第一次霞足聖杯戦争0日目 昼パート
GM : そういえばPL2さん、考えておいて貰う事ありました。
PL2 : なあに?
GM : 召喚時の演出考えておいて(笑)
雪緒 : それか(笑)
GM : 多分、戦闘中か、戦闘直前とか、そんな感じになると思われる。 場所は洞窟。時間は深夜。
雪緒 : あと爆発する。
PL2 : 普通でいいんじゃないの。
GM : 普通に召喚できた第三次が異端なんです(笑)
雪緒 : そうなんだ……この場合、「PCが」普通に召喚できるかどうかの話か(笑)
PL2 : がんばれー。
0日目 昼 西部地区/ホテル
GM : では、雪緒さんは朝の時間帯に学生寮を調べた結果、魔眼と制御用礼装について思い出しました。 昼の時間はまだ見ぬ友人らとの邂逅を求めて、ホテルへ向かうんでしたね。
雪緒 : はいな。あと他人と写ってた写真は何枚かもっていきますね。
GM : おお、目ざといですね、では普通に持って行けます。 さて、例によって記憶にないのに記録にある地理情報頼りに西部地区、駅前の方へと向かいます。
雪緒 : うーん、不思議な感覚。
GM : さて、その西部、【商業地区】は【駅】や【繁華街】などがあって昼間から非常に賑わっています。 夏の暑い盛りですがサラリーマンはせっせと営業していますし、夏休みの学生も羽を伸ばしている様子。 とはいえ現在は時間的にお昼休みなのか、どちらも食事処へ集中しているようですね。
雪緒 : その時間帯に飲食店に突撃するのは死を意味する(待ち時間的な意味で)
GM : まあ、当たり前ですがどこも混んでいます。 そして、伝生学園の生徒が仮の宿としている場所ですが、名前はロイヤリティホテル。 その名の通り、本来は学生が泊まるにはややお高いイメージのある高級ホテルです。 実のところ、この霞足市には観光資源があまり無いため、外から人がくることがほとんどなく。 その為、まとまった人数を集合管理するとなると、それなりの大きさのホテルになってしまうわけですね。 ドアの前に赤い服を着たホテルマンが立っているような高級ホテルを想像してください、あんな感じです。
雪緒 : うわーお。ちょ、ちょっと入るの躊躇っちゃうね。
PL2 : へー。
GM : 正直、学生が溜まり場にするのも憚られる高級感で、ロビーなんか煌びやかな雰囲気の割に誰もいません。
PL2 : とりあえず受け付けに行ったら?
GM : 受付にはこれまた背筋をピシッ、と伸ばした受付嬢がいらっしゃいます。
雪緒 : なら学園確保の部屋があるか確認だけかな。
GM : ちなみに、『〜〜団体様御一行』等といった掛かりはどこにもありませんね、旅館とかならあったんでしょうが。 ここは雪緒さんの社交性を発揮するところです、記憶喪失ですが(笑)
雪緒 : 高校生の上に記憶喪失だからなぁ、とっても不安だよ(笑)
PL2 : 学生証見せれば大丈夫だって!
雪緒 : 「すみませーん」>受付嬢
GM : 受付嬢「いらっしゃいませ」(斜め45度にお辞儀)
雪緒 : 訓練されてる。
PL2 : そうだな。
GM : 受付嬢「ご予約のお客様でしょうか?」
雪緒 : 「え、えーっと。伝生学園の寮の人に部屋を貸してると聞いたんですけど。 まだ、空いてる部屋ってありますか?」 と学生証を見せながら。
GM : 受付嬢「はい。現在、当ホテルの下階は全室伝生学園様に解放されております。 ですが、その内訳に関しては、申し訳ございませんが学年ごとに管理されていらっしゃいます」
雪緒 : …そういえばあの紙ちゃんと読んでなかったな。
PL2 : どうやったら知り合いに会えると思う?
GM : 受付嬢「また、御不自由をおかけして申し訳ありませんが、 御予約のお客様が重なったため館内は大変込み合っております。 伝生学園様も、一部屋に何人かの生徒様が御同室にて滞在なされていらっしゃいますので、 今から新しく空き部屋を見つけるのは困難かと思われます。ご了承ください」
PL2 : ちくしょう!
雪緒 : 「…。そうでしたか、ありがとうございました」 軽く一礼して、ひとまず受付から離れよう。
GM : 受付嬢「大変申し訳ありません」(ぺこりとお辞儀)
雪緒 : ふ…まあ予想はついてたことよ。
GM : それでも確かめずには居られなかったんですね(笑)
雪緒 : あとは知り合い?に会えるかなーとも考えてたんだけどね。
GM : ホテル、あるいはホテルの周囲には学生らしき人影はありません。 まぁ、敷居が高いというか、落ちつかない雰囲気なのもあるのでしょう。
雪緒 : それは予想外だったよ。
GM : あと、私服だとどの人が伝生学園の生徒なのか分かりませんし(笑)
雪緒 : まあ、少しロビーで涼む。
GM : あっと、そうですね、では雪緒さん、ここで幸運で判定をお願いします。
雪緒 : えーっと、幸運はD−だから、ダイスが半分だっけ。
GM : 雪緒さんの幸運はD−でしたね、ですから2an2になるかと思われます。
PL2 : うん。
雪緒 : で、マイナスを消すには、ランク分のMPを消費するんだったね。
PL2 : 2MPだ。
GM : ええ、この場合は2MPになります。マイナスを消すと4an2になりますね。
PL2 : 増やしたい分のダイス数だけMP消費な。
雪緒 : ん、増やす数は任意にできるの?
PL2 : できない。
GM : ++とか、重なっている場合は一つだけ増やすとかは可能です。
雪緒 : なるほど。
GM : 今回の場合は2an2か、2MP払って4an2にするかのどちらかですね。
雪緒 : じゃあ、MP2点払って4ダイスで振ってみるね。何もしてないのに勝手に疲れてるんだよね、これ(笑)
GM : 集中したとかでしょう、きっと。精神的に疲れたんですよ(笑)
雪緒 : 4an2 (ころころ……) [4,2,1,5] = 2
GM : お、ひょっとしたら一個も成功しない可能性も考えていましたが、2成功ですね。
PL2 : やったー。
GM : では、雪緒さんはロビーから街並みを見つつ、誰か知り合いとか徹らないかなー、と見ていたら。
PL2 : いたら?
GM : 非常に目立つ二人組がわいわい騒ぎながら通り過ぎるのを目撃しました。
雪緒 : どんなふうに目立つんだろう?
GM : 一人は、ショートカットで活発な印象、夏休みですが中等部の制服を着ています。 もう一人は、金髪ロングの外人風で、目を見張るほどの美少女、あるいは美女の中間程度の年齢に見えます。 あと、頭のてっぺんから獣耳が生えています。
雪緒 : そ…それは目立つ、ね
PL2 : そうだな…
GM : というわけで、幕間!
● 幕間『白昼の遭遇! 尾砥の混血!』
雪緒 : 時々メタな会話が混ざってるんだけど(笑)
PL2 : 気にしない。
雪緒 : えーっと、九重さん…だと思ってたら九重ちゃんだった! ってことかな?(事前情報を見ながら)
PL2 : AA元は誰と誰?
GM : 少女の方は『ぬらりひょんの孫』の花開院ゆら、キツネの方は『我が家のお稲荷さま』の天狐空幻です。
PL2 : どっちも読んでない……
GM : ともあれ、そんな事を大声でぎゃいぎゃい騒ぎながら、貴方の目の前を二人組が通り過ぎていくわけですが。 何かアクションします?
雪緒 : うーん。なんかフレンドリーそうだし昼間だから変なことにはならないだろうし、まずは近くまで行こう。
PL2 : 知り合い顔して話しかけてみる? あれ、っていうか一斉召喚とかいってたような…
GM : 一斉召喚でしたよ、この聖杯戦争に真面目に取り組んでいる方たち四騎が一斉に召喚しました(笑)
雪緒 : 真面目に(笑) あとGM、ちょっと確認したいんだけど
GM : はい。
雪緒 : お財布、どれくらい入ってるのかな…具体的には財産ポイント(笑)
GM : 財産ポイントは一日の始まりに、というか開始当初は普通に所持しているんでしたっけ。
PL2 : 開始当初は満タンですよ。社会*2点の財産点を持っています。
雪緒 : C−だから、10点でいいんだよね。
PL2 : 6点ですよ。>C
GM : C=3ですね、だから二倍で6点。
雪緒 : ん、何か勘違いしてたな…まあいいや。マイナスついてるから5だよね。
PL2 : 6でいいです面倒くさい。
GM : 財産点とか使いどころも面倒ですからね、そこら辺は厳密にしないでもいいでしょう。 というわけで、ここでは財産点のマイナスは考えないことにします。
雪緒 : わーい。 とにかく、ちょっと飲み食いするには問題ない程度にお財布には入ってる、と。
GM : ああ、あと聖痕(きざし)が出た状態ではまだマスターという訳ではないので、マスター基礎能力は使えません。 ので、サーヴァントを見てもクラスとか能力とか判明しませんので、御了承ください。
雪緒 : …そうだ、自分の聖痕を確認するの忘れてた。
GM : 一応、鎖骨の辺りに違和感があるのは確認済みですよ(笑)
雪緒 : ぬう、見せにくいところに現れよって(PLのせいです)
GM : それが召喚の為に必要なものだということは、感覚的に分かっていました。 さて、では尾砥の混血に挨拶に行くんですか?
PL2 : でも知らないしね。知り合いの可能性はある。 『ねーねーおれおれ』みたいに話しかけてみる? おれおれとーく。
雪緒 : あ、えーっと、私の認識としては、あの子は御三家かな?ってわかる感じでいいのかな。
GM : BBSに乗っている情報は「記録」として知っていていいし、そこから推測を重ねるのは問題ありません。 ですが、言うとおり記憶喪失前の知り合いとか因縁についてはBBSには乗っていませんので、判断できませんね。 まぁ、それこそ話しかけてみないと分からないことでしょうが。
PL2 : おれおれ!
GM : オレオレ詐欺はいいので、どうします?(笑)
雪緒 : よし、話しかけよう。
GM : はい、二人は周りが見えていないほど漫才のようなやり取りを続けています。 キツネ「おお、このたこ焼きはなかなか美味だな! タコがプリプリしているぞ!」 少女「へー、そら美味しいそうや、て待てぇ!? どっから盗ってきたそのたこ焼き!?」
PL2 : そういえばタコ焼きは戦国時代からって織田信奈の野望でやってたね…
雪緒 : く、しばらく見てたい誘惑にかられちゃうな。なにこれかわいい(笑)
PL2 : じゃあ見逃す?
雪緒 : 「尾砥さんとけもみみさーん」
GM : 少女「ッ!?」 バッ、と指の間に紙のようなものを挟んだ状態で振りむく少女。 キツネ「むあ?」 たこ焼きをほおばりつつ、なんぞ、と振り返るキツネ耳少女。
雪緒 : うーん、シュールな光景。
GM : 少女「………誰や?」
雪緒 : うん、知り合いではないな、と。 「あ、えーっときっと物騒なものは仕舞ってくれると助かるね?」 軽く両手を上げて降参ポーズ風にしながら
GM : いぶかみつつ、とりあえず臨戦態勢は解く少女。 但し、まだ指の間にそれっぽい物は準備中です。
PL2 : お札?
雪緒 : 式神を呼ぶっぽいね、AAだと
PL2 : 適当だ…(笑)
GM : キツネ「おいおい、っごくん。マスター、いきなりその対応はないだろう、怖がってるじゃないか」 少女「やかあしい、急に声を掛けられてビックリしたなんてこたあない、普通の対応や」 キツネ「なんだ、怖がってたのはマスターの方か」 べこん、と拳が唸ってキツネの頭がはたかれます。 少女「ん、コホン。で、なんや? あ、いや、なんです? 初対面やと思いますけど?」 言いながら、年上だと判断したのか口調を直します。
PL2 : ごめんなマスター。初対面だった! 記憶のカギになりそうにないし帰ろうか。
雪緒 : 「(どう切り出そう…)まあその、マスターとかけもみみとかそういうので、ちょっと相談したいかなー、 ってことがあるっていうかなんというか…あ、私は田中雪緒っていうの」
GM : 少女「…………ふむ。まあ、ええけど、そんなに時間取れませんよ?」 キツネ「おお、それじゃあ一緒に食事でもどうだ? ちょうど昼時だろう、今は!」 少女「まだ喰うんか!?」
雪緒 : 「ありがと。こっちも長居はできないし…っと、その前に」
GM : 少女「ん、なんです?」
雪緒 : 「お店の人に謝ったほうがいいんじゃないかな…」 タコ焼きの容器を見ながら。
PL2 : それはきっと、のりだよ! たいやきくい逃げ少女も、乗りで食い逃げしてるし…
GM : 少女「うっ、あー……これ、どないしたんや?」 キツネ「心配ない、これはオレの魅力に参ってしまった店主が、自分から喰ってくれと献上したものだ!」
雪緒 : 「そっかー…ってやっぱ駄目じゃん!?」
GM : キツネ「別に術とかも使ってないぞ。何もしていないのに、ただ耳と尻尾を触らせてくれと息を荒げていただけだ」
雪緒 : 「しかもいろんな意味で!」
GM : 少女「違う意味で危ない!? なんや、そのたこ焼き屋!」
雪緒 : 「ごめん謝りに行かないほうがいい気がしてきた」
GM : キツネ「まぁ、気にするな、それよりオレはこのもんじゃ焼きが食べたいぞ、マスター!」 と、店を指さすキツネ。
PL2 : もんじゃやきは……屋台であるのか?
GM : 少女「昼時はどこも混んでるやろ……って、なんや、ここえらい空いてるな?」
雪緒 : 「え?ほんとだ…何でだろ?」
GM : キツネ「だろう? こういう店は穴場か不味いかの二択だ、入ろうじゃないか」 少女「あー……田中さん、この店でええですか?」
雪緒 : 「うん、いいよー」
PL2 : おこのみやきや。
GM : 少女「ほなら……と、その前に」 こほん、と居住まいを正し、 九重「もう知ってはるかもしれませんが、ウチの名前は尾砥九重(おとぎ・ここのえ)言います。よろしゅうに」
雪緒 : 「九重ちゃんね。うん、よろしくね」
GM : キツネ「おお、自己紹介は大事だな! オレの名前は葛の(ry 九重「だまれええええええっ!!!!」
雪緒 : 「…もしかして普通に名乗ろうとしちゃったね?」
PL2 : 待ってマスター。真名とか言う概念は知らないはずだー!
GM : 九重「こほん! ええと、コイツの事はアー……あー、あー、「あゆみ」とでも呼んでください」 亜弓「亜弓な、隠す気あるのか、マスター?」
雪緒 : クラス名もわかりやすいな!(笑)
PL2 : キャなんとか子じゃないのにびっくり。
GM : というわけで、自己紹介も終わったところで店内。 中もガラガラ、これは穴場とか以前に店としてやっていけるのか心配になるほど。
雪緒 : ビルのオーナーが趣味でやってるのかもしれないよ?
GM : だというのに、ちゃっかり個室を占領した九重は、また札を取り出すと壁に向かって投擲しました。 九重「オン! ……これで、この部屋での会話は外に聞かれる心配はありません」
雪緒 : 「わ、便利だね」 素直に感心する。
PL2 : たぶんPL1さんはこのあと記憶を消されそうな気が。
雪緒 : またかよ!(笑)
GM : 亜弓「なー、マスター、オレはこっちで勝手に焼いてて構わないか?」
雪緒 : 「も、餅チーズのは私の分残しておいてもしくは後で追加してー」
GM : 九重「あー、わかったわかった、好きに食っとき。……こほん、それで、ですね」
雪緒 : 「っと、本題はいらないとね」
GM : コテを両手に持ってもんじゃをいじくる亜弓を背景に、シリアスな表情を作る九重。 九重「聞きたいこと、っちゅうのを拝聴しますえ」
PL2 : 何から聞くん? いきなり道場行った話してもあれだし…
雪緒 : そこはあれなんだよ。
PL2 : うん。
雪緒 : もう、道場の記憶自体はほとんど私に残ってない気がするし。
PL2 : なるほど。じゃあどういう風にきりだす?
