第二次月詠聖杯戦争10日目 夜パート6

10日目 夜 黒聖杯


  GM  : ではシーン開始しよう。
  アーチャ: ああ、マスターとカズフサが手と手をつないで黒聖杯に入ったところからか。
  頼子  : うむ。まるで初デートだな!(笑)
  アーチャ: 悪趣味なデートスポットだな、選択に悪意を感じる(笑)
  頼子  : 私が選択した訳じゃないから私の趣味ではない。
  GM  : ちょっと悩んだけど個別シーンで行きます。
  頼子  : 個別なのか。
  アーチャ: 正直、盾になるのは構わんのだが、私は一緒に入って大丈夫なんだろうか。
  頼子  : 黒くなったら介錯してやる。
  GM  : アーチャーは因果応報タイムを食らう。
  アーチャ: 黒聖杯に触れた瞬間に反転して「ひゃっはー!」になったりするのか?(笑)
  頼子  : そうなる前に自害するか、そうなった後に私に殺されるか。どちらかだな!(笑)   GM  : ああ。アーチャーは自分の村でサドンデスで獣に襲われ続ける別シーンだ(笑)
  アーチャ: ぎゃああああっ!(笑)
  頼子  : アーチャー、お前、一番きつい運命だな。   GM  : でも描写する必要もないから省略する。
  アーチャ: ひでえ!(笑)
  頼子  : 酷すぎる(笑)         まぁ、アーチャーは、もうそうなったとしても、問題無いだろう。
  GM  : さて。頼子は気がつくと、暗い空間に立っている。
  頼子  : 問題は私かもしれん。私はアーチャーと違って、何も得てないからな。
  GM  : 足元は浅い血の池。
  頼子  : 血の池。和布は?
  GM  : いない。
  頼子  : 手をにぎにぎ。         「糞、もうか」
  GM  : そして向こうからマフラーが黒いマリが歩いてくる。         マリ「ようこそ、頼子!」
  頼子  : 「歓迎ありがとう。マリ。本当にマリかどうか聞いても大丈夫かな?」
  GM  : マリ「あたしはあたしだよ」
  頼子  : 「ならいい。それでいい」
  GM  : マリ「もうすぐ聖杯が降臨する。あたしの願いが叶うよ、頼子」
  頼子  : 「マリの願いが叶うのか。和布は何処だ?」         と言いつつ、私は和布を探す。
  GM  : マリ「あれはいらないよ」
  頼子  : 「いや、要る要らないの問題じゃないんだよ」
  GM  : じゃあ和布は血の池の中に死体のように倒れている。
  頼子  : そっちに近づく。         警戒はする。一応の。罠だったりとか、そういうのの。
  GM  : 罠じゃない。
  頼子  : 脈とか見たりする。
  GM  : 気絶してる。
  頼子  : いや、其れよりも回復魔術をかけたほうがいい状態か?         其れとも護符がないせいでエネルギー切れか?
  アーチャ: 浄化待機中なのかもしれん。
  GM  : 単純にショックで気絶したせいかもしれない。
  頼子  : どっちなんだよ。         「はぁ。忙しいな全く私は。忙しないな全く私は」
  GM  : マリ「それは捨てよう!」         マリが床に穴を開けます。
  頼子  : 和布の手を掴む!
