第二次月詠聖杯戦争9日目 夜パート1

  アーチャ: さて、とりあえず、良い情報と悪い情報と微妙な情報が手に入ったわけだが。
  GM  : 正直お爺ちゃんの式神の件はあまり期待しないでほしい。         この世界、意識の情報化は魔法の域だ。
  アーチャ: まぁ、それはそうだ。
  GM  : あれは一種の魔術刻印みたいなものです。
  アーチャ: そうでなくても魔術は一子相伝、他人が使うには体質改変から始める必要があるから間に合わんだろうし。
  GM  : 体質の問題もあるし、意識というより妄執ですから。
  アーチャ: そうなってくると、やはり聖杯をロンダリングして正しく願うのが一番なんだろうか。         とはいえ、その洗浄装置も御門家だしなぁ。
  GM  : でも人形に意識を移す、というのはありらしい。不思議な話だ。         でもその人形って多分とんでもなく高度な代物なのかもしれない。
  アーチャ: 完全な人形を作れる人形師は封印指定だからな。
  GM  : あれは完全に専業職らしいですからね。
  アーチャ: まぁ、労力と金を使えば実現可能〜、が魔術な訳だから、全記憶をデータ化も可能っちゃ可能なのかもしれん。         そういう意味では魔術で意識を映すのは出来ない事はないのだろう。
  GM  : でも時間がなさそうだな。
  アーチャ: そもそも、移す先の人形がない。         御門家の式神移譲魔術を足がかりにすれば意識を移すだけなら出来そうな気もするが、移す先が問題だ。
  GM  : 日本の封印指定な人形師に特注するんだ!
  アーチャ: 今から依頼して間に合うわけもなし(笑)
  GM  : でもK先生は間にあっていらしたよ? 腕だけ。
  アーチャ: 人一人を作るのに三日掛かるとか何かで聞いた気がするんだが。         腕が簡単に作れたのは脳みそとか内臓とか要らないからじゃなかろうか。
  GM  : たしかに。じゃあ伊織さんの心臓を抉る?(笑)
  アーチャ: そもそもの問題として、伊織さんに移し替えて拒否反応とかはないのか(笑)
  GM  : いやユノの場合は心臓を移植しても意味がなかった(笑)
  アーチャ: そもそも、今ユノの心臓になってるのは私の宝具だ(笑)         マリはそれで済むかもしれんが、ユノを助ける為にはやはり肉体が必要だな。         いっそ、オルタの身体を強奪するか。         マリ(小聖杯)⇒伊織さん(肉体) ユノ(意識)⇒オルタ(肉体)         まぁこんな感じで……いや、伊織さんはとばっちりだが(笑)
  GM  : どうやって意識を移すんだ(笑)         マリは聖杯化されてるせいで、ある意味ものすごく自由な存在になってるな。         アンパンマン的な。
  アーチャ: あれは身体の方が本体だろう(笑)
  GM  : でもユノは仮面ライダーだから、そう簡単に付け替えは出来ない。
  アーチャ: 意識の移譲は御門家の魔術をなんとか応用できないかと思っているが。         それこそマリを小聖杯にしたように、ユノを意識の塊にして肉体に埋め込む形になるな。
  GM  : じゃあユノを聖杯化するってことか?         そりゃトバルカインの方に頼んだ方がいい気もするが…
  アーチャ: トバルカインに物を頼む? 何を言っているんだ、正気か?(笑)
  GM  : でも奴は技術を持ってる(笑)         まあユノの延命に関しては実はものすごく単純な方法があるよ。
  アーチャ: ほう?
  GM  : ユノの持っている魔剣がその答えだ。
  アーチャ: なんだっけ、ダインスレイブ?
