第二次月詠聖杯戦争9日目 朝パート4

  GM  : というわけで、マスターカードの所在はどうなってたっけ。
  アーチャ: カズフサに1枚渡して、その後は覚えてないな。
  頼子  : 3枚私達が持っていて、今ユノが1枚手に入れたんだったか? 私のと、和布のと、あと、大佐のか?
  GM  : 2+1枚じゃなかったっけ?
  頼子  : 覚えてんじゃねえか!(笑)
  GM  : 確認です。         あと朝行動のうちに一斉メールを撃つとか聞いた気がする。
  アーチャ: キャスターの個人アドレスを知らんから、一斉メールで呼びかけるしかないのだ。
  GM  : そして昼はアーチャーに探索させて、夜に学園を襲いつつチャットだっけ。
  アーチャ: おかしいな、学園襲撃と交渉が同時進行しているぞ(笑)
  頼子  : 違う。セイバーに頼んで昼行動でメールを打って貰う。というか、朝のシーンの続きをしよう(笑)
  GM  : 朝シーンの続きか!
  頼子  : 今寝たら普通に死ぬ。

9日目 朝 朝倉家


  頼子  : 正直、何でキャスター襲撃の話してたのか、全然分からないんだ!(笑)
  GM  : 学園に乗り込む話か。
  頼子  : 朝パートのログを見てて思ったけど、何の話してんだろう?って私が思った。
  アーチャ: というか、今の段階でキャスターと戦わずに済むと思っているのはマスターくらいだ(笑)
  頼子  : キャスターと戦ってライダーが殺せるわけ無いだろう?(笑)
  アーチャ: なぜここでライダーが出てくるのだ?
  頼子  : 私の仮想敵は2つで、1つがライダーで、もう1つがトバルカインだからだよ。         どちらも私単独で勝てるとは到底思えない。
  GM  : 各人のスタンスが出ていたな。         ユノは、とにかくマリを取り戻そうというスタンス。邪魔する奴はぶっ殺す!         和布は、聖杯が汚染されてるとか信じたくないから、聖杯戦争を進める現実逃避をしているスタンス。
  アーチャ: とはいえ、キャスターに捕縛されたレベッカを助けて欲しいというセイバーの願いに「応」と答えておいて、         キャスターと戦うつもりが無いとか、ある意味凄いな(笑)
  GM  : 全くだよ(笑)
  頼子  : 戦わずに助けられたら最高だろう。         妙にあの時、距離感を感じてたのはそのせいだったんだなぁ。
  アーチャ: むしろ、他の全員が「レベッカ救助=キャスター戦」だと思っていたからこその距離感じゃないか?(笑)
  頼子  : あとな。私はもう1つ。確認し忘れてることがある。         最も重要なことだ。だから、其れを、セイバーに聞く。         「セイバー」
  GM  : セイバー「はい。なんでしょう」
  頼子  : 「何で此処に居るんだ?」
  GM  : セイバー「はい?」         和布「お前は何を言っているんだ」
  頼子  : 「いや、聞き方が可怪しかった。何故此処に居られるんだ?          私の記憶通りだと、トバルカインは地下に閉じ込められていて、          セイバーがどうやって脱出したか、聞いていなかった気がしたんだ。          私が聞き逃しただけだったら、済まないな」
  GM  : セイバー「ああ、そういうことですね……そうですね、伝えておきましょう」
  頼子  : 「そうじゃないんだな。教えてくれ」
  GM  : セイバー「と言っても簡単なことです。私は地下の大聖杯の間から、              オルタの槍によって地表に向かって吹き飛ばされたんです。              大聖杯の間は霊体避けの結界がありましたが、槍によってその結界から物理的に弾き飛ばされ……              ……あとは霊体化して地上に脱出しました」         何十mも壁にめり込むというドラゴンボール的な目に会った。
