第一次霞足聖杯戦争6日目 朝パート

6日目 朝 北部地区/尾砥神社


  GM  : 神社へ向かう、ということで良かったですね?         深夜の激闘を終え、気づくと朝日が差し込んでいるような時間帯です。
  雪緒  : 事前にメールしてから神社に向かいますね。
  GM  : はい、亜弓からは今後について話したいので待ってるという旨の返信がありました。
  ランサー: あたしはちょっと遅れて行く。
  雪緒  : 私の移動速度を考えると途中で追いつくと思うよ。         …どう考えても何度か休みながら登ると思うし(目そらし)
  ランサー: じゃあ階段の途中で追いつきそうだな。
  GM  : 雪緒さんはインドア派ですからね……本来ならランサーこそインドア派の鑑みたいな筈なんですが(笑)
  雪緒  : べ、別にインドア派じゃないよ?能力適正の問題なだけで。
  ランサー: 「雪緒」         追いついた。
  雪緒  : 「ん、なぁに?」
  ランサー: 「とりあえず教会に届けておいたから」
  雪緒  : 「うん…ありがとね」         面倒事はランちゃんに任せてばっかりだよ。
  GM  : 本当は電話一本で教会のスタッフが片づけてくれたことは内緒です。
  雪緒  : 番号知らないけどね?
  ランサー: そういえばそうだ。
  GM  : いや、きっとしおりに書いてあったに違いない。
  雪緒  : しおり万能説。
  GM  : さて、例によって長い石段、昨日までアサシンが待機していた場所ですが、今は姿が見えません。
  ランサー: 「アサシンはいないみたいだな。ハジメのところかな?」
  雪緒  : 「そう、みたいだね」
  GM  : とりあえず、アサシンの姿こそありませんが、周囲に別段変化はなさそうです。
  GM  : こう、別口が襲撃したような痕もありませんし、血痕が残っているというようなこともありません。
  雪緒  : 「……」         ランちゃんの正体について、切りだしたいようなそうでないような。
  ランサー: とりあえずあたしの正体については今は置いておこうぜ。         「じゃあ早く確認しようか。もしかしたらもう元気に走り回ってるかもな」
  GM  : そこには、元気に(巫女さんをナンパしようと)走りまわる英二の姿が!
  雪緒  : 「…疲労度からして寝てると思ったけどね?」
  GM  : では、とりあえず鬼門まで上がってくると、入り口に亜弓が待っています。
  雪緒  : 「おはようございまーす」
  ランサー: 「よー」
  GM  : 亜弓「おー、おはようだ、お前達。その様子じゃ大丈夫だったか」
  雪緒  : 外傷はない。うん。
  GM  : なんで無傷なんでしょうね(笑)
  雪緒  : かすったら死ぬからに決まってるじゃん!?         「う、うん。なんとかね」
  ランサー: 「まあ、あたしたちが本気を出せばこんなもんだよ」(ドヤア)
  雪緒  : 「まあ…完全に舐めてかかってるライダーと戦術もなんもないマスターだったから何とかなったんだけど」
  ランサー: そういえばあいつの最終宝具って…
  GM  : 亜弓「そうかそうか。ああ、そうそう。兄貴の方はもう大丈夫だ。今は疲れて寝てるけど、傷はすっかり塞がった」
  雪緒  : 「そっか…よかった」         安堵でへたりそうになる。
  ランサー: 「よかったな、雪緒」(肩を貸す)
  雪緒  : 「……うん」
  GM  : 亜弓「まぁ、詳しい話しは中でしよう。朝食くらいは出させるから、ゆっくりしていってくれ」
  雪緒  : ここで立ち話もなんだし、そそくさとお邪魔しよう。
  GM  : 亜弓「徹夜明けで辛いなら先に寝床を用意しようか?」
  雪緒  : 「ああうん、まだ大丈夫」         1単位ずれたからね!
