第三次月詠聖杯戦争十一日目 朝パート

11日目 朝


  クレダ : あー、GMGM、やるつもりはないですけど一応確認させてください。
  GM  : はいはい。
  クレダ : ここで私がリタイアしたらセイバーの最大MP・HPって減ってきますか?
  GM  : 減りません。
  クレダ : おっと意外。なるほど。
  セイバー: 回復が追いつかなくなるだけであるな、多分(笑)
  GM  : 今はクレダはマスターではないですからね。
  クレダ : 逆にもうこれリタイアしてもいいんじゃない?
  GM  : ああそうそう。そういうわけでマスター基本能力も失っています。
  クレダ : えーと、なんでしたっけ。ぶっちゃけサーヴァントがいないとあまりこれまでと変わらない気もしますが。         ということはマスターカードも使えないんですか?
  GM  : それは使えます。
  クレダ : となると、正体看破くらいですか。         …とはいえ、バーサーカーとランサーは今更ですし、アサシンは真名知ってますしね。         まあ、少なくとも…
  GM  : 状況整理したところで朝行動を宣言してください。
  クレダ : GMGM、朝の段階でアンドレ叔父さんからメールが来ると思うんですが、その前にこう頼んでもいいですか?         「私がリタイアした」ってみんなにメールして、と。         (実際リタイアはやってもやらなくてもいいんですけど…後のことを考えたらやらないほうがいいでしょうね)
  GM  : ああ、朝の監督役からのメールか。忘れていた。
  クレダ : まー、ダメもとでそう言ってみます。
  GM  : いや別にいいけど?(笑)
  クレダ : ん。じゃ、お願い。とはいえ、まあ、フレーバー以上の効果は期待してないです。
  GM  : クレダのフルネームなんて言ったっけ?
  クレダ : リヴェレンテ。クレダ=リヴェレンテです。         さて… と。行動ですが、朝は寝ましょう。昼からアクションします。
  GM  : 監督役からのメール  月詠聖杯戦争11日目  クレダ・リヴェレンテが脱落しました。  小聖杯はアダムが所有しています。 ・ アンドレからのメール  頼まれたとおりにしておいたぜ。  保護を受けるなら教会にきな。 ・ 籐河からのメール  おいなにがあった。   GM  : こんな感じでしょうか。
  クレダ : 藤河さんには「セイバーをアサシン…もといイブにとられた。洗脳コワイ」         「セイバーに会ったら、昔の記憶は無いから注意して」と送ります。         あ、あと、GM。前回アンジェのマスターカードをイブが使ってましたけど
  GM  : それについてはアンジェに返してあります。
  クレダ : 了解。
  GM  : どこで寝ますか? 教会?
  クレダ : じゃあアンジェにもメールしておきましょう。         「絶対に一人で先走らないようにね。必ず協力する、藤河さんも」と。         いえ。最初に確保した空き家に一度戻ります。
  GM  : 廃屋一人。
  クレダ : なんていうか…悪いけど、今は誰にも会いたくない。         「ライダーに襲撃されたのが、もう何ヶ月も前に思えますよ」

11日目 朝 北区/廃屋


  クレダ : …無性に寂しい。一日目は叔父さん叔父さん言ってたのに、         聖杯戦争のことで頭がいっぱいで、しばらく恐怖とか寂しさを忘れていた。         「………寝よう」
  セイバー: 寝るであるか?
  クレダ : 引くにしても、進むにしても。今日寝なくては、明日を生きられない。
  GM  : では夢を……みるかもしれない。
  クレダ : 特に何も起こらないようなら寝ようかな、と。セイバーに強化宝具渡してるせいで、宝具作成もできないし。
  セイバー: いや、それは…どうなんであるか、GM?>宝具作成
  GM  : 別にセイバーにつけてるのを消して別のを作ってもいいですよ。         面倒くさいならそのまんまでもいい。
  クレダ : え、本当? 作る作る。
  見学者 : (そもそも宝具作成にそんな制限はなかった気が)
  クレダ : セッション中に生えたんです<制限
  クレダ : 今持ってる礼装を改造した、という形にしてもいいですか?
  GM  : いいですよ。
  クレダ : 具体的には、骨の十字架にステータス+…だめならせめてスキル+をつけたいです。         魔力あげたい。せめて隠密能力だけでも。変装のために! ようやく使える変装!
  GM  : いいんじゃないですか。
  クレダ : やたー。ありがとう。         じゃあマイナスはMP消費大にして、プラス効果の制限を考えておきましょう。         うーん…夜だけ+発動…かな。まあ次回までに決めます。
  GM  : それはそれとして夢を見ようか!         というわけで夢。なんかあるの?
  クレダ : それは「GM的にはなんもないよー」と言ってるようなもの(笑)
  セイバー: さて、寝るであるか?
  クレダ : 寝ますよ。それで、トループには宝具作成をさせます。
         ― 混線中 ―
  GM  : 猫「なんだ?今日は王様みたいに遅い御出でじゃないか」
  クレダ : 問いかけられた私は、土がむき出しになった坂に寝そべりながら、ノートとペンを手に、考え事をしている。         「ごめんなさい、今、しゃべっている余裕が無いんです」              何してるの?   クレダ : ノートには、私とセイバー、それにアダムやらランサーやらの能力がびっしり書かれています。         矢印やら、バツやらが描きこまれ、“正面から…完敗”“奇襲? 一発が限度”とか、書いてあります。              此処の世界のものは向こうに持っていけないよ?   クレダ : 記憶に残れば十分です。         「夢を見られるというのはすばらしいですね。こんなにも時間を有効活用できます」
  GM  : 寝ながら作戦を練るな。
  クレダ : 私には時間がないのですよ。
  セイバー: 猫「お前さんも物好きなもんだ。あの塊がそんなにいいのかね?」
  クレダ : 「…どうでしょうね。嫌いではなかったと思いますよ。          ただ、やっぱり、“いつも守られてるだけ”で…私が本当に望んでいる関係じゃなかった気がします」         でも、そんなことを考えてしまうのは。         聖杯戦争の間だけのはずの関係に、それ以上を求めてしまうのは。         「…私も贅沢になったものです」
  セイバー: 猫「まぁ、俺にはどうでもいいけどね。           しかし、お前さんが動いても動かなくても、あの塊は恐らく消えてしまうかもしれないぞ?」
  クレダ : 「そうですね」         と言いながら、ノートに大きくバツを描く。         「…駄目ですね。どうやっても、私個人じゃアダムには対抗できないし。          …よくて一度の攻撃か、時間稼ぎが限界です、か。          やっぱり、聖杯戦争を自分から終わらせるには…セイバーが必要です」              ねぇねぇ。   クレダ : 「…あー、もう。なんですか。          10日ったって、あれだけ一緒にいたのに、宝具にほいほい騙されちゃって。あの薄情者」              もう!ねぇってば。   クレダ : なんですか?              マスターさんは私の騎士さんと一緒に居たいの?   クレダ : 「…そりゃまあ、いたいですけど」              なんで?   クレダ : 「なんていえばいいのか…。気軽になんでも話せる関係だから、でしょうか。          もしかしたら、こういうのは失礼なのかもしれない。          “あなたでなくても別にいいんだけど、たまたまあなたがそこにいたから”          というだけの関係なのかもしれない…あなたはどう思います?」              わからないかな。だから、マスターさんに聞いてるの。   クレダ : 「そうですね。おそらく、私のセイバーへの思いよりも、          イブからアダムへの思いの方がずっと強いし、深い。          愛ってなんでしょうね。イブは、アダムのためならなんだってするでしょう。          愛のためなら、他のどんなものでも捨てられるのが本当の愛なのか…」              難しいね。   クレダ : 「それとも。いっそのこと、狂ってしまうのが…          愛以外、何も見えなくなってしまうのが本当の愛なんでしょうか。          …ま、どっちも嫌ですけどね」              そうだね。私は、かみさまが言ってるのが一番いいと思うよ?   クレダ : 「ええと…もしかして、隣人を愛せ、とかですか?」              うん。『あなたのとなりの人を、あなたと同じように愛しなさい』だって。   クレダ : 「すばらしいですね。…あーあ。私もそういう風にできればなあ」              マスターさんは、できないの?   クレダ : 「小さい頃は、綺麗な大人になりたい、って思ってたはずなんですけどね。          故郷が無くなってからは…ずっと、変えたいって思ってました」              マスターさん、自分が嫌いなんだ?   クレダ : 「それだけじゃないです。変えたかったのは、世の中の悪いところ全部です。          もう泣きたくない、痛いのは嫌だ、それだけの理由で、自分の責任を、世の中のせいにしたかったのかも。          まあ、故郷が焼けたのは私のせいじゃなかったかもしれないですが、          イタリアの第二の故郷の方は、言い逃れできませんしね…」         あと、ずっと忘れてたし。         「それがこのザマですよ」              何度も言うけど、こっちに来たっていいんだよ?              私の騎士さんは、私の騎士さんじゃなくなって、また私の騎士さんになるけど。   