第三次月詠聖杯戦争七日目 深夜パート2

  クレダ : さてっと…ほぼなんにも準備できてないんですけれども。         出たとこ勝負大戦。やーばーいー。
  GM  : 作戦立ててから行け(笑)
  クレダ : 正直勢いが100%でした。
  GM  : 少し時間戻してもいいけどどうする?
  クレダ : いや、でも作戦を立ててもやることは変わらないと思うのでGOでいいと思います。
  セイバー: どの道、攫うか何かするしかないのである。このままだと何もせずともアダム達は敵に回るのである。         なら、多少なりともコントロールできる状態に持ってった方がいいのである。
  クレダ : 交渉のテーブルについてみないと、着地点は見つけられないだろうし。         とはいえ、アダムは体が動かなくなってきている可能性がありますからね…          個人的には、敵に回ることより、別勢力に掻っ攫われることを警戒してたりします。

7日目 深夜 港湾区/客船


  GM  : さて。豪華客船に突入してゴーレムに囲まれたんでしたね。         甲板でいいですか?イメージしやすいし。
  クレダ : 大丈夫です。
  セイバー: まぁ、よかろう。
  GM  : 船の甲出っ張ってるところ。こう…後部ラウンジ?
  クレダ : 「ペルメッソ」(お邪魔します、または、通してください、の意味)
  GM  : さて物言わぬゴーレム(全身鎧と剣と盾で武装)ですが。         その後ろから。甲板に一人の少女が出てきます。         ?「ふむ――――侵入者にしては堂々とし過ぎじゃの」
  セイバー: 『うむ。話をしにきたである!』
  GM  : ?「ま、わらわも客人じゃがの。にょほほほ」         出てきたのはフード風の頭巾に袈裟を着た少女です。
  セイバー: 『ところで、そっちは誰であるか?』
  GM  : 顔を合わせたことはないがこの喋りには聞きおぼえがある!
  クレダ : じゃあ、一応確認しましょう。赤座法鈴さんですよね?
  GM  : そうです。赤座法鈴さんロリババアです。
  クレダ : 「…もしかして、赤座法鈴さんでしょうか? お久しぶりです。アルバニアでお会いしたクレダです」         とはいえ、状況からして…
  GM  : 法鈴「ふむ。ではそなたがセイバーのマスター。聖堂教会のクレダであったか」
  クレダ : ヘルメスの瞳の関係者。ゴーレムを恐れていないから魔術の心得がある。         そして聖杯戦争において、ヘルメスの瞳と赤座家は協力関係。         このあたりと、この特徴的な喋り方をキーワードに加えれば、赤座法鈴さんが自然と思い浮かぶでしょうしね。
  GM  : ですね。
  セイバー: ところで、読み方は『ほうれい』なのであるか?
  GM  : あかざほうりん、です。         法鈴「まあわらわはここにはたまたま居合わせただけじゃよ。目的はあのうらなりかの?」
  クレダ : 「まあ、そんなところです。私個人としても、ヘルメスの瞳とは、話たいことが色々ありますし」
  セイバー: 『ふむ。ホーリンはトーガの妹なのであるか?』
  クレダ : (…おだてから入るとは、セイバー、恐ろしい子!)