  ランサー: 昼に寝れるって話か。
  雪緒  : うん。
  GM  : では、昨日来た時はほぼ一直線に地下へ案内されましたが、今回は奥の客間のような部屋へと案内されます。
  ランサー: 「でもハジメがすぐに寝ちゃったのはちょっと残念だよな」         おじゃましまーす。
  雪緒  : 「え、あの状況なら寝るよね普通?」         だから、流れですぐ来ちゃったけど昼に行きたかったのが本音。
  ランサー: 正直ごめん。         「九重は?」
  雪緒  : 「…いや、尾砥ちゃんも寝るでしょ」
  GM  : 亜弓「ちょっと無茶しすぎたからなー、今はちょっと無理だー」         まさしく時間がずれ込んだ感じですね。
  ランサー: 「そっかー……じゃあ雪緒もやっぱり寝たらどうだ?」
  雪緒  : 「…だったら寮戻るよ?」         着替えとか水浴びとかの問題で。
  ランサー: 水浴びも着替えもここで借りればいいじゃん?
  雪緒  : 迷惑かけっぱなしなのにそこまでしてもらうのもちょっと。
  GM  : 今なら自然な流れで巫女服が着れますよ。
  雪緒  : そこで巫女服を提供するのはどうかと思うな!?
  GM  : フリーサイズだったので(笑)
  雪緒  : 「ま、話すことがあるなら今のうちに済ませとこうよ」
  ランサー: 「うーん。あたしもそのつもりだったんだけど。九重も寝てるんじゃあな。          やっぱり今は寝た方がいいと思うぜ。あとここで寝ようぜ。戻るの面倒くさい」
  雪緒  : まあ、現状マスターが私しかいない状態だとね…事後承諾の嵐になる(笑)
  ランサー: アーチャーだけじゃ決められないこと多すぎだしな。
  GM  : むしろ、亜弓だけだと「おー、全部わかった! 後で伝えておく!」になる予感が(笑)
  雪緒  : そして正確に伝わらない(笑)
  ランサー: 「それに貸し借りなら、あたしがほら、掃除とかしようか?」
  雪緒  : それくらいで済む問題ではない、ないんだよ…!
  ランサー: わかったよ。えーとあれだ。アサシンを倒せばいいのか?
  雪緒  : なんでよ(笑)
  GM  : おうい(笑)
  ランサー: セクハラの罰。
  雪緒  : そんなに殴りたいなら死なない程度に。
  GM  : なにを言います! アサシンはセクハラなんてしてません、ライフスタイルを貫いただけです!
  雪緒  : ま、まあ。お言葉に甘えて寝床借りましょう。この時間やることなくなってしまったし。         ……あ、演出で一つやることがあった。         寮に戻らなかったから、荷物を出してもらって凍らせてまたしまってもらう。
  GM  : 冷凍保存ですか、それこそ冷蔵庫を借りるという図々しい真似をすれば済むことを(笑)
  ランサー: 他人の家の冷蔵庫借りるのはちょっと…(笑)
  雪緒  : さすがにそこまでは…(笑)
  ランサー: じゃあ雪緒を見守ろう。
  雪緒  : 更に思い出した。というか思いついた。
  ランサー: なんだ?
  雪緒  : 私らと亜弓さんしかいないなら、例の神殺しの件について深く突っ込んで聞いておいてもよかったかな、と。         具体的にはそういう礼装じゃ駄目なんか、と。
  ランサー: ああ、それならあたしが聞いておくよ。道具作成がてら。
  GM  : なるほど、雪緒さんがランサーの夢を見ている間に、ですね。
  雪緒  : ん、お願いね。
  ランサー: どっちから済ませる?
  GM  : 今、ちょうど作ってた幕間が完成したので、先にそっちを流しますね。
  ランサー: うん。
        ● 幕間『僕らの望んだ戦争だ』
  GM  : はい。雪緒さん達が戦っている間にも、事態は刻々と動いているんですね。
  ランサー: 読み終わった。
  雪緒  : ここから加速しそうだね?
  GM  : なにせもう2騎も墜ちてますからね。一度墜ち始めると早いですよ、聖杯戦争は。
  雪緒  : (墜ちはじめまでが異常に長かった第三次に思いを馳せてみる)
  GM  : 見なかった方向で。
  ランサー: 第三次は既に四騎落ちたよ!
  GM  : さて、それでは雪緒さんが寝床に着いたところで、ランサーと亜弓の会話から行きましょうか。         幕間を連続するよりは一拍置くと言う事で。
  ランサー: うい。
  ランサー: じゃあ縁側に腰掛けて編み棒で絹糸を編む。
  GM  : 庭先で巨斧を煮込んでいた姿とは打って変わった作業風景ですね(笑)
  雪緒  : 違うとかそういう次元じゃないよ。
  GM  : 亜弓「雪緒はもう寝たか。ランサーは朝食どうする?」
  ランサー: 「出してくれるならありがたく」
  GM  : 亜弓「その点は心配ない。御当主がアレで味にうるさい人でな、よく「作り直せ!」ってなるから、むしろ余るんだ」
  ランサー: 「このあらいを作ったのは誰だあ! 食べ物を粗末にしちゃいけないんだぞ」
  GM  : というわけで、純和風な御膳が二つ用意されます、パッと見では変な所はありません。
  ランサー: じゃあ30秒かけていただく。         「ごちそうさま」
  雪緒  : はやっ!?
  ランサー: そして作業に戻る。いわゆる作業飯。作業の合間に食べるご飯はスピード命。
  GM  : 亜弓「作り直しを喰らった奴は厨房の賄いになるんだってさ。            まぁ、だからって態と失敗してるわけじゃないんだけどなー」
  ランサー: 「ふぉーん(もぐもぐ) ところでちょっと聞いておきたいんだが。          セイバーとの話はなんか進展あったか? まあそれどころじゃなかったか……」
  GM  : ログを確認しましたが、まぁそれどころじゃなかったですからね(笑)         亜弓「まぁ、今はマスターがダウンしてるし。マスター抜きで話せるようなことでもないしなー」
  ランサー: 「それで、あのあとちょっと思ったんだけど、『神殺し』か『怪物殺し』のスキルってのは、          あたしが作った織物で代用できないのかな? って雪緒がちょっと気にしてた」
  GM  : 亜弓「んー? あ、マスターの居ぬ間に情報収集しようってんだな。            駄目だぞ駄目だぞ、オレは口が堅いってご近所でも有名なんだから」
  雪緒  : (そっと疑いの眼差しを亜弓さんに向ける)
  ランサー: 「いや普通に借りを返す手段なんだが…」
  GM  : 亜弓「んー、多分、それでも行けるとは思うんだけど、どうだろうなぁ?            アレなー、神性と魔性を両方備えたような怪物だから、神殺しか怪物殺しが有効だろうって話しなわけで」
  ランサー: 「なんだそれ?          えーと、たしかあたしたちが倒したライダーがそんな感じだったような気がしないでもないな」
  GM  : 亜弓「んー、っと……尾先狐って知ってるか?」
  ランサー: 「うんにゃさっぱり」
  GM  : 亜弓「まー、簡単に言うと、殺生石で有名な九尾の狐な。            その殺生石の破片から産まれたのが尾先狐って言われてる」
  雪緒  : 九尾の狐?あいつなら今秋葉原の和風メイドカフェで働いてるよ(嘘)
  ランサー: 「ふーん。メデューサの血から、ペガサスとあと何か忘れたけど、生まれたようなものか」
  雪緒  : 白い羽さんェ……
  ランサー: PL知識的にいうと管狐っていう使い魔のことかな。
  GM  : 亜弓「元々、御先(みさき)が語源って言うくらいだから神性も高い。            オマケに日本三大化生と言われる九尾が元だけに魔的にも強い」
  ランサー: 「ふんふん」
  GM  : なお、御先とは神が出現する前に先触れとして現われる霊的存在のことで、         ヤタガラスや稲荷狐なんかがそれに当たります。
  ランサー: へー。         「ええっと……そんなサーヴァントがいるのか?」
  GM  : 亜弓「座に戻れば元となった尾先は居るかもしれないけど、            ここに居るのは受肉した信仰の欠片って感じだなー」
  ランサー: 「え、元からいたのか?」
  GM  : 亜弓「どこぞの和尚が殺生石を砕いた時の破片がこの地方にも飛んできて、            その一つが尾砥山の霊脈から力を得て、信仰という形を得てしまった。            あるいは、初代の尾砥が生贄なんて捧げなければ自然消滅したかもしれない。            ……んだけど、下手に信仰を持ったお陰で形を持っちゃったみたいでなー。            言うなれば、現代まで生き続けている幻想種って感じだなー」
