第一次霞足聖杯戦争1日目 昼パート

1日目 昼 北部地区/伝生学園・学生寮


  GM  : というわけで、ぐっすり休んだ雪緒さん。         その目覚めが快適なものか最悪のものかは、主観によると思われます。
  雪緒  : うん…実は夢がどうとか関係なく一つ決まってたことはあるんだ。         昨日の疲れがダイレクトアタックで身体だっるだるですよ!
  GM  : 挙句に悪夢モドキまで見ましたからね、回復しているのが不思議なくらいです(笑)         ともあれ、本来はここでHPMP回復処理ですが……減ってましたっけ?
  ランサー: 今減った!(笑)
  雪緒  : さっき魔力+解放したからMP減りましたよ(笑)
  ランサー: そういえば寝る前に5MP貰うの忘れてたな…まあいいけど。
  GM  : それは回復していていいです、というかホムンクルスでもなければMPは寝れば全快です(笑)
  雪緒  : わーい。
  GM  : というわけで、朝、いや昼です、これからの行動をランサーと相談してどうぞ。
  雪緒  : 「……うぅ、だっるぅー…」         何とか体を起こす。
  ランサー: じゃあドアを叩こう。こんこん。         「雪緒、そろそろ起きたかー?」
  雪緒  : 「……ぁ、おはよー…今開けるねー」
  GM  : 今日も快晴、うだるような夏の暑い日という感じですね。
  雪緒  : のそのそとベッドから出て、ドアを開けるよ。がちゃ。
  ランサー: 「おはよ、雪緒」(にかっ)
  雪緒  : 「おはよー……」
  ランサー: 「なんだまだ寝不足か? 顔洗ってくるか?」
  雪緒  : 「んー、ちょっと違うかなー…もっぺんシャワー浴びてくる」
  ランサー: 「おう。もうすぐアサシン達と待ち合わせだからなー」
  GM  : 一階のロビーで待ち合わせということにしてあります、扇風機があるので(笑)
  雪緒  : (笑)         じゃ、シャワー浴びてる間にちょい話を切り出そう。
  ランサー: あたしも身体洗おうかな。         「あ、あたしもシャワー…だっけ? 浴びていいか?」
  雪緒  : 「うん…あ、先いいよ」         いろいろ準備しとこ。
  GM  : そういえば記憶喪失うんぬんを話すと言っていましたね。
  雪緒  : です。
  ランサー: じゃ、服を脱いで。ぱっとシャワーを浴びるな。         「つめてーっ」
  雪緒  : 温度調節しようね(笑)
  ランサー: 暑いからいいじゃん?(笑)
  雪緒  : でも水って言える温度のは体に悪いぞ(笑)
  GM  : サーヴァントに身体に悪いもないもんだ(笑)
  雪緒  : 『ランサーちゃん、ちょっと…話があるけど大丈夫かな?』
  ランサー: 念話。         『ん? いいぜ、マスター』         シャワーは一分で終わって服を洗ってる。
  雪緒  : 『うん…結構アレな話なんだけど、先に言っておいた方がいいなーってことがあって、ね』
  ランサー: 『うん』
  雪緒  : 『えっと…その……』(少し言いづらそうに)
  ランサー: 『うん』
  雪緒  : 『実はね、昨日より前の記憶がきれいさっぱりないんだよね……』
  ランサー: 『? えっと……どういうことなんだ?』
  雪緒  : 『なんでそうなったのかは私も知りたいくらいなんだけど…          とにかく、何も”覚えてなくて”、”知ってる”だけっていう…』
  ランサー: 『記憶喪失……てことなのか?』
  雪緒  : 『うん…』
  ランサー: 『うーん。冥王の椅子にでも座ったんじゃないだろうな』
  雪緒  : 『な、なんでランサーちゃん召喚したの?とかその辺は、まあ……って何それ?』
  ランサー: 『ああ、気にしないでくれ。じゃあえっと』         雪緒今どこにいるんだ?
