第一次霞足聖杯戦争2日目 夜パート1
2日目 夜 北部地区/伝生学園・学生寮
ランサー: 飯食いながら作戦会議でもするか。 「ただいま。今から飯作るから、食い終ったら出かけようぜ」
雪緒 : 「ただいまー」
GM : 寮に帰ると、例によって受付の場所で英二がつっぷしていました。 隣にはアサシンが、やれやれ、と言いたげに立っています。
雪緒 : 「…どうしたの?」
GM : アサシン「お帰り、レディたち。なに、心配はいらないとも、単なる疲労だ」 英二「うごごご、こんなに足を棒にして歩いたんは久しぶりや……」
雪緒 : 「そ、そう…お疲れ様。 あ、ランちゃん。私も手伝うよー」
ランサー: 「ぱぱっとやろうか」
雪緒 : 「うんっ」
GM : それでは、誰も居ない食堂のテーブルを四人で占領して作戦会議ということにしましょうか。
雪緒 : 私とランちゃんで作るジャンルが相当違いそうだがそこは気にしないでね。
GM : 和と洋の合わせ技。
雪緒 : なお、米飯は絶対に譲らない。
ランサー: わかったよ(笑)
GM : パエリアにするんですね、わかります。
ランサー: あたしも料理は好きだから雪緒にならないがら作るぜ。
雪緒 : …ししょー(仮)は料理できたのかなー…(笑)
ランサー: というわけで、できた。
GM : 英二の方もナイフとフォークを両手に持って、首回りに布巾を巻いて準備万端です。
ランサー: 「できたぜー」 じゃあパエリアで。
雪緒 : ほうれん草と揚げの煮びたしと五目煮豆。
GM : 本当に和と洋の合わせ技になった!?(笑)>
雪緒 : 仕方ないじゃん…一応レシピ本は買ったけど作りやすいの作ったらこうなったんだよ…(笑)
ランサー: すごい取り合わせだ(笑) 「食うかい?」
GM : 英二「うぉおお、女子の手作り!? 女の子が作ってくれた飯やぁっ!」
雪緒 : 「……意味がよくわからないけど落ち着こうね?」
GM : アサシン「ふっ、レディたちの愛を感じる」
雪緒 : いや、愛と呼べるほどのものはないよ…?(笑)
ランサー: 「夜に予定が詰まってるんだから手早く食おうぜ」 ぱぱぱっ。早食い。
雪緒 : あんまり量は食べないけどペースはゆっくり。
GM : まぁ、そんなわけで、「こりゃ美味い、こりゃ美味い」と言いながらガツガツ食べる感じで消費していきます。
ランサー: 「ごちそうさま」
GM : 英二「んまかったー! あ、残ってたらタッパに詰めてええやろか?」
雪緒 : 「え?まあ、いいけど…」 食器片づけながら
ランサー: 「いいけど、この暑さだぞ……」
GM : 英二「食える。多少傷んでようがこの味ならなんぼでも食える!」
雪緒 : 「素直に冷蔵庫に入れようね?」
ランサー: 「それで何かわかったのか?」
GM : アサシン「ふむ、私とマスターが推察するところ……」 かくかくしかじか。 英二「――ちゅうわけで、この北部地区にアジトがあるんやないか、と睨んだわけや」
雪緒 : 「なるほど、ね…」
GM : 英二「もちろん、それだけやったら只の推察やから、証拠も集めたんやで?」
ランサー: 「ふーん」
雪緒 : 「どんなの?」
GM : アサシン「北部地区は、正直言って学校と尾砥山くらいしか無いだろう? つまり、西部地区と行き来する道が限られているのだよ」
雪緒 : 「そういえば…そう、ね」
GM : 英二「その道の途中に年中無休の個人経営の店があるんやけど、そこのおばちゃんが、 夜になったら何故か店を閉めてたっちゅうことが何度か合ったらしくてな」
雪緒 : 「あー……人払い?」
GM : 英二「ほぼ無意識らしいんで、例の人払いとかいうのに掛かってるんやないか、っちゅうのが俺らの見解や」
ランサー: 「けどあたしもこの辺りは調べてみたけど、魔術師の工房みたいなものは神社と教会ぐらいしかなかったぜ?」
GM : アサシン「ふむ、それはおかしいな。言ってはなんだが、 前に対峙した時はそれほど隠密に優れているようには見えなかったが……」 英二「行き来してるんは確かやねんけどな……アジトがあるかもっちゅうのは早計やったんやろか?」
雪緒 : 「うーん。ランちゃん、何を条件に調べたんだっけ?」
ランサー: 「えーと。霊地、陣地だな」
雪緒 : 「…じゃあ、単純に陣地じゃないんじゃないの? 別にアジトが陣地である必要は一つもないと思うんだけど」
GM : 今まさにアジトが学生寮の雪緒さんが言うと説得力がありますね。
雪緒 : 私は陣地にできないだけなんだけど(笑) まあ、陣地を作らないメリットは2つ。 一つは、陣地を調べるという条件に引っかからない。 もう一つは…見つかっても遠慮なく捨てられる。場所にもよるけどね。
ランサー: もう一つあるけどな…引っかからないって理由なら。
雪緒 : ふみ?
