第一次霞足聖杯戦争4日目 深夜パート1

  GM  : さて、とりあえず前回の流れを覚えていますか?
  雪緒  : キャスター姿見せて。
  GM  : 願望ではなくて(笑)
  雪緒  : ランちゃんとキャスターがすっごく仲悪かった。
  GM  : 芸術性の違いです。
  ランサー: ハジメと九重に連絡取れなかった。
  GM  : 電波の届かない所に居るか電源が入っていません。
  ランサー: てなわけで西区を通って見に行くことにしたんだったな。
  GM  : そう言う事ですね。
  雪緒  : 北区に行く前に一つやることがある!
  GM  : ほう!
  雪緒  : ライダーの真名看破をする(笑)
  GM  : そっちですか(笑)
  雪緒  : え、何?ランちゃんの真名看破したほうがよかったの…?
  GM  : いや、回復とかの手番を残さんでいいんですね?(笑)
  雪緒  : ランちゃんにお願いする。というか夜行動分でランちゃんの手番使わなかったね。
  ランサー: ああそうだそうだ。雪緒の回復をする!         何か起きる前に手番を使っておこうと思って。
  雪緒  : 一応お互いのリソースの確認しようか。
  ランサー: HP−3 MP−13
  雪緒  : HP17/22 MP18/42−8−7−1(26)         …うん、私自己封印解除して瞬間魔眼するから回復は自分に撃ったほうがいいんじゃないかな。
  ランサー: わかった。じゃあ自分回復しておくな。
  GM  : とりあえずどうします?
  雪緒  : ランちゃんの夜行動分の手番はOKでする?         あ、深夜行動分使うならランちゃんは一応控えておいてね。
  ランサー: うん?
  雪緒  : いや、ランちゃんは夜で手番消費してなかったよね。
  ランサー: どうなんだ? GM
  GM  : ふむ、では夜行動を許可しましょう。よりよい鬼畜展開の為に。
  雪緒  : 手番消費なのかイベント中の行動なのかけっこう曖昧になるからね。
  ランサー: じゃあ夜行動で回復しておく。         10an5+8an4         (ころころ……) [2,1,4,3,3,4,3,3,4,5]+[1,1,2,3,1,1,6,6] = 16         半分でHP3点MP5点回復。かなり目はよかった。         じゃあ真名看破だな。
  雪緒  : 先に目標値を確認しよう。
  ランサー: 基本値15。相手のランクは10だから15−5=10。宝具は一個見ているから9……かな?
  雪緒  : データ的には見てないんだけどね。
  ランサー: まあ、あの犬が手掛かり扱いってことで。
  GM  : 真名看破は社会、魔力、ランクのどれか+魔術や知識系スキルで判定、でよかったでしたっけ?
  ランサー: 魔術は含まない!
  雪緒  : あと、サーヴァントがその系統のスキルを持っていれば足せるんだっけ。
  ランサー: そうそう。
  GM  : 芸術審美とかですね。
  ランサー: あたしの芸術審美は適応されるのかな? キャスターには間違いなく適応されるんだろうけど。
  雪緒  : 高速思考はOKかな?
  ランサー: 高速思考は、なしで。
  雪緒  : えーっとあとキーワードになりそうなのが、「悪と定義された存在」かな。
  GM  : メタ張ってきますね(笑)
  雪緒  : ちゃんとライダーみずから言ってたじゃない?
  GM  : まぁ、そうですね。
  ランサー: どうだろう。どっちかというと九重の話の方が役に立つんじゃないか?         昼と夜で性格が違ったとかなんとか。
  雪緒  : あれは多分データ的な問題の方が大きいんじゃないかな。
  ランサー: まあ多分そんな感じだろ。>目標値9前後
  雪緒  : ちょっと厳しいな。多分芸術審美は徹らないと思うけど
  ランサー: どうなん?GM
  GM  : まぁ、特徴的な外見が地域を特定するのには役に立つと言えば立ちますし、         その地域で定期的に行われている祭りが分野的に芸術と言えば芸術ではありますが。
  雪緒  : …よく考えたらデータ的に宝具見てないから駄目じゃん。
  ランサー: それはあくまでメタ的な特定なんだよな>外観
  GM  : そうですね、データ的に特徴容姿は取ってません。
  雪緒  : 取れないもんね。うーん…魔力+解放するしかないのが厳しい。
  GM  : 真名看破なんてそんなものです。
  ランサー: ラック使えば確実じゃね?
