第三次月詠聖杯戦争十二日目 夜パート1

  GM  : ではおさらいどうぞ。
  クレダ : えーと、叔父さんを倒して経験値を8手に入れました。
  セイバー: FPなら…(笑)
  クレダ : FPでもよかないよぉー!         というわけで引きこもニート化してます。
  GM  : そういえば、アンドレを倒しても何も残らないといいましたがあれはうそでした。
  クレダ : いやむしろ灰になってください。(何
  GM  : 赤い刻印がびっしり入った小さな石が残ります。さてこれはなんでしょう。
  クレダ : とりあえず心境的に、それをどうにかできる状況ではないのでセイバーお願いします。
  セイバー: 赤王刹那であるか。あと、赤座家の刻印。
  GM  : はいそうですね。いわゆる魔術刻印というやつです。         魔術刻印というのは、まあ血筋によって定着する、魔術師の代々の魔道書みたいなものです。         具体的にいうとこれを籐河にやれば、やつが赤王刹那を使えるようになります。
  クレダ : ユイちゃんもいることを考えると、一つではない…けれど重要なカード、ということでしょうか。
  GM  : なお法鈴や結衣は対象外。
  セイバー: ま、回収しておくである。一応形見みたいなものであるからな。
  クレダ : そうですね。どう使うかはあとでゆっくり考えます。せっかく叔父さんが残してくれたものですし。
  GM  : まあ文字通り形見ですね。クレダは血筋じゃないので使えないですが。
  クレダ : 使いませんよ。使いたくもないです。

12日目 夜 王子岬/教会跡


  セイバー: ともあれ。トーガ達は来たであるか?あぁ、ネイビアも確保しておくであるぞ。
  GM  : ネイビアは気絶している。
  クレダ : そういった“やらなきゃいけないこと”を全部セイバーに任せて、         こちらは頭から毛布かぶって、膝を抱えたまま寝転がってます。         叔父さんのカソックを抱き枕代わりにして自分の世界に引きこもり中。
  GM  : ではしばらくして、籐河とランサーがバイクでやってきました。ききー         籐河「なんじゃあこりゃあ!」         大破した教会を見て。
  クレダ : 天丼…
  GM  : ランサー「切り口から見てせいバーの仕業・・・だね」
  セイバー: 『お、来たであるか』         がっしょん、とでこぼこで皹が入った鎧で歩きながら。
  GM  : ランサー「なにがあったの?」
  セイバー: 『うむ。それについても、伝える事があるのである』
  GM  : 籐河「本当に何があったんだよ。そういや親父は例によって雲隠れか?」
  セイバー: 『否。この世にはもう居ないのである。拙が送ったのである』
  GM  : 籐河「なんだって? おいおい何言ってんだ」         ランサー「…………」
  セイバー: 『まずは、話を聞くである。その後に、拙をどうこうしたいというのなら、聞くである』
  GM  : 籐河「は? いやおいクレダ・・・・・・はどうしたんだ? 」
  クレダ : 「ぐす…」         毛布をもごもごさせてます。
  セイバー: 『話を聞いてから、である』
  クレダ : 「私ってサイアク…」(めそめそ)
  セイバー: では、アンドレがもう死んでいた事、その死因がホーリンの野望を食い止める事であった事、         そして蘇らされ聖杯を手に入れる為働かされていた事を話すのである。
  GM  : 籐河「なん……だと」
  セイバー: 『ホーリンにとって、ネイビアは必要なものだったらしいのである。故に、アンドレは拙らの前に立ち塞がったである』
  GM  : 籐河「お、おいクレダ。今の話はマジなのか? おいクレダ!」
  セイバー: 『聞くである!』         がしっとトーガの肩を掴むのである。
  GM  : ランサー「……話の真偽はともかく、セイバーが監督役を殺したのは……事実みたいだね」