  GM  : 法鈴「にょほほ。わらわの若づくりも捨てたものではないようじゃな。まあ奴の師じゃよ」
  セイバー: 『ふむ?ではトーガが言ってた【ババア】なのであるか!とても見えないのである』
  GM  : 法鈴「奴は折檻なのじゃ!」
  クレダ : …ああ、いや、藤河さんの妹の体を使っている可能性もあるんですか。私は知らない人物ですけど。
  セイバー: いるのであるか、妹?(笑)
  クレダ : 幕間でそんな話が出ていたような。
  GM  : 法鈴「まあなんであったかの? ああネイビアの奴めを殺しに来たのであったか」
  セイバー: 『いや、話に来たのであるが』
  クレダ : 「いや、別に殺すつもりはないんですけど。          ついでといってはなんですが、ネイビア氏にお取次ぎ願えませんか?          正直、戦うつもりもないのに、ゴーレムと殴り合いはしたくないので」
  GM  : 法鈴「ふむ。まあわらわとしても、どうせ奴は用済みだからどうでもいいといえばいいんじゃがな」
  クレダ : (冷たっ)         まあ日ごろの行いのせい、っていったらそうなのかもしれないですけどねー…
  GM  : 法鈴は、じゃらりと数珠と木魚を組み合わせたような礼装を袈裟から取り出しそれを操作します。         木魚じゃなく、数珠と法輪だった。         法鈴「まあその程度なら小指の一つじゃな、ほれ」         ロリババアの横にぼうっとした影が浮かび上がります。
  クレダ : 「うわぁー。アルバニアが懐かしくなってきた。ソニ君、元気にしてるかなぁ。          こほん。…赤座さん、感謝します」
  GM  : 影『……侵入者が……』
  クレダ : なるほど。通話ができる状態、ということ?
  GM  : 影『私がネイビア=マックスだ。私は参加者ではない。何の用だ、聖堂教会』
  クレダ : じゃあこう言います。         「奥さん米屋です。          だ…黙らなくたっていいじゃないですか! すべったからって!」
  GM  : 法鈴「セクハラにでも来たのか」
  クレダ : 「というか、イコールセクハラに繋がる日本人の方がどうかしてると思います」         普通に物売りがやってきただけかもしれないのに。
  GM  : それについては法鈴のセンスが昭和エロだからです。いや下手すると大正か。
  セイバー: ハイカラさんなのであるな。
  クレダ : それは、あゝ弟よ君を泣く、とかの話で盛り上がりたい…         けれど、今はおいて置きましょう。
  GM  : 置いておけ(笑)
  セイバー: 『うむ!話をしに来たのである!』
  GM  : ネイビア『話だと……それは聖堂教会としてか、それも一参加者としてか?』
  セイバー: 『後者であるな!』
  GM  : ネイビア『ふん、なるほどな……今現在貴様等が置かれている状況についてか』
  クレダ : 「その様子ですと、大体のことは把握しておられるようですね」
  セイバー: 『では、単刀直入に言うのである。拙らに攫われてみぬか?』
  GM  : ネイビア『は?』
  セイバー: 『拙らに攫われてみぬか?放っておいてもサーヴァント達は来るであるし、能力見放題であるぞ!』
  GM  : ネイビア『意味がわからん。会話をする気がなくなってしまうぞ』
  クレダ : 「でも、アダムはもう動くのが辛くなってるんじゃないですか?」
  GM  : ネイビア『どうやらお互いの会話の前提が食い違っているようだな』
  セイバー: 『そうであるな。では、理由を言うならば、拙はアダムが好きなのである。          闘わないでいいなら闘わせたくはないのである』
  GM  : 法鈴「今すぐそいつを自害させるべきじゃな、それなら。というかなんじゃ。            ネイビアはたぶん『セイバー陣営が追い詰められているから交渉に来た』と思っておるぞ」
  クレダ : 「言っておきますけど、少し前にあなたが見たのはそういう便利な能力じゃないですよ。          というか、それで勝てるなら最初からやってますし」