雪緒 : まあ記憶がないことは確実に言うね。
GM : とりあえず、九重サイドとしては既に関係者と思って対応しています。 ので、ここでいきなり一般人ムーブをした場合、冗談でなく記憶が消されることも(笑)
雪緒 : 「うーん。ざっくり言うとね、聖杯戦争に参戦希望なんだよね、私」
PL2 : いっぱんじんじゃない!
GM : 九重「はっきり言いますね。ウチが御三家の一角であり、かつ既にサーヴァントを召喚してると分かった上で」
雪緒 : 「今んとこ、何を隠していいのかぶっちゃけていいのかよくわかんないんで」
GM : 九重「田中さんはまだ召喚してへんみたいですけど、出る杭は打たれるって格言もあるんですよ」
PL2 : ぱせりんさんがいかにも強そうな魔術師なら危なかったかもしれない。>有望な参加者
GM : 本来なら召喚前の候補者なんか倒しても仕方ありませんからね。 有望そうだったらライバルになる前に倒すというのも手ですけど。
雪緒 : 「まあ、そうなるかぁ。でも正直に話すと、今自分の記憶が綺麗に…いや綺麗じゃないけどすっ飛んでて」
GM : と、ここでフラッシュバック、雪緒さんは既に一度敗退し、道場逝き……というか一度死んでいるわけですが。 その際、サーヴァントはまだ召喚していませんでした。
雪緒 : ですね。
GM : つまり、召喚前に殺されているわけです。
PL2 : 有望なマスター!
雪緒 : それだけの理由があるってこと?
GM : 有望なマスターと判断された可能性もありますけどね(笑)
PL2 : 某頼子さんみたいなマスターってこと!?
GM : 九重「記憶が? ……正直、冗談にしてもおもろないですね」 あからさまに信じていません、というか急に言われて信じた方がヤバい(笑)
PL2 : ミストさんみたいに言えばいいんじゃないの?
雪緒 : 余計だめだろ!(笑)
PL2 : 例:「あの、実は俺… 記憶がないんです」 (…って、一時しのぎで思わず 言っちゃったけど、記憶喪失ってのは 嘘くさすぎたかな)
雪緒 : わざわざ例を挙げんでも(笑)
GM : あれが受け入れられたのは受け入れた側がおかしいんです(笑)
PL2 : それはそれとして話を進めよう。
雪緒 : 「冗談で言えることじゃないし」
GM : 九重「じゃあ、何かの謀略かもしれません。 どちらにせよ、急に言われたかて「はいそうですか」と信じられる話やありません」
雪緒 : 「んー、そっか…まあ、仕方ないかなぁ」
GM : 九重「ちゅうかですね、例えばウチが…… ウチ、命がけの戦いに参加したいねんけど、それ以前に記憶がないねん…… とか急に言いだしたらどう思います?」
PL2 : 霧が濃くなってきたな……
GM : 九重「なにより、信じる信じない以前の問題として、それを聞かされてウチにどうしろて言うんです?」
PL2 : それもそうだ。
雪緒 : 「うーん。あ、そうだ。聖杯戦争の進め方を訊きたかったんだった」
GM : 九重「……記憶を失った言うのに、聖杯戦争には参加するんですか」
雪緒 : 「なんだろうね。自分のことは何も覚えてないのに、聖杯戦争のことは知ってて」
PL2 : だって深夜になったら自動イベント始まるじゃない(笑)
雪緒 : 言うな(笑)
GM : そんなん九重は知らんし、こっちにしてみれば本当に記憶喪失なら大人しく病院行けという感じですが(笑) 九重「まぁ、いいですけど。田中さんが本気で記憶喪失やろうと、 口先だけの詐欺師やろうと、ウチには関係あらしまへんし。 で、聖杯戦争の進め方、って急に言われましても…… 田中さんやったら、まずサーヴァントを召喚するんが先とちゃいますか?」
PL2 : しおり、しおり!
