第三次月詠聖杯戦争五日目 夜パート

5日目 昼 北区/病院


 菊竹市にある市民病院の一室にて。 「よう。調子はどうだ、結衣」 「お兄ちゃんだー。今日もお見舞いありがとうね」  ベッドに半身を起した少女が、ライオンのような大柄な青年を出迎えていた。  少女は患者服に身を包み、やや痩せている。のんびりとした雰囲気で、肩のあたりで髪を揃えている。  年のころは中学生ほどだが、会話の内容はもっと年齢差があるように感じられた。 「ねえねえ、今日の学校はどうだった?」 「今日は終業式でな。お兄ちゃんもやっと休みに入れそうだぜ」 「えー、そうなんだー。みんなと夏休みの相談したかったなー。あ、でもでも。夏休みの宿題しなくていいのはらっきーかも」 「おいおい。夏休みの宿題なんて……結衣の分もあるに決まってるだろう」 「えー、お兄ちゃん、ひどいー!」 「ひどくないぞ。結衣が学校に戻った時、馬鹿になってたら大変だろ? だからお兄ちゃんは心を鬼にしてだな」 「ぶーぶー」  なんの変哲もない兄と妹の会話。  実際。歳は離れていたし血も繋がっていないが、彼女は赤座籐河の妹だった。  赤座結衣。  赤座家に引き取られた養子であり――――赤座法鈴から魔術師としての手ほどきを受けた、魔術師見習いでもあった。 「おばあちゃんはどう? わたし、最近魔術の勉強なにもしてないから、怒ってないかな?」 「あのババアなら最近ボケが進んで、地蔵を檀家と間違えて念仏あげてるぜ」 「ええー。おばあちゃん大変だよー。早くお見舞いに行かないと」 「冗談だ冗談。まあ結衣が心配するようなことじゃないさ。魔術なんていっそ習うのやめちまえばいいんだよ」 「んー。それはだめだよー。だってわたしは、そのために引き取られたんだし」 「けどよ……」  今入院しているのだって、魔術の修行のせいだろうが  ……という言葉を赤座籐河はのみ込んだ。彼が言っていい言葉ではない。  そもそも、結衣が魔術修業をすることになったのは、籐河が修行を放り出したからだ。  赤座結衣は赤座家の血筋を引いた人間ではなく、余所の魔術師の家から養子に取られた子供である。  魔術回路の数自体は籐河より豊富だが、赤座の魔術に体質が合致しているわけではない。  むしろ赤座の魔術を学ぶために、体質を無理やり変えている。それが彼女にとっての魔術修業である。  その結果。赤座結衣は学校を休みがちになり、今も長期入院中である。 「ま。せっかくの夏休みだし。退院したらどっか連れてってやるよ」 「わーい。それじゃ私、海がいいなー。潮干狩りしたいー」 「よーしお兄ちゃんに任せとけ」  その後、面会時間一杯まで雑談し  赤座籐河は妹の頭を撫で、病室を辞した。  彼が夜からしか行動できないのは、放課後すぐに妹の見舞いをしているからである。  病室から少し離れた廊下の椅子では、現代服のランサーがじっと控えていた。 「トーガ。これからはお見舞いに来る頻度を少し減らした方がいい」 「お前俺に喧嘩売ってるのか? 結衣がさびしがるじゃねえか」 「トーガの妹を思う気持ちは痛いほどわかる。その気持ちがあるからこそ、私は呼ばれた。でも、だからこそ」 「わかってる……本格的に動けるようになったんだ。狙われる危険性も高くなった……ってことだろ」 「そう。トーガには聖杯が必要……妹さんのために」 「わかってる。わかってるさ……行くぞ、ランサー」
  GM  : 幕間をあげておく。さて夜は籐河と話をするんでしたね。   GM  : 特に場所の指定はなかったのでこちらで決めましょうか。
  クレダ : まあ、藤河さんに他の参加者に見つかりにくいような場所を指定してもらいましょう。         こっちだと、その辺の情報は弱そうだし。
  GM  : 見つかりにくいところ?
