第一次霞足聖杯戦争3日目 朝〜昼パート

3日目 朝 北部地区/伝生学園・学生寮


  ランサー: 前回のおさらい。3日目の夢待ちだったな。
  GM  : ちゃんと準備はしてあります。と、その前に。
        ● 幕間『裏切り? いいえ、それは脚本通り』
  GM  : 先にこっちの幕間を上げておきます。
  ランサー: はじめ危機一髪。
  雪緒  : …ゾンビ軍団、全滅しないと思ってたのか。まあ面倒だもんね。
  GM  : これは過去の描写ですけどね、ようはこういう事態の後に雪緒さん達がホテルに来た、というわけです。
  ランサー: っていうかあれ御三家じゃないの? まあそりゃそうかって感じだけど。
  GM  : ミュンヒハウゼン男爵といえば御三家の一角ですよ、家といっても個人の参加ですけど。
  雪緒  : なんかごちゃごちゃしてそうだね?<骨アフロの設定周り
  ランサー: 本人じゃなく代理人? っていうか二代目かも。
  GM  : さておき、三日目を開始しますが、あらかじめ行動自体は二日目の終わりに終了していましたね。
  ランサー: 具体的な行動は夢待ちだけどな。
  GM  : では、例によって雪緒さんが眠りに就くと、電波が舞い降りてきました。受信しますか、しませんか?
  雪緒  : …成長イベントって聞いたのに選択肢はあるんだね。ま、今日も完全武装で受信するよ(笑)         …ひとつ勘違いしてたけど、武器についてるスキル相当って普通に攻撃防御以外でも使えたんだね?
  ランサー: あたしの武器についてる高速思考とか?
  雪緒  : うん。
  ランサー: まあ高速思考は元から攻撃用じゃあないけどな。そのあたりは高度な柔軟性を以って臨機応変に。
  雪緒  : なので無窮の英知もいろんなところにくっつくことが判明したよ。主に魔力魔術で振る警戒判定とか。
  GM  : あー、そうか成長イベントでしたね、そういえばそこの辺りを描写したっけな。
  ランサー: 忘れてたなら別にいいんじゃね?(笑)
  GM  : ふむ…………成長イベント、入れ損ねたかもしれませんね、まぁ奮起はするかもしれませんが(笑)
  雪緒  : えー?(笑)
  GM  : いつもの過去情報です、ただし今回はいつもより突っ込んだ電波ですが。
        ● 幕間『夢と友』
  GM  : というわけで、強制受信!
  ランサー: なんだってー
  GM  : 素猫『この辺りで見た事のない猫……いったい何者なんだ』
  雪緒  : 素猫さんェ…
  ランサー: そういえば思い出したんだけど。ホテルのこと告げ口に行こうぜ!
  GM  : ああ、ホテル爆破? 監督役にですね。
  ランサー: ホテルを爆破するなんて袋叩きものだと思う。
  GM  : 勘違いしてはいけませんが、それが神秘の秘匿、魔術の隠匿に引っ掛からない場合、         例え市内で大量虐殺をやらかしたとしても、聖杯戦争的にはルール違反ではありませんよ。         まぁ、派手にやりすぎるともみ消しが大変なので、その辺の指摘はあるかもしれませんが。         ようは、いかにしてマフラー達を放置すると問題になる、と監督役に納得させるかですね。
  雪緒  : 周辺被害という意味では全然なかったもんね。
  GM  : ホテルは下に崩れましたから、少なくとも周囲に被害はありません。
  ランサー: じゃあ中にいた人は?
  雪緒  : いたかどうかは調べないとわかんないね。
  ランサー: ニュース見よう。夢は以上?
  GM  : はい、以上です。         朝の時間は睡眠で終了しました、回復処理を行ってください。
  ランサー: MPが全快、HPが2D回復するよ。
  雪緒  : HPは減ってないね。まだ。
  ランサー: この内容だと、次はオトギに会いに行くって感じか?

3日目 昼 北部地区/伝生学園・学生寮


  雪緒  : 「(……あれは、いつ頃のことなんだろう。知ったはずなのに、わからないことばかりどんどん増えていく。           でも調べていけば…少しはわかるかな。あんまりいい予感はしないけど、ま、なるようになるしかない…よね)」         早めにセットした目覚ましも鳴ったし、軽く水浴びして朝ごはん作ろう。……朝?
