第三次月詠聖杯戦争 オープニング02

  GM  : 夢……夢を見ている。
  PL2 : S・Cry・ed!
  クレダ : どうせ悪夢に違いない(やさぐれモード)
  GM  : 全てが夢の中のように曖昧ですが         その夢はきっと、クレダにとって救いになるほどに、楽しい夢でした。
  クレダ : なん…だと?
  GM  : 家族がいて、平和があって、仲間がいて、憧れがあって、守るべきものがあった。
  クレダ : い、いやいやいや。         どうせ「食物だ」とか言われて、乳白色の液体を毎日流しこまれたり、副作用で吐いたりしてたに違いない。
  GM  : しかし全ては夢で、全ては思い出せない彼方に沈んでいきます。         そして目が覚めた時
  クレダ : 「はっ…」
  GM  : クレダは廃墟の中にいます。できたてほやほやの。         とりあえず身体のあちこちが炭化するほど火傷し、激痛が走ります。
  クレダ : じゃあ、どこかから吹き飛んで、倒れてきた廃材か何かに潰されてます。
  GM  : クレダは廃墟の中であおむけに倒れています。         いや潰されているものには指定がある。
  クレダ : はい? というと。
  GM  : クレダの上には何かの炭化した塊がのっかっています。
  クレダ : (…ひどいニオイ)
  GM  : まあ具体的にいうと炭化した人間というか。
  クレダ : 脂肪が焦げたようなニオイがするんですね。         ドラマなどで言われるほど、いい臭いではないけれど、香ばしく脂くさい、独特のにおいが。
  GM  : それもするでしょうし、周囲も鉄板のようい熱された廃墟です。         あちこちに炭化した何かが倒れています……それはおそらく人間だったものでしょう。
  クレダ : 足の感覚がない…背骨は大丈夫だろうか。右肘も、変な方向に曲がっている。どこから治せばいいのか。
        (あー…誰だったっけ、“コレ”)
        ぼんやりと頭に浮かぶのは、そんな最悪な文章で。
        (私も死ぬの?)
  GM  : クレダの上に乗っていたものも人間だったものであり、         崩れた炭から熱で歪んだペンダントのようなものが零れ落ちます。         身元確認できそうなものはそれでいいのかな?(笑)
  クレダ : か、カクニン?         私はそのペンダントに見覚えあるんでしょうか?
  GM  : ええ……オリヴィエが大事そうにつけていたものです。
  クレダ : むっぐう。い、いきなり死んで…チクショウ。
  GM  : この炭化もポニーテールっぽいような…いや無理か。
  クレダ : 髪は…なくなってるでしょうね。
  GM  : 奇妙なことに、クレダにはここがどこだかわかりません。そしてなぜこうなっているのかも。         明瞭な記憶は、あの収容所で途切れています。
  クレダ : それは…もう自分はしにかけてる、と判断しますよ。
  GM  : 夢から覚めた時のように、急速に今までの経験が遠ざかっていきます。
  クレダ : (…つまんねー人生だったな)
        と、うそぶくけど。
  GM  : それはひどく綺麗です。         台風が一過したような青空。
  クレダ : 実際は、つまんない、という自分自身が、一番つまんない人間なことの方が多いもので。
        「オリヴィエ…どこ?」
        と、錯乱して呟きます。
  GM  : ではそんなクレダのところに、よろよろと……誰かが近づいてきます。         クレダ以上の火傷を負った少女です。
  クレダ : 「見えないよ…暗くて。目が…げっほ、ゴホッ!」
        咳き込みながら、そっちを見ます。
  GM  : 少女「みんな……死んじゃったの……?」
  クレダ : 意識的に観察することはもうできないから、反射的に視界に入った…という感じで。
  GM  : 少女「クレダさん……オリヴィエさん……アンジェリカさん……」
  クレダ : 「…私?」
  GM  : 少女「そんな……なんで……」
  クレダ : …クレダ。クレダ、クレダ、クレダ。そう、私だ。         産まれてからずっとよばれ続けた、私の名前。
  GM  : 少女は心から絶望し、その場に倒れ伏します。         その胸は豊満であった。
  クレダ : …わっと?(笑)
  PL2 : 忍殺(笑)
  クレダ : 「…」
        何も言わずに、起き上がります。
  GM  : 起き上がれました。
  クレダ : それから、胸の上に乗っていた死体を、ゆっくり横に寝かせます。
  GM  : 全身が痛みますが。
  クレダ : 短く黙祷をささげて、這いずりながらその女の子の方へ行きます。         ええと…魔術を使ってもいいんでしょうか?