  GM  : いや、ストームブリンガー。
  アーチャ: なになに 『斬りつけた相手の生命力と魂を吸収する効果がある』 と。         こんなアレな武器を持たせて英霊と戦わせていたのか、下手をするとカップインしなかったぞ(笑)
  GM  : それはそれで桜状態になるんじゃね?(笑)         まあ元ネタのエルリックのごとく、だな。
  アーチャ: 他人の魂を吸収して生命力を維持するわけか。         それこそエルリックサーガの如く友人とかを殺し始めたらユノが発狂するわけだが。
  GM  : その前に潔く心臓をぶちぬくだろ。
  アーチャ: 元よりそのつもりでいる人間を生かすのって大変だなぁ。
  GM  : むしろ誰か死んだ方がユノも生き汚くなる気もするが。
  アーチャ: そうしたら生き返らせる為に本気で聖杯(奇跡)を狙い出すだろうからな。         今のユノは死んで名を残すが如く、生きる意味より死ぬ意味を求めている状態なんだろうか。         生きたいと思わせるには今の「どう死ぬか」以上の生きる意志を持たせる必要があるわけだが。
  GM  : というかもうマリが死んでるようなものだからな。マリを生きかえらせるまでは死なないよ。
  アーチャ: マリもな、聖杯として機能させるなら死にそうな気がする。         かといって、他の人の心臓に移植して生き返ったとして、それで大丈夫かというと全く安心できない。
  GM  : マリは聖杯になってから出番が少ないのが問題だな。
  アーチャ: 聖杯になった後も出番がありまくったら怖いだろうが(笑)         そもそも、現在はキャスター陣営に軟禁されているからな、出番が無くても仕方ない。
  GM  : 軟禁というか所持というか。
  アーチャ: キャスター猜疑心持ちだからな、マリ(小聖杯)についても解析していると情報が増えるんだが。

9日目 夜 朝倉家


  アーチャ: さて、夜はやることが沢山あるぞ、マスターへの説明、キャスターとのチャット、必要とあれば襲撃。         そういえば、昼にセイバーはメールくらいしかしていないな、出来れば回復してもらいたいんだが。
  GM  : 8an4+5an5 いいですよ。         (ころころ……) [5,6,4,6,4,4,5,2]+[1,5,1,1,1] = 9         5点回復です。
  アーチャ: おお、助かる。これで獣さんは後十年は戦える。
  頼子  : さて、と。夜、か。
  GM  : とりあえず行動宣言ですね。アーチャーから話を聞け!
  アーチャ: まずは、昼に聞いた話をマスター連中にしなければならん。
  GM  : ライダーはまたどっかに消えた。あとドラムコーが何食わぬ顔で戻ってきていた。
  アーチャ: しれっと戻ってきやがって(笑)
  頼子  : 起きたので顔を洗ってくる。ばしゃぁ。         そして、2d6HPが回復する。         (ころころ……) [3,4] = 7         全回復だ。まあ、18しか無いんだが。
  アーチャ: 珍しく、マスターが完全状態になった。
  頼子  : いや。結界MPが10点足りない。まぁ、その程度だな。
  GM  : ほぼ完璧と言える。
  頼子  : キャスターでもライダーでもどんと来いやぁって言いたいトコなんだがな。         全然そんな気にならない。なれない。
  GM  : 和布は陣地構築作業に入っている。ユノは挨拶だな。
  頼子  : ということで、ドラムコーが居るのを見て、驚いておこう。
  GM  : ユノ「おはよう、頼子ちゃん」
  頼子  : 「おはよう。ユノ。起きてユノが居ると安心する」         2つの意味で。
  GM  : ユノ「アーチャーから話があると思うよ」
  頼子  : 「そうだな。探索の結果を聞かなきゃな」         そしてアーチャーのところに行くと、何食わぬ顔でドラムコーが。
  アーチャ: 「ふむ……まぁ、確かに話はある」         何食わぬ顔で返事をしよう。
  頼子  : びっくりしておく。
  アーチャ: 「例えば、いつの間にか戻ってきたドラムコーだとか。御門の翁の事だとか。聖杯の汚染の件だとか、な」
  頼子  : 「アーチャーいきなり声を出すな。吃驚するだろう。          ドラムコーは、まぁ、なんだ。どうしたら良いんだろうな」
  アーチャ: 「一応、功績はある。御門の翁を保護したのはドラムコーだったらしい。お陰で有用な話が聞けた」
  頼子  : 「そうか。有用な話とは?」         チャットの用意しつつ。
  GM  : ドラムコー「あ、おはよー。いやあバーサーカーは強敵だったね」
  頼子  : 「おはようドラムコー。その話題をお前の口から語ることを禁ずる」         こめかみをぐりぐりしながら。         「うっかり殺しかねないからな」
  アーチャ: ドラムコーや私なら本気で殺せるマスターが嫌だ(笑)
  頼子  : ドラムコーが其処まで弱いのか、分からないんだがな。
  GM  : ドラムコー「えへ」         和布「まったく。こいつどこにいってたんだよ…」
  アーチャ: 「それについてだが、出来ればカズフサも同席して貰いたい。ユノは……ライダーから何か聞いたか?」
  GM  : ユノ「うん。ユノはもう聞いたよ」
  アーチャ: 「そうか。では、カズフサも含め、話を聞いてくれ。マスター」
  頼子  : 「分かった」
  GM  : 和布「なんだなんだ?」
  頼子  : 椅子に座って聞く体制になる。あと、チャットの用意もしておく。         和布にはマスターカードを渡してないので参加できない。         ユノは、悩ましいトコだな。参加してれば少なくとも奇襲の可能性は消える。キャスター側から見て。
  アーチャ: ドラムコーに、私が話して構わないか目配せするが。
  GM  : ドラムコー「えー、和布は例によって蚊帳の外でもいいんじゃない?」
  アーチャ: 「話の焦点だからな。話すのが遅れることがあっても、聞かせないという選択はない。          というか、蚊帳の外にするとセイバーに両断されるぞ、ドラムコー」
  GM  : セイバー「覚悟の時間は必要かと思います」
  頼子  : 私は現状内容を知らないから選択の余地がない。
  GM  : にぎやかだな。というわけでみんなでちゃぶ台につきます。         あ、文鳥はどうした!
