第三次月詠聖杯戦争十二日目 昼パート2

12日 昼 王子岬/教会


 アンドレは一人、礼拝堂で煙草を吸っていた。 「……で、どういうつもりだよ、ババア」  そして一人呟く。  だが独り言ではない。  いわゆるサーヴァントとマスターの間につながる念話のように  彼の呟きには実体のない返事があった。 『結衣が浚われたことがそんなに問題かの?』 「当初の予定とずいぶん違うだろうがよ。何のために、俺に予備聖杯を手配させたんだ」 『ま、本来は結衣にランサーのマスターを委譲させるつもりだったんじゃがな』 「だが?」 『予想外に籐河がしぶとかったからの。もうこのまま突っ走ったほうがいいじゃろ』 「あの落ちこぼれが、最後まで勝ちぬくことに賭けるってことかよ?」 『言うほど捨てたものじゃないじゃろ。何よりここまで生き残れた勝負運があるしの』 「で、どういう筋で結衣を浚わせたんだ」 『ふむ――――まあ、あれじゃな。アサシン組には、もう一騎か二騎、落としてもらわないと困るんじゃよ』 「ああ、そりゃアサシンの最大の急所を、教会が確保したからか」 『うむ。ネイビアがそこにいるということは、わらわがネイビアを自由にできるということ。  アサシンの首根っこを掴んでいるも同様じゃからな』  つまりそれは、アンドレが赤座法鈴の駒の一つということである。  それは彼らにとって確認するまでもないことだった。 『特にネイビア一つでセイバーをも脱落させられるようになったのは嬉しい誤算じゃな。まさに一挙両得じゃ』 「で、バーサーカーはどうするんだ?」 『だからバーサーカーを始末する策をとったんじゃろ。あの封印指定は隙がなさすぎるのじゃ』 「へいへい。まあだいたい分かったが、そもそもあの愚息に、根源に到達するなんて気があるのかね」  赤座法鈴の目的は、一族のいずれかが根源に到達することである。  それは魔術師として典型的な目的であり、それ以上でも以下でもない。  そして赤座籐河は、その目的に欠片も同調するわけがない人間だった。  ……本来の、赤座法鈴の目論見としては  『赤座籐河が道半ばで死亡することで、赤座結衣がランサーのマスターを受け継ぐ』ことが本命だった。  そのために、ネイビアの手によって赤座結衣にはめちゃくちゃな改造が施されている。  唯一問題なのが、赤座結衣にも聖杯を求める理由がないことだが、それを作るための策でもある。  しかし籐河が予想外に生き延びてしまったため、この目論見はほとんど御破算である。 『そのあたりはもう仕方ないから、わらわが出るしかないじゃろう』 「はん、ババアが? 年寄りの冷や水だな」 『まあわらわに戦闘の才能がないのはわかっておる。だがまあ、おぬしを使えば局面次第で力押しには何とかなろう。  赤座家秘奥の『赤王刹那』。条件さえそろえばサーヴァントにも匹敵するはずじゃ』 「その条件ってのがな。まあどっちにしろ、そろそろ終わりだな」 『まあそうじゃな。とりあえずネイビアだけは死ぬ気で確保しておくんじゃぞ』
  GM  : とりあえず前回出した幕間です。         内容は同じなので覚えているなら見ていなくてもいいです
  クレダ : 予備聖杯ってなんですかぁぁぁとは思うけどPCにはどうしようもないこのジレンマ。
  GM  : ほかに感想はありますか?
  クレダ : 感想…はすたらびすた、べいべー。
  GM  : まあ簡単に言うと>予備聖杯         本来の小聖杯が壊れた時に、聖杯戦争を引き継ぐための予備の小聖杯ですね。
  クレダ : なるほど。
  GM  : 今回は、本命の小聖杯はクロウが、予備の小聖杯は聖堂教会が用意しました。         原作的に言うと桜的なものですね。
  クレダ : め…めちゃめちゃ嫌な予感するアル         でもアダムが生きてるし今は気にしない方針で… どうせきづかないし…
  GM  : では本編を勧めましょうか、夜の教会でいいですか?