  GM  : 使用して構いません。使えることは身体が覚えています。
  クレダ : わかりました。それじゃあ、目の前の女の子の傷をなおすよう試みます。
        (生きてるなら…チャンスはある)
  GM  : ですが……その少女は既に息絶えています。その胸は豊満であった。
  クレダ : あうん。
  PL2 : だから(笑)
  クレダ : じゃ、じゃあ、記憶をなくしたせいで、回復魔法の使用に手間取って、目の前で死んじゃったと。
  GM  : あたりには陽炎が揺らめき、一面瓦礫の山です。         立ち上がると、そのあちこちに炭のような死体が伏しているのが見えます。やたら視界がいい。         ここはやはりあなたの知らない街です。まあ、吹き飛んでますが。
  クレダ : 倒れた女の子に、手をかざしながら。
        「…痛い」
        と、呟きます。
        「痛いよ…なんで?」
  GM  : こつこつと誰かが近づいてきます。
  クレダ : (どうして…)
        どうして、こんなに…寂しいのか。
  GM  : コートを着てこざっぱりとして、片手に本を、片手に杯をもてあそぶ男。
        男「やれやれ、こいつはひでえな」
  クレダ : ま た お ま え か ぁ ー!
  GM  : またこいつです。
  クレダ : 記憶をなくしたこともあるし、戦うとか、そんな選択肢はありえないと思うので、とりあえず話しかけます。
        「…あなたは」
        しかも、幼少期の記憶だけがあると。
  GM  : 男「結局カルロの計画は失敗。チェチーリア家も終わりだな、これじゃ」
  クレダ : それは…思わず攻撃しようと、反対側の手を向けようとするけど、骨が折れててできない。
  GM  : 男「ん? なんだ、生存者がいたのか?」
  クレダ : 「あなたはッ!」
  GM  : 男「かなり運がいいぜ、お前。俺はさっき来たばっかりで、これもさっき拾っただけだからな」
        杯をもてあそびます。
        男「あー、知り合いか? 悪いが恨まれる筋合いは多すぎて覚えてねえんだ」
  クレダ : 「そんなの…!」
        どうでもいい、と言おうとして、気力が痛みに負けて、再びうずくまります。
        「殺…すから。殺してやるから…!」
  GM  : その時、クレダの魔眼が不思議なものを捉えます。         いや魔眼という自覚はないから単に不思議なものか。
  クレダ : 顔も上げられないこのザマで?
  GM  : 上げられないのかYO!
  クレダ : いや、大丈夫! 透視能力あるし!
  GM  : 下向いてるだろ(笑)
  クレダ : 視線を合わせなくても見えるってルールブックに書いてありました!         ま、まあ、ほら! 這いずりながら見た感じで!
  GM  : じゃあ上空に何か渦のようなものを感じる。
  クレダ : …………
  GM  : 地上からたちあがった無数の灰が、上空に舞い上がり、一点に集中し……         一人の少女の姿を形作ります。
  クレダ : 「う、わぁ…」
  GM  : 黒いドレスに黒い宝石で飾った、ピンク髪の少女。
  クレダ : きっとこれが、エヴァのモデルになったに違いない…
        「何…アレ」
  GM  : その少女はクレダのところに一直線に下りてきて……いきなり魔法陣を展開して、男に光をぶっ放す!
        男「うおう!? フレスベルグ!」
        ばちいん!
  クレダ : 衝撃波で転がっていきます。ごろごろごろ。
  GM  : 男の前に現れた怪鳥が攻撃を防ぎますが、男は離れます。
  クレダ : …どうでもいいけど、腕が折れた状態で転がるって、狂ってますね。
  GM  : そして突然生えた少女は、クレダの横に着地し、その体に手を差し伸べる。
        少女「ごめんなさい……!」
  クレダ : …でも、見覚えは無いんですよね?
