第一次霞足聖杯戦争0日目 深夜パート1
0日目 深夜 北部地区
GM : 夜がどっぷりと深まり、時刻は深夜に差し掛かろうとしています。
雪緒 : バッグに入ってたお守り袋を出し、ぎゅっと握りしめて。 「行かなきゃ、いけないんだよね…」 夜中の洞窟とかとても行きたくないんだけど。
GM : 貴方は、しおりを手に入れ、召喚の呪文も準備が出来、後は呼び出すだけ。 洞窟に行けば、後は流れるように進むことでしょう。
雪緒 : 「…うーん。行きたくない、行かないといけない、行きたくない…」 今の感情と、彼方でのおぼろげな記憶が入り混じる
GM : ……ですが、そうすんなりと進まないのが、人生というもの。
PL2 : イベントに入った! ―――ガサッ! ―――ガサッ、ガサガサ、ガササササササッ! 雪緒 : 「……な、何!?」
GM : 茂みの中を、ナニカが高速で移動しています。 それは、不規則にふらふらと移動していたようでしたが、今の雪緒さんの声に反応したのか。 ―――ガサササササササッ!! 雪緒 : …これはハイパー嫌な予感がするね。自己封印を解除して、魔力をAまで上げよう。
PL2 : ひい、にげこめ!
GM : 一直線に雪緒さんへ向かってきました! ―――ガサササササササッ!! GM : ???「...ぁぁぁ」
PL2 : にげるんだよー!
GM : ???「...ぁぁぁあああ」
雪緒 : 逃げるつもりが、何せ敏捷Eだ!
GM : ???「...ぁぁぁあああああああああっ! た、た、助けてくれええええっ!!」 ―――ガサガサ、ガサァッ! GM : 茂みから、勢いよく飛び出してきた人影!
雪緒 : …うん、自己封印は解放したが魔眼の効果は切ろう。無意識だけど。
GM : それは、つい今朝あったばかりの、端役英二その人でした。
雪緒 : 「…ちょ、なんで君がいるの!?」
PL2 : ええー、8人目の参加者ってこいつだったのかー。
GM : 英二「うおっ!? た、田中? なんでお前、こんなところに居るんや?」
雪緒 : 「それはこっちのセリフだよ!? もう、それは置いといて、何があったの?」
GM : 英二「い、いや、言い争ってる場合やなかった! は、早く逃げな、アイツが……!」
PL2 : 追われてる。
雪緒 : 「アイツ…?」
GM : 英二「アイツ……あの、化物……」
PL2 : ここで足止めしてるとこいつが食い殺されそうな気がする! ―――ガサ、ガサ…… GM : と、今まさに英二がやってきた茂みから、のんびりと木々をかき分ける音が響いてきます。
雪緒 : 「ば…よ、よくわかんないけど追われてるのって何か来た!?」
GM : ???「ふんふんふーん。鬼ごっこーは終わりですかなー?」
PL2 : しゃべったー!
GM : 鼻に掛かったような独特の声色、そして、茂みから僅かにはみ出るモコッ、とした何か。
雪緒 : …まさか。
GM : 暗がりに尚黒く、もじゃっとしたそれは……まさにアフロ!
PL2 : あふろ!
雪緒 : やっぱりかー!(『月夜の一斉召喚』参照<アフロ)
PL2 : アフロっていうかガイコツなの?(笑)
GM : 英二「き、きやがった……は、はやく逃げな!」 その物体は、ゆっくり、まるで追い詰めるように茂みを上ってきます。
雪緒 : 「な、なにこれー!?」
GM : ???「おやー? 獲物が増えたようですぞー? おお、これは幸先がいい!」
雪緒 : うん。何となく流れ的に例の洞窟の方に逃げそうな気がするね? 「と、とにかく逃げれ!」 あらゆる意味でコワイヨ!
GM : 英二「ちょ、ちょ待ってくれ、ここまでずっと走りっぱなしで、足が限界なんや……!」
雪緒 : お前今の私より足遅いのか!
GM : 見れば、スニーカーの片方はすっぽぬけ、膝がガクガク震えています。
PL2 : 貧弱貧弱!
