第三次月詠聖杯戦争一日目 夜パート2

  GM  : では礼拝堂に入るとアンドレが待っています。         アンドレ「ようこそ迷える子羊よ。今夜の恵みはどちらかね」
  クレダ : 「ウオオ行くぞォォォ!」
  GM  : いきなりどうした(笑)
  クレダ : つい緊張に耐えられなくて、ソードマスターヤマトエフェクトを…
  GM  : ともあれアンドレは腹を減らしている。         ビリー「ただ今戻りました。食事の後にお話があります」         アンドレ「話はあとだ、とにかく飯にしろ、飯に!」
  クレダ : 「叔父さんマジ台無しです…          …いや、サバがもったいないので、賛成ですけど」         夏のサバは危ない…!
  GM  : 真夏です。
  クレダ : というわけで、しょうがないのでキッチンに向かいましょう。
  GM  : ビリーも調理を手伝いますね。
  クレダ : まあ、さすがに一日目から、初めて使うキッチンを、         しかもフル稼働させなきゃならないような品物は買ってないと思うので、         基本は刺身とか、簡単に調理が終わるもので揃えましょう。
  GM  : 教会に併設された家屋です。         なおアンドレは寝転がってテレビを見てお尻をかいてる。
  クレダ : や、やる気ないなぁ、叔父さん…(汗)         「日本のキッチンって、すごく狭いですね…」
  GM  : ビリー「確かにそうですね。いろんなところにいろんなものが収まってますよ」         上とか下の棚に何が入ってるのかビリー君が教えてくれます。
  クレダ : まあ、ここ10年家事をし続けた私に怖いものはなーい!
  GM  : 鯖、刺身!         まあ簡単すぎる料理ですからすぐですね……って、パン食!?(笑)
  クレダ : いえ、イタリアでは、マカロニやパスタが多かったと思いますよ。
  GM  : まあそうなんだけど。パスタとサバの刺身ってのもどうなんだ。         まあパンよりはマシか…ではサバパスタが出来ました。
  クレダ : その次に、日本人の叔父さんの口に合いそうな米とか、パンが時々出てくる感じで。
  GM  : キリスト教の教義によるとパンとワインは欠かせないすけどね。         あ、それは朝飯か。
  クレダ : さすがに刺身にパスタはどうかと思うしちゃんと酢飯作りますよ!(笑)
  GM  : さておこう。         食卓に並びました。なおこの食卓は正座を強いられる。俗にちゃぶ台という。
  クレダ : …う         ううう…あ、足がしびれる…(滝涙)         (む、無理ー! これムリ…!)         ヨーロッパの人に正座とか一種の拷問。
  GM  : アンドレ「ははは。まあ足を崩しな」         かくいうアンドレはあぐら。
  クレダ : …さすがにあぐらはどうかと思うので、人魚座りというか、足を横にずらします。         「ひ、酷い目にあった…」
  GM  : というわけで和気あいあいと食事です。         ビリー「ええと、これはなんという料理なのでしょうか?」
  クレダ : 「刺身っていって、一言で言うと生魚です。          私達の地域だと、生魚が食べられない人もいるから、マリネも作ってありますよ」
  GM  : ビリー「いえ、好き嫌いはないですから大丈夫です」
  クレダ : 「そうですか? すごいですねー。叔父さんなんか、ワイン以外全部駄目なのに」         と、冗談めかしていいます。
  GM  : アンドレ「あ、そういや酒頼むの忘れてたぜ。焼酎が好きなんだよ」
  クレダ : 「…叔父さん、ただのおっさんにしか見えないです」(しくしく)         と言いつつ、自分は、ショルダーバッグから取り出した缶を開けて、ごくごく飲みます。         中には、薄い飲むヨーグルトのような感じの液体が入っているわけです。
  GM  : アンドレ「まあおっさんは無敵だぜ」         ビリー「そういえばアルバニアでもそうでしたが……クレダ司祭は、食事制限を受けていられるのですか?」
  クレダ : 「あー、ううん、そういうわけじゃないんだけど…前からずっと、吐き気がひどくて。          消化が必要なもの食べるのしんどいんだ。日本だと、こういう経口栄養食って、          たくさん種類がある上にけっこう美味しいからいいよね」
  GM  : ビリー「そうでしたか。失礼しました」
  クレダ : 「そんな。気をつかわなくていいよ」         …とはいっても、何かを食べて、幸せを感じたことはほとんどない。         そもそも、まともに味を楽しんだことが無いからだ。
  GM  : アンドレ「まあ男にはわからねえ苦しみらしいからな」
  クレダ : 「叔父さん、それセクハラです」         まあ、つわりは、食べ物の好みが変わったりするけれども…。
  GM  : セクハラです。
  クレダ : セクハラですね。
  GM  : では次は食事が終わったところから。
  クレダ : はい。次回 ついにセイバー召喚? こうご期待。
  セイバー: やっと出番である(笑)
  クレダ : ほんと長かったですね… すいません…(ばたり)
  GM  : いや出番とは限らない?(笑)
  クレダ : えーーーー(笑)
  セイバー: まぁしかし、召喚が初日夜だとすれば、普通であるな?
