第三次月詠聖杯戦争十三日目 昼パート2
13日目 昼 西区/赤風寺跡
クレダ : わたし悪女! すてき! 冗談です。
GM : もうちょっと段取りをうちあわせしましょうか。 籐河「じゃあこうしようぜ……このあと戦って、そして勝った方に、負けた方は以後全面的に協力する、って感じで」
クレダ : (完全漁夫の利狙いですねこれ)
セイバー: 『拙らが思いっきり不利な所狙ってきたであるな』 今の拙ら、結構ボロボロである(笑)
GM : ランサー「じゃあ日が暮れてからでもいいよ」 法鈴「えー、今襲うのじゃ、今ー」
クレダ : (っていうかもう逃げません? でもって、アンジェになんとかしてもらいましょう)
セイバー: 『(いやー、アンジェに頼むって普通にどうなんであるか?)』 家族であろーに(笑)
GM : 籐河「んじゃ日が暮れてから(夜)。場所はここ(赤風寺跡)で……いいな?」
クレダ : いえ、本気でやるつもりはないんですけど〜、その… 負けてもオッケーにしよう、と前もって断言されるのはそれはそれで、なんか舐められてるのかなー、って気が… まあ最初から命を奪うつもりはないんですけれども…。
GM : 殺し合う気だったのか?(笑)
セイバー: 『それであるが正直アンジェが先約で入ってるわけであるがどうするであるか、マスター』
GM : 法鈴「いやいや。バーサーカーも相当消耗してるんじゃろ? 横槍入れられないためにはさっさと決着つけたいのじゃ」
クレダ : 「もう逆に考えましょう。三つ巴のバトルロワイアルで」(どどーん)
GM : 籐河「まあお互い都合があるだろうけどよ……」 実際約束事をなくすとどう転ぶかわからなくなる。 ランサー「……結局いつ戦えばいいの? 今?」
クレダ : (っていうか前々から思ってたんですけど〜、藤河さんと戦った後、 アンジェと戦っても、たぶん勝てないんじゃないかな〜、と…)
セイバー: 『(まぁ、ふっつーに消耗してる所をジリ貧で負けるだけであろうな!)』
クレダ : (ここは明日の朝まで逃げて、回復をきちんとしてきたほうがいいのでは…)
GM : でも勝てば籐河の協力を得られるよ。>とうがと戦ったあと 逆に言うと、ランサーたちはくれだの協力を得られないとバーサーカーに勝てないってことだが。
クレダ : (百歩譲って、藤河さんたちが油揚げをかすめとるようなことをしなかったとしても、 出費にみあった収入とはイマイチ思えない…)
セイバー: 『(ま、拙のやることはどの道変わらんであるからな。マスターに任せるのである)』
GM : といっても、道を違えた以上、今更協力なんてできないんだろう?
クレダ : まあ、そうですね・。そこに法鈴がいた時点で、天秤は傾いてました。
GM : なら戦うしかないし、じゃあいつ戦うんだって話ですね。
クレダ : …いいたいことがないわけじゃないですが、そういうことでしたら初志貫徹です。 ここで脱落していただきます。
GM : 籐河の申し出は『夜にここで戦おう』です。
クレダ : それはちょっとなー。直後にアンジェが襲ってくることがわかりきってますから。 やるなら今じゃないかなーと。
GM : この場で? いや別にこっちはいいけど。
クレダ : …おお!? まずい、夜になったら天の目がよびだせることをすっかり忘れてました GMがしかけてくる非情な罠に対抗することばかり考えていて足元がおろそかに。
GM : 本日この場にて! 餓狼伝的展開。
クレダ : いけませんね。おとなしく夜までまちましょう。 「じゃあ夜で」
GM : 籐河「おう」 ランサー「『夜にここで決闘』だね。我が父アレスの名において、了承したよ」
クレダ : 「ちょっとまった。場所は変えましょう」 (館の原型がないとはいえ、どんな仕掛けが残ってるかわからないですからね…)
GM : 法鈴「えー、なんでじゃー。ここならうちに有利なんじゃよー。一応これ(大聖杯)が結界じゃしの」
クレダ : 「今すぐ聖杯を破壊してもよろしいのですよ」
GM : 法鈴「そして誰も助からないのじゃな。それ誰得なんじゃ?」
クレダ : 「相手に得をさせなければそれでいい、と考える人間もいますから、 気をつけたほうがよろしいです。まあ私のことではありませんけれど」
