第一次霞足聖杯戦争5日目 朝パート2

  GM  : 前回までの流れは覚えていますか?
  雪緒  : 大聖杯が目の前。
  GM  : まんまですね。
  ランサー: あたしとアーチャーは上に戻った。         あと幕間でGMに確認したところ、雪緒はまだ大聖杯に干渉は出来ないみたいだ。
  GM  : やたらと断片的な情報しか出てこないので自分で纏めます。         まず男爵が脱落し、英二が重傷を負い、かつ不治の呪いを受けました。         現状、大聖杯の前で九重が治療を施していますが経過は芳しくありません。         これからどうするか、というところで現在5日目の朝の時間帯というところです。         さて、前述の通り、雪緒さんは大聖杯の前、ランサーは尾砥神社の本社に戻りましたが、         これからどうしますか?
  雪緒  : 確認なんだけど。
  GM  : はい。
  雪緒  : 私が現在聖杯に対してできるのは、4日目夢イベントみたいなことくらいだ、とセッション外でお話が合ったのですが。         これって私から意図的に引き起こせる事象なんでしょうか。今やるわけじゃないけど。
  GM  : 魔力+魔術スキルで、一種の幽体離脱のような状態で意識を飛ばすことで接続は可能だと判断できます。         それで恐らく夢と同じような状態になるのではないか、という漠然とした予感ですね。         ただ、大聖杯を前にそれをやってどんな影響が出るか、夢のように目覚める事ができるか、というところは分かりません。
  雪緒  : 了解です。いざとなった時にバタバタするよりは出来る出来ない今のうちにはっきりしたほうがいいからね。
  GM  : 夢はあくまで電波、どこからか飛んでくる情報を神卸しに近い形で受け取るという接続方法をとっていますので。         こちらから接続することがどんな影響を与えるかは未知数です、その点だけは理解しておいてください。
  雪緒  : はーい。
  ランサー: 確認できたところでどうするんだ?
  雪緒  : これ以上私ができることはないからね。尾砥ちゃんに回復魔術かけたらおめおめと帰るよ。
  GM  : おめおめて(笑)
  雪緒  : 違うの?(笑)
  GM  : 違いませんけどね(笑)

5日目 朝 北部地区/尾砥神社地下・大聖杯


  GM  : 一応、今の時間は【朝】ですが、もう大分行動していますので改めて何かするには時間が足りません。         今できることは魔術行使や何かの行動をする、くらいですね。
  雪緒  : 「(今の私じゃ、何もできない……私の、せいなのにな)」         まあ、尾砥ちゃんに回復魔術かけるのはできるよね?
  GM  : ええ、九重は英二の胸元の傷に手を当て、一心に祈っているようですが、         特に呪文を詠唱しているとか、神楽舞を踊っているとかの行動はありません。         術が干渉して邪魔をするということもないでしょうから、安心していいですよ。
  雪緒  : 本当ははじめちゃんにもかけたいけどそれこそ何が起きるかわかんないからやめておく。
  GM  : 近づくと、大聖杯から漏れい出る魔力が、一度九重の身体に入り、         そこから英二に流れ込むというプロセスを経ていることが見てとれます。         言うなれば、九重は自分の身体を魔力に対する濾過器のようにすることで、         大聖杯の魔力を害のない治療目的の魔力に変換して注ぎ込んでいる、そんな感じです。
  ランサー: 人工臓器的な?
  GM  : 人間バイパスって感じですね、額に汗を多量にかいていることから、決して楽な作業ではなさそうです。
  雪緒  : では改めて。尾砥ちゃんに回復魔術かけるよ。魔眼の方で。         10an5+5an5+3an5+3an3         (ころころ……) [5,5,5,4,3,5,4,3,6,6]+[1,3,4,1,3]+[3,6,3]+[2,2,6] = 17         割と出目よかった。
  GM  : 思いのほか回復しましたね。では、9点回復しました。
  雪緒  : 「(せめて、これくらいは……必ず何とかしてくるから、それまで…)」
  ランサー: どっちかというと寝不足の方が辛いんじゃないか?