  GM  : 少女「全部、私のせい。全部、私のせいなの……!」
  クレダ : 今の私には。
  GM  : 見覚えはない。
  クレダ : 「………天、使?」
        曇った瞳には、灰が光に、彼女が天の使いに見えた。
  GM  : 少女「ごめんなさい、ごめんなさい……それでもせめて、貴女は……生きて」
        少女が光の翼を展開します。
  クレダ : いや…天使なんかじゃない。天使は、あんな、痛々しい目をしてはいない。
  GM  : その上で手をかざすと、クレダの身体が癒えていく。
  クレダ : でも、その時の私には、ただ、目の前の奇跡を信じることしかできなかった。
        「い…痛、痛っ!!」
        急に足の痛覚が戻って、飛び跳ねます。
  GM  : 男「アンジェリカ……だと? 馬鹿な……生きているはずがねえだろ!?」
        少女はクレダを抱え、飛び上がります。
  クレダ : 「いたたたた、いたいたいいたい!」
        痛みを感じて、ようやく自分がまだ生きてる、ということを実感します。
  GM  : 見る見るうちに現場が遠ざかっていく。
  クレダ : 「くっそ…私はマゾじゃないぞ」
        と冗談を言いながら、アンジェリカの名前はなんとなく覚えておきましょう。
        「あなたは…誰? どこへ…行くの?」
        と、問いかけてみますが。
  GM  : アンジェリカは廃墟となった街を見下ろし、ひどく絶望しているようですが…涙は流しません。
        アンジェリカ「……生き残ったのは、貴女だけみたい。                ごめんなさい、私は一緒には行けないの……でもどうか、生きて。                私はどこにいても、そのことを祈ってる」
        街外れの教会の前にクレダを降ろします。
  クレダ : 「…私は」
        何も思い出せないけれど。
        「やりたい放題されっぱなしは嫌なんだ。それが、いいことでも。          助けてくれて、ありがとう。私には、代わりに何ができる?」
        生きるなんて、当然だ。言われなくてもやってやる。
  GM  : アンジェリカ「ううん、全部私のせい。                だから、貴女が生きていてくれたことが……私にとっての、ほんの少しの救いだった」
  クレダ : 「…」
        ここで、記憶の無い私が言うことは、みんな、気休めでしかないのだろう。         でも…
  GM  : アンジェリカ「だからお願いがあるとしたら……どうか、生きて、笑顔を取り戻して」
  クレダ : 「じゃあ…私も代わりに、一つだけ。あまり、自分を責めないでね」
  GM  : アンジェリカ「…………」
        その言葉には答えず、ピンク髪の少女は消えてしまいます。
  クレダ : どこか見覚えがある。けれど、思い出せない。         ずっと…ずっと昔に、出会ってたような。         自分の一部だったような気がするのに。         もう…どこかへ行ってしまった。取り戻せない。
  GM  : たぶんそのことは聖杯戦争本編で思い出せるだろう!
  クレダ : じゃあ、心の中でだけ呟きましょう。
        (行かないで…)

  GM  : そしてまたしばらく時間がたちます。
  クレダ : ううう、なぶりものにされるとはこういうことを言うんですね。
  GM  : 神父登場。
  クレダ : くそう。力が欲しいぞー。         と思って勉強とか修行とかたくさんします。
  GM  : まあ既に改造は受けてるから…(笑)
  クレダ : 改造を、さらに使いこなせるようにするためには、別の努力がいるんですよ!
  GM  : まあね。
        神父「あー……なんだこりゃ」
        と、カソックを着た男がやってきます。東洋人っぽい。
  クレダ : 神父の名前は知っているんですか?
  GM  : 神父「こいつはひでえ。焼け野原じゃねえか……」
        いえ初対面。
  クレダ : あ、いや、直後か。
  GM  : うむ。こいつに拾われる。
  クレダ : 「…」
        敵か味方かわからないので、ちょっと試してみましょう。
  GM  : 神父「お……生存者、か? おいそこの子供、生きてるか?」
        近寄ってきます。
  クレダ : 「あなた…何者? 下手に動くと、怪我するよ」
        傷を治してくれてありがとう…ありがとう! 啖呵がきれるよ!
  GM  : 神父「何者って言われてもな。俺はただの神父だよ……見たところ普通のガキじゃないみたいだが」
  クレダ : 私戦える! こんな気持ちで喋れるの初めて、もう何も怖くない!
  GM  : 神父「まあいい。とりあえずあれだ。一緒に来い。別に何もしやしねえよ」
  クレダ : 「…はあ!? 命令するのはこっちよ!」
        と、いきがった直後に倒れます。主に空腹で。         しまった…魔力が空っぽだった…!