  クレダ : 初心に立ち返る 大事です。
  GM  : 原作からして殴り合いの最中だ!
  クレダ : ヒロイックですね。         というか、殴りながらでも召喚できるお手軽さにびっくりです。
  GM  : あらすじどうぞ。さばくった。
  クレダ : それ後半だけじゃないですか。(笑)         えーと、半日かけてビリー君に市内の案内をしてもらったんですが、         ビリー君はマスターで、追跡者=ビリー君のサーヴァントでした。         また、同じくマスターのナターシャ女史に会いましたが、こちらのサーヴァントはUV様でした。
  GM  : そしてピンク髪と再会しさばを食った。
  クレダ : 省略しすぎじゃないですか?(苦笑)         ピンク髪=10年くらい前に私の命を救った(と思われる人)です。彼女もマスター。
  セイバー: 外見が変わってないであるか?
  クレダ : そうですね。         チェチーリア家、という魔術師の一族の姓を名乗っていましたので、おそらくその点に秘密があるとは思いますが。
  GM  : 当時は灰色の魔法少女服を着てましたが、今はどっかの学校のブレザーを着ています。
  クレダ : ちなみに菊竹市に学校はあるんでしょうか?         …まあ、市だからあるのは当然ですか。
  GM  : はい。北区に高校と中学がありますよ。大学はないようです。
  クレダ : わかりました。         幕間に出ていた主人公君(赤座家の人)と、私を加えれば、これでマスターは5人ですね。

1日目 夜 王子岬/教会


  GM  : サバを食った後、三人でちゃぶ台を囲んでいる状況から始めましょう。
  クレダ : 「今日の糧が得られたことを神に感謝します」         と、お決まりのお祈りをしておきます。         …ほんとは食べる前にやらなきゃ駄目なんですけど、そっとしておいてください(目をそらす)
  GM  : ビリー「今日の糧が得られたことを神に感謝します」         アンドレ「まあそんな感じで。さて、何から話す?」
  クレダ : ちゃぶ台の上の食器を片付けながら答えます。         「何からと言われても。何を話してくれる気になったんです?」
  GM  : アンドレ「話があるって言ってたのはお前らだろ。              別に何もなけりゃ、監督役の仕事だぞ……ああ、魔法陣は礼拝堂に作っておいたぞ」         ビリー「では僕からでいいでしょうか。             僕は二日前にサーヴァント、ライダーを召喚しました。そして聖杯戦争に参加する意思があります」
  クレダ : ライダーのくせに高速思考で無窮の英知Aとかひどくないですか。
  GM  : ビリー「なのでこれ以上は教会にはいられません。お暇をさせていただきたいと思います」         アンドレ「……まあいいたいことはわかった。で、クレダの方はどうするんだ?」
  クレダ : 「…私も、だいたい同じです」         手に浮かんだ、聖痕をさすりながら。
  GM  : アンドレ「つまり俺一人でこの教会で働いてろってことか? ひどくねえ?」
  クレダ : 「叔父さん、私は…」         …と、何かを言いかけて、口をつぐむ。
  GM  : ビリー「申し訳ありません」         アンドレ「ああ、まあビリーはもう呼んじまったんだから仕方ねえ。とりあえずこれを渡すぞ」         と、ちゃぶ台の上に手帳ほどの板を乗せます。石製。         アンドレ「マスターカードだ。これ自体が参加者の資格ってわけじゃないが、通知はこれを通じて行う。              もっとけ。使い方はしおりに書いてある通りだ」         ビリー「はい」         と受け取ります。         アンドレ「ま、少し早いがクレダにも渡しておくか」
  クレダ : 「…はい」         GM、これはメタ的な質問なんですが、         他のマスターカード一つの位置が分かる という効果は今回はないんですか?