  雪緒  : え。部屋だよ? 荷物がさごそしてる。
  ランサー: じゃあタオル巻いて部屋に戻ろう。たたっと。         とりあえずちゃんと顔を合わせて話す話だと思うし。
  雪緒  : 「わっ、服、服着てっ!?」
  ランサー: 「まだ乾いてないんだよ」         片手に持ってる。
  雪緒  : 他人が肌晒してるのもちょっと苦手なんだよね…
  ランサー: 「ま、とりあえずさ。雪緒が記憶喪失なのはわかったよ。          あたしの時代にも神様のきまぐれでたまにそういうことはあったしね」
  雪緒  : 「ん……で、もうちょっとだけ問題があってね…」
  ランサー: 「じゃあなんで聖杯戦争に参加したってことも覚えてないんだな?」
  雪緒  : 「うん。”しなきゃいけない”ってのはどこかにあったんだよね」         難しい顔しながら         「当面の問題はそこじゃなくて。いやそれも問題なんだけど」
  ランサー: 服を窓の外に干す。         「うん」
  雪緒  : 「昨日ちょっと調べた感じだと、私の身元がわかるものって学生証だけみたいで」
  ランサー: 「みぶんしょーめーしょってやつか」
  雪緒  : 「寮に住んでるから実家の連絡先とか保険証のコピーとかあると思ったんだけど、それもないのよ」
  ランサー: 「えーと。でも昨日、雪緒は魔術を使ってただろ? あれは?」
  GM  : 考えるんじゃない、感じるんだ効果。
  ランサー: おい(笑)
  雪緒  : 「昨日いろいろ出歩いてた時にきっかけがあって思い出した…っていうか、”わかった”っていうか…」
  ランサー: 「ああ、技術ってのは体に染み付くもんだからか」
  雪緒  : 「結局、なんで使えるのか、どうやって覚えたのかまでは、さっぱり」
  ランサー: 「そっかー。じゃあ、とりあえず雪緒が昔のことを思い出すことをめざそっか」
  雪緒  : 「うん…(その前に生き残る方が先だと思うけど」
  ランサー: 「けど、それじゃ聖杯戦争はどうする?」
  雪緒  : 「どうする、って?」
  ランサー: 「うーん……まあ、記憶を取り戻すだけなら、あたしはいない方がいいかもしれないからさ」
  雪緒  : 「それはないなぁ」
  ランサー: 「そうか?」
  雪緒  : 「いろいろ理由を挙げようと思ったけど根本的な問題として、脱落したら私しばらく身動き取れないよ」
  ランサー: 「ああ。まあ保護されるんだよな。          でも記憶を取り戻すならその後、神官……医者にかかった方がいいんじゃないか?」
  雪緒  : 「…あのね。保険証のコピーないって言ったじゃん?」
  ランサー: 「うん?」
  GM  : (A:「記憶喪失なら病院行けばいいじゃん」 B:「でもお高いんでしょう?」)
  雪緒  : 「ないって言って通用するの、1回かせいぜい2回だし……          ないとお金ちょーかかるし……」(そっと目をそらしながら)
  ランサー: 「そ、そーなのか。なんか大変なんだな」
  雪緒  : まさかそういう観点で医者に行けないなんてプレイヤーも思わなかったよ(笑)
  ランサー: 「でもさ。あたしがいると聖杯戦争に巻き込まれると思うぜ? つまり昨日みたいな殺し合いに」
  雪緒  : 「ああ、うん。それはいいの。”召喚しないといけない”っていうのが心のどっかにあったから、          私のもとの目的は聖杯戦争に関わることだったんじゃないかな?って思うし」
  ランサー: 「そっか。でもそれも覚えてないんだよな?          でもそうだな……忘れてもそれだけは覚えてるってことは、よっぽど強い思いだったのかもな」
  雪緒  : 「なんだよね…」         実は誤解なんだけどね! でも結果的に間違ってないからいいや(笑)
  ランサー: 「とりあえずさ。その記憶喪失っていうの、あまり人に話さない方がいいと思うぞ」
  雪緒  : 「………うん」
  ランサー: 「思いっきりつけ込まれる隙になりそうだし、正直嘘臭いしな。あ、あたしは信じたけどな?」
  雪緒  : 「あはは……ありがと、ね」         さてそろそろ私もシャワー浴びないと時間がアレだな(笑)
  ランサー: そうだな(笑)
  雪緒  : 「っと、ごめんね長話になっちゃって。シャワー浴びてくるねっ」
  ランサー: 「ん」         じゃあ干した服を着よう。シャワー浴びた後集合でいいか?>1階ホール
  雪緒  : うん。         そしてここでどうでもいい小ネタ発動!髪を完全に乾かす時間がなくて髪は下ろしたまま!(笑)
  GM  : 小ネタ(笑)
  ランサー: あたしはもう乾かしたからポニテ。
  雪緒  : そのために先に勧めたのは秘密だぞ。
  ランサー: ええー(笑)

1日目 昼 北部地区/伝生学園・学生寮受付


  GM  : まぁ、サラッと流して一階の受付前、昨日もみた扇風機の前に男二人。         何やら白熱した議論を交わしています。
  ランサー: 何話してるんだ?
