第一次霞足聖杯戦争0日目 朝パート

0日目 朝 北部地区・伝生学園


  GM  : 【伝生学園】は中学高校が一体となった、この地域で一番大きな学校施設です。         スポーツはもちろん、芸術分野でも活躍しており、外部からわざわざ転入してくる生徒も数多くいるわけです。         その為、学園のすぐ傍には大きな学生寮があり、遠方の生徒や親元を離れた子供が多数暮らしています。         生徒証によれば、雪緒さんもこの学生寮に住んでいたようですね。         学園の校舎からフェンスを隔てて隣の敷地に、これまた校舎と同じくらい大きな建物が一つ、こちらが学生寮です。         一見すると古めのホテルのようにも見える建築は、学生寮としては少々華美ではありますが造りはしっかりしています。         生活環境が整っていることも、学園が外部からの編入生が多く来る理由の一つでもあるのかもしれません。
  雪緒  : 気合入ってるねー。
  PL2 : 学園の基本情報は頭に浮かぶのか。
  GM  : はい、学生寮は男子棟と女子棟の二嶺に別れて居ますが、一階部分は共同で使用されています。         エントランスと共同の大食堂、多目的ホールといった施設は一階に集中し、上階は全て寮室ということですね。
  PL2 : 授業はやってそう?
  GM  : そうですね、校舎の方を覗くと、部活動らしき掛け声や、遠くブラスバンドらしいラッパの音色などが響いてきます。         夏休みらしく、そういった部活生徒以外は登校していないようですね。
  雪緒  : 「や、やっと着いた……」         少々へろへろになりながらも、寮に向かおう。入館拒否されないといいな。
  PL2 : 学生服着てれば大丈夫じゃないか。
  雪緒  : 今私服だよ!
  GM  : 寮のエントランスは、一見するとホテルのロビーのような作りになっています。         受付があり、左右の男女寮に分かれる通路があって、それからエレベータや階段がある、と言う形ですね。         と、そのエントランスですが――
  雪緒  : あ、そうか。私服なのに学生証持ってるのってなんでだろうと思ったけど、寮の出入りの問題があるんだね。
  GM  : ああ、そういえば説明していませんでしたね。         その生徒証はICカードも内臓しているようで、キーにも対応しているようです。
  雪緒  : す、すごいハイテクだ…!(中の人が驚く)
  PL2 : 一応確認した方がいいかもな……性別を。
  GM  : 写真は本人の物でしたが、それで性別が男だと『男の娘』ということに(笑)
  PL2 : マスターに女装趣味がある可能性も否定しきれないんじゃないか?(笑)
  GM  : そんな過去が……記憶喪失だから完全に否定できない!?(笑)
  雪緒  : ちょ、ちょっとまって、つるぺたじゃないよ!?
  PL2 : あはは(笑) 冗談冗談。
  雪緒  : 安心したよ。
  PL2 : ところで何かイベントがあるのか?
  GM  : んー、朝の時間帯ですよね、真直ぐ来たわけだし……よし、雪緒さん。         好きな数字を1〜4で選んでください、イベントが起きるかNPCに遭遇するか、フラグが立ちます。
  PL2 : 声をかけられるとか。
  GM  : なんなら、運を天に任せてダイスでもいいですよ。
  雪緒  : さっき占いに振り回されるのはどうかといった手前、最初は選ぼう。         もちろん悩んだ末に考えるのをやめて1にするよ(笑)
  GM  : うむ、まぁ選択肢が表示されていない状態での数字選びはほぼ博打ですからね(笑)
  PL2 : 何選んでも同じじゃないだろうな?(笑)
  雪緒  : ”てんどん”じゃないんだから(笑)
  GM  : エントランスの自動ドアが開くと、とたんに外よりも蒸し暑いムワッとした空気が噴出してきました。         単純な気温だけでなく、館内に暑い空気がこもっているようで、内部は天然のサウナのような状態のようです。
  雪緒  : 「な、なんじゃこりゃー!?」         思わず一歩二歩下がる。
  GM  : ???「あっちぃ〜……ん? ありゃ、俺以外にもこの灼熱地獄に残るような猛者がおったんか?」         雪緒さんが過剰反応していると、受付の席に座っていた男子生徒が苦笑しながら立ちあがります。
  雪緒  : あ、誰かいた。どんな人かな?
  PL2 : 館内の方が暑いのか?
  GM  : 見た感じ、同い年の男子高校生ですね、目立った特徴もありません、やや馬鹿っぽい、というかそんな感じ。         あからさまに「暑いわー」と言いたげにダレていたのですが、雪緒さんが来たら少し背筋を伸ばしました。         顔立ちは黙っていれば二枚目半、背が高いわけでも筋肉がすごいわけでもない、何処にでも居そうな男子生徒です。
  雪緒  : 黙ってれば二枚目半ってあまり褒めてないね。
  GM  : 決して醜男というわけではないのですが、にじみ出る残念臭というか、一般人オーラが(笑)
  雪緒  : ひどい表現だ。
  PL2 : とりあえず知り合いなのか確認したらどうだ? えーと誰だっけ、的なことを言って。
  GM  : ???「まぁ、外から来て直ぐだと外の方が涼しいわな。来いよ、受付のとこだけ扇風機があるんだ」         軽く手招きすると、男子生徒は受付の上に小さな扇風機を乗せて風を送ってくれます。
  雪緒  : 「わーい扇風機って素晴らしいー…」         3割くらい我を忘れて涼む。
  GM  : 非常に生温かい風ですが、それでも蒸し風呂状態よりはマシという感じまで復帰しますね。
  雪緒  : 「…何でこんななってるんだっけ?」         大絶賛で涼みながら首をかしげ。
  PL2 : クーラーが、壊れた?
  GM  : ???「あん? 一斉告知見なかった口か? ことがことだけに全員に渡った筈なんだがなぁ……」         言いながら、人が良いのか男子生徒は受付から一枚の広告っぽいものを取り出してくれます。         『8月第一週・配電装置点検により全館エアコン停止。帰省できない寮生は指定のホテルへ』と書かれています。
  雪緒  : 「まあ、その、ちょっと…」
  PL2 : そういうあんたはなんでここにいるんだ。
  GM  : ???「俺以外の生徒は駅前のホテルに行ってると思ったんやけど。そうかぁ、知らんかった口かぁ」         非常に、可哀想なものを見るような目でみられています。
  雪緒  : うう、理不尽だ。
  PL2 : おまえもだー!(笑)
  GM  : ???「初日からこの暑さやからなぁ……正直、俺も残ったの後悔しそうだわ」
  雪緒  : 「なんで残ったのさ…」         私なら知ってたら真っ先に逃げ出す。
  GM  : ???「そりゃお前……っと、うん。いや、なんでもないさ、ははっ!」         ぽろっ、と何かを洩らしそうになり、慌てて誤魔化した感がありありです。
  雪緒  : 「うっわ、おもいっきり思わせぶりな振りじゃん?」
  PL2 : 何か寮を離れたくない理由でもあるのか?         まあ関係なさそうといえば関係なさそうだけどな。
  GM  : ???「うっさいわ、女のお前にゃ関係のない重大な使命があんだよ」
  雪緒  : そうか…男のサガって奴か…(推測)
  PL2 : ところでこいつは結局知り合いなのか?
  雪緒  : 「まあ、初対面…だよね? の人に話せることじゃないよね」         そう、どんな方面の理由であろうとも…
  GM  : ???「今更なに言うてんねや? というか、初対面じゃなかろうとも言えるか!」
  雪緒  : デスよねー
  GM  : ???「まぁ、理由はどうあれ、お互い後一週間はこの地獄で過ごさにゃならんのだ、仲良うしよか?」
  雪緒  : 「いや無理。絶対倒れる。逃げる。ホテルの方に逃げる。……それとも、もう間に合わない、とか?」
  GM  : ???「今から行っても部屋ないんと違うかなぁ……結構前から告知されとったし」
  雪緒  : いやわからない。もしかしたらホテルの方に部屋確保してるかもしれない。そう…信じたい!