  GM  : 神父「だからいってんだろ……うちにくりゃスープぐらいはくれてやるよ。主の導きだ」
  クレダ : 「…ぐ。          ぐぐぐ…! 餌付けされると思ったら大間違いだからな!」
  GM  : 神父「何があったか知らねえが、どうせそのうち協会や教会の方も手をまわしてくるんだろ。            そうしたらお前、下手すると標本だぞ?」
  クレダ : と言いつつついていってしまう私。チクショウ。
  GM  : 神父「ま、脳髄開かれて情報を無理やり抜きだされるとかな。            そんなのがいやなら、とりあえず俺のところに来いよ」
  クレダ : 「教会…って何?」
        と、言いつつついていきます。どうやら、この世の中には知らないことがたくさんある・・・らしい。
        (あと、ノーズイってなんだろう)
  GM  : 神父「魔術協会に聖堂教会。ま、俺は一応聖堂教会側だが……別に引き渡したりしねえよ」
  クレダ : 「それじゃわかんないよ!」
        …まあ、ちゃんと説明されたところでわかるわけないんだけれど。
  GM  : 神父「おいおい教えてやるよ。あ、そうそう。名前聞いてなかったな。俺はアンドレ神父だ。お前は?」
  クレダ : 「く…クレダ」
  GM  : 神父「名字は?」
  クレダ : 「クレダ=…えっと、なんだっけ」
  GM  : 幼少時のことは既に思い出せません。それは永遠に失われた記憶でしょう。
  クレダ : と、ここで、足元の段差に躓いてころぶんですが、         いつの間にか、折れたほうの手に、オリヴィエのペンダントが引っかかっていることに気がつくんですよ!
        (ああもう…いいや)
        「リヴェ…レンテ。クレダ=リヴェレンテ」
        発音しにくい音なので、つっかえつっかえになりながら言います。         今は歯は折れてないので、単に舌ったらずなだけです。
        (オリヴィエ…ゴメンね、貰うよ。あなたの苗字)
  GM  : 神父「クレダ=リヴェレンテな。わかった。とりあえずお前は今日から俺の弟子だ」
  クレダ : (無駄には…しないから。          きっと―――)
        「で…弟子ぃ?          ………それって、何すんの?」
  GM  : アンドレ「俺にこき使われる」
  クレダ : 「ちょ…冗談じゃ…」
        とかなんとか言いながらついていくと。
  GM  : そのような経緯で、クレダはアンドレに引き取られ、能力を封印され、シスターとして育っていくのでした。
  クレダ : その後は、このロリコン神父に、変態! 変態! ど変態! とか言う毎日が始まる、と。         社会が高いということは…対外交渉とかは私がやってたのかもですね。
  GM  : まあね。つうかアンドレは基本無能ですから。         いや無能ってほどじゃないか…
  クレダ : いや、でも最初のうちこと反発するけど、なんだかんだいって両親を失ってるし…         アンドレ神父って、ちゃんと接してくれる感じなんですか? 人間として。         大人と子供でもいいし、対等でもいいんですけど。         …いや、ローティーン相手に対等はないか。
  GM  : ちゃんと接してくれますよ。
  クレダ : …じゃあ、なついちゃうんでしょうね。         もう子犬のように従順になつきますよ。くぅーん。
  GM  : 「だって俺ロリコンだからな」
        的なことを言うし。
  クレダ : 「へ…変態だーーー!」
        どうするー ロリフルー
  GM  : 突き放されたようです。
  クレダ : いや、え、お?(笑)         さすがに自分で言うのは駄目じゃないですか!?<ロリコン
  GM  : 駄目だろ(笑)
  クレダ : で、ですよね!         一瞬、私が悪いのかと思っちゃいましたよ。
  GM  : でもそもそも教会って結婚禁止だしな。
  クレダ : 大丈夫、結婚してから入信した場合はオッケーです!         …ってちょっとまて。アンタ何歳児と結婚するつもりだ。
  GM  : さておきそんな感じで付かず離れずの関係だったのではないかと。
  クレダ : スルーすな!(笑)
  GM  : どう見ても拾われた時点でアンドレは30過ぎのおっさん。
  クレダ : まあ、冗談はさておき…真面目に言ってもなついてます。         反抗期もまだの子供が一人で放り出されたら、愛情に飢えないほうがおかしいし。         えさをほおばる鯉のように愛に恋しますよ。ぱくぱく。
  GM  : クレダもしばらく……まあ5年ぐらいはアンドレの手元でシスターとして生活してたんでしょうが         それからは聖堂教会の専門的な学校に通ったり、洗礼を受けたり、研修を受けたり
  クレダ : …それだけやって、よくばれなかったなぁ。
  GM  : アンドレは何故か結界づくりのプロでしたからね。         普通は聖堂教会はその手の技術はないんですが。         まあ代行者としての修業をクレダも望むんでしょう。出自があれですし。
  クレダ : ええ、そうでしょうね。学校で将来の夢に「お父さんと同じ仕事」とか書いたりするんでしょうね。         きっと、成長する間に、アンドレ叔父さんのことが気になって、過去とか聞いて回ったりすると思うんですけど、         何かわかりますか?