  ランサー: ひる。
  雪緒  : 感覚的には朝ごはん。実際は昼。         これが聖杯戦争の弊害というものか…!
  ランサー: あたしはホールで、きーこ、ばたーん、きーこ、ばたーん、してる。
  GM  : アサシン「ランサー。金箔というのはこういったものでよかったかね?」         パシられていたアサシンが金箔を買ってきました、何処からか。
  ランサー: 「おう、ありがとよ。じゃあこれを金糸に……いやそれはこっちでやるわ」
  GM  : アサシン「言われたとて私には無理というものだ」
  ランサー: 「そりゃそうだ。ま、助かったぜ」         とりあえず機織を中断して金糸を作ろう。
  雪緒  : 「おはよう」         今日はちゃんと髪も結い上げてるよ。
  ランサー: しゅぱーっと金糸を作ってる。
  雪緒  : 「…えーっと、なにこれ。機織り?」         織機を見ながら。
  ランサー: 「おっ。おはよう、雪緒。朝から騒がしくてごめんな」
  雪緒  : 「ううん、それは大丈夫だけど」         気になるのは後片付けですね。
  ランサー: 「うん。あたしの誇りだよ。こいつを取り戻せたのも聖杯戦争のおかげだな……」
  雪緒  : 「へー、こういうことしてたんだね(…とられたか何かしちゃったのかな?)」
  ランサー: 「あたしはあと数時間は作業しないといけないけど、雪緒はどうする?」
  雪緒  : とりあえず…ご飯作ってくる(自分の好きなものを食べたいの構え)
  GM  : 英二「うーす、おはよーさん。皆そろっとるみたいやな」         と、散歩にでも行っていたのか外から英二が戻ってきます、その手には複数の新聞。
  ランサー: あ、そうそう。他に資料も買ってきてもらったってことでいいか?
  GM  : なんぞ必要なものがありましたか?         まぁ、アサシンも買い物に行かされましたし、買うべきものは買えたで構いませんよ。
  ランサー: 資料……ファッション誌とかアラミド繊維とか。
  GM  : アラミド繊維なんてどこで買うんですか(笑)
  雪緒  : 雑誌なら昨日の買い物で買ったんじゃないの? 多分本屋くらいなら寄ったよ。
  GM  : モールでのショッピングの時ですね>本屋
  ランサー: 「雪緒のおかげでいいものが出来そうだよ。ありがとな」
  雪緒  : 「え?う、うん」         心当たりはないのでちょっとびっくりしながら。
  ランサー: 「ん? 昨日お金借りたことなんだけど……」
  雪緒  : 「あ、ああそっちね」
  ランサー: またなんか夢見たのかな? ッて心配してる。夢っていうか魔術干渉か。         『また寝てる時に魔術干渉受けたのか?』
  雪緒  : 『それは…なかったけど。ごめん、いろいろあったけどわかんないとこまだ多いし、ある程度整理ついたら話すね』         「あ、ちょっと時間取らせてもらうね。ご飯作ってくる」         バタバタと台所に向かう
  ランサー: じゃああたしも作業に戻るな。しゅぱーっと金糸を作ってる。         具体的には、糸巻きと糸巻きの間を、足で糸を送りながら金箔を糸に満遍なく張っていく。
  GM  : えーと……(検索)……工具製品店で売ってるみたいですね、一応。まぁ、買えたことにしましょう>アラミド繊維
  雪緒  : 今日の朝…あさ…昼ごはんは昨日使ったほうれん草の残りをぶち込んだ卵焼きと、焼き魚です。あと白米と味噌汁。         …明日くらいにはまた買い物行こうかな。
  ランサー: そうだな。ご飯が出来たら作業中断していくな。
  ランサー: 「うん。知らない料理だけどいい匂いだな」
  GM  : 英二「ああ、今が人生最大の幸運期なんやな……女の子の手料理が毎日食えるとか、今日辺り死ぬんやないかな」
  雪緒  : 「なんでそうなるのよ…」         どっちかってーとはじめちゃんは今一番えらい目に遭ってるだろうにね…
  GM  : 英二「せや、飯食いながらでアレやけど、昨日の件を調べておいたで」
  ランサー: 「ああそうだそうだ。あのホテルどうなったんだ?」
  雪緒  : 「あ、ありがと。どうだった?」
  GM  : そこら辺、ランサーもニュースを見たかもしれませんが、倒壊自体は大々的に報道していますね。         テロとの関係は不明、不発弾説からガス爆発説まで結構手広く情報が錯綜しています。         ただ、これはあくまで朝の最新ニュースの情報なのですが。
  ランサー: 被害者は?
  GM  : 英二「被害者はゼロや。少なくとも、泊まってた筈の生徒たちの死体は一切出てきておらへん」
  ランサー: 「そうなのか……まあ、とりあえずよかったな」
  GM  : 英二「まぁ、逆に言うと失踪者が超多数ってことやけどな。誰も出てきてへんのやから」
  雪緒  : 「……そっか。どこ行ったんだろうね?」
  ランサー: 「生徒って何人ぐらいいたんだ?」
  GM  : 英二「あー、具体的な数までは……ただ、百人以下ってことはないと思うで」
  ランサー: 百人も帰らなかったのか。
  雪緒  : 「考えられるのは、えーっと…人が立ち入らない大型施設、みたいなの? あとは倉庫とか…」
  GM  : 英二「いや、急に言われてもなぁ。倉庫街か、森林地帯か……ちょっと候補が縛り切れんわ」
  ランサー: 「この前の兵士の基地みたいな?」
  GM  : 英二「例の海上自衛隊の基地も放置しとくんは不味いしなぁ。今日はどうするつもりや?」
  ランサー: 「夜になれば雪緒の服ができるから、昼の間はハジメのけいこでもつけてたらどうだ?」
  雪緒  : 『……あれ、アサシンさんの礼装作るんじゃなかったっけ?』         そういう認識で止まってたはず。
  ランサー: 『……あっ』
  雪緒  : 『あ、じゃないでしょ……』
  ランサー: 『いや実はさあ……昨日のバーサーカーが思いのほか辛かったから。先に雪緒の身を守りたいな、って思って』
  雪緒  : 『道理で買ったロープさっき見かけなかったね?』
  ランサー: 『えへ。アサシンに買い物に行ってもらったんだ。つ、次! 次はアサシンの装備を作るからさ』
  GM  : 英二「うぇ、稽古!? 言うたかて、俺に田中と殴り合いでもせえ言うんか?」
  雪緒  : 「んー、魔力鍛えるとかそういうの?」
  GM  : アサシン「そもそも、レディに格闘戦など無粋というものだ。マスターはその辺りが判っていない」
  ランサー: 「後は簡単な魔術を教えてもらうとかじゃないか」
  雪緒  : 「魔術、かぁ…」         うーん、と少し難しい顔。
  GM  : 英二「そりゃ、使えた方がええとは思うけど……            ほんの数時間やったていどで使えるようになるもんとちゃうんやないか?」
  ランサー: 成長性があるから大丈夫だ!
  GM  : メタな(笑)
  ランサー: 「教えてもらったあとは自主勉しろよな…?」
  GM  : 英二「あー、ほら、アレや……勉強とか、向き不向きがあるやん?」
  雪緒  : 「まあ魔術は置いとくとしても、魔力の使い方はある程度教えたほうがいいかな?」
  ランサー: 「まあこれから否応なく関わっていくんだし、とっかかりぐらいは教えてもらった方がいいと思うぜ」
  GM  : 英二「せ、せやな」         では、そろそろ昼行動からの方針を決定しましょう。
  ランサー: そうだな。
  雪緒  : ランちゃんは引き続き道具作成だったよね。
  ランサー: 昼に勉強、夜に監督役に告げ口してから神社に行く。深夜は臨機応変って感じでどうだ?
  GM  : 監督役に告げ口するだけなら、昼の内に魔術行使で使い魔(手紙)を飛ばすという手も使えますよ。
  ランサー: 直接でいいんじゃね? 監督役だって出番は欲しいだろうし。
  雪緒  : 夜は…尾砥ちゃん、神社にいるのかな?
  ランサー: いないかもしれないけど、とりあえず神社当たろうぜ。
  GM  : では、先の行動方針で構いませんか?
  ランサー: うん。あ、夜はアサシン達とは別行動? 私用だし。
  雪緒  : どうかな。尾砥ちゃんも参加者だし。
  ランサー: そうか。組んでるってばれると困るもんね。
  GM  : その前に、アサシン達にはどこまでの情報を渡しています?         男爵が令呪を奪われたとか、男爵が北区に居るらしい、とかですが。
  雪緒  : 令呪の話はしていいよね。
  ランサー: 男爵のことは教えるべきだと思うぜ。北区にいるかどうかってのは推測だけど。
  雪緒  : そうそう。ちょっと言っただけだから改めて言っておくと、私としては骨アフロをぶっ潰すんじゃなくて捕獲しておきたい。
  GM  : ほうほう。
  雪緒  : 訊きたいことはいろいろあるしね。
  ランサー: 雪緒がそうしたいならあたしはそうするよ。
  GM  : そういえば小聖杯についても誰かに聞くとか言っていたような。
  雪緒  : うん。小聖杯について一番答えてくれそうなのが骨アフロだから。
  ランサー: まあそれはそれとして。
  GM  : 分かりました、では男爵の情報を貰えたなら、英二たちはチャンスとばかりに骨探索に出るそうです。         また、雪緒さんがそのつもりなら捕獲の方向で進めるという感じで行動します。
  ランサー: 「そういえば骨アフロのことだけど……マフラーが令呪を……たぶん北区に戻ってるんじゃね?」
  GM  : 英二「ほなら、夜は俺とアサシンで北区を探索するわ」
  雪緒  : 「うん、頼んだよ?」
  ランサー: 「そういえば昨日のマフラーのこと監督役に告げ口しようぜ!」
  雪緒  : にしても小聖杯ってシステムは一般人の倫理的にいろいろあれだよね…
  ランサー: 伝統です。
  GM  : 魔術師なんてそんなものです。
  雪緒  : 第二次が一番ひどかったね。
  GM  : 第一次だってアレでしたけどね。
  ランサー: 第三次はそうでもない。
  GM  : では、他に相談事が無ければ実際の行動に移りますが、よろしいですか?
  ランサー: うん。
  雪緒  : はーい
  GM  : では、まず判定で終わりそうなランサーの道具作成から済ませましょうか。
  ランサー: おう。4点使って8an4ふる。4成功すればOKだ。
  GM  : そういう時に限って失敗したりするんですが。まぁ、判定をどうぞ。
  ランサー: なあに大丈夫さ。         8an4         (ころころ……) [1,6,4,3,2,3,4,1] = 7         すっげえ成功した!
  GM  : おお、お見事です。
  雪緒  : やっほーい
  ランサー: このままだと7点消費の礼装が出来てしまう(笑)
  雪緒  : (笑)
  GM  : 維持が大変になるだけでしょうに(笑)
  ランサー: ってなわけで4成功に抑える。更に雪緒から貰ったお小遣いで、常時消費を軽減。         あたしはその気になればEX礼装だって作れるんだぞー(笑)         まあ完成するのはこのシーンの終わりだから
  GM  : では、完成した礼装のお披露目はその時にしてもらいましょうか。
  ランサー: 「ふーふふふーん」         鼻歌を歌いながら、機を織っている。         「君とまた手を繋ごう〜、私とまた夢を見よう〜♪」         じゃ。雪緒と横島の方をやっていいぜ。
  雪緒  : 横島言うなし(笑)
  ランサー: バンダナ型の礼装を作ればいいんだっけ?(笑)
  GM  : 心眼が浮き出るんですねわかります。
  雪緒  : そのネタはもういいから(笑)
  GM  : まずはそこから覚醒するのはお約束か(笑)
  ランサー: っていうかアサシンも魔術使えるんだからあいつに教えてもらえよ!?(笑)
  GM  : アサシンの魔術を覚えるともれなく人間じゃなくなりますがよろしいでしょうか(笑)
  雪緒  : どういうことだ(笑)
  GM  : 自然と会話して精霊の力を借りる、妖精魔術と呼ばれる代物です。         人のままでもドルイド的な何かになりますね。
  ランサー: それくらいSWなら誰でも使えるよ?
  GM  : SWなら、と限定した時点でダメです(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: っていうかドルイドが人間じゃないみたいな言い方(笑)
  雪緒  : …でも雪緒の魔術とあんまり変わんない気はするけどね。実際の仕組みは結構違うんだろうけど。
  ランサー: 自然霊に呼び掛けて助力を得るって意味じゃ同じようなものか。
  GM  : 和洋折衷で両方のいいところだけ覚える、とか。
  雪緒  : まあ魔術より先に魔力の使い方を教えたいね。ルール的に言うと魔力Cにしよう、と(笑)
  GM  : MPが増えますね(笑)
  雪緒  : 重要でしょう?(笑)         正直1回支援したらアサシンさんに渡すMPが結構なくなるのはどうかと思うんだよ。
  GM  : では、鼻歌と共に神がかった出来の代物を折り綴っているランサーから場面を移し、雪緒さんと英二のシーンです。
  GM  : 場所はどうしましょうかね、秘匿を考えると室内ですが。
  雪緒  : 外はまずいね。
  GM  : そして館内は灼熱地獄。
  雪緒  : まあ、寮内ならだいたいどこでも大丈夫な気はするけど。
  ランサー: ホールはあたしが使ってるから、食堂でどうだ? 庭でいいんじゃね?(笑)
  GM  : 庭か、まぁそこら辺はフレーバーでいいとしましょう。
  ランサー: おう。

3日目 昼 北部地区/伝生学園・学生寮・中庭


  GM  : 風香る夏の暑い日、蝉の鳴き声に迎えられ、爽やかな風と日差しの差し込む寮の中庭。         なぜか「必勝」と書かれた鉢巻きをしたジャージ姿の英二と、雪緒さんが向き合っています。         ちなみにアサシンは不在です、周囲の警戒の為に出ている感じですね。
  雪緒  : 「…そこまで気合い入れなくてもいいんだけどね?」         私はいつも通り、の長袖。
  GM  : 英二「まぁ、気にすんな。これは一種の自己暗示みたいなもんや」
  雪緒  : 「そ、そう」
  GM  : 英二「ほんで、俺は何をしたらええんや? こう、呪文とか唱えたらええんやろか」
  雪緒  : 「うーん。私としては魔術より先に、魔力の使い方を覚えてもらいたいから」
  GM  : 英二「どっちにしろオカルトやなぁ、俺じゃ勝手が判らんから方針はお任せするわ」
  雪緒  : 「まずは、どういった感じか体感してもらうのがいいかな、って思うよ」
  GM  : 英二「なるほど……つまり、田中がぶっぱなす魔術を俺が喰らい続ければええんやな!」
  ランサー: 念を叩きこむ!
  雪緒  : 「それってあんまり効果ないような気もするけど…まあいっか」
  GM  : 英二「いや、基本やろ? 漫画なんかで新しい技術を学ぶ時は、喰らってみるんが一番の近道やて」         十代の漫画脳的思考。
  雪緒  : 「…まあ、これからやるのもあんまり変わんないかな。始めるから、手を出して」
  GM  : 英二「おう」         スタイリッシュ一万尺をするかのように手を前に突き出します。
  雪緒  : なにそれ(笑)
  GM  : 分からなかったらぐぐってください(笑)         まぁ、手を前に突き出したと思ってくれればOK。
  雪緒  : じゃあ、その手を両手で握るね。
  GM  : 英二「お、おう」         動揺を隠しつつ「手ぇ柔っこいなぁ」という内心を口から洩らしつつ、泰然と顔を赤くします。
  ランサー: おい(笑)
  雪緒  : こっちは集中してるから聞こえてないよ。ごめんね。
  GM  : なぁに、直ぐにそんな余裕はなくなります、遠慮なくどうぞ(笑)
  雪緒  : 何をするかと言えば、魔力回路をシンクロさせながら魔力を少しずつ流し込むよ。
  ランサー: 構わん、やれ!