  PL2 : そうだな…(笑)
  GM  : ???「いっそ、夏休みなんやから実家にでも帰ったらええんとちゃう? 俺は関西やから無理やけど」
  PL2 : まあとりあえず自分の部屋だな。
  雪緒  : うん。         「ま、まあ、確認しなきゃわかんないしあとで行ってみるよ」         希望を込めて。
  GM  : ???「まぁ、無駄なあがき頑張ってなぁ……             ああ、俺は端役 英二(はじめ えいじ)言うねん。一応名乗っとくわ」
  雪緒  : 名前…(ほろり
  PL2 : はやくって…
  GM  : "はやく"ではありません"はじめ"です(笑)
  雪緒  : 「あ、私は…田中雪緒、ね」         一瞬だけ名前言うの躊躇するけど、学生証見せながら言う。
  GM  : 英二「田中な、んじゃ、頑張ってなー」         雪緒さんが居なくなるので扇風機を占有し、ダルそうに受付につっぷします。         彼は当分このままでしょう、具体的には運動部系の部活の生徒が更衣室を使う時間まで。
  雪緒  : 「うん、祈っといて。あ、いろいろありがとねー」         まあ、学生証見せておいた通り、まずは自分の部屋に行くんだけど。
  GM  : はい、2201号室ですね。
  雪緒  : 2201号室。れっつごー。
  PL2 : 2201〜
  雪緒  : あ、上がる前に水道でタオル濡らす!ありがとう冷感タオル!
  GM  : 四桁ありますがこの寮は四階建です、なのでこの場合は2階の201号室、ということですね。
  雪緒  : ふむふむ。

【生徒寮 2201号室】


  GM  : 本来なら二人部屋なのですが、人数の都合か表札は一人分の名前しかありません。         『田中 雪緒』それが表札に書かれた名前です。
  PL2 : あってるっぽいな。
  雪緒  : ルームメイトがいそうな感じだったけど、いなかったかー。
  GM  : カードキー式の鍵ですね、生徒証をあてがうとロックが外れるようです。
  雪緒  : おお、素晴らしいな学生証。
  PL2 : まあ入ろう。
  雪緒  : よし入ろう。ガチャ。
  GM  : 内部は、館内の暑さを更に圧縮したかのような蒸し暑さ。         むっ、とした空気はむしろ物理的強度を持って立ち入りを拒んでいるようです。
  雪緒  : どうしてこんなになるまで放っておいたんだ! としか言いようがないね。
  GM  : 本来は全館全室空調完備の関係上、それが停まると空気が淀むんです(笑)
  雪緒  : ドアを開けたまま、まっすぐ突っ切って行って窓を開ける!         少しはマシになると信じて…!
  GM  : ガラ、と開くと同時に外から新鮮な空気が吹き込んできます。         外の気温も大概なのですが、それでも自然風があるだけ充分違います。
  雪緒  : ふいー。恐ろしい敵だった…
  GM  : 通常ならば鬱陶しいだけの蝉の鳴き声が、籠った空気をふき散らす勝利の凱歌のように響き渡っています。         さて、内装ですが、内部に入って最初に目に付くのは部屋を半分埋める二段ベッド。         ただし使われているのは下段のみのようで、上は備え付けのマットだけのようです。         学校の教科書や参考書の並ぶ小さな本棚、その半ばからは漫画やライトノベルで占領されています。         タンス付きクローゼットは冬制服がクリーニング店のカバーに覆われたまま掛けられており、その他は細かな夏物。         折り畳み式のテーブルが壁に立てかけられており、勉強をするときなどはこれを使用するのだろうなと、想像が付きます。         一見して、普通。         何処にでもありそうな一般生徒の、何処にでもありそうな私室。         そんな感じの部屋です。
  PL2 : へー。
  雪緒  : まさかの漫画やライトノベル。
  PL2 : それはGMの趣味じゃないか?(笑)
  GM  : 失礼なことを言わないでください、一般的な感性に基づいて若干修正しただけです。
  雪緒  : そっかー、こういうの好きだったんだなー私は。
  PL2 : 日記、日記はないか?(笑)
  雪緒  : 窓に、窓に!(やめれ)
  GM  : ドアを突き破って奴が!
