第一次霞足聖杯戦争1日目 朝パート
1日目 朝 北部地区/伝生学園・学生寮
GM : 場所は寮になるのでしょうが、【朝】は寝るのでしたね。
雪緒 : 存分に寝ます。
GM : 寝る前に何か、会話などあればどうぞ親交を深めてください。
ランサー: とりあえず部屋に戻ってきたところからやろうぜ。
雪緒 : うん。
ランサー: 「へー、ここが雪緒の部屋か」 (きょろきょろ)
雪緒 : 「…まあ、ね」 ぱっと見は普通の部屋だけどさ、だけどさ…
ランサー: 「あ、ごめんな。疲れてるだろうし、水浴びして寝るか?」
雪緒 : 「ランサーちゃんは寝なくていいんだったよね?」 タンスから着替えごそごそ出しながら
ランサー: 「ああ。あたしはサーヴァントだしな」
GM : 朝にも調べましたが着替えなどは残っていますね。 特に特徴はありませんが自分の服だという認識はあります。
雪緒 : サイズも問題ない(ここ重要)
ランサー: 「それにしてもきめ細かい生地だな……」 服を手にとって。
雪緒 : 「…うん?」(何か気になるのかな)
ランサー: 「あ、気にしないでくれ。この時代はすごいなーって思っただけだからさ」
GM : (例:箱の中で小人が動いているでゴザル!?)
雪緒 : 「そっか、ランサーちゃんは…今のこと、”知ってる”だけだもんね」
ランサー: 「ああ。聖杯から知識は与えられたけど、実際に見てみると違うもんだな」
雪緒 : 言ってから思ったんだけど、私もあんまり変わんないよね。”知ってる”ことだけたくさん。
GM : ああ、まさに雪緒さんもそんな状態かもしれませんね。
ランサー: 「あ、無駄話して悪かったな。あたしは外にいるから。 それと……これからのために準備しておいていいか?」(もじもじ)
雪緒 : 「うん、いいよ。…準備?」(首をかしげ)
ランサー: 「ああ。あたしには道具作成スキルがあるから」
雪緒 : 「道具…なるほどね。いいよ、部屋あんまり広くないけど大丈夫?」
ランサー: 「ん。まあ廊下でやってるよ。寝るの邪魔しても悪いしな」
雪緒 : それもどうなんだと思うけどまあいいや。
GM : 霊体化も出来ないのに寮の廊下を占拠しようとはいい度胸です、誰も居ませんけどね(笑)
ランサー: 見たところ他には誰もいないんだろ。ならいいじゃん。 「それじゃお休み、雪緒」
雪緒 : い、いやその前にシャワー浴びてくるよ!?
GM : 館内冷暖房は点検中のためストップしていますが、上下水道ガスその他は通常通り運行しています。
雪緒 : 「そ、その前にシャワー浴びてくる…」 力尽きる前にな!
GM : ゆだるような暑い夜ですので、水のシャワーでも浴びると大層楽になるかもしれません。
雪緒 : あとペットボトルの水詰めかえて冷凍庫に放り込んでおく。
ランサー: じゃあ部屋を出るな。裸見るのもなんだし。
GM : そういえば、ランサーは霊体化できないので外に出たら部屋に入れなくなるのでは。
雪緒 : …それもそうだね。
ランサー: そ、そんな仕掛け知らないし!
GM : ランサー機械音痴でしたっけ(笑)
ランサー: 別に機械音痴じゃないけど、知識だけだからピンとくるのは遅いかな、と…(笑)
雪緒 : いざという時に困りそうだね。あと3日くらいは平気だと思うけど
ランサー: まあ起きたら中から開けてもらえばいいんじゃないの。
雪緒 : あと内風呂ってイメージは私の中になかったんだけどどうなんだろうね実際。
ランサー: 共同風呂?
雪緒 : 百人単位の寮だし共同なんじゃないかな、と思ってたんだけど。
GM : 無論、共同風呂もありますが、そちらは大きな浴槽が特徴で時間が決まっているタイプです。
ランサー: 今・……ほとんど誰もいないんだよな。
GM : 利用する人間がいないので今は湯を張っていないかもしれませんね。
雪緒 : なくていいよー。そこまでの時間かけらんないし。
ランサー: 裏に川があったからそこで水浴びしたら?(笑)
雪緒 : 裏にはないぞ(笑)
GM : 後は、各部屋にシャワー・ユニットバスが完備された超高級寮ということでいいですよ。 足を伸ばしたいなら大浴場、汗を流すだけなら各部屋で充分という親切設計です。
雪緒 : とても市立とは思えないね…
ランサー: まあ、面倒なら濡らしたタオルで身体を拭ってよしにしてもいいんじゃね?
