(笑)
ランサー: っていうかくる。
GM : 流石はランサー(笑)
ランサー: 断固としていくね! 「おーい。そろそろ時間だぞー」 やってくる。
雪緒 : 「…あ、う、うんっ」 あわてて取り繕いはするけど、まだ顔は真っ赤。
GM : 英二「お、おう……」 なぜか手を軽く上げた状態でわきわきさせていたが、手持ち無沙汰に下ろして頷きます
ランサー: 「どうかしたのか? 令呪ちゃんと渡せたのか?」
雪緒 : 「……う、うん。まあ、なんというか、うん」
GM : 英二「おう、おう。ちゃんと受け取ったで。おう」
ランサー: 「ならよかったな」
GM : 英二「ほ、ほなら、俺は出発の準備をしてくるわ! 直ぐ戻る!」
ランサー: 「ハジメ。あたしもあんたに死んでほしくなんてないんだからな」
GM : 英二「おう、わあっとるわー!」(シュタタタタッ) そのままギャグ漫画のような勢いで走りぬけて行きました。
ランサー: 「……なんだあいつ。また自分が弱いとか気にしてるかと思ったのに」
GM : もはやそんな感慨を吹き飛ばすようなイベントがありましたので(笑)>弱いとか気にしてる
雪緒 : 「え、えーっと、うん……悪いことした、かな…」 なんとなく謝りそびれてしまったけど。
GM : まぁ、今の瞬間に謝られても英二的には何の事か記憶する余裕すらないでしょうけどね。
ランサー: 「それにしても聖杯を得るってどこまで本気なんだろうな…… 一瞬あたしがアサシンをぶったおさないといけないのかと思ったよ」
雪緒 : 「そ、そこまではさすがに? まあ、正確には聖杯を誰にも渡さないってことかな」
ランサー: 「じゃあ別に雪緒が使ってもいいんだな」
雪緒 : 「どう…だろうね」
ランサー: 「それにしても……いやさすがに……でもその気になれば……できるのかな」
雪緒 : 「うん?」
ランサー: 「いや。まだ確信したわけじゃないから、やめておく。 とりあえず今日の予定は。夜にノエルに殴りこむ。深夜にも殴りこむ、でいいか?」
雪緒 : 「うん。まあ深夜は状況に応じて、だね?」
ランサー: 「あと美術館っておかねいるのかな……」
雪緒 : 「夜は営業してないからまた侵入することになるよ」
GM : では、そろそろシーンをカットして夜の時間軸に移動しましょう。
ランサー: おー。
雪緒 : 西区の霊地、美術館だね。
GM : はいな。