  ランサー: 「この時代にもそういうのいるんだ。じゅーよーぶんかざいだな」
  雪緒  : 負の遺産だけどね。
  ランサー: あ、そっか。それで源雷光呼びたかったんだな。
  雪緒  : そそ。
  GM  : なお、型月番付によりますとピンからキリまでいる幻想種ですが、         その一部はサーヴァントとは比べ物にならない生きた神秘の塊です。         確か、第五次のメディアが召喚できたかもしれない中型ドラゴンがサーヴァントでも中堅クラスとか。
  雪緒  : 中型サイズってことは高さ2m未満?(ルールが違います)
  ランサー: そもそもサーヴァントが召喚する時点でサーヴァントの枠に収まっちゃうわけだな。         「初めからそういうサーヴァント呼べばよかったんじゃね?」
  GM  : 亜弓「マスターもそのつもりで大量の化物退治系の触媒を集めてたんだけどなー。そりゃ、無理ってもんだ」
  ランサー: 「なんで?」
  GM  : 亜弓「例えば、極悪人を退治に行くから正義の味方来てくれー、            って呼びかけてるのが悪人だったら、来てくれると思うかー?            尾砥の一族は初代以降、狐の血が混ざった混血だから。            化物から化物退治の依頼をされて、ホイホイ来るような奴は居ないってこと」
  ランサー: 「そうだな……あたしの故郷にはアルゴウタイナイっていう物語があってな。          その呼びかけしたのがイアソンって奴だったんだけど」         まあ、あれも集まったのは正義の味方じゃなかったか。
  GM  : イアソン……メディア贔屓の所為か、凄く悪い逸話しか思い出せない(笑)
  ランサー: いやそれで合ってる(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: 「そうかー……つか、その化物を倒したいなら、          普通にあたしや雪緒に協力してくれっていえばいいじゃん? 殴る要員的に」
  GM  : 亜弓「いやいやいや。オレが言うのもなんだけど、聖杯戦争に召喚された            サーヴァントに全く関係ない戦いを手伝ってくれって言えるわけないだろ?」
  雪緒  : そういえば、このくだりを往来で堂々と話してたよね、亜弓さん達。(※第0日昼パート参照)
  GM  : 亜弓「普通は、聖杯に叶えたい望みがあって召喚に応じるんだ。それを報酬も無しに巻き込めないだろう」
  ランサー: 「いや別に」
  雪緒  : 今回の件で大迷惑かけちゃったしね。
  ランサー: 「まあ報酬っていうなら、雪緒はかなり借りを作ったって気にしてたけどな」
  GM  : なんて義侠心に厚いんだこの機織り、戦闘は本職じゃないくせに(笑)
  ランサー: いやいやいや……これはまあ雪緒の受け売りだよ。
  雪緒  : と言っても、説明しないとどうして私がそういう思考に行きつくのか、亜弓さん達にはわかんないよね。
  GM  : まぁ、実際それほど会話してませんしね。
  ランサー: とりあえず事前情報としては十分かな。
  GM  : 悪い人間じゃない、という前情報はこの場合「巻き込めない」にシフトしますから、逆効果ですし(笑)
  ランサー: 「まあ、そのあたりはマスターたちが起きてから話せばいいか」
  GM  : 亜弓「ちなみに、セイバー陣営との交渉では禍狐討伐後は御三家の尾砥家と、            オレが聖杯獲得を完全バックアップするって方向で話を進める予定だったりする。            セイバーがどこの英霊かは知らないけど、何だかんだ言って本職に任せた方が確実だからなー」
  雪緒  : どのあたりの英霊かもさっぱり読めないんだよね、セイバーさん。
  ランサー: たぶん北欧系じゃないかな。
  GM  : 神殺し、武器破壊、くらいしか情報が露出していませんからね。
  ランサー: 「えー、それならあたしが倒すよー、倒せるよー、たぶんきっといつか」
  雪緒  : ランちゃん、戦いたがってる?(笑)