  GM  : いやマリの足元で会って君の足元じゃない。
  頼子  : ああ、そうなのか。ええ? どういうことだ。
  GM  : マリ「ここに捨てれば御門は現世に戻れるよ」
  頼子  : 「うん?」
  GM  : マリ「それにすごく遠いところに出る。安全だよ」
  頼子  : 「ほう。そして……どうなるんだ?」
  GM  : マリ「でも、御門を起こしたら、白聖杯の機能が発動して、御門は死ぬよ」
  頼子  : 「なるほろ。実に悩ましい問題だな」
  GM  : マリ「御門さえいなくなればあたしの願いがかなう」
  アーチャ: だが白聖杯が発動せんと"例のあの人"が召喚されて世界があぼんしてしまう。
  GM  : マリ「だから御門を捨てて、頼子!            聖杯が起動すれば……あたしは、世界中の悪人を殺す!」
  アーチャ: つまり、これはアレか、ケリィが船の話をされている感じか。
  GM  : いや頼子に願いの選択肢はない。願いはもうマリが予約してるから。         ただその願い自体は……って感じだ。
  アーチャ: 私が村でエクストリーム鬼ごっこをしているというのに。
  GM  : マリ「ゾディアおじさんみたいな人間がいなくなれば、世界はきっとよくなる!だから協力して、頼子!」
  頼子  : 「その、黒い聖杯で?」
  GM  : マリ「あたしが殺すのは御門や頼子じゃない。悪い奴だけだよ!」
  アーチャ: だが、その論理から行くと私は悪として殺される説。
  頼子  : 「例えば?」
  GM  : マリ「ゾディアおじさんとか」
  頼子  : 「其れはもう死んでる」
  GM  : 例え→トバルカイン
  アーチャ: 範囲が広すぎる。         偉い人を上げよ、で「神様」と書くようなものだ。
  GM  : 神かよ(笑)         マリ「頼子のお姉ちゃんみたいな人とか」
  頼子  : 「お姉ちゃんか。其れももう死んでる」
  GM  : マリ「その人たちは死んだけど、世界にはまだまだそんな人たちがいっぱいいるよ。            でなければこんなひどいことばかり起きるはずがないもの」
  頼子  : 「別段そういう人たちを1人1人殺して行くこと自体は私も構わんのだが、其れは聖杯が必要な事なのか?」
  GM  : マリ「必要だよ!」
  頼子  : 「何に? 力?」
  GM  : マリ「全員いっぺんに殺すには必要だよ」
  頼子  : 「全滅か。そりゃ必要だな。選別して殺すのは、核兵器とかじゃ難しいからな」
  GM  : マリ「そうだよ。悪い奴はみんな死ねばいい。それがあたしの正義だよ」
  頼子  : 「なんだ。マリ。随分物騒な思想に傾いてるな。前のマリは方向性の違う正義を持っていた」
  GM  : マリ「そんなことないよ。あたしの願いは最初からこうだった」
  頼子  : 「いやいや、加害者を消す方向ではなく、被害者を救う方向だった。          こっちの方が健全で、また、建設的だ」
  GM  : マリ「あたしが甘かったよ!」
  頼子  : 「甘い?」
  GM  : マリ「頼子。邪魔をするなら、頼子も殺すよ!」         と、構える。
  頼子  : 「マリが? 私を? マジで?」
  GM  : その肌には入れ墨が浮かび上がり、黒い炎が発生する。
  アーチャ: 暗黒面が強化されすぎて、アレだ、P4のシャドウみたいになってるな。
  GM  : マリ「そうだよ。あたしの正義を邪魔するなら、頼子だって悪い奴だよ!」
  頼子  : 「困ったな。マリは、マリだよな?」
  GM  : マリ「そうだよ。あたしはあたしだよ!」
  頼子  : 「というか……マリは、ユノを生き返らせるとか、そういう方向で聖杯を使わないのか?」
  GM  : マリ「そ……そんなの……破壊力に関係ないよ!」
  頼子  : 「ああ、そうか。黒い聖杯じゃ難しいな。          だが……浄化は出来るぞ? そしたら、可能だな」
  GM  : マリ「浄化をしたら御門は死ぬよ? 頼子はそれでもいいの?」
  頼子  : 「良くないな。良くないが、そもそも、浄化するつもりで来て、          その上で、和布も死なせないつもりで来たんだ。少なくとも……和布を死なせるつもりはない」
  GM  : マリ「無理だよ。こんな大量の魔力を浄化したら、御門は絶対に死ぬ」
  頼子  : 「其れは困ったな。根拠は何だ?」
  GM  : マリ「質量の桁が違うよ!」
  頼子  : 「大量の魔力か……          浄化プロセスが完了するならば、其れはつまり其の魔力を全て浄化し切れるということだな。          そうだとするなら……和布は其れまでは耐え切るはずだな。結局の所、          選ぶのは、賭けるか賭けないかでしか無いわけだ。私が和布を死なせずにいられるかどうか」