  頼子  : 「トバルカインは未だ地下に閉じ込められているのか? それが一番気になっているんだ」
  GM  : セイバー「そのはずです。ただ、脱出するのは難しくないでしょう。              オルタの宝具は、2発で地下から地上に通路を穿つだけの威力があります。              仮に大聖杯の間に向かいたかったら、私の脱出した道筋をたどるか、令呪を使用するかですね」
  頼子  : 「私に令呪なんぞ無いぞ」
  GM  : 和布「穴掘れってことか」
  アーチャ: 「なるほど、途中まではセイバーが身体で削ったトンネルがあるわけか」
  GM  : ユノ「アーチャーの宝具なら一撃で突破できそうだね」         ・・・・・・・・・
  頼子  : なんだなんだ。
  アーチャ: 宝具?(笑)
  GM  : 和布「いやそれは……うん」
  頼子  : 「獣のことか? あれならまぁ、行けなくなさそうな気もするな。          と言うか、アーチャーの宝具程度なら、私でもいいんじゃないか」
  アーチャ: いや、うん、アレだ……まぁ、獣さんがここ掘れワンワンすればいいわけで(笑)
  頼子  : 此れはこれでアーチャーが可哀想だが、まぁ、今の発言はユノが死にそうだからな!(笑)
  GM  : さておき。
  頼子  : それとだなぁ。マリを助ける方法は、まぁ、もう1つなくはないんだ……。
  GM  : 他にようがなければ朝シーンを切りますよ。
  頼子  : いや、有るよ。あるよ(笑)
  GM  : なんだよ!
  頼子  : 「さてと、和布、物凄く悪いことをしたなぁと思うので、、今のうちに謝っておこうと思う。済まない」
  GM  : 和布「心当たり多過ぎなんだが、何に謝ってるんだ」
  頼子  : なぁ、ユノがマスターカード拾ったこと、知ってていいよな? 大佐の位置知ってるし。
  GM  : いいよ。
  頼子  : 「ユノ、マスターカードを貸してくれないか? あとアーチャーも」         私はマスターカード、確か1枚も持ってなかったはず。全部アーチャーに渡してたから。
  GM  : ユノ「いいよ?」         アーチャーに渡しても何の役にも立たないじゃないか。
  頼子  : いや、位置は分かるから。あとチャットも出来る。
  アーチャ: メールは開けんがな。
  頼子  : 出来るのにしなかったのは本当莫迦だった! 私は!         だからこんな無駄な遠回りをしてるんだが。
  アーチャ: まぁ、とりあえずマスターにカードを返そう。
  頼子  : 貰った。
  GM  : 整理すると。アナスタシアのカードと、姉のカードと、大佐のカードだな。
  頼子  : あれ、和布のカードがない。あと私のカードもない。あ、これは位置情報な。
  GM  : 位置情報です。
  頼子  : アナスタシアのは、誰のカードだっけ。姉は、私のカードだ。もういないけど。
  GM  : 和布カードはセイバー陣営が、頼子カードはバーサーカーが持っていたような。
  アーチャ: カズフサの位置カードはセイバーが持っているんじゃなかったか?
  GM  : レベッカが持っていた。
  頼子  : バーサーカーが持っていたカードは、ユノが拾ったんじゃなかったか?
  GM  : バーサーカーはカードを二枚持っていた。その片方をユノが拾った。
  頼子  : 私の位置情報はいいんだ。レベッカが持っていったなら、キャスターチームが持っているんだろう。         それはあまり気にすることじゃない。私だけ獣と単独行動すりゃいい話だ。
  GM  : 和布にとっては大事なことだと思うが…(笑)
  頼子  : 和布のカードも、レベッカが持ってるのか、終わったな。和布(笑)
  GM  : 和布のカードをレベッカが持っていた、だ。
  頼子  : じゃあ、私の位置情報のカードは?
  GM  : 行方不明。
  頼子  : バーサーカーが持ってたんだよね?
