第三次月詠聖杯戦争九日目 朝パート2
9日目 朝 北区/病院
クレダ : ぼてぼてぼてぼて、ぱすんぱすん。(排気音)
セイバー: 今回は拙は仮面を被った女の子の姿なのでへーきでついてこうとするのである(笑)
クレダ : 仮装パーティ?(笑)
GM : 籐河「……今更だけどわざわざ付き合ってもらって悪いな」
クレダ : 「いえ、お世話になっているのはこちらの方ですよ。 改めて、昨日はありがとうございました。私達が生きているのは、あなたのおかげです」
GM : 籐河「いや相性悪すぎて大したことできてねえけどな!」
クレダ : 約束を破られたらどうしよう、と、考えたけれど、藤河さんはちゃんと守ってくれた。
GM : ランサー「今日は私達も一緒に行くね」
クレダ : 「それじゃ、みんなで行きましょうか」
GM : では受付を通って赤座結衣の病室です。 籐河「結衣〜、お兄ちゃんがお見舞いに来たぞ〜」
セイバー: 「おはよーございまーすなのである!」
クレダ : 「失礼します」
GM : 結衣「わーい。お兄ちゃんとお姉ちゃんだー。ランさんと女の子もいる〜、だれ〜?」 ランサー「こんにちは、ユイ。調子はどう?」 結衣「ぽわぽわだよ〜」 とりあえずセイバーだけ顔を知らないようだ。 籐河「こいつはその、なんだ。クレダのあれなんだ。な?」
クレダ : 「アレってなんですか!?」Σ
セイバー: 「なんというか説明が難しいアレである!」 むふん、と兎のお面被ったまま胸を張る!
クレダ : 「後輩、そう後輩です。交換留学生みたいなものです」
GM : 結衣「後輩さん? 小学生だよね〜、えらいね〜」
クレダ : 「顔を隠しているのは宗教上の理由です」
GM : 結衣「ウサギさん可愛いよ〜」 籐河「宗教上って、あんたがそれ言っていいのか」
クレダ : 「私、原理主義者じゃないですから。宗教はもっと寛容であるべきだと思うんです」
GM : 結衣「なでなでしていい?」
セイバー: 「うむ、良いであるぞ!」 では、ベッドの横にとすんと座るのである。
GM : 結衣「わーい」(もふもふなでなで)
クレダ : (のどかだなー)
GM : というわけで、しばらくのんびりした時間が過ぎます。
クレダ : 平和平和。平和っていいですね。
セイバー: 拙がわきゃわきゃ騒ぎ、マスターが呆れ、トーガがツッコミ、ランサーが返し、ユイが笑うのであるな!
クレダ : そうそう(笑)
GM : それが最後の団欒になるとは……
クレダ : ふ、不吉!
セイバー: 「というわけで、実はマスターはユイのお義姉さんなのである!」
GM : 結衣「ええ〜。そうなんだ〜」
セイバー: 「でもマスターぶきっちょでシャイで人見知りであるからなー。駄目なおねーさんであるなー」
クレダ : 「う、うるへー!」
GM : 結衣「それじゃお姉ちゃんって呼んでいい〜?」
クレダ : 「お姉ちゃん!?」 背景に星が…
GM : 籐河「もう呼んでただろ!」
クレダ : 「あ…そ、そうでしたね」(しょぼん) 星消滅。病室の隅でいじけてます。 (ど〜せ私は兄ちゃんを兄ちゃんとも呼べないようなヘたれですよー)
セイバー: 「じゃあ次は『ねーちゃ』と舌っ足らず風であるな!」
クレダ : 「へんな属性つけんな!?」
GM : 「な、なんか気に触ったか?」 と、籐河。
クレダ : 「いや、そういう意味ではないんですけど…」 その口癖で直後に死んだキャラがいたのでつい…
GM : 結衣「おねえちゃーん」
クレダ : 「へ?」
GM : 結衣「えへへ。呼んだだけ〜」
クレダ : 「えー?」
GM : ランサー「……やっぱり妹は至高だね」
クレダ : 「うーん、まあいいですけど〜」 と言いつつ、まんざらでもない様子。
セイバー: 「マスター!」
クレダ : 「どしたのセイバー?」
セイバー: 「呼んだだけである!」
クレダ : 「天丼!?」
GM : 籐河「お前が呼んでもなにも可愛く感じねえな…」
クレダ : 「ところが、これを養子縁組をして妹にしたら…」
セイバー: 「姫ならともかく拙が呼んでも可愛くないのは道理であるな!」
クレダ : 「別人だったんですか…」 いや、それはそうか。 「でも見た目は女の子なわけで…となると問題は…日ごろの行い…?」
GM : 結衣「セイバーちゃん、可愛いのに〜」 籐河「まあ、ふだん鉄の塊だからな…先入観って奴か」
クレダ : 傍目には完璧別人ですね。
セイバー: 「最近では兎の着ぐるみでもあるぞ?」
クレダ : 「それじゃ言葉遣いでしょうか」
GM : とまあ、しばらくしたところで退室ですね。 結衣「またきてね、お姉ちゃん、お兄ちゃん、セイバーちゃん、ランさん」
セイバー: 「うむ、またであるぞー」
クレダ : 「はい。さようなら」
GM : 籐河「お兄ちゃんが既に二番目に!?」
クレダ : 「そこ気にするところなの!?」 だめだこのシスコン はやくなんとかしないと…
GM : ランサー「うん……またね、ユイ」 というわけで妹の病室を後にしました。庭あたりに移動しようか。
クレダ : はい。
GM : 籐河「……さっきも言ったけど、ありがとよ」
セイバー: 「別にどーってことないのである」
クレダ : 「気になさらないで下さい」
GM : 籐河「ま、見舞いのことじゃなくても……色々な。んで……これ、使うか?」
クレダ : 「それですと、もしかすると、むしろこちらの方が謝らなければいけないかもしれないですよ」
GM : 籐河「へ?」
クレダ : 「アンジェリカ…つまりバーサーカーのマスターとは、10年前友人でしたからね。 聖杯戦争で出会ったのは偶然ですし、今は友人と言うよりライバルですが」
GM : 籐河「そいつは……大変だな」
クレダ : 「でも、今回はその関係が生きるのではないかと思っています。ここはなんとか協力できないか、と。 もちろん藤河さんとも一緒に、ですよ」
GM : 籐河「いや、あいつ思いっきり俺を狙ってきてるんだけどさあ」
クレダ : 「でもそれは利害が対立しているからで、個人的な恨みからではないと思います。 他を先に狙う理由があれば、あるいは…」
GM : ランサー「……その子は結衣の完治を願ったりしないんじゃないかな」
クレダ : 「ええ、もちろん最後は戦うしかないでしょうね。でも、それは今のような状況とは明らかに違います」
GM : ランサー「……」
クレダ : 「なぜか? 参加者が少数に限られるからです。アンジェリカの望みは…おそらく、 7騎のサーヴァントすべてを必要とするほど、大きな願いであると考えています」
GM : 籐河「なんだそりゃ?」
クレダ : 「はっきりと確信をもっているわけではありませんし、 それほど重要でもないでしょうから、詳しくは言いませんけれどね」
GM : 籐河「そうか……」
クレダ : 「まあ、結論から言うと、彼女が最後に残ったのであれば、 おそらく、彼女の敵対者も1組か2組。それで全て、ということです」
GM : 籐河「けどそいつ、聞く耳もつのか?」
クレダ : 「持たないでしょうね。でも…それは、逆に言えば、戦闘のルールは、 アンジェリカと、その敵対者1、2組が決められるということでもあります。 殺し合い? させませんね」
GM : 籐河「つまりどういうことなんだ?」
クレダ : 「向こうは殺害するつもりで来るでしょうけれど、うまくすればサーヴァントを倒すだけですむかも、 という。ぶっちゃけそれだけなんですけどね」 (とはいえ…) と、言って他の人たちを見つつ。 (仮に他のサーヴァントが全て沈んでも、邪魔が入る可能性はありますが…)
GM : 籐河「いや。まあ普通はサーヴァントが前衛だから、そうなるんじゃね?」
クレダ : 「アンジェの場合、マスターもかなり戦闘力ありますからね…」
GM : ランサー「それと……あのバーサーカーを倒せるかどうかだね」
クレダ : 「…ん。そうか…なるほど。 アンジェと、他のサーヴァント1組になって、“アンジェがバーサーカーを倒したら”終わりですか。 とすると、それまでに彼女は小聖杯を確保しようと動くはず…」
GM : 籐河「いやその発想はおかしい」
クレダ : 「え、どうしてです? この大会にはサーヴァントが8騎参加しているんでしょう?」
GM : 籐河「まあな」
クレダ : 大会→聖杯戦争
セイバー: まぁ、聖杯は『サーヴァントにしか触れない』という決まりがあるのである。
クレダ : 願いをかなえる場合は?