  クレダ : ぶっちゃけ、SKYPEとかでいいんじゃないかと思わないでもない(笑)
  GM  : まあ前も行った喫茶店でいいんじゃね?(笑)
  クレダ : うーん、そうですね。そうしましょう。

5日目 夜 北区/喫茶店


  GM  : というわけで日が暮れた街の喫茶店です。         既にランサーと籐河はきているようですね。
  クレダ : 戸口をくぐりましょう。からんころん、とドアベルを鳴らして。         「こんばんは」
  GM  : 籐河「よう」         ランサー「……待ってた」         四人席。
  セイバー: 『来たである!』         兎ぐるみ、変わらず!
  GM  : ランサー「最後までその着ぐるみで通すつもりなんだ……」
  クレダ : 見た目変える?(笑)         「ええと…それで、キャスターのことでしたっけ?」         てきぱき注文を済ませて、本題に入りましょう。
  GM  : 籐河「おう。まあそれもあるんだけどな」
  クレダ : さあ、どうしましょうね。まあ、いずれわかることですから、核ミサイルのことは喋ってしまおうかと思ってますが。         子供たちのことは、やっぱり伏せておきたいですね。
  GM  : 籐河「キャスターや、そのマスターってのはどんな奴なんだ? 危険かどうかって意味でな」
  セイバー: 『バーバラはちょっとアブない奴であるなー』
  クレダ : 「マスターはナターシャという名前の科学者で、半分超能力の魔術が使えます。          サーヴァントと比べれば常識があるほうですよ」
  GM  : ランサー「ちょーのーりょく」
  セイバー: 『ナターシャはいい人なのである!』
  GM  : 籐河「そうか……俺も一通り参加者には接触したと思うけど、            今のところ無差別に人を襲うようなやつはいないみたいだな」
  セイバー: 『トーガは教師だったであるか?ならナターシャとは結構気が合うかもしれないのである』
  GM  : 籐河「なんだ、そいつも教師なのか?」
  クレダ : どう思います、セイバー? 核ミサイルのこと。
  セイバー: トーガには話してもいいんではないであるか?ただし。
  クレダ : ただし?
  セイバー: トーガの祖母に伝わる可能性は考えておくのである。ろくにどういう人物か知らないであるが。         まぁ、そんなあるかどうかの心配よりトーガの目的とかそういうのを考えれば教えるべきであるな!
  クレダ : ん…。なるほど。         正直、トーガのお婆さんは陰謀家っぽい気がするので、         情報は渡したくないですが…ここは核ミサイルの情報だけ渡しませんか?
  セイバー: では渡す方向で行くのである。
  クレダ : ありがとう。
  GM  : 籐河「まあ参加者的な意味で、今回の聖杯戦争は『マシ』なのかもしれねえな」
  セイバー: 『ナターシャは子供思いなのである。口では嫌いとか言ってるけど解るのである』
  GM  : ランサー「子供は可愛いよね……」         籐河「そういえば。朝にキャスターからメールが来てたんだけどよ。ライダー云々って。            それは何か知ってるか?」
  クレダ : 「ああ、アレ」
  セイバー: 『全く解らんのである!何で手伝ってもらったのに喧嘩を売るのであろうな?』
  クレダ : 「詳しいことはあまり。知っているのは、ただ、昨日、キャスター組の陣地を移動させた時に、          ライダーに手伝ってもらったから、両者は顔を合わせてるってことだけ」
  GM  : 籐河「相性が悪かったとかそんなことか?            っていうか理由を聞くために返信しみたんだけどよ……」         マスターカードを見せます。 キャスターからのメール    『歓迎する、市民よ。ライダー打倒は未来計算の結果である。本日中に中天島に集合するべし』   セイバー: 『実はバーバラ、友達が居ないであるから、          アドレスゲットの為にメールをばら撒いたとかそんな気もしないでもないのである!』
  クレダ : 「スケープゴートですか」