  アーチャ: ああ、連れて来よう、というかきっと欄干とかに止まっていたんだ(笑)         「まず、こちらが御門の翁。現状は式の中に意識を移して延命していらっしゃる」
  GM  : 文鳥「わしが御門である……」
  頼子  : 「まさしく私が欲する物だなそれ」
  GM  : 和布「じ、爺ちゃん!」
  頼子  : 「和布は無事だ。もうアーチャーから聞いたか。見ればわかるし」
  GM  : 和布「よかった、無事だったんだね」         文鳥「うむ……和布も無事で何よりだ」
  アーチャ: 感動の再会だが、これから話す内容のお陰で茶番にしか見えんのが何とも言えんな。
  GM  : 和布「大事な話ってこのことかー」
  頼子  : 「確かに重要で価値ある話だが。此れなのか?」
  GM  : 和布「ふう。これで戦争が終わっても元の生活に戻れるな」
  アーチャ: 「……残念だが、カズフサ。本題は別にある、心して聞け」
  頼子  : こめかみをぐりぐりしだす。
  アーチャ: では、かくかくしかじかで昼の話を包み隠さず全暴露だ。
  頼子  : 《暴露》。
  GM  : 具体的に話せ!
  頼子  : 台詞で話せと申しておる。
  アーチャ: 微妙に長いんだがな(笑)
  頼子  : 長く話して要点を整理してもらおう。
  GM  : 文鳥『一言でいうのなら……和布。貴様は聖杯を浄化するための道具だ』
  頼子  : ほら! 文鳥に出番奪われた! 此れだからアーチャーは!(笑)
  GM  : 和布「え?」         文鳥『貴様は数年前に製造されたホムンクルスだ……その胸に聖杯を埋め込み、起動させるのだ』         和布「な、何言ってるんだよ御爺様」
  アーチャ: 「……根本的なことだが。聖杯の汚染は事実だ。原因についても聞いた」
  頼子  : 全部御門家ってのが悪いんだ!
  GM  : トバルカインはいいのか?(笑)
  頼子  : トバルカインがだいたい悪いが、汚染に関しては、あ、汚染もお前のせいか。         こめかみをグチグチ抉る。
  アーチャ: 「聖杯の汚染は前回の聖杯戦争で召喚された、          この世全ての悪、アンリ・マユによるものだ。そして、それは御門家が召喚したらしいな」
  GM  : 文鳥『そんなことは重要ではない』
  アーチャ: 「結果、汚染された聖杯は破壊することでしか願いを叶えなくなり。          御門家はそれを正常に戻すために別のシステムを構築した」
  頼子  : 「それが和布か」
  アーチャ: 「即ち、汚染された聖杯を正常にする白聖杯を作る。          つまり、小聖杯がマリだったように、白聖杯はカズフサだということだ」
  GM  : 和布「な、何言ってるんだよ。僕が人間じゃないなんて……そんなことあるわけないだろ!?            な、なあそうだよな、朝倉?」
  頼子  : 「私は改造人間でユノは人造人間だぞ。私等に聞いても仕方が無い」         こめかみをぐちぐち抉りながら。
  アーチャ: マリは聖杯人間だしな。
  GM  : まともなにんげんがいねえ(笑)         そしてお爺ちゃんは式神という。
  頼子  : もう人間は存在しない。
  GM  : 文鳥『疑うというのなら……証拠を見せてやろう。――オン。貪・瞋・癡!』         和布「うっ!?」         と和布が胸を抑える。その胸元から光を伴って、何かが出てきます。
  頼子  : 「っ!?」         和布を支える。
  GM  : エメラルド、ガーネット、真珠等で飾られた金の枠に、サファイアが埋め込まれたペンダント状の護符です。
  GM  : こんなん。ごろん、とちゃぶ台に転がる。
  アーチャ: ほほう。
  頼子  : 見ていいか? というか、和布は大丈夫なのか?