GM : ええと『令呪保持者か、サーヴァントしか触れられない』ですね。 ただしサーヴァントのメインマスターであれば令呪保持者とみなします。
クレダ : よかった、触れないかと思った。
GM : つまりバーサーカーを消せば実質脱落ですね(令呪が再配布されなければ)
クレダ : んー。裏技はないってことですか?
GM : 裏技はルール適応外だろ?(笑)
クレダ : …ごめん、正直、ルール無視の戦いだと思ってました。
GM : 聖杯戦争でチートをしないのは馬鹿という言葉もある。 なおクレダは道場行きという最大のチートしてます。
クレダ : えっと…卓終了にした方がよかったんでしょうか? 基本、コンベンションにしか参加したことがないのでイマイチ常識がわからないのですけれど。 すいません、嘘つきました。コンベンション>オンセ卓です。
セイバー: いや、メタ的に対策張れるという最大のチートがある、ということである(笑) ただ、1回死なないと駄目であるが。
クレダ : 死んで覚えるゲーム。
GM : さておき。 籐河「まあ、倒せなくても令呪で自害はさせられるよな」
クレダ : それじゃあ、実際、どうなんですか?
GM : 実際のところですか? 小聖杯と陣地と令呪を確保していれば勝ちですね。
クレダ : 今回の戦いで、サーヴァントが自分達と、それ以外に1体残っている状況で、 自分がサーヴァントを自殺させてワンランク上の願いをかなえる、というのは可能ですか?
GM : 可能。令呪はサーヴァント自殺後しばらくすると消えるから。 サーヴァント消滅後、しばらくは残ってる、ですね。
クレダ : あと、5騎で叶えられる願いってどのあたりまでですか?
GM : ささやかな願いですかね。
クレダ : ささやか? ユイを人間にもどす、というのは?
GM : それくらいなら可能ですかね。
セイバー: ちなみに聖杯はそれで消えるのである。
クレダ : まさにフラグ戦ですね。
GM : まあ、まだ2騎しか落ちていませんがね。
クレダ : 「となると…です。途中で聖杯を使われる可能性を考えると、 慎重なマスターであれば、この辺りで小聖杯を確保することを考える…かな」
GM : 籐河「ま、そうなるな」
クレダ : (今朝のメールの“用事”というのは、もしかするとそういうことですか…)
GM : ランサー「でもアダムは相当、強いよ」
クレダ : 「しかも、他のマスターとの取り合いになることも考えると、なかなか難しい目標ですね」 (とはいえ、アダムにはネイビアを守るという任務もあるし、拘束は難しくないはず)
GM : 籐河「難しい話になってきたな……ま、とりあえずどうするんだ?」
クレダ : 「…やはり、アンジェに共闘をもちかけるとしたらこのタイミングしかありませんね。 アンジェリカに、私と組んで、とメールします」 対価となる可能性があるのは…筆頭、イヴの真名。 それを教える代わりに、アダムと当たる場合、クロウと組まないよう条件をつけるまでいけるかな… というところではないでしょうか。
GM : 籐河「あと、話がそれちまったが。これ、いるか?」 と右手の令呪を見せます。
クレダ : 「…は? えっと。逆に聞きますけど、なんでいらないんですか?」 それはもちろん、有用だとは思ってますけど。令呪。欲しいですけど。
GM : 籐河「いや、なんつーか……例の宝具、令呪がないと使えないんじゃねえの? だったら俺が持ってるよりは有用かと思ってよ」
クレダ : 「ち、ちげーし! そんなことないですし! というかそれはお人よしが過ぎませんか?」
GM : 籐河「いや、いろいろ世話になってるから。お人好しってほどでもねえけどよ」
クレダ : 「その…、まだ私が、ユイちゃんの回復を願うと限ったわけでもないでしょうに。 しかもそれ、あなたの最後の令呪でしょう?」 一つは昨日使って、一つは法鈴さんに渡したはず。
GM : 籐河「まあそうだけど。別にランサーは令呪が必要な宝具なんて持ってないしな」 ランサー「燃費がいいと言ってほしいな…」
クレダ : 「令呪が必要な宝具自体がおかしいんですよ! っていうか聖杯戦争に参加してないと役に立たない機能じゃないですか!」 いえ、実際は令呪が無くても仮面をはがそうとすればいいんでしたか。
GM : 籐河「それに。あんたに賭けるのが俺にとって一番勝率が高そうだからな。 で、どうする? 渡しておこうか?」
クレダ : び、びみょー。もらわないと手詰まりで重要NPCが死にそうな気がするし、 もらうと藤河さんが大変なことになりそうな気がする。 「正直言って、あの宝具は使うつもりないのですけれどね…」 いや、決めるのはセイバーですけれど。
セイバー: 「…………ふごごごごごご……」 (だらーん) 仮面の鼻部分から鼻提灯。
クレダ : ………
セイバー: まぁ、演出の為でもあるからそのまま起こすなりなんなりするのである(笑)
クレダ : わかりました。 「って、おきろーーー!?」
セイバー: 「ふぉっ!?」 (ぱちーん)
GM : 籐河「寝てたのかよ!」
セイバー: 「うーむ。だって話が長いのである。で、何の話であったか?」
クレダ : 「藤河さんが“やるか?”って」
GM : 籐河「誤解を招く言い方はやめろ!」
クレダ : 「へんな想像はやめてください」
セイバー: 「ふーむ?令呪であるか?うむ。いらんのである! そもそも、アレはそうみだりに使うものじゃないのである。むしろ、使ったら駄目なものである」
クレダ : (…まあ、防御型のセイバーなら、令呪がなくて勝てないことはあっても、 令呪がなくてやられる可能性は少ないかな…それはそれでいいか)
GM : 籐河「そうか……それでいいのか?」
セイバー: 「なんというであるかなー。うん。そうであるな、あと、一騎。 あと一騎、アレを使って倒したら、多分駄目である。つまり、もうギリギリであるな」
クレダ : 「え、そんな制限あったんですか?」
セイバー: 「いや。むしろ、外れるのである」
クレダ : 「拘束具が?」
セイバー: 「言いえて妙であるな。うむ。おそらくあと一騎、アレで倒せば、多分拙は『セイバー』では無くなるであろうな」
クレダ : そして人を食ってる… モードに。今でも人を食ってますけどね。言動が。
GM : 籐河「なんかうちの学生がそんなアニメの話をしていたような気がする」
クレダ : 「いや、私が小学生の時のアニメですけどねアレ」
GM : 一応訂正しておくと、今は2001年だ!(笑)
クレダ : な、なんだってーーー!? PL16歳。あーあの頃にもどりたい…
セイバー: 「元々、拙はこれで弱体化中である。アレは拙を元の状態に戻すものであるが、 同時に足りない部分を補填するのである」
クレダ : 誰、この危ないのをサーヴァントにした人。
セイバー: 「ライダーで大分補填できてしまったであるからな。あと一騎、補填してしまえば、多分もう止まらぬであろう」 正確に言うとFP50吸収するとフラグが外れた!
クレダ : すったFP50を能力成長にあてず、フラグはずしに使ったと…つまりこういうことでしょうか
セイバー: いや。FP50でアリスの強化と『単独行動』解禁であるのでな。
GM : 籐河「なにそれ怖い」
クレダ : 「聖杯戦争よりセイバーを先になんとかするべきじゃないかと思えてきました」 バトルジャンキーのマスターだったらどうするつもりですか。
セイバー: つまり、アリスを無限駆動化させるつもりだったのである。同時に、黒化。
GM : じゃあ自害ように令呪もらっておく?(笑)
クレダ : 黒化したら、もうそれに頼るしかないですね…
セイバー: 「まー、きっちり使い終わったであるし、アレも令呪無しで使えぬであろーし、もう問題無しである」
クレダ : 「まあ、今は必要ないでしょう。過ぎた力は身を滅ぼす、といいますし、またの機会に」
GM : 籐河「わかった。んじゃ、お互い頑張ろうか……とりあえず寝るわ」
クレダ : 「はい。おやすみなさい」
GM : てな感じでシーンカット?
クレダ : シーンカットお願いします。 そして午前のうちにアンジェにメールです。 メールの内容は… アダムを倒して聖杯を確保するつもりなら、クロウではなく私と組むべき。 クロウは戦闘力があるが、私達にはさして無いため、小聖杯の取り合いになる可能性は少ない。 また、こちらはサーヴァントの詳細な情報を把握している。 悪い話ではないと思いますが(CVオーメルサイエンス社担当) てな感じで。 ああ、あと。そのつもりがあるなら、夜のうちに教会に来てください。とつけます。 具体的にはナターシャと会った後くらいの時間で。 おっと、ごめん、もう一つだけ。
GM : ん?
クレダ : サーヴァント複数でアダムを集中攻撃しても、不利ですよ。と、メールの最後に付け加えます。 いや、相手のターンが回ってくる前に倒せたら勝つんですが。
GM : 対軍攻撃で回復してくるからな。
クレダ : そこはそれ、口先三寸というやつです。まあそんな感じで様子を見ます。
GM : うい。
クレダ : 実際の営業トークですと、これに相手をおだてる発言がくっつくのですが、生々しすぎるので省略。