第三次月詠聖杯戦争五日目 深夜パート1
5日目 昼 王子岬/教会
その日の昼過ぎ。 教会に併設された住宅を、無慈悲な集団(2名)が襲撃した。 突然の侵入者に、ランニングシャツにトランクスという恰好で万年床に寝ていたアンドレ神父は、驚きと共に跳ね起きた。 「な、なんだなんだ!」 「最早これまでだ、神父。貴様の罪、この俺が裁く」 「アダム! てめえ俺が監督役だとわかってるんだろうな!」 「笑止。貴様の権限はクレダ司祭によって現在剥奪されている」 「なに! あいつめ、裏切ったのか!?」 「さあ――――大掃除の時間だ」 「あの……アダム、監督役様。遊んでいないでゴミの片付けを手伝ってくれませんか」 「あっ、はい」 住宅は見るも無残に荒れ果てていた。あちこちにインスタント食品の容器が散乱し、生ゴミ入れは腐臭を発し、 幾つも並んだゴミ袋は内容物を溢れだし、脱ぎっぱなしの衣類にはカビが生え、布団は埃にまみれている。 しかも一つの部屋だけがそうではなく、全ての部屋がそのような状態だった。 一つの部屋が限界に達すると、他の部屋に移って生活していたとしか思えない。 全てアンドレ神父がこの五日間、一人暮らしをした結果の惨状だった。 十年間、娘に家事を任せてきたこの男の生活能力はゼロである。ダメ親父ともいう。 クレダからの交換条件で掃除にやってきたアダムとイヴだったが、両者ともに綺麗好きであり、この惨状は冗談事ではなかった。 そんなわけで昼から夜にかけての八時間。大掃除が開始された。 「まずはゴミを片付けましょう。アダムは不燃ゴミ、監督役様は可燃ゴミをお願いします。私は衣類を片付けます」 「へいへい」 「了解」 「ゴミ袋が一杯になったら口を閉じて庭に出しておいてください。分別はしっかりとお願いしますよ」 まず床を見える状態にするのに一時間を要した。 庭に一杯になったゴミ袋がいくつも並ぶ。衣類は種類別にまとめられ、これも一山いくらの状態になった。 「アダムはゴミを出してきてください。監督役様は衣類の洗浄をお願いします。私は水回りの掃除をします」 「了解した」 「へいへい。それじゃ洗濯機に放り込めばいいんだな」 「これだけの量を一度には洗濯はできません。コインランドリーが近くにあるのでそちらに行ってください」 「えー、めんどくせえ……」 「面倒だと思うなら日頃からこまめに掃除洗濯をしてください。 それからカビの生えたものは手洗いが必要ですから、私がやっておきます」 基本的に指揮をするのがイヴで、忠実な従者がアダム、忠実でない従者がアンドレだった。 イヴは台所で水を鍋一杯にくみ、火をかけて怪しげな薬を調合した。 彼女の故郷流の洗剤だ。日本の感覚で言うと酢や重曹に近い。 帰ってきたアダムと共に、薄めた薬を霧吹きであらゆる部屋に撒いた後、床壁掃除を開始する。 途中でアンドレが帰ってくるのがあまりにも遅いのに気付き、使い魔を飛ばすとコインランドリーで昼寝をしているのを発見した。 即座にアダムがバイクをかっとばし、大量の洗濯物と共に連行してくる。 庭に洗濯物がはためき、アダムは水回りのカビと格闘し、アンドレはイヴの監督のもとで床掃除に明け暮れた。 掃除開始から六時間後。イヴのOKが出たのは、日が完全に暮れてからだった。 「はい、OKです。お疲れさまでした」 「ああ。非常にすがすがしい気分だ。俺が整頓された状態を好むのは新たな発見だったな」 「あのような状態を好む人種はこの地上から消滅すべきだと思います……大丈夫ですか? 監督役様」 「大丈夫もなにもねえだろ……」 掃除が終わった後。アンドレは居間でぐったりと転がっていた。 普段行わない種類の労働をしたせいか、予想以上の疲れが来たらしい。 「これに懲りたらこまめに掃除をするようにしてくださいね」 「…………」 「ともあれこれでクレダとの約束は果たした。あとはここで待っていればいいか」 「そうですね……どうせなら、掃除をしないと苦痛が走るギアスでも監督役様にかけておきましょうか」 「やめろマジで!」
5日目 深夜
クレダ : 仕事のできる二人(笑) 仕事をしない一人(苦笑)
GM : 一応君たちが被害を抑えてるので仕事がないとも言う。
クレダ : なるほど。まあ、教会に帰りましょう。
セイバー: えーと。時系列的に、どうなるんであるか?