  GM  : マリ「頼子! ここから出ていくなら見逃してあげるっていってるんだよ!」
  頼子  : 「見逃す? 何処に? そもそも私は此処から出て行く気なんて無いんだよ。          マリを残して出て行く気はこれっぽっちもない」
  GM  : マリ「じゃあ見ているといいよ。聖杯が降臨するのを」         頭上に、ものすごいものが浮いています。
  頼子  : 和布を起こすか起こさないかのどちらかを、私が選ぶのか。狂ってるな。
  GM  : 直視するとSANチェックが必要になる。
  頼子  : 私が見ても不味いのか。
  GM  : 描写しろと言われても死ね死ね死ね死ね死ね死ねで画面が埋まるだけでPLに全く優しくない。
  頼子  : 聖剣3を思い出すわ、トラウマるな(笑)         「こりゃ酷い」
  GM  : というわけで23時頃に聖杯が起動します。
  アーチャ: おい(笑)      ※ セッション当時、22時57分   頼子  : 「こんなのを降臨させたら、相当不味いな。          そうか……結局の所、マリも救いたかったら、和布を起こすしか無いのか。          二者択一ではないんだな」
  GM  : マリ「違う! あたしは救われる必要なんてない、あたしが救うんだよ!」
  頼子  : こめかみをぐりぐりする。         「自分も救えない人間が他人を救えるわけがないだろう」
  GM  : マリ「それなら頼子にだってあたしは救えない!」
  頼子  : 「そうだな。言い直そう。          自分を救うのは自分の仕事だ。他人に出来るのは、助けること。          ということで、マリと和布を助けるのが私の今出来る限界点だな」
  GM  : マリ「頼子!」
  頼子  : 「マリ、やっぱり私は私を信じる。          此れまでどこまでも酷いミスや間違いを繰り返してきたとしても、やはり自分が一番だ」         さあ、和布を起こすぞ。私は和布を助ける事が出来る。そう私が信じる!
  アーチャ: 大丈夫だ、マスター、と遠くで鬼ごっこを続ける私の声が幻聴のように響く。         マスターは、カズフサが絡んだ時の選択は大体正しい……他の選択が裏目に出るのは否定せんが(笑)
  GM  : どうやって起こす?
  頼子  : と言ってもやれることは、和布を魔術で癒してやることぐらいだが!         どうやって起こすって、起こし方もあるのか(笑)
  GM  : いや別に、演出の問題だから(笑)
  頼子  : お姫様じゃぁ無いが、口づけでもしてやればいいのか?(笑)
  アーチャ: そりゃあ、君が目覚めるまで殴るのを止めない方式から、眠れる海のワカメを起こすの方法まで、         古今東西さまざまな呪いがあり、そしてその解除法といえば古来よりキスと決まっている。
  頼子  : 完全に立場逆だが。じゃあそうしようじゃぁないか。         和布を起こすとも。口づけで。意味は無くはない。口は魂の通り道とか何とか。         つまり、まぁ、回復魔術等など、古来よりマウストゥーマウスが一番だということだ(笑)
  GM  : では口づけによって和布が目覚める……ナンデ?(笑)
  頼子  : 「ふぅー、感動的だな和布。起きたか? 浄化プロセスが始まるぞ。気合を入れろ!」
  GM  : 和布「うっ、うわああああああ!」         そして同時、和布の胸に向かって周囲の暗黒がすごい勢いで吸いこまれていく!
  頼子  : 私も回復魔術を使いはじめる!         和布にはシャルルマーニュの護符を、星の開拓者に皇帝特権を変えて渡しておく。
  GM  : みたいなところでシーン転換。アーチャーだ!
  GM  : やや時間が戻って、アーチャーは村でサドンデスシューティング中です。
  頼子  : アーチャーも大変だな(笑)
  GM  : 撃っても撃っても獣が出てきて襲い掛かってくる。
  アーチャ: 「逃げる奴は獣だ! 逃げない奴は訓練された獣だ! そして、訓練をしたのは私だ!」         パパパパパパパッ、と猟銃にあるまじき速射で迎撃する。
  GM  : 『君は一体何を言っているんだい』
  頼子  : だ、誰だ! いや、ドラムコーか。
  GM  : 何故かドラムコーから念話。
  アーチャ: 「失敬な、これは高度に柔軟性を保った意識性乖離症候群といってだな、早い話が現実逃避だ」
  GM  : 『はははそっちも大変みたいだね。ボクもロンスヴォーで仲間に殺されそうで大変だよ』
  頼子  : お前達がこんな所でもいつも通りで安心したよ(笑)
  アーチャ: 場所を移す、屋根の上に登って全体を俯瞰しつつ、さりげなく包囲の少ない場所を探す。
  GM  : 倒さないでいると獣は無限にわいてきます。         村自体が獣で埋め尽くされていく。これぞ無限の獣製(アンリミテッドビーストワークス!)