  セイバー: 『拙はアンドレを倒したであるが、アンドレの身体は耐え切れるものではなかった。灰となって消えたのである。これを残して』         そして、トーガに赤い結晶を渡すである。
  GM  : 籐河「これは……うっ!」
  セイバー: え、即座吸収なのであるか?(笑)
  GM  : 即座でいいじゃん?(笑)         ああじゃあ即座はやめておこう(笑)
  セイバー: まぁ、任意の方でいいと思うのである(笑)
  GM  : 籐河「こいつは……赤座の魔術刻印……だ。これをもってるのは親父だけ…のはずだ」         でも使えるかどうかわかんないんだよな(笑)         ランサー「証拠……だね。トーガの父親は冥府に旅立った」         籐河「・・・・・・・・・・・・・・・・くそ親父が!」         だん!と瓦礫を殴ります。
  セイバー: 『アンドレは、【もう死んでるのに、息子に合わす顔なんか無い】と言ってたのである』
  GM  : 籐河「それが……そんなことが、俺と顔を合わせなかった理由かよ。            合わせる顔なんて、あるに決まってるだろ! 馬鹿じゃねえか!?」         ランサー「そうだね・・・・・・馬鹿だね」         籐河「結衣だって・・・・・・会いたがってたのによ・・・」
  セイバー: 『トーガ。どのような因果であれ、アンドレを送ったのは拙である。後で幾らでも罵倒でも、殴打でも受けるである』         ひょい、とネイビアを肩に担いで。
  クレダ : 「…すいませんでした」(ぼそぼそ)
  セイバー: 『でも、今はトーガはマスターの傍に居て欲しいのである。          そうなる事を知らなかったとはいえ、拙がそうしたとはいえ、マスターはマスターがそう選んだと思っているであるから』
  GM  : ランサー「そうだね。今はそのことを悔やんでも、仕方ないね」
  クレダ : 「すいませんでした……、ん…悪いのは私です…」
  GM  : 籐河「いや……悪いのはあのくそ親父だ。間違いねえ」         ランサー「セイバーはどうするの?」
  セイバー: 『アンドレの最後の頼みを片付けてくるのである』
  GM  : ランサー「同行しようか?」
  セイバー: 『いや、良いである。条件は拙一人であることであるしな。          故に、今はマスターと一緒にいて欲しいのである。          会った事が殆ど無いとはいえ、血も繋がって無いとはいえ。【家族】なのであろう?』
  クレダ : (ぐさぐさ)
  GM  : ランサー「いいけど・・・・・・それ(ネイビア)を引き渡して本当にいいの?」
  セイバー: 『【ユイを助けてくれ。トーガにもうこれ以上、大切な家族を失わせたくない】。そう言ってたのである』
  GM  : ランサー「……いや、もう今更だね。トーガとクレダは私が守るよ」
  セイバー: 『うむ。頼むである。拙は馬鹿であるからなぁ。できる事は、そんなに無いのである。          だけど、どうにかこうにか、ユイや、マスターや、トーガを助けるくらいならできそうである』
  クレダ : 「セイバー…?」
  セイバー: 『だから、行ってくるである』         がしょん、がしょん、と凹んで傷ついた鎧のまま、待ち合わせ場所に向かうのである。
  クレダ : 「…怪我くらいなおしてから行って」         毛布から出ずにいいます。このままでも回復できるし。
  GM  : どうぞ。
  クレダ : 分割思考+で、一つ目は宝具作成。判定ってまだでしたっけ。
  セイバー: いいや、あえて治さずさっさ行くである(笑)
  クレダ : えええーーー。
  セイバー: まぁ、ここら辺は演出的な事であるな。
  クレダ : うーん。…まあ、戦いに行くわけではないですけれど。
  セイバー: ほら、回復させる事ができるほど立ち直ってるとか、なんかあれであろう?