  GM  : 大丈夫そうだ。
  頼子  : 良かった。
  GM  : 和布「な、なんだこれは…」         雰囲気的には聖なるものっぽい。         文鳥『これは聖杯の代わりに貴様の身体を聖化していた、聖遺物だ。            ……長く抜き取れば命にかかわるがまあいい』
  頼子  : 「良くない」
  アーチャ: 「というか、仮にも聖遺物を名乗るものを触っていいのか、触れた瞬間に汚染されないか?」
  GM  : 汚染?
  アーチャ: 穢れた心の持ち主が触れた瞬間砕けた聖物の話なんてよくあるからな。
  GM  : むしろ強烈な魔除けの力がありそう。         ドラムコー「なんか見覚えがあるんだけど……なんだっけ」
  頼子  : 「ドラムコー、お前、大体の物に見覚え有るって言ってるぞ」         ドラムコー、真名看破したいんだが、するとチャットできなくなるんだよな。
  GM  : 和布「も、もどしてくれ!?」         ともあれあたふたと和布が護符を胸に当てると、それが収まります。         文鳥『わかったであろう……貴様は人間ではない、人造生物だ』         和布「そ、そんな……う、嘘だろう…?」         ルール的には和布のスキル、ホムンクルスが解放される。
  頼子  : 和布がつよ、いや、ええ、此れどうなんだ(笑)
  アーチャ: スキルのホムンクルス自体はかなり強力だが、組み方次第では。
  頼子  : 和布にホムンクルスが増えても、MPが回復しなくなっただけで最悪じゃないか。
  GM  : いや半分は回復するよ。
  頼子  : 「和布は人間じゃないと困るのか?」         こめかみをぐちぐちしながら聞く。
  GM  : 和布「当たり前だろう!」
  頼子  : 「理由は?」
  GM  : 和布「なんでって……僕は人間だからだよ!」
  頼子  : 「それでいいなら人間だろうに。それよりももっと問題なのは……          和布を使わないと、聖杯の汚染がは除去出来ない、ということだ」         こめかみをぐちぐち抉る。
  GM  : ドラムコー「そうだねえ」
  頼子  : 「そうした場合、和布はどうなる?」
  GM  : 和布が死んでも代わりはいるもの。
  頼子  : もういねえんだろうがァー!(笑)         糞、いや、期待して、地下を探索してもいいんだが。
  アーチャ: いや、マスター、居たとしても代わりにしていいものか(笑)
  頼子  : まだあるかもしれない其の代わりを。
  GM  : 文鳥『御門家の栄光のためだ……死ね』         和布「な、何言ってるんだよ…」
  頼子  : 「他の方法は?」
  GM  : 文鳥『他の方法をとる必要などあるまい……これは数年の記憶しか持たぬホムンクルスだ』
  頼子  : 「他の方法があるかどうかを聞いているんだ……必要性なんぞ私は聞いてない」         こめかみをぶちぶちしながら。
  GM  : ドラムコー「まあまあ、ちょっと落ち着こうよ」
  頼子  : 「お前よりはいつも落ち着いてるよ」
  GM  : ドラムコー「とりあえずショッキングな話だったんだし、一度解散しない?」
  頼子  : 「時間があったらそうするがな。無いんでな。だから今、聞く」         チャットはどうなってる?