雪緒 : うわあ、ここまでよく持ったな。
GM : では、せっかくなので幕間をば。
PL2 : がんばるね…
● 幕間『路地裏に潜む脅威! 次なる犠牲者は――』
雪緒 : AA(爆笑)
PL2 : やっぱりガイコツなの?(笑)
雪緒 : はじめちゃんがどういうキャラか一発でわかる素晴らしいAAだね、うん。
PL2 : AAこれか……あ、変態って。
GM : 分かりやすかろう(笑) というわけで、英二は実は腕を怪我していますし、走りずめで体力が限界だったりします。
雪緒 : 「そ、そんなに?それに腕…」
GM : 英二「も、もうちょい休めば、走れるけど……今すぐは無理や……」
雪緒 : よし。ここは自己封印も解除してることだし、ほぼ無意識に魔眼の回復効果を使ってしまおう。 手番消費なしを、ランク落として使えたよね。
PL2 : うん。
GM : ええ、ランクが下がりますが使えます。
雪緒 : 魔力と魔眼、両方ランク落ちるんだっけ。
PL2 : そう。両方!
雪緒 : じゃあ、今は魔力も魔眼もAだから、両方Bに落ちて8an4+4an4かな。
GM : はい、では判定をどうぞ。
雪緒 : 8an4+4an4 (ころころ……) [4,4,5,5,4,1,3,4]+[4,6,5,6] = 7 MP消費なしなら4かな。
GM : そうですね。傷口が活性化し、肉を埋め直すように傷がふさがっていく感じでしょうか。
PL2 : 直すのはいいとしてどうするの? 戦う? 逃げる?
雪緒 : 「(腕も…)」 手当てしないと、と思った瞬間。一瞬視界がぶれる。いや、違う映像が重なり。
GM : 英二「な、なんや!?」
雪緒 : 粒子の流れを重ねて見ていたが、意志と合わさるように傷に流れ込む。
PL2 : ぴろりん。
GM : 英二「傷が……治ってく?」
雪緒 : 「(これが…私の、”力”?)」 とにかく今は逃げないとね。逃げきれるかどうか怪しいけど。
PL2 : じゃあ洞窟には走ろう!(フラグ)
雪緒 : 「え、えっと。よくわかんないけど大丈夫?歩ける?走れる?」
GM : 英二「なんや、分からんけど体力も少し回復した…………よ、よっしゃ!」 なんとなく、ぐっぱぐっぱと手を握ったりした後、雪緒さんの顔を見て、
雪緒 : 一瞬私の瞳が変に見えただろうけど、気にしてる場合じゃない。
GM : 英二「……しっかり、逃げ切るんやで?」 言い切ると、突然山の上の方へと走りだす。
雪緒 : 逃げ足早いなぁ。
GM : 英二「やーい、ハゲハゲハーゲ! お前額が広すぎなんだよ、この骸骨バーカ!」 ???「ハゲではありませんぞー!? このもっさりとしたアフロが目に入らんとですかー!?」
雪緒 : じゃあヅラだね。
GM : 英二「悔しかったら捕まえてみい! まあ、骨粗鬆症のハゲ頭には一生無理やろうけどなあああああ!!」
雪緒 : 「(す、すごい…しびれたりあこがれたりするかどうかともかくその挑発はすごいよはじめちゃん…!)」
PL2 : 骸骨って毛根あるのかな…
GM : ???「おのれええええええっ、始めてですぞ、吾輩の頭をそこまで馬鹿にしたお馬鹿さんは!」
雪緒 : まあ普通はそんなことするまえにどうこうされるもんね…
GM : ガサガサという茂みの音は、そのまま山を駆けあがる英二を追いかけて、 さながらジョーズの背ビレのように茂みの中をアフロが疾走していきます。
雪緒 : 「……(やや呆然と見送り) って、そうだこのままじゃはじめちゃん危ない!」 時間の問題だろうし、バタバタと洞窟に向かうよ。
GM : はい。
0日目 深夜 北部地区/洞窟
GM : 洞窟まで戻ると、そこは僅かに様変わりしていました。 というのも、朝見た時はただ描かれていただけの魔法陣が、今やうっすらと光を放っているよう。 まさしく、準備は整ったという感じです。
雪緒 : 「ぜー、はー…うん、よべる、ね…」 思うことはいろいろあるけど、そんな場合じゃない。早速召喚の儀式を始めるよ!
