第三次月詠聖杯戦争十二日目 昼パート3

     ラウンド2
  GM  : 撤退するなら追いませんよ。
  セイバー: マスターが見た情報は、拙も解っていいのであるか?
  クレダ : 念話で伝えますよ、もちろん。         短時間で伝えるにはちょっと情報量が多いですが…         まあ、最重要ポイントの礼装だけでも伝えられれば意味はあるはず。
  GM  : まあ陣地前提の礼装でパワーアップしてるってことだな。         中国拳法はそういうものだから諦めろ。
  クレダ : っていうか中国人なのか日本人なのかイタリア人なのかはっきりしてよと。
  GM  : 中国拳法を習った日本人がイタリアで洗礼を受けました。         さておきクレダが決めることですが、この瞬間の行動方針はどうしますか?
  セイバー: んー……この場合、教会を破壊するってやると陣地は崩壊するのであるか?         あと、破壊した場合のネイビアの安否。
  GM  : 破壊すると崩壊する。破壊してもネイビアはアンドレが守るし無事。
  セイバー: その場合、アンドレが死ぬ?
  GM  : 別に陣地が破壊されもアンドレは死なない。         まあリソース費やしてネイビアをここで奪うか、リソース温存で撤退するかの二択だと思いますよ。
  セイバー: OKである。では、ヴォーパルでの教会破壊を提案するであるな。         幸い、拙の宝具はビーム飛ばしたりするわけでもなく、直接的な破壊であるから、教会以外に被害は出ないである。
  クレダ : 陣地が壊せるなら逃げる意味はない…です、ね。
  GM  : どう擁護しても聖杯戦争の規律違反だけどな(笑)
  クレダ : そんなの、それこそ今更ですよ。
  セイバー: まぁ、今更であるな、確かに(笑)         ただ、教会破壊したことで教会に追われる事になる可能性は出てくるであるが、そこは頑張れである(笑)
  クレダ : 建物一件くらいで追放されるくらいならこっちから出てきます。
  GM  : まあ長期的な政治問題に関してはクレダの社会性が火を噴くんだろう。
  クレダ : ふふふのふー。
  セイバー: いや監督役に対しての攻撃とかいろいろあるであるがな、建物以外に(笑)
  GM  : 保護された参加者を奪い取るとかな(笑)
  クレダ : デスヨネー。その場合、エンディングが死亡エンドになります。
  GM  : 明らかに生きている(笑)
  セイバー: ともあれ。2ターン目、アンドレが先である。
  GM  : いや冒頭宣言が先。撤退するならターン頭に可能ですよ。         方針決定する前に殴っていいなら殴るけど?(笑)         ん‥・そうか。教会を破壊する方向で進めるってことでいいの?
  セイバー: で、あるな。
  GM  : それなら殴ります。では両手をとらの牙のように組み合わせて、セイバーを引き裂く!         アンドレ「引かないなら戦う意図ありとみなすぜ。虎形拳!」         5点消費。         40an5+5an5+5an5         (ころころ……) [6,2,3,2,4,(中略),4,6,6,6,6] = 35         で、でめひでえ!(笑)         ちょっと待てえーと幸運Eだから‥・・・・いやまあいいやこれで(笑)
  クレダ : 幸運使ってねじ込めるのが唯一の救いですね…
  セイバー: 耐久A、武術A、武錬A、魔力放出5点、耐久+で15点消費、10点自前HP、5点バーブレッドHPで支払うである。         30an5+10 判定!         (ころころ……) [3,1,4,1,6,1,1,1,2,3,1,5,3,6,3,4,1,6,3,3,3,1,3,4,3,5,4,2,2,6]+10 = 36         剣の腹で受け流したのである!
  GM  : ほんと出目ひどすぎたな‥・(笑)
  クレダ : ぐっじょぶ!
  GM  : がきいいいん!         素手と剣とは思えない火花が散ります。         クロウ「本当に必死なら肉体どうしでも火花が散る素晴らしいことだな。まあ片方金属だけど」         アンドレ「ちっ。いまのはちょっとつまずいただけだっての」
  セイバー: 『うーむ、たしかに拙では些か以上に分が悪いであるな!』         鎧が有効なら削り殺せるのであるが(笑)
  GM  : 現状そっちのほうがすごい勢いで削れてますけどね。
  セイバー: 攻撃喰らうわけにはいかなくなったであるからな。まぁともあれ。         『が、種は割ったである。奇しくもこの剣は対城に分類されるもの、とくと見るのである!』         筋力A、武術A、武錬A、怪力A、宝具解放、HPはバーブレッドから20点削るのである。         んー。魔力解放も自前のMPから5点払うのである。で、対象は教会であるな。
  GM  : うい。
  セイバー: 45an5+10 固定攻撃力は25点!         (ころころ……) [4,2,3,3,2,(中略),4,3,1,3,4]+10 = 47         72点ダメージが2回飛ぶのである。
  GM  : 教会はAランクの陣地なので固定防御力は対城で半減して25。HPは20。         逆算すると達成値10超越が2回通ればぶっ壊れる。
  セイバー: 1回目で消し飛んでるであるか?(笑)
  GM  : いやいやアンドレが防御できるよ(笑)
  クレダ : しーぶーとーいー。
  GM  : しかしこっちもMP辛いな‥・         っていうか二回攻撃して2ターン目だから使えるMPが8点しかない!