  GM  : アサシン「分かっていないな、マスター。              選別という残酷を含むから美は美なのだ。全て美しいというのは詭弁に他ならない」         英二「それはモテる者の台詞や。            モテざる者は手段や相手を選んでる余裕なんかあらへん、一度一度の出会いが全てなんや」         アサシン「フゥ、平行線だな。私には分からないよ……なぜ、そこまで年上に拘るのかね?」         英二「お前こそ、イケメンで騎士とかいうモテ職の癖に処女が好きとか贅沢が過ぎるんやないか?」         アサシン「やれやれ、何色にも染まっていない白百合を私色に染め上げる瞬間が堪らないというのに……」         英二「ケッ、若いだけの小娘では出せん包容力と重ねた年齢だけが出せる艶っぽさを理解しえん奴や……」         アサシン「ッ! 待て、ではそれらの美味しい所だけを兼ね合わせればどうかね?」         英二「!! そうか! 熟れきった肉体と初な精神の融合! まさしく超兵の完成系!」         アサシン「想像してみたまえ、普段は余裕ぶって此方を誘うかのような仕草をみせる円熟した女性を」         英二「お、おお……」         アサシン「いざ閨に連れ込むと、普段の尊大さが嘘のように気弱になり、落ちつかなく視線を彷徨わせる」         英二「おぉぉぉっ!」         アサシン「百戦錬磨なのは口先だけで、本当は男の裸も見た事のない初な反応……ああ、アレは可愛かった」         英二「って、やけに詳しいと思ったら経験談かよ糞がッ!? 死ね、イケメン! きええええええっ!」         と、こんな感じです。
  ランサー: 何話してんだこいつら……
  雪緒  : 何なんだこいつら…         「……おはよー?」
  ランサー: 「……待たせたな」
  GM  : アサシン「ああ、おはようレディ! 今日のレディも輝かんばかりに麗しいね!」
  ランサー: 槍を出す。
  雪緒  : 「…?」(首かしげ)
  ランサー: 「ここからこっちがわがうちの領地だから」         さっとお互いの間に線を引く。バリヤ!
  GM  : アサシン「ははっ! そちらのレディは手厳しいな、だが領域の守護は私の専門だとも。任せたまえ」
  ランサー: 「じゃあそっち守ってろ」
  GM  : 英二「くそっ、身体能力じゃ敵わん。            ……うーっす、今日も暑いなぁ、長い髪やと大変やろ、だから髪下ろしてんの?」
  雪緒  : いや、雪緒はそこまで髪長くない。ポニテに最適なセミロングよりやや長めくらい。         …やっぱ長いのかな?(PL基準だとさほど長くない)         「う、うん、ちゃんと乾かす時間なくって…」
  GM  : ちなみに、片手で突っかかる英二の頭を押さえながら朗らかに笑うアサシンと、         果敢にも立ち向かいつつも適わず血涙を流さんばかりに悔しがる英二の図。         英二「朝風呂とは優雅やなぁ……俺なんか昨日はそのまま寝てもうたから、風呂入ってへんのに」
  雪緒  : 「いや入れよ」
  ランサー: 別にいいんじゃねえの。毎日風呂に入らなくても。ローマ人じゃないんだし…
  GM  : 英二「着替えたからええやん、一日くらい入らんでも死んだりせんわ」
  雪緒  : 「うーんまあ、私は…習慣みたいなもんだけどね」(禊的に)
  ランサー: 「おはよ。えーとハジメだっけ?」
  GM  : 英二「おー、えーっと、らん、ランサーやったっけ? 俺は端役英二(はじめ・えいじ)や。英二でええよ」
  ランサー: 「ああ、ランサーでいいぜ。アサシンから一通り説明は受けたのか?」