  GM  : まったく使われていなかった魔術回路、男爵に襲われた事で強制的に起動させられたそれが、今再び活性化を始める。
  雪緒  : 確認しながら、少しずつ出力を上げるね。
  GM  : 最初は皮膚がひきつるような違和感、それが徐々に熱に代わり、最終的には形容のし難い肉体的な痛みへと移って行く。         英二「お、おう……」         先とは違う意味で顔をひきつらせ、じわりと汗を浮かべる英二。
  雪緒  : 「……ど、どう…かな?」         こちらもシンクロさせるだけで結構きつい。
  GM  : 英二「せ、せやな……なんというか、こう、肩コリ電磁パットの超強い奴を使ってるみたいな感覚や」
  雪緒  : 「……返ってよくわかんないね…?」
  GM  : 英二「よくわからんが、よくわからんっちゅうことは判る。これが……魔力っちゅうもんなんかな?」         有り余る成長性が通常では考えられない程のスピードで感覚を掴んで行きます。         あるいは、一度魔術的な死を経験したことで、魔力に対する感覚が鋭くなっているのかもしれません。
  雪緒  : 「うん……」
  GM  : 英二「ある、のは分かったけど、これをどないしたらええんやろ。            なんかしたら動いたりするんやろか。こう、手からビーム的な」
  雪緒  : みんなビーム好きだな(笑)
  GM  : 混乱しているのか、いつになくシドロモドロに。         不安もあるのかもしれません、それは風船に息を吐き続けているのにも似た行為です。
  ランサー: パンっ!
  雪緒  : おーい(笑)
  GM  : 感覚でしか分からないという事実が、いつ爆発してしまうのではないかという思いが、及び腰にしているのでしょう。
  雪緒  : 「えっと…じゃあね……」         ただ魔力を流してるだけだったけど、今度は回復魔術に使う形に変えてみようか。         この感覚は少し覚えてるかもしれないね。
  GM  : 一度は喰らった攻撃ですからね。
  雪緒  : 攻…撃……?
  GM  : いやいや、ちゃんと傷口が活性化される感覚は覚えています。         あるいは、それこそが最初のきっかけだったのかもしれません。         あの日、あの時、雪緒さんが回復魔術を掛けたことが、眠っていた魔術回路を活性化させ。         魔法陣の上という状況、死にたくないという強い願望、それらが重なり、アサシンの召喚までこぎつけた。         つまり、雪緒さんが居なければ、雪緒さんが魔術を用いて回復しようと考えなければ。         端役英二は、あの日、あの場所で死んでいたかもしれないということです。
  雪緒  : そう、かなぁ。結局のところ、巻き込んだのは私ってことにもなるね。
  GM  : それが善きか悪しきかは本人次第でしょう、実際問題としてそれが無ければ死んでいたのですから。         英二「なんや、こそばゆい感じになったな。かさぶたが痒い感じがする」
  ランサー: え、こいつ固有結界に目覚めるの? アサシンは未来のハジメなの?(笑)
  GM  : そんな馬鹿な。明らかに外人顔ですよアサシン、国籍から違いますから(笑)         どこぞの色黒白髪細マッチョも日本人離れしてますが、髪を下ろすと本人にしか見えないんですから(笑)
  雪緒  : 「…そ、そういう具体的表現は勘弁してよ。今のは、回復魔術みたいに魔力の形を変えてるの」
  GM  : 英二「あー、これが回復魔術の感覚っちゅうわけやな。            これ、同じような感じにしたら俺も回復魔術が使えたりするんやろか?」
  雪緒  : 「…うん、技術面どうこうってのはあるけど、使えるようにはなると思うよ」
  ランサー: やってみればいいんじゃね? アサシン相手に。
  雪緒  : 「ただ……」
  GM  : 英二「ただ?」
  雪緒  : 「教えといて言うのもどうかと思うけど、ほんとは魔術は教えたくなかったから。          聖杯戦争が終わったら必要のないものだし、そうあってほしいよ」