雪緒 : そこまでアバウトにはできないよ現代人として!?
ランサー: いや別に普通じゃないか……ってのはあたしの時代の常識かー。
GM : ジェネレーションギャップという奴ですね。
雪緒 : …私が本当に現代人かどうか怪しいは怪しいんだけど
ランサー: じゃあ共同風呂でシャワー浴びて寝る?
GM : まぁ、寝る前に汗を流す、という只それだけの為にここまで悩むとは思いませんでした(笑)
雪緒 : よくある ことです。ま、まあシャワー浴びて寝るよ!よ!
ランサー: じゃ、あたしは雪緒が寝てから作業開始だな。まず高速思考で探索魔術を使う。
GM : ほう?
ランサー: 目的はこの北部地区の魔術的な存在の探知……だな。教会と洞窟、この寮の中は除こう。
GM : なるほど、対抗は魔力+魔術その他でしたね。
ランサー: とにかく糸を巡らせて陣地の類を探してみる。いくぜー。 15an5+8an4 (ころころ……) [1,1,4,3,5,4,6,5,6,2,1,1,1,6,5]+[4,1,1,5,1,4,1,6] = 18 森ならこんなもん。木の枝に結びつけて、糸の探索網を広げていく。
雪緒 : 昨日の夜より増えてないかえ。高速思考のボーナスだっけ?
ランサー: うん。昨日は実は5d忘れてたんだ…(笑)
雪緒 : おーい(笑)
ランサー: さておき。それと並行して道具作成していく。 「久しぶりだな……頼むぜ、相棒」 廊下にあれを出して、ぎこぎこ。 「とりあえずあれにしようかな。あたしはお世辞にも強い英霊じゃないしな……」
雪緒 : ランク7ェ…
ランサー: 雪緒が聞いてないからいいんだよ!
雪緒 : 残念だけど私はランクも見られる。
ランサー: というわけで礼装『AS』の作成にかかる。一行動消費。
GM : ふむ、今の時間は朝でしたね。 では、探索の結果ですが、判定するまでもなく山頂の尾砥神社がランクAの陣地です。 それがかなり広範囲に渡っていますので、山頂近辺はほぼテリトリーと言う感じですね。
ランサー: ふんふん。
GM : 聖堂教会を排除したのでしたら、今のところはそれくらいしか魔術的な要素はありません。
ランサー: うい。OK。
GM : 敢えて言えば昨日の夜より森がやたら静かですね。
ランサー: 昨日は騒がし過ぎだろ…(笑)
雪緒 : デスよねー
GM : まぁ、戦闘もありましたからね。そんな感じです(笑)
ランサー: じゃあ朝行動終わり?
GM : 雪緒さんは寝るくらいしか行動はありませんか? サービスカットはキングクリムゾンされる運命にあるので、シャワーシーンは描写されませんが。
ランサー: そりゃそうだ。
雪緒 : 多分他の何かをする気力は残ってないと思う。 このあとちょっとランサーちゃんに話があるのが朝なのか昼なのかの違い程度。
ランサー: 寝た後なら昼になるな
GM : 英二ともう少し仲良くなっているとシャワーシーンでイベントが起きる可能性も微レ存ですが、 まぁ、それは起きない方がいいイベントなので(笑) では、眠ろうと目を閉じた雪緒さん、ここで選択肢です。
雪緒 : (どきどき)
ランサー: なんだ?
GM : 布団に入り、目を閉じ、後は疲れに身を任せ休もうとした時……どこか、繋がるような気がしました。 それは魔術・神道で神託を受ける時と似た、電波を受信するのに近い感覚。 失われた記憶の欠片に関することかもしれません――受信しますか、受信しませんか?
ランサー: 本当に電波?(笑)
GM : 比喩的表現です(笑)
雪緒 : (笑) しないわけにはいかないね。ピッ(何の音)
GM : では――
● 幕間『夢と現の狭間から……』
雪緒 : …AAのチョイスについてはあえてノーコメント(笑)
GM : どこか少し頼りない、それでも飄々とした風情の若い男。 頭部に角の生えた、何年経っても成長しない巫女服の少女。 ――夢は記憶の邂逅、この視点は一人称。 ――ああ、では死んでしまった養父とは、このお守りをくれたのは。
ランサー: 雪緒の過去?