  GM  : バーサーカーが持っていた。
  頼子  : とすると、ライダーが持ってるのかな。チャットにライダーが来る可能性は高いな。凄いな。狂ってるわ(笑)
  アーチャ: ……そういえば、幕間でキャスターは御三家の一角、御門家を探していたな(笑)
  頼子  : おっせえー!(笑)
  GM  : そういえば幕間を見せるの忘れてたな!
  頼子  : 幕間ってなんだよ!
  GM  : 朝行動終わったら見せよう。
  頼子  : また私が知らない間か!(笑)
  GM  : まあ行動するんだ!
  頼子  : ええい、とりあえずマスターカードを得たなら、セイバーに、一番価値の無いアナスタシアのカードを渡そう。
  GM  : シャッフルか。         セイバー「これは?」
  頼子  : 「和布、私はな。実は、キャスターと戦う気は、あんまりないんだ。セイバーには謝らないぞ。          レベッカを助けることと、キャスターと戦わないことは、イコールじゃないからな」
  GM  : セイバー「それが出来ればもちろん望ましいですが……」
  頼子  : 「セイバー、メールは打てるよな? 私のサーヴァントは全くこれっぽっちも出来ないから不安だ」
  GM  : セイバー「できますが」
  アーチャ: 「理想はいいが、この期に及んでキャスターとの戦闘は避けられんと思うが。何か交渉の当てはあるのか?」
  GM  : 和布「何言ってるんだ。聖杯戦争なんだから……いい加減キャスターを叩かないと」
  頼子  : 「本当に叩かなきゃならない敵はな。2人しかいないんだよ。ライダーとトバルカインだ」
  GM  : 和布「何言ってるんだ。ライダーは味方でトバルカインは監督役だろ」
  頼子  : 「聖杯が汚染されてる以上、聖杯戦争に勝っても何の意味もない」
  GM  : 和布「そ、そんなことは聞きたくない!」
  頼子  : 「そうだな。じゃあ、聖杯戦争に勝つことを前提にして話そうか」
  GM  : 和布「うん」
  アーチャ: カズフサ、必死だな。
  頼子  : 「ライダーが一番強い。今ここにいる全員を相手取って勝つぐらいには強いだろうと私は思っているんだ」
  GM  : ユノ「ライダーだったら最期に私がなんとかするよ」
  頼子  : 「どうなんとかするのか教えてくれ」
  GM  : ユノ「刺し違えれば」
  頼子  : 「秘密の手法で、例えば自爆だとか、そういう方法で倒すよ。          とかなら、私は当然反対するが、そうだとしても、それで倒せるという保証がない限り、私は、反対するぞ。          確実に倒せなかったら、私達に残るのは、ユノという戦力が欠如した状態での、ライダーとの決戦だからだ」
  GM  : ユノ「ユノは今宝具が三つあるから、全部破壊すれば相当行くと思うよ」
  頼子  : 「相当では駄目なんだよ……」         いや、私も、礼装2つあんだから、相当行くがな?