  GM  : ラック残ってましたっけ?
  雪緒  : 残り1点でしょうがぁぁぁぁぁ!(笑)
  ランサー: 残ってるじゃん!(笑)
  雪緒  : (しかも二人で)
  GM  : そりゃあ、片方がランサーですからね、安定の幸運Eです。
  ランサー: 宵越しのラックはもたない主義。
  雪緒  : ラック1回>>(越えられない壁)>>MP10点
  ランサー: じゃあもう10点使っちゃえよ(笑)
  雪緒  : とりあえず、自己封印解除+継続切替で5点消費してから瞬間魔眼。         そのあと真名看破する。
  GM  : はい、ではその流れで進むとして、回復処理をどうぞ。
  雪緒  : 8an4+4an4+5an5         (ころころ……) [6,2,5,5,3,1,5,5]+[4,2,2,5]+[5,5,1,5,5] = 11
  ランサー: 6てん!
  雪緒  : なんかひどかった。MP6点回復。         で、ライダーの真名看破を…自前と結界から5点ずつ払って魔力+解放。
  GM  : はい、判定どうぞ。
  ランサー: +10D
  雪緒  : 10an5+3an3+10an5 ぱりーん(何かが割れる音)         (ころころ……) [3,5,3,4,5,1,1,2,4,3]+[5,3,6]+[6,6,2,2,2,2,4,3,4,6] = 18
  ランサー: 真名看破成功!
  雪緒  : 18ですね。それで、前回はさらっとスルーされたけどちゃんと名前も言わないといけない、と。
  ランサー: そうそう。ばしっといってやれ!
  GM  : さぁ、ライダーの名前は!
  ランサー: GMがミリオネア風の顔をしてる。
  GM  : ミノ(タウロス)「ファイナルアンサー?」
  ランサー: で、ライダーの正体は?
  雪緒  : うん。ライダーの真名は、魔女ランダ、ついでに獣さんは聖獣バロンだよね。         インドネシアの伝承に出てくる、対となって完全や永遠を象徴する存在です。         あとメガテン常連。
  ランサー: だららん!   GM  : …………正解!
  雪緒  : わーい
  GM  : というか、メガテン常連は要らん(笑)
  雪緒  : ランクが高い理由の一つはそれじゃん(笑)
  GM  : まぁ、ギリメカラと共にメガテンユーザーにトラウマを植え付けた存在ですからね。
  雪緒  : まあとにかく、ある種の正英霊だね、厄介なことに。
  ランサー: 絶対反英霊だと思ったんだけどなあ。
  GM  : ところがどっこい、このランダは正英霊としての成り立ちを持ちながら、その実は反英霊です。
  雪緒  : 獣さんが宝具扱いだからかな。
  見学者 : (ランダは悪って概念持ちだからな!バロンとガチ喧嘩して終わらない戦いだけど!)
  ランサー: っていうかあれ魔女じゃん! メデューサと同類。
  GM  : そもそも、英霊という存在は人々の信仰を得て精霊の位置まで存在を格上げした人間霊を指すわけです。         そして、反英霊はそうした英霊に倒されることで信仰を得た存在、英雄に対する怪物などが当たるわけですね。
  雪緒  : 獣さんも一緒だから正英霊だと思ったんだよ。
  GM  : 逆です、バロンも一緒だから反英霊なんです。
  ランサー: ん?