  GM  : 亜弓「オレにはなんでそんな戦いたがってるのかサッパリだ。ランサーは戦士じゃなくて職人なんだろう?」         どうしてそんなにバトルマニアな方向なんですか(笑)
  ランサー: 「いや。単純にアーチャーと戦いたくないからだよ。少なくとも雪緒には戦わせたくないな。          これから先、雪緒が聖杯を必要としたら、セイバーとぶつかることになっちゃうかもだろ?          それで九重と戦うことになったら、雪緒は悲しみそうだから」
  GM  : 亜弓「ああ――なんだ」         先ほどまで好戦的なランサーにむしろ少し引いていた亜弓は、少し同類を見る目でランサーを見ます。         亜弓「要するに、ランサーは雪緒が好きなんだな。なら、オレと一緒だ」
  ランサー: 「そーだよ。あたし自身は。まー、アーチャーを倒すことになっても仕方ないって思うけどな」
  GM  : 亜弓「その考え方は正しい。オレ達は所詮、この現世の客人に過ぎない過去の存在だ。            優先すべきはマスターのこと。オレはそれでいい。いや、それがいい」
  ランサー: 「そうだな……まあ、寂しくないのかって言われれば、嘘になるけどさ」
  GM  : 亜弓「うん。けど、それでも――」         どこか、此処ではない遠くを見つめるような目をして、アーチャーは口を閉じます。         言葉にしないことに意味があるように、言葉に出来ない思いを込めるように。         縁側に二人、この世の存在ではないサーヴァントが並び、ただ座っている。         それは、ひょっとしたら、ちょっとした奇跡のような光景なのかもしれません。         と言う感じで、シーンをカットしようかと思いますが、何かありますか?
  ランサー: 大丈夫だぜ。終わってくれ。
  GM  : では、視点を寝床でグーグーグーな雪緒さんへと移します。
  雪緒  : 畳と布団はいいものだ。
  ランサー: 普段ベッドだよな。
  雪緒  : うん。
  GM  : そうですね、寮は洋風建築ですので、寝床はベッドです。         純和風の畳と木の香り、ふかふかと柔らかい布団、蕎麦殻の枕、太陽の匂い。         陽はこれから高くなる一方ですが、その暖かさが心地よく、雪緒さんの眠気を誘います。
  雪緒  : 即大休憩。
  GM  : 目を閉じ、吸い込まれるように眠りに墜ちた雪緒さん。         命のやり取りに疲れていたのか、その眠りはいつもよりも深く――         ――それだけに、一本の繋がりに気づくことが出来ました。         普段は意識したりしない、電波のように目立つものではない繋がり。         温かみすら感じる、それは信頼と絆の証明。         引き寄せることも、傍に寄ることも、何をすることもなく、それは雪緒さんの中に入り込んできました。
        ● 幕間『始まりの夢』
  雪緒  : 妖精の破壊力ときたら(笑)
  GM  : ……そういえば、何故か尾砥の御当主が居るような気がしますが、気の所為ということで(笑)
  雪緒  : よくいるタイプってことだね?
  ランサー: 正直元のスレから引っ張ってきたから、ってなわけであたしの夢だった(笑)
  GM  : 先の宝具の解放と合わせて、行動抜きで真名看破を許可しましょう、さぁランサーは誰だ?(笑)
  雪緒  : アラクネー、だね。なぜか日本では誤った読みでちょくちょく見かける。
  ランサー: ファイナルアンサー?
  雪緒  : ふぁいなるあんさー!
  ランサー: だらだらだらだらだら         正解!
  雪緒  : わーい
  GM  : まぁ、宝具解放時に思いっきり真名バレしてますしね(笑)
  雪緒  : ですよねー。
  ランサー: というわけであたしのデータは公開。
        ◆ ランサー/アラクネー
  ランサー: 更新しておいた。っても、まあもう出てたけどな、ほとんど。
  雪緒  : そういえば件の宝具についてツッコミどころがあったんだけどそれは後で話そう。
  ランサー: あ、そうだ。24点消費してたから、ついでに魔術で回復しておこう。         陣地効果ってもらえる?