セイバー: まー聖杯壊すと拙も消えるであるがな(笑)
クレダ : 少なくとも私もイデENDはする気ないです。
GM : 法鈴「まあ戯言はさて置き。『ここ』なら、あの封印指定が横槍で対界宝具を叩き込んでくる可能性がゼロじゃよ」
クレダ : それアサシンとかの思考だし。
GM : 法鈴「一度目はともかく、大聖杯が露出した状態であれをやったら、それこそ大聖杯が吹き飛んで誰得エンドじゃ」
クレダ : 「そんなの、別の地区にいけばいいじゃないですか」
GM : 法鈴「別の地区とな。中天島ででもやりあいたいかの?」
クレダ : 「そんなに陣地にこもりたいんですか」
GM : 法鈴「いやそんな当たり前のことを言われても困るんじゃが。有利は取りたいに決まってるじゃろ?」
クレダ : うん、もう面倒だからあえて率直に言わせていただきますが PCに同意を求めつつNPCが自分に有利な方に話をもっていこうとするので、まったく気が休まりません。
GM : 何故気を休めようとする。
クレダ : NPCに対してじゃなく、GM個人に対してですよおおおお!
GM : どうしろと?(笑)
クレダ : もう手遅れです! 一度失った信頼は戻ってきません!(酷い まあ、それはいいんです。ただの愚痴ですから。 「じゃあ港湾区にしましょう。というかですね、ランサー対セイバーが発生しなければ、 そのままバーサーカーがなだれ込んでくるだけなので… 港湾区で手を打ってもらえると、はなす手間が省けて助かるんですが」
GM : 法鈴「では港湾区の『コンテナ倉庫』あたりかの」
クレダ : 「いえ港で」(どーせ、全区画に陣地もってそうですしね…)
GM : 法鈴「大まかな場所は飲んだんじゃから、細かいところはこっちの指定でいいと思うんじゃが?」
クレダ : 「嫌ならこの話は無しです」
GM : 法鈴「というか港ってどこじゃ港って。港湾区自体が港なんじゃ」
クレダ : あれ? ログに、港湾区 3 港 水産市場 コンテナ置き場 大型客船 水野屋ってあったから てっきり、港そのもの っていうブロックがあったのかと。
GM : ああ港か……まあ特定できるかな、これなら。一応地図をもう一回出しておきます。
クレダ : ええと、港で大丈夫? それが無理なら水産市場を希望します。屋上でも借りましょう。GM : はい、地図。港のあたりは、まあ一応わかりますか。 法鈴「ああ、港ってこのあたりじゃな。 ところで『この話は無し』となると今すぐ戦うことになるんじゃが、むしろこっちが有利なんじゃないかの?」
クレダ : 「そう思うならやればよろしい」 その場合、セイバーに集中防御してもらって、私はひたすら回復につとめる、という泥仕合がはじまりますけれどね… あるいは即逃げるか。
GM : ランサー「それは戦士の名誉にもとるから、ダメ。わかったよ。『夜に、港で決闘』だね」
クレダ : (っていうか、向こうが赤座家の”ばあちゃんの手作り礼装”持ってる時点で、陣地だけは避けないとかなりマズイ)
セイバー: 自前で宝具持ってるマスターとどっちが酷いんであろうな(笑)
クレダ : ぎくっ
GM : いやおばあちゃんは礼装じゃなく、結界のプロですよ。
クレダ : 結界師。東洋的な概念ですね。仏教系ですから当然ですか。
GM : 法鈴「戦士の名誉ってなんじゃ! 令呪を使うのじゃ、籐河! お前ののぞみはその程度なのかじゃ!」 籐河「いやあのな、ババア。俺はお前を好きで勝者にしたいわけじゃないんだからな。苦肉の策でやってんだからな・・・?」 法鈴「ところでじゃな。そこを戦う地点にするということは……横槍の対界宝具で周囲壊滅は覚悟してるんじゃな?」
クレダ : 「それはむしろ、こちらのセリフなんですけれど…藤河さん。 菊竹市の一区画を代償にしても、法鈴さんに従うのですか?」
GM : 籐河「……そもそもこのババアがいたからこそ、この街で聖杯戦争なんてものが開かれたんだ。 灯台も、中天島も、この寺も、ホテルも。あちこちひどいことになった。とっくの昔に許せねえよ」
クレダ : 「では、どうして? “あなたたちの有利なリングで、私達が戦えば何の問題もない”というのは駄目ですよ。 自分達が死ぬリスクを払って、他人が死なないようにするのは美談ですが」