  アーチャ: 「だが、真面目な話これはどういうことだ? 所謂、聖杯を手にする者への神の試練とかそういった類か?」         屋根に登ろうとしてくる獣の鼻先に銃弾を連続して叩きこむ、誰だ毛皮をこんな硬くした奴は。
  GM  : 『どっちかというと階層の浅い地獄なんじゃないかな。ほら東洋でいう修羅地獄とかあんな感じの』
  アーチャ: 「なるほど、無限に続く戦いを潜りぬけろということか。どうりで、私が育てていた量より明らかに多い筈だ」
  GM  : 『ここもやっぱり聖杯の中で、ボクたちは蚊帳の外に追い払われてる感じだね』
  アーチャ: 「そうあれば、中心にいるのはマスター達ということだろうな。何とかして合流したいところだが」
  GM  : といっていると         びしっ!と空にひびが入り、そこから暗黒物質、そして獣たちが吸い込まれていきます。         更に背景までもがひび割れ、枯れ果てていきます。         その向こうには戦場跡……まあ要するにドラムコーが追いかけっこしていたんですが。
  アーチャ: 「ぬおぉっ!? 何事だ、平和だったジェヴォーダンに一体どんな災厄が!?」
  GM  : 落ち着け(笑)         戦場跡の方でも、兵士たちがどんどん空に吸い上げられていきます。
  頼子  : 念話が届くならアーチャーを呼んだ方がいいのか? 此れ。         私は現状、回復魔術を打つのに忙しいが。
  GM  : ドラムコーが背景の隙間を通ってやってくる!
  アーチャ: 「む、ドラムコー! いや、もうアストルフォと呼んだ方がいいか」
  GM  : ドラムコー「やあアーチャー。なんかよくわからないけど事態は好転したみたいだね!」
  アーチャ: 「おそらく、カズフサによる浄化が始まったのだろう。マスターが上手くやってくれるといいのだが」
  頼子  : だから早くお前も肉の盾に成りに来いや(笑)
  GM  : ドラムコー「じゃあボク達も行こうか!」
  アーチャ: マスターの気配を探る、というか周囲にいたりしないか?
  GM  : おそらく、吸い上げられている方だ。
  アーチャ: 吸い込んでいる方だな、つまり上空か。         「虎穴に入らずんば、という気分だな。事態が急変する前に急ぐとしよう」
  GM  : ドラムコー「聖者の月輪(ホイールオブムーン)!               いやあ聖杯の中でも宝具って使えるんだね。ちょっと意外だ」         ヒポグリフに引かれた戦車が現れます。ヒポグリフは吸引力に抵抗するためばっさばっさしている。
  アーチャ: 「すまんが、送ってくれ。代金は出世払いで頼む」
  GM  : ぶおおおと、吸引力にさかわらず上空に!         次元の割れ目を次々抜けていきます。
  アーチャ: サラマンダーよりはやーい。
  GM  : 割れ目ごとに違う景色があります。
  アーチャ: ほう?
  GM  : それは例えば地獄だったり、地獄だったり、地獄だったり、地獄だったり。
  アーチャ: 地獄しかないのか(笑)
  頼子  : 同じじゃねえか(笑)
  GM  : 黒聖杯だぞ(笑)         まあ取り込んだ英雄の心象風景的な地獄を完備しているようですね。         セイバーだったら拷問城とか。         バーサーカーなら杭地獄。つーかリアルで3万人ほどの杭地獄やった人だけど。
  アーチャ: というか、そいつだけ普通に過去の映像だ(笑)
  GM  : ライダーなら闘技場で十字架に張り付けにした奴をライオンに踊り食い。         アサシンは無限に続く殺し合い。
  アーチャ: アサシンが地味だ。
  GM  : うるせえ(笑)
  頼子  : 楽しそうだなアサシン(笑)
  GM  : 本人がいるわけじゃないぞ?(笑)
  頼子  : なんだ。
  GM  : ランサーは死屍累々の戦場。
  アーチャ: まぁ、呂奉先だからな、それこそリアル三万人斬りだろう。
  GM  : キャスターの地獄は、生者の一人もいない地下の墳墓で全自動処刑地獄。
  アーチャ: キャスターはここでもぼっちか。
  GM  : そしてオルタの地獄は、あらゆる呪いと過去を背負っての苦悶地獄。
  アーチャ: なんだな、人に歴史ありというが、こういう負の暗黒面だけしか見えないと聖杯の汚染が良く判ろうというものだ。
  GM  : というか英雄というものの負の側面かもしれない。
  アーチャ: 英雄なんて所詮は殺戮機械と言ったのは誰だったか。
  GM  : そしてそれらの地獄を越えて―――聖杯の間に!