  クレダ : はい。

12日目 夜 王子岬/教会


  GM  : というわけで教会です。陣容を宣言してください。
  セイバー: 『では、正面から堂々と貰っていけばいいであるか?』
  クレダ : 「そうしましょう。時間的に余裕があるわけでもないですし」         私と、セイバー。それにトループ2グループでぞろぞろ。         ゴーレム「ごーれーむ」         ゴーレム「Move it ! Move it !」         ゴーレム「Cover me !」         ドカドカと土足で乗り込… いえ、玄関では靴を脱ぎます。
  GM  : 日本語で話せ。
  クレダ : ごめん、会話じゃなくてこう、SEというかノリというか…         シミュレーションゲームでユニットを選択したときに毎回出るキャラボイスみたいなもので
  GM  : まあトループの個性は心底どうでもいいので
  クレダ : ひっ、ひどい!
  GM  : 教会の方でいいですね。
  クレダ : うー、はい。
  GM  : では礼拝堂の扉を開けると、アンドレが教壇にいます。
  クレダ : 「んあ」
  GM  : ついでに言うとネイビアも縛られて、転がってる。
  セイバー: 『ん?ネイビア、なんかやったであるか?』
  GM  : アンドレ「ようこそ迷える子羊よ。聖杯戦争からのリタイアなら受け付けてるぜ」
  クレダ : 「珍しく仕事ですか? 熱心で…」         と、そこでようやくネイビアの姿が目に入る。
  GM  : アンドレ「いや俺割と普通に仕事してるっつうか、真面目に働いてると思うぜ」
  クレダ : 「…まさか、その辺を歩いてる小学生に声をかけたとか…」
  GM  : アンドレ「いや飯にケチをつけ始めたから」
  セイバー: 『あー。コンビニ飯は嫌だであると?』
  クレダ : (なんて贅沢な…)
  GM  : クロウ「おーい飯はまだかー」         裏の方から糸目のおっさん魔術師、クロウも出てくる。         アンドレ「さっき食っただろじいさん」         クロウ「おおそうだったかいの・・・って食ってねえっての」
  セイバー: 家事能力の欠如が酷いであるな、このおっさん達(笑)
  クレダ : 即急に家政婦を雇うべきですね。
  GM  : アンドレ「まあともかく。こいつはいま最高に価値が高騰してるんでな。一応最重要に確保してるんだよ」
  クレダ : 部屋の掃除とかできないタイプ。
  GM  : 全くできないですね。HAHAHA
  クレダ : 頭イタイ…
  GM  : 家政婦とか使い魔使えばいいじゃん?
  クレダ : まあ確かに。
  セイバー: その使い魔が居ないのであろう?(笑)
  GM  : まあ基本ここでは魔術禁止だもんな。
  クレダ : 「価値が一夜で乱高下。資本主義って怖いです」         まあ神権政治とかよりはかなりマシですが。
  GM  : アンドレ「いやそれは主義とか関係ねえから」
  クレダ : 「ただの冗談なので気にしないでください」
  GM  : アンドレ「で、なんの用だ? お前は今、攫われた小娘を取り戻すために右往左往してると思ったが」
  クレダ : 「ええまあ、その通りです。もう余裕なくして、ずっと精神はりつめっぱなしですよ」         “誘拐犯の言うことを聞けば人質は無事に帰ってくる”と、誰かが保障してくれるわけはもちろんなくて…         警察や犯罪者などの、より上のルールによって“人質を傷つけたらより悪い罰則がある”とかでもない限り…         人質がどうなるかは、犯人次第だ。…交換条件が一つですむかどうかも。         だから私は最初、力で無理矢理とりもどすつもりだったし、今でも、その選択肢を確保しようと、         準備…つまり、宝具作成をしている。
  GM  : アンドレ「告解にでも来たのか? まあ別に受け付けてやってもいいけどよ」
  クレダ : 「説明が面倒なのですが…          …結論から言いますと、しばしネイビア氏の身柄を預けていただけませんか」
  GM  : アンドレ「結論から言うと無理だけど、なんでだ?」
  セイバー: 『ユイを助ける為であるな』
  クレダ : 「こっちだってやりたくはないですけど、詳しいことはアダムとアサシンに聞いてください。人質交換だそうですよ」         と言って、少し自己嫌悪に陥ります。         (命の交換をするとか…何様って話ですが。いくらキレイゴト言ってても、私も人間ですね…)
  GM  : アンドレ「そいつの出した条件はセイバーかバーサーカーが消えることだったな」