  GM  : まぁ、もう半同盟状態ですし、Aランク陣地として使って構いませんよ、貯蓄MPはあげませんが(笑)
  ランサー: 15an5+8an4+5an5         (ころころ……) [2,4,2,5,3,6,2,4,3,1,2,1,3,4,4]+[6,2,1,4,5,1,2,1]+[2,5,2,2,2] = 25         13点回復!
  雪緒  : すごいなぁ。
  ランサー: モイライの整備はまた今度にしておく。         アレって発動で消費するし回復機会が減るから意外と重いんだよ。
  雪緒  : お昼でいいんじゃないかな。私が瞬間魔眼撃てるし。
  GM  : さて、流れでそのまま魔術判定まで行ってしまいましたが、雪緒さん的に夢の感想とか、描写的に何かありますか?
  雪緒  : 「(あの姿、間違いない…ランちゃん、だ)」         人の姿も、変じた姿も。         「(あれじゃ気にして当然だよね。時間があったら話せるといい…ううん、話さないと。           ま、私の方が気にし過ぎちゃダメかぁ)」         起き出して、もそもそと仕度しながら。そしてMP回復!         まあプレイヤー的に説明すると本来の姿については思ったほど気にしてない。
  ランサー: ん。あ、じゃあ雪緒と話しておいていい? イベント会話的なものを。
  GM  : はーい。じゃあ、なんだろう、朝と昼の間的な時間でしょうかね?
  雪緒  : かな?
  ランサー: そだね。雪緒が起きてきたら、たまたま縁側にあたしだけがいた的な感じでいい?
  GM  : はい、では空気を読んで亜弓は九重の様子を見に行きました。
  ランサー: 日課的にはまず水浴び?
  雪緒  : うん。服どうしようかーって悩んでるけど。
  ランサー: 巫女服でいいんじゃね?
  雪緒  : 巫女装束を貸してくれるということ自体が不思議でならないけど、それしかないならまあいいや。
  ランサー: こんな機会でないと着る機会なさそうだし(ファッションデザイナー脳)
  雪緒  : まあ、ね。         着付けは守り刀さんに頼らずとも知識の方に格納されてるはずなのできっと大丈夫。
  ランサー: 手伝おうか? いや手伝わせてほしいな(笑)
  雪緒  : 断固として断る(笑)         何故って肌を見られてしまうからだ。
  ランサー: えへ(笑)
  雪緒  : 「(調べなくても着付けわかるし…懐かしい、って思えないのは残念かも)」         しっかり着付けして、縁側に出るよ。ランちゃんしかいないんだったよね。
  GM  : はい、亜弓は今席をはずしています。
  雪緒  : 「おはよう。あれ、一人?」(きょろきょろと辺りを見回しながら)
  ランサー: 「ああ、さっきまでアーチャーがいたんだけどな。おはよう、雪緒。よく眠れたか?」
  雪緒  : 「…う、うん」         昨日見たほんとの姿と直前に見てた夢が合わさって最強に気まずい。
  ランサー: 「その服…・・・この国の巫女服だよな。ちょっと回ってもらっていいか?」
  雪緒  : 「え?…こ、こう?」         くるっと…とはいかず、若干ぎこちなく回る(主に敏捷Eのせい)
  ランサー: 「へー。なるほどなるほど……この色は何か宗教的な意味があるのか?」         白赤。あ、わからなかったらわからないでいいよ?