  GM  : セイバー「あれはたしかに規格外のドラゴンです」
  頼子  : アーチャーはセイバーを当てにしてたよな。
  アーチャ: 「なるほど、竜殺しが言うと実感がこもっているな」
  GM  : 和布「そうだ、お前専門家ならなんとかしろよ!」         セイバー「私の宝具が万全なら対抗策もあるのですが…」
  頼子  : 「まぁーセイバーがライダーと戦って倒せたら一番楽だったが、そんなことは絶対無いと私自身感じていたんだ。          セイバーがまともな状態でライダーと相対するシナリオが思い描けなくて」
  GM  : セイバー「相性は決して悪くありません。ですが純粋に、力の差が大きすぎます」
  頼子  : 「セイバーが言うと絶望感凄いな」
  アーチャ: 「サポートがあれば、と言いたいが。現状、不治の呪いの影響で身体が持たんか」
  頼子  : というか、セイバーが殴ったらどうなるんだ? 具体的には。
  GM  : セイバー「私の宝具……『竜縛絢布(ブルーリボン)』 ですが」
  頼子  : うーん、ウィザードリィしか出てこない。
  GM  : セイバー「これは相手の攻撃を受け止めきった時に、反転して相手を束縛することが可能です。              この束縛は魔力の高い相手ほど脱出が難しくなり、肉体的な抵抗力を半減させます」
  アーチャ: カウンター式拘束か。
  頼子  : 防御専念でカウンター出来なくなった今、正直、無理だよな(笑)         ライダーはあのHPで毎ターン攻撃専念してくるのに(笑)
  GM  : 違う。カウンターじゃなく発動条件が、防御判定成功だから。防御専念しててもいい。
  頼子  : お、なるほど。まさしく防御能力に突出したセイバーのための宝具なんだな。
  GM  : そういうことですね。このセイバーは防御能力に特化している。         セイバー「ただし現在その宝具は修復中ですので…」
  頼子  : 「えええー。マスターのレベッカが動けない以上、頼れるのは、          ああ、やっぱりキャスターと協力するしかないのか。トバルカインも居るんだよな」
  GM  : セイバー「申し訳ありません。最悪、私以外の方に担ってもらうことを考えてもいいかと」
  頼子  : 「担う?」
  GM  : セイバーから宝具を貸し出すという感じで。
  頼子  : 宝具を?
  アーチャ: まぁ、ユノなんて宝具担いまくりだがな(笑)
  頼子  : え、あれ、何で使うの? 私じゃ使えないだろうあれ。
  GM  : 防具。まあ、防御判定に成功すればいい。
  頼子  : 魔術での防御でも使えるんなら、私でも出来なくはないが……。
  GM  : いいよ。それで発動条件を満たす。
  アーチャ: マスター、防具装備不可じゃなかったか?
  頼子  : とすると、私が使えば、まぁ、いや、駄目だ。防具装備不可だ。
  GM  : いや装備しなくてもいいんだ!
  頼子  : 装備しなくていいのか?
  アーチャ: 防具として使わなければいいということか。
  頼子  : ああ、防護点とかダイスの恩恵を受けなければ、機能を使用することは可能だと。
  GM  : むしろ相手に強制的に装備させる類だからな。
  アーチャ: シルバースキン・アナザータイプ!
  GM  : です。
  頼子  : 私の礼装、全部で15ダイス増やすからな。装填魔具合わせたら30。
  アーチャ: しかも防御専念してもいいという。
  GM  : ユノ「じゃあユノが盾になろうか」
  頼子  : 「防御だけなら私のほうが強い」
  GM  : じゃあユノにはアスカロンでも貸し出す?(笑)
  頼子  : ユノ、MP大丈夫か(笑)
  GM  : HP吐きだせばいいだろ(笑)
  アーチャ: それ以上宝具を持ってどこへ向かうつもりだ(笑)
  頼子  : ユノも私も礼装や宝具積み過ぎでMPやばいぞ結構(笑)         あ、常時礼装じゃないのか。ますますやばいな(笑)
  GM  : まあ、アーチャーでもいいんだが…(笑)
  頼子  : ブルーリボンのデータはあるのか? まあ、修復中だからどうにも、どうにも、うん?
  GM  : そういえばセイバーのデータをやってなかったな。
  頼子  : Aランク宝具? 75点だったか?
  GM  : 後でアップしておく。
  頼子  : それ先週も聞いた(笑)
  GM  : まあセイバーには補充の奥の手があるから気にするな。
  頼子  : へえ。時間があればいいんだけどな。無いからな。
  GM  : サーヴァントはそれ自体が魔力の塊だからな。
  頼子  : 自分の命を捧げるのか。
  アーチャ: まさしく命を燃やしているな。
  頼子  : それ、宝具消えないんか。
  GM  : しばらく持てばいいだろ(笑)
  頼子  : ライダーを倒すまで? いや、トバルカインを倒すまでもってくれ(笑)
  GM  : じゃあアーチャーの命を燃やせ!