  GM  : ネイビア『ふん、そうだろうな――              ――だが、ジョーカーを持つものから潰されるのがバトルロイヤルというものだ』>セイバーの能力
  セイバー: 『そうであるな。あまり使いたい類のものでもないである。ともあれ。          闘う事を否定するわけではないであるが、命令で闘わせるのではなんか違うのである。          死ぬとしても、自分の意思であるべきなのである。拙はアダムに生きて欲しいであるが、          死ぬとしてもただ死んで欲しくないだけである。拙の主観として。          アダムの戦う理由はネイビアの命令と聞いたのである。故に、こうして話に来たわけである!』
  GM  : ネイビア『五月蠅いサーヴァントだな。貴様とは話していない。聖堂教会。貴様の用件はなんだ』
  クレダ : 「動きの鈍ったアダムは放って置いて、我々と組みません?          欲を言えば、アダム君もくれるとベターなんですけどね。あなた、どうせ聖杯なんて興味ないでしょう?」
  GM  : ネイビア『ふん。私の技術を見くびっているな』
  クレダ : 「なるほど。具体的には?」
  GM  : ネイビア『アダムは聖杯戦争仕様だ。聖杯が顕現するまで通常のスペックは維持できる。私がそのように作成した。              幸い。データは第一次、第二次のものがフィードバックできたのでな』
  クレダ : 「では、船の前に止めてあったワゴンは何のために? 副作用――出てるんじゃないですか?」
  GM  : ネイビア『別件だ』
  クレダ : ん…とすると。メタな読みになりますが、あのワゴンをもってきたのは赤座さんの方かな。
  セイバー: ホーリンのものであるか?(笑)
  GM  : 法鈴「実はわらわのリウマチがひどくての……」         いやメタでもなんでもない(笑)
  クレダ : 「それはよくないですね。最近はいい薬がありますから、病院の受診をお勧めしますよ」
  セイバー: 『その若さでリウマチとは辛いであるな。ん?いや、老人であるからそうでもないのであるか?』
  GM  : まあ法鈴が乗ってきたもののようですね。たまたま居合わせただけ。
  クレダ : 「さすがは人体改造の権威、というわけですか」         軽い皮肉を飛ばしましょう。
  GM  : ネイビア『ふん。その通り。刻印や回路の数だけを自慢するような懐古主義とはわけが違うのだ』
  クレダ : 「でも、本当にあれで十分だと思っているんですか?          見たところ、アダム君のスペックは、完璧には程遠いようにお見受けしますよ」
  GM  : ネイビア『奴が完璧である必要などない。完璧であるべきなのは、私が作り出す人間だ。              奴はただの試料に過ぎん。英霊の本気を引き出せたのならそれで十分だ』
  クレダ : 「ノー。分析装置が歪んでいては、正確な研究は不可能です。          優秀な研究者であれば、その程度は常識です…よね?          それとも、“私は天才だから、すべて直感だけでOK”と?」(くすくす)
  GM  : ネイビア『ふん――              ――つまりアダムの性能では貴様等の本気を引き出すには足りなかったというわけだな』
  クレダ : 「まあ、ありていに言えばそういうことですね」
  GM  : ネイビア『まあ実際その通りだろう。ライダーを脱落させた能力は既にメールで回ってきている』
  クレダ : 「でも、あの破壊力だけが全てと思っていただいては困ります」         使えない切り札は無いのと同じですからね。まあ…これは9割ハッタリですが。
  セイバー: まぁ、実際やろうと思えば、さらに上昇するであるからな…>あの破壊力だけが全て
  GM  : ネイビア『私が欲しいのはデータであって聖杯ではない』
  クレダ : 「こちらはわりと聖杯欲しいんですよね。利害が一致しそうじゃないですか?」
  GM  : ネイビア『一致というほどではないな。正確には相反しない、だ。              まあいい。同盟が可能であるということについては理解してやろう』