  雪緒  : 「えぇっ……そこまでは知らないなぁ。          神社によってとか、いろいろ条件次第で袴の色が違うらしい、ってのは……知ってる、けど。          私もそこまで詳しく学ぶ立場ではなかったみたいだね」
  ランサー: 「へー、そうなんだ。でもまあ、赤と白のコントラストか……斬新だな」
  雪緒  : 「そう、かな…まあ、洋装だとあまり見かけない色使いかも?」
  ランサー: 「でも似合ってると思うぜ」
  雪緒  : 「…ん、ありがと」         ちょっと”自分の記憶”のししょーを思い出しながら。         で、ちょこんとランちゃんの隣に腰掛ける。
  ランサー: 「もうちょっとで切りのいいところまで行くから」(あみあみ)
  雪緒  : 「…あ、うん」         こういうのを神業っていうんだろうなぁ。と思いながら見てる。特に作業速度(笑)
  ランサー: しゅぱぱぱ。まあ大きさとしては今までで一番小規模だよな。
  雪緒  : うん。でも密度が段違い。
  ランサー: 「アーチャーと少し話したんだけどさ」         さっきの話を伝えよう。         「このあたりに住んでる怪物を倒したくて、倒せる相手を探してたんだってさ」
  雪緒  : 「そっかぁ……”負の遺産”って……(あ、やば、修正修正)誰かが言ってたもんね。          まあ、セイバーさんもだいたい知ってたみたいだし、その手の業界では有名な話なんじゃない?」
  ランサー: 「そうなんだ? まあ、あたしの故郷でもよくある話だったかも」
  雪緒  : 「ふぅん……ランちゃんの、故郷かぁ。…ギリシャ、だよね?」
  ランサー: 「ああ。ギリシャの片田舎……つっても、あたしの住んでたのは都会の方だったけど」
  雪緒  : 「前にも言ってたよね」         うん。やっぱお互い気にしてるだろうし切りだそう。         「…で、さ」
  ランサー: 「……うん」
  雪緒  : 「昨日のこと…なんだけど。アラクネー…あれが、ランちゃんの名前、だよね?」
  ランサー: 「……ああ、さすがにまあ……バレるよな」         きちっと、糸を結んで仕舞う。
  雪緒  : 「まあ、これからもランちゃんで通すしかないんだけど」
  ランサー: 「雪緒はあたしの物語を知ってるか?」
  雪緒  : 「んー……まあ、少しは」         夢で見たとはさすがに言えないので、適当に濁しながら。
  ランサー: 「神に勝負を挑んで叩き潰された傲慢な機織……それがあたしの物語だよ」
  雪緒  : あのタペストリのデザインはどうかと思うのぜ。
  ランサー: だって神が相手だったんだから……風刺すべきかなって(笑)
  雪緒  : お互いにひどいテーマだった(笑)
  ランサー: 「本当は槍兵なんて立派なものじゃないんだ。          怪物……として呼ばれたんだろうな。バーサーカーや、ライダーと同じように。          あたしの姿、雪緒も見ただろ? 機織も踏めない、あの醜い姿があたしの本当の姿だよ……          ……できれば見せたくなかった。あんなもの、絶対に気持ち悪いに決まってるから」
  雪緒  : 「……うん。正直に言うとね。全く怖くないって言ったら嘘になる。でも、ね」
  ランサー: 「……うん」
  雪緒  : 「私の言葉を…私を信じてくれたから、見せてくれんたでしょう?          ありがとう、ね。……私から言えるのは、それだけだよ」
  ランサー: 「……あんなあたしでも、いいのか?」
  雪緒  : 「うん。しばらくは…二人だけの秘密だね?」         あはは、と軽く笑いながら。
  ランサー: 「あたしは……あたしは……っ」         うぅ……ぐすっ。
  雪緒  : 頭なでなでしよう。珍しく立場が逆になった気がする。
  ランサー: ぐすぐす。
  雪緒  : 泣き止むまで、ずっと。
  ランサー: 「あたしはずっと煉獄にいたんだ……          罪を炎で焼かれる場所で……ずっとはいずり回っていた……          けど……けど……あたしがそこまでのことをしたのかよ……          ちくしょう……ちくしょう……」(ぼろぼろ)
  雪緒  : 私の言葉が救いになるかどうかなんてわからないし、なるとも思ってないけど。         それを見つけるきっかけになってくれれば、いいな。
  ランサー: そんなわけで成長性が1段階解放された。
  雪緒  : おめでとう!
  ランサー: わー、自己嫌悪を消します。
  GM  : おめでとう!
  ランサー: とりあえずそれだけであとはFP余らせておくけど。
  雪緒  : でも負担が大きいしいつも証拠隠滅(相手を滅ぼす)できるわけじゃないから取り扱いは慎重に。
  ランサー: バレバレだもんね。使うときは殺すとき的な。
  雪緒  : 味方がいる時も。
  GM  : さしあたり、こんな所ですかね。
  雪緒  : ですね。