  雪緒  : それはもうどうにもならないからなぁ。
  GM  : 九重は、回復魔術を掛けられた瞬間、うっすらと目を開けましたが、         そのまま雪緒さんを見る事無く瞼を閉じ、再び祈りに戻りました。         体感ですが、かけた回復魔術はしっかりと九重に吸い込まれましたので、         肉体的にも疲労していたのは確かのようです。
  雪緒  : じゃあ、それを見たら上に戻ろう。出る前に、一度振り向いて。         「……ごめん、ね」         と呟いてから。
  GM  : 九重は反応しません、英二は反応できません。
  雪緒  : ああうん、聞こえないようにしてるからね。誰が聞こえるように言うか!(笑)
  GM  : フォックスイヤーはキツネ耳! 動物は耳が良いんですよ!(笑)
  雪緒  : それは亜弓さんでしょう(笑)

5日目 朝 北部地区/尾砥神社


  GM  : はい、では先に上がったランサーへ視点を移しましょう。
  ランサー: とりあえずアーチャーにライダーの真名のことを話そう。
  GM  : 亜弓「魔女ランダ、ねぇ……オレは人の事を言えないけど、それって英霊なのか?」
  ランサー: 「あたしもぶっちゃけあっち側だからな。反英雄ってやつだよ」
  雪緒  : 英雄ですらない人がここにいる気もしますが(笑)
  ランサー: 「ま、反英雄にもいろいろある。ただのやられ役だったり、殺すことで何かを救ったりな」
  GM  : 亜弓「それを言ったらオレなんかは英雄の母って派生だからな。            オレ自身にはそんなに力はないんだけど、息子の知名度のお陰で助かってるよ」
  ランサー: 「ッていうかお前も純粋な人間じゃないだろ」
  GM  : 亜弓「えー、オレはオレで人間であろうとしたんだぞ? まぁ、いろいろ無理を通したんだけどさ」
  ランサー: 「湿った話になりそうだからこれくらいにしておくか」
  GM  : 亜弓「だなー、過去は過去だ。変えられない以上、どういう経験も糧にするしかないからな」
  雪緒  : あ、ランちゃん。キャスター陣営の情報もちゃんと渡しておいてねー。
  ランサー: それってノエルのことになるんだけど、いいのか?
  雪緒  : 普通にデータ的には危険だって言っておいた方がいいでしょ。逃げ足早いとか。
  GM  : まぁ、その辺おおざっぱに説明するだけなら魔法の言葉「かくかくしかじか」でいいですよ。
  ランサー: かくしか。じゃあ庭に出てきて作業をするか。
  GM  : 亜弓「で、鍛冶仕事だっけ? 流石に尾砥の工房を使わせるわけにはいかないし、何が入用なんだ?」
  ランサー: 「とりあえずこれっくらいの場所。あとは鋼と火が欲しいかな。このへん使っていいか?」
  GM  : 亜弓「庭、庭か……うーん、途中で嫌な思いをするかもしれないぞ?」
  ランサー: ごろんとバーサーカーの斧を出して転がす。         「重っ……まあこれが使えればいいんだけど」
  GM  : 亜弓「火はともかく、鋼は難しいな。資材だし……まあ、薪とか持ってくる」
  ランサー: 「ぱぱーっと魔術で火とか出せない?」
  GM  : 亜弓「オレの魔術はそういう体系じゃないんだよなぁ、まあ間接的でいいなら」         というわけで、トカゲのような生き物が呼び出され、口から火を吐きだします。
  ランサー: 「お、さんきゅー。じゃあ見せてやるよ。青銅の時代の技ってやつをな!」         じゃあ土で器を作って、そこに斧を乗せる。
  GM  : で、ランサーはここで道具作成に入るということでよろしいですか?