ランサー: 神社か教会が根城だったら?ってことだな。
雪緒 : なるほど。
ランサー: なんかそれっぽい夢もあったし…(笑)
ランサー: 「うーん……まあとりあえず、その道で待ち伏せするってことか?」
GM : 英二「十中八九、そこを通るやろうっち道を見つけたんや。周囲は野っぱらやから、他に迷惑も掛からん」 それでは、【夜】の行動はどうしますか? 英二たちは、その【通り道】と予測される場所で待ち伏せる予定です。
ランサー: その場所ってのは北区か?
雪緒 : あー。一応確認なんだけど、見つけたら全力で叩き潰す、でいいの?
GM : やれるなら倒してしまおうホトトギス、無理なら逃げようゴキブリの如く。 ちなみに地区としてはギリギリ北部です。
ランサー: まあ。糸を張ってアサシン達に付き合う。でいいか?
雪緒 : うん
ランサー: んじゃ、行くか!
雪緒 : ごー!(後片付け終了)
2日目 夜 北部地区/通り道
GM : そこは、まさに野っぱらとしか言いようのない場所です。 左右に草原が広がり、申し訳程度に舗装された道路が続く一本の道。 ただ、交通事情を無視して真直ぐ突っ切るという無茶をしない限り、 西部と北部を結ぶ際に必ず通るだろう、そんな場所です。
ランサー: 隠れる場所もなさそうだな。
GM : そうですね、少なくとも遮蔽物になりそうなものは特にありません。 待つ間に塹壕でも掘るという手はありますが(笑)
雪緒 : 無理でしょ…(笑)
ランサー: まあ、気持ち草原に伏せる感じで(笑)
GM : 諦めんなよ、どうしてそこで諦めるんだ、頑張れ出来る出来る!(笑)
雪緒 : 修造すんなし(笑)
ランサー: どうせ隠密判定の達成値はかわんねーよ!(笑)
GM : では、申し訳程度に伏せて待ち伏せる感じで?
ランサー: うん。糸の探索網は張っておこう。
GM : では、虫の鳴き声が響き渡るくらいしか音の無い夏の夜、まばらな街灯に照らされた暗い田舎道。
ランサー: みーんみーん。
GM : 夜なのに!?(笑)
雪緒 : 夜…セミ鳴かないよね。
GM : そうして待ち受けていると、ふと英二が口を開きます。 英二「……なぁ、魂喰いってどうやるんや?」
ランサー: 「なんだよいきなり……」
雪緒 : 具体的な方法…知ってるのかな?
GM : 具体的な方法と呼べるほど確立しているのかは知りませんが(笑)
ランサー: まあ、あたしはわかるよ。 方法は色々、っていうか個体によって違うけどな。 体液をすうとか、生命力を吸いとるとか、肉を食べるとか、えっちするとか。 話によるとバーサーカーは、物理的に魂を食うタイプみたいだな。
GM : 英二「いや、ちょっと気になってん……なんで死体が残ってへんのやろ?」
ランサー: 「食っちまったのかもよ」
雪緒 : 「それにしても欠片も残ってないのは、確かに変だよね」
GM : 英二「日に三人も四人も? 胃袋裂けるで、さすがに」
雪緒 : 「……んー…」(一つ嫌な想像がないでもない)
GM : 英二「最初は、アフロが隠匿の為に持ち去ったんかと思ったんやけど。 明らかに隠匿しきれてへん血痕が残ってるんよね。普通隠すならそっちも隠す筈や」
ランサー: 「まあ……そりゃそうかもな」
雪緒 : 「隠すんじゃない目的で持ち去った?」 ずっ ずっ ずっ ちゃ ずちゃ ずちゃっ ずっ ずっ ちゃ ずちゃ 雪緒 : うわぁ、嫌な音…
GM : 湿った雑巾を叩くような、そんな音が――無数に聞こえます。
ランサー: 「しっ……きたみたいだぜ」
雪緒 : 『ランちゃん、もしかしてこれ……』
ランサー: 『ああ……いやな予感的中だな』 糸の警戒網はどうなってる?
GM : ずちゃ、ずちゃ、と鈍く響く音、腐れた軍靴、集団となった悪意。 まるで大名行列のように【森林地帯】から道へと団体さんが降ってきています。 一応、道なりに、あるものは道を外れつつ、幽鬼のように蠢きながら行進する大集団。 かすかな街灯でも充分に移る、まるでロメロ映画のワンシーンのような。
ランサー: ぞんび!
GM : そう、そこに合ったのは、かつて人だった成れの果て、今やリビングデッドとなった元人間の集団。 虚ろな目を濁らせながら、貴方達の居る方へとゆっくり近づいてきています。
ランサー: 『ひい、ふう、……たくさんいるぞ。たぶん今までの犠牲者を魔術で操ってるな……』 対軍礼装はまだ作ってないんだ、あと3日待ってくれ!
GM : 何をですか(笑)
雪緒 : プランが(笑)
GM : 英二「お、おい、どないすんねん!? こ、こんなん街に行ったら大騒ぎになるで!?」 小声で、英二が叫びます。
雪緒 : 『先にこの人たちを還したほうが…いいかな』
ランサー: 『どっちにしろやることは一つだろ。雪緒は隠れてていいぜ』 飛び出す!
GM : おっと、正面から跳び出しましたか。
雪緒 : 『隠れてるのは性に合わないんだけどね』
ランサー: 「てめえらここをハデスだと勘違いしてやがるな!」 ぴたりと正面に槍を構える。
GM : すると、ゾンビの群れは一斉に動きを止めると、ランサーに向き直ります。
ランサー: 「待っててやったぜ。来るならきやがれ!」 特に、策は、ない!
GM : ???「ふーふふふー、威勢が良いですなー」 動きを止めたゾンビの群れの中から、ビジュアル的には対して代わりのない骨人間(アフロ)が現われます。
雪緒 : 「…はじめちゃん、隠れっぱの自信、ある?」
GM : 英二「に、逃げるんやったら得意なんやけど、 隠れるんは自信がない……やってやれん事はないと思うけど」
雪緒 : 「…じゃあ、無理に隠れてないほうがいいね。大丈夫、私たちでカバーするから」
ランサー: 「きやがったな骨アフロ!」
GM : ???「骨アフロとは失礼な。 吾輩には、リュグナー・フォン・ミュンヒハウゼンという立派な名前があるのですぞー。 気軽に男爵様と呼んで欲しいのですなー」
雪緒 : 「……(うーん、どっかで聞いたことがあるような…?)」
GM : 記憶の中のモノと目の前の骨を並べて比較すると噴くレベルですが(笑) << 夢で見た男爵 >> r‐ァ ∧ ゙i`i 、_ rク / .!_,、-'''i.:|''""i }‐-、i ゙i -,.、 // ,r〈:.. 〉 .l::| ヽ/ 〈 /゙> 〉 ヽ;:`7 V `' ,.. -;;ヽヘ=\,、__ / {ミミジ \:::\ ゙ヽ、 | ____,,, ,∠,, -‐''''''ヽ、 ヽ ゚ `ヾ:i i | 、__ /__,ゝ=し〒クi`i、;;;;;;;;::: :::i''` ::::゙| | | \`゙''- 、 //;;;;::ーl;|;;l:lヾミ:、く;;;;;:::::. .:ノ:::il 0:::| | |、. ゙i i l、 ,..-イ''" ゙i,l;;;:::. /〈;l::iヽ:}ヽ  ゙̄''ー‐'" `''- 、,,,......:::::::::ノ | |、ヽ,. | | ゙i,゙ヽ、 ,、-'" / .ノ{;;/lゞ;べ'゙/ ,,,,,,_ ,..--/ ̄`ブ /ヽ、|;i i|. | | .!゙i l, | i i´_,.. -''"/ | i`"´_`´__ _ lミミミi rミi;| | / /`゙''-、/ _| | | l, , ィ:´\ / l | l r'゙ />-ィ'r'i´Y Y_l, Y`Y'Tヽ;、||ミミ/ レ' /ミ三r'" / ` ,ノ ゙! l, く:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. // / l .! | | | .| i |::レ'T´i ̄l | Y´゙T''TヽLl/ミ// ヽ. /;;ミ;ミ三|''" //ヽ l \:.:.:.:.:.:.:ヽ// ! l `'ヽl レ'⌒`| | |:::l、ノ`'''''^'''''^''^''''^''^ー゙r'::::// `〈三ミミ}}三゙、 ,.イ゙i´ ,.