  GM  : ランダもバロンも、決着がついちゃいけない存在なんですよ。
  ランサー: まあそうだな。
  雪緒  : ついたらついたで新たに生まれるしね。
  GM  : インドネシアでは、善と悪はバランスを保つことが完全な存在とされています。         ゆえに、善に偏り過ぎた場合、バロンもまた負けるために存在しなければいけない概念を持つんです。
  ランサー: へー。
  GM  : どっちかに偏ったらどちらかが負ける。         永遠に決着がつかないとは、つまり永遠に負け続けなければいけないということなんです。
  ランサー: ランダが永遠に復活し続けるだけじゃないのか。
  GM  : と言う辺りで、データを載せますね。 【クラス】ライダー 【原典】民間伝承・ヒンドゥー教 【マスター】桐崎 善弥 【真名】魔女ランダ 【性別】女 【身長・体重】160cm・46kg 【属性】混沌・悪 【外見】  腰まで届く薄桃色の髪は輝く絹糸のように繊細で、すっきりとした顔立ちは間違いなく美少女。  眼差しは遠くを見つめているようで儚げで、それでいて威厳のような強い意思を合わせ持つ。  そして何より、ただそこに在るだけで滲み出るカリスマが、人を惹きつけずにはいられない。 【ランクレベル】:10「王族」「怪物」「忌み名」「神退治」 【ステータス】筋力E− 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運D− 宝具C  HP:34 MP:54 IV:11 基礎攻撃力:1 基礎防御力:2 【クラス別スキル】 対魔力:E  対魔術攻撃の防御力が+スキルレベルされる 騎乗:E  乗騎を使用しての攻撃、防御、運動関係に相当する判定にダイス判定プラス 【スキル】 カリスマ:A  自分以外の自分に対する反応修正が+の味方が行うあらゆる判定にダイス判定プラス  概念として確立するほどの完全なる悪のカリスマ 魔術・黒魔術:A++  攻撃、防御、回復、探索、強化、便利、魔女の操るブラックマジック 動物使役:A  指定した用途に関係する判定にこのスキルによるダイス判定プラスを得る  魔術攻撃用使い魔・魔術探索用使い魔 神託:A  同レベルの「直感」スキル「心眼」スキル「気配察知」スキル3つの効果を合わせ持ち、  更に「カリスマ」スキルを持っている場合、同レベルの「軍略」スキルとしても使用可能である  黒魔術による神託は悪魔の囁きか、それとも邪神の誘いか 魔性:B  宝具追加効果プラス  魔女と化した時に得た加護と力 精神汚染:A  異常な判断基準、行動基準を持って行動し、精神的な抵抗判定にダイス判定プラスされる  その異常を受け入れられない相手とは意思疎通が成立しない 傲慢:A  自分以外の他者を見下す言動をする  世界は私のもの、私は世界のもの 善悪の探究者:C  善とは何か、悪とは何かを探求する為に他者の動機・思考に非常に強く執着する  そもそもそんな属性が存在するからこそ私のようなものが必要とされるのですわ 狭量(対善悪):D  善や悪といった主張をする人物に対し敵対的・挑発的な言動を取ってしまう  正義の味方であるとか、この世全ての悪を担うなどと、どの口が仰るのかしら 黒化素質:D  GMがイベントを起こすか魔術的干渉を受けると発動する  暴走する。更にその時、スキルレベル×6FP点分だけデータが強化される  己の存在を否定するが如き願いは世界からの修正を受けやすい 渇愛:E  愛されたい、嫌われたくないと思うあまり、自分の意志を押し殺したり、無茶なスタンドプレイに走ったりしてしまう  私の全てを受け止めてくださる殿方さえ居たなら、そもそも寡婦になど成らなかったでしょう 【装備・アイテム】 『禍つ森の魔女(チャロン・アラン)』 宝具ランク:A 種類区分:両用魔術武器 発動区分:常時 対象区分:対軍 消費MP:5 ダイスボーナス:3 攻撃力:3 プラス効果:  『汎用魔具』  『威光の力』  『ステータスプラス:魔力』  『スキル相当:無窮の英知』 マイナス効果:  『特定条件破壊:MP連動』(MPが0になった場合この宝具は破壊される)  『対軍単体2回攻撃不可能』  『使用制限:全力』(常に消費MPは最大でなければ使用できない)  『使用制限:夜間』(朝・昼の時間は使用できない)  『防具装備不可』  『喪失時死亡』  『悪属性扱い』(悪人殺しの効果や聖人などに対し相性劣位を受ける) 設定:  国一つを疫病に沈めた魔女ランダの黒魔術の具現。  