  GM  : 籐河「こいつが何言ってるのかさっぱりわからんぜ……まあ呼ばれてるのはわかるんだが。            ライダーってそんなにヤバいのか?」
  クレダ : 「ヤバイです」
  GM  : ランサー「戦った感じではそれほどでもなかったよ? 騎乗兵というより魔術師という感じだったけど」
  クレダ : 「変態でロリコンです。英霊にも警察がいればいいのに」
  セイバー: 『性格的なヤバさであったな!』
  GM  : 籐河「そういうヤバさかよ! まあ俺も教師だから、そういう輩はマジ警戒してるけどな……」
  クレダ : 「まあ正直、倒されたほうが世の中のためと思わないでもない」
  セイバー: 『ちなみに、現在のストーカー対象はマスターなのである』
  GM  : 籐河「ご愁傷様」
  クレダ : 「…」(こめかみがひきつりそう)(苦笑)
  GM  : 籐河「まあ倒すなら手伝うぜ。いやマジで」
  クレダ : 「…でも、藤河さんは、あのキャスターとも、気があわないと思いますよ」
  GM  : 籐河「というと?」
  セイバー: 『こーなんというか過激であるからな。発電所諸共アダム達を消し飛ばそうとしたり!』
  GM  : 籐河「おい! あのとき俺達も近くにいたんだぞ?」
  セイバー: 『うむ、まぁ居ても居なくても止めたわけであるが』
  GM  : 籐河「危なかったぜ……つうか原発破壊するな、マジで」
  クレダ : 「その、中天島にキャスター組の陣地を作った時に、黒い弾頭を見まして…          あれ、もしかしたら核弾頭じゃないかな、と」
  GM  : 籐河「……マジ?」
  セイバー: 核弾頭とはっきり言われてなかったであるか?
  クレダ : あれ、そうでしたっけ。ごめんなさい。
  GM  : クレダのオブラートじゃないの(笑)
  クレダ : 「…キャスターは、未来から来た英霊のようですので、核を作るのも可能、ということらしいです」
  セイバー: ナターシャから核弾頭だとはっきり告げられているであるな。
  クレダ : そっか。わかりました。
  GM  : 籐河「それって英霊っていうのか? っていうかなんだ未来って」         ランサー「英霊に時間軸は関係ない……よ」
  セイバー: 『ただ、拙らは約定でバーバラ達にはまだ攻撃できないのである』
  GM  : 籐河「いつまで?」
  セイバー: 何がであるか?>いつまで
  GM  : 休戦期間。
  クレダ : 明日までですよね、確か。
  GM  : えーと3日だから。そうだね。明日が終わるまで。   セイバー: 『7日目までであるな』
  GM  : ランサー「ギリシャにはそんなものないよ……不公平だと思うんだ」>核
  セイバー: 『知識で言うならおよそ大半の国にはそんなもんないのである』
  GM  : いやほらインド核とかな(笑)
  クレダ : 「それが科学力ということなのでは?」<不公平
  GM  : 籐河「明後日か……さすがに放置はまずいよな」
  クレダ : 戦争したりしながら、作り上げてきた技術の集積。
  GM  : 籐河「一応確認するが、クレダはキャスターを倒すべきだと思うか?」
  クレダ : 「ああ、あと、クロウとモンスター組は、今日の昼にライダー組と会ってたようですから、          もしかしたら共同戦線を張るつもりなのかもしれないです」
  GM  : 籐河「ああこっちにもそんな話は来たぜ。どうしても原発のキャスター相手に同盟したいらしいな。            まあ今の話を聞けばそれもわかるけどな……」
  クレダ : 「あなたの立場から言えば、イエスかな? と思いますけれど」<キャスターを倒すべき
  セイバー: 『なーんかそこまで行くと怪しいであるな』
  GM  : ランサー「クレダはどう思ってるの?」>キャスター
  セイバー: 拙には聞かないのであるな(笑)
  GM  : 決定権があるのか?(笑)
  クレダ : 意見くらい好きに言っていいと思うんだ。(笑)
  セイバー: 背後霊:まぁ、怪しいのはなんでそこまでキャスター討伐を押すかなんだけど。             核とかそういう情報知らないはずよね!             キャスターだから穴熊する前に倒すというのは常套手段であるのでまぁおかしくもないが。