  ランサー: うん。
  GM  : グッバイ、ミュンヒハウゼン家に代々伝わる伝説の斧(笑)
  ランサー: 別に、鉄をくれるならやってもいいけど、誰も使えないだろ?(笑)
  GM  : まぁ、誰も使えませんけどね(笑)
  ランサー: というわけでしばらく鉄を糸にする作業に没頭する。
  雪緒  : 私はその途中で戻ってくるくらいかな。
  ランサー: なんか来る? 当主とか。
  GM  : そう、ですね、では雪緒さんが戻ってくるのとほぼ同時に、         母屋の方からドスドスと鈍重な足音が聞こえてきます。
  ランサー: やっと出番があってよかったな!
  雪緒  : なくていいだろう(笑)
  GM  : そりゃあ、こんな庭先で火を焚かれたら流石に分かりますよ(笑)
  雪緒  : 忠告されたのに丸無視したからね(笑)
  GM  : ???「これは、一体なんの騒ぎだ!」
  ランサー: カンカンカン
  GM  : ドスの利いた威圧感のある怒声が響き渡ります。
  ランサー: 確かにちょっとうるさかったかもな(笑)
  雪緒  : うるさいとかそういうレベルじゃねぇ(笑)
  ランサー: 「ん? おっちゃん誰だ?」
  雪緒  : そしてなんか私は出損ねた感(笑)
  GM  : ???「おっちゃんではない! なんと無礼な若造か! ワシがこの尾砥家当主・尾砥雄山である!」
  ランサー: このあらいを作ったのは誰だ!?
  雪緒  : 名前(爆笑)
  GM  : 雄山「誰に断って人の庭で……待て、貴様何をしている!?」
  ランサー: 「え、なにって……織物だけど」
  雪緒  : …この隙にこそこそと亜弓さんに訊いておこう。ランちゃん何をしてるのかと。
  GM  : くわっ、と歯をむき出して感情をむき出しにします。
  ランサー: 「あ、この斧はそこらで拾ったもので、この家のものじゃないからな」
  GM  : 雄山「たわけものが! そのような斧を素材に使うような金属を多量に使った織物があるか!            織物には糸を使う、それが決まりなんだ!」
  ランサー: 「な、なんだよいきなり……だからいま、糸を作ってるところなんだよ」
  GM  : 鋼糸を糸と申すか(笑)
  ランサー: 糸じゃん?(笑)
  GM  : 雄山「ええい、そもそも誰がこのような事を許可した! ワシは聞いてはおらんぞ!」         亜弓「あ、それオレー。いいじゃないか、庭先貸すくらい」
  ランサー: 「いーだろいーだろー」
  GM  : 雪緒さんに答える前に当主に答える亜弓です。
  雪緒  : 「(……他所様の家で何やってるの本当に)」
  GM  : 雄山「ええい、そもそも貴様は誰だ! アーチャーが連れ込んだのか!」         おかしいな、偏屈な当主による言いがかりの筈が、しごく正当な非難になっているような(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: でも今更客人に気付くってのも魔術師としてどうなんだ?
  GM  : ヒント:尾砥の家は女系。
  雪緒  : ああ、社会型なんだね…
  GM  : だって実の息子が英二ですよ、その親のステータスも想像がつくと言うものでしょう(笑)
  ランサー: 産みわけしてんのかよ(笑)
  雪緒  : そういう問題じゃねぇ(笑)
  ランサー: 「あたしはランサー。雪緒のサーヴァントだよ」
  GM  : 雄山「サーヴァントだと!? 敵ではないか、何をしているアーチャー! いや、九重はどうした!?」
  ランサー: 「何も知らないのか? あたしたちは一次的に同盟を組んでるんだよ(たぶん)」
  GM  : 雄山「同盟だと!? ワシは聞いておらんぞ!」(くわっ)
  ランサー: 「お前参加者じゃないからだろ」
  GM  : 亜弓「というか、実質ついさっき結ばれたようなものだしな。そりゃ知らないわ」
  雪緒  : なんかもう私はずっと見守ってよう(笑)
  GM  : 別に、当主に味方してもいいのよ?(チラッチラッ
  ランサー: 「とにかくあれだ。耳栓あげるから、ちょっと我慢してくれないか?」
  GM  : 雄山「おのれ、どこまでもワシをコケにするか! そのような物など要らん!」