  頼子  : 「と、言う訳で、キャスターにチャットを申し込みたいから、          メールを打って欲しいんだ。セイバー。出来れば昼、夕方頃に」
  アーチャ: 早く送って昼の間に返事が返ってきてもマスター寝てるしな(笑)
  GM  : セイバー「わかりました。              ですがキャスターのメールアドレスは分かりませんので、全体送信になってしまいますが」
  頼子  : 「まぁー和布あたりは無理だって喚くだろうが、というか今まさに喚いているが、          やっても別に害があるわけじゃないし、戦わずに済むならそれに越したことはない」
  GM  : ユノ「キャスターのところには夜に突撃するんじゃないの?」
  頼子  : 「チャットに来ないんなら、そうなるかもしれないし、相手が来るかもしれない。出来ればきてほしい」
  GM  : ユノ「じゃあユノは突撃しておくね」
  頼子  : 「何処にだよ」
  GM  : ユノ「命泉学園に」
  頼子  : 「此処にいて私を守ってくれないのか? マリの方を気にしてる?」
  GM  : ユノ「うん……」
  頼子  : 「責任を感じてる?」
  GM  : 和布「いやどっちかにしろよ。襲うのかチャットするのか」
  頼子  : 「和布はびっくりするほど空気を読めないが、言ってることは大体正しい。          だから空気読めないって言われるんだが」
  GM  : 和布「うるさいな!」         ユノ「マリちゃんは……いま、どんな気持ちなんだろう。            ユノのせいで、身体をなくして、暗い中で独りぼっちで泣いてるのかな…」
  頼子  : 「素直に考えれば、眠っているんじゃないか」
  アーチャ: トバルカインが気を聞かせて意識だけははっきりしているかもしれんが(笑)
  GM  : ユノ「ユノは、マリちゃんに、ユノの身体をあげてもいいって思ってる」
  頼子  : 「まぁ私も自身の体をマリに提供するのは考えたんだがなぁ。マリが、起きた時、間違い無く怒るからな」
  GM  : ユノ「でもユノの身体の寿命はもうほとんどないから……」
  頼子  : 「ユノの寿命を聞いても怒りそうだ」
  GM  : ユノ「代わりに伊織さんの心臓を抉ればいいかな?」
  頼子  : 「最低な考えだが私も同じ事を考えてた」
  GM  : 伊織(笑)
  アーチャ: 伊織さんは後何回不幸になればいいんだ?(笑)
  頼子  : 「だが、その場合、マリが間違い無く気に病む。          マリは自分のせいで伊織さんが死んだと思うだろう。          そうすると、何をするか分からないんだよな」
  GM  : ユノ「伊織さんは事故で死んだんだよ」
  頼子  : 「一番いいのは、オルタの体をもう一度使う手なんだが……          アレを普通の手段で無力化しようと思ったら、相当な手間だ」
  GM  : ユノ「そうみたいだね」
  頼子  : 「少なくとも私じゃ無理だ。だから伊織の案が出るんだがな」
  GM  : 伊織さんは本当にひどい立場にいるな(笑)
  アーチャ: 伊織さんとばっちり過ぎる(笑)
  頼子  : 私のせいじゃござらせん!(笑)         結局のところ、誰の体を使うかって話なので、まぁー、大佐の体でもいいんだなとか思ったりしなかったり。
  GM  : デブはやめろ(笑)
  アーチャ: 身体は大佐、心はマリ……別の意味でショック死するわ(笑)
  GM  : ユノ「もしも聖杯が使えるなら、聖杯に祈ればよかったけど…」
  頼子  : 「聖杯はマリで、大聖杯は汚染されてる」
  GM  : ユノ「……そうだね。少し、迷ってる」
  頼子  : 「それに、大聖杯をぶち壊せば、そもそも聖杯戦争自体がおじゃんになるから、時間的余裕は出来るんだがな」
  GM  : ユノ「やっぱり心のどこかで聖杯に期待していたのかな」
  頼子  : 「私も期待してたよ。ちょっと前まで」
  GM  : 和布「僕は今も期待してるからな!」         ユノ「……少し考えてみるね」
  頼子  : ところで、大聖杯をぶち壊して聖杯戦争がおじゃんになったら、具体的にはどうなるんだ?
