第三次月詠聖杯戦争九日目 夜パート2
クレダ : あらすじ:決戦前夜
GM : ほかには?
セイバー: まぁ、拙のフラグがいろいろたったであるな(笑)
GM : いま、イカ娘の幕間を作成中なのでしばらくお待ちください。
クレダ : 夢とその後、あわせてようやく一夜くらいの分量でしょうか。
GM : 二人でやりたいことがあったら今のうちにしておいてください。
クレダ : やりたいこと… 会話?
GM : どうぞ。
クレダ : きのこの山とたけのこの里だったら
セイバー: たけのこである!
クレダ : たけのこですよね! って普通に答えるなー! はあはあ… ツッコミ不在時空の恐怖。
セイバー: では、拙のフラグについてちょっと話すであるか。
クレダ : ん。お願いします。
セイバー: 拙のイベント進行については、マスターの行動が関わるのである。 なんだかんだ言って拙が常に観察し、触れているのはマスターである。
クレダ : ち…痴漢
セイバー: つまり、マスターの行動によって姫が『外の世界だって、頑張って歩いていける』かどうか決定するわけであるな。
クレダ : ということは、ここで「信じられるのは金だけ! お金さえあれば問題なし!」と印象付けておけば
セイバー: 引篭もるであるな(笑)
クレダ : 守銭奴な姫が生まれ…ない。なんてこと。お金があれば幸せになれるのに(ぉぃ
セイバー: 姫は外の世界とは『恐ろしく、悲しく、怖いものである』という概念に縛られているのである。 これはいわば、『大人(成長した)という存在に対しての不信・絶望・嫌悪』である。
クレダ : ピーターパンですか…?
セイバー: ぶっちゃけるとルイス・キャロルが悪いのである。
クレダ : …ロリコン逮捕すべし(失礼)
セイバー: まぁ、成長し汚れた大人達に対しての絶望とかそういうのが主であるから(笑)
見学者 : (ライダーのトラウマが…?)
クレダ : 成長し汚れたライダー。違和感ゼロ。大人死すべし…まずい。共感しかわかない。
セイバー: で。フラグ達成するには、『世界だってそんなに悪いばかりじゃない』ってところを頑張って見せる事であるな。 今のところ、死ぬはずの運命の二人を救っているので、フラグは結構進んでいるのである。 ちなみに、拙があんまり主体的な意見出さないのもここら辺にかかっているのである! 質問が無ければ終りであるな!
クレダ : なんとなく雰囲気はわかりました。 じゃあそれを受けてすこし茶番時空をはさんでもよろしいでしょうか。残った判定の前に。
セイバー: うむ。
GM : どうぞ。
クレダ : この前のシーンのあと、アンジェはそのままどこかへ行ってしまうんでしょうか?(演出のための確認)
GM : そうですね。
クレダ : わかりました。 じゃあ、ホウキ…もとい杖に横すわりで飛んでいったアンジェを見送ったあと、セイバーに話しかけます。 「ところでセイバー」
セイバー: 『うむ?何であるか?』
クレダ : 「あなたはなんで仮面をつけているんですか?」
セイバー: 『ふむ。実に難しい質問であるが、拙はガワだけの存在なのである。いや、精神だけであるか?』 あの夢の国では猫も帽子屋も『地の文』も同じ声だったように、鎧を脱いだセイバーの声もまた、同じ声である。
クレダ : 「じゃあ、あなたは仮面を脱ぐことはないんですか?」
セイバー: 『どうであるかなぁ。仮面そのものが拙であるし、そうでもないとも言えるのである。 まぁ、しかしである。もし、拙が拙の顔をきちんと持てたなら、それはとてもいい事であるな! 姫が外の世界に歩き出せたという事である!』 【騎士】と【アリス】は本来不可分。 【騎士】は【アリス】の防衛本能であり、別の存在でありながら【アリス】の紛れも無い一部である。
クレダ : 「……」 後ろで組んでいた手をほどいて、一言一言考えながら言います。 「そういうことじゃないんです」
セイバー: 『ふむ?』
クレダ : 「たぶん、近いうちに、私はイブとの約束を破ることになるでしょう」 ネイビア殺害は飲めない条件ですから。 「私は、あなたが思っているような人間じゃありません。 きっと、あなたが思うような未来は迎えられないと思います。すみません」
セイバー: ふむ、答えていいであるか?