イ′ ヽ、.:.:.:.:/ {'":::::ヽ、 `'-、. i :|_|__|:::| ` ''"  ̄ ̄ :::::::::/ ゙ヽ、ミミ|,三,,ヽニ|,,,,,,l,,,,/rス _ _ _ /:/ ゙ヽ、::::::::゙ヽ、 | :l |;:;:;:;:;:;:} __,,,.-------==/ __,,,、-‐'''" -──=≡三三三`゙'''ヽ //>,>,>/:/_,rumba、_rum、 _ ゙ヽ、::::.:.:./:. l,l,;:;:;:;:;:`ー''";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ,,、-‐''"´ `=三三 ゙、 /`i / ///ス´rumbablblblblblblblb) /ヾ;:/::::: ヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ _,,.-| `゙''- 、 /´`ー,、`v/{´blblblblblblblblblblblblblbl)、 / :::::: ヾ;;、;:;:;:;:;:;:;:;:_,..-'"__,,、-‐'",、==| /´ ̄ヽ ヽ(´blblblblblymymblblblblblblblblb) __,,,,/┐ _,,r'´ _,,.-==`ーi゙ /.:.:.:.:ん')_ 、冫rblblblbソ _゙ヘ _ヾ blblblblblblblb) /.:.:.:.:/ノblblblblblblblb ((ノ,、 (_ノノ blblblblblblblb) /.:.:/ rumblblblbblblb ヽuuu ノ blblblblblbblblbl) /.:.:/ `blblblblblbblblbl } {| blblblblblbblblblb) /.:.:/ (lblblblblblbblblbl lnnn!l bb/!blblblblblbbl) /.:.:/ (blblblblblb__<ー‐ 〉/ |blblblblblbb) ヽ.:.:.:.:丶、 (blblblblblb\ `ー ´ /blblblblblbb) `ヾ、.:.:.:`ヽ、 `ーrumba_\ヘ}フヘ/!/blblblblblbb) `ヾ'、.:.:.:.:.:ヽ 、_ _ _,-、!.:.:.:\ }ミ又彡{ ̄/ヽblblb) ` ヾ'、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ//|ヘ\!/ ̄´ん、 ` ヾ'、.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ / | ヽ 〉..:.:.:.:.:.:.:l  ̄ `l.:.:.:.ヽ_ノゝ一'´ニ|.:.:.:.:.:.:.:ゝ、 << 現実のアフロ >> 雪緒 : どうしてこうなった。
ランサー: 「末路は同じだ。骨に戻してやるよ!」
GM : 男爵「ふふーん、お誘いは嬉しいのですが、今宵は先約があるのですぞー」
ランサー: とりあえずこいつは殴るべきだな。
雪緒 : 一発殴らせろみたいな。
GM : 男爵「どうせ直ぐに補充ができますしなー。 ここはゾンビ軍団の皆さんに足止めしてもらって、吾輩は先に行かせて貰うのですぞー」
雪緒 : 『ランちゃん、私も出るよ!』
GM : 男爵「今宵は今までの比ではない若い魂達を大量に頂けるとの事ですので、 吾輩今から涎が止まらんのですぞー。ずびっ、うまい的な」
ランサー: 「ああん?」
雪緒 : 「……(…まさか)」
ランサー: 「お前どっかの陣営と組んでやがるな?」
雪緒 : 「じゃあ余計に行かせらんないよね!」
ランサー: まあ難しいことはあとでいいや。
GM : 男爵「聞く耳もちませーん。では、ゾンビ軍団の皆さーん! やっておしまいなしー!」
ランサー: 「じゃあこっちも……だな!」
GM : 英二「く、くそ、こうなりゃ自棄じゃ、アサシン!」 アサシン「ふ、任せたまえ!」
ランサー: 「別に倒してしまってもいいぜ、アサシン!」
GM : アサシン「この戦闘が終わって帰ったら告白してくれるというのなら考えよう」
雪緒 : 「余裕の平常運転だね」
GM : では、戦闘処理に入ります。