GM : 籐河「『このババアがいなかったことになれば、この街で聖杯戦争は開かれない』」
クレダ : (うわぁ)
GM : 籐河「……こんな考え方はどうかというのはわかってるけどな。 ほかに、この街で出た被害をどうにかする方法がねえ。親父のことも……な」
クレダ : 「まあリセットするのが一番簡単かもしれないですが… ところであの聖杯って、私以外でも第一魔法使いにできるんですか? たとえば、セイバーとかランサーでも」 アンジェができるような話は聞いてましたけど。
GM : 法鈴「クロウ=メルヴェールにでも聞いたらどうじゃ。あやつがそれの専門じゃぞ」
クレダ : それが無理なら、捕らぬ狸の皮算用、ということですよね。
GM : 籐河「あと、俺はババアに従ってるわけじゃねえ。自分の意志で、こいつを勝者にしようとしてる……嫌だけどな」
クレダ : 「上等な詐欺師であればあるほど、被害者が“自分からすすんで騙される”よう誘導するものですよ」
GM : 法鈴「いやいや無駄に不安を煽ることこそ詐欺師の手口じゃろ」
クレダ : 「結局あなたのことじゃないですか」
GM : 法鈴「オヌシモナー」
クレダ : 「私は、人の心や気持ちをどうこうできる能力が自分にある、と考えたことはほとんどありませんけれど。 詐欺師になれる資質があるなら、光栄と考えるべきなのでしょうね」
GM : 法鈴「奇遇じゃな。わらわも他人を騙そうなんて思ったことがないのじゃ。 わらわはできる限り、お互いが得になるように取引をしてきたつもりじゃよ」
クレダ : 「思ったときにはすでにだますという行動は終了しているからですよね、わかります」
GM : 法鈴「なんて信用がないんじゃ。クロウなどと一緒にするでないわ。わらわがいつ、お主のことを騙したと言うんじゃ?」
セイバー: 『ぶっちゃけアンドレの件で大きい確執ができてるんじゃないかなーと思うのである』
GM : 法鈴「それは泣きたいのはこっちじゃからな? なんであんなことで消滅しないといけないのじゃ。止められるなら止めておったわ」
クレダ : 「それ関係ないですからね? な、い、で、す、か、ら、ね?」
GM : 籐河「……とにかく俺は、この街のことも、親父のこともなんとかするには……悔しいがこれしかないと思う」 これ=ババア
クレダ : (たった一人の人間が、なんでもやろうとすると、どうしても無理がでてくる…ということでしょうね) 「…誰にも。誰にも、藤河さんが欲しいもののことを“その程度のモノ”なんて言うことはできませんけれど。 それはあなた自身も同じですよ…?」
GM : 籐河「んじゃあ、クレダが勝ったら何が残るんだよ!」
クレダ : 「あなたには何も残らないかもしれないですね。それが嫌だから、武器をとったのでしょう?」
GM : 籐河「親父も死んだままで……それでいいのかよ?」
クレダ : 「やめて。いまさら…どんな顔すればいいっていうんですか。叔父さんの前で」
GM : 籐河「普通に笑ってればいいだろうがよ…… 俺は……俺は正直、親父のことはもういい。もう十年も前に死んだと思ってたんだ……諦めはついていた。 けどクレダ。お前にとってはそうじゃないだろ……? 俺には結衣がいるが、お前にとって家族が親父だけなら…… それを取り戻してやるのが、俺の……兄としてできることだと、決めたんだよ」
セイバー: 『うっわすげぇ空気読めてない発言であるぞ、ランサー』
GM : ランサー「話しすぎだよ……トーガ。そういうのは殴りあったあとにいうものだよ」
クレダ : 「アンジェリカと同じことを言うんですね」
GM : ランサー「女々しいっていう言葉は男女差別だから言いたくないけど」
クレダ : 「私の考え方は違いますが、どちらが正しいのかは…正直、分かりません」
GM : ランサー「もういいから殴り合って決着付けようよ」
クレダ : 「私と叔父さんの記憶を…、過去をすべて消すことができれば、最初からやり直せるのかもしれないけれど。 私は、アンジェに言ったのと同じことをくりかえすだけです」
セイバー: 『というかまぁ、前提間違っているんではないであるか?』