  クレダ : 可能性Aとしては、アーチャーと繋がっているから。         可能性Bとしては、カルロとつながっているから。         可能性Cとしては、アンドレ叔父さんと繋がっているから… ってところでしょうか。         まあ、断定はできませんけれどね。
  セイバー: まぁ別の手段で小聖杯とかハックして情報得てるとか言われても驚かないのである。
  クレダ : なるほど。確かに、それも可能ですね。
  GM  : 御三家だからか。
  セイバー: ともあれである。
  GM  : ランサー「そろそろはっきりさせるべきだと思う……トーガ、クレダ。どの陣営から倒していくのかを。              私達は聖杯戦争をしているんだから」
  クレダ : 「私が最優先するのは、クロウと、アダムの組です。彼らは、“まとも”じゃないですから」
  GM  : 籐河「まともじゃない? まあクロウは腹立つやつだし、アダムは杓子定規すぎると思うけど」
  セイバー: 『クロウは駄目人間でアダムは子供である!』
  GM  : ランサー「……モンスターとアダムだね。戦ってみた感じ、アダムは相当厄介だよ」
  セイバー: 『モンスターの相手は拙の専門であるな』
  クレダ : 「…クロウとアダムの上司と、他の仲間で、昔、子供さらってきて人体実験とかやってたんですよ」
  GM  : 籐河「…………」
  クレダ : 「証拠は…私の体くらいしかないですけれどね」
  GM  : ランサー「よし、倒そう」
  クレダ : う、やばい。あおっちゃった。
  セイバー: アンジェリカが居るのである(笑)>証拠
  クレダ : …そっか、アンジェもそうか。(笑)         まあ、見せるわけにもいかないし、いいや。
  GM  : ランサー「でも、アダム自身は……上司の話なんじゃないの?」
  クレダ : 「まあ…そうですね。個人的には、アダムに悪感情は無いです。          ただ、彼は…その、命令には忠実ですから」
  GM  : 籐河「あいつの心臓は小聖杯、って話だったな」
  クレダ : 「本人から聞いたんですか?」
  GM  : 籐河「ああ。最初にあった時、堂々と言われたよ」
  クレダ : こっちも同じような感じでしたっけ。そういえば。
  セイバー: であるな。
  クレダ : っていうか、それ、もしアダムが死んだらどうなるんですか?<小聖杯
  GM  : アダムが死んでも機能しますよ、普通に。
  クレダ : …それって、その。ホムンクルスを使う意味ってあるんですか?
  GM  : 伝統です(笑)         籐河「あいつは命が惜しくないのか、って思ったもんだけどな」
  クレダ : 「命が惜しいと思うのは、そういう本能があるからですしね…          もし、本能を消すか、元々持たない人間であれば、同じように行動する可能性もあるかと」         本能を抑える、も含む。
  GM  : ランサー「戦士なら、命のやり取りは当たり前……だけどね」
  クレダ : 「それとはまた別じゃないかな、とは思います。何らかの覚悟や慣れがあるのではなく、          元々、生命倫理についての情報が欠けてる、というような風でした」         例えていうなら、痛みを我慢することと、痛みを感じないことの違い。
  GM  : ランサー「どちらにしろ彼を斃さないと聖杯戦争が進まないのなら、私は誇りを持って彼を斃すよ」         籐河「頭痛くなってきたな……」         ランサー「私達は戦争をしてるんだよ?              人を殺して望みを叶える覚悟がないなら、始めから参加しなければよかった」
  クレダ : 「あるいは、この場で降りるか、ですね」
  GM  : 籐河「………」>降りる
  クレダ : 「そういえば、中天島で、アーチャーと出会いましたよ」
  GM  : 籐河「アーチャー……あのアンジェリカって子供のサーヴァントか?」
  セイバー: 『アンジェリカはマスターであるぞ?』
  GM  : いや。アンジェリカのサーヴァントがアーチャーなのか?という意味の発言です。
  セイバー: あぁ、そっちだったであるか。すまんのである。
