第一次霞足聖杯戦争4日目 朝パート
4日目 朝 北部地区/伝生学園・学生寮
ランサー: 今日の予定はもう決まってるからどんどん行こう。
GM : とりあえず、リクエストのあったアーチャー陣営とライダー陣営のぶつかり合いをアップします。
● 幕間『襲撃・ライダー陣営! 昼日中の死闘!』
GM : ご感想のほどは?
雪緒 : うん、あれですよ亜弓さん。尾砥ちゃんを脳筋って言ったのは謝ったほうがいい(笑)
GM : だが断る!(笑)
ランサー: 昼と夜で性能と性格が変わるってのはそういうことだったんだな。
GM : ちゃくちゃくとメタ情報が集まってきていますね。
雪緒 : 私たちはまだ昼の方は見てないけどね。…見たくもないけど。
GM : ちなみにコレに関しては詳細を聞けば詳しく教えてくれます。 まぁ、メールで様子を尋ねた、と言う事にして知っていて構いません。
ランサー: 真名看破してもいいしな!
雪緒 : そんな暇どこにあるの(笑)
ランサー: バーサーカー倒したらライダーの真名看破しようぜ。いやマジで。 でないとライダー対策品が作れないし。
雪緒 : まあ、昨日のことはメールするけどね。
ランサー: 夢だ夢を見せろ!
GM : はいはい、では4日目の朝の時間です、行動を宣言してください。
雪緒 : 昨日はやたらと心がばっきばきになった気がするので寝ます。起きてたら何かが壊れそう。
GM : そんな面白いことありましたっけ?(笑)
雪緒 : 訊き返すなし(笑)
GM : ランサーは例によって機織りですか?
ランサー: ああ。アサシン向け乗騎の製作に入る。 とりあえず何点か消費してたから回復しておくか。
雪緒 : MP渡すの忘れててごめんね。
ランサー: 6点消費だから大丈夫。 8an4+10an5+5an5 (ころころ……) [1,2,2,2,4,3,3,4]+[4,3,3,3,2,3,4,6,5,6]+[3,5,6,4,6] = 19 すっごい成功したな。まあ達成値半分で6点回復。
ランサー: 「木だー!」
雪緒 : テンションあがってる?(笑)
GM : いや、貴方が織っているのは綱でしょう(笑)
ランサー: 「いるか? アサシン」
GM : アサシン「呼んだかね、レディ?」 呼ばれて飛び出て何故か女子棟にいるアサシン。
ランサー: 「今からお前の装備を作るから手伝え。骨組みに木が必要だから適当に伐採してきてくれ」
GM : 余りと言えば余りのパシリっぷり(笑)
雪緒 : ひどいなぁ(笑)
ランサー: いや別に、いらないっちゃいらないんだけどね。まあフレーバーで(笑)
GM : 君は妖精魔術の使い手に森を荒らせと申すか(笑) アサシン「レディ……私は森の守護者ではあってもキコリではないのだが」
ランサー: 「ああ、もしかして教え的にダメなのか?」
GM : アサシン「そこまで狭義的なことではないが、心情的な問題だな。 まぁ、木材が必要とあらば集めてこよう。わざわざ伐採する必要もあるまい」
ランサー: 「そうだな。じゃあこの長さと太さのやつを10本……」 的に指示していく。
GM : アサシン「了解だ。レディの愛に応えるためならば私は吹き荒ぶ風となろう!」
ランサー: 「いや別にそんなもんねえけど」
GM : というわけで、まぁ適当に妖精さんと話して木を貰ってきました。
ランサー: じゃあ、あたしは下地を編んでる。ぎっこんばったん。
GM : 機織りと木細工は果たして同技能なんだろうか(笑)
ランサー: 「そういや、アサシン。お前が聖杯にかける望みってなんかあるのか?」
GM : アサシン「また藪からスティックだね、レディ」
雪緒 : なんでルー語なの(笑)
GM : アサシン「まぁ、私に興味を抱いてくれたというのなら嬉しい限りだが」
ランサー: 「いや。昨日強烈な奴にあったから、なんとなくな。 それになんだかんだいって、雪緒にも聖杯が必要になるかもしれないしな」