  GM  : なるほど。
  クレダ : そんな。どんなへこんでても仕事はしますよぉ。         仕事しない=他人の命を危険にさらすこと ですから。
  セイバー: まぁ、データ的には回復させた方がいいんであろうが、シナリオ的・ロール的にであるな。
  クレダ : まあ、そういうなら最後の2行はなかったことにしましょう。
  セイバー: うむ、すまんである。
  クレダ : いえ。問題ありません。      ※ なかった事にすると言ったな、アレは嘘だ!   クレダ : まあ、でも宝具作成だけは、演出上ゴーレムトループがやってることにしつつ、判定はしますよ。         それ以外はカットしてもいいですけどこれだけは譲れません。
  GM  : この時間帯の終了時にですね。
  クレダ : はい。
  GM  : ではシーンを分けましょう。
  GM  : セイバーが去った後のクレダのロールを入れておきましょう。
  クレダ : はーい。
  GM  : 籐河「・・・・・・・・・」
  クレダ : ヘボヘボになっているので話しかけてくれるとありがたいです。         「………」
  GM  : 籐河「……なあ」
  クレダ : 「…しくしくしく、うっ…」
  GM  : 籐河「親父の死に…・・・どれくらいババアが関わってるんだ?」
  クレダ : 「………」         無言の肯定…というか、“知らない”の意思表示、というか。
  GM  : 籐河「そうか……」
  クレダ : 「………ひっく」
  GM  : 籐河「……俺にとって、親父は、世界一の魔法使いだったんだ。            酒飲みで、いい加減で、休日はテレビの前でごろごろしていて・・・            だけど俺に魔術を教えるときは……本当に頼りになって、格好良かった。            俺は魔術ってのがどんなものかもよく知らないで、世界一の魔法使いになりたいって……子供心に思ってた。            それは、俺にとって親父が……世界一の魔法使いだったから。            まあ、そんな夢も……親父が家出して、幻滅しちまったけどな……            裏切られたと……思ったよ」         ・・・・・・・・         籐河「けど……違ったのか? あいつは俺を見捨てて家出したんじゃなくて……町を守るために、死んでたのか?」
  クレダ : そこで藤河さんがふと見ると、毛布の下からガラス瓶が転がり出てきます。
  GM  : 籐河「ん……クレダ、なんか落ちたぞ」
  クレダ : すると毛布をはらいのけつつ手が伸びてきて、ビンを掴み上げる。         ビンにはこうかかれているわけです。大吟醸 而今…と。         「う〜……ひっく」         空になったビンを逆さにして、最後の雫を舌で受けます。
  GM  : 籐河「酔っ払いかよ!」
  クレダ : 毛布の中は酷いニオイです。酒と胃酸と湿気で。
  GM  : 籐河「なんかもう心配するだけ損したな……」         ランサー「酒は百薬の長だから……仕方ないね」
  クレダ : 胃が弱いのに、度数の高い酒を飲めばそうもなる。けど飲む。         ちなみに而今の意味は、“ただ、今、この一瞬”だそうです。
  GM  : 籐河「今のこいつに必要なのは慰めじゃなくて胃薬だな」
  クレダ : 「だったらどうだってゆーんですかぁ…」
  GM  : 籐河「だからよ……あんたにとっての親父ってのはどんなやつだったんだ?」
  クレダ : 「…おとうさんですよ」
  GM  : ・・・・・・・・・・
  クレダ : 「街、守るとかかっこつけちゃって、優しいんだもんなぁ。          見返りもなーーーんにもありませんでしたけどねぇ。          つまんないジンセイ」
  GM  : 籐河「まー……そーだな。実際守りきれてるかどうかも微妙だし」
  クレダ : 「うぇっ…げほっ、ごぼっ! …ペッペッ…、あー、もう吐くものないや…          ねー、お酒ないですかー?」
  GM  : 籐河「ねえよ」
  クレダ : 「つまんなーい」
  GM  : ランサー「飲みすぎ……だね」
  クレダ : 「もうやめましょうよー。魔術とか聖杯戦争とか。疲れましたよ私ー。          他人なんかどうでもいいじゃないですかぁ…。人と人が出会うから不幸になるんですよ」
  GM  : ランサー「そうはいっても監督役はあなたたちが倒しちゃったし……言葉にするとすごいよね」         籐河「おいばかやめろ。            人と人とが出会うから……幸福にもなれるんだろ。            それとも親父とは会いたくなかったのか?」
  クレダ : 「えー………どうかなぁ。…ん?          あー、そっかー…。聖杯で生き返らせればいーのかー…。あはは、カンターン。あははははは」
  GM  : 籐河「おいおい本格的に酔ってるな……            って、今気づいたけど、あいつ引き渡したら結衣はどうするんだよ!?            マジで聖杯かよ……」
  クレダ : ついでに、今度はちゃんと自分から掃除して、仕事も真面目にして、朝はきっちり6時におきて、         酒もほどほどにしてくれて、思いっきり甘えさせてくれる叔父さんに…         (…あれ。でも、それって、叔父さんかなぁ…)         「…ねぇ、藤河さん」
  GM  : 藤河「ああ」
  クレダ : 「本当の愛って、なんですか?」
  GM  : 藤河「いきなり答えづらい質問だな・・・・・・            まあ、愛に本当も偽物もあるかよくわからねえけど……            自分を犠牲にしてでも守りたいものがあるなら、それが愛じゃねえの?」
  クレダ : 「自己愛よりも強ければみんな愛ですかー?」
  GM  : 藤河「だからわからねえって。そういうのは宗教で教えるもんじゃねえの?」
  セイバー: それについてはまぁ拙が言ったであるな。         【汝の隣人を、汝と同じ様に愛せ】。汝の隣人を愛せ、ではなく、【汝と同じ様に】、である。         自己愛より強いとか、そういうんじゃないんである。         自分と同じように、他の人も愛してあげれば、多分皆、幸せになれるのである。         まぁ、できない人が多いわけであるがな!