GM : それはそれとして、誰かから魔術的干渉を受けています、魔力+魔術+その他で抵抗してください。
ランサー: は、達成値22!
雪緒 : これは防御じゃないよね?
ランサー: 魔眼はきくのかってことか。
雪緒 : そもそも魔眼は絶賛封印中なんだが解除していいんだろうか。
ランサー: ああそれじゃあ……無理だと思うよ。
GM : 夢の中ですからねぇ。
ランサー: モウダメダー!
雪緒 : それはそれとして防御なの?そうじゃないの?
GM : そうですね、この場合は防御として扱って構いません。
雪緒 : じゃあ魔力A。
GM : あと、おまけして魔眼は解放できていていいです。
雪緒 : A+
GM : それから、サービスとして言ってしまうと、寝て起きることには変わりありません。 目が覚めたらHPMP回復処理は行ないますから、MP消費は気にしなくていいですよ。
ランサー: 防げる?
雪緒 : 魔術じゃなくて魔眼でいいなら、MPかなぐり捨てて防げる。 ここでプラスの重要性をかみしめるとは思わなかったよ。
GM : 甘んじて受けるという選択肢もありますよ?(笑)
雪緒 : ないない(笑)
ランサー: ねえよ(笑) じゃあふってみようか。
GM : では、判定どうぞ。
雪緒 : えーっと魔眼じゃなくて魔術ですよね?
ランサー: そうだな。魔術攻撃だから、防御魔術を持ってなくても魔術で防げるんだ。
雪緒 : そうするとラック切らないと辛いかなぁ… 魔力のプラス解放しても10an5+4an4+10an5だから。
GM : ギリギリの勝負ですね。
雪緒 : あとあえて使えそうなのは運命に抗うものだけど実は解放されてないし(笑)
ランサー: まあ振ってみよう。
雪緒 : 10an5+4an4+10an5 (ころころ……) [1,2,3,2,4,4,6,5,2,5]+[1,2,1,3]+[4,1,4,5,6,5,5,4,6,6] = 20 うん?ラック切れば行けるかな?
GM : Bの方は全部成功してますしね。
ランサー: いけそう。
雪緒 : よしラック切ってしまおう。…のっけから何してるんだろうね、私。 4an5 (ころころ……) [6,5,5,3] = 3
ランサー: 23! 防げたな。
GM : 黒い蛇、としか言いようのないモノが雪緒さんに喰らい付こうと顎を開く。 それは悪意の塊、魔術的な呪詛、攻撃的な意志の具象。
ランサー: カースって奴か。
GM : そこから感じられるのは、軽めな口調からは考えられないほどの――絶対的な殺意。
ランサー: 雪緒ビームだ!
雪緒 : 撃てないよ!?
GM : もうちょっとマシな表現はなかったんですか(笑)
ランサー: ビームが一番分かりやすかなって…(笑)
GM : ビームで撃退される蛇(笑)
雪緒 : ま、まあ。手にしてるのは、守り刀と思いきやお守り袋。 避けられないかも、とギュッとお守りを握ると、ほのかに温かくて。
GM : そのぬくもりは、守りたいという誰かの気持ち。
雪緒 : 「(そうだ…守って、くれる)」 その手が淡く輝きはじめ…やがて眩い光となる。
GM : ???『――ありゃ? 失敗したかな?』 そんな軽薄な声とともに、干渉していた気配は瞬く間に姿を消す。
雪緒 : (向こうがラック切ったらどうしようかと思ったのは秘密です)
GM : 残された悪意は、光に焼かれ、悶えるように身をよじると断末魔の叫びを遺して消滅しました。
雪緒 : 「(……助かった…のかな?)」
GM : 先ほどまで繋がっていた記憶は、もうそこにはありません。 あるのはただ、虚無のように広がる黒い空間のみ。 ただ、確かにそれが存在したのは、お守りが証明しているのかもしれません。
雪緒 : 「(…ありがとう……)」 誰にともなく、呟く。
GM : 徐々に明るくなる世界――ああ、これは夜明けか。 明晰夢のようにハッキリとしていた意識は、覚醒にともなうまどろみに呑まれ、消えていきます。 【朝】の時間が終了しました。