  GM  : 他のマスターカードの位置がわかる機能は、今回はないです。         基本、メール交換機能がメイン。
  クレダ : わかりました。
  GM  : アンドレ「さて。それじゃお前ら二人に頼みがある。              あ。俺が、お前ら二人に肩入れするのは監督役としてまずいが、              お前らが俺に肩入れするのは問題ないよな?」         ビリー「え……そう、でしょうか」
  クレダ : 「内容によりますね」         普通は、自分自身の首を絞めるだけだと思うけれど。
  GM  : アンドレ「とりあえずビリー。お前はサーヴァントの全騎数は毎朝カードで連絡しろ。              そのために連れてきたんだからな。給料分の仕事はしろよ」         ビリー「僕は給料はもらっていませんが……ええと、それくらいなら」         アンドレ「じゃあこっからが本題だ。お前らが聖杯戦争の中で見た、              やばい参加者の情報を俺に方に回してくれ。ヤバい、ってのは具体的にいうと」 1.マスターかサーヴァントが邪悪 2.サーヴァントの宝具が危険すぎる   GM  : アンドレ「のどっちか、あるいは両方だ。              この要素があると、一般人が大量に犠牲になるらしい」
  クレダ : 「“らしい”、ですか」
  GM  : アンドレ「まあ第一次と第二次の教訓だよ。              つまり、ヤバい要素を積極的に削って穏便に戦争を終わらせようってことだ。              それくらいは協力してくれたっていいんじゃねえか?」         ビリー「……」
  クレダ : 「なるほど? 監督役としての仕事の補助、ですか。          でも叔父さん、そんな危険なマスターやサーヴァントを捌けるんですか?」         (――どうせ、必要になったら“おまえら、やれ”とか言うんじゃないの?)
  GM  : アンドレ「お前らがやればいいんじゃねえの?」(なげやり)
  クレダ : 「うわぁ、隠そうともしない」
  GM  : ビリー「あの……それはどうなんですか」
  クレダ : なんていうか…報告する気力が失せますね…(苦笑)
  GM  : アンドレ「実際サーヴァントに対抗できる手段ってのはそれぐらいしかないだろ。              大体、このシステムだと最初はともかく、終盤監督役の権威がどんどんなくなっていくんだぜ」
  クレダ : 「まあ、確かに」
  GM  : アンドレ「まあ討伐令を出して、お前らやれ、って煽りゃいいんだろ?」
  クレダ : 「一応、棄権者の保護もあるんですから、忘れないでくださいね」<監督役の仕事
  GM  : アンドレ「ま、そのあたりは状況に応じて臨機応変にやるとして、とりあえず情報を回してくれって話だよ」         ビリー「わかりました。できる限り協力させていただきます」
  クレダ : 「…(少し考えてから)お願いを聞く代わりに、一つだけ、          教えてもらいたいことがあるんだけれど、いい?」
  GM  : アンドレ「ああ。なんだ?」
  クレダ : 「叔父さん…、昔、妹さんか、娘さん、いた?」         本当のことを知るのが怖くて、今までずっと聞けなかったことを聞きます。         魔眼をつかって過去をのぞくことも、もちろんしていない。
  GM  : アンドレ「……あー」
  クレダ : 今聞かないと、二度と聞けないかもしれない… そう思ったから。
  GM  : アンドレ「いや息子ならいたな。ついでに言うと、この街は俺の故郷だ。              だからまあ、馬鹿な戦争とやらでめちゃくちゃにはされたくねえ」
  クレダ : 「…そっか。ごめん、変なこと聞いて」
  GM  : アンドレ「いやいいさ。話す機会がなかったしな」
  クレダ : ここで、ようやくテーブルにおかれた、自分用のマスターカードを手にとります。
  GM  : ビリー「僕はこれでお暇しますね……クレダ司祭。             次にあった時は敵同士として扱ってください。僕も、そうしますから」
  クレダ : 「君がそうすべきだと思うなら、そうすればいいと思うよ。          でも、私は、殺し合いはするつもり、無いから」         どうしようもなくなったら、仕方ないですけどね。         でも…、こんな、東の果ての島国まで来て、故郷の惨劇をくりかえすことも無いでしょう。
  GM  : ちょっとそれっぽい聖句を検索する!