  雪緒  : ドアかよ(笑)
  GM  : ああ、奴の手が私の首に掛かった、もう駄目だ!         でも日記は書く、その根性が大好きです。
  雪緒  : まあ、日記とかあるといいなー。引出とかタンスとか調べよう。         あ、タンスは…服をいくらか持ち出した形跡があるかどうかね!(必死)
  PL2 : あるいは、遺書とか。
  GM  : おい(笑)
  雪緒  : 聖杯戦争に参加しようというのに、悲壮感溢れすぎじゃないですかい…
  GM  : 負ける気満々ですね。
  PL2 : でも殺し合いだからな。可能性としてはあるんじゃないか?
  GM  : まぁ、そこまで覚悟完了している性格だったかにもよりますね。
  雪緒  : 性格もそうだけど、そこに至るまでの経緯も大いに絡むからなぁ。
  GM  : とりあえず、見た感じ日記や遺書といったパーソナリティに分かりそうなものはありません。         服は、まぁ色々ありましたけど、ぶっちゃけ何が合ったか分からないので足りないかどうかすら分かりません(笑)
  雪緒  : ごそっと抜き出した形跡があるとか…それもわかんないか。
  GM  : ひょっとしたら元からあまり使っていないので抜き出したかのように見えるかもしれませんし(笑)         とりあえず、敢えて言える事と言えば、ここには『日常』がありました。         異常、それに伴う危険といった、そういった要素は探してもまるで出てこない。
  PL2 : 手掛かりゼロかー。
  雪緒  : …き、きっとホテルに行ってからいろいろあったんだ。ひとまずそういう希望を持とう(笑)
  PL2 : あ、一ついいことがあったな。
  雪緒  : な、なんだろ。
  PL2 : この部屋はとりあえず自由に使えそうだ。ってこと。
  雪緒  : ・・・そう、だね
  GM  : めっちゃ暑いですけどね。
  雪緒  : 襲撃上等のときはここが無難ってことかな。         もちろんそんな状況は嫌すぎなんだけど。
  PL2 : ともあれ次どうするか。
  雪緒  : そうだ。ボストンバッグとか、そういう大きいかばんって残ってる?
  PL2 : まあ、あるんじゃないか?
  雪緒  : ホテルに脱出したならそういうのって残ってなさそうなんだけど。
  GM  : 残っていますね、というかまだホテルを諦めていなかったんですか(笑)
  雪緒  : ああ…私の馬鹿ー!
  PL2 : 結局ホテルにはいってなさそうってことか。
  雪緒  : なんでそんなに猶予があったのに行ってないんだよ私!(ベッドに倒れ込みながら)
  PL2 : そういえば携帯電話はもってるのか?
  雪緒  : あ、そうだね。
  GM  : まぁ、最近の女子高生らしく当然持っていますよ。         ただどういうわけか電話帳には誰のアドレスも登録されておらず、履歴は全て空白になっています。
  雪緒  : 誰の仕業だー!
  GM  : 消去したと考えるべきか、それとも超ぼっちだったと考えるべきか(笑)
  雪緒  : いや、あのさ。たとえぼっちでも実家の番号くらいあるべ…?
  PL2 : アドレスがあれば知り合いに電話できるかと思ったんだが……一人ぼっちじゃ仕方ないな。
  雪緒  : あと学校の番号とか…
  GM  : まぁ、それらの情報も全て空白なわけで。
  雪緒  : 徹底してるなー。
  PL2 : しかたないなー。
  雪緒  : あと携帯からわかることは、使い込み具合くらいだね。
  PL2 : じゃあ街にでも出てみる……いやホテルに行ってみるか?