GM : ここから先は雪緒さんとPL2さんに掛かっています(笑)
PL2 : わーい(笑) でも実際あの横島は生きて戻れるのかな…
GM : 横島言うなし(笑)
雪緒 : だから呼んだら後を追うつもりだよ。
GM : まぁ、実は英二と男爵は敏捷の数値は同じ! つまり仕切り直しがある分、英二の方が離脱確率が高いということに(笑)
雪緒 : 仕切り直しあるのかよ。はじめちゃん凄いな(笑)
PL2 : 逃げ切れるの?(笑)
GM : 出目次第では死にますけどね、戦闘用のスキルは何一つありませんから(笑)
雪緒 : ま、まあとにかく儀式だよ儀式。しおりに書いてある呪文を唱えればいいのかな。
PL2 : まず準備を確認しよう。 1.触媒を用意する
雪緒 : まず触媒。…ない。でも確かなくても呼べた気がする。
PL2 : 2.聖痕を確認する。
雪緒 : 改めて胸元を覗き込んでみる。あるんだろう。うん、ある。
PL2 : 3.魔法陣を書き、召喚の呪文を唱える。
雪緒 : そして魔法陣はここにある。よしOK!
PL2 : そうだな。
雪緒 : 「…うん、行ける!」 軽く息を整え、召喚の呪文を唱える! (これってコピペ流すの?)
PL2 : 一文ずつじゃないの? あ、始祖は適当に決めてね。
雪緒 : さっぱり覚えてないので省略するつもりだったよ(笑)
PL2 : それもそうだ、じゃあ太祖は抜きでどうぞ(笑) 『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師…えーっと知らないし省略! 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。 閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ) 繰り返すつどに五度。 ただ、満たされる刻を破却する。 セット 告げる 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を敷く者。 汝三大の言霊を纏う七天、 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ』 PL2 : かっ! 演出はGM任せ!
GM : おい(笑)
雪緒 : おーい(笑)
GM : せめて、それらしい台詞を言いなさい(笑)
PL2 : じゃあ光と共にマナが集まって形になる。 魔法陣の中心に…… 赤いワンピースに栗色のポニーテール、とがった棒を持った女の子が姿を現す。勝気そう。
雪緒 : ポニテお揃いだ!
PL2 : 「――――聞くぜ。 あんたが、あたしを呼び出したマスターかい?」 触媒はポニテ。
雪緒 : なんという。
GM : まて(笑)
雪緒 : まあ、ギャップに一瞬驚くね、それ。 「…う、うん、そうそう」(こくこくと頷きながら)
PL2 : 「そっか。ありがとよ」(にっかり笑う)
雪緒 : 「ん、よろしくね」 更にギャップ凄いなぁ。
PL2 : 「サーヴァント・ランサーだ。礼に、あんたを最後まで守ってみせるよ」
雪緒 : ランサー…生き延びられるのか…!?
GM : 別名、不憫枠(笑)
雪緒 : 「…あ、ああっ!?」
PL2 : それで、痛みと共に令呪が形を為す。 (システムメッセージ)
雪緒 : 重要なことを思い出したと同時に!
「(これが、令呪ってやつかぁ…)」
そっと胸元に手をやり。
「っと、そうだ、さっそく力を貸してほしいんだよ!」
ランサー: 「ああ、なんだい?」
雪緒 : 「友達が骨アフロの化物に襲われてて危ないの!」
ランサー: 「骨……はまだしもアフロ……? まあいいや。任せなっ!」(だっしゅ!)
雪緒 : 「あ、でも今逃げ回ってて…ちょっと今どこかわかんないかもだよ!?」
ランサー: 「それ早く言えよっ。仕方ないな……」
雪緒 : GM、外に出たらどの辺にいるかわかりそう?
GM : さて、流石に当てもなく探すのは難しいでしょうが、探索魔術なら比較的簡単に探せます。
ランサー: じゃあ探索魔術!
雪緒 : うん。ならば容赦なく探索魔術だ。やれる。きっとやれる。
ランサー: そういえば場所は森……だよな。
GM : ええ、ここは場所こそ洞窟やら山やらですが、森林地帯ということになります。
雪緒 : これは…はじめちゃんを探す方が簡単そうだよね。
GM : さっき解放してからシーンは移っていません、礼装は起動状態で大丈夫です。
雪緒 : わっほい。なら魔力A、と。 「今、捜すからちょっと待ってね」
ランサー: 「いやあたしも探すよ。場所もちょうどいいし」
雪緒 : 「…ちょうどいい?」
ランサー: まあちょっとはな。 8an4+10an5 棒を右手に、左手で糸を巡らせて探索魔術する。 (ころころ……) [6,6,2,2,6,3,2,4]+[2,5,1,2,2,3,6,2,5,2] = 14 とう! 出目、悪いけど、まあまあだ!