GM : はい。まあアダムたちの掃除が終わったのが夜なので。
セイバー: いや、マスターがカルロ達に拾われる→十年→イタリア壊滅! マスター、アンジェリカに助けられて、父殿に拾われる→十年→現在、であるのか?
GM : カルロ達に拾われる→1年?→イタリア壊滅!→十年→現在 という感じです。
セイバー: OK、解ったのである。
GM : ともあれ深夜に教会に行くとアダムとイヴとアンドレが待っている感じですね。
5日目 深夜 王子岬/教会
GM : 車で到着。白いバイクが止まっています。
セイバー: 『お待たせである』
クレダ : 「ボナセーラ」(こんばんは)
GM : アダムとイヴは縁側に座っています。スイカをかじっている。アンドレもスイカ食ってる。
クレダ : 「ああ、これが日本文化でいう、風流ということですね」
GM : アンドレ「よう。よくもやってくれたなあ……!」 アダム「任務は終了している」 イヴ「こんばんは、お二人とも」
クレダ : 「メールしたじゃないですか。“家事してくれる人募集”って書いてあったから、お願いしたのに」>叔父さん
GM : イヴ「はい。まだ半玉残ってますから、どうぞ、セイバー。クレダさんには麦茶でよろしいでしょうか」
クレダ : 「ああ、ありがとうございます」 イブ、家庭的ですねー。
セイバー: 『美味いのである!』 (しゃくしゃく)
クレダ : 「…」 しばらくスイカを見つめて。 「…まあ、水分大めだし、少しくらいならいけますか」 と、もっくもっく少しずつスイカをかじります。
GM : アダム「栄養素はほぼないがな」>スイカ
クレダ : 「いえ、スイカには利尿作用がありますし、水分豊富ですよ。栄養素だけで食の本質は語れません」
GM : アンドレ「俺は家事をしてくれる人材が欲しいんであって、俺自身をこき使う監督が欲しかったわけじゃねえ!」
クレダ : 「あー…そんなことしたんですか。アダム、容赦ないですね」
GM : アダム「この神父は怠惰の大罪を背負っているとしか思えない」
クレダ : 「……」(ひ、否定できない)(苦笑) とはいえ、いつも他人を働かせてるんだから、それは自業自得というものなのではないのだろうか…。 思っても、言わないけれど。
GM : アンドレ「まあいい。んでお前ら、やり合うんだって? 間違っても庭でやるんじゃねえぞ」
クレダ : 「じゃあ、ちょっと場所を変えましょうか」
GM : アダム「了解した」 アンドレ「ほどほどになー」 アンドレは縁側で見物のようです。少し離れた岬ででもやる?
クレダ : そうしましょうか。
セイバー: 『うむ。スイカが美味かったのである』
クレダ : 「…え、もう半玉食べたんですか!?」
セイバー: ちなみに、スイカ一切れまるまる兎の口に入って、ちょっと経ったらぷぷぷぷと種が吐き出されて、 ぺっと皮が出てくる光景なのである(笑)>スイカの食事風景
クレダ : いつも思うけど、それ食べてるって言っていいのでしょうか(苦笑)
GM : じゃあ犯人が追い詰められそうな岬で。
5日目 深夜 王子岬/海岸
GM : ざざーん。ざざーん。
クレダ : 黒崎さんを殺したのは…あなたですね?