クレダ : 「ああ、うん、わかってます。自分はそんなすごい人間じゃなかった、ってことくらい。もう、とっくに。          目の前の人を助けるのが精一杯…、いえ、それすらも満足にできてない。          現に今だって、アンジェリカ、アダム、藤河さん、ユイ………何人死ぬことになるかな。          でも、やっぱりムリ。そっちには行けません」              そうなんだ。   クレダ : 「お父さん…一番上のお兄さんだったかな? もうあんまり覚えてないけど。          教えてもらったことで、たった一つだけ覚えていることがあるんです」              なぁに?   クレダ : 「私が河で遊んでる時、流れの速い中州に取り残されたことがあって。          私、怖くて泣いてることしかできなかった、その時にね、言われたんです」         それを見ていたお兄さんが。              うん。   クレダ : 「“ほら、自分で立ち上がらないと、いつまでも岸には着けないよ”って」         助けてくれてもよかったのに。でも、あえてそうしなかった。         「…その場にうずくまって、嵐が過ぎ去ったり、誰かが助けてくれることをまつ。それもいいでしょう。          でも、私には、できないんです。それはできないんですよ」         それは…あの頃の記憶、すべてを消し去ることになる。そんな気がして。         「だから変えるんです。全部はムリでも。一つでも多く、世の中の問題を解決する。          私はムリでも、次の誰か。それがムリなら、その次の次の誰かが」         疲れたら休んで…お菓子食べたり、酒飲んで騒いだりして、休んで。         やる気が出たらまた進む。そんな生き方もいいじゃない。         「それまでは…やっぱり、諦めるわけにはいかないですね」              マスターさんは、頑張りやさんだね。   クレダ : 「だって悔しいじゃないですか。やられっぱなしなんて冗談じゃないです」              素直じゃないんだね。   クレダ : 「なんか、前にも同じこと言われませんでした?」              でも、そんなマスターさんは私好きだよ?可愛いもん。   クレダ : 「そう? ありがとう」              だから、お手伝いしてあげる。   クレダ : 「お手伝い?」              目が覚めたら解るよ。   クレダ : 「じゃあ、楽しみにしてます」              うん。それじゃあ、またね。   クレダ : 眼が覚めたら…セイバーを取り戻しに行かなきゃ。         イブについていく、というならそれでもいい。         けれど、それはセイバー自身で考えて決めないといけないことだ。         自分のあり方を誘導するのは親の役目かもしれないが、決めるのは、自分でやらなくちゃいけない。         「また会いましょう。          …願わくば、あなたがあなたらしくあれますように」         十字をきる。
    ― 混線は解消されました。以後、混線は起きません。 ―
  セイバー: 目が覚めるのである。
  クレダ : 「はっ…」         起き上がって、大きく伸びをします。         「…朝かぁ」
  セイバー: で、天目であるが。作成した宝具が、真っ赤なルビーみたいな形状をしているのである。
  クレダ : …。
  セイバー: 例えるなら、兎の目であろうか。まぁそんな感じであるな!
  クレダ : 「な、…にこれ? おーい、なにこれー」         と、天の目の頭をぽんぽん叩きます。         天の目「AMEN(かくあれかし)」         「ごめん、意味わかんない」
  セイバー: うむ。何も考えず、鎧脱げた拙に当てると洗脳解除する宝具でいいのである(笑)
  クレダ : ぶっちゃけたーーー!(笑)         でも鎧解除は必須なんですね、どちくしょー。
  セイバー: あぁ、これは効果付与であるから、まぁ他の宝具効果はそっちで作って欲しいのである。         つまり、基礎データとかそういうのであるな。
  クレダ : わかりました。なんとかします。
  GM  : もうなんだそれ(笑)
  セイバー: ちなみに、ダメージは出なくても『当てる』だけで結構である。
  クレダ : 魔力+であればなんとかなるか…
  セイバー: まぁ、絆+6であるからな。そういうのの結晶だと思えばいいのである。
  クレダ : ぱっと見、馬鹿やってるだけの関係に見えるかもしれませんが、実際は、         マスター全員生還させてますからね、私達。         頑張ってるほうだと思いたい。         そしてナイスコンビだと思いたい。         うーん、緊張してきた。
  GM  : では朝行動を終了しましょうか。
  クレダ : 一対一って苦手なんですよね… カードゲームとかそういうの…         前にも行った気がしますけど、リアルで手が震えてくるんですよ…