  雪緒  : それに請求書がこの部屋にないならお金は実家が払ってるはず。         あるなら…ほんとに私どういう人間だったんだということになる。
  GM  : とりあえず請求書の類は見当たりませんが、ひょっとしたら来た分全てを処分しているだけかもしれませんしね。
  雪緒  : いやそれあんまりよくない気がするんだけど…
  GM  : ともあれ、洞窟から学園への移動、それから屋探しなんかをしていた関係で、そろそろ【昼】の時間帯に移行します。         次に何処へ行くかを検討してください。
  PL2 : 記憶に引っ掛かりそうなところを当てもなく歩いてみるか?
  雪緒  : まあいいや。ぐんにょりしてても仕方ないし、ホテルの方に向かうわ。知り合いに会う確率も高いだろうし。         ホテルがあるのは…西部かな?
  GM  : では、一先ず部屋から出ようとした時。         入るときには気づきませんでしたが、入り口のドアの内面側にコルクボードが掛けられていました。
  雪緒  : なんという死角!
  GM  : そこにあったのは、幾枚もの写真。         学校で、町で、自然の中で。         一人で、他人と、被写体と。         そこに、『貴方』の覚えていない貴方が、満面の笑顔を浮かべて幸せそうにしていました。         覚えの ない 誰か と  と  に  ――         ――ズキリ、と目の奥が熱くなります。         同時に、何かが吸い出されるような感覚、目の奥に集まるエネルギーの収束!         何かが、何かが、何かが、何かが、何かが、何かがなにかがなにかがなにかがなにかガナニカガナニカガ!
  雪緒  : 「…っ」         思わず、目を押さえ…
  GM  : ――キン         と、金属を金属で打ち合わせたような、そんな音と共に。         突然巻き起こった異常は、急速に鎮静へと向かいました。
  PL2 : なんか出るのか!?
  GM  : 同時に、ウェストポーチのポケットに入れて有った筈の白鏡が、淡く発光しているのが分かります。
  雪緒  : 「……っ…」         軽く片方の目を抑えたまま、もう片方の目を薄く開け、ポーチから鏡を取り出す。
  GM  : もちろん、その輝きは直ぐに収まるのですが、同時にそれが何を意味するのか少しだけ思い出しました。                [【活性の魔眼】及び【祭具・神鏡】が解放されました。]   GM  : 魔眼……人と異なる、異能。         明らかに普通では無いそれは、普通の『日常』を送る写真の『貴方』とはかけ離れた存在。         矛盾が、貴方の中に渦巻き、形となる前に散って行きました。         過去の貴方は、どういった存在だったのか……今の貴方には伺い知ることはできません。
  雪緒  : 「そ、そうだ、この鏡…」         曇らないようによく磨き上げられているだろう白銅鏡を覗き込む。         鏡に映った自分と、写真を見比べる。
  GM  : 同じ顔。         同じ人物。         けれど、どこまでも違う存在。         立ち位置の違いに、いっそ頭痛がしてくる程の違和感。
  雪緒  : 記憶がない、という事実を超えたところにあるような『違い』を。それだけは感じる。
  GM  : ともあれ、今わかるのはそれくらいでしょう。         これ以上を知る為には、もっと他の記憶、他の自分を知る必要がある。
  雪緒  : あと、これが魔術の秘匿にバリバリ引っかかることもわかるね。
  GM  : ええ、どう考えても貴方は『裏』側の人間であり、秘匿を守る義務があります。         まぁ、無視してヒャッハーしても構いませんが、おススメはしません(笑)
  PL2 : でもそういう知識はあるのか?>秘匿を守る義務
  雪緒  : そのあたりは知ってるとは、さっき言われたはず。
  GM  : 最初に言いましたが、聖杯戦争や魔術といった知識については把握しています。         ただ、自分が魔術師だったとか、魔術が使えるのか、という情報は不明だったわけですね。         とりあえず、魔眼持ちの異能者であるということは判明しました。         さて、さしあたり、次の移動先を決定しましょう。
  PL2 : ホテル!
  GM  : 西部のホテルの辺り、ということでよろしいですね?
  雪緒  : はーい。