  GM  : 文鳥『他の方法など……あるわけがないだろう』
  頼子  : 「其れはどういった理由でだ?」
  GM  : 文鳥『朝倉の次女よ……お前は何を言いたいのだ』
  頼子  : 「2つの理由で聞いている。1つは、念のため。1つは、和布のため」
  GM  : 文鳥『疑うというのなら、信じなくてもよい……事実だからな』
  頼子  : 「信じる信じないは問題じゃないんだよ……私が知る事に意味があるんだよ」
  GM  : 文鳥『だが朝倉の次女よ。約束通り、聖杯戦争が終わるまで、和布を守ってもらうぞ』
  頼子  : 「守るとも。守るとも」
  GM  : 和布「…………」
  頼子  : 「『聖杯戦争が終わるまで』、必ず守る」         こめかみをぐちぐち抉る。
  アーチャ: 聖杯をインした時点でカズフサが死ぬなら、聖杯が終わるまでという条件に合わんからな。
  GM  : いやインというか、起動が終了したあとまではもたないだろうということ。         だから和布が死ぬのは聖杯戦争が終わった後だ!         ユノ「それじゃあ話は終わり、かな?」
  頼子  : いや、もう1つ聞きたいことが有るんだがな。         「ふぅー。今のお前の状態は、なんだ? 肉体はどうしたんだ?」         此れは文鳥に聞いてる。
  GM  : 文鳥『わしは御門だ……』
  頼子  : 「そういう法があるのか?」
  GM  : 文鳥『御門家代々の当主の意識を移した式神……』
  頼子  : 「其れは私でも出来るか?」
  GM  : 文鳥『これが御門家の魔術刻印だ……一朝一夕に真似などできぬ』         教える気もない。
  頼子  : 教える気がないなら喋らせるという手も無くはないが。其れはチャット後にしか出来ない……。         後は何か聴くべきこと……。和布の予備、ホムンクルス? 一応ホムンクルスのことも聞くか。         「お前はホムンクルスを作れるのか?」
  GM  : 文鳥『否……これは欧州のA家に依頼したものだ』
  頼子  : 「そうか」         こめかみをぐちぐち。後、聞くべきこと……。無いか。無いよな。分からんか。
  アーチャ: 聖杯の方に希望が出てきたお陰で、頭が上手く働かん。
  頼子  : トバルカインの目的でも聞くか。
  GM  : ドラムコー「じゃあ解散ってことで。和布大丈夫?」
  頼子  : 「和布!」
  GM  : 和布「………」
  頼子  : 「和布ッ!!!」
  GM  : うつむいています。         セイバー「しばらく考える時間が必要でしょう」
  頼子  : がっ、と正面から両肩つかもう。         俯いてるなら、額で頭突きする感じで顔上げさせる。
  GM  : 和布「なんだよ……何か言いたいことがあるのかよ…」
  頼子  : 「和布! お前は私が守る。絶対だ! いいな、絶対だ。必ず守るぞ!」         ばっ、と和布を離す。         「それだけだ」         和布に背を向けて、こめかみをぐちぐち抉る。和布がいなくなったらユノに話しかける予定。
  GM  : じゃあ、和布は自分の部屋に戻っていきます。とぼとぼ。
  頼子  : 和布には見えないけど、物凄い形相をしている。頼子は。         「ユノ、ユノ、今の内にさっきの発言の説明をしておく」
  GM  : ユノ「うん」
  頼子  : こめかみぐちぐち抉りながら、顔を歪めたまま、話す。         「此れはトバルカインの計画通りだ。セイバーがここまで来れたのが可怪しすぎるんだ。          セイバーは大聖杯の汚染を全員に伝えるために生かされた伝書鳩だ」
  GM  : セイバー「……ニコラウスが命をかけて逃がしてくれたからです」
  頼子  : 「御門の文鳥のこともトバルカインは知っていた。知っていたからこそ、蔵人に御門家を爆破させたんだ」
  GM  : ユノ「頼子ちゃん……少し疲れてない?」
  頼子  : 「疲れる? やめろ。やめろ。そうじゃない。疲れてるんじゃない」         机を思いっきりぶっ叩く。         「怒り狂ってるだけだ」
  GM  : ユノ「そう」
  頼子  : 「此処まで私は虚仮にされてるのか?」
  アーチャ: 過小評価するよりはいいが、マスターはマスターでトバルカインを意識し過ぎの気もするが。