雪緒 : そういうことをぽろっと漏らさないの(笑)
GM : いや、普通でしょう、聖杯戦争に参加していて望みが無い方がおかしい(笑)
雪緒 : かもしれない、ってもともと望みがないような言い方じゃない。
ランサー: いや、アサシンの事情を聴くんだから言っておいた方がフェアかなと(笑)
GM : アサシン「なに、言ってしまえば大した望みではないよ。生前、妻が――」
ランサー: 「結婚してたのが意外だった」
GM : アサシン「ああなに、子供が出来てしまったのでね。 で、その妻が―――――女傑でね」(遠い目)
ランサー: 「女傑っていうとアマゾネス系統か?」
GM : アサシン「いや、そういう意味ではなく、精神的なものだよ」
ランサー: 「なんだかよくわからないな……あたしの時代じゃ女っぷりってのは戦闘能力に直結してたんだよ」
GM : アサシン「詳しくは伏せるが、私はある地方で伝承に謡われる存在でね。 当然だが、良くも悪くも私を主役とした物語があるのだが……」
ランサー: 「うん」
GM : アサシン「……物語の後半、主役の座がほとんど妻に乗っ取られた状態でね。 私が人質で、妻が救出役と言えば配役が判るだろうか……」
ランサー: 「斬新だな」
GM : アサシン「まぁ、端的に言ってしまえば『武勲を立てたい』のだよ。 生前の私は良い所が無かったのでね。だからして、聖杯に望む願い、という物は存在しないな。 私としては現世をエンジョイ……げふん、しつつ、この戦争で名を馳せたいと思う限りだ」
ランサー: 「武勲か……まあ、そういう考え方はあたしの時代でも一般的だったから、わかるよ。 そういうことなら、あんた向けの装備ってのは邪魔か?」
GM : アサシン「ふむ……そういう場合、あえてこう応えよう。レディからの贈り物は何であれ嬉しいものだ、と」
ランサー: 「言うと思った。 ま、あたしの時代でも。使えるものは何でも使うのがトレンドだったからな。 2000年ぐらい後は違うみたいだけど。ところであんた馬は乗れるか?」 乗馬の心得はあるか、あるいは戦車の心得はあるか。
GM : アサシン「生前は騎士だったこともあり嗜んでいたが、 生憎アサシンとして顕現した際に騎乗スキルは置いて来てしまったな」
ランサー: 「そいつは残念だったな。それじゃあ、まあ、がんばれ」 話はこんなところだな。シーン切っていいぜ!
GM : はっ! そういうランサーの願いは、と聞き返しそびれた(笑)
ランサー: お前に言うことじゃねえ!
GM : まあいいでしょう、そういう話しは雪緒さんとするがいいのです。
ランサー: そういうことだな。
GM : では、続いて雪緒さんのシーンです。
GM : 朝は例によって睡眠ですよね。
雪緒 : ですです。
GM : と、その前に、昨日の深夜の直後の幕間があります。
雪緒 : うん?
● 幕間『集結! 人牛眠る地下迷宮!』
雪緒 : 何だろ、このフェルナンデス君のようでそうでない謎の物体。
GM : むしろそっちが誰です(笑)
雪緒 : 画面の半分を埋め尽くす某格ゲーのラスボスです(笑)
ランサー: これなんなの? ロリコンどもめっていいそうなの(笑)
GM : ベアード様ではありません(笑) AA元のことなら、鋼の錬金術師の「お父様」です、フラスコの中のホムンクルス(初期)。
雪緒 : へぇー
ランサー: へえー。じゃあむごたらしく死ぬんだな。
GM : おい(笑) ともあれ、昼に来いと追い返された後の出来事でした。
雪緒 : ごめんねセイバーさん(笑) でも昨日心がばっきばきになった状態で徹夜したくなかったんだ(笑)
GM : 寝たら心休まるかというと首を傾げざるをえませんが(笑)
雪緒 : 寝ないよりずっとマシですよ。
ランサー: そうそう。一晩寝ればだいたいのことは片付くって。
GM : では、そんな雪緒さんはいつものように眠りにつく、ということでよろしいですか?