  クレダ : 「ええ」
  GM  : アンドレ「で、ネイビアがそれに追加されたと。本当に価値が高騰してやがるんだな。              つうか、今コイツの命はお前と一蓮托生なんじゃねえの?」
  クレダ : 「そうですね」
  GM  : クロウ「契約係として補足するぜ。             ランサー、セイバー、バーサーカー、アンジェリカ、クレダのいずれかが殺した場合に一蓮托生だな。             そんな危険物を引き渡そうなんて正気かよ?」
  クレダ : その点が、少しだけ“これは命に値段をつける行いじゃない、         両者とも死なせないことはできるのでは…”という、楽観的で自己満足的な気持ちにさせてくれる。         「正気に見えますか?          今まで、ユイちゃんは無事か、とか、アサシンはひどい奴だ、とかいう感想はほとんど言いませんでしたよ」
  GM  : クロウ「どうだかね。まあ俺の保証が必要じゃあなさそうだな。             まあ、アサシンが件の契約を知ってるとは思えないしな。邪魔を始末するには割とありえる選択肢か?」
  クレダ : 「それは知ってるからですよ。“泣いたりわめいたりしても、何ひとつ問題は解決しない。          問題を解決するのは、思考と実行だけ”だって。          心に力がある、とか言えるのはティーンズ向けのフィクションの中だけです」
  GM  : アンドレ「思考と実行もまた、心の力だと思うがね」
  クレダ : 「主観は客観的判断を曇らせますよ」         (…と、この前までなら自信をもって断言していたところですけど。          そんな風にばっかり考えているから、他人の気持ちを想像するのが苦手になったわけで)
  GM  : アンドレ「まあ実際の話をするか。俺は監督役だ。そしてネイビアは一応、              聖杯戦争からリタイアし、教会に保護された人間だ。それをどうぞと引き渡せねえわな。              ほかにもまあ理由はあるが、俺はこのろくでなしをお前らから守らなきゃいけねえ義務がある」
  クレダ : (だからこそ…、私は、力づくで人質を奪いかえすより、この人質交渉にかけたい)         「…私のときのリタイア詐欺は平気でやってくれたのに」
  GM  : アンドレ「あれは別にどうでもいいことだったからな。俺個人の裁量だ」>リタイア詐欺
  クレダ : 「なんでですか? …ユイちゃん、血は繋がってないですけど、叔父さんの娘なんでしょ?」
  GM  : アンドレ「血は繋がってねえし会ったこともねえよ。そいつが養子に取られたのは、              俺が出て行ったあとだぜ。あったとしても知らないおじさんだろうよ」
  クレダ : 「私だって、いくら妹といっても、会って数日の女の子のために、何かを犠牲するのは普通じゃないってわかってます。          でも…、なんで私たち、ずっと同じことを繰り返さなきゃならないんですか?          どいつもこいつも自分のことばっかり考えて。酷い目にあうのは、ユイちゃんとか、何も関係ない街の人とかなのに。          それとも、“聖堂教会の人は、以前、異教徒に酷い目にあわされたから復讐もしょうがない”ですか?          それ、結局同じことを繰り返してるだけじゃないですか?          結局…弱そうな人を叩いて、欲しいものをとってきてるだけじゃないですか…          なんですか…それ。もうイヤですよ…そんなの」
  GM  : クロウ「横で聞いてて素朴な疑問なんだが、その理屈でネイビアを引き渡すのは別にいいのか?」
  クレダ : 「ネイビアは…意識のあるまま、連れて行きます。          彼の命が、私のそれと一蓮托生であることをアサシンに伝えれば、すぐには殺されないでしょう」
  セイバー: 『んー。まー、拙の意見を言わせてもらえば、人の命に軽重はあるのである。          拙にとってユイの命の方が重いであるな。どうしようもなくなったら、まぁその時は拙が頑張るである』
  GM  : でも命の重さで図るなら、ネイビアはかなり重い気もするけどな。罪の重さ的な意味で。
  クレダ : 命に重さなんてないと思いますけどね。         それに、罪があるというのなら、なおのこと…こんな程度で死んでいただいてはこまります。
  セイバー: うむ、だから【拙の意見】と前置いてるのである(笑)
  GM  : クロウ「契約の内容を教えたらますます命がピンチになるんじゃね?」