  ランサー: 糸の耳栓を出す。
  GM  : 糸くずじゃないですか(笑)
  ランサー: いやいや糸を固めた奴だよ。コルクみたいなもんだな。
  GM  : 雄山「まったく、九重にも困ったものだ……貴様等、恥を知っているならとっとと出て行け、わかったな!」         どすどすどす、と足音も荒く、尾砥の当主は奥へと去っていきました。         雪緒さんには最後まで気づかなかったようです。
  雪緒  : だめだこいつ。
  ランサー: 「ちょっと悪いことしたな」
  雪緒  : 「……ちょっとじゃないでしょ」         と、いなくなってから出てくる。
  ランサー: 「あ、雪緒。おかえり」
  GM  : 亜弓「気にしなくていいぞ。御当主はいつもああだ。怒りっぱなしというか、アレでデフォだから」
  雪緒  : 「面倒な人だね?」
  ランサー: 「あんまり九重と似てないな?」
  GM  : 亜弓「いろいろあるんだよ。いろいろ。            で、雪緒も戻ってきたし、これからどうするか考えようか?」
  雪緒  : 「うん…」         あ、ランちゃんの作業音に関しては便利魔術で広がらないようにしておこう(笑)
  ランサー: カンカンカン!         じゃあ雪緒とアーチャーに糸電話を渡す。
  GM  : 亜弓「雪緒、疲れてるんなら、布団出すか?            マスターはあの状態だけど、お前達にまで徹夜で付き合えとは言わないぞ」
  雪緒  : 「大丈夫、戻ったらちゃんと寝るから」
  ランサー: 「九重はあれでどれくらい持ちそうなんだ?」
  GM  : 亜弓「じわじわ体力が削られてる。正直、もって明日まで、明後日までは持たないと思う」
  ランサー: 「そうか……」
  雪緒  : 「早いとこ治す手段見つけないとね」
  ランサー: 「とにかくハジメは九重に任せて、その間こっちでなんとかしないとな。できれば今日中に片づけよう」
  雪緒  : 「うん。…私が売られた喧嘩だもんね」
  ランサー: 「具体的な対策としては、セイなんとかのせいでああなってるんだから、あいつをなんとかすることだと思う。          セイなんとかの真名さえ分かれば、宝具情報と、対応方法もわかると思うんだ」
  雪緒  : 「まずは見つけないとだけど……大雑把にしかわかんないしそこにいるかも怪しいからね」
  ランサー: 「ただ情報が少なすぎるんだよな……」
  雪緒  : 全力探索魔術で見つかるとは思っていない(笑)
  GM  : その力技はどうかと思いますしね(笑)         それで、どうします、昼の時間帯の行動方針を決めようと思いますが。
  雪緒  : 私は寮に戻って寝る。
  ランサー: 雪緒の番をしながら道具作成。さあ夢だー!
  雪緒  : あ、ランちゃん。後で朝行動の高速思考分でアサシンさんに回復かけてあげておいてね。
  ランサー: そうだな。いましておこう。         8an4+15an5 こいつは礼だ、とっときな         (ころころ……) [1,2,6,4,3,1,5,6]+[4,4,4,2,4,4,4,2,3,2,4,3,5,4,6] = 19         10点回復。
  GM  : まぁ、それだけ回復すれば充分です。
  ランサー: じゃあ昼行動はいるか。
  GM  : はい、ああ、あとアサシンは階段の所で待機、あの場でマスターを守るそうです。         アサシンは階段を守る宿命にあるのか。
  ランサー: 原作通り(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: あ、そうそう。         あと火を使ったついでに、男爵の礼装の書と化けるやつは燃やして川に撒いておくな。
  雪緒  : 重要重要
  GM  : ひぎゃー!(笑)
  雪緒  : コードDTD。
  GM  : なんという産業廃棄物、川を汚してはいけません!
  ランサー: 吸血鬼の処理方法としては当然の手順です。
  雪緒  : 吸血鬼じゃないけどね…死徒ではあるけど、っていうか本体じゃない(笑)
  GM  : 本体は塵も残さず消滅させられました。
  雪緒  : 現世(うつしよ)に一片も残してはいけません。