雪緒 : はいな。(さらに目覚ましを早めにセットして)
GM : では、雪緒さんがいつも通り電波に身を委ねようと眠りについた時。
ランサー: 今日はお休み?
GM : 普段の、まるでラジオのチャンネルを繋げるような感覚とは違う…… ……何かに吸い込まれるような感覚が不意に訪れます。
雪緒 : 「(……な、いつもと違う? 誰…なの?)」
GM : 選択肢: 1.流れに身を任せる 2.危険な予感を感じて抵抗する 3.その他
雪緒 : 抵抗するというか、どういうものなのか判別できないかな。
GM : そうですね、イメージとしては、今までの電波はあくまで受信、つまり雪緒さんの所に情報が飛んできた感じです。 それが、今回は何かに引っ張られるような、例えるなら溜まった水が排水溝に吸い込まれるような、そんな感覚です。
ランサー: デス、ドレイン!
雪緒 : う、うーん。逆に引っ張り返したい気分ね。
ランサー: それは危険だ間違いないぞ! 具体的にはバーサーカーの凶行が映りそう。
GM : 質量的に難しいですね、雪緒さんが感じるその流れは言うなれば大海を思わせる大渦です。 身を任せるか、さもなくばとっとと逃げるか、何かほかに有ればそれでも構いませんが。
雪緒 : うーん…抵抗しつつ観察できればベストなんだけど。
ランサー: じゃあ行くしかないな。
雪緒 : とにかく第一目的は抵抗、かな。
GM : ランサー は 背中 を 押そうとしている(笑)
雪緒 : なんていうのかな。「どこかに行ってしまう」のは感覚的にやばい
ランサー: じゃあやめよう!
雪緒 : なので抵抗。
ランサー: 判定いるのか?
GM : はい、ではこの場合は魔力判定でお願いします、魔術系の数値は足しても構いませんよ。
雪緒 : えーっとコート以外は全部枕もとだから…
GM : 探索魔術と思ってください、相手の探索に魔術抵抗しているのと同じ感覚で。
雪緒 : はいな。目標値どれくらいなのかな。ちょっと厳しそうとかそういうので。
ランサー: まあ素で大丈夫じゃないか?
GM : 敢えて言えばこの判定が失敗したから即ゲームオーバーなんて無体なことはしませんから安心して下さい。
雪緒 : 10an5+4an4+3an3+3an5 (ころころ……) [3,2,4,3,2,3,4,5,2,3]+[6,5,6,6]+[1,5,6]+[6,6,3] = 12 ひどいな。12で。
GM : む、思ったより低いですね。
雪緒 : うーん…ちょっと待ってね。失敗分が4an4+2an3+2an5か。
GM : 今日は間違いなくバーサーカーとの戦いがある事をお忘れなく(笑)
ランサー: もう4日目に入ってるからなあ! あたしらのラックは貴重品(笑)
GM : ランサー陣営ですからね。
雪緒 : いや、ラック切ろう。 っていうか10an5が全部成功してるのにそのあとがぼろぼろすぎる(笑) 4an4+2an3+2an5 (ころころ……) [4,4,3,2]+[2,1]+[1,6] = 7 頑張った頑張った。19ね。
GM : はい、15以上でれば無事に抵抗できます。
ランサー: よかったな!
GM : そうすると、その感覚は吸引力を失い、その場に停滞を始めます。 今なら、危険とかないままアチラを覗けるかもしれません。
雪緒 : 少しずつにじり寄って観察してみるね。
GM : はい、そこには、穴、がありました。
雪緒 : ブラックホールみたいな?
GM : イメージとしてはそんな感じですが、色は白です。 よく、夢の世界を表現する際に暗闇の世界があるかと思いますが。 穴の先は乳白色の世界。バニラ色の空。牛乳をこぼしたような大地。 遍く白の世界。そこには何の濁りもなく、ただ白だけが在ります。
雪緒 : それはそれで大変怖い。 「(誰も…いないのかな?)」
GM : ???「おおっと、お嬢さん。それ以上、近寄ったら危ないですよ」 と、近づこうとした瞬間、穴の中から声が聞こえます。
雪緒 : 「だ、誰っ!?」 声をかけようとしたら先にかけられた。
GM : ???「ああ、すみませんねぇ、驚かせるつもり、は……おや?」 最初は笑みを含んで、続いて訝しんで、最後に何かに気づいたように。
ランサー: アフロ?