クレダ : 「前提というと?」
GM : 法鈴「(孫が何にこだわってるのかさっぱりわからないのじゃ)」
セイバー: 『正直トウガ、アンドレを取り戻すだの何だのであるが、 そもそもホーリンが居ないならアンドレという存在が存在しないのである。 だって、ホーリンの結界だのなんだのを阻止しようとして1回死んで、【アンドレになった】のであるからして』
GM : 法鈴「ふむ。まあ赤座輪堂という人間はいるが、それが聖堂教会には入ったりはしないじゃろうな」
クレダ : 「あちらを立てればこちらが立たず、ということですね」
GM : 籐河「けど、お互いに生きてるなら……会いに行けばいいじゃねえかよ」
クレダ : 「…記憶、なくなってるんじゃ…」
セイバー: 『というかそもそもであるが、アンドレを取り戻すだのなんだの言ってるであるが、トーガ。 トーガはマスターの家族になろうとしないのであるか? なんか最初から家族はアンドレだけとか諦めたような事言ってるであるが』
GM : 籐河「……確かにランサーの言うとおりだな。 そんなことは、勝負が終わってから言うべきだった……忘れてくれ」
セイバー: というか、マスターとトーガってそもそも2週間前は顔も名前も知らない他人同士である!(笑)
クレダ : 過去改変の話をし始めると、しょうがないんだけれど… たぶん、私と藤河さんが会うことがそもそも無くなりそーな予感が…と言おうと思ったけど空気よんで黙ります。
セイバー: 出会って2週間でちゃんと家族になるとか、ハードル高いにも程があるのであるから、 なんで最初っから『家族になれないんじゃね?』みたいな仮定で話すのであるか(笑)
GM : 普通に考えて無理だろ。 だからせめてアンドレを生き返らせようって結論になったわけで。
クレダ : まあ、いくら血縁があっても、初対面だったらそうそう実感沸きませんよね。 でもまあ…、長く一緒にすんでいれば、できる家族もありますよ。夫婦ってそういうものでしょう?
セイバー: どこが?というか。 アンドレが死んだ以上、そしてアンジェ以外の友人ももう居ない以上、マスターは本当の意味でもう天涯孤独である。
クレダ : う、急に寂しくなってきた。やばい、聖堂教会の友達… …いるわけない Σ
セイバー: 拙も聖杯戦争終わった後は消えるのであるし、マスターが多少なりとも家族と呼べる縁があるのは もうトーガ達だけなのであるぞ? なのに、何で無理と言うのであるか?
クレダ : この戦争が終ったら、故郷(焼け野原)に帰って、小さな酒場でも開きます 無理かどうかは…やってみないとわからないですけれど。 でも、やるかどうかは…やっぱり、個人の自由ですしね。
GM : アンドレを復活させればいいんじゃね(適当)
セイバー: うん、GM。そういう適当は背後霊怒らせるからな?
GM : 適当じゃない言い方だと藤河がの主張になります。
クレダ : PLとしてはともかく、PCとしてはどうなのかなー。 やっぱり会って期間が短すぎるし、まだ家族といわれても実感がわかない気がします。 そもそも家族ってなんだろう、とか言い出しかねないので。
セイバー: まぁ解るのである。ユイを救いたいしマスターを助けたいというのは解るであるが、 トーガ、それは違うであろう、という事である。
クレダ : 哲学的な質問じゃなく、家族の中ですごした時間が短すぎるんです。
セイバー: トーガのキャラが凄いブレて見えているのである。
GM : ブレ云々についてはなにも言いません。
クレダ : まあ、ここで「兄の手をかむ犬なんか妹じゃありません! ノラ犬です!」 と言われても、まあ、しょうがないかなーとは思いますが。
GM : ランサー「……それじゃ行こうか。 これ以上話してもお互いに、相手をけなすだけになるよ」
セイバー: 『うむ。まあどの道今のトーガではマスターを任せる事はできないであるからな。負けてあげないのである』
GM : 籐河「……じゃあ夜にな」
クレダ : 「はい」
GM : 法鈴「結局大事な問題がほったらかしになってる気がするんじゃが」
クレダ : 「水産市場の屋上でお待ちしてます」
GM : 法鈴「さっきと場所違っておるじゃろ!?」
クレダ : あれ、港は駄目だったんじゃ?