  アーチャ: 打ち倒された悪が居るからこそ、英雄足りえる。         それだけ、悪の屍を積み上げてきたということだ、業の深いことだな。
  頼子  : 私に今要るのは和布だよ。英雄は来んでいい。
  GM  : 拒否するな(笑)
  アーチャ: 安心するがいい、マスター。         私は、単なる肉の壁だ、危険があった時、たまたま壁に遮られて儲けたと考えるがいい。
  GM  : そこでは、和布が絶叫しながら、全てを吸引しつつあります。
  頼子  : 私は和布の手を握りながら、回復魔術を打ち込み続ける。         シャルルマーニュの護符を、和布の手と一緒に握りながら。
  GM  : マリ「うわあああああ!」         マリからも黒い何かが吸い取られていく。         そして頭上のSANチェックものがゆっくりと近づきつつある。
  アーチャ: よろしい、ならば戦争だ。
  GM  : ドラムコー「きたはいいけどボクたちは何をすればいいんだろう?」
  アーチャ: 「露払い、だな。カズフサの浄化が終わるまで、それを邪魔しそうな物を近づけないようにする」
  頼子  : 「お前等遅すぎる。一体何処に行っていたんだ?」         と、回復魔術を打ちながら言う。
  アーチャ: 「すまないな、マスター。どうも聖杯は私達を裏方に回したらしい。舞台設置を頑張るので、遅参は勘弁してくれ」         頭上の名状しがたきものはアレか、浄化されていく黒いのとは別枠っぽいのか?
  GM  : 別枠でもないんだが質量が違い過ぎる感じだ。         何しろ根源への門だからな。
  アーチャ: うおい(笑)
  頼子  : ごめんどういうことなのか分からん(笑)
  GM  : COC的にいうと外宇宙の門から神が下りてきそうなんだよ(笑)
  頼子  : 其れ降りてきたら全部おじゃんだよな?(笑)
  アーチャ: 謹んでお帰り頂け(笑)
  GM  : なんで門が開いたままかというと小聖杯には門を固定する機能があるらしい。
  頼子  : 私は和布を回復し続ける必要が有り、手が離せないだろう。
  アーチャ: まあ、ある意味で根源行きが目的だからな、そういう機能もあるかもしれん。
  頼子  : またよく分からない!(笑)         とりあえず、閉じて貰った方がいいんだな?
  アーチャ: 開けっ放しは防犯上よろしくない。
  頼子  : じゃあ閉じろ!
  GM  : アーチャーが門に特攻ですか?(笑)
  頼子  : 無理だと思うならシャルルマーニュの護符でも使え! でも返せ!(笑)
  アーチャ: ゴスペルぶっ放したら帰ってくれないかな(笑)
  GM  : 質量の差と機能を考えろ(笑)
  頼子  : 何を持って門が閉じるのかということだな。
  アーチャ: 小聖杯の機能で開いているんだろう、であればその機能をオフにしてもらえばいいわけだ。
  GM  : じゃあマリだな。         マリ「――――ああ。            目が、覚めた――!」         吸われて白くなったマリ。
  アーチャ: 「本日二度目だが、おはようマリ。さっそくで悪いんだが、アレをどうにかしたいのだが、何か方法はないか?」
  GM  : ドラムコー「マスター、なんとかして!」
  アーチャ: 一応言っておくが、お前のマスターはカズフサだからな(笑)
  GM  : マリ「うん。あたしは向こうに行くね。あと御門には第三魔法を使う機能があるから、それでユノを助けて!            お願い、ドラムコー。あたしを門まで連れって!」
  頼子  : 「マリ、マリ、お前何言ってるんだ?」
  GM  : マリ「あたしは小聖杯で、あの門はあたしがいるから開いてる。だからあたしはあっちに行かないといけない!            だから行くね。元気でね、頼子! 身体に気をつけて!」
  頼子  : 「逆に言えば、あの門が閉じれば行かなくていいんだろう?」         ぐぉぉ、私、今、和布の回復をやめたら、和布死ぬよな。私じゃ出来んぞ本当に。
  GM  : マリ「頼子も汚染されてきたしもう行くね!」         言い忘れていたけど自分のことをほっぽらかしてる頼子もだんだん汚染されてきてる。
  頼子  : 「マリ、マリ、待て、待って!」         私はどうでもいい。そもそも私が汚染されても何一つ変わる気がせんぞ。死ぬぐらいじゃないか?
  GM  : ドラムコー「……まあ仕方ないね。お供するよ、マリ」         マリ「大丈夫、あたしは死なないから! 遠くて近いところから、ユノや頼子のことを応援してるね!」
  頼子  : 「其れは全然私を慰めてくれないんだよマリ! 糞ぅ……!」
  GM  : マリ「あとえっと、御門とお幸せに!」
  頼子  : 「マリ……!」
  GM  : マリは戦車に飛び乗ります。
  頼子  : 糞、私が出来る事はなんだ? 何が出来る? 糞、宝具も何にもない。         そもそも和布は護符無しだと、この後エネルギー切れになるのか? なるよな。
  GM  : マリ「アーチャーはどうする? 一緒に来る?」
  アーチャ: うーん、難しいな行くのは吝かでは無いのだが。
  頼子  : 根源の向こう側に行くのかアーチャー?          扉を閉められるとは確かに思えんが、糞、私は本当に何も出来ないか?          魔術は使用中だ。皇帝権限を高速思考にしたとしても、肉体的行動で何が出来る?
  アーチャ: GM、皇帝特権は加護とかの宝具に追加効果プラスは取れないんだよな?
  GM  : 得られない。
  頼子  : ライダーが超強化されないための措置だな。というかそれできると物凄いチート。
  アーチャ: 扉が開いたままなのは小聖杯の機能だ、そして小聖杯は……         って、あれ、どうしてマリはマリとして形づくられてるんだ?
  頼子  : ん?
  アーチャ: いや、だってマリって小聖杯そのものだろう? 本体は聖杯型のカップの筈だ。
  頼子  : ああ、マリが肉体を持っている? そう言えばそうだな。
  GM  : カップというか赤い宝玉ね。
  頼子  : でも現状肉体を持つ。ん? 受肉した?
  アーチャ: 受肉したなら、宝玉を分離することも可能じゃないか?
  頼子  : マリ自身は結局黒い沼に浸かって、そして、出てきた状態だよな?
  GM  : この空間特有のイマジナリー状態です。本体は小聖杯のまま。
  頼子  : ち。
  アーチャ: ち。
  頼子  : ちっ!         小聖杯自体からマリを引き剥がす方法が存在するかどうかか?         もしくは、アーチャーまたは私が扉を閉められるかどうかか?         其れとももっと別の何かか?
  アーチャ: 私が閉められるのなら話は早いのだがな。
  頼子  : ぶっちゃけアーチャーは吃驚するほど弱い。現状。
  アーチャ: そもそも、門が開いていることが小聖杯の機能なのだとしたら、閉じるのも小聖杯が必要なのだろう。
  GM  : しめるというか、無理矢理開かれている、ですね。
  頼子  : 何で開いてるの? 無理やりって言ったけど。
  GM  : 小聖杯の機能。
  頼子  : 小聖杯を機能停止させれば勝手に閉じるわけか。
  GM  : 根源への穴をある程度固定する機能があるらしい。
  アーチャ: 小聖杯パワーが不可視のシールドみたいに穴を広げた状態で留めている、と言う感じか。
  頼子  : で、小聖杯は、マリなわけだろう?
  GM  : そう。
  頼子  : なんだ。凄い、前の繰り替えしで嫌なんだが、         マリをぶん殴って気絶させるのが一番なんじゃないのか?