  GM  : 英二「で、えーと説明っちゅうと……アレか、聖杯っちゅうのにい願うとモテモテになれるって奴か!」         アサシン「嘘は吐いていないよ。マスターが曲解しただけだとも、私の所為ではない」
  雪緒  : 「どういう説明したの…」
  ランサー: 「……いやまあ別にいいけどさあ」
  GM  : アサシン「簡潔に、一番欲しい物はなにか聞いて、願えばそれが叶うものを取り合うのだと」
  ランサー: 「魔術師とサーヴァント同士の殺し合いでな」
  GM  : アサシン「正直、マスターは素人だ。              根源やら魔術やら説明したところで分からないと思ったのでね。結果だけ述べたまでさ」
  雪緒  : まあそうなんだけどね…
  GM  : 英二「殺し合い、ってあの骨アフロみたいなんが居るんやろ……            俺、あの時はまだ参加どころか存在も知らんかったんやで? なんで襲われなあかんの?」
  雪緒  : 「…うーん、骨アフロ……死徒、かぁ」
  ランサー: 「不細工だから?」
  GM  : 英二「顔か!? やっぱ顔なんか! この世はイケメンだけが得するようできてるんかあああっ!?」
  ランサー: 「冗談だよ。まあ……魂食いじゃないのか?」
  GM  : アサシン「簡単に言うと、餌にされかけたのだろうね。餌は参加者に限らない」
  ランサー: 「バーサーカーってのは燃費悪いサーヴァントだからな。          別にあんたが狙われたんじゃなくて、たまたまアンタの運が悪かっただけだろうよ。          これからはたまたまじゃ済まないだろうけどな……」
  GM  : 英二の顔は、大層渋い顔です。         そこには確かに恐怖もありますが、それ以上に怒りが見てとれる表情です。         英二「なんやそれ。そんなん、参加してもしないでも一緒やないか。            普通に生活してても、あんなスケルトンの出来そこないみたいな奴に襲われるかもしれへんのやろ?」
  雪緒  : 「……そうなる、ね」
  ランサー: 「まあ、そうだ、な」
  GM  : アサシン「つまり、マスターの取れる選択肢は最初から一つ。戦って勝ち残ることだけなのだよ」         英二「くそがっ、同意見やけどイケメンにドヤ顔で言われると腹立つ! やっぱ一発殴らせろ!」
  ランサー: 「一応。脱落したマスターは監督役に保護してもらえるはずだぜ。えーと……雪緒、監督役ってわかるか?」         知ってる?という意味合いで。
  雪緒  : 「ああ、うん」         ここは便利アイテム、聖杯戦争のしおりを出そうか。
  GM  : しおり「監督役は聖堂教会のスタッフがやってるよ♪」
  雪緒  : 「ちょっとお世話になったしね」
  ランサー: 「じゃあ場所はわかるんだな。今からハジメの顔を見せに行ってみるか?」
  GM  : 英二「それなんやけど、この胡散臭い戦争を管理してるんやろ……信用できるんか?」
  雪緒  : 「うーん?……会ってみなきゃわかんないんじゃない?」
  ランサー: 「雪緒があってみた感じではどうだったんだ?」
  雪緒  : 「普通の神父さんだったよ?」
  GM  : 嘘をつくな(笑)
  雪緒  : 神父としては普通だと思うが(笑)         「…でも、信用できるか?って言われたら、そこまでは」(1回会っただけだし)
  ランサー: 「じゃあまあ、会いに行ってみようぜ」
  GM  : 英二「せやな。会ってみるしかないか……」         アサシン「ふむ。では私はまた霊体化していよう。用があったら声を掛けてくれたまえ」         言い終えると、アサシンは騎士服めいた格好のまま空気に溶けるように消えてしまいます。         では、このまま聖堂教会へ移動するということでよろしいですか?