GM : ???「おや? おやおやおや!? これは何たる偶然!いえこれは俺の持論ですが世の中には本当の意味での 偶然というものは存在しないのではないかと考えているのですよ今日の延長である明日その続きである 明後日と物事は常に過去から未来に影響しあい故に偶々という表現の元に起きるような突発的な出来事 も俯瞰的な視点から見下ろしてみれば実は何らかの過去の出来事の延長に過ぎずつまり偶然ではなく必 然と言い換えるべきでつまりこの出会いも必然ということではないかと思うんですがそこのところどう 思いますああどうでもいいでしょうかすみませぇん」
雪緒 : 「お願い1行でまとめて」
GM : ???「お久しぶりです、お嬢さん」
雪緒 : 「……」 少し考える。記憶とは違うけど何か覚えが。えーっとGM
GM : はい。
雪緒 : 記憶が戻ったわけではないけど、覚えてないと言わないはずのことを言っても大丈夫?
GM : 大丈夫ですよ、ああ、ちなみに若い張りのある声ですんで、苛めないでくださいね(笑)
ランサー: っていうか幕間じゃないのか。
雪緒 : 受け答えがあるからかな?
GM : 連続した時間という意味ではこれは朝の時間ですが、 雪緒さんの状態は睡眠状態と同じと思って頂いて構いませんよ。
雪緒 : 「…………ラン、兄さん…?」 覚えてないはずなのに、するりと口から出る。
GM : ランサー「いやぁ、本当にお久しぶりです、お嬢さん。キャスターの工房から脱出し、神社までお連れして以来 ですからどれだけ経ったことか。結局あの後、俺はマスターとの繋がりが断たれ残された短い時間で 仇に一矢報いんと取って返したんですが、結局キャスターの罠に嵌って遭えなく脱落してしまいまし たから。面目ないことです」
雪緒 : 発言が途切れるくらい長い(笑)
GM : ペラペラと良く回る口調は、確かに夢で見た記憶の通り、そして雪緒さんのまだ想像通りの返答です。
ランサー: ランサー! あたしのにせものだあ!
雪緒 : 先代でしょ(笑)
GM : 失敬な、先輩と言いなさい(笑)
ランサー: OBかよ!
雪緒 : 「ううん、悪かったのは、私……」 言いかけて、口をつぐむ。 「…ね、ここどこなの?なんでラン兄さんがいるの?」
GM : ランサー「別におかしい事じゃないでしょう? 敗退した英霊は聖杯にくべられるって話なんですから。 ああ、とりあえず此処は聖杯の中ってことになりますなぁ。詳しいことは俺にもわかりません」
雪緒 : 「ってことは私、聖杯のすぐそばにいるってことじゃない」
GM : ランサー「この身が仙人か道師だったなら分かることもあったんでしょうが、俺は単なる槍持ちですから」
雪緒 : ああ、あなたは文字通り槍持ちだったわね(笑)
GM : 槍持って戦場を駆け抜けたんだからランサーの資格は充分な筈!(笑)
雪緒 : (笑) ※ 周倉:三国志演義に登場する架空の武将。蜀の関羽の副官であり槍持ち。 神通力の持ち主で鳥や魚に変身できる。普通の馬では赤兎馬に乗った関羽に追い着けない為、 自分の足で戦場を走り回ったという超人的逸話の持ち主。赤兎馬よりはやーい。 ランサー: まあいいんじゃねえの……あたし戦場に出たことないけど(笑)
雪緒 : ランちゃんはランちゃんで何故ランサーになったのか(笑)
GM : むしろランサー適正とは掠りもしないのに(笑)
ランサー: 不幸…?(笑)
雪緒 : 「ま、まあいいや。今のうちに訊きたいことがあるからじゃんじゃん訊いちゃおう」 あ、ちなみに。昔の雪緒はポニテじゃなくて、ちょっと野暮ったく腰近くまで伸ばした髪を下ろしてました(笑)
GM : ほほう(笑)
雪緒 : 父涙目である。
GM : ランサー「成るほど、質問ですか? お、分かりました、このグラサンのことですね! いや、中々気に入って しまったものでマスターに頼んで買って貰ったんですが勿論俺の活躍していた後漢の時代に色眼鏡は あってもサングラスと呼べるようなスタイリッシュな装飾品は存在していませんが時代が流れること でそれは文化的な成長を遂げた人類が単なる遮光器の一つでしかなかった色眼鏡をナウでヤングな若 者の御洒落アイテムであるサングラスへと進化させたのはこれは革命的なできごとなのではないかと 愚考する次第ですがそれについてですか?」