  GM  : そうですね。元は魔術師だったのが出家した的なことを聞けますよ。
  クレダ : へえー。         将来の夢「代行者」。よもすえだー。         と、周りは思ったかもしれないけど、クレダはいたって本気です。         むしろ、「障害があるほど愛は燃え上がるの」モード。
  GM  : 大丈夫だ。聖堂教会の学校には割といる(笑)
  クレダ : な…なんだってー!?
  GM  : さておき。アンドレは聖堂教会の第八秘跡課所属です。         これはまあ聖遺物を集める的な部署で、クレダも洗礼を受けた後、この部署への勤務を希望するのでした…
  クレダ : はい。その先に何がまっているかも知らずに…         その後、彼女たちの姿を見たものはいない…(聖剣伝説のBGM)

  GM  : てな感じでOPを終了しようか!
  クレダ : はい。ありがとうございました。         うう、自分で言っておいてなんだけど、ひどいシーンだった。
  GM  : 全くです。
  クレダ : 一日に3回は死んだ気がする。
  GM  : ちなみに序盤のイメージを補強したかったらボヘミア紛争について調べるといい調べたくなかった。
  クレダ : 調べなくていいー!(笑)         私は地震とか火山の噴火でもオッケーなつもりでしたのに。         なんであえて暗いほうへ。
  GM  : 紛争のイメージしかないよ、あれだと…(笑)         それにぶっちゃけ時期があってた。         ボヘミア戦争は1992〜だから。10年前だとぴったり。地理的にも近い。
  クレダ : …まあ、地理的にもイタリア付近ですしね。
  GM  : 対して火山の噴火とかは…みたいな感じです。
  クレダ : なるほど。
  GM  : まあ、アンドレは基本ダメなおっさんです。休みの日はワイン飲んでリビングでテレビ見て転がってるような。         家事は全てクレダ任せ。ほっとくとどんどんたまっていく。
  クレダ : …きっと対外交渉とか、家事とか、全部私がやってるんだろうな(涙)
  GM  : 一応外面はいいんですがね。
  クレダ : はたらけーはたらけー。         毎晩耳にささやいてやろうか。
  GM  : ステータス的にいうと筋力E耐久D敏捷C魔力C幸運E社会C
  クレダ : ひっ ステータスつき、こ、ころされる
  GM  : あと若干アル中で細かいことが苦手。
  クレダ : 入院して治療しないと。
  GM  : まあアル中といっても、食事の時にワインを必ずお代わりする程度だ。         そして幼女にはやたらと優しい。
  クレダ : 「叔父さん、アルコールばっかり飲んでると太りますよ」
        どれだけカロリーがあると思ってるんでしょうか。とか言うんだけど治らない、と。         そういえば、アンドレ神父には家族はいないんですか?
  GM  : 少なくともイタリアにはいないですね。口にも出さないしいないでしょう。
  クレダ : …じゃあこちらも、なんとなく、それ以上聞けない…でしょうね。         男手一つしかないのに、孤児を引き取るとか…かなり行政とかに手を回さないと普通は無理ですよ。
  GM  : 単純に教会自体が孤児院的な役割として登録されていたのかもしれませんよ。
  クレダ : なるほど。         もし、「実は別れた女房に子供が居て」とか言われたら、“私はただの身代わり!?”ってなるだろうし。         もしかしたら、とは何度も思うんだけど、それを現実にするのが怖くて、         いつも核心までは迫れないまま今日まで来てしまった。みたいな感じで。
  GM  : さて。次は10年後にチュートリアルをやりますね。
  クレダ : 10年後了解。         ううう、また負けるのか。ケストレル、はやくきてくれー。
  PL2 : 拙はまだ登場できんであるか?
  GM  : できません。
  クレダ : 拙!?