  クレダ : 「まあ無いなら無いでいいです。最低限、アダム君から手を引いてくれるなら、          ヘルメスの瞳からのプレッシャーを軽減できるという意味で、十分、こちらの利益です。          モンスター陣営はわりとなんとかなりそうですからね。」
  GM  : ネイビア『アダムから手を引く? いや意味がわからないな。あれはこの聖杯戦争で使いつぶされるべきものだ』
  クレダ : 「捨てる直前でいいから頂戴、と言っていると解釈してくださって構いませんよ」
  GM  : ネイビア『貴様は聖杯が欲しいと言ったのだろう? あれの心臓こそが聖杯だぞ』
  クレダ : 「あ、やっぱりそうなんですか?」         定番すぎて確認するのを忘れてました。
  GM  : 本人も最初にいってました。
  セイバー: いや、アダムがたしか初対面辺りで教えてくれたであるぞ(笑)
  クレダ : そういえばそうでした。すいません。
  GM  : ネイビア『故に、最後まで生き残れば奴の望みこそが叶う。まあ奴にはそんな望みなどあるはずもないがな』
  クレダ : 「仮に、最後まで生き残らなかったら?」
  GM  : ネイビア『聖杯を手にして最後まで残ったものの望みがかなう、だ』
  クレダ : ずいぶん残酷なことを言っているけれど。…うう、なんかムシャクシャしてくるなあ。         よく考えたらマリーザさんを酷い目にあわせたのもこの人だし。
  GM  : っていうか君の知り合いの魔法少女をみんな改造したのものこの人。
  セイバー: マスター、言っておくであるが、背後霊は別にネイビアの生死についてはどうでもいいであるぞ(笑)
  クレダ : 「繰り返しになりますが…聖杯の効果なんて本気で信じてはいないでしょう?          どうせハズレ。そんな風に思っているのでは?」
  GM  : ネイビア『私にとってはそもそも無用の長物だ。興味がないと言った方が正しいな。              私は私の培った技術と、そこから生み出されるものにしか興味はない』
  クレダ : 「いらないならください!」(直球)
  GM  : ネイビア『そうだな――――いいだろう。ただし条件がある。              セイバーの最終宝具をアダムに使用することだ。それによって奴の心臓をえぐり出すがいい』
  クレダ : 「なるほど」
  セイバー: 『あれ、使うのに条件があるわけであるが』
  GM  : ネイビア『それはそちらの都合だ』
  クレダ : (想像してた結果と比較すると…やや袋小路かなあ。          と、いうことですがセイバー。実行した場合どうなります?)
  セイバー: 『(うむ。まず使う事自体不可能に近いのではなかろうか?令呪、残り一個であるぞ?)』
  クレダ : (でも、アダムを救うのはあなたの望みなんでしょう? なら、使うという前提で話を進めたいと思うんですが)
  セイバー: 『(マスター、一つ忘れているのである)』
  クレダ : (それは?)
  セイバー: 『(拙は最後の一騎になるまで負けるつもりは無いのである。つまり、いずれアダムとは嫌でも戦うのである。           それに、先程言った通り、アダムの答えが戦いというのなら、拙は受けるのである)』         生きていて欲しいが、死ぬにしても自らの答えで死なせたい。と言ったであるな。
  クレダ : (今、令呪を使ってまで戦うつもりは無い、というのがあなたの意見ですか?)         まあ…アレを使ったら、たぶんアダムといえど死亡しますよね。
  GM  : 死にます。
  セイバー: 『(うむ!アダムが答えを見つけてからなら別に構わんのである。拙は、それに答えるだけなのである)』
  クレダ : やっぱりそうかー…。では、ここは引き伸ばし策ですね。         「ネイビア氏。私は聖杯が欲しいとは言いましたけれど、別に今すぐ手に入れたいわけじゃないですよ。          というか、夜にも深夜にも戦闘ってハードすぎます」
  GM  : ネイビア『私も今すぐとは言っていない。そうだな……最後の二騎状態になってからで構わん』