GM : 駄目の理由は?
クレダ : 別に明言はされてないですけど、港なんてあった? っていうからてっきり。
GM : いや港でいいよってことになったよ。法輪がごねてただけで。
クレダ : あ、わかりました。それじゃ港で。 演出でもなんでもないイメージですけど、埠頭の先端とかで待ちます。
GM : 法鈴「ではわらわも作業が増えたので失礼するのじゃ」 というわけでランサー陣は離脱します。
クレダ : じゃあ、ランサーたちに聞こえないように… 「さて、セイバー。法鈴は、四半日で陣地を作る能力があると思うのですが、いかがでしょうか?」
セイバー: 『どうもならないのではないか?回復して天目作っておくくらいであろう?』
クレダ : 「…ま、そうですね。正直裏の探りあいはもう疲れました。 ここは、向こうの時間を浪費させられただけで良しとしましょう」 昼の行動は終ってますから、あとはまつだけですn…っと。聖杯について調べるの忘れてました。 まあ、夜に調べて、クロウにメールして、そのまま港へ、って感じかな。
GM : クロウを呼ぶの?
クレダ : 呼ばないです。メールで聞くだけです。 さっきの質問、つまり「サーヴァント含む誰でも第一魔法使いになれるの?」ということを。
GM : 親切心ですが、メールで聴くより直接話したほうがいろいろ追求できるんでは?
クレダ : うーん。なるほど。そうするだけの時間がありそうなら、直接会いに行きましょうか。それなら。
GM : 呼べば? いやまあ間に合えばいいか。
クレダ : …っていうか、ああ、さすがにもう帰りましたか。無駄足!(涙
GM : じゃあ夜の調査と会話だけしていこうか。
クレダ : まあ、自分から出向きますよ。教会に残ってる(かもしれない)小物とか、取りにいくついで、ということで。
GM : まっぷたつだよ
13日目 夜 王子岬/教会
GM : とりあえず手持ちの小聖杯の調査? 探索魔術になります。
クレダ : 分割思考+〜 15an5+1an1 (ころころ……) [3,3,2,4,5,6,4,3,1,5,3,4,1,3,2]+[5] = 14 目はよかった。
GM : この程度か……
クレダ : そりゃそうですよ。全力でもしょせん魔力A、魔術Aで15が限界です。
見学者 : (GM、何か基準がおかしくなってない?)(笑)
クレダ : 今まで、出てきたほとんどの戦闘型魔術師と、基本のダイス数は変わらないです。 サーヴァントになるとやはり勝負にならないですね。
GM : でも頼子とか雪緒はこの判定に35とかいってるんだぞ?(笑)
見学者 : (ちょ、名前出すなそしてあれは切り札切ってるんだぞ)(笑)
GM : いや装填魔具まで突っ込んでるからですが。
クレダ : 頼子はプラスが二個ついているのが大きいですね。 雪緒さんはデータをみたことがないのでわかりませんが。 私は、装填魔具の魔術を、合体させる能力がありませんので、どのみちこれが限界です。
セイバー: まぁ確実に基準がおかしいのである。
GM : えーとまあ結界宝具なんですけど、どうせ装備はしないだろうからデータはオミットしますね。 では説明。とりあえず『宝具』の一種のようですね。 名称は『小聖杯・無の否定』 凄まじい魔力の片鱗を感じ取れます。 それはこの宝具自体の魔力ではなく、大聖杯と直結しているからでしょう。 この宝具を所有していると『運命に抗うもの』Aが付与されます。 これはいわゆる特典なので、装備していなくても結構です。 全体に術式が刻まれており、そのほとんどが小聖杯として何らかの機能を発揮するためのものだと思われます。 クロウの話を間に受けるなら、これこそ無の魔法使いの召喚陣ということになるのでしょう。 こんなところでよろしいでしょうか。
クレダ : なるほど。クロウが言っていた情報が正しいかどうか、や、 無の魔法使いをよびだすとどうなるか、はわからない?