  クレダ : つ 右の頬をぶたれたら、左の頬をさしだしなさい         つ 汝、隣人を愛せ
  セイバー: つい最近、某所でロウルートをやっていたであるな!
  GM  : 上はダメだろ(笑)
  クレダ : (笑)
  GM  : ビリー「貴女の行く道に、主の御加護があらんことを。アーメン」         十字を切って、ビリーは居間を後にします。
  クレダ : 「主よ、我らを見守りたまえ」
  GM  : 残ったのはアンドレとクレダ。         アンドレ「さて、と」
  クレダ : 「じゃあ…始めますね」
  GM  : アンドレ「クレダ。今更参加するななんて言わないが―――なんで参加する?」
  クレダ : 「一応言っておきますけど、その場の勢いだけじゃないですからね」
  GM  : アンドレ「ストーカーされて腹が立ったからかと思ってたぜ」
  クレダ : 「イライラしてたのは、別の理由ですから」
  GM  : アンドレ「どういい繕っても聖杯戦争ってのは外道の所業だ。              知り合いも参加している。そんなところになんでわざわざ飛び込む?」
  クレダ : 「ええ、まあ…。最初に聖杯戦争のことを知った時は、嫌悪感しか感じませんでした。          今更になって、ようやく気付いたんですけど…私、戦争は嫌いです」
  GM  : アンドレ「そりゃ普通はそうだろ。まあ、お前の場合は特に、か」
  クレダ : 「いいえ。そんなことありません。          たいていの人は――戦いが大好きなんです」         人によって、戦って勝つことが好きな人もいるし、スリルがたまらないという人もいるだろうけど。
  GM  : アンドレ「なるほど。ま、戦争はともかく、競争は悪いことじゃあない」
  クレダ : 「はい。銃や兵器で戦う戦争だけじゃなくて、色々な戦いが、世の中にはたくさんあります。          極端な例ではありますが、戦争もその一つです」
  GM  : アンドレ「けどその競いあいも、お前は嫌だと―――ああもちろん、主は隣人を愛せとおっしゃてるがな」
  クレダ : 「本音を言えば、ずっと、戦いなんかせず、静かに生活していたかったんです。でも…          東欧。アフリカ。南米。東南アジア…世界のあらゆるところで、今も、戦いが起こっていて。          それを、見て見ぬ振りをするというのは、欺瞞なのではないでしょうか?          …今日、聖杯戦争に参加する機会を与えられて、そんな風に思ったんです」
  GM  : アンドレ「はー。              やれやれ。何もそこまで責任を感じることはないと思うがね。キリストじゃあるまいし」
  クレダ : 愛や正義、幸福を唱えるのはいい。いいが…、どんなに“すばらしいこと”を主張したとしても、         人によっては、“醜悪な台詞”と判断することもある。         「責任感じゃないですよ。負けず嫌いなだけです」         …もう、“現実の波”とやらに、いいようにもてあそばれるのはゴメンだから。
  GM  : アンドレ「んじゃ、お前は聖杯に絶対の平和を願うのか?」
  クレダ : 「正直に言うと、その、“なんでも願いが叶う”って、あんまり信じてないんですよね。          今まで700回以上聖杯戦争があったのに、願いが叶ったなんて話、全然聞いたことないですし」
  GM  : アンドレ「そりゃまあそうだ。しかもこの聖杯はおそらく偽物。              その偽物で奇跡を起こそうってのは、まあ異端認定されても仕方ねえな」
  クレダ : 「だから、どうでもいいんです。本当に願いが叶うってなったら、その時考えます。          まあ、無いとは思いますけどね」         聖杯戦争って、宝くじみたいだ、と思う。
  GM  : そんなもんだね。
  クレダ : 額面は何億、として人を惹きつけるが、実際、当たる確率は極めて少なく、リターンの期待値もまた少ない。         私はギャンブルまで嫌いではないが、そういう商売はあまり好きじゃなかった。
  GM  : アンドレ「ま、願いが可能かどうかは怪しいが、命を狙われるのは確かだぜ。              できるだけ強力な護衛をつけさせてやりたいが……触媒なんかはあるのか?              いやあるわけねえか」