  GM  : 英二は、なんと言ったらいいのか、と繋いだのと反対の手でガリガリと頭を掻くと、へらりと笑います。         英二「ええやないか。そこら辺のことは後で考えれば。俺は、今、田中に感謝しとるよ。            俺みたいな素人、見捨ててくれてもよかってんけど、今も色々面倒みてくれてるしな。            まぁ、戦争終わった後のことをあんまり考えると死亡フラグやさかい、とりあえず今を一歩一歩進むだけや、な?」
  雪緒  : 「そんなこと…巻き込んじゃったのは私の方なんだよ?」
  GM  : 英二「俺はそうは思わん。あるいはそうなのかもしれへんけど、そうだったとしても違うっちゅうたる。            俺は、田中に助けられたんや。田中は、俺を救ってくれたんや。だから、言うべきことは「サンキュー」で仕舞いや」
  雪緒  : 「そう、かな……うん、ありがとう、ね」少し、握る手に力が入る。
  GM  : 英二「お、おう。まぁ、ほら、それに回復魔術とかやったら、実生活にも役立つやん? 覚えて損とかないやろ」         アサシン「――では、その回復魔術、私が実験台になろうではないか」         ふっ、と周囲を警戒していたアサシンが実体化します。         アサシン「初心者の実験体をレディに任せるわけにはいかないからね。              だから、君達――いい加減いつまでも手を繋いで見つめ合っていないで、離れたまえ」
  雪緒  : ああ、じゃあそろそろオチつけようか?(笑)         「きゃぁっ!?」         いきなり声をかけられたので驚くよ。そんでもって、魔力Aがはじめちゃんに直撃する(笑)
  GM  : 英二「うごあぁっ!?」         アッパー気味に打ち上げられ、頂点で一回転し車田落ちする英二。
  雪緒  : 「って、やっちゃったー!? ごめーん!」
  GM  : ずしゃぁ、と地面に顔面から堕ちた英二は、どこか満足げな顔をしてこの世を去った(笑)
  雪緒  : 多分私の魂に刻まれてる修行方法だったんだろうな、これは。オーバーヒート含めて。
  GM  : 回復と攻撃で魔術を覚えそうな感じですね、物理的に(笑)
  ランサー: 「おーい雪緒ー、できたぞー!」         じゃあそろそろ完成。畳んだ服をもって庭に出てくる。
  GM  : はい、ではお披露目を兼ねてシーンを繋ぎましょう(笑)
  雪緒  : はじめちゃんが試し打ちする前にまず私が回復してあげないといけないね(笑)
  GM  : ダラダラと額から血を流しながらもHPの消費は0ですがね(笑)
  雪緒  : ふしぎふしぎ。
  GM  : 次のコマでは傷も無くなっています。
  雪緒  : 「あ、ランちゃん、もうできたんだ?相変わらず早いよね」
  GM  : 何事も無かったかのように(笑)
  雪緒  : 何事もなくなったからだよ(笑)
  GM  : 英二「あー、死ぬかと思った。お、ランサーも来たんか」
  ランサー: 「へへっ。速くて丁寧はあたしの売りだからな。じゃーん」         服を前に出してひらひらさせる。
  雪緒  : どんなの?どんなの?(わくわく)
  ランサー: 雪緒のリクエストを受けてサマーコート風な。
  雪緒  : 「わ、ほんとに言った通りのだ。かわいー!」
  ランサー: 金糸で薄く星座の刺繍がされてる。         「本当は巫女装束風にしようかと思ったんだけど、こっちのモードに合わせてみたぜ」         あ。巫女ってのはあたしの時代の巫女って意味な。
  雪緒  : どっちにしろそれでは外を歩けないよ(笑)
  GM  : ギリシャ的巫女装束で歩き回るとか、軽く羞恥プレイですよね。         身体に布を巻きつけたとか、そんな感じでしょう、アレ(笑)
  ランサー: 「こいつは雪緒専用だけど、ちょっと大がかりなものになっちまったから。          雪緒も頑張って使いこなしてくれよ!」         ロック制限・ランク4
  GM  : アサシン「見事なものだ。妖精郷にもこれほどの刺繍はなかったぞ」         英二「なんだかよく判らんけど、似合いそうやな。良かったやないか」
  雪緒  : 「うん、ありがとう、10年は着倒すね!」         受け取ったら礼装をぎゅーってする
  ランサー: 「じゃ、着て見てくれよ。あ、ハジメとアサシンはあっち行け!」