雪緒 : まあ、こちらもやるべ。 改めて、探索魔術。はじめちゃんを捜すね。
GM : はい、ではその際、どういう魔術の発動なのかを決めてください。 それで以後の探索魔術の型が決まります。
雪緒 : というと?
GM : 例えば、頼子さんはソナーのように魔力波を飛ばして探索していました。 月詠の第二次アーチャーは獣型の使い魔を飛ばすことで探索していました。
ランサー: 式神飛ばすとか、鏡で遠見するとか。
雪緒 : なるほど。
ランサー: ちなみにあたしは、糸を伸ばして振動と音を拾う。って感じの探索魔術だ。
GM : まぁ、厳密にするほどのことではありませんが、イメージの役に立ちますしね。 自分の魔術体系と合わせてそれっぽい演出を考えてください。
雪緒 : 祝詞を唱えて、このあたりの神様たちにお尋ねする形になるかな。
GM : 神託を得る、でも構いませんし、単純に電波が届くと言う可能性も(笑)
雪緒 : まあ、一般的な表現は神託を得る、が正しいかもね。 祝詞ってのは神様を讃えたり力を乞うための言葉だからね。
ランサー: 短いメッセージをもらう感じなんだな。占いか…(笑)
GM : だいこんがやすい。
雪緒 : なんですかそれは(笑)
GM : し、神託?(笑)
ランサー: 今日の夕食じゃねえ!(笑)
GM : ま、まぁ、では、判定と演出をお願いします。
ランサー: 判定どうぞ。
雪緒 : …そうかこれいちいち祝詞っぽいせりふを調べないといけないのか
GM : 神道なんぞを選んだ自分の過去を呪うがいいです(笑)
雪緒 : (ホテルに避難しなかった己を呪うほどではないと思ってるけどね!)
GM : まぁ、初回ですから、今は形式すっとばして声だけ聞いていいですよ。
雪緒 : まあいいや、すっと膝立ちになって、鏡を目の前に置いて、祝詞を唱える。 10an5+4an4 (ころころ……) [3,3,4,2,6,4,1,2,3,1]+[5,1,2,6] = 11
ランサー: 結果でたか?
GM : では、雪緒さんとランサーがそれぞれの方法で英二の行方を探索したところ。 神々の声無き声を聞いた雪緒さんは、今まさに英二がピンチであることを感じ取り、 音の振動を把握したランサーは、この森に件のアフロ以外にもヤバそうなものが蠢いている、 以上のことを感じとりました。どちらにせよ言えることは、居場所は分かった、ということです。
ランサー: 「行くぜ、マスター!」
雪緒 : 「…う、うん!」 はじめちゃん、無事でいてくれよ!
ランサー: ひょいと抱える。
雪緒 : 「って何ー!?」(わたわた)
ランサー: 「急いでるみたいだからこれで行くからな。舌噛むなよ!」 で、ダッシュ!
雪緒 : さすがサーヴァント、だね。
GM : マスターを抱えたサーヴァントが、夜の森を駆け抜ける。
ランサー: やっと出れた!
GM : 無事に召喚できて何よりです。
雪緒 : 運命回避の要因てまさかのはじめちゃんかよ(笑)
GM : これも人の縁という奴です。 また、逆に言いましょう、あそこで出会わなかった場合、 もっと早く力尽きた英二は、男爵に魂喰いされていたことでしょう。 死の運命を乗り越えたのは雪緒さんだけではないということですね。
ランサー: でもあの男にはあんまり深入りしないようにな。
雪緒 : なんで?
ランサー: スケベそうだから。
雪緒 : スケベそうじゃなくてスケベなんだよ。
GM : AAだけを見て判断しないで貰いましょう!
雪緒 : でもスケベなんだろ?
GM : 英二は確かに好色持ちですが、性的思考で年上好きで巨乳好きという立派な紳士です!
雪緒 : つまり私は安心なんだな!
GM : ちなみに、ナンパ成功率は0%になります。
雪緒 : そういえば…あのアフロ、男爵っていうんだ。
ランサー: 男爵……確か御三家の一人がそんなだったな。って強敵じゃないか。 あ、そうそう。サーヴァント維持のMPは7だぜ。
雪緒 : ランク7なの?
GM : ローコストなサーヴァントです。
ランサー: えへ(笑)