  ランサー: うん。
  雪緒  : 髪をまとめる時間だけください(笑)
  GM  : ここまでやっても行動としては移動しかしていない、長い【昼】だ(笑)
  雪緒  : ふしぎふしぎ。
  GM  : では、雪緒さんが髪を纏めるのを待ってから聖堂教会へ移動します。         昼だからか、特に妨害とか魔術的干渉もなく、普通に移動できました。         蝉の鳴き声が高らかに響き、夏の暑さと共に盛大に歓迎してくれたくらいでしょうか。

1日目 昼 北部地区/聖堂教会


  ランサー: 「教会か……」
  GM  : 昨日の夜中から深夜にかけても訪れた聖堂教会。         昼日向の明かりの中で見ると、より一層みすぼらしく見えます。         夜だと苔生して蔦が茂る様も雰囲気の一つになっていましたが、         明るいと汚れが目立ち、一部壁にひびが入っているのが判ります。         廃墟とまではいいませんが、ボロい様なのは隠しようもありませんね。
  ランサー: 「とりあえず朝のうちに調べておいたけど。この辺りで怪しそうなものは、ここと山頂の神殿ぐらいだな」
  雪緒  : 「ああ、神社ね?」
  GM  : 英二「尾砥の神社かー、夏祭りとか普通に行ってたんやけど、あそこもオカルト集団だったんかい」
  ランサー: 「何か違うのか? 神様を祀ってるんだよな」
  雪緒  : 「神殿って言い方はなじみないから」
  GM  : 英二「意味は一緒なんやないかな。言うなれば呼び方の差やろ」
  雪緒  : まあ私としてはこだわるところね。
  ランサー: なるほど……でも巫女って存在は同じだ(笑)         じゃ。あたしが扉を開けよう。ぎいいい。
  GM  : ギギィ、錆びだけでなく立て付けの悪い嫌な音を立て、ゆっくりと開かれる教会の扉。         内部は、雪緒さんは昨日も見ましたが比較的綺麗です。
  ランサー: っていうか、昨日来たじゃねえか!
  雪緒  : デスよねー
  ランサー: 『ところで雪緒。ここって昨日も来たよな?』
  雪緒  : 『うん。…そういえば誰もいなかったね?』
  ランサー: 『ここが監督役のいるところだったのか?』
  雪緒  : 『その前に行った時にはいたよ』
  ランサー: 『うーん……』
  GM  : 昨日と違うところと言えば、真ん中辺りにあった隠し階段が、今はしっかり隠されていることくらいでしょうか。         上に赤い絨毯(?)が敷かれ、階段があるような様子も分かりません。
  ランサー: 人は?
  GM  : 見た周囲には居ませんが、蝋燭に火がともっているので、留守ではないようです。         英二「奥におるんやろうか……すんませーん!」
  ランサー: 「おーい、誰かいないのかー」
  GM  : そう広くない聖堂内に響く声、それに応えるように「はーい」という声とパタパタという足音が聞こえてきました。         シスター「――ふぅ、すみません、席をはずしておりました。ようこそ迷い子よ。神の家に何の御用ですか?」
  雪緒  : 「(あれ?」
  ランサー: 『雪緒、こいつが監督役か?』
  雪緒  : 『ううん、違うよ。神父さんだったし』         「あの…神父さんっていません?」
  GM  : シスターは修道服にしっかり身を包み、頭部も布で覆われています。         唯一露出した顔の造形と青い目から、外人さんであろうと判断が付くくらいです。
  ランサー: まさか……         「あんた、聖杯戦争ってわかるか?」
  雪緒  : 『直球で訊いたー!?』
  ランサー: 『なんだってストレートでいいんだ!』
  GM  : シスター「ああ、魔術師の方でしたか。              生憎、ザミュエル神父は朝から外出しておりますが、私も御用聞き程度でしたら可能ですよ」
  雪緒  : 「いつごろ戻られるかわかります?」
  GM  : シスター「夜には待機しているかと思いますが……街の様子を見回っていらっしゃるご様子ですので。              火急の用でしたら直ぐに連絡が取れますが、如何いたしますか?」
  ランサー: 「あたしは雪緒のサーヴァント、ランサーだ。挨拶に来ただけだから別にいい」
  GM  : シスター「なるほど。これはご丁寧にありがとうございます。              教会に挨拶に来られた参加者の方はこれで二人目ですわ」
  雪緒  : 「二人目?」         少ないなー
  ランサー: 少ないな…もしかして一人目って雪緒が昨日会った奴?