  クレダ : 「そんなこと言ってても、アテはあるんじゃないですか?」
  GM  : アンドレ「俺がそんな周到な準備をしてる人間だと思ったのか?」
  クレダ : ら…ランダム召喚。とか。
  セイバー: まぁ、相性召喚であるな!(笑)
  GM  : 本でも入れるか?(笑)
  クレダ : うええええ。こ、こーなったら出たトコ勝負です。
  GM  : アンドレ「まあいい―――たしか触媒なしだと相性がいいサーヴァントが呼ばれるらしいぜ」
  クレダ : 「それでいいです。…英雄を従えるなんて、畏れ多いことですし」         そもそも、他人を服従させようというのも、傲慢ではないだろうか。
  GM  : アンドレ「まあ、お前の性格で相性召喚なら反英霊が呼ばれることもなさそうだしな」
  クレダ : 「その時は世界滅亡エンドで」
  GM  : アンドレ「自害させろよ」
  クレダ : 「(ぽん)そんな手が!」
  GM  : アンドレ「ああ。命を七つ持ってるような化けもんじゃなきゃそれで片付くはずだ」
  クレダ : うわぁ。
  GM  : アンドレ「さて。俺はここでテレビでも見ているから、さっさと行きな」
  クレダ : 「はい。…行ってきます」
  GM  : やっと出番が出来そうだ。アンドレはごろりと転がってテレビをつけます。         アンドレ「あ、そういやワインは……いややっぱりいい」
  クレダ : 「イタリアに帰ってからにしてください」
  GM  : アンドレ「ワインが主の血なら焼酎はなんだろうな」
  クレダ : 「百薬の長では? ほどほどにしてくださいね…まったく」         …立ち去る途中、一度振り返るけど、         (未練がましい)と自分に活を入れて、そのまま魔方陣へと向かいます。
  GM  : 礼拝堂は、ろうそくがつけられ、薄暗い神聖な雰囲気です。         通路の真ん中に教会式の魔法陣が設置されています。何かの灰で描かれているようです。         まあ不気味な雰囲気かもしれない。
  クレダ : 遅ればせながら、さっきのやり取りの最後に、(もしくは血の涙ですよ、私の)と心の中で返しておきます。         「さて…と」         暗記しておいた、聖杯戦争のしおりを思い出す。
  GM  : しおり参照。あとは自由にどうぞ。
  クレダ : はい。         (ここから踏み出したら、もう、後戻りはできない…かな)         何度か呪文を頭の中で繰り返した後。深呼吸して、胸に残ったためらいをはきだす。         (上等。私は進むって決めたんだ。なんだろうと…かかってこい)         手で左目に振れる。10年前に、生身の目があった場所を。その後、埋めこまれた礼装のある場所を。         聖堂教会の中で生きていくために、隠し続けた場所を。
  GM  : がんばれ

  クレダ  「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師ペテロ          降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ          閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。          繰り返すつどに五度          ただ、満たされる刻を破却する          セット          告げる          汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に          聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ          誓いを此処に          我は常世総ての善と成る者、          我は常世総ての悪を敷く者          汝三大の言霊を纏う七天、          抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ」   GM  : かっ!         教会の中を魔力が渦巻き、魔法陣に集中します。         そして魔法陣が焼けつき、エーテルが形をとります。         というわけで適当に演出しながら登場どうぞ。