雪緒 : 「ち、違うよ……半分くらい聞き流したけどたぶん違う」
GM : ランサー「ふぅむ。そうするとちょっと見当がつきませんなぁ。 お嬢さんが俺に聞きたいことというと……なんでしょう?」
雪緒 : 「まあここなら正直に言っちゃってもいいかな。私、あのときのことほとんど覚えてないの」 でも正しくは言わない(笑)
ランサー: っていうかこいつセリフが長過ぎて進まねえ(笑)
雪緒 : 「だから、その時のこと、訊いておきたいなーって。お互いいい思いをしないのはわかってるけど、ね」
GM : ランサー「はて、お嬢さん、見たところ最後に会った時よりもなかなか美人さんに成長していらっしゃいますが ひょっとしてもうすでに更年期障害ですかそれともアルツハイマーですか若いうちにアルミ製の食器 を使い続けるとそういう症状が出るとは聞いていたもののあの古臭い神社にアルミ製の食器なんても のがあるとは思えず今だに木さじとか使ってそうな気もするんですがその方が健康的なのかもしれな いとお嬢さんの為を思ってのことだったんですがなんてことだ!」
ランサー: 結論から話せえ!
GM : ランサー「いいですか記憶というものはある意味でその人にとっては欠けることの出来ない重要な要素でありこ れに比べたら俺の足の三本毛なんか屁のようなものですああだからといって抜かないでください神通 力がなくなりますつまりですね力の源である毛よりも大事なものだということが言いたかったわけで 比較対象が毛だからといって記憶を馬鹿にしたわけではなく毛が無いと俺なんか一般兵にも劣るよう な存在なんであれつまり言うなれば俺は毛が本体ということに?」
雪緒 : 「…いろいろあったみたいなのよ。あともう少し短くお願い」
GM : ランサー「そう言われましても。聖杯を経由して会話しているということは、 もしかして、お嬢さんは聖杯戦争に参加していらっしゃるので?」
雪緒 : 「……うん」 少しばつが悪そうに。
GM : ランサー「もう第四次霞足聖杯戦争がはじまりましたか、早いものですね早いと言えば食べ物の賞味期限の事を 足が早いというように生物的にとらえることがあるかと思いますが俺はアレに関して一言だけ物の申 したくつねづね考えていたんですよいいですか――」
雪緒 : 「…ふぅん、第四次かぁ」
ランサー: アレ第一次のはずなのに。
GM : ランサー「お嬢さん、さっきから微妙に俺の話を聞き流してないですかアレですか話方が早いですか 聞き取りにくいですかもう少しゆっくり喋った方がいいんでしょうかこぉーんなぁーかぁーんじでぇー」
雪緒 : …お父さんも私もししょーもみんなスルースキル発達してたと思うんだけどなぁ(笑)
GM : (予想図 キョン「ああ、わかった。わかった。そうだな、うん。わかったから」)
雪緒 : 「ゆっくりじゃなくていいから短くね、短く」
GM : ランサー「まぁ、しかし何ですな。俺が俺のまま【時聖杯】に残されているということは、 第三次は結局勝者なしだったんですかねぇ。やりきれません」
雪緒 : 「で、話戻すけど…ってその時聖杯って何? 大聖杯や小聖杯とは違うのよね?」
ランサー: 大聖杯じゃねえの? 脱落した英霊をストックしているなら、システム的には大聖杯のはず。
GM : ランサー「俺も詳しくは知りませんが。ようは聖杯の大本の仕掛けのことらしいですよ。 言うなれば機能としての大聖杯の一部とでも言いましょうか」
雪緒 : 「ふぅん…」
GM : ランサー「この霞足市での聖杯戦争には時の力を操るザミュエルの始祖の 魔術回路が使用されている筈です。そのことじゃないでしょうかね」
雪緒 : 「いきなり話が壮大になったね。ってザミュエル…?」 確か監督さんの名字。
GM : ランサー「いやぁ、俺も人に聞いただけなんで上手く説明できているか自信がないんですが」
雪緒 : まあ要するに、聖杯が機能したら戻った英霊はだばーされちゃうのね。
ランサー: ところでこの会話の目的って何だ?