GM : この魔法陣で無の魔法使いを呼び出せるかどうか。 そして無の魔法使いを呼び出すとどうなるか、は専門外なのでちょっとわかんないですね。
クレダ : なるほど。
GM : ああ、ただ悪魔召喚陣とかはよく見てるだろうから、召喚陣だろうということはわかる。 そしてこの召喚陣を破損することは、この小聖杯の機能が停止することに直結します。 こんなところでしょうか。
クレダ : 「まあこんなもんでしょうか。いくら魔力魔術Aとはいえ、サーヴァントでもない平均的な魔術師ではこれが限界ですね。 私にできたら、この聖杯戦争に参加した魔術師みんなに情報が駄々漏れになってることになるし… ああ、キャスターがここにいればなあ」 でもって、一応クロウにも、昼に聞くつもりだった内容を聞いておきましょうか。
GM : いやあの機械人類にはこういうのさっぱりわからなかったと思いますよ。
クレダ : え、でも魔力A魔術Aじゃ? スキャン能力くらいはあった・・・と信じたい。いえまあ、無いならないで別にいいんですが。
セイバー: 魔術スキルは無かったであるな。使ってたのは代用品である。
GM : あいつが持っているスキルは高速神言(偽)、しかも魔術音痴A、ライダーの方が・・・(笑)
クレダ : なーんだ。ま、そうしたらクロウと話をして、さっさと港に行きましょう。まったく手番を無駄にしてしまいました。 キャラクターの行動が1回と決められてると面倒ですね。
GM : クロウ「お。なんだリタイアか? それとも悪巧みの相談か? 聖杯使うときは言ってくれよな。その場に俺も立ち会わないといけないしよ」
クレダ : 「第一魔法使いってサーヴァントとかでもなれるんですか?」
GM : クロウ「えー……正直に言っていいか? 正直、わからん。 ただ第一魔法使いは、前も今も『人間』だったな。これはただの実例ってやつでそれ以上の意味はない」
クレダ : 「うわぁ…まあ科学実験でもないし、そんなもんか…」
GM : クロウ「うーん。まあそうだな……理論上は『可能』だとは思うけどな。 サーヴァントだって元は人間だったわけだろう? 第一魔法使いになった以上、そこまでさかのぼってフェイズシフトするんだからよ」
クレダ : 「………たまに例外もいますけどね」 (セイバーにいたっては、物語の登場人物ですからね…)
GM : クロウ「あまり例外を突っ込まないで欲しいぜ。失敗できない実験なんだからよ」
クレダ : 「前々から思ってましたけど、一人の人間に世界の命運がかかってるって、ものすごく脆い世界ですよね。 世界中の人は思わないんでしょうか。自分たちの存在はなんて軽いのかと」
GM : クロウ「ああ、まあ俺の研究だと『修正力』ってのが働くみたいだけどな」
クレダ : 「ははぁ。なんですかそれ?」
GM : クロウ「例えば、過去に戻って何かを変えても。世界の修正力が働いて、結局同じような世界になるって話だ。 これを俺はアトラクタフィールド理論と――」
クレダ : 「なるほど」 時間旅行物の小説みたいな話になってきましたね。
GM : さておき。 クロウ「まあ、修正力ってのはあくまで大まかな流れの修正だ。 個人個人はよほど重要人物じゃなきゃ見逃されるだろうけどな」
クレダ : 「最近良く見るんですけれど… あなたも、世界を意思ある者のように言うのですね。 流行の擬人化というものですか?」
GM : クロウ「まー俺もこの業界長いからな。いわゆる『抑止力』の一種だな。 アラヤ理論っていうんだが……お前の連れてるサーヴァントだってその道具の一つなんだぜ?」
クレダ : 「私も、多少はいろいろなところを巡ってきましたが… 世界は、どこにいっても、大地があって、自然があって、その地域の人がいた、だけでしたよ」
GM : あ、世界に意思があるというのは、月姫世界では非常に深遠な知識であり、おそらく正解です。
クレダ : ええ、わかってますよ。 「別に、世界が意識的に、私達に生きる権利をくれたり、逆に迫害したりはしないんじゃないか。つまり―― “人は、その気さえあれば、生きられるんじゃないか”。そう思います。多少の苦労はあってもね」