苦しみ死んで逝った人々の怨霊が身体にまとわり付く。  王妃チャロナランが魔女ランダと化した象徴たる宝具。 『聖なる森の王(バナスパティ・ラージャ)』 ? 【誕生日:/血液型:/イメージカラー:/特技:/好きなもの:/嫌いなもの:/聖杯戦争への参加理由:】  誕生日:不明  血液型:不明  イメージカラー:桃色  特技:黒魔術、歌  好きなもの:自由、家族、愛してくれる人  嫌いなもの:自分の物に手を出す人間  聖杯戦争への参加理由:■■■■ 【設定】  インドネシアの民間伝承【聖獣バロン】と【魔女ランダ】は、それぞれ【善】と【悪】を象徴する存在である。  バリでは「完全な世界」とは善と悪の要素が揃ってこそと考えられており、これらも対で語られる。  世界を完全に保つ為、これらは善悪の均衡を保つ為に永遠に決着の付かない戦いを繰り返していた。  ランダとは本来は「寡婦」を意味する言葉であり、古くはヒンドゥーの風習に基づいている。  夫に先立たれた妻は後を追って死ぬのが理想とされ、ランダはそれを拒否した「寡婦」ということだ。  そもそも、このランダは元はジャワに栄えたクディリ王国の后チャロナランであった。  しかし、その后は破壊的な魔力を持って居た為、王に恐れられに森へと追放される。  やがて王は亡くなったが、チャロナランは森でひっそりと生活を続けていた。  だが、それも彼女の娘が母が魔力を持つという理由で結婚も出来ずに迫害された時に終わりを迎える。  怒りを顕わにし、恐れられた破壊的な魔力でチャロナランは国中に疫病を流行らせたという。  その折は聖者ウンプー・バラダが聖獣バロンに化身し、魔女ランダに化身したチャロナランと戦った。  いつ果てるとも知れない戦いは、バロンがランダに安息の地を与えると約束して終結する。  だが、善と悪の戦いはどちらかが勝つことで決着したりはしない。  世が乱れた時はバロンが、平穏が続けばランダが現われ、終わりのない戦いを繰り返すのだ。 【聖杯戦争設定】  核となった人物は王妃チャロナランであるが、その身は悪の概念存在としての【魔女ランダ】として確立している。  ある意味で、月の聖杯戦争における正義の味方の概念存在である【英霊エミヤ】に存在としては似ているのかもしれない。  本来、英霊とはその功績や逸話から信仰を得て、人間霊の身から精霊の領域まで至った人間サイドの守護者を指す。  そういった視点からすればランダは「討伐されたことによって名を馳せる」反英雄というべき存在なのだが。  バリ・ヒンドゥーにおける善悪の概念が魔女ランダとその対存在である聖獣バロンを永遠の戦いへと誘うこととなる。  【善】が勝ち過ぎてはいけない。【悪】が勝ち過ぎてはいけない。  善悪の調和を保つ、その状態こそが【完璧な世界】という思想のため。  時には勝つために、時には負けるために、ランダとバロンは調和の名の下に戦い続けることを運命付けられている。  人々が善悪どちらかの属性に偏った時、その属性を象徴する者として【倒される為】に戦うことを。  そこに己の意思はなく、そういう存在として確立している以上、やめることも適わない。  いつしか、聖獣バロンは考えることをやめ、その機能を機械的に果すだけの存在と化した。  もともとは人喰いの猛獣が供物を捧げられることで守護神と成ったもの、強く逆らう意思もない。  だが、ランダは違う。ランダはもともと抗うものだ。  理不尽に対する怒りから、その身を復讐の魔女と化したもの、それが魔女ランダだ。  狂おしく狂うこともできない繰り返される戦いの日々、ランダはチャンスを待ち続けた。  幾度も負け、幾度も勝ち、それでも変わることのない戦いの日々を、ただひたすらに堪え。  ――そうして、チャンス(万能の願望器)は彼女の前に姿を現した。   GM  : 以上です。
  見学者 : (おい、ライドしろよ(笑))
  ランサー: 無窮使いめー!
  ランサー: ともあれデータが大部分判明したな。とりあえず願いまで分かるの?
  GM  : ん?      ※ 実プレイ中、「聖杯戦争への参戦理由」も表示してしまうミス。   GM  : お、おう。
  雪緒  : パーソナルデータは流さなくてもいいよね。
  GM  : せやな、きっとにじみ出る存在感が願いを浮きだしたんや、せやせや。
  雪緒  : GM口調変わってるよ(笑)
  GM  : というわけで!