  PL2 : せつ。
  クレダ : な…何語?(笑)
  GM  : PL2さんの正体は出てのお楽しみです(笑)         と、チュートリアルの前に、アンドレとの雑談をやろう。
  PL2 : つまり、教室か?(笑)
  GM  : いやキャラ付けのための雑談です。一応シーン扱いではある。
  クレダ : あ、それありがたいです。神父との日常の演出が欲しかったので。         とりあえず、シーン内容が特に決まってないのであれば、私はアンドレ叔父さんにお弁当作ってこうと思います。
  GM  : はい。それで。
  クレダ : 放っておくと、カロリーメイトとかばっか食べてそうだし。
  GM  : 時期はいつごろにしようか。拾われて5年ぐらい経過とか。
  クレダ : そですね。
  GM  : アンドレは教会で仕事しています。
  クレダ : 「ただいまー」         と、ドアを開けて教会事務室的なところに入り。         「叔父さん、またカロリーメイトですか? もっとちゃんとしたもの食べてください。          それに、仕事しながら食べるのダメって、何度言ったらわかってくれるんですか」         はー、とため息をつきながら言います。         …まあ、仕事してくれるだけまだマシなんだけど。普段はニート予備軍だから。
  GM  : アンドレ「いやいやパンと葡萄酒くってるからな?」(聖餐用の)
  クレダ : 「人はパンのみで生きるにあらず、って言ってたじゃないですか。…はい、これ、今日のお弁当」         と、蓋を開けると、めちゃくちゃ気合の入った中身です。         下ごしらえもしたから揚げとか、煮物とか、色々入ってます。
  GM  : アンドレ「まあありがとよ。外食を経費で落とすのも面倒くさくってな」
  クレダ : 「コンビニのパンは外食って言いませんから。          ちゃんと食べてください。倒れたらどうするんですか?」
  GM  : アンドレ「ちょうど腹が減ってたんだよ。クレダも一緒に食ってくか?」
  クレダ : じゃあ、内心(やった!)と思いつつ、興味なさそうなふりして「はーい」といいます。
  GM  : アンドレ「それにしてもクレダも大きくなったな……」
  クレダ : 「え、どうしたんですか、突然」         で、私もバッグの中から食事を取りだすわけです。ウィダー○ンゼリーみたいなパック食料を。         吐き気が強くて、固形食を食べるとかなりキツイので、いつも流動食とか、消化にいいものを主に食べてるので。
  GM  : アンドレ「おいおい医者の不養生かよ。ほれ、あーん」
  クレダ : 「い、いやその…それはちょっと…」         といいつつ、ぱくっと一口。くっそ、なんて恥ずかしいおじさんだ。         こんなとこ、絶対に他人に見られたくない。そんなことになったら死ぬ。
  GM  : アンドレ「いや、俺ロリコンだから。大きくなっちまったなあ、と」
  クレダ : (ピキッ)「しねばいいのに」         笑顔で言います。
  GM  : アンドレ「そういやお前、進路どうするんだ? 神学校に進んでシスターか、高校に行って一般職か」
  クレダ : (スルーとかマジありえないんですけど)と思いつつ。         「え、そんなの決まってるじゃないですか。代行者になって、叔父さんのサポートしますよ」
  GM  : アンドレ「おいおい、モノ好きな奴だな……              あんなのは狂信者とか、どっかおかしい奴がいくもんだぞ」
  クレダ : 「ロリコンの人に言われたくありません。          せっかく、こんな魔眼があるんですから。役立てないと」         左目に埋まった魔眼に手をやりつつ、         (これまでは、ずっと足かせだったけど…おじさんと一緒にいられるなら、そんなに…悪くないかな)
  GM  : アンドレ「魔眼か……俺の世話になった人を思い出すな」
  クレダ : 「え?」         その話はたぶん初耳なので、聞き返します。
  GM  : アンドレ「ヴァレンタイン神父っていってな。              何百人も救ったのに、それが生まれ持った魔眼の力だったせいで、全然出世できなかったんだよ」
  クレダ : 「そう…ですか。それは残念ですね…」
  GM  : アンドレ「最後はどこか遠い国でおっちんじまった。そんな力があったとしても、出世とは全然できねえぞ」
  クレダ : 「いいんです、私は。出世なんか、できなくても」         おじさんと一緒に、ここにいられれば。…とは、恥ずかしくて言えなかった。
  GM  : アンドレ「そうか? 俺はしてえなあ。昼寝だけしてたい」
  クレダ : 「もう…もうちょっと、しっかりしてください。せめて掃除くらい」         (でも…こんな時間が、ずっと続けばいいのに)         5年前のあの日に、家族とか、友達とか…そういう、私にとっての“普通”は、全部消えてしまって。         それから、ずっと不安だった。この幸せも、いつか消えてしまうんじゃないか、と。         …だから私は、その分、しがみつこうとしていたのかもしれない… あの日々に。         と、いう感じで。
  GM  : そんな感じの日々でしたとさ。
  クレダ : うう、喋れば喋るほど不幸フラグを量産している気がする。         い、いや、そんなはずないぞ。私は幸せになるんだ。うん。

おまけ


  クレダ : そういえば、英霊とマスターって母国語違っても話せるんですか?