GM : 旧交を温めるのが目的では?(笑)
雪緒 : 「えーっとそうそう。その時のマスターってどんな人たちがいた? あと…死徒とかいたりしなかった?」
GM : ランサー「死徒ですか? キャスターは確かに死徒でしたが、マスターに居ましたかねぇ?」
雪緒 : 「そっか…あ、じゃあミュンヒハウゼン男爵って知らないかな」
GM : ランサー「知らないもなにも、キャスターの真名じゃないですか。よくご存じでしたね、お嬢さん」
雪緒 : 「は、はぁーーーーっ!?」
ランサー: えー?
雪緒 : 「も、もしかして骨でアフロとか!?」
ランサー: そんな英霊がいるかあ!
GM : ランサー「アフロ? いや、どちらかというと、いかつい骨将軍って感じでしたが」
ランサー: 他人だ。
雪緒 : 「……(記憶の断片を探りながら)そ、そうよね」
GM : ランサー「まぁ、俺もあのミュンヒハウゼン男爵が死徒だったとは思いませんでしたがね」
雪緒 : 「(まーた謎が増えたなぁ…)」
ランサー: とりあえず他人ならスルーでいいんじゃね?
雪緒 : 同姓同名の他人って逆にスルーできないだろう(笑)
GM : ランサー「まぁ、お嬢さんはキャスターに誘拐されたんだから会っていても可笑しくはありませんなぁ」
雪緒 : 「…じゃあ、キャスターのマスターってどんな人だったか知ってる?」
GM : ランサー「確か……お嬢さんと同い年くらいの少年でしたね。特徴がないのが特徴というか、飄々とした感じの」
ランサー: マフラーについて聞け! 話す時に『』がつく嘘つきで学ラン着てるって感じで。
GM : それはクマーです(笑)
雪緒 : 「うーん…? もしかして飄々としてるとかそういうの限界突破してるような感じでふざけたこと言ったりするような?」
GM : ランサー「ああ、確かに。首筋に槍を突きつけられているって状況だというのに、 『おいおい首筋にホクロが出来たらどうしてくれるんだい』とか言い出す変な奴でしたな」
雪緒 : 「うっわぁ…だ、だったら、どんな人かできるだけ詳しくでも長話にならないように教えてもらえないかな」
ランサー: そいつの名前がアタックチャンス。
GM : ランサー「短く、短くですか。そうですな、とりあえずそいつの願いなら聞いてますねぇ。印象的だったんで」
雪緒 : 「へぇ…どんなの?」
GM : ランサー「人類救済、だそうです」
ランサー: ふーん。
雪緒 : 「また大きく出たなぁ…(でも…何を以て人類救済なんだろう?)」
GM : ランサー「む、いかん。そろそろ時間のようです」
雪緒 : 「あ、そうだ名前訊いてない?」
GM : ランサー「名ま――したら――う――ザザァー――
雪緒 : 「ああっ、なんか都合のいいところでー!?」
GM : ザザァ――――――
雪緒 : 「……あ…」
GM : ぶつん、とテレビの電源が切れるように、その感覚は消え、ランサーもまた居なくなりました。
雪緒 : 「言いそびれちゃったな…… でも、”私”が言うことじゃない、よね…」
GM : とりあえず、ランサーが違和感を覚えていたようなそぶりはありませんでしたけどね。 ……つまり、『雪緒さん』もスルー対応だったということでしょうが(笑)
ランサー: シーンカット?
GM : はい、シーンカットです。