  ランサー: わかった、見なかったことにしよう(笑)
  雪緒  : そうだね(笑)
  GM  : こんな感じです。
  ランサー: とりあえず、データ面の傾向としてはなんだろうな。         新しくわかった気をつけることとか。とりあえず宝具情報は予想内。これと言った弱点もないよな。
  雪緒  : 夜だと、若干消耗戦に弱いね。
  ランサー: ああ、夜だと宝具一個使えなくなるから……         っていうか、宝具2個を昼夜で使い分けてるのか。
  GM  : なぜバレたし。
  雪緒  : だって夜は獣さん使う気配なかったし、設定にも合うもんね。
  ランサー: それに九重の話にもあったしな。         夜なら攻撃しまくれば枯渇するような感じだな。そして枯渇すれば即死亡と。
  雪緒  : 死亡はしないけどね。         まああえて言うなら、強いけど極端な爆発力はないタイプかな?
  ランサー: そだな。
  雪緒  : 何気に本気出したノエルさんに倒されそうなのは秘密。
  ランサー: ダイス目で互角だからな(笑)
  雪緒  : というかノエルさんに勝てる人は少ないんだけどね…
  GM  : (目を逸らす)
  雪緒  : 「…って伝承なんだって、ライダーって」         と西区をぽてぽて移動しながら。
  ランサー: 「へー。よくわかったな、雪緒。すごいな」
  雪緒  : 「まあ私じゃなくて、守り刀のおかげなんだよね」
  GM  : マフラー「それにしても、思ったより弱いね。              マスターが正規の魔術師じゃない分、幾らか補正が掛かってる感じかな」
  ランサー: 「いやいや十分強いだろ。まあライダーって感じじゃないけど……って!?」
  雪緒  : 「ふーん…って出たー!?」
  GM  : マフラー「え、え、どこ!?」(きょろきょろ)
  雪緒  : 「あんたですよ」
  ランサー: 「てめえどこから生えやがった!」         雪緒の前に立つ。針を構える。
  雪緒  : 街中で針かまえないで(笑)
  GM  : マフラー「あ、なんだ僕かー、まったく驚かさないでくれよ、ランサー」         ふぅ、やれやれ、とため息を吐くマフラー。
  ランサー: 「驚かせたのはお前だ!」
  雪緒  : 「っていうかごく自然に混ざんないでよ」
  GM  : その様は実に自然体で、三人並んでいる姿は友人同士のようでした。
  ランサー: いや友人じゃねえよ何がだよ(笑)

4日目 深夜 西部地区/街道


  GM  : まぁ、場所としては西部地区から北部地区へと移動する途中の道半ばと思ってください。
  雪緒  : そこならもう帰ってくれよおまえ(笑)
  GM  : マフラー「いやいや、帰るつもりだよ? けど、僕のアジトもコッチでさぁ」
  ランサー: 「ふん……あ、そうだ。お前のたくらみはあたしと雪緒が阻止したからな!」
  GM  : マフラー「ああ、そういえばそうだったね。コングラッチュレーション!              健闘を讃えるよ、凄いネ、ヨッ、日本一、いやギリシャ一!」
  ランサー: 「バーサーカーはあたしたちが倒したぜ。一人の犠牲者もなしにだ!」
  GM  : マフラー「そうなんだよね。実のところ一人の犠牲者もない、って部分に驚いているんだよ。驚愕だね」
  雪緒  : 原因:GMのリアルラック
  GM  : いやいや(笑)
  雪緒  : 「そもそもなんであんなことしたの?」
  GM  : マフラー「うーん、そうだなぁ、そういうシナリオだったから、としか言いようがないネ」
  雪緒  : 「わかんない言い方するわねー」
  GM  : マフラー「例えば、僕の後ろにはより強大な悪の秘密結社があって、              その野望を実現する為に多くの生贄を必要としていたんだ!              っていう設定でどうかな、説得力ある?」
  雪緒  : 「ないと思うよ」
  ランサー: 「ねえよ!」
  GM  : マフラー「我がままだなぁ、じゃあ僕の趣味ってことでいいよ、もう」
  雪緒  : 「いやそれわがまま関係ないからね?」
  GM  : マフラー「そうかな? 僕は趣味には全力を尽くす性質だから、次の演目への仕込みは完璧だぜ?」
  雪緒  : 「あ、そうだ。本っ当にどうでもいいけど一つ言いたいことあったの思い出した」