  クレダ : 「その前になんとかする…のがベストですね」         そのために宝具作成をしているわけですし。         もっとも、今はその作業を中断して教会に来ているわけですが。         チャンスはその後、契約に名前が載った者がネイビアを射程におさめるまでのわずかな時間だけ。         …自分で言ってて気がめいってきた。         でも、やる。
  GM  : アンドレ「ふー……ま、その理屈で言うのなら俺もまあ弱者なんだろうな。              けど弱者にこそ神の教えがあるんじゃねえか?」
  セイバー: 『そうであるな。そこは否定しないである』
  GM  : アンドレ「俺たち教会は、弱者であることは否定しねえ。弱者が心の平穏を得るようにすることが使命だろう」
  クレダ : 「教義は、世の中という名前の数式を解く手段にはなっても答えにはなりえません。          それに、“神は自ら助くる者を助くる”ですよ。          平穏。それもいいでしょう。…でも、可能性がある限りは、問題解決へ向けて努力すべきです。          自分の、力で」
  GM  : アンドレ「それならその力で押し通ってみな――――ま、平たく言うとかかってきな」
  クレダ : 「…う」
  セイバー: 『うむ。父殿も仕事であるからな。そこは了承してるのである』
  クレダ : 「ええっと…」
  GM  : アンドレ「だが先に言っておく。その選択には俺の命も載せろ。もしも来るなら、親子の縁を切らせてもらう」
  クレダ : 「…そ、そう来ると思った! ずるい…」         イヤだー! 選びたくない。         叔父さん、選べないとわかって言ってるんだきっと…
  GM  : クロウ「サーヴァントに勝てっこないし、なあなあで引き渡してから討伐令でも発動したらどうだ? あ、今更意味ねえか」
  クレダ : (…い、いやいやいや、落ち着いて私。命っていったって、          聖堂教会の仕事なんだから、そんなに簡単に処刑されたりはしないはず。          そもそもヘルメスの瞳とは表向き敵対関係だし。ブラフに決まってる)         「そ、そんなの気にしないもん! 絶対大丈夫ですぅー!」
  GM  : アンドレ「やれやれ・・・こんなクズ(ネイビあ)のために命はることになるとはな。せっかくなら黒髪の幼女が良かったぜ」
  セイバー: 『父殿、実はそういう趣味なのであるか?』
  GM  : アンドレ「ああ俺ロリコンだから」
  クレダ : だめだこいつ。はやくなんとかしないと…
  セイバー: この聖杯戦争に出てくるおっさんは全員ロリコンであるか!(笑)
  クレダ : 最低です。もっとも低いです。
  GM  : クロウ「俺は巨乳派だぜ」
  クレダ : 「誰も聞いてない。というか黙れ」
  GM  : クロウ「で、どうすんだ?」
  クレダ : 「ああもう、やりますよ。やればいいんでしょ!?」         といいつつ、このまま戦闘に入ると作ってる途中の宝具が壊れてしまうので、私は下がります。         あ、そういえば、クロウは戦闘に参加するんでしょうか?
  GM  : しません。クレダと同じ。見てるだけー
  クレダ : わかりました。         「生きのびて、証明してみせます。私にだってできることがあると」         価値が無い、と思えるものでも…、時と場合、要は使い方によっては、価値があるってことを。
  GM  : 配置を確認しようか。トループは参加する?
  クレダ : セイバー、やれそう?         正直に言うとトループは戦闘能力ゼロだから、ネイビアを確保してない以上、障害物にしかならない。         訂正。がんばって盾止まり。
  セイバー: ま、頑張るである。
  クレダ : ごめん…お願いします。
  GM  : セイバー:アンドレ+ネイビア:クロウ         IVはアンドレ、セイバーの順で処理しましょう。アンドレはIV10です。
  セイバー: うむ、まぁ大抵の相手は拙より速いである(笑)         『向ってくるという事は何らかの対抗策があるのであろうが、          策があっても死なない程度に殴って罷り通らせてもらうである』
  GM  : アンドレ「言っておくが、監督役ってのはまさにこういう時のために、              相応の実力がないと務まらないもんなんだぜ?」         冒頭宣言です。
  セイバー: えーと。回復はあるであるか、マスター?
  クレダ : 夜分の行動してないから、ある程度はできます。
  セイバー: つまりあんま期待するなって事であるな。じゃあ、バーブレッド発動である。MP5点消費!
