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第二次月詠聖杯戦争9日目 朝パート1
GM : ところでどこで集合する? 朝倉家?
頼子 : 結局朝倉家に戻ってきちゃうんだな(笑)
GM : まあそこ以外にないしな。
アーチャ: 陣地がまた無くなった(笑)
頼子 : 展望が全然描けない。
GM : とりあえず朝は情報統合するか。
9日目 朝 丘 朝倉家
頼子 : キャスターのチャットに行かなかったせいだよなぁ。本当ミスった。 精神的に追い詰まってたとはいえ、こういうミスが多いのはどうにかせないかんなぁ。 もう遅すぎるけど。
アーチャ: ことこうなったらキャスターとは全面戦争だろう。 まぁ、アチラとしては最初からそのつもりだろうが。
頼子 : 全然利の無い戦いをするのは、本当、阿呆みたいだ。 いや、今は、有るのか。レベッカと、聖杯か。マリ。はぁ。
月詠ニュース 昨夜未明、月詠病院で大規模なガス爆発が起き、大量の患者が犠牲になりました。現在被害を調査中です。 ・
監督役からの連絡 脱落したサーヴァントは、アサシン、バーサーカーです。 現在聖杯を所持しているのはキャスター陣営です。
アーチャ: 病院がガス爆発で済む被害とは思えんのだがな、秘匿が守られているようでなによりだ。
GM : じゃあ何があったんだ?(笑)
アーチャ: 不発弾が爆発したとか?(笑)
GM : 直下型地震とか…老朽建築とか?(笑)
頼子 : 目撃者皆無だからな。皆死んだから(笑)
GM : ところで朝行動はどうする?
頼子 : 本音を言うと、寝たい。寧ろこのタイミング以外で睡眠取れない気がする。 でも睡眠を取ると何か嫌な予感がする。思い出した。マスターカード。 また忘れたというか、バーサーカーが消える時描写しねえからだよ!(笑)
GM : 病院と共に滅んだよ。
頼子 : 一緒に消えたと思うだろうが!(笑)
GM : あ、ユノが拾ってる可能性は、あるな。じゃあ拾ってるってことで。
アーチャ: 如才ないなユノ。
頼子 : 良かった。なんか、久しぶりにユノがいて良かったなぁって思った。
GM : 状況を整理しようか。朝倉家に、アーチャー、ユノ、頼子があつまってるわけだ。 で、シーンを開始するか寝るか、どっちにする? あと和布もいる。
頼子 : シーンを開始したら寝れないんだな。
GM : いや頼子が寝てるかどうかの違いだな。和布は作戦会議を提案する!
頼子 : ちょっとだけ待っておくれ。前って、寝たの、昼だったよな。
GM : