第三次月詠聖杯戦争十二日目 深夜パート4

12日目 深夜 西区/赤風寺 西区/荒野


  クレダ : えーっと、順番的には私なんですけど、戦闘フィールドにいないんですよね。         この場合どうなるんでしょう。行動してもいいのでしょうか?
  GM  : いいよ。
  クレダ : わかりました。         ええと、セイバーにMPやHPを譲渡するのって、距離が離れていてもできますよね?
  GM  : 離れていてもできます。
  クレダ : 了解。じゃあ、MPのゆるす限りセイバーに補給をすることにしましょう。         なので私の行動は、回復魔術を達成値半分で自分にかける を3回です。         10an5+1an1 MP         (ころころ……×2) = 10 , 6         12an4 瞬間魔眼、自分へ。内容は上と同じ         (ころころ……) [5,2,6,5,4,1,1,1,4,3,4,2] = 9         MPが32点になったので、いったんセイバーにすべて譲渡します。         最後の行動、同内容でMP回復。         10an5+1an1 MP         (ころころ……) [5,2,6,3,3,6,3,5,4,5]+[6] = 8         行動おしまい。これで鎧くらいはつくってもらえるはず。ううううん、待つしかないってツライ…
  セイバー: 何点くれるのであるか?
  クレダ : MP32点ですね。
  セイバー: えーと、すると…うむ、で、次で拙の行動であるか?         あぁ、それとも乱入で行動消費した事になるんであるか?ラウンド始めに来た筈であるが。      配置:イヴ/アダム:セイバー+バーサーカー/アンジェ      IV:バーサーカー、アダム、クレダ、セイバー、イヴ、アンジェ   GM  : いや行動していいんじゃないですかね。
  セイバー: では、鎧作成である。MP30点使用!         『うむ、マスターからの電波を受信したである!』 (がきょきょん!)
  クレダ : (電波っていうな!(笑))
  GM  : アンジェ「何を受信してるのかな……」
  セイバー: 『さて、ところでアダムよ。聞きたい事があるであるが』         戦闘が一端終わったので復活したヴォーパルを構えて。
  GM  : アダム「言ってみろ」         17an5 とりあえずイヴは全力でアダムを回復する。         (ころころ……) [2,2,2,3,6,5,5,5,4,6,4,2,4,6,4,4,5] = 14         14回復7消費
  セイバー: 『アダムは、どのくらい満足であるか?』
  GM  : アダム「そんな評価は死んでからすればいい」
  セイバー: 『今聞きたいのである。拙は、沢山満足したであるぞ!』
  GM  : アダム「俺はまだなにも為してはいない。評価などする段階ではない。俺にそんな感慨は必要ない」
  セイバー: 『そうであるか?拙は、この世界を見れたし、人と沢山喋れたし、マスターを守る事もできたのである!          これは前の拙じゃあどうなってもできないことである。まぁ、まだやりかけであるが。          でも、拙はたとえ今消えるにしたって満足して消えれるである。          アダムにしたって、何かあるのではないであるか?          最初は何も持って無くとも、見つけた事はあるのではないであるか?』
  GM  : アダム「そうだな。そのために俺は剣をとっている」
  セイバー: 『どっちにしろ、多分此処で拙かアダムのどっちか消えるであるからな。聞いておきたかったのである』
  GM  : アダム「セイバー。俺はお前が気に入らなかったし、やはり気に入らない。             生きているうちに人生の価値を決めるのは、俺の主義ではないっ!」
  セイバー: 『見解の相違であるな。生きているうちに、自分で決めなくてどうするであるか?          良く知ってる人なら、良く知らない他人なら、自分をどう評価しても良いというのであるか?          拙は、拙自身の意思で、この世界に生きていたという証を残したであるぞ』         それはマスターであったり、拙自身が話した人達であったり。
  GM  : アダム「自らの価値を決めたら、そこで生きる意味はなくなる――             ――それが世界の滅びであっても、俺は最後まで生きて、全力を尽くす」
  セイバー: 『やっぱり、似てるだけで全く違うであるな。だが、それが良いのである。それで良い』         がしょん、とヴォーパル構えるのである。         『簒奪神剣を撃つ程度の魔力は戻ったであるな?』
  GM  : アダム「では全力を尽くさせてもらおう――――イヴ。             令呪を以て命ずる。飛べ!」         イヴ「なっ……アダム!?」         反駁の機会すらなく、アダムの最後の令呪によって、アサシンはこの場から転移します。
  セイバー: 『アンジェ。向こう(イヴ)は頼むである。拙には、此処でやらねばならぬ事があるのである』
  GM  : アンジェ「ウェヒヒヒ……このパターンは見覚えあるよ」
  セイバー: 『アンジェには本当に、世話をかけてすまないであるなぁ』
  GM  : アンジェ「任せるのはいいけど、アサシンはどこに消えたんだろうね」
  セイバー: 『あぁ、これ持ってくである』         十戒の断片オフ、アンジェに渡す。
  GM  : アンジェ「これでわかるのかな?」
  セイバー: 『装備した奴に攻撃当てれば、サーヴァントの位置が解るようになってるのである』
  GM  : アンジェ「それなら喜んで離脱させてもらうよ。ウェヒヒヒ」         メタ的に聞くけどバーサーカーは残していく?
  セイバー: いや、連れてって欲しいである。
  GM  : うい。ではアンジェの行動はバーサーカーを連れて離脱ですね。         アンジェ「バーサーカー! こっちに……来なさい!」         バーサーカーを背後から射撃してぶっとばす。         バーサーカー『■■■■■■■■■――――!』         離脱。炎の天使と封印指定は西区の荒野に駆け出します。      配置:アダム:セイバー      IV:アダム、クレダ、セイバー   GM  : 3ターン目終了ですね。
  クレダ : …あ、私も冒頭宣言あるみたいですね。いえ、内容は2R目と変わらないんですが。
  セイバー: バーブレッドを使用!
  クレダ : ううう、合流したい。
  GM  : すれば?(笑)         赤風寺の跡地は溶岩で煮え立ち         大地が溶けて、大穴が開き、そこに溶岩が流れ込んでいきます。         赤風寺の地下にある巨大な空洞。         そこに安置された巨大な魔法陣と大聖杯が露出し、上にいるセイバーにも見えるようになっています。
  クレダ : えーっと…         「どうやって通ればいいのコレ!?」
  GM  : トラウマさえ乗り越えればクレダも……火傷するか(笑)
  クレダ : 物理的に無理でしょ!?
  GM  : 飛んでれば平気なんじゃね。
  クレダ : うーん… とりあえず、まだ無事な地面の断片の上をジャンプしながら、八艘とびの要領で跳んでいきます。         「なっ、せっ、ばっ、なるっっっ!」
  GM  : 冗談はさて置き。アダムの冒頭宣言でプロトカルキを起動。         「音声起動コードを入力する。          我は常世全ての善を敷くもの、常世全ての悪を敷くもの。          System KALKI-0。執行者モード、起動」         赤風寺後から、バイクがパーツに分裂して、アダムに飛んできます。         そしてパワードスーツとして再構成されていく。         アダム「これから貴様を倒す。そしてそのあとはバーサーカーを追い、これを倒す」
  セイバー: 拙としては、安全な所に居て欲しいであるが(笑)>マスター
  GM  : アダム「貴様のマスターは逃がしたほうがいい。もうすぐ俺は対象の見境がなくなるぞ」
  セイバー: 『拙は負ける気は無いである。此処で、アダムを倒すであるからな』
  クレダ : 私にだって切り札がありますし。それに、ここまできたら、死ぬときは一緒です。
  GM  : アダム「そうか――――では最後の勝負だ」         アダムの顔をパワードスーツのマスクが覆い、目が赤く輝きます。         アダム『執行者モードを起動。全ての悪を殲滅します』         背中のジェットパックで飛び上がり、凄まじい速度で急降下してきます。         ではメインターンに入りましょうか。アダム、セイバー、クレダの順番ですね。         とりあえずクレダはまだ来ていないとしてセイバーのみを殴ります。
  クレダ : うわーっ、そういえば敏捷Eに戻ってたぁ!
  GM  : 魔剣を開放せずそのまま叩きつけてきます。         25an5+10an5+10+30         (ころころ……) [6,4,6,3,5,(中略),5,5,1,3,2]+10+30 = 71         15点消費、どがんっ! 防護点は有効です。
  セイバー: んー、簒奪神剣、もしかして使えないであるか?
  GM  : 簒奪王剣ですね。あれはイヴが状況に応じて開放してるんで。
  セイバー: あぁ、逃がしたから使えないであるか。
  GM  : とりあえず神の鞭も天魔失墜も無効化されると踏んでいたんで、どっちみち素で殴ってきますが。
  セイバー: 強化魔術ってまだ残ってるであるか?
  GM  : 残ってます。
  クレダ : 5ラウンドは継続するはずです。
  セイバー: では、えーと。耐久A、武術A、武錬A、強化5、魔力放出5点、武錬++、耐久+、45+10が最大であるな。         バーブレッド20、素のHPから5点消費。         45an5+10         (ころころ……) [4,2,3,1,3,(中略),3,6,3,3,6]+10 = 46         んんーむ。ラック。         9an5+46         (ころころ……) [6,4,1,6,5,5,4,3,4]+46 = 53         差分値18点であるな。
  GM  : ちなみにHP残り幾つですか?
  セイバー: 43+5!
  GM  : 攻撃力は32+10で42です!
  セイバー: で、差分18で、60?
  GM  : そうだね。
  セイバー: 35点弾いて、25点ダメージであるな!
  GM  : どごんっ!
  セイバー: 『くっ!流石にきっついであるな!』
  GM  : アダム『排除する』         お互い人間じゃない強度で殴り合っています。
  セイバー: で。現状である!         HP18/58、MP1/21、バーブレッド5/80!ボロボロであるな!         まぁ、アダムも似たようなもんであると思うが(笑)
  GM  : 似たようなものです。
  クレダ : 鎧はあるんですよね?
  セイバー: あるであるぞ。
  クレダ : じゃあ、あと必要なのはMP、または支援行動ですね。
  GM  : 行動遅らせますか?
  クレダ : いえ。そうする意味はないと思います。
  セイバー: んー。鎧使うと死ぬであるから、HPも欲しいのであるが。
  クレダ : あ、いや、逃げるならそれもありですが<行動を遅らせる         HPは13点以上あればとりあえず大丈夫?         あ、そっか。鎧がある以上、MPは魔力開放分あればいいのか。
  セイバー: HPは、えーと。38点にまで戻れば、鎧使ってもギリッギリHP1で残るである。
  クレダ : 30点ですか…ハードですね。
  セイバー: ただ、怪力の代償5点、武錬++のコスト10点も欲しい所であるな、欲を言えば。
  クレダ : わかりました。じゃあ私の行動1、2は、私とセイバーに対軍回復魔術です。達成値の半分HPを回復させます。         10an5+1an1         (ころころ……×2) = 9 , 8         うーん、悩みますけど…2回目にラックします。         2an5+1an1+8         (ころころ……) [1,3]+[6]+8 = 10
  GM  : 10、9
  セイバー: 達成値半分であるから、5、5ではないか?
  クレダ : 達成値半減なので、5点ずつ。計10点ずつ回復。         そして私のHPを即セイバーに譲渡します。これで38。
  セイバー: おっと、それであるか。えーと、マスター、今MPは幾つであるか?
  クレダ : 4ですね。怪力と武練以外にもMP必要でした?
  セイバー: ヴォーパルの消費MPがちと足りんかもしれんであるな。
  クレダ : …ついに、切り札を切るときがきましたね。
  GM  : ほほう。
  クレダ : と言っても、先輩の頼子さんとかなら普通にやってることだと思いますが。         あとMP何点渡せばいけます?>セイバー         あ、いや、あればあるだけいいのか。++のコストにもなるし。
  セイバー: えーと。まず、コストが幾らいるであるか計算であるな。         ヴォーパル消費MP15点、魔力放出5点、武錬++HP10点、怪力代償HP5点、総HP20点のMP20点である。         で、これ消費した後、拙のHPが38であったなら、鎧使ってもギリギリHP1で生き残るである。
  クレダ : え、HP20のMP15じゃ?         っていうか、これから、残された1行動で35点戻せ、と。
  GM  : にかするんじゃないの?(笑)
  クレダ : あ、逆か。MP20の、HP15。それならいける…か。
  セイバー: おっと。>MP15MP20
  クレダ : じゃあ、まず瞬間魔眼でセイバーのHPを回復させます。         アイテムの目薬…もとい魔眼ブースターも使用。         12an4+1d6         (ころころ……) [6,2,4,5,1,3,6,4,3,4,3,3]+[1] = 10         5点回復ー。最後の行動は、対軍回復魔術。セイバーと私のHPを半減回復。         10an5+1an1         (ころころ……) [3,5,5,6,6,1,3,4,6,4]+[1] = 8         そ、し、て。         「セイバーーー!」         遠くから声をかけます。         (視線が通れば…いける)         左目である結界宝具としての効果を使用し、陣地効果としてプールされているMPをセイバーに譲渡します。         これで…20点。最後に、回復したHPと最後のMPを全部譲渡して…
  GM  : 足りた?
  セイバー: 『全く…下がっていろと言ったであろうに!』
  クレダ : 「いーやーでーすっ。だって、見てるだけだったら、ほんとに死にそうなんだもの…」         計、HP13、MP24が利用できる計算です。
  GM  : おお。何点回復した?
  セイバー: MPは全快、全部HPに回すのである!         HPは全快、そして余り26点をバーブレッドHPに回す!
  クレダ : 「アンジェも、クリームヒルトも、アダムも、もちろんあなたもそうだけど、イノチ粗末にしすぎです。          …他人の事、言えないけど」         魔眼の予備エネルギーも、全部外に出す。
  セイバー: 『マスターは本当に馬鹿であるなぁ!無茶しすぎである!』
  クレダ : 「あなたには一番言われたくない」
  GM  : ではセイバーの行動?
  クレダ : はい。
  セイバー: 『なら、そんな馬鹿なマスターのサーヴァントである拙は、もっと馬鹿を貫き通さないと嘘であるな!』 
  クレダ : 「馬鹿馬鹿言うな!」         馬鹿って言うほうが馬鹿なんだぞ、と思いつつ。
  セイバー: 剣を構える。貫いてなお貫き通す大剣を構えて、自分と一番似てて一番違う相手に、突き徹す!
  クレダ : 「あーもー! 馬鹿でもなんでもいい! だから…見せてください。前を往くあなたの背中を」
  GM  : アダム『対象の増加を確認。全て粛清する』
  セイバー: 『なんやかんやで結構長い付き合いであったが、これで最後である、アダム!名残惜しいであるがな!』
  クレダ : (――押し通せっ――!)
  セイバー: 鎧がギシリと軋んだ音を立てて。まるで弓矢のように剣を引き。篭められた力にビシリと地面にひび割れが走る。
  GM  : アダム=カルキは流星のように尾を引いて、上空を機動しています。
  セイバー『錐穿ち首狩る大剣(ヴォーパル・ソード)!!』         筋力A、武錬A、武術A、武錬++、怪力A、強化5、宝具補正20、魔力放出5点消費、         鎧消費で達成値+30、60ダイス+40である! 基礎攻撃力は5+10+5+5で25であるな。         では、判定である!
  GM  : どうぞ!
  セイバー: 60an5+40         (ころころ……) [3,3,3,3,1,(中略),6,4,3,6,6]+40 = 92         ラックは無し!これで決定である!達成値92点、2回攻撃である!
  GM  : うへえ。とりあえず15点消費で……         さらに追加で12点消費。それでもまだ間に合わないので小聖杯の『運命に抗うもの』A+を追加。         35an5+40+12+10an5 27点消費         (ころころ……) [2,6,3,1,2,(中略),1,6,2,2,1] = 92         一発目半々!二発目は15点消費のみ。         35an5+40+10an5         (ころころ……) [4,1,5,2,2,(中略),1,2,5,2,2] = 82         一発目は差分0。2発目は差分10で命中。
  セイバー: 勝ったであるが、これ防御抜けるであるかなぁ、ダメージ35点である!(笑)
  GM  : こちらの装甲は20です。ぎりぎりまでHP削って対応していたので・・・それで撃墜ですね。         ヴォーパルソードがカルキを貫き、切り裂く!
  セイバー: では、一刺し目は防がれたであるが、二刺し目で心臓を抉り貫くである。
  GM  : 喉にしておけ、心臓はまずい(笑)
  セイバー: だから、抉り貫いたから小聖杯取り出したって事である(笑)
  クレダ : …これまでの癖で、祈ろうとするんですが、誰に祈ればいいかわからず、静かに十字をきります。
  GM  : ではバラバラになったカルキとアダムが落下してきます         そして溶岩に落下し、燃え盛る岩の中でアダムに火がつく。
  セイバー: では、鎧が脱げて身軽になったので、アダムの身体は受け止めるのである。
  GM  : どっちなんだ?(笑)
  セイバー: いや、受け止めさせて欲しいである(笑)         「よっと……拙の勝ちであるな、アダム」
  GM  : アダム「……そのようだな」
  セイバー: 「眠りたい場所はあるであるか?」
  GM  : 動力を失ったその体は急速に灰になっていきます。         アダム「眠りなどない――――俺はただ消えるだけだ」
  セイバー: 「いいや。アダム。アダムは、拙とは違うのである。          拙は、本来なら肉も無く、本来なら魂など無く、ただ作られて、          命じられるまま動くだけの存在である。そういうだけの存在であった。          だが、アダムは最初から、何かを見つけようとしていたのであろう?          なら、やっぱり拙とは違うのである。拙は、最初に【それ】は無かったであるから。          なら、アダムはやっぱり、最後は眠るんである」
  GM  : アダム「俺は世界を破壊しようとした――――俺に行くべき『場所』などない。             居場所があるとしたら、それはイヴの……ところだけだ」
  クレダ : 「いいえ。この世界はね…みんなのものですよ。          この世界を憎む人もまた、この世界の中で生きてるんです。          あなたがいて、帰るべき場所は、この世界以外にありえません。          …あなたの生まれた場所なんですから」
  GM  : アダム「…………」
  セイバー: 「ま。されど、解ったである」         灰になっていくアダムの身体を、一部掴み。
  クレダ : この人が、聖杯戦争になんて、ひいては世界をどうこうできる立場になければ、         殺し合いなんかしなくてすんだかもしれないのに。
  セイバー: 「きちんと届けるである。これは、約束であるからな」         掌の中の、一握の灰。
  GM  : アダム「……紅茶と茶菓子。日当たりのいい椅子に……何もない穏やかな時間。             そしてイヴがいれば……俺は充分、満足だった。             これが先刻の返事だ……セイバー」         その些細な願いさえ成り立たなかった。         アダム「イヴの願いを叶えられなかったのは不本意だが……つまずくのなら、最初が良かったのだろうな」
  クレダ : 勝っても負けても叶わぬ願い。…ですか。
  セイバー: 「そうであるか。それなら、いいのである。          おやすみである、アダム」
  GM  : 目を閉じ、微笑んで         最強のホムンクルス。アダムは、灰となって溶岩の海に消えました。

   ―――――アダム=ツヴァイ 死亡


  GM  : そして同時刻。         アンジェの方とアサシンでひと悶着あるんですが、幕間とか用意してないどうしよう。
  クレダ : 1.GMは突然いいアイディアを思いつく         2.ジョバンニが助けてくれる         3.続きは明日。現実は非情である
  見学者 : (結果だけ言って幕間は明日公開すればいいじゃない)
  GM  : では実況形式で実況していきましょう。
  クレダ : なん… ですって…
  セイバー: まぁ、拙は荒野地帯に赴くであるけどな(笑)
  GM  : 少し時間が戻ります。セイバーから宝具をもらったアンジェは、         アサシンの居場所を探知してバーサーカーに捕まり、猛スピードで荒野を飛行していきます。         アンジェ「意外と近い……っていうか、近づいてきてる? 離脱したのになんで?」         そしてアンジェはある地点でバーサーカーから飛び降り、弓を構えて荒野の一点の撃ち放ちます。         光が荒野をえぐり、その直前にアサシンが実体化。         アンジェは距離をとったままアサシンを狙撃するために弓を構えます。         アサシン「待ってください――――戦う意図はありません」         アンジェ「そっちにはなくてもこっちにはあるよ。さよならアサシン、速やかに消えてもらうよ」         その時         彼女たちの後方で凄まじい轟音……まあセイバーの宝具が炸裂します。         そしてアサシンが膝をつき……その体が分解していきます。         主を失ったことによる、サーヴァントの不安定化です。         単独行動スキルがあればこれに抵抗できるのですが、アサシンにはそんなものはありません。         ……あってもよかったね、考えてみれば。         アサシン「ああ……アダム」         アンジェ「ウェヒヒヒ。なんで悲しそうなフリしてるの?               陰謀で虐殺を引き起こして、あまつさえ世界を破壊しようとした腹黒王女様が」         アサシン「もう結構です……せめてアダムのところまで通して頂けませんか」         アンジェ「悪いけど……貴女みたいな陰謀家に譲歩する気はないよ。念のため、今すぐ消えてもらう」         アサシン「そうですか……私はまた、死に目にすら会えないのですね。              ですが……あなたの介錯はうけません」         そういってアサシンは自らの宝具の一つ……簒奪王剣・天魔失墜を召喚します。         たどたどしい手つきでその大剣を握り……思い切り、自らの胸に突き立てました。         アサシン「かっ……はっ……」         アンジェ「霊核を……貫いた。              ……嘘じゃなかったんだ。悪かったね」         アサシン「だから言ったじゃあ……ないですか。              私は貴女のせいで……愛する人間に、最後まで会えなかった。そのことを、忘れないで……くださいね」         アンジェ「性格悪いよ。最後まで関係ない相手に『呪い』を残していくなんて。ウェヒヒヒ。              大体……愛していた? 利用してた、の間違いじゃないかな」         アサシン「……アダムは、私の目的が世界の破壊だと知っても……それを叶えるために尽くしてくれた。              私はそれを忘れさせなければいけないと思っていたのに……              世界の破壊なんて……そんなことは、シグルドも、アッティラも、認めなかったに決まっています……              けれどアダムは……私のどうしようもないわがままを……子供のような癇癪を……認めて、受け止めてくれた……              それがわかったとき……そしてそのアダムが死んだとき……私の復讐の炎は、消えていたんです。              そんなどうでもいいことで」         アンジェ「…………」         アサシン「ふふ……貴女が子供のようにこだわっていることも、そんなどうでもいいことで気が済むことでしかない。              そんなこと……その程度のこと、なんですよ……」         生前と同じく、グラムによってクリームヒルトは命を落とします。
  クレダ : そうですね。そんなもんですよ。

   ―――――アサシン、クリームヒルト 脱落


  GM  : あとに残るのは封印指定の少女。         アンジェ「最後の最後まで……嫌な女だったね」
  クレダ : でも、そんなことすらどうにもできないのが人間で。
  GM  : アンジェ「どうでもいいなんて……あの時の彼女たちの叫びと無念と、理不尽がどうでもいいなんて……」
  クレダ : その程度のことだからこそ…今、生きていられる人もいる。それだけのことです。
  GM  : アンジェ「そんなはずがないっ……!」
  クレダ : “個人にとってみれば”ね。
  GM  : アンジェ「それにしても予想外の消耗をしちゃったよ……              今日中に決着をつけるつもりだったけど、これは明日に持ち越しだね。ウェヒヒヒ。              共通の敵は一通り倒した……あとは仲間割れの時間だよ、クレダちゃん」         以上。実況終了します。
  クレダ : うーん、とてもクリームヒルトらしい最後でした。
  GM  : 最後の最後まで悪女を貫き、他人を呪いながら、しかも自分は救われて死ぬ。         ある意味最悪ですね。まあそれが神話級スイーツの由縁です。
  クレダ : 正確に言えば、「救われた気分で」死んだ、というだけで… 自分をそんな境遇に追い込んだ、         自分自身の価値観からは最後まで逃げられませんでしたけどね。
  GM  : まあ流石に英霊ですからね。そこのところが変わるには年月が立ちすぎている。         アダムみたいにまっさらすぎるのも何ですが。
  セイバー: ま、元は人間であるからな。いろいろあるのである。
  クレダ : まあ、悪いけれど、傷つけられてあげられるような良心は持ってなかったわけですが…。         その場にいないPCにとっては知らぬが仏ですね。
  GM  : またアンジェにババを押し付けた形になってる(笑)
  クレダ : っていうかもう、自分からハズレを引きにいっているようにしか思えないんですが。(苦笑)
  GM  : さて。これで12日目も終了です。13日目の行動方針を確認しましょう。
  クレダ : アンジェと戦う、しかないですよね。         それとも赤座法鈴探しますか …探してもすることないか。         あ…そういえば、聖杯が事前情報どおりのものなのか、調べることってできるでしょうか。         聖杯って、使おうとするとろくでもないことがおこるイメージしかないのですけれど。         それが終ったら、藤河さんと話して、佐々木小次郎のように、聖杯の前でアンジェを待つと。
  見学者 : (確かに今まで碌なことになってないけど)(笑)
  GM  : 調べることは可能です。         ちなみに事前情報では         この小聖杯はクロウによって、『無の魔法使いの召喚』に特化されているので、万能ではなくなってるそうですね。
  クレダ : 効果としては、無の魔法使いが作れる(だけ) ということですよね?         …相変わらず、無の魔法使いが白痴の神にしか見えないけれど。
  GM  : まあそうですね。無の魔法自体の万能性については別問題です。         13日目の睡眠はいつ行いますか?
  クレダ : …朝しかないですよねー。…寝てるときに叩かれないよう気をつけないと。
  GM  : 少なくともアンジェは寝ないといけないので襲っては来ないと思いますよ。どこで寝ます?
  クレダ : もうこの場所でいいんじゃないかなと思うんだけれど。セイバー、どう思います?
  GM  : いやまあ時間経てば溶岩は冷えるけど(笑)
  クレダ : いえ、どうせ昼に戻ってくるんだし、移動するよか、藤河さんに来てもらう方が、はなすのにもいいかなって。
  セイバー: んー。んんー。まぁ、トーガと連絡取って一緒に寝るとかでいーんでなかろうか。