  GM  : アンドレは結界礼装、赤王刹那を起動。彼の周囲が赤い霧に覆われます。
  クレダ : 最悪、装填魔具使えば全快はいけます。
  GM  : そして拳法の構えに構える。         アンドレ「‥・・・・来るなら俺の命を載せろ。そして親子の縁を切る。これは最後通牒だぜ、クレダ」         こっちからは攻撃しません。待機です。
  セイバー: 監督役って、拳法やってなきゃいけない決まりでもあるのであるか?(笑)
  GM  : まあ正統派な監督役ってことで(笑)
  クレダ : 「くどい!!」
  GM  : セイバー行動どうぞ。
  セイバー: 『マスター。いいであるか?』
  クレダ : 「…一度“選んだ”ということを、舐めていただいては困ります。          迷うし、後悔もするでしょうけど…、それでも選びます。          そうすることで、初めて人生のスタートラインに立てるんですから。          一度選んだ道を、違えは、しません」
  セイバー: 『解ったである。拙は、マスターが選んだ先に待ち受ける困難から、マスターを精一杯守るである』         がしょん、と胸を叩いて。
  クレダ : 「ありがとう。あともうちょっと…お願いね、セイバー」         それが、どれくらい遠く、あるいは近くかはわからないけれど。歩ききってみせる。         自分でできることだけして、できないことは諦める。それしか知らなかった私だけど…
  セイバー: 『では、父殿…否、アンドレ。マスターが道を決めたなら、          そのマスターを守るのが拙の【騎士道(みち)】である。死なない程度に痛めつけるから覚悟するのである!』
  クレダ : ここからは、セイバーを信じて待つ場面…。
  セイバー: あぁ、ちなみに発動してもなんか人外に変わってたりしないであるな?>赤王
  クレダ : つまりあれ。おれは人間をやめるぞ、セイバーーーー!
  GM  : 変わったりしませんよ(笑)
  クレダ : よかった。
  GM  : まあ界王拳状態         アンドレ「全く‥・‥・お前は頑固な娘だったぜ」
  クレダ : 「あなたにだけは言われたくないです!」
  セイバー: では、筋力A・武術A・武錬A・怪力A・魔力放出5点、武錬+で判定するである。バーブレッドのHPから15点消費!
  GM  : アンドレ「そして、来いよ、セイバー。この赤座家最強の結界礼装。お前を倒すには充分足りるからな」
  セイバー: 『うむ!実際、拙は人間相手だとそんな強くないであるからな!マジで倒せるかもしれんのである!』
  クレダ : (もしかして叔父さんが家に帰らないのって、それ盗んできたからじゃ…)
  セイバー: これがランサーとかアーチャーとかモンスターとか、         普通に英霊なサーヴァント達ならいい線止まりであったのだろうがなぁ(笑)
  クレダ : やめてー、心配になること言わないでー
  セイバー: 30an5+10 ともあれ判定、30ダイスなのが悲しい所であるな(笑)         (ころころ……) [5,5,4,5,3,2,6,6,1,1,5,2,3,6,3,3,5,5,6,5,5,5,6,3,5,4,3,5,5,5]+10 = 35         35達成値と言って攻撃である!         まぁ、支援もカリスマも無い拙とか、所詮こんなものである(笑)
  GM  : アンドレ「そしてお前が消えれば赤座結衣は解放される―――別に倒してしまってもいいってことだよなっ!」
  クレダ : 「死亡フラグのバーゲンセールです」
  GM  : MP5点消費して武術の+発動。         40an5+5an5         (ころころ……) [1,6,2,3,5,(中略),5,4,5,2,1] = 38         3勝利! カウンター発生!
  セイバー: 達成値で勝てる目がほぼないであるぞ、マスター!(笑)
  GM  : アンドレ「火行炮拳!」         交差した一瞬で、凄まじい衝撃がセイバーを襲います。         鎧を通して行われる浸透撃の一撃。防護点無視で、こちらの攻撃力は11です。
  セイバー: つくづく拙殺しの礼装である(笑)
  クレダ : むー…。
  GM  : とりあえずダメージ処理しましょう。         そちらの防護点は基礎防御力のみだとすると、14−5=9点ダメージってことですがいいですか?         さらに[BS付与/継続ダメージ]によって、追加で5点のダメージを与えます。
  セイバー: えーと。うん、問題無いであるな。この5点ダメージはターン頭であるか?