  アーチャ: 気絶しても機能はそのままだろう。
  GM  : まあマリをぶち殺せば穴は閉じるかもしれない。
  頼子  : ぶち殺せと。ええー。
  アーチャ: さっき開けた現世への穴に落とすという手もあるが。
  頼子  : ああ。そういえばそういうのが。其れでいいんじゃないか?
  GM  : それでいいのか?
  頼子  : マリが、和布が第三魔法を使えるとか言ってた。
  アーチャ: 魂の物質化だな。         魂の記憶から肉体を再構成することで、魂さえ無事なら死者蘇生すら可能とする。
  頼子  : 現世の穴にマリをシュートすると、どうなるんだ?         この空間に小聖杯は無くなる。扉を顕現させる力が消えるんだよな。
  アーチャ: ……ん、既にカズフサにその機能があるなら、マリも殺して人間として再構成してやればいいんじゃないか?
  頼子  : 其れが本当に出来るか不安だから其の答えを出したくなかったんだが(笑)         いや、アーチャーが撃ち殺すなら私は止められないけどな。
  GM  : 止めろよ(笑)
  アーチャ: それはそうなんだが、根源は基本一方通行だから、行ったら余程のことがなければ帰ってこれんぞ。
  GM  : まあ稀に戻ってくる魔法使いがいるらしいが。
  頼子  : 止める方法がないんだよ。魔術は和布に使うので手一杯だ。         私は魔術が使えなきゃァ和布以下だからな。
  アーチャ: それしか無いなら……いや、待てよ。ここは発想を逆転させてみようじゃないか。         これはアレだな、現世に戻ったマスターがマリを取り戻すために根源を目指すルート。
  頼子  : 私にどんだけ茨の道歩ませる気だこのサーヴァント(笑)
  アーチャ: なんだ、忘れたのか、マスター。
  頼子  : なんだ。忘れたということにしてもう一度聞いてやろうサーヴァント。
  アーチャ: 私は、人が苦労を重ねて成長する姿を見るのが大好きだ、まさに愉悦(笑)
  頼子  : 此の屑がッ!(笑)         まさしくそうだったな! お前はマリが関わる時ばっかり愉悦しやがる! 忘れてたよ!
  GM  : 最後の最後でそれか(笑)
  アーチャ: さて、であるなら、マリがアチラ側で不自由しないよう守るのが、マスターの従者として正しい姿か。         「では、私も付き合うとしよう。なに、こうして開くということが分かったのだ。          適当にアチラ(根源)で過ごしていれば、ひょっこりまた門が開くこともあろう」
  頼子  : 「アーチャーッ!」
  アーチャ: 「怒鳴るな、マスター。他に方法はない……いや有るのかもしれんが思い付かん。          私としても不本意(笑)なのだが、それしか道が無いのなら旅路を守るのが私の務めだろう」
  GM  : マリ「ありがとう、アーチャー!」         ドラムコー「君も物好きだね……それじゃ行こうか。ハイヨー!」
  アーチャ: 「なに、アチラにはひょっとしたら私の探す答えがあるやもしれんからな。          時間は腐るほどある。第六法(みんなしあわせ)の欠片でも探しながらのんびり過ごすさ」
  頼子  : 「糞……          マリ! 次に会う時までさようならだ! 私は必ずまたマリに会いに行くぞ!」
  GM  : マリ「わかったよ、頼子!            でももしかしたらあたしの方から戻るかもね!」
  頼子  : 「いや、私の方が早いさ!」
  GM  : マリ「じゃあユノをお願いね!」
  頼子  : 「分かってる! ユノは任せろ!          アーチャー! マリを頼んだぞ! そして次に会う時は覚悟しろ!」
  アーチャ: 「それは怖い。では、その時まで息災にな。マスター!」
  見学者 : (これはアーチャー死ぬね)
  アーチャ: 失敬な、私は第六法(みんなしあわせ)を探して発狂するという大事な仕事が(笑)
  頼子  : おい(笑)
  GM  : アーチャーとマリを乗せ、ドラムコーに引かれた戦車が門に上っていき         門に、飲まれる!         次の瞬間、門が収縮し――――聖杯世界が崩壊します。         ぱりーん。
  頼子  : 「糞、糞……またやるべき事が増えた」
  GM  : シーンエンド!
  頼子  : しーんえんど!
  アーチャ: シーンエンド!