クレダ : はい。
セイバー: 『ふーむ。拙には、マスターが思っている事は全部はよく解らないのである。 が、言わせてもらうならば、そうであるな。拙は、もう充分幸せであるぞ?』
クレダ : 「幸せ…ですか」
セイバー: 『マスターに召喚されて、いろんなものを見たのである。 いろんなものも食べたである。いろんな人と話したのである。 たしかに、拙は姫に外の世界に出てみて欲しいである。が。 拙も、ただただ殺すのではなく、【ちゃんと守りたかった】のである。 マスターに召喚されて、初めて【ちゃんと守れる】ようなったのである。 殺す事しかできなかった拙がであるぞ!』
クレダ : (…夢で見た) 血まみれになった大鎧の怪物。 それと今のセイバーは、とても同じには見えない。
セイバー: 『だから、拙はもう充分に幸せなのである。姫が外に歩き出せるようになるのが、 それは拙の一番の望みであるが、でも、もしできなくっても悔いはないのである! だから、マスターは心配しないでもいいのであるぞ。拙は、どんな事でもマスターを守るであるからな!』
クレダ : 「…最初あった、令呪の拘束は、もうありません。もう、戦わなくてもいいんですよ」
セイバー: 『令呪があったからマスターを守っていたわけではないのである。拙が守りたいから、マスターを守っているのである。 ろくに働かない拙の騎士道であるが、この誓いは守るであるぞ!』
クレダ : 「………」 はじまりは、令呪による強制からの関係だったけれど。 「…今、あなたがいてくれることに感謝します」
セイバー: 『うむ!感謝されるのである!』
GM : そろそろ進めていいですか?
クレダ : ちょっとまって。
GM : まつ。
クレダ : やっぱり強制するのは嫌だ。できることなら対等でありたい。 腕力の差や、地位の差は絶対になくせないだろうけれど。 お互い、尊重しあえるのがいい関係だと思うから。 「セイバー…」 頭を下げて、言います。 「ありがとう」
セイバー: 『なぁに、こちらこそありがとうなのである!』
クレダ : う、うう…ううう…! GM! シーンカットを…私がボケてしまう前に!
GM : シーンカット。
クレダ : はずい! どうしてもいいたいことだったけど恥ずかしい!
セイバー: 最初に比べれば、マスターも大分素直になったであるなー(笑)
クレダ : ど、どういう意味ですか。
セイバー: 会ったころなら絶対トーガに対して歩み寄ろうともしないし拙に表面上以外に頭下げるとか無いである(笑)
クレダ : そ、そんな風に見られてたなんて…まあそうかもしれないですけど…
GM : 幕間を出しますね。
8日目 昼 王子岬/海の家・れもん
「おーいイカ娘。そろそろ雨戸閉めてくれ」 「ゲソ!? まだ就業時間じゃなイカ?」 「なんか台風が来るってさ。海も荒れてきたし、今日はもう店じまいだよ」 「そ、そうでゲソか……」 海の家れもんに、奇妙なアルバイトが入ってから既に一週間がたっている。 最初はコスプレとしか思えない姿や、地上侵略と言った言動、ときどき髪で配膳をする芸に面喰っていた栄子も この一週間で、この娘が「ただのバカなんだなあ」ということがわかり、かなり気安くなっていた。 テレビに物珍しげにかじりついたり、エビが大好物だったり、子供相手には大人気だったり 壁を破壊された時はかなり頭に来ていたが、今ではすっかり、この海の家の一員である。 「なんだ。お前が働きたがるなんて珍しいじゃないか。それ終わったら奥でテレビ見てていいぞ」 「栄子……その、実は言いそびれていたでゲソが……」 「失礼します」 モンスターがガタガタとたてつけの悪い雨戸と格闘していると、涼やかな声が海の家を訪れた。 サーファーのような日焼けではない、ビロードのような褐色の肌。緑の瞳、白い髪。額の宝石。 栄子の姿勢がピンと伸びた。こんなイケメンは一度会ったら二度と忘れられないだろう。 「あ、アーチャーさん! こいつを迎えに来たんですか?」 「はい。お久しぶりです、エイコさん。モンスターは上手くやっているでしょうか」 「言われるまでもないでゲソ! 私はすでにこの店の名物になっているでゲソ!」 「いやまあ間違っちゃいないけど、イカ墨スパゲッティ的な意味で」 なおモンスターは看板娘と言いたかったらしい。 アーチャーは涼やかに微笑み、仲の良い二人の漫才を遮った。 見守りたかったのは山々だったが、時間の余裕はない。 わざわざモンスターを迎えに来たのはそのためだ。 「エイコさん。彼女から聞いていると思いますが、今までモンスターをありがとうございました」 「へっ?」 「あ、アーチャー! 