  クレダ : まあ弱い弱い言ってるのが口だけで、ある程度戦えるのは想定してましたけど…こうなると厄介ですね。
  GM  : ハイ説明しましょう。継続ダメージは(打撃で与えた場合は)与えた瞬間と、セイバーの行動の終了時に適応ですね。         ただ、継続ダメージの解除は耐久で行うのでセイバーの場合は10an5して5成功が出ればいい。
  セイバー: それは行動消費であるか?
  GM  : いえ行動消費しません。         だから回復は自動で成功したとして、与えた瞬間のダメージだけ処理しましょう。
  セイバー: えーと。つまり、14点喰らっておけばいいという事であるな?
  GM  : 毒手。あるいはけいらくひこうの一つを突かれた。そういうことです。
  セイバー: で、継続ダメージ入った所で、BS回復判定、でいいのであるか?
  GM  : 回復は自動回復でいいですよ。どうせ絶対回復するし。
  セイバー: では、継続ダメージの方はバーブレッドのHP消費しておくである。         で、判定は本当にいいのであるか?(笑)
  GM  : 脱がなきゃ別にいいよ(笑)         アンドレ「てめえのような金属の塊は、属性がはっきりしていて分かりやすいぜ」
  セイバー: 『むぅ。なんだか最近、人間相手云々というより、相性悪い相手ばっかである!』
  GM  : アンドレ「火行を持って金行を克する。形意拳が火行炮拳」
  クレダ : まあ、最後の方で相性のいい敵が出たら、あっさり倒せちゃう気はしますが…しかし…。
  GM  : クロウ「つーか拳法以前に明らかに動きが人間を逸してねえか?」
  クレダ : ふむ…、最悪の場合、ここは撤退して、深夜に殴りこみをする作戦にシフトしましょう。
  GM  : クロウ「どんなインチキしてるんだよ」         アンドレ「もちろん種も仕掛けもあるぜ。それを破れなきゃ‥・この俺はそうそう破れねえよ」
  クレダ : ここで余力を使い切って、アサシンかアンジェにまでカウンター受けたら話しにならないです。
  セイバー: では、2ターン目であるな。         いや、カウンターの場合、行動消費は無しであったか?
  GM  : ああそうだったね。では自分の行動で強化魔術を発動。まあ洗礼詠唱なんだけど。         アンドレ「今更怖気付いても遅いぜ!」
  クレダ : ところで、GM。戦闘には参加してないわけですが、久方ぶり登場〜の魔眼スカウターって使ってもいいですか?         ランクを落として判定すれば、これも行動を消費せずにできます…よね。
  GM  : ああ、あれか。まあようするに赤王刹那の性能を見たいんですね。
  クレダ : ええ、まあそういうことです。できたら叔父さんのステータスもみたいですが。
  GM  : ああ行動消費しないなら‥・‥・まあ可能かな。
  クレダ : やったー。宝の持ち腐れになってたスカウターがよーやく。じゃあ判定します。魔力って足していいんでしょうか?
  GM  : 単独振りにしてください。
  クレダ : わかりました。         4an4         (ころころ……) [6,1,6,2] = 2         そしてここでアイテムを使って達成値を上げます!         ああ、このコンボも久しぶりですね…。         (ころころ……) [4] = 4         達成値6です。
  GM  : おう。では6項目ですか。とりあえず素のステータス    筋力E 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運E 社会C   クレダ : ふ、普通…
  GM  : 次は‥・まあお望みの結界礼装。 『赤王刹那(クリムゾンタイム)』 種別:結界 形態:継続 対象:対人 ランク A+ 自分の陣地でプラス発動 追加効果  自己封印 武術  ステータスアップ*2 敏捷  ステータスアップ 魔力  ステータスプラス 敏捷/陣地内のみ  ステータスプラス 魔力/陣地内のみ  スキルダウン*4 陣地作成  スキル相当 高速思考  破壊不能  継続消費 消費MP:5 赤座家秘奥の個人結界。展開すると周囲に赤いオーラが立ち上り、凄まじい戦闘能力を発揮する。 その増幅率はほとんどありえない次元であり、サーヴァントとさえ互角に渡り合えるほど。 ただし『赤王刹那』単体での増幅率はそれほどでもない。 術式の種は『赤王刹那』の外にあらかじめ専用の陣地を設置すること。 陣地は『赤王刹那』の動きを後押しし、重力を軽減し、時に増大し、また拡散する魔力を集中させる。 いわば内と外の結界を完全に同調させることで二乗の力を発揮するのが奥義の由来。 それらのシンクロは魔術刻印が自動で行ってくれるが、その分消耗も激しい。   GM  : 簡単に言うと今の彼は、敏捷A+発動、魔力B+発動、結界A+発動状態。         この+の発動条件は[赤座が作成した陣地であること]です         なのでめちゃくちゃ強くなってるわけです。         対応としては5点ずつ消費するので8ターンぐらい戦うか、陣地を破壊してしまうことでしょう。
  クレダ : これがいわゆるヤブヘビという奴ですね。         しかし、陣地を破壊する場合、内部にいる人間の妨害を受ける可能性がありますし、         かといって8ターン、向こうが静観してくれるか…。
  GM  : あと4項目か。まず武術から。 武術・中国拳法 A+  ダメージ減少,ダメージ追加,軽装制限,ランクA以上,継続ダメージ,防御無視,達成値ペナルティ,カウンター  中国武術の一派、形意拳を習得している。  太極拳や八卦掌と同じく、 北派、内家拳に分類される。  陰陽五行説を技法として表現する五行拳(金行劈拳、水行鑚拳、木行崩拳、火行炮拳、土行横拳)と呼ばれる五種の基本拳と  その応用で十二形拳(龍形拳、虎形拳、猴形拳、馬形拳、黽形拳、 鶏形拳、鷂形拳、燕形拳、蛇形拳、鳥台形拳、鷹形拳、熊形拳)  と呼ばれる、十二種の動物の意を表した象形拳を基本としている。  見栄えのする大技が少なく、非常にシンプルな外見をしているのが特徴である。  『三才式』(三体式、三體勢とも)と呼ばれる、同じ側の掌と足を前に出し、後ろ足にやや体重を乗せた構えを基本とし、  前方へ踏み込んで技を発した際に後ろ足を前足の踵側に引き付けて歩を進める『跟歩』という歩法を多用する。   GM  : あと三項目。有利なスキルと不利なスキルどっちがいいですか?
  クレダ : 有利というのは、叔父さんにとって有利、ということですよね。         それはもちろん有利なほうで。
  GM  : いやそうじゃなく、まあ有効なスキルか、弱点スキルかということです。
  クレダ : 不利なほうってどうせロリコンとかでしょ。
  GM  : なぜわかった?(笑)>ロリコン
  クレダ : わかるわい!
  GM  : じゃあ有利スキルを開示しますね。 魔術刻印 A  赤座家の魔術刻印を保持している。 洗礼詠唱  攻撃・回復・強化・便利  キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。  その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。  また、密かに密教系魔術も習得している。 陣地作成 A  魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。  “工房”の形成が可能。   GM  : 以上です。
  クレダ : というかこのゲームで、不利な特徴が役に立ったためしがないんですよぉぉぉ!
  見学者 : (何を言うか、FPが増えるじゃないか!)
  セイバー: いや、ちゃんと不利な特徴出てるであるぞ?【拙は】(笑)<直情、豪快、短気
  クレダ : 役に立ってないじゃないですかああああ!(笑)
  GM  : それでいいならみんな出てるわ(笑)
  セイバー: 【イヴの料理を何のためらいもなく食べる】とか、明らかに不利行動取ってるではないか(笑)
  見学者 : (あれ明確に差し出したわけでもないのに食べててマジ吹いたわ)
  セイバー: イヴ=美味しいお菓子と刷り込まれてるわけであるな。直情。で、薬物入ってるとは思ってないであるな。豪快。
  GM  : 自爆もいいところだ(笑)
  クレダ : PL的思考を完全放棄して、不利な特徴をPCのロール指針化してますよね。
  GM  : まあ令呪で奪い取るのは阻止できるので、なかなか炸裂させるタイミングが難しかったですがね。
  セイバー: とまぁ、不利な特徴であるならちゃんと不利な特徴であると拙はしっかりやってるである(笑)
  クレダ : 私のようにほぼ形骸設定になってるのと、どっちがいいかというと微妙な線ですか。
  GM  : さておき。
  セイバー: さておき。
  GM  : 第2Rの冒頭宣言に入りましょう。