GM : クロウ「俺だって神様だかなんだかに興味はねえよ。せいぜいトサカに触れないように気をつけるだけだ。 人はパンと葡萄酒のみで生きるにあらず、じゃねえの」
クレダ : 「…ただ、これは、私の感覚で、20年間収集していた人生経験から言っているだけで、 それが間違っていないとは断言できません。でも、正しければいいな、と思います。 何も知らない相手から、自分のことを決め付けられるのって、面白くないですからね。 ただ、面白くなくても、それがルールだというなら従いますよ」 (ただし…奴隷のまま死ぬまでのたくるつもりは毛頭ありませんが) そのために、世の中を変えようとして紛争地帯に行ったり、基金の運営に関わったりしてきたわけだし。
GM : クロウ「セイバーを魔法使いにするってことか?」
クレダ : 「……ん? ああ…そうですね…、まあ、本当に、聖杯が“願いをかなえるアイテム”なら、 それが筋か、とは思ってましたね。この聖杯戦争は、私とセイバーで戦ったものですから、 本来は、私とセイバーに、半分ずつ願いをかなえる権利があるはずです」
GM : クロウ「最後はマスターとサーヴァントで殺し合いになるんじゃねえの」
クレダ : 「私自身に願いがあるとすれば、それはユイちゃんのことだけですが、 しかし、今すぐ聖杯に頼まなければならないことでもないでしょう。 なら、セイバーの願いを優先するのが正道では? …と、思ってはいたんです、が。 第一魔法使いになれば、結果的に願いが叶えられる、というのであれば、考え物ですね。 第一魔法使いになったらどうなるんです?」
GM : クロウ「第一魔法のストッカーになる」
クレダ : 「イタリア語でお願いします」
GM : 同じ同じ(笑)
クレダ : ストッカーって英語じゃないですか! じゃあ日本語でもいいです!(笑)
GM : クロウ「改めて説明するか……まあ要するに第一魔法『無の否定』の担い手になる。 この魔法は保持者が一人しかいない。魔法ってのはそれだけで根源に直結するものだが、 第一魔法はその最たるものだ。担い手であるだけで根源に到達しちまう」
クレダ : 「人間がサーヴァントになるようなものですか?」
GM : クロウ「ああその理解でいいと思うぜ。ただしサーヴァントとは行く場所が違うけどな。 そして第一魔法の効果で、その担い手は『最初からいなかったことになる』だな」
クレダ : 「ちなみに、あの大聖杯で何人分使えるんです?」
GM : クロウ「何人分ってどういう意図だ? 主語は?」
クレダ : 「仮定として、赤座寺跡地にある大聖杯を使い、私が第一魔法使いになった後に、 セイバーが第一魔法使いになろうとしたら、どうなるか、ということです」
GM : クロウ「魔法使いは当番制だから、一人にしかなれない。つまり当番をすぐチェンジするってことか?」
クレダ : 「それが可能か否か、ということです」<チェンジ
GM : クロウ「さあどうだろうな……それができたら俺は200年も召喚に時間を費やしてねえかもな」
クレダ : 本音を言うと、誰かが第一魔法使いになった後に、別の誰かが漁夫の利でその座を奪えるかどうか、が気になったので。
GM : クロウ「おそらく無理だな。押しつけは即座に、そして隔離は強制的に行われた」
クレダ : 「つまり、早い者勝ちと」
GM : クロウ「ま、しょせん俺の実体験だが……魔法を一つ、使うのがせいぜいだな」
クレダ : ああ、なるほど。それで願いをかなえろと。
GM : クロウ「ちなみに俺が『今』の魔法使いのことを覚えてるのは、その時に死と忘却を消されたからだ」
クレダ : 聞きたいのはそんなところでしょうか。珍しく有意義な会話でした。
GM : なんだかんだで唯一の専門家ですからね。
クレダ : クロウと話して初めてまともなことが聞けたような気がしないでもない。
GM : 魔法使いの話題に関してはクロウの協力は避けえない。
クレダ : 「あ、やば。もうこんな時間」
GM : クロウ「もう良い子は寝る時間だな」
クレダ : 「では、寝ない悪い子と密会してきます」