  GM  : 文鳥「このことはトバルカインも知らぬことだ……安心するがいい」
  頼子  : 「聖杯の浄化の事をトバルカインが知らない?」         文鳥に聞いてる。
  GM  : ユノ「トバルカインが何をたくらんでいようと、奴は殺そうよ」
  頼子  : 「トバルカインを殺すのは決定事項だ。だからそんな事は重要じゃない」
  アーチャ: ついにマスターまで霧化した。
  GM  : 文鳥「うむ……トバルカインの目的が何かは知らぬが、汚染された聖杯に由来することであろう」
  頼子  : 「重要なのは、殺しても計画が防げなければ何の意味もないということだ。          トバルカインが何も知らない? 汚染の浄化の事を何も知らない?」
  GM  : ユノ「あいつの目的なんて考えるだけ無駄じゃないかな」
  頼子  : 「無駄? 無駄か?」
  GM  : ユノ「どうせ、人をできるだけ苦しめたいとかそんなことだよ」
  頼子  : 「今まで無駄な事しかして来なかったのか?          ユノは何を言いたいんだ? 休めとでも言いたいのか?          休んで状況が改善するならいつでも休むしそもそも休んだばかりじゃないか。          糞、ユノ、悪い。済まなかった。ごめんな。ユノに当ってもしょうがないよな」
  GM  : ユノ「ユノが言いたいのは。そういうことだよ。            ユノに任せて、頼子ちゃんは休んだ方がいいと思う。マリちゃんはユノが助けるから」
  頼子  : 「ふぅー。そして、私は、マリとユノを失って、トバルカインに絶望の中、殺されるわけだ。          解ってる。解ってるよ。そんな事は……ユノは頑張ってくれてる。私の為に頑張ってくれてる。          相手が私よりユノより上手なだけだ……」
  GM  : ユノ「ユノは大丈夫だよ」
  頼子  : 「ユノは大丈夫なのか? 何が? ちょっとちゃんと聞いていいか? 何が大丈夫なんだ?          もしかして私もいつも大丈夫と言っていたか? それなら謝らなければならない。          今の状況から考えると、あの時私が言っていた大丈夫は、ぜんぜん大丈夫じゃなかった。          なんにも解決してない。お姉ちゃんは死んで、ユノは死にかけで、マリは聖杯のままだ。          寧ろ悪化してる。はぁ。そしてそんな事を考えても無駄なんだな」
  GM  : ユノ「ユノは、マリちゃんを助けて、トバルカインを殺す。やることはそれだけだよね?」
  頼子  : 「私も同じように盲信出来ていたのにな」
  GM  : ユノ「一つだけいい? マリちゃんを助けるのに、聖杯は必要なの?」
  頼子  : 「マリが聖杯なのに、聖杯を使うことを考えてどうする?」
  GM  : ユノ「それで少し勝利条件が変わるから。            言い方を変えるね。マリちゃんを元の生活に戻すのに、願望機は必要なの?」
  頼子  : 「マリが聖杯であり聖杯を埋め込むことで、その埋め込み先がマリの肉体となるならば、          小聖杯は必要だが、願望機として完成するのは避けなければならないな。願望機は必要じゃない」
  GM  : ユノ「わかった」
  頼子  : 「マリを助けるのに必要なのは、マリの移住先の肉体と、          マリを移住先の肉体に残して聖杯だけを取り出すことだ」
  GM  : ユノ「それじゃあ、あいつも殺すね」
  頼子  : 「どいつだよ。誰を殺すんだ」
  GM  : ユノ「御門和布」
  頼子  : 「なんで?」
  GM  : ユノ「あいつがいるとマリちゃんが聖杯として使われてしまうかもしれないから。邪魔だよ」
  頼子  : 「和布がいてもいなくても願望機は完成するぞ。          ただ汚染されているかいないかの違いだけだ。          そして、トバルカインの目的は、汚染された状態に意味がある」
  GM  : ユノ「セイバーの話は聞いたよ。大聖杯を壊せばいいんでしょう?」
  頼子  : 「そうだよ。大聖杯を壊して何が起こるか、私は知らないがな」
  GM  : ユノ「大聖杯は壊す。トバルカインを殺す。御門和布も殺す……それだけだよね」
  頼子  : 「だから何で其処で和布を殺すんだ」
  GM  : ユノ「殺さない理由が何かあるの?」
  頼子  : 「私が守ると言った直後にユノが殺すという。私は嘘吐きだったか?」