  雪緒  : 「一人目がどんな方だったか伺ってもいいでしょうか?」
  GM  : シスター「ええ、構いませんよ。召喚して直ぐに尾砥のお嬢さんが参られました」
  雪緒  : そうか……         「ああ、そうだったんですか。ありがとうございます」
  GM  : シスター「いえいえ、その程度の情報でしたら隠匿するまでもありませんので」
  ランサー: 「あとは……」         とハジメを促す。
  雪緒  : ああっあえて黙ってたのに(笑)
  GM  : 英二「オホン……ああ、美しいシスター、俺、いや僕も聖杯戦争の参加者なのですよ」(キラン)         歯を光らせる端役英二、ちなみにシスターは二十代半ばくらいの美形です。
  雪緒  : (笑)
  ランサー: とりあえず見守ってる。
  GM  : シスター「まぁ、そうでしたの。それではサーヴァントの方は……」         アサシン「私ならばここにおります、麗しのレディ」         胸に手をあてて礼をしたポーズで椅子の上に実体化するアサシン。
  雪緒  : まだ放っておいても大丈夫だな。
  ランサー: まだな
  雪緒  : そう、まだ、ね…
  GM  : アサシン「ああ、レディのような美しい方が教会に居ると知っていれば、もっと早く訪れたのですが」         英二「今回の戦争では人の生き血を啜る参加者も居る様子、シスターのような美しい方は特に危険です!」         アサシン「ですがご安心を、そのような蒙昧な輩は、我らが即討伐してご覧にいれましょう」         英二「貴方はここで吉報をお待ち下さい。美しい笑顔で迎えてくださったら幸いです」
  雪緒  : 運営側に対して何言ってんだこいつら(笑)
  GM  : シスター「は、はぁ……」         シスターは怒涛の連続口撃に目を白黒させています。
  ランサー: 「息あってるなお前ら…」         それはすぐリタイアするってことなのか…?
  GM  : 骨アフロをリタイアさせると言っているのです(笑)
  雪緒  : 『…とりあえず出よっか』
  ランサー: 『いや最後に聞きたいことがあるんだ』
  雪緒  : 『じゃあさっさと聞こうよ。なんだか居たたまれない』
  ランサー: 「ところでシスター」
  GM  : シスター「は、はい? なんでしょう」
  ランサー: 「昨日深夜、ここでやり合うはめになったんだけど。          ここの警備ってどうなってるんだ? 本当に大丈夫なのか?」
  GM  : シスター「それは――脱落した場合の参加者の保護のお話でしょうか?」         困惑顔から運営の顔に。
  ランサー: 「ああ。たとえばこいつが保護されたとして、簡単に押し込まれるようじゃ頼れないぜ」         こいつ=はじめ
  GM  : シスター「それでしたら全く問題はございません。              保護を申し出られた方は専用の保護室に入って頂きます。              そこは外からの干渉を受け付けない強力な結界になっておりますので、              敢えて攻め入る方もいらっしゃらないでしょう」
  雪緒  : 陣地は爆破されるもの
  ランサー: 「じゃあ昨日は監督役もそこにいたのか?」
  GM  : シスター「ザミュエル神父ですか?              その部屋にはおられませんでしたが、この教会を見える位置にはいらっしゃったと思われますよ」
  ランサー: 「そっか。まあそれだけだ。行こうぜ」
  雪緒  : 「うん」
  GM  : シスター「それでは。あなた達に神の御加護がありますように」         英二「次お会いする時にはぜひ電話番号をー!」         アサシン「貴方の微笑みだけが報酬です、レディ!」
  雪緒  : 足踏んで黙らせてから引きずって行こう(笑)
  ランサー: 引っ張っていく。
  GM  : ギギィ、バタン!         というわけで、聖堂教会でした。
  GM  : アサシン「はっはっは、何をするのかねランサー。引っ張ったら首が痛いじゃないか」
  ランサー: 「うん、まあ、痛くしたから」
  雪緒  : 「だよねー」
  ランサー: 「それじゃ寮に戻るか……」         これでまあ別れてもよくなったんだよな。
  GM  : まぁ、脱落しても教会に来れば、という前提は成り立ちますね。
  ランサー: これで昼行動終わりだな。
  雪緒  : もうちょっと時間あったらやりたいことはあったんだけどね。
  GM  : そうなりますね、何だかんだで山を登って降りましたから、         寮近辺まで戻るころには夕方、つまり【夜】行動に掛かります。
  雪緒  : はっ、装填する暇がなかった(笑)
  ランサー: 今しよう、今!
  GM  : ああ、行動はしていいですよ、他に魔術も使ってませんし。
  雪緒  : ランサーちゃんも回復したら?(笑)
  ランサー: じゃあしておこう。         10an5+8an4         (ころころ……) [5,4,2,1,1,6,6,2,1,5]+[6,4,4,5,6,4,1,4] = 13         5点しか消耗してないからこれで全快。
  雪緒  : えーっとスロット1に防御を装填しておく。達成値は今振るのかな?