  セイバー: あ、アンドレが防御に入るならー。んー。まぁ、ラックしとくであるか。
  GM  : どうぞ。
  セイバー: えーと。55−47で8ダイスであるな。         8an5+47         (ころころ……) [3,4,1,6,3,2,3,6]+47 = 53         53達成値である。
  GM  : 45an5+5an5 1回目、MP消費してダイスプラス         (ころころ……) [2,5,3,1,6,(中略),5,6,1,2,4] = 42         45an5 2回目         (ころころ……) [2,1,6,3,6,(中略),1,3,5,6,6] = 35         1回目で11優越。2回目で18優越。         これはなけなしのラック使ってもぶっ壊れるな‥・通しで。
  セイバー: 固定は25なので、36、43ダメージであるな。         まぁ、アンドレが教会にカバーリング入るなら死なない程度にするのである。
  GM  : いやダメージ自体は教会に入りますよ。         演出どうぞ。結果として教会は派手に破壊されます。
  セイバー 『【錐穿ち首狩る大剣】!』         宣言と同時に、大剣が唸りを上げ、神の家を壊しにかかる。
  GM  : アンドレ「ちいい!」         アンドレがセイバーの斬撃をそらそうと、猛打撃を加える!
  セイバー: 『その程度では――馬力が足りんであるな!』         しかし、その打撃を意に介さず、セイバーは刃を振るう!         1!2! 1!2!
  GM  : どかずばあ!
  セイバー: 十字架、ステンドグラス、懺悔室、ロウソク、キッチン、玄関、全て綺麗に真っ二つ!
  GM  : あと礼拝堂の正面の十字架にかけられていたあの男もな。
  クレダ : お言葉ですが、偶像を崇拝するつもりはありません。
  セイバー: 振れなば斬れん、触らば斬れん、かの剣は怪物を二刺しで首刎ねたる鋭き剣!         いわんやたてもの、がらくた、ちょっとした言葉、それらも断ち斬らん!
  GM  : 陣地破壊!         アンドレ「ちっ‥・・・・一瞬で赤王刹那の特性を見抜きやがったか」
  セイバー: 『これにて仕舞いである。ネイビアは持っていくであるぞ』
  GM  : アンドレ「大した参加者だよ・・・・・・てめえはな」
  クレダ : 「私達の選択が罪だというなら、裁いてください…法廷で。          私は、願わくばそれが人の手ではなく、神の手にのみよるものであることを望むだけです」
  GM  : アンドレ「だがまあ、俺も仕事なんでな!」         次のターンに入りましょう。
  クレダ : しつこいいいい。
     ラウンド3
  GM  : アンドレが殴り、セイバーが応戦する、でいいでしょうか。
  クレダ : まだハラハラさせるつもりですかあああ。
  セイバー: うむ。来るなら来るである。
  GM  : アンドレ「燕形拳!」         燕のように鋭い拳がセイバーを襲います         25an5 MP消費         (ころころ……) [1,5,3,4,6,5,2,2,5,6,4,5,3,4,4,4,3,2,3,6,5,6,5,2,4] = 21         しかし技術はともかくそのスピードはガタ落ちしてます。
  セイバー: ん?敏捷であるな?
  GM  : 敏捷です。
  セイバー: 陣地破壊された以上、Cになるのではないか?
  GM  : それは「陣地」です。[結界礼装]とは別。結界礼装の+発動条件が、[陣地]であっただけです。         いわばセイバーのアリスの条件が、陣地みたいなものです。         いや、セイバーが怪物特化のように、アンドレは陣地戦闘特価といったほうがいいか。
  セイバー: んーと、つまり、ステータスアップは変わらずあるわけであるな?
  GM  : ステータスアップはあります。+発動はありません。
  セイバー: 解ったである。耐久A、武錬A、武術A、魔力放出自前HP5点である。         20an5+10         (ころころ……) [6,5,6,3,3,5,6,2,4,1,2,2,2,2,3,1,6,4,2,3]+10 = 26
  GM  : 防がれた!