  クレダ : 灰が焦げる臭いが鼻をつく。
  セイバー: 光が溢れ、常人ならば目が焼けそうな程。
  クレダ : 風で落ち着いた色合いのロングスカートがはためき、私は思わず顔を手で覆った。
  セイバー: そんな中、ずしゃり、と重い音がして、徐々に光は収まった。
  クレダ : 指の間から、ちらっと見てみます。
  セイバー: 陣の中心に、2mを越す鉄塊が在る。――否、鉄塊では無い。それは、鎧だ。         分厚く、広く、高く。まるで山のような塊であるが、それには手足と間接、そして頭がある。         『役はセイバー、召喚されたのである』         くぐもり、男女の別が解らないくらい反響した声が塊から聞こえた。         『聞こう。あなたが拙のマスターであるか?』
  クレダ : 「え…」         あまりのことに、少しだけ気おされていた。大きさに。そして、威圧感に。         私の頭が、ちょうど、鎧のひじの位置にあたるだろうか。         私は、その頭(多分)を、見上げながら続けた。         「…はい。主と呼ばれるには分不相応な身なれど、我が道、我らが道を、共に歩んでいければと思っています。          私の名前は、クレダ=リヴェレンテ。あなたは何とお呼びすれば?」
  GM  : セイバーだ!
  セイバー: 『うむ。まぁ小難しい事はどうでもいいのである!』
  クレダ : 「えー!? か、軽っ!」
  セイバー: 一歩踏み出すと、ずしゃりと音がする。というか。若干、床が揺れた。
  クレダ : 「ちょ、ちょっと! 床、脆いんだから気をつけてください!」         ほんとに穴が開きそう。
  セイバー: 『そして、名を問われたならばこう言おう。拙は【騎士】。          この身語られるは【ジャバウォッキー】!故に、拙に名は無い!          まぁ、普通にクラスのセイバーと呼べば良いであろう』
  GM  : ああおいらがあいてしなくていいなんてなんて楽なんだ…
  クレダ : こらGM(笑)
  GM  : あ、そうそう。クレダにはセイバーのステータスが見れます。
  クレダ : わーい。
  セイバー: あぁ、掲示板に改めてアップであるか?
  GM  : あと真名を公開したので、宝具以外のデータも、ですね。
  セイバー: 了解した、上げよう。         『特技は怪物退治である。怪物であるなら何であろうと倒してくれるのである』
  クレダ : (…ああ、でもこの人なら戦争万歳とか言われなくてすみそう)
  セイバー: 『まぁ、なんというか拙は怪物相手に特化し過ぎてそれ以外が相手だと正直に言って並である』
  クレダ : 「ぶっちゃけたーーー!?          うん…、正直に言うと、私も、人間と殺しあいするつもりはないので、それならそれでいいんですが…」
  セイバー: 『なので勝てないと判断したら適当に撤退するのが良いであろう』
  クレダ : 「…わかりました」         うーん、…やりやすい。ありがたい。(笑)
  セイバー: 伊達に豪快・直情ではないのである(笑)
  GM  : というか他に話すことはないのか?(笑)         ああ、まあとりあえず余り教会に長居は出来ないことは確かだ。
  クレダ : ええと、もちろん、私の方からは色々と自己紹介しますよ。         キャラシに書いてあるようなことを喋ります。ただ、自分の過去だけはぼかします。
  セイバー: 『さて、今の世の街並みはいったいどうなっているのであるか?          聖杯からの知識はあるが興味があるのである!』         ずっしゃずっしゃ。
  クレダ : 「わーわーわー!? その格好のまま外に出ないで!          せめて霊体になってください! 都市伝説を増すつもりですか!?」         赤マントの次は鉄巨人ですか。
  セイバー: 『霊体になったら物が食えぬのである!?日本は食文化がやたら発展していると聞いたのである!!』
  GM  : うるせえ(笑)