  クレダ : 「いえ、アンジェリカのサーヴァントは別です。          まだ顔の見えていない、最後のマスターですね」
  セイバー: 『男物の水着があったであるなー』
  GM  : 籐河「8人目か……」
  クレダ : 「残された陣地に、魔術書が残されてましたが、正体はわかりませんでした」
  GM  : 籐河「ってことは俺やあんたと違って、まっとうな魔術師かもな」         まあ軽い情報交換。
  クレダ : 「そうですね。しかし、順番で言うと、最後のマスターは、赤座家の関係者である可能性が高い、          と思っているのですが、お知り合いに魔術の使える方はいらっしゃいませんか?」
  GM  : 籐河「……確かに。うちのババアがサーヴァントを召喚している可能性はあるな。            今思えば、俺に召喚権を譲ったのが出来過ぎなんだしな」         がしがしと頭をかきます。
  クレダ : 「なるほど。道理です。確かに、現状、魔術が一番得意そうなのは、赤座法鈴ですね。          ただ…、彼女は、ここ数日、中天島にこもっていたりはしないでしょう?          赤座法鈴であれば、自分の家という陣地がある。8人目は別の人物だと思いますよ」
  GM  : 籐河「どうだろうな。俺は赤風寺からは出ていったからな。あいつの動向はつかめないんだ」
  クレダ : 「まあ、その方面はお任せします」
  GM  : 籐河「まあそのことは気をつけておくよ。ああ、それから……アダムについてだが。            アダムの持ってる武器は、キャスター……イヴの宝具だ。            真名開放すると広範囲を薙ぎ払って、傷つけた相手の血を吸い取るから気をつけろ」>アダム
  セイバー: 『何て名前であるか?』
  GM  : ランサー「『神の鞭』……っていってたね」
  クレダ : …それだけだと、ちょっとわからないですね。
  GM  : そだね。
  セイバー: まぁ、ゲームでよく鞭扱いされてるグレイプニルとかあるであるが(笑)
  クレダ : 私だと、グリンガムの鞭くらいしか…(苦笑)
  GM  : ドラクエ(笑)
  クレダ : ああ、あと、封神演義でいくつか。それくらいですね。
  セイバー: あの時代の鞭と今の時代の鞭、別物であるがな(笑)
  クレダ : デスヨネー
  GM  : 籐河「まあ情報交換はこんなところか。            とりあえず明後日までキャスターに手は出せない。それからアダムとクロウを狙う……ってあたりか。            ただ今の時点でアダムを狙うってのもな……」
  セイバー: 『あ、今夜決闘の約束はしてるであるよ?』
  GM  : ランサー「倒すの?」
  セイバー: 『それは解らんのである。状況次第であるな』
  クレダ : 「もし仮にこちらが強かったとしても、向こうの身体能力からして、          逃げられそうな気がしますし…今日で決着はつかないと思います」
  GM  : 籐河「まあ。俺はとりあえずキャスターに会ってみるよ。ライダーについても気になるしな」
  クレダ : 「ええ、わかりました。お気をつけて」
  セイバー: 『気をつけるのであるぞ!』
  クレダ : と言って、席を立ちつつ。         「ああ、あと…藤河さん、ランサーさん」
  GM  : 籐河「おう?」         ランサー「……なに?」
  クレダ : 「これは、私の経験上ですけど。          人を殺した人の大半は――覚悟なんてしてないですよ」
  GM  : ランサー「そうだね。人は覚悟もなしに人を殺せる。              だから私は……覚悟を以っての命のやり取りは尊いと思うよ」         籐河「………」         ランサーはさらっと返し、籐河は黙り込みます。         ランサー「行こう、トーガ。あの島に渡るなら船が必要だよ」         籐河「ああ……・んじゃまたな、クレダ」
  クレダ : 「ええ。さようなら。          あなたが、人を殺さなければならなくなる日がこないよう祈ってます」
  GM  : 退室。じゃあ、シーン切ろうか?
  クレダ : そうですね、お願いします。