GM : 誰だよ(笑)
クレダ : 火サスごっこ。(笑)
セイバー: あ、あの男が悪かったのである!(笑)
クレダ : (爆笑)テンプレを…(笑)
GM : イヴ「最近見ているドラマに出てくるような場所ですね……」 ちゃーらーらーん、ちゃららーん。
クレダ : 「一説には、岬は、自殺を連想させるから、サスペンスのエンディングに好んで使われた、といいますよ」
GM : アダム「あのようなパターン化されたストーリーを何故見続けるのか理解に苦しむ」
クレダ : 「それは見解の違いですね。それは…たぶん、 聞きなれた音楽を何度も聞くのと同じなのではないでしょうか。ストーリーそのものよりも、 惨劇が収束していく話の流れをこそ、視聴者は求めている、とも考えられるでしょう?」
セイバー: 『お約束というものであるな!』
クレダ : 「そういうことです」
GM : イヴ「そうですね。日々のサイクルに組み込まれているものですから」
クレダ : 「読んだことの無い本を読むのと、大好きな本を何度も読むのとでは、求められるものが違いますから」
GM : アダム「そういうものか……」
クレダ : 「まあ、これも考え方の一つで、正しいかどうかはわかりませんけれどね。 人の頭の中と同じく、世の中はあいまいですから」
GM : イヴ「そうですね。それに違う刺激を受けることもやはり必要だと思いますよ」
クレダ : あまりに不公平な点が多い、といえばそうなのかもしれないですけれど。
GM : イヴ「そういったことを女性は男性に求めたりもするものです」
クレダ : 堅苦しすぎるよりも、まあいいかなと。
GM : アダム「難しいな……まあいい。始めるぞ、イヴ」 イヴ「はい、アダム」 と直剣を手渡します。
セイバー: 『お。始めるであるか』 兎ぐるみ姿から、鎧姿になるのである。
クレダ : 「いつでもいいですよ」 配置 クレダ+天目/セイバー:アダム/イヴ IV:天目、クレダ、アダム、イヴ、セイバー GM : これでいい?
セイバー: あぁ、イヴ、拙より早かったのであるか(笑)
GM : あなたが遅すぎだった(笑)
クレダ : はい、よろしいです。
GM : アダム「この戦闘は俺のマスター、ネイビアの命令だ。悪いが付き合ってもらおう」
クレダ : 「そうですか。今度、ご挨拶に伺わせてください」
セイバー: 『アダム自身はどうなのであるか?』
GM : アダム「特に私見はない」
セイバー: 『えー。この間はいろいろ言ってたのにーであるー』
GM : アダム「ただのデータの比較だ。戦闘能力に勝る方が勝つ。そんなところに意志の価値があるのか?」
セイバー: 『この間は拙が気に入らないとか言ってたである!』
GM : アダム「それは任務に混ぜるべきものではないが――そうだな。 意見を変更しよう。確かに俺はいま、お前を打撃することに高揚している」
セイバー: 『よし!ならぶつかってこいなのである!』
GM : 冒頭宣言。こちらはまあ特にない。
クレダ : 天の目防御専念、魔眼の支援はセイバーに。クレダ防御専念、勇者の力は防御に。
セイバー: 能力コピーとか行動要らないならここで宣言しておくであるぞ、マスター。
クレダ : 了解しました。クレダの敏捷コピーと天の目の魔力コピーも使… あ、行動使わないって効果削ってたから、これは今使えないですね。
GM : では行動開始。天目から。
クレダ : では、天の目自身の行動で、魔力コピーを宣言。クレダの魔力をトレースします。
GM : うい。終了ならクレダの行動どうぞ。
クレダ : …あ、MPとHP回復させるのわすれてた。 まあMPは半分回復してMAXになってるから、天の目が瞬間魔眼でクレダのHPを回復させます。 12an4 HP 達成値半減 (ころころ……) [2,3,3,3,6,1,6,5,1,1,2,5] = 8 4です。行動終了。 でもってクレダの番。まず、瞬間強化でセイバーを加速させます。
GM : ぎゅいーん。
クレダ : ヘイストヘイスト
セイバー: ちなみに、回復されてないので拙のHPも3点ばかし減ってるのである、まだ回復しなくて良いであるが(笑)
クレダ : あ。(笑) ごめんごめん。それで、通常行動なんだけれど…どうしましょうね。
セイバー: コピーは?
GM : 回復したら?
クレダ : ひとまず、敏捷コピー、装填魔具にMP回復充填、MP回復の3つでいきます。
GM : はい。
クレダ : 5an5+5an5+10+1an1 回復魔術、分割思考、魔力開放 達成値分MP回復、宝具へ (ころころ……) [2,1,2,3,2]+[6,6,3,1,2]+10+[3] = 18 次は回復。 5an5+5an5+1an1 回復魔術、分割思考 半減分MP回復 (ころころ……) [6,2,2,6,1]+[4,3,6,3,6]+[2] = 6 あ、ごめんなさい、カリスマ分足します。装填のほうはそのままでいいや。 2an5 (ころころ……) [6,6] = 0 おうっふ(笑)
GM : ひでえ(笑)
クレダ : (しくしくしく)
GM : 3点!