  クレダ : 「一緒にやらなくてもいいでしょうがぁー!?          食べ歩きは食べながら歩くって意味じゃありません!」
  セイバー: 『なぁに日本はヤオヨロズとかでいろいろ寛容とも聞いてるのである。          ちょっとくらい変なの見ても問題無いのである!多分!』
  クレダ : 「同じことを刑務所でも言えますか?」         まあ、入れられるのは私だろうけど…
  GM  : 入れられるわけがない(笑)
  クレダ : いえ、街中で叫ぶ可哀そうな人として…(目をそらす)
  セイバー: 霊体化してなければ、一般人にも見えるであるよ(笑)         『はて、代金は払うのである。何で牢屋に入れられるのであるか?』
  クレダ : 「不審者」
  セイバー: 『なぁに話せば解るのである!』
  クレダ : 「その台詞を言った日本人は殺されましたよ」
  セイバー: 『それは残念な事であるな。言葉が通じるというのに』
  クレダ : 「まあ…、残念なのは同感です」         あ、頭イタイ…
  GM  : じゃあ助け船が来る。         ごんごん、と扉が叩かれ。アンドレが入ってきます。霊体化する?
  クレダ : 「入ってまーす」
  セイバー: 『入っているのである!』
  クレダ : する気ないようですが。(笑)<霊体化
  セイバー: あぁ、無いのである(笑)
  GM  : アンドレ「どうやら呼べたみたいだな……おおなんだ、すごいなこりゃ」
  セイバー: 『うむ。マスター、この御仁は誰であるか?拙はセイバーである!』
  クレダ : (もっと大阪風に激しい突っ込みとかしたほうがいいのかな、これ)
  セイバー: 手を傷めるだけであるな(笑)>突っ込み
  GM  : 大阪風も知らねえだろ(笑)
  GM  : アンドレ「見たところなんだ……セイバーかバーサーカーって奴か?」
  クレダ : えーと…もうなんかめんどくさくなったので大人しくアンドレ神父のことを説明します。
  GM  : アンドレ「俺は監督役のアンドレ司教だ。ついでにそこのクレダ司祭の父親代わりでもある」
  クレダ : 「です」
  セイバー: 『ふむふむ。父親であるか!ならば大切にしなければならんであるな!』
  クレダ : (ぐさっ)「そ…そうですね」
  GM  : アンドレ「まあ、お前の手綱はクレダに任せるとしよう。              さて、これで七騎揃ったわけか――――聖杯戦争、開始だな」
  セイバー: 『ふむ。拙が最後であったか。最後でセイバーとはある意味残り物に福があったであるな、マスター!』
  GM  : ごーん         ごーん         ごーん         と、教会の鐘が鳴り響きます。
  クレダ : 「…」         ごくっ、とつばを飲み込みます。
  GM  : それは魔術的信号で、聖杯戦争開始の合図です。         第三次月詠聖杯戦争、開幕。
  クレダ : 「福があったというか、副産物があったというか…」
  GM  : アンドレ「まあクラスに優劣はないってのが建前だけどな」
  セイバー: 『なぁに、心配無いのである。          英霊が怪物と認識されるなら拙は負けないのである!まぁ、無さそうであるが』
  GM  : アンドレ「うるさい奴だな…」
  セイバー: 『まぁ、そんな事より食文化である。日本食は楽しみなのである』
  クレダ : 「これが“毒を喰らわば皿まで”ってことですね(涙)          ええい。わかりました。なんでも言いなさい。スマートフォンでレシピ調べますから」
  セイバー: 『うむ、取りあえず肉じゃがというものを食べてみたいのである!』
  GM  : アンドレ「とりあえずサーヴァントが脱落したか、棄権の意志があればここに来ればいい。              監督役として保護するぜ。でなきゃあんまり長居はできないぜ。              ああ、そういえば荷物はまだ開いてなかったか? 手間が省けたな」
  クレダ : 「じゃあ、食材だけ貰っていきます」         前もって用意していたキャンプ用品に、日持ちしそうな食材を詰め込みます。         (あー。作りやすいので助かった…)<肉じゃが
  セイバー: ずっしゃずっしゃぎっしんぎっしんと床を揺らしながら、食材運びは手伝うのである!