  クレダ : 「っていうか、その状況になったら、もう戦うしか道ないですよね…」         あくまで通常の聖杯戦争であれば、ですが。
  GM  : ネイビア『私は初めからそう言っているだろう。どうせあれの心臓が小聖杯なのだからな』         汝聖杯を求めるのならアダムをぶっ殺せ。
  クレダ : 「うーん…まあ、思うことがないわけではないですが、わかりました」         ここまでの進展、両者が交渉のテーブルについただけ。お互いメリットもデメリットも無し、と。
  GM  : アダム陣営と同盟状態に入るって話じゃないのか?(笑)
  クレダ : その流れに持っていけそうではありますけど、実際に話がまとまったわけじゃないですしね。         「では本聖杯戦争についてですが、我々としては戦う相手を減らしたい。あなたとしては戦闘データをとりたい。          この点については、同意していただけると思いますが、いかがです?」
  GM  : ネイビア『いいだろう』
  クレダ : うーん。この状況で、ネイビアとアダムの間の連絡を絶つには…         「とはいえ、ご存知の通り、我々は今やはぐれ者。調停者が聖堂教会サイドとはいえ、          ライダー陣営も沈み、立場は弱いといわざるをえません。          そこで一つ、このハンデを埋めるために、あなたの研究にとって有益な情報を差し上げましょう」
  GM  : ネイビア『ほほう』
  クレダ : うーーーん。この切り口だと…どうかな。         「アダムは優秀ですが、いくつか欠点があります――          “能力的な弱点があるのは、ただの実験体なのだから承知の上”? いいえ、そういうことではありません」
  GM  : ネイビア『なんだと? あれは寿命以外はほぼ完全な白兵戦闘能力を保持しているはずだ』
  クレダ : 「そこです。          あなたはこの聖杯戦争において、24時間以上、アダムを自律行動させていないのでは?          常にメンテナンスを欠かさない。なるほど、メカニックとしてはとても優秀です。          しかし――世の中には加速試験という言葉もあります。          ためしに72時間程度、なにも指示をあたえず放って見ておいてごらんなさい。          私達が、その弱点をついて差し上げます」
  GM  : 法鈴「なんじゃその突っ込みづらいレベルの見え見えの煽りは」
  クレダ : 加速試験…耐久試験のようなもの。1年間の耐久性があるかどうか計測する場合に、         実際に1年間使うのは大変なので、「通常よりは厳しい状況で、擬似的に耐久性を計測する」。
  GM  : 法鈴「そもそも弱点をついてどうするのじゃ?」
  クレダ : 「ですから、サービスですよ。共闘してくれるのですもの。これくらい誠意のうちです」
  GM  : ネイビア『3日間も遊ばせるほど聖杯戦争は長くないだろう。そもそもあれにそこまでこだわる気はない』
  クレダ : 「いやぁ? 長くするつもりですよ、私は」         いや、PLとしての意見じゃないですけどね。         これまでの積極的には戦わない という指針を取り続けたらそうなるだろう、というだけの発言です。
  GM  : ネイビア『どの道、データ取りがあれの存在意義なのだから、無駄な時間としか言えんな』
  クレダ : 「放っておいて、72時間後にデータをとればいいじゃないですか」
  GM  : ところでこの船に来た目的って何だっけ?
  クレダ : 1、アダムとイブ。2、わたしの過去。
  GM  : ネイビア『どうあれ。同盟関係を結ぼうが、どのように動かすかは私が決めることだ』         クレダの謎の煽りに付き合う気はないようです。
  クレダ : …まあ、少々無理のある切り口だというのは自覚してましたが。         実際、単独行動をとってくれれば、令呪を使わずに沈めることもできそうだったんですけどね。         まあ、そのルートは放棄しましょう。         「ではぜひご一考を」
  GM  : 法鈴「話はそれで終わりかの?」