私から言うでゲソ!」 「ああ、まだだったんですか……それはごめん」 「栄子……実は、都合があって明日からはこれなくなるでゲソ」 「え、は? そ、それってバイトを辞めるってことか? ちょ、いきなりなんだよそれ!」 寝耳に水である。 「っていうかせめて何日か前に言えよ! 壁の修繕費はどうするんだよ!」 「正直済まなかったじゃなイカ。うちの事情が急に変って、用事が出来てしまったでゲソ」 「なんだよ用事って!」 「すまんが、それは話せないでゲソ」 「僕からもお詫びします。金銭的な補償なら、ある程度用意してきました」 アーチャーが栄子に封筒を渡す。その中には万札が数枚収められていた。 栄子は唖然とする。 ……実際のところ、壁の修繕費用分は、既にモンスターは稼ぎだしていた。 自分で言っていた通り、彼女はこの店の名物になりつつあり、客足も例年よりも増していた。 だからこそ、栄子は心のどこかで、夏が終わるまで、モンスターはこの海の家にいるものだと思っていた。 「お世話になったでゲソ、栄子」 ぺこり、とモンスターが柄にもなくお辞儀をする。 とっさに、栄子は口に出していた。 「ま、待てよ!」 「ゲソ?」 「その、用事が終わったら……また来いよ。今度は客としてもてなして……やるからさ」 「エビチャーハン食べ放題でゲソか?」 「お前なあ! ……まあ、1杯ぐらいならいいけどさ」 「それは約束でゲソよ!」 モンスターが栄子の手を取り、ぶんぶんと上下に振る。 栄子はその子供っぽさに苦笑し、頬をかいた。 「よかったですね、モンスター」 「得をしたでゲソ! 栄子に奢らせるなんて、この機会は絶対逃せないじゃなイカ!」 「お前な、あたしがどんだけケチだと……」 「それじゃ店じまいするでゲソ!」 ばたばたとモンスターが雨戸との格闘を再開する。 栄子はその後ろ姿をなんとなく眺めていたが、アーチャーがいつの間にか隣にいるのに気付いて飛び上がった。 「ひゃっ、な、なんですか?」 「いえ。彼女に本当によくしてくれて、ありがとうございます」 「いやあ、バイトの世話をするのは先輩の務めですから。アーチャーさんにお礼言われるようなことじゃないですよ」 「では……ごめんなさい、栄子さん。先に謝っておきます」 「へ……」 栄子の瞳が、トロンと下がる。 アーチャーの額にある緑の宝石の、魔眼効果によって一瞬で暗示にかけられたのだ。 彼女にかけられた暗示は二つ。 この一週間の、モンスターに対する記憶を封印すること。 そして再び会えたなら、その封印を解除すること。 「もう暗示をかけたでゲソか?」 「ああ。戸締りは終わったみたいだね、モンスター」 「今日は台風が来るらしいから、しっかりしめておいたでゲソ!」 「いいことだ。エイコさんを家まで送ったら……僕達も戻ろうか」 「わかったでゲソ! 栄子にエビチャーハンを奢らせるためにも、絶対勝とうじゃなイカ!」
9日目 深夜
クレダ : まってGM。まだ夜の分の判定が残ってます。セイバーの外部HPがけっこう減っていたはず…
セイバー: うむ、結構減ってるであるな。
GM : ああ。では判定してください。
クレダ : 分割思考+で、回復魔術。達成値半分。クレダとセイバーのHP ん…いや。達成値分にします。 12an5+10an5+1an1 (ころころ……) [5,1,6,2,5,6,4,2,1,2,5,1]+[1,5,3,6,1,6,4,4,3,5]+[2] = 18 代償もろもろ含め、わたしHP−3、セイバーHP18回復。 もう一回、同じ組み合わせ。 12an5+10an5+1an1 (ころころ……) [2,4,2,4,2,4,2,4,4,5,2,3]+[6,4,3,6,1,1,1,6,5,5]+[4] = 19 代償もろもろ含め、わたしHP−3、セイバーHP19回復。
セイバー: バーブレッド75/80である!今現在。アリスはもう使えないので、いいであるな(笑)
クレダ : 天の目が、クレダの装填魔具にMP回復魔術をいれます。達成値分。 20an5+1an1 (ころころ……) [5,5,6,1,4,6,2,1,3,6,6,5,6,4,1,1,3,2,4,5]+[3] = 15 最後に、わたしと天の目がダブル瞬間魔眼回復。達成値半分で天の目のMP。 12an4 (ころころ……×2) = 5 , 10 行動終了。お待たせしました。
GM : うい。では行動宣言ですね。
クレダ : それで深夜ですが…灯台で合流するんでしたね。
GM : 灯台に行く?
クレダ : はい。まずは灯台へ。アンジェと合流して、クロウを探します。レンタカーを走らせます。
GM : ぶろろ。