  クレダ : なんだかスクライドの最終回に見えてきた。         (主に振るダイスの減少っぷりが)
  GM  : アンドレ「ふう‥・・・・やれやれ。やっぱり生身でサーヴァントの相手はきついぜ」
  セイバー: 『それでは、死なない程度にぶっ飛ぶのである!』         筋力A、武術A、武錬A、怪力A、魔力解放5点!バーブレッドHPから10点消費である。         25an5+10         (ころころ……) [6,2,2,5,2,4,2,6,5,4,6,6,4,3,5,2,1,6,4,4,4,6,1,2,5]+10 = 29
  GM  : ‥・・・・意外と死なないかも?(笑)         いや固定値がきついか‥・いやでも・・・まあ運を天に任せよう。         20an5         (ころころ……) [3,6,5,2,3,1,5,1,6,1,3,4,4,3,1,6,6,2,1,1] = 16         13差だとダメージはいくつ?
  セイバー: 25が固定値である。なので、38点であるな。普通の人間なら消し飛べる数字である!
  GM  : こちらの防護点は7点。仮にスキルブーストしてたら‥・生き残れないこともなのか。         でもまあMP切れ切れだったしどっちも同じか。アンドレが斬られ、HP0になります。         戦闘終了です。
  セイバー: 一応、殺す気ない時は腹で殴ってるである(笑)
  GM  : ああ、じゃあ腹を殴られてアンドレが倒れます。
  セイバー: 腹を殴ってるでなく、腹で殴っているであるからな。剣の腹。
  GM  : 紛らわしいな(笑)
  セイバー: まぁ、2m越す鉄塊で殴られて無事であるかどうかは不思議な所であるが(笑)
  クレダ : 「ネイビアの身柄、お借りしていきます」
  GM  : アンドレ「けっ‥・・・・好きにしろ。もうお前なんて、娘でもなんでもねえ」         orz態勢。
  クレダ : ゴーレム「お前のものでは……なかろうにっ!」         「では無法者らしく…いただいていく!」
  GM  : そこでクレダは異常に気づきます。ちなみにシリアスで。         アンドレの体が‥・‥・そのまま塵となって、崩壊していくことに。
  クレダ : …は?         「答えて。それがギアススクロールによる契約であるなら、契約を図ったのは誰ですか?」
  GM  : アンドレ「……ちと違うな。俺はもともと死人だったんだよ」
  クレダ : 「………うっそだぁ」
  セイバー: あー。まぁ、予想はしてたである。赤王の代償か、陣地破壊か、元からそういう身体(無理な延命)で、         HP0になると死亡するホムンクルスとかそれの類であるな?
  GM  : アンドレ「7年前……俺はババアの目論見を潰す代わりに死んだ。そしてババアに甦させられた。              そのあとはあいつの操り人形だ。聖杯戦争のために教会に潜り込み、監督役として戻ってきた・・・」
  クレダ : 「だってほら…じゃあ、なんで、この10年…、イタリアで……嘘だぁ。笑えない冗談ですよ」
  GM  : アンドレ「命令には服従だったが、命令以外のことは自由だった……だからあれは、ただのどうでもいい気まぐれだ」
  セイバー: 目論みについても、まぁユイがホーリンの新しい器候補であるとか、そこら辺は予想できるであるな。
  クレダ : 「嘘ですよね…? 嘘だと言ってください」         ゆっくりと叔父さんに歩み寄ります。
  GM  : アンドレ「俺はもともと、7年前に死んだ人間だ・・・・・・今更、息子に顔を合わせられるわけがねえ。              ましてや会ったこともない娘の、父親ヅラなんてな・・・」
  セイバー: 『――それでも、言葉は伝えられるのではないであるか?』
  クレダ : 「いいから…嘘だと言えッ!!」
  GM  : アンドレ「こう思え、クレダ=リヴェレンテ・・・・・・俺はもともとサーヴァントだった。              サーヴァントが消えるのは・・・当たり前のことだろ?」
  クレダ : 「くそぉ…。今更何言ってるんですか…」
  GM  : 今までさんざんやってきたように。
  クレダ : 「ちゃんと責任とってくださいよ…。親でしょ?          成人式やって、就職祝いやって、職場の愚痴きいてくれて、結婚式で泣いてくれるんでしょ?」
  GM  : アンドレ「親子の縁は切ると・・・俺は言ったはずだし、お前は承知したはずだぜ」
  クレダ : 「知らない。覚えてない。忘れた」
  GM  : アンドレ「‥・・・・結衣を助けてやってくれ。              一応俺の娘だし・・・・・・バカ息子に、これ以上大切な家族を失わせたくねえ」
  クレダ : 「やだ、やだよ。行かないで…一人にしないで」         腕をつかもうとするんだけれど、その部分が、砂となって指の間から零れ落ちていく。         それが、落ちた砂時計の中身のように、板作りの床にきれいな円錐をつくった。
  セイバー: 『承ったである。――トーガとユイに伝える言葉は、あるであるか?』         がしょん。と右腕を胸に押し付け、騎士の礼をして。
  GM  : アンドレ「……7年前、俺があのババアに反抗したのは、この街を守りたかったからだ・・・・・・              俺はこの街が好きだった・・・・・・なんにもないクソ田舎でもな・・・・・・」
  セイバー: 街を生贄に座に至る感じであるかな?