  GM  : 聖杯システムが崩壊する。
  頼子  : そうするとどうなるんだ?
  GM  : まあ具体的には確実に英霊は消える。
  アーチャ: まぁ、英霊は聖杯の補助で現界してるからな。
  頼子  : オルタ以外はだな。
  GM  : あとはわからない。
  頼子  : 分からない? 小聖杯がどうなるかとかもデータがないわけか。うへえ。
  GM  : まあ聖杯戦争の続行が不可能になるのは確実だが、それがどんなふうに影響するかはわからないからな。         聖杯にため込まれた魔力が爆発する可能性もある。
  頼子  : 別にこの街が滅ぶのは構わないが、マリがどうなるかが一番の問題だ。
  GM  : という感じでシーンカット?
  頼子  : いや、メールの内容を具体的に伝えないと。セイバーに。
  アーチャ: 昼は寝てるからな。
  GM  : どんなメール?
  頼子  : あと、アーチャーはユノを監視しておくんだぞ! ダメだ! アーチャー無理だわ!(笑)         今からおじいちゃん探しに行くんだった!
  GM  : 獣さんに頼め(笑)
  頼子  : セイバーに頼むと、セイバーが死ぬ。獣はMPが足りなくて出せない。
  アーチャ: 探索魔術を使うだけならまだ家の中からできるぞ(笑)
  頼子  : その後おじいちゃん確保に行って貰う。
  アーチャ: 探索魔術を使った後、現場に行けるものなのかどうかは分からんがな。
  頼子  : だから、まぁ、セイバーに監視だけさせよう。止めるとか言わない。死ぬから。
  アーチャ: 止めようとした時点で真っ二つだ。
  GM  : うい。で、メールの内容は?
  頼子  : で、メールの内容は、えーと、平和的会合のためチャット出来ないでしょうか? か? ライダーがなぁ。         ライダーがメール見てないと仮定して、違うな。ライダーがメール見てると仮定して、         キャスターにだけライダー討伐だと分かるようなメール?         無理だわぁー。私は名探偵でも殺人犯でもない。
  GM  : デスノートか(笑)         まあ率直に出せばいいんじゃないの。
  頼子  : とすると、ライダーが見てないと仮定して打ったと想われるメールを打つ?         駄目だ。キャスターの猜疑心を考慮に入れないと。
  アーチャ: 素直に交渉がしたいでいいんじゃないか?
  頼子  : そうだな。ありがとうアーチャー。其れが一番です。         交渉したいのでチャットできないでしょうか? か。うーん、キャスターの立場で考えよう。         メールの意図は、なんだ? 素直に交渉する? そうでないと考えられる場合はどんな場合がある?         チャットに誘い出して強襲する?
  アーチャ: 逆に下手に言葉を飾るよりも単純な言葉のほうが勝手に裏を読んでくれるかもしれんぞ。
  頼子  : いや、其れは無意味だ。寧ろ其れなら普通に襲撃したほうが得策だ。         そもそも、交渉したいのでチャットできないでしょうか?         って文面だと、何も意味してないから、裏が読めないんだよな。
  GM  : じゃあ普通に出す?
  頼子  : ライダー討伐のためとか、そういうのだと、何かしら他の面子に対してメールしたいのかと思えるんだが、         そもそもそれなら個別にメールすればいいわけで。         だから結局は、やっぱり、素直にメールするのが一番なんだな。         交渉したいのでチャットできないでしょうか? 夜にお待ちしております。としよう。
  GM  : うい。ではシーンカット!