セイバー: 5an5では?(笑)
GM : 分割してるから(笑)
セイバー: あぁ(笑)
クレダ : はい…。そして瞬間魔眼で同様にMP回復。 12an4+1an1 (ころころ……) [1,1,6,5,3,6,4,4,3,4,6,2]+[2] = 8 失礼。これでおわりです。MP19/25
セイバー: えーと、これで支援は+15であるな。
GM : ではアダムですね。 アダム「魔眼起動。魔力放出―――行くぞ!」 アダムが背中から魔力をブーストしながら突っ込んできます。
GM : 30an5+10 (ころころ……) [5,4,2,3,4,2,4,2,2,6,3,2,1,6,3,6,6,3,3,6,6,1,3,4,4,5,3,5,2,3]+10 = 34 34!
クレダ : 「ほんと、魔力のワゴンセールですね」 みんな魔力放出使いすぎでしょう…いや強いんだけれど。(苦笑)
GM : お互い様だ(笑)
セイバー: 拙は魔力放出せずにそのまま防御である! 耐久A、武術A、武錬A、支援15で35ダイス。 35an5 『来いである!』 (ころころ……) [2,3,6,3,6,6,3,3,2,2,1,6,4,6,2,5,4,6,3,1,1,4,5,4,4,6,5,1,3,3,6,6,2,4,6] = 25 差分9である。
GM : 攻撃力は23。ただし謎の効果でセイバーの防御判定に−5のペナルティが掛かる。 謎の効果っていうかイヴのスキルですね。
セイバー: 武錬で無効化であるな。
GM : そうか無窮で無効化か……このスキル対象少ないのに(笑)
セイバー: 23は固定値であるか?
GM : 固定値。
セイバー: では、32。2点通った!(笑)
GM : がっきいん! 謎の重圧がセイバーの足を止めたかと思ったがそんなことはなかった。
セイバー: 『衝撃はちょっと響いたであるが、それだけであるな』 鎧で受け止め、腕で剣を挟んで固定する!
GM : イヴの行動。アダムに強化魔術。 イヴ「もう一息ですね、アダム。 戦いと農耕の神トールよ、我が伴侶に加護を授けたまえ……」 イヴがアダムを指さすとその動きが力強く強化されます。終わり。
セイバー: 強化魔術で終了であるか?
GM : セイバーです。
セイバー: では、拙である。 『では歯を食いしばるのである!当たると痛いであるぞ!』 と、間接ごとに魔力を連続放出、瞬間加速!剣を平にして、叩きのめすように振るうのである! 魔力放出3点、達成値+6で振るのである。 35an5+6 判定! (ころころ……) [5,2,6,5,2,1,2,1,2,5,6,3,4,1,6,1,3,2,6,3,6,4,1,5,2,2,2,1,6,5,3,1,1,2,2]+6 = 35
GM : まあまあだな。5点消費して武術+を解放。 35an5+5an5 (ころころ……) [6,1,6,2,3,3,1,5,6,1,6,1,5,5,2,4,2,4,5,3,4,1,2,2,1,4,5,5,3,6,5,3,4,1,5]+[6,3,3,4,2] = 34 1差命中。
セイバー: 固定攻撃力は20、ダメージ21である。あ、無論殺意は無いのである(笑)
GM : 防御力は8。武術効果で+5されて13だから8ダメージ。
セイバー: では、剣を挟んだまま動きを固定し、その瞬間に剣をフルスイング! どべし!と剣の腹が当たって、団扇みたいに振ったものだから、風が巻き起こるのである!
GM : 力任せの一撃を受け止めますが跳ね飛ばされます。
クレダ : 「無茶苦茶しますね…あんまり後で心配させないでくださいね」
GM : 一回転してアダムは着地。その腹部には打撃痕がはっきりと残っています。
セイバー: 『ふむ、流石に動きがいいのである』
GM : アダム「肋骨が一本折れた程度だ。問題ない」
クレダ : 「問題ありまくりじゃないですか。折れた肋骨を放置すると、 内蔵に突き刺さって大変なことになりますよ。…まあ、すぐ治療するんでしょうけれど」
GM : アダム「しかしこのままではお互い、威力が足りんな」
セイバー: 『いや、拙の場合、そーでもないような気がするのであるが』 アダムが威力が足りないのは認めるのである(笑)
クレダ : マスターでサーヴァントと直接やりあおうってすごくハードル高いですもん…
GM : アダム「そうだな。今のところ、押されているのはこちらか。 ではこちらが先に切り札を切るべきだろう。イヴ」