  GM  : だいたいそんな感じです。あらやマンションすごいバージョン的な。         アンドレ「そのために小娘を拾った・・・そして聖杯戦争に参加するように育てた。              俺は目的のためならなんでもできる……外道だぜ」
  クレダ : 「聞きたくない。みんな嘘だ…うそつきだ。          叔父さんだけは…そうじゃないって、思って…たのに」
  GM  : アンドレ「……やれやれ。仕方、ねえやつだな」         崩壊しつつある最後の腕をクレだの頭にもっていきます。
  クレダ : まるで祈りをささげる時のように、膝をつきます。
  GM  : アンドレ「クレダ・・・・・・本当にお前は、世話の焼ける娘だな。              けど・・・・・・お前は一人じゃない」
  クレダ : 「………」         手で顔を覆って、首を横に振ります。何度も。
  GM  : アンドレ「人を信じるのが辛いことだろうが・・・・・・裏切られても信じ続けるのが、俺たちの教わったことだろ?」
  クレダ : 叔父さんの言葉を拒否したわけじゃなく、自分でも自分が何をしているか、わからずに。
  GM  : アンドレ「もちろん、俺だって出来るわけがないって思ってたけどよ・・・・・・              結構、坊主になってからは、主の教えってのも馬鹿にしたもんじゃないと思ったぜ。              ……お前は間違っちゃいない。お前は間違っちゃいないさ、クレダ」
  クレダ : 「…かみさま。かみさまなんか、大っ嫌い…」         私を、叔父さんをこんな風にする神様なんか。         「叔父さんなんか…勝手にいなくなっちゃう叔父さんなんか、だいっ嫌いだ…」         掃除しないし。洗濯しないし。休日どころか平日も寝てばかりいるし。意地悪だし。、
  GM  : アンドレ「おいおい・・・・・・傷つくな。まあこれも、思春期だとしたら、仕方ねえな」         最期の言葉   クレダ : 「…叔父さん。好きでした………」
  GM  : アンドレ「愛してるぜ、クレダ。お前のゆく道に、幸いあれ」                     ―――さようなら。   GM  : そしてアンドレは・・・アンドレだったものは崩壊します。
  クレダ : そこから先は、もう言葉にできなかった。
  GM  : 黒い塵となり、その塵も空に消えて
  クレダ : 最初で最後の口付けをしようとして、触れるか触れないかの場所で、消えていく。
  GM  : 死体すら残らない、まるでサーヴァントのように。
  クレダ : 叔父さんは、やっぱり最後まで優しかった。         (…)         いつまでそうしていただろう。         床に転がっている、硝子の割れた時計が、アダムとの約束の時間が近づいていることをしらせてくれた。         (…行かないと)         ものすごくつらいことがあった時に、やらなきゃならないことがある、というのはいい。何も考えずにいられるから。         「行こう…セイバー」
  セイバー: 『解ったのである。――が、マスター、マスターはお留守番である』
  クレダ : 「わかってる…。隠れてる」
  セイバー: 『いいや、違うである。えーと。クロウ。マスターカード、まだ持っているであるな?』         そこら辺に転がってそうか隠れてそうなクロウに声かけるである。
  GM  : クロウ「あ、なんか空気読んで黙ってたけど喋っていいのか?」         ひょっこり出てきます。         クロウ「まあ没収されてたけどそこらを探せば出てくると思うぜ」
  セイバー: 『ちょっと使い方教えて、貸すのである』         で、トーガを呼ぶのである。
  GM  : メールですね。文面は?
  セイバー: 【とても大事な話があるから、教会にすぐ来るのである! セイバー】          うむ。まぁ、事情説明とかあるからまだ夜時間帯であるといいな!
  GM  : いいですよ、もともと夜に交換するはずでしたし。
  クレダ : セイバーが、鎧の太い指でマスターカードの操作を教わっている間。         「泣いても、わめいても、何の意味もない…」         と、子供の頃から何度も呟いた一文を、今日もまた繰り返した。         繰り返しながら、また、泣いた。         ありがとうございました。         この後私は酒に逃げます。         愛なんか嫌いだ。