GM : 外野が(笑)
雪緒 : 「あ、ごめんね。余計なこと言って。で、まず召喚かぁ。召喚するのってどうするんだっけ」
GM : 九重「それは……て、一から説明するようなこととちゃいますね。詳しいことは、しおりでも見たってください」
雪緒 : 「しおり?そんなのあるの?」
PL2 : しおり、しおり!
雪緒 : 持ち物にはなかった!
GM : 九重「ああ、この街、今ちょっとうっとうしいのに監視されてて、 マスター候補にはそいつからもれなく"しおり"が届けられるんですよ。 田中さんの所に着てないっちゅうことは、資格がないのか……それとも、監視から外れとったのか」
雪緒 : 「じゃあ、そこに行って貰えばいいんだね?」
PL2 : えー……そうなんだ。でも召喚できたってことは、死んだ時はもってたはず。
雪緒 : 時間戻ってるから。死ぬ前の私も、今日の昼とかに貰ってるかも。
GM : ふむ、と考え込むと、懐から懐紙を取り出してサラサラっと一筆。 九重「はい。これがその【聖堂教会】への地図です。 普通に行けば貰えると思いますけど、ごちゃごちゃ言うようならウチの名前出してええですよ」
雪緒 : 「そこに教会あった…んだったかな。うん、ありがとう」(頭を下げよう)
GM : 九重「べ、別に、礼を言われるようなことと違いますよ。 田中さんやったらすぐに倒せそうやから、参加者になってくれた方が楽やと思っただけです」
雪緒 : おいツンデレ。
PL2 : AA元はそういうキャラなの…?(笑)
GM : いえ、別にここまでツンデレではないですが(笑) 亜弓「ツンデレ乙」 九重「アァァーーーチャァーーーーーーッ!!」
雪緒 : 「……」(うん、ここは聴かなかったことにしよう。礼儀として)
PL2 : 軽く流そう。
GM : 九重「ふん! とりあえず、話は終わりですか? そやったら、ウチらも食べて、そんで分かれましょ!」 鼻息も荒く、九重は注文しておいたタネをデロデロと鉄板に流し込みます。
雪緒 : 「あ、うん。ほんとにありがとね」
GM : 応えず、親の仇のように鉄板にコテを突き刺す、それくらいです。
PL2 : がしがし。
雪緒 : 貰った紙は折りたたんでバッグの前ポケットに入れる。
GM : さて、そんな雪緒さんですが。 懐紙に触れた瞬間、チリッとした感触があり、また場を覆う陰陽術を見ていたことで、 別系統の自身の魔術、【魔術・神道(探索・便利)】について思い出しました。
PL2 : ちゃらりらっちゃらららーん。
雪緒 : ほう。最初は期待してたけど期待しなくなったら思い出すとは。 [【魔術・神道】が解放されました。] 雪緒 : しかしなぜそんな魔術が使えるのはまだ思い出せない、と。
GM : そうですね、今思い出したのは、あくまで「自分にも似たような事が出来る」という感じでしょうか。 何故できるのか、そこまでは踏み込んでいません。
PL2 : とりあえず学んだことは思い出したんだな。
雪緒 : 「……?」 尾砥ちゃんと、懐紙を交互に見比べ、少しだけ首をかしげる。
GM : では、昼を終えたら九重たちとは分かれる事になりますが、何か言っておくとかやっておくことはありますか?
PL2 : ステータス確認!
雪緒 : できねぇよ!
PL2 : はい。
雪緒 : むしろされる側じゃないだろうか。
PL2 : でも召喚したら確認するくせをつけましょうね。
雪緒 : なるほど。
GM : マスターカードはないんだよね。監督役の人物について確認しておいたら? あ、わからない! じゃあいいや。
雪緒 : 会えばわかるよ。
PL2 : そうだね。
雪緒 : どうせ会いに行くんだし。
PL2 : じゃあ移動?
GM : では、普通に分かれて、聖堂教会へ移動ということでいいですか?
雪緒 : はいな。支払方法が割り勘で泣いた気がするけどきっと気のせい。
GM : 一番食べたであろう人外が無一文ですから仕方ありません。 では、移動時間も鑑み、時刻は夜へと移行します。