  クレダ : セイバーがいいたい事はわかるし、普通はそれで十分なんですけどねー。         それで満足できない人、疑り深い人、が、いるわけですよ。
  GM  : 酒飲んで管まいてるだけならセイバーのシーンに行くけど?(笑)
  クレダ : …いや、すごい大切なことですけど。これ。
  セイバー: ヒゲのおっさんが数千年前に言った一遍の真理であるからな(笑)
  GM  : 宗教家はお前だ!(笑)
  クレダ : 「汝の隣人を、汝と同じ様に愛せ、ができたらすばらしいんですけど」
  GM  : 藤河「ああ、たぶんそれだな」
  クレダ : 「私と仕事、どっちが大事? と言いたくなるのがオンナってものでして」
  GM  : ランサー「女性であることに対する侮蔑を感じる」         籐河「そんなもん比べるもんでもないだろ。どっちも大事なんだし」
  クレダ : 女だったら自分って言って欲しいにきまってんだろ…侮蔑とか関係ねーよ、と心の中で思うけど言いません。
  セイバー: 満点回答は【お前が大事さ。だから、仕事してるんだよ。お前が居なかったら怠けてる】とかそんなんであろうか(笑)
  見学者 : (そう言われたら「会社員と無職、どっちがいい?」と聞き返す、という人もいるらしい)
  GM  : それは文化の違いですよ。         ランサーの文化では、女性が仕事も愛もとればいいじゃん的な。
  セイバー: アマゾネスであるからなぁ(笑)
  クレダ : もっと詳しく言うと、AもBも両取り、どっちも大切…というのではなく。         あえてそこに、順位をつけたくなっちゃう、ってゆーことです。片方に自分が入っているからなおさら。
  GM  : 迂遠な話題ふりだ(笑)         さておき。         籐河「で、それがどうかしたのか?」
  クレダ : 「どうもしませんよ(意訳:つまんねー事きくなよ!)          私にしか関係ないです」         私の過去とか。そんなの私にしか関係ないし。
  GM  : 籐河「はあ……正直さ。            俺はあんたと接してる親父を見たことないから、確実なことはいえないけどよ。            親父はあんたを愛してたと……思う」
  クレダ : 「…………やっぱり叔父さんの息子さんですね。お世辞でも嬉しいですよ」         愛があるとかないとか…、結局当人達にしか、いや、もしかしたら誰にもわからないし。         「もう、いいんです」
  GM  : 籐河「いいのか?」
  クレダ : 「ええ。考えてみたら…、愛なんか、どうでもいいことでしたから。
  GM  : 籐河「また投げやりになってきたな…」
  クレダ : 「でも、あなたのお父さんは、立派な方でしたよ。          いつか、許して頂けると、幸いです」
  GM  : 籐河「いや許すも許さないもないけどよ・・・・・・あんたの親父でもあるんだろ」
  クレダ : 「私のことはいいですから」         といいつつ、叔父さんの服をたたみつつ、瓦礫の下から別の衣服を探してきます。
  セイバー: トーガ、聞き分けの悪い妹は叱っていいのであるぞ!