  GM  : ユノ「頼子ちゃんは休んでていいよ」
  頼子  : 「吃驚するほど白々しい台詞だ。          ああ、済まない。そんなつもりじゃなかった」
  GM  : ユノ「お姉さんと、同じだよ。御門和布の存在は、頼子ちゃんにとって害でしかない」
  頼子  : 「ユノ、ユノ、何で私にとって和布は害なんだ? 何でユノが知ってるんだ?」
  GM  : ユノ「聖杯に望みを持つやつは、きっと御門和布を奪いに来る。            それを守ろうとするから、頼子ちゃんはボロボロになっていくんでしょう?」
  頼子  : 「私の事はユノが決めるのか? 私に必要な物はユノが決めるのか?」
  GM  : ユノ「そうじゃないけど……」
  頼子  : 「私は何のために生きてるんだ。          はぁ。悪かった。ユノ。ユノに当ってもしょうがないのに、ユノにばっか当たってる」
  GM  : ユノ「ううん。仕方ないよ」
  頼子  : 「こういうのはアーチャーの仕事なのにな」
  アーチャ: 私は当たられる担当だったのか(笑)
  頼子  : 「和布は暫く要る。キャスターの協力を得たいからだ」
  GM  : ユノ「わかった」
  頼子  : 「この文鳥は私に協力しないが、キャスターは協力する可能性がある。          トバルカインを倒すにしても、戦力はあれば有るほどいいし、また、          マリを聖杯から引き剥がすのにも、キャスターの協力があれば確実に事が運べるだろう。          勿論絶対確実な何かが有るわけではない。だが、可能性があるものを最初から潰しておけるほど、          私達には余裕が無い。マリを助けるために、出来うる手段を全て取る。          だから、まだ、和布は要る」
  GM  : ユノ「うん、そうだね。でも……キャスターが襲ってきたら、殺すからね」
  頼子  : 「ユノは私の心配をしてくれる。私もユノのことが心配だよ。ユノは死にたがりだからな」
  GM  : ユノ「別に死にたがりじゃないよ。生きる意味が決まってるだけ」
  頼子  : 椅子にもたれかかってる。         「生きる意味か。生きる意味ね」
  アーチャ: マスターはマスターで過信が過ぎると思うがね、まぁ、おおよそ話は収まったか。
  頼子  : 過信? 何処に過信があるんだ? 今の私に。何も確実なものはないぞ。         勿論キャラクターシートのデータにはあるが。
  GM  : さておき。話を進めよう。
  アーチャ: とはいえ、まずはチャットか。キャスターがどう対応するかだが。
  GM  : 文鳥「わしの前でそんな会話をするとは…・・・アレには御門家の悲願が掛かっているのだぞ」
  頼子  : 「私も悲願があってな。          また1年前までの幸せな生活を取り戻すっていう、とんでもなく小さくて簡単な願いがな。          御門家の悲願は20年後ぐらいにまた頑張ってくれ」         と言っても、私もそんな願いが叶うはずがないって解ってるんだがな。         だから、少なくとも、マリとユノと和布は助けたいんだがな。
  GM  : 聖杯に祈れば?(笑)
  アーチャ: 叶わない願いを求めるから、人は聖杯という奇跡を求める。
  頼子  : 聖杯で助かるのは何人だよ。
  GM  : トバルカインを生まれる前から消し去ってくれとか。
  頼子  : 其れは非常にいい願いだが、っていうか、其れだと、黒い聖杯でもいいな(笑)
  アーチャ: そうすれば、トバルカイン関係の被害者はみんな助かるな。         ただし……マリはそもそも引き取られないから助からないかもしれんが。
  頼子  : あ、あれ?(笑)
  GM  : HAHAHA
  アーチャ: あと、ユノの人造英雄化はトバルカイン関係ないから、そっちも考える必要がある。
  頼子  : トバルカイン関係あるがな。聖杯できなくなる。
  アーチャ: そうなると、やはりユノがアーネンエルベに引き取られる事がなくなるんじゃないか?
  頼子  : 皆別々に生きるかもしくは死ぬかすることになるわけだ。
  アーチャ: 君たちは生まれながらに運命が決まり過ぎている(笑)
  GM  : 和布も作られなくなるじゃないか(笑)
  頼子  : 最初から詰んだ人生送ってるんだよ。全員。         お姉ちゃんも詰んでたし、マリも詰んでるし、ユノも、和布も詰んでる。私だけだ。