  クレダ : 「そうですね…オフィシャルな話はここまでです。          でも、世間話に付き合ってくださるのでしたら、ひとつ昔話でもいかがでしょう。          地図から消えた、ある都市の話。ぜひお聞きしたいですね」
  GM  : ネイビア『ああ。ヴェルテポの話か。              試料を確認した。貴様はナンバー113だったな。聖堂教会』
  クレダ : 「ええ、そうです。その番号も、その番号で呼ぶあなたも、未だに好きにはなれませんけれどね」
  GM  : ネイビア『だがまあ私は壊滅自体には関わっていない。あれはチェチーリア家の自爆だ』
  クレダ : 「自爆…ですか。燭天使が街を破壊したこと、ですよね」
  GM  : ネイビア『ああ。私の改造した素体を結界に見立て、積層結界を構築するということだったな。              いわば現代のバベルの塔だ。結末も同じものを辿ったわけだが……天使? なんのことだ?』         ネイビアの声音はいきなり予想外のネタを突っ込まれたような反応です。
  クレダ : 「…いえ。あの都市で、燭天使らしきものを見たような気がしたので。ただの確認です」
  GM  : ネイビア『聖堂教会らしい幻覚だな。いやその時はまだ教会所属ではなかったか』
  クレダ : 「つまり、ヴェルテポは、結界の重みで潰れた、ということですか?          ―――崩壊の、直接の引き金になったのはなんです?」
  GM  : ネイビア『アンジェリカ=チェチーリアだ。あの封印指定が儀式を崩壊させ、第三魔法を獲得したらしいが』
  クレダ : 「儀式を、崩壊。…塔の柱であるところの、ナンバーズを殺して…、ということですか」
  GM  : ネイビア『具体的な経緯は知らんよ。              ともあれ最終的にヴェルテポは壊滅し、試験体002は協会によって封印指定とされた』
  クレダ : (…ふう)         心の中で、安堵のため息をつきます。         もしそうだったら、明日からどんな顔でアンジェと話せばいいのかわからないですから。         「しかし封印を拒み、今なお各地でやりたい放題をやっている、と」
  GM  : ネイビア『そういうことだな。封印指定が逃げ出すのは当然だが、              積極的に活動を続けながら生き残るのは珍しい』
  クレダ : 「っていうか第三魔法って魂の具現化じゃないですか。もう魂になってるとかじゃないですよね?」
  GM  : ネイビア『さあな。少なくとも協会での封印指定の『罪状』は、第三魔法の獲得だ」
  クレダ : 「うわぁ」         なんだかどうしようもない気がしてきた。         ところで、ヴェルテポで行われていた実験の詳細って聞いてもいいでしょうか。         文章で聞くとめんどくさそうなので箇条書きでいいのですが。
  GM  : ネイビアは仕様に会わせて魔法少女を作成するまでなので、それ以降はあまり詳しくないようですね。         あの戦場で改造を繰り返したことが一番詳しい。
  クレダ : じゃ、せめてその仕様だけでも。
  GM  : 言って理解できるのか?>仕様
  クレダ : 内容を知らないので、なんともいえないです。
  GM  : ネイビア『仕様か。とりあえず魔力炉を埋め込むことは基本だったな。そのために心臓を切除し…』
  クレダ : (うっげぇ)         心臓もないとかゾンビですね。
  GM  : ネイビア『埋め込む礼装は正直、質が一律とは言い難かった。              当然だな。ロードの権力とは言えあれだけの数では。              よって礼装に合わせて素体の体質を調整することが必要だった。              そのために自動的に薬物を生成する器官を追加した。              あとは礼装による拒絶反応だが、まあこれは寿命を削ることで解決した。              そういえば素体は必ず一定年齢の女だけに指定されていたな。これはチェチーリア家からの指定だ』
  クレダ : (…ロリコン?)