  クレダ : セイバー…余計なことを…
  GM  : 籐河「俺は……正直、ここ十年であいつの死を覚悟してたから別にいいんだよ。結局顔も合わせなかったしな。            けどあんたは違うだろ? 十年間ずっと親子だったんだろ?            なんつうか……やっぱり人が誰かの死を受け入れるのは時間がかかるんだと思うぜ。            最初は拒否、次に怒り、そして逃避、最後に諦念……だったか」
  クレダ : 「いいから! 放っておいてよ!!          そういうわかった風な口をきかれるとイライラするんですよ!」
  GM  : 籐河「ああ、放っておくよ。俺にはそれくらいしかできないしな」
  クレダ : 「何も知らないくせに腹の立つようなことばっかり言って…!          私の気持ちも知らないくせに!!」
  GM  : 籐河「……いや、まあ少しはわかると思うけどな。同じ親を亡くしてるんだしよ」
  クレダ : 「…あ、その……すいません。…言い過ぎました」
  GM  : 籐河「俺も裏切られたと思ったんだ……さっきも言ったことだけどよ。            それで何もかも投げ出した。魔術の修行とかな……クレダの場合は聖杯戦争か。            ……まあ別にいいんじゃねえの? 少なくとも俺にとやかく言える筋合いはないわな。            俺が魔術の修行を投げ出したせいで、結衣が養子に取られた。            だから俺が結衣を助けようとするのは、ただの自分の尻拭いなんだよ。            けど、投げ出したくなったのなら……まあ仕方ないわな。            後は俺とランサーで何とかするからよ」
  クレダ : 確かに、藤河さんの言う通り。叔父さんがいなくなった今、         私とこの街は無関係だし、藤河さんとユイちゃんは血の繋がってない他人…だ。
  GM  : んでもって過去に逃げた籐河に、クレダが逃げることをとがめる資格はない。
  クレダ : 「そういう風に、“あなたの気持ちわかってます”っぽい口調は避けたほうがいいですよ。          着換えるので、少し後ろを見ていてもらえませんか?」         無事な水道管を探して、染み付いたニオイを洗い落とし…
  GM  : ゲロ吐いてたしな。         籐河「いや、まあ、ほとんど状況同じだったから、ついな……」
  クレダ : ずっと着ていた、喪服みたいな黒い上下を脱いで、誰かの水色のジーパンと、首もとの広く開いた白いシャツを着ます。         「ちょっと拝借…」
  GM  : 誰のだろう。
  クレダ : 教会って他にも職員いましたよね?         1日目か2日目でそういっていたはず。
  GM  : 住んではいないけどね。隠蔽工作を行う職員は別にいます。職員って言うか部隊か。
  クレダ : まあ、夏、暑いですし、着替えくらいあるでしょう。
  GM  : まあ素直に考えると備え付けの部屋着だろう。
  クレダ : (………この色はちょっとまずいかな。夏だと透ける)         指を一鳴らしして魔術を使うと、白いシャツがオレンジ色に早がわり。         「無関係上等ですよ。赤の他人ならどうなってもいい、っていうなら、最初から救貧活動なんかしません」
  GM  : 籐河「いいのか?」
  クレダ : 「よくはないですけど。          一人が何もしなければ、その分だけ他人が苦しむ。そういう世界もあるって、知ってますから。          やりますよ。自分で始めたことですから」
  GM  : 籐河「そうか……がんばったな」
  クレダ : 「…優しくするな」         やらなきゃいけないことがある。大変すばらしいことです。
  GM  : 籐河「実体験に照らし合わせたただの感想だっての」
  クレダ : 「…」         信じてない、っていう目で藤河さんを見ます。         本当に余裕が無いときは、神経を張り詰めてないと、切れちゃいますから。
  GM  : ランサー「とりあえずユイを助けるプランはどうなってるの?」
  クレダ : 「セイバーが、ネイビアの身柄と引き換える…という予定でした」
  GM  : ランサー「予定が変わったの?」
  クレダ : 「いえ、今のところは予定通りです。セイバーは人質交換を指定された場所へ向かいました」
  GM  : 籐河「その予定自体初耳だったぜ……」
  クレダ : 「すみません。話くらいはしておくべきでした」         叔父さんの服は、軽く手洗いして置いておきます。後で洗って、干して、それから埋めないと。
  GM  : ランサー「とりあえずそれがうまくいかなかったら、私が令呪で現地に飛べるから」
  クレダ : 「最終的には、それしかないでしょうね」         人質交換が失敗した場合は。         「ですがそれはセイバーが戻ってくるのをまってから、です」
  GM  : というわけで、セイバーのシーンに行こうか。