  クレダ : 「しかしこれ…隠密性のかけらもないですね」(滝汗)         (最初は、潜水艦みたいにやって乗り切るつもりだったんですけど…これじゃ空挺部隊みたい)
  セイバー: 『拙にかくれんぼを要求されても困るのである。そういうのは兎の方が上手いであるな!』
  クレダ : 「シニョーレ・セイバー、それがわかっているなら、せめて霊体になっててください」
  セイバー: 『何か食うまで嫌なのである!』
  クレダ : 「言うと思ったよチクショー」
  GM  : アンドレ「初対面の割には仲よさそうだな、お前ら」
  クレダ : 「良 く な い で す」
  セイバー: 『まぁ初対面であるからな!話が通じるならばいずれ友人にもなれようである』
  クレダ : だ…誰がこんな奴。
  セイバー: 『つれない態度でも話ができるならば、話が通じず襲い掛かってくる輩よりは余程マシである』
  クレダ : 「…まあ、確かに」
  GM  : アンドレ「ああ、そうだ。それからこれ、空のマスターカードだ。              どうも集まりが悪いから、もってない奴がいたら渡しておいてくれ」         とマスターカードをもう一枚渡されます。
  クレダ : 「…はい」
  GM  : アンドレ「さて、あとは、なんだな……武運を祈っておこうか。              じゃまあ、頼んだぜ、セイバー。これは監督役としてじゃなく、ごく個人的な意見だからな」
  クレダ : 「どういう意味ですか」
  セイバー: 『うむ、頼まれたのである!』         と、胸を叩いて、ごぉぉぉぉん!と凄い音が鳴る。
  クレダ : (頼りがいあるのかないのかわかんないな…)         たそがれてよう…
  GM  : アンドレ「いや普通に守ってやれって意味だからな」
  セイバー: 『娘が心配なのであるな!良い父親である!』
  クレダ : 「聞いてませんから! ほっといてよ!」         なんですかこの羞恥プレイはー!
  セイバー: まぁ、拙はアンドレ殿には最初から好感度高めであるからな(笑)
  クレダ : 私は最初から好感度MAXですよ!
  GM  : じゃあもう出てけよ(笑)
  クレダ : は〜い。         このままじゃらちが明かないので、とにかく朝のうちに見当をつけておいた隠れ家に移動しましょう。
  GM  : 隠れ家……西区だっけ?
  クレダ : 実は、具体的な場所は指定してないんですよね。
  セイバー: 『さて、食材は持ったのである』         と、ひょいと大きなバッグをまるでトートバッグのように持つのである。
  クレダ : 「そっちは置いてく方ですから! …あー、いや、持てるんなら持っていっていいですけど」
  GM  : あと車は教会の備品です。
  クレダ : …あるいて行けばいいんでしょ、あるいていけば…         うう、夜遅くに遠足をさせられるなんて…。
  セイバー: ちなみに、拙の敏捷はEなのである。マスターとおそろいであるな!(笑)
  クレダ : 遅い、遅すぎる(笑)
  GM  : 次までに隠れ家の場所を決めておこうか。
  クレダ : 隠れ家ですかー。どこがいいと思います?
  セイバー: まぁ、原発近くは避けた方がいいのであるな(笑)
  クレダ : デスヨネー
  GM  : 原発は一つの区になってるからどの道無理だ(笑)