  ランサー: 今だな。
  GM  : そうですね、今振っておいてメモしておいてください。
  雪緒  : じゃあ封印解除。汎用魔具とかの修正は入れていいのかな?
  ランサー: ……なしで!
  雪緒  : 単純に魔力と魔眼だけね?
  ランサー: うん。
  雪緒  : 10an5+5an5         (ころころ……) [6,1,2,5,5,5,5,4,1,1]+[6,6,2,3,4] = 12         よし防御12。
  GM  : ふふふ、これが悪名高き装填魔具です、これが猛威を振るう時がGMの予定が崩壊する時です(笑)
  雪緒  : (笑)
  ランサー: トラウマ(笑)
  GM  : では、夜行動の方針を決めましょう。
  ランサー: 寮の前あたりで話そう。         「夜になったらどうするんだ? 個人的には地理を把握しておきたいかな」
  雪緒  : 「そうだね、もしかしたら他の参加者に会えるかもだし」
  GM  : 英二「他の参加者なぁ……あ、そういえば根本的な話しやけど、それって俺らも同行するん?」
  ランサー: 「別にどっちでもいいぜ」
  雪緒  : 「夜は原則そういう時間だから、一緒にいたほうがいいと思うんだけどな」
  ランサー: 「ついてくるのはいいけど、そっちはそっちでアサシンに守ってもらえよな」
  GM  : 英二「俺としてはあの骨野郎に一発かまさにゃ気がすまんのやけど……」         アサシン「ふむ。まぁ、奴だけなら私で充分だがね。              そういえば私は奴のサーヴァントには会っていないのだが?」
  雪緒  : 「ああ、表にいたからね(かくかくしかじか)          放っておくとまずいけど、バーサーカーと一緒にいたらまともに相手できるかちょっと厳しいかな」         勝てるかどうかじゃなくてまともに相手できるかどうかの段階で厳しい(笑)
  GM  : アサシン「ふむ、肉体特化のバーサーカーか……相性が悪いな」
  ランサー: 暇があったらアサシンと殴り合った方がよかったかもな。力量把握的な意味で。
  GM  : 英二「まぁ、あっちも昨日みたいに徘徊してるんやろ? ほなら、会う時は会うやろ、必然的に」
  ランサー: 「じゃあとりあえず昨日の骸骨を探す方向でいってみるか」
  雪緒  : 私もはじめちゃんがマスター能力をどれだけ行使できるか確認したいし(笑)
  ランサー: 「ええと、雪緒。この街って広いのか?」
  雪緒  : 川崎市くらい?(ぇ
  ランサー: 区画の説明を頼む!
  GM  : 地理としての知識なら雪緒さんもBBSの情報程度は把握しています。         詳しいアンダー情報とかなら、英二が業界知識(霞足市)をCで持ってますよ(笑)
  雪緒  : 「広いの基準がよくわからないけど…まあ広いと言えば広い?」
  ランサー: 「じゃあ今夜はぐるっと回ってみるか」
  GM  : 英二「せやけど、大きく分けてもココ(北部)以外にも四区画はあるで? 一晩じゃ回りきれんやろ」
  ランサー: 「どんな感じなんだ?」         しゃがんで地面に枝で区画を書いてもらう。
  雪緒  : はじめちゃんに丸投げしよう。私のわかる範囲は狭い。
  ランサー: がりがり。
  GM  : こうこうこう、と簡単に○×ゲームのように四角い十字を描きます。         英二「真ん中がビジネス街、上がココやな。で東が住宅街、南が工場とかと港、で西が駅と繁華街や」         サラサラっと、山、川、海、駅を東西南北に描き込んで、おおよそ簡略図。
  ランサー: 「ふーん。じゃあ今いるところから、時計回りに回っていく感じでどうだ?」         東区と南区を指す。
  雪緒  : 「いいんじゃないかな?」
  GM  : 英二「ほなら……川の方、住宅街やな」         では、夜行動は東部地区、小分類は何処を目指しますか?         河川敷、市民公園、霞足大橋、住宅街、商店街とありますが。
  雪緒  : ドンパチありそうなのは、河川敷か公園あたり? ありそうというかしてもいいというか…
  ランサー: どうせ探索魔術で探索するから、最初の目的地は適当でもいいぜ。         あ、強いていうなら。市民公園かな。魔術が足しになるかも。
  雪緒  : じゃあ公園だね?
  GM  : はい、では次回は市民公園に移動するところからスタートしましょう。