  頼子  : はーい。ああ、時間指定したのはまずかったかな。         でも無意味か。私がなんか考えても無意味か。

9日目 朝 繁華街/月詠駅


「―――ふう。やっと着きましたわ」  早朝の月詠市駅で、夜行電車から降り立った女が一人ため息をついた。  男物のスーツにコート。背中に革のバッグを背負った、20代後半に見える女である。  髪はライトブラウン、顔立ちはやや彫りが深い。首元にはロザリオ、右手の人差し指には金の指輪がはめられている。 「ほぼ一週間遅れ、ですね。戦争はどうなっているのでしょうか」  そんなことをつぶやきながら、キヨスクで地方紙を買う女。  店員にも話を聞き、数日分の地方紙を読んだ女はあまりの惨状に絶句した。  月詠ハイアットホテル……崩壊。  月詠タワー……崩壊。  御門家……爆発。  白姫女学院……爆発。  市立病院……壊滅。  ありていにいってひどいことになっている。 「わ、私の愛した月詠市がっ……!」  わなわなと怒りのあまり、新聞紙を引きちぎってしまう女。  彼女こそはアンナ=エーベルハルト。  第二次月詠聖杯戦争の監督役として聖堂教会から派遣され  飛行機で移動中にスティンガーで撃墜され  中央アジアで死徒と死者の群れの中に不時着し  そこを切り抜けたら武装ゲリラに襲撃され  教会に飛行機を用意してもらい空に出ればどこかの国の戦闘機に撃墜され  他にもまあ、有形無形の妨害を受けながら  なんとか目的地であり故郷の月詠市に到着したのであった。 「それもこれも全部トバルカインという輩のせいですわ!」  彼女の叫びは状況を把握していない言いがかりのようなものだが、まあ大体あってる。  さておきアンナは、ひとまず事態を更に把握するために、命泉学園に向かうことにした。  彼女の育ての親である大佐がまだ生きているかどうかはわからないが、少なくとも本拠地は無事なようだし。  派手に喧嘩別れはしているが、今回の彼女は監督役としての立場もある。  そう、監督役。  とにもかくにも、まだ戦争が続いているのなら。トバルカインから監督役の地位を取り戻すことが、アンナのすべきことだろう。

9日目 朝 住宅街/命泉学園


 さて。  一方その頃、命泉学園の地下では。  キャスターが、捕虜となったレベッカを前にして怒り狂っていた。  レベッカは装備を奪われ、鎖に繋がれて意識を失っている。  キャスターが怒ってるのは、彼女が思い通りにならないからではない。  思い通りになった結果が、彼の予想を大きく裏切ったからだ。  具体的には、レベッカの記憶を覗いた結果である。 「セイバーが瀕死状態なのはいい……ニコラウスとやらが死んだのもいい……  監督役が独自にサーヴァントを保有しているのもまあいい……だが聖杯が汚染されているとは、どういうことだ!」 「陛下の魔術が失敗したという可能性はないのでしょうか」 「百人長、朕の仕事を疑うというのか! 無礼者が!」 「は、失礼しました。ではこの少女の記憶は正しいということですな」 「ふざけるなっ。聖杯が汚染されているなど……あってはならぬ!」 「では、セイバーが嘘をついていたと?」 「その可能性はある。元々セイバー陣営は聖杯を破壊することを目的にしていたからな。  監督役からの連絡にもあっただろう」 「しかしそれなら、わざわざ聖杯は汚染されていると、この少女に吹き込む必要はないのでは?」 「ぐっ……いや念のためかもしれん。ともかく、セイバーからの伝聞だけでは真偽など確かめようもあるまい」 「まあ、そうですな。聖杯の状態が実際、どうなのか。調べるしかありますまい」 「だが朕の令呪は一画。セイバーのように特攻するわけにはいかぬし、そもそも二の舞を演じるつもりもない」 「白姫女学院の地上から、穴を掘るという土木工事的発想もありますが」 「一つの手ではあるな。