  GM  : 話せます。でもまあ、基本的に開催地の言語で会話してるとみなしますよ。
  PL2 : 話せるであるよ。それどころかサーヴァントは多国籍で言語話せるである。
  見学者 : 聖杯からの知識のお陰でサーヴァントは多国籍語がペラペラです、例は第四次ライダー&ウェイバー。
  クレダ : うわぁ。バイリンガル。バベルなんのその。         ラテン語の試験かわりにやって!<キリスト教会の試験にはラテン語があります
  PL2 : 拙を召喚したらであるな!(笑)
  クレダ : ち、ちくしょー!         英霊がいればカンニングもやりたい放題だワーイ。         ってなるかと思ったのに。
  GM  : 何故学生思考。
  クレダ : いや、PCの年齢的に学生だろーなと。
  GM  : ところで今更だけど         聖堂教会と魔術協会についておさらいしておこうか。余った時間を使って。         解説は第二次アーチャーさんがしてくれます。
  アーチャ: ここで私に振らないでもらおうか(笑)
  クレダ : おおう(笑)
  アーチャ: ログの編集はするが今の私はあくまで見学者、前には出ない方針と言わせてもらおう。
  GM  : ちっ!
  アーチャ: ほら、第六法を探すのに忙しくてな(笑)
  クレダ : 三歩後からサポートだなんて。ステキー!         ←第六法と言われて、「え、法学部?」と思った人
  GM  : まあ要するに。カトリック教会が魔術面オカルト面に対応するための一大部署です。         基本的には死徒に対する天敵として機能するほか、魔術師とも暗闘を繰り広げています。
  クレダ : 一応、用語集はざっと見ましたが、対立関係にあるんでしたっけ。教会と協会。
  GM  : ただし魔術協会とは神秘の隠匿という点で利害が一致するので、不可侵条約が結ばれています。         そもそも教義的に。聖堂教会の『洗礼詠唱』以外の奇跡は全て異端であり、あってはいけないものですからね。
  クレダ : …。         こ、こっそり使おう。魔術。
  GM  : そうしてください。         ただまあ末端部分は結構おおらかですがね。
  クレダ : 「勝てばよかろう、なのだあぁぁぁぁ!」
  GM  : 魔術師と手を組んだりもするし、あるいは魔術師をぶっ殺したりする。そのあたりはピンキリです。
  クレダ : なんてフリーダムな連中…
  GM  : 魔術協会は、ロンドンの時計塔に本拠地を持つ、魔術師の最大派閥です。         いろんな魔術師が集まって研究したり、魔術師の卵が授業を受けるほか、世界中の魔術師にある程度の影響力を持ちます。         魔術の発展のためなら手段を選ばないことも有名で、その一つが封印指定でしょうね。         ま、最大の役割は。神秘の隠匿を犯した魔術師をぶち殺すことですが。政治的な腐敗が激しいことでも有名なようです。         学問では修得できない魔術、その体質のみが可能にする一代限り、後にも先にも現れない、         と魔術協会が判断した稀少能力を持つ魔術保有者を貴重品として優遇し、魔術協会の総力をもって、         その奇跡を永遠に保存するために魔術師のサンプルとして保護する、という令状。>封印指定
  クレダ : 能力を封印される代わりに、生きててもいいよって言ってくれるんでしたっけ?         言いたいことも言えないこんな世の中じゃ ポイズン♪
  GM  : いやサンプルとして保管される。つまり標本です。
  クレダ : ふ…ふぁっつ?
  PL2 : いや、『とりあえず生きてるだけの状態にしてサンプル標本保管』であるな。
  クレダ : げげっげっげっげ。い、いやじゃー。そんなのはいやじゃー!
  見学者 : 意訳:ヒャッハー、貴重な体質だ、でも遺伝しない特異体質だし老衰で死ぬとか勿体ねえ!            そうだ! 脳みそだけ抉りだしてホルマリン漬けにしてずっと保管しようぜ!
  クレダ : ひいい。
  GM  : 故に封印指定を受けた魔術師は全力で逃げ出す。
  クレダ : 最近はホルマリン使わずに樹脂で固めるんだぜ、とか言われる。         最低だー。人権、人権を求めるー。マイノリティにも人権を!
  見学者 : (そんなものはにぃ)
  クレダ : ひぃー! 絶望した!         くそう、私が変えてやるぞ。このセカイを変えてやる!         次回 政治編スタート。こうご期待。
  PL2 : マスターは聖堂教会であるがな。
  クレダ : うぉぁー! 四面楚歌とはこのこと!         演壇に立って「この世界には魔術師がいます」と言ったとたんに撃たれて死ぬ展開         byドラマHEROS
  GM  : 言った途端じゃないけどあとで殺される。
  クレダ : ですよねえぇぇぇ         うう…怖い組織だ。怖すぎる。         逃げよう。逃げ足だけは私が唯一誇れるスキルなんですよ。PLのな!
  GM  : 何故なら……というのは色々あるんだけど。         まず基本的に魔術ってのは神秘を力の源にするから。         大きな力の元があって、それを使うのが魔術。
  クレダ : そのせいで世の中から隠蔽されてる、と?
  GM  : で、たくさんの人がその力を使うと力が細分化されてしまい         一人ひとりの割り当てがすごく小さくなる。という考え方がある。
  クレダ : け、けち臭い…
  見学者 : 大元が10あったとして、2人で使えば5で使えるけど10人が使えば1しか使えない
  GM  : だから魔術の基本は神秘であり隠匿。
  クレダ : …が、世の中の資源の取り合い具合を見ると、それもしょうがないのかという気もする…
  GM  : 科学の発展とは真逆のあり方ですね。
  クレダ : 科学は理論、そして知識ですからね…         魔術はむしろモノ作りに近いのかも。
  見学者 : 一子相伝、弟子を囲んで秘伝を守る。
  クレダ : マイスター制度ですか。
  見学者 : 故に魔術師は身内を大切にします。言ってしまえば自分の後を継ぐものだから
  クレダ : もし身内に裏切られたら、「可愛さ余って憎さ百倍」って言って斬られるんですね。わかります。         八犬伝的に。ううっ、暗い世界だなあ。希望が足りない。
  見学者 : 魔術刻印、言うなれば一族の研究の集大成ですが、これは言うなればロマサガ2の継承システムのようなものなので。         身内に継承していって、最終的に子孫の誰かが目的を達成してくれればいい、的な考えの研究者が多いですな。
  クレダ : 最終皇帝がやってくれるでしょう→逃さん…お前だけは…ですね、わかります。
  GM  : 実際、この世界の魔術師は『○○家』という形をとっていることが多いですね。
  クレダ : ○○院 とかいうのは、○○家があつまった組織なんですか?
  見学者 : 大体あってる
  GM  : まあ集まったというか合体したというか、共同体を形成しているといった方が正しいかも。
  クレダ : なるほど。
  見学者 : 封印指定でも受けない限り、魔術学びたい連中は所属する事に。なんせいい環境が揃ってる
  GM  : ヘルメスの瞳ってのはどうなんだ?         と第二次アーチャーさんに聞いてみる。
  アーチャ: その『ヘルメスの瞳』が私の基礎設定したままだとしたら、どちらかというとスペア連中、         つまり後を継げない第二子以降が寄り集まって、現状改善を目指した寄り合いに近いかな。         あとは、御家断絶で継ぐものの居なくなった家から秘奥なんかをかっぱらってきたり。
  GM  : じゃあそれで。
  クレダ : うっ、一瞬、親のすねをかじってニートやフリーター生活を続ける駄目な人の集団に見えた         いたたたた。どうして涙が流れるんだろう。
  アーチャ: まぁ、第二次の時点で既に母子段階での人体改造の末に"完全なる人間"を作成しようとしている辺り、         理念もなにも会ったものではないが(笑)
  クレダ : 完全なる人間、ですか。         ちょっと興味がわく単語ですね。
  アーチャ: 物凄く簡単に言うと、胎児レベルから『魂喰い』させることで容量を増して、         肉体的に障害が残っても精神的、魂的に純度の高い人間を作る。
  クレダ : …に、日本語でオーケイ!         まあ冗談はさておき、雰囲気はわかりました。
  アーチャ: その末に、肉体と言う枷を必要としない魂レベルの純生命体、         第三魔法「魂の物質化」に到達する、というのが結社の主旨だった筈。
  クレダ : 狂ってるぜぇー!
  アーチャ: まぁ、その前段階の魂的に純度の高い人間、というのが魔術師的に優れた素質を持っているので、         現状では完全なる人間を作る前に優秀な魔術師を安定生産、という方向にブレている雰囲気はある。
  クレダ : こんなのぜったいおかしいよ。         解説ありがとう! ありがとう!
  アーチャ: 極端な話し、一人の人間に複数の人間の魂を押しこめて「二人分の人間のMPになったぜ!」的な。         代わりにHPが減る。
  クレダ : それでどうやれば肉体を必要としなくなるのかまったくわからない。
  アーチャ: 最終的に、肉体が擦り切れても精神体として存在できるだけの格を得るのが目的かな。         人の精霊化とでも言えばいいんだろうか。
  クレダ : うーむ、なるほど…。
  アーチャ: まぁ、即興で作った組織なんで粗があるのは仕方ない、基本的に後付け設定の塊だからな。         そのお陰で、うちのマスター(朝倉頼子)は"完全なる人間"とは程遠いが、優秀すぎる魔術師だぞ(笑)         サーヴァントを正面撃破できる魔術師の活躍がみたければ、第二次聖杯戦争を要参照だ。