  GM  : マフラー「ん? なんだい、愛の告白かい?」
  ランサー: 「とりあえず死んどくか」
  雪緒  : 「せっちゃんのお昼代120円は少ないと思う」
  GM  : マフラー「初日にセイヴァーに財布を渡したら万札が10枚ほど飛んだんだけど、どう思う?」
  雪緒  : 「そんなに入ってたの?」
  GM  : マフラー「活動資金は大目に持ってた方が選択肢が多くなるでしょ?」
  雪緒  : 「…ん?せっちゃんってセイヴァーでいいの?」
  GM  : マフラー「ああ、間違えた。セイウチのサーヴァントだったね。あの食べっぷりは」
  雪緒  : 「まあ、せめて300円、できれば500円渡してあげてね」
  ランサー: 「そんなこと言ってる場合じゃねえ!?          もうとりあえず見逃してやるから視界から消えろよ。ほらそこに側溝があるぞ」
  GM  : マフラー「やれやれ、君のそれは偽善って奴だぜ?              サーヴァントに食事は必要ないし、そもそもいつか倒す敵だろう?」         ああ、はいはい、とランサーにひらひら手を振りながら雪緒さんに言います。
  雪緒  : 「ごはん必要ないのに何でお腹が鳴るのかも不思議だけど」
  GM  : マフラー「一種の幻痛だよそれは。味覚まで正確に再現したサーヴァントシステムの妙って奴だネ」
  雪緒  : 「拘りが過ぎるね…」
  GM  : マフラー「ある意味、彼らは人と変わらない。同じように食べ、眠り、感情をもてあます。箱庭の住人には相応しい」
  ランサー: 「………」
  雪緒  : あ、なんかシリアスになり始めた?
  GM  : 私は最初からシリアスですよ?(笑)
  雪緒  : えぇー(笑)         サーヴァントが寝てるの見たことないけど…ドラムコーさんは堂々と寝てたね、そういえば(笑)
  GM  : 原作でもセイバーが睡眠をとっていました。
  雪緒  : 「箱庭…まあ、そんなものかぁ」
  GM  : マフラー「世界は君が思っているよりずっと残酷だぜ。それを乗り越えるには、まず全体像を掴まなきゃならない」
  雪緒  : 「ふぅん。ヒントみたいだね?」
  GM  : マフラー「僕ほど優しいゲームメイカーは滅多にいないと思うぜ? まぁ、どうするかは君次第だけどネ?              ま、それはさておき。僕はそろそろ行くよ。こう見えて多忙でね、次の演目の準備とかがあるんだ」
  ランサー: 「また何か企んでやがるんだな……」
  GM  : マフラー「ちなみに、次の演目は『巻き込まれた少年、その絶望と悲しみと心強さと』といったところかな」
  雪緒  : 「タイトル長っ」
  GM  : じゃあねー、バイビー、とマフラーは手をプラプラ振りながら立ち去って行きました。
  雪緒  : 「(……って、もしかし、て…?)」(見送りながら、軽く首をかしげる)
  ランサー: 「雪緒! もしかして今のハジメのことか?」
  雪緒  : 「……可能性は、高い…ね」
  GM  : 特に引きとめたり攻撃したりしないなら、そのまま人込みに呑まれて見えなくなります。
  雪緒  : 人込みで何で攻撃しないといけないんだ(笑)
  GM  : いや、ここで禍根を断っておけば先々の悲劇がなくなる、かもしれない(笑)
  雪緒  : どうかなー(笑)
  GM  : 翌日には秘匿を破ったということで討伐令が出るかもしれませんが(笑)
  雪緒  : やっぱそうなるじゃないですかー!(笑)
  ランサー: っていうかさあ。実際動くのはマフラーじゃなくてセイなんとかだろ?
  GM  : どうでしょう、一緒に居ないからといって策動しているとは限りませんよ。
  雪緒  : お腹いっぱい食べてるかもしれないしね!(笑)
  GM  : ひょっとしたら、そこら辺の屋台で物欲しそうな涙目で店主を脅迫してるかもしれません。
  ランサー: 万引きか…
  GM  : うぐぅ。
  雪緒  : まあ置いとこう。
  ランサー: 「とりあえずハジメを探そうぜ。寮に戻るか?」
  雪緒  : 「寮まで戻ることはないと思うけど…近くまでは行ってみよっか」
  ランサー: というわけで北区に移動。
  GM  : はい、では西部地区から北部地区へと移動する途中に視点を移します。         例のゾンビ軍団を倒した通り道を通り掛かったところですね。