兵を一昼夜張りつかせれば可能ではあろうが……もう一つ。関係者から事情を問いただす」 「聖杯戦争の関係者というと、御三家ですか」 「アーネンエルベ、御門家とやら、そしてトバルカイン。この中のいずれかが、聖杯の状態を把握しているだろう」 「陛下、先に申し上げますが。恐縮ながら我々は魔術の専門家というわけではありません。  アーネンエルベはあくまで軍事組織であり、魔術を戦争に利用するのが本義ですので。  聖杯建造においても、主に物資の調達を担当しております」 「ちっ、使えぬ奴だ。トバルカイン陣営……は論外として、残るは御門家か」 「御門家の本拠地は爆発しましたが、御門家代表は生き残っているはずでしたな」 「ちょうどそ奴のマスターカードは手に入ったが……まて。これが御門家の代表か? あまりに雑魚過ぎるだろう」 「御門家はなぜか前回も雑魚極まるイレギュラーを召喚しておりましたな。まあ血筋なのでしょうか」 「そういう問題ではない! サーヴァントが雑魚なのとマスターが雑魚なのとではかなり違うぞ。  正直に言え、千人長。貴様本当に、大聖杯の現状についてあずかり知らぬのか?」 「申し訳ありませんが事実です、陛下」 「…………」  キャスターはしばらく黙考した。  このデブの小男のいうことが本当か否か、確かめるすべはある。  抵抗力自体は低いので暗示をかけることはできるが、まだ令呪が一画残っているのだ。自害させられてはたまらない。 (かといって無駄撃ちを許せるような局面ではない)  とはいえそれ以前に判断することはできる。  仮に聖杯を心の底から求めているのなら、この話題で狼狽しないほうがおかしいのだ。  さもなくば事情をあらかじめ知っていたか。  このデブは聖杯を作り出した当時から組織の重要幹部であり、今現在も実質的に組織を率いている。  少なくとも御門家の海産物みたいな小僧とは格が違うだろう。  仮に聖杯に致命的な欠陥があるとして、それを知っている可能性はかなり高い。  そして事前に知っていたのだとしたら、対応策も用意しているはずだ。でなければ戦争に参加する意味がない!  少なくともキャスター自身ならばそう考える。  仮にも聖杯戦争を起こした首謀者の一人が単なるウォーモンガーなどと……有り得ん!  よってキャスターの中では(仮に聖杯に問題があるのなら)大佐は聖杯に関する腹案を持ち、  自分を出し抜こうとしていることに決まった。  この皇帝は他人のいうことは容易に信じないが、自分で考えたことは無条件に正しいと考えることが多い。  まあ実際有能ではあるのだが。 「ともあれ聖杯の調査は急務であるな」 「しかし陛下。兵力の補充も必要です。昨夜の戦闘で4小隊が壊滅しております」 「うむ……まさかライダーの宝具があれほどのものだったとはな……」 「次にライダーと相対するときは総力戦となるでしょうな。できれば他の陣営とも協力したいところですが」 「奴らは完全に組んで朕を潰すつもりだ、諦めろ。しかし手が足りんな……うむ? 何者か来たぞ」 「アーチャー同盟ですかな?」 「いや、見知らぬ女だ。一般人ではないようだが」 「おや、これはエーベルハルト大尉……いえ、エーベルハルト女史ですな」 「魔術師か? 何者だ」 「本来監督役を務めるはずだった女性であり、元アーネンエルベの聖杯戦争参加者ですな」
  GM  : 幕間!
  頼子  : げええええええー!? あ、あんな! 何故此処に!?
  アーチャ: 何故もなにも、監督役だからだ(笑)
  頼子  : また死亡フラグか!
  GM  : ちなみにアンナは20代後半で外見年齢が停止する魔法が使えます。         アニメのお母さんキャラが主に取得している。
  アーチャ: 停止して何がしたいんだ。
  GM  : だからアンナの外見年齢は二十代後半でも誤植じゃないってことだ!