  GM  : 英二「言われんでも行くわい! 田中の着替えを覗いたら完全に俺が悪役やないか!」         アサシン「はっはっは、恥じらうレディも可愛いものだがね。楽しみは後に取っておく事にしよう」
  雪緒  : 霊圧が消滅したのを確認したら、Tシャツの上に着てるキャミっぽいトップス脱いで早速着るよ。         室内で脱ぐこと考えるとコートの下も結局長袖なんだけどね…(笑)
  ランサー: 「ただ消費は激しいから今は使わない方がいいかもな」
  雪緒  : 「そうなんだ?」
  ランサー: 種別が継続で8点消費だから。
  雪緒  : お、重いね…
  GM  : 普段はただの服として利用して、いざという時にMP消費して効果を発動させる、という感じですね。
  ランサー: うん。服としては、常時消費1.防護点8な。
  雪緒  : と、とりあえず仕様書見たいんだけどいいかな?(恐る恐る)
  ランサー: はい説明書。 『聖衣・天秤(ゴールドクロス・ライブラ)』(必要達成値:4) 種別:対物防具 形態:継続 対象:対城 ランクA+ ダイスボーナス10an5/20an5(夜間に+発動) 追加効果  スキル相当:対魔力  スキル相当:カバーディフェンス  カウンター  刃殺し(刃物による攻撃に対してダメージ軽減、防御判定ボーナス)  専用  ロック条件・ランク4以上 MP消費8+1 防御力8  大業物。正義と天文の女神アトライヤーをモチーフにした礼装。  通常時は上等なサマーコートだが、魔力を通すと縫いこまれた金糸が、ドレス状の黄金障壁を展開する。  黄金障壁は使用者の腕の動きに応じて稼動し、対物対魔に高い防御力を持つ。  また、向けられた攻撃を正確に計測し、障壁で鏡合わせに自動迎撃する機能を持つ。  夜間に展開すると、星の加護により障壁強度が倍増する。  現代で学習したアラミド繊維が編みこまれており、刃物に対して高い防御力を持つ。(矢は対象外)  常時消費1。継続消費8。   雪緒  : な、なるほど……これは消費重くなるね。
  ランサー: 「大業物。銘は『天秤聖衣(ゴールドクロス・ライブラ)』だ。使うときはその銘を使ってくれよ」
  GM  : 善弥さんがログアウトしました(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: っていうか今回。刃物使う相手が多そうだからそういう効果をつけたんだよ。
  雪緒  : といっても武器礼装の固定値が壊滅的だからカウンターは思ったほど機能しないと思うけどね。
  GM  : まぁ、今回に限らず刃物使う相手は多いでしょうけどね、ランサーの槍だって本来は刃物でしょうに。
  ランサー: サーヴァントは固定値高いもんな……まあそのあたりは今後ってことで。
  雪緒  : 「うん、名前負けしないように頑張るね」
  ランサー: 「とりあえずバーサーカー対策にな」
  雪緒  : 「あれきつかったもんね」
  ランサー: 「まあ、あたしが好きでやってるんだから。雪緒も好きに使ってくれよ」
  雪緒  : 「うんっ」
  ランサー: まあとりあえずお披露目終了な。
  GM  : はい、では丁度いいので昼行動も終了しましょう。
  雪緒  : はいな
  GM  : 何だかんだで夜になろうとしています、行動を宣言してください。
  雪緒  : あ、そうそう。成長報告ってしなくていいの?
  ランサー: じゃあ夜になったら別行動だな。雪緒の魔力が1圧迫された。
  GM  : 第一次の時は特に報告してる描写がなかったんですよね。         まぁデータとしては知っていますから、報告したい所だけ有れば。
  雪緒  : そうだね。素の魔力がAになってMP結構増えたよ。         あと、魔術はランク据え置きだけど回復系統を追加と、魔力放出をがんばってEだけだけど取ったよ。         大雑把にはこんなもんかな。
  GM  : 魔力放出は便利ですからね。
  ランサー: 固定値だもんな。回復2回……更に回復が強化されたんだな。
  GM  : 死ななきゃ生存性が高いチームですよね。
  雪緒  : 対軍にする手段がないのが難点ですがまあ問題ないでしょ。
  ランサー: 次の次まで待ってくれ!>対軍
  雪緒  : え、やるの!?
  GM  : 先は長い(笑)
  ランサー: 夜行動は、教会行って神社ね。
  GM  : そんな所ですか、英二達は北区を漠然と探して回るそうです。