  GM  : ネイビア『まあ同調の問題だったのだろうな。              全ての魔力炉はアンジェリカ=チェチーリアのパターンに同調するように設定されていた。              ただしそれを同調させる方法については私の専門外だ。              あとはある程度記憶を消し、自我を弱めた。実験動物として扱いやすいようにな。              まあ仕様としてはこの程度だな』
  クレダ : 「その同調っていうのがよくわからないんですが…          つまるところ、アンジェリカの魔力炉が爆発したら、他も全部ドカン?          それとも元気玉をつくれる程度の能力?」
  GM  : ネイビア『同調。地脈同士が連結するように、魔力炉が他とラインを結ぶように設定したということだ』
  クレダ : 「電池をつなげたような感じでしょうか」
  GM  : ネイビア『そういうことだな。まあ大したことではない』
  クレダ : 「とりあえずわかりました」         うーん、ヴェルテポの話は少しずつわかってきましたけれど、なかなか核心に近づけませんね。
  GM  : 法鈴「人間を地脈と見立て、人為的な霊地を作り出すとな。なかなかイカした発想じゃなあ」
  クレダ : (イカれたの間違いじゃないですかね)
  GM  : 話を進めましょう。
  クレダ : (しかし、ネイビアも具体的なことは何も知りませんでしたか…)
  GM  : ネイビア『一参加者としての話はそれだけか?』
  クレダ : 「聞きたいことがあるならお答えしますよ」         まあ、あんまり覚えてないですが。
  GM  : ネイビア『ではセイバーの最終宝具の使用条件はなんだ?』
  クレダ : セイバーセイバー。
  セイバー: んー。どうするであるかなー。
  クレダ : 条件4つのうち、既に満たしている3つだけは話してもいいかと思いますが。どうします?         ぶっちゃけ黙秘でもいいとは思いますが。
  セイバー: ん、じゃあ3つは開示しておくであるか。
  クレダ : わかりました。
  GM  : さてそんな話をしていると、港湾地区を白い影が突っ走ってきます。         ってまあ白いバイクに乗ったアダムたちなんですがね。         法鈴「ふむ。間にあったようじゃな、詰まらん」
  クレダ : だから別に殴り合いに来たわけじゃないというのに…
  GM  : バイクはそのまま客船のタラップに到達すると、乗りあげて甲板に着板します。どかん。
  クレダ : まあ、ここでまた話がこじれても厄介です。さっさとお暇しませんか。
  GM  : アダム「マスターの命により参上した。俺に用事があれば直接くればよかったものを」
  クレダ : 「いや、ネイビア氏に直接聞きたいことがありまして」
  GM  : ネイビア『遅い、遅すぎる。令呪も使わず、主人の危機にこれだけの時間がかかるとはな』         アダム「俺は可能な限りの全速力を発揮した。理論値だ」
  クレダ : (むしろネイビアを強襲するだけで令呪を使ってくれるならその方がプラスというか…)
  GM  : イヴ「……こんばんは、クレダ様、セイバー様」         強襲しなかったしな。令呪も使わなかった。
  クレダ : 「ああ、こんばんは」         なのでアダムの判断は正しいと思いますけどね。         まあ、口に出して擁護はしませんけれども。
  セイバー: 『うむ、こんばんはである!』
  GM  : イヴにしたら何やってんのこの人たちって感じでしょうね。ネイビアを排除する約束で真名教えたのに。
  セイバー: 殺すとは言ってないであるな(笑)
  クレダ : あれ、一応誘拐がどうこうっていう話は、前に別れる時にしてませんでしたっけ。
  GM  : ああ。でも誘拐すらしていないじゃないか(笑)
  クレダ : ま、失敗した、と判断されるのはしょうがないですね。         もっとも、こうなる可能性を見越して、真名の情報っていう、         その場でもらえるリターンを要求したわけですが。いや…違いますね。         リターンの内容を短期的なもにするか、長期的なものにするかを、交渉が踏み倒されないかどうか          を吟味した上で決めるのは、外交における基本です。
  GM  : アダム「さて――――戦闘なら受けて立つが」
  クレダ : イブには後でゴメンネ! と言っておきましょう。殺されそうですけど。         「いやぁ、正直疲れてるし、正面対決したくないので今日は帰りますねアハハハハ」
  GM  : 法鈴「わらわもそろそろ帰っていいかの」
  クレダ : 「このたびは大変お世話になりました。何かあれば遠慮なく仰ってください」
  セイバー: 『ん、帰るのであるか?では、またである!』
  GM  : じゃあ客船を後にするってことでいい?
  クレダ : ええもう刺されないうちに逃げ帰りますよ。         順調にクリームヒルトの伝説を再現している気がしないでもないけれど。
  GM  : ではシーン終了です。         以降アダム陣営と同盟関係としますがよろしいですね?
  クレダ : 問題ないです。まあ、私の中ではアンジェ>>>>(越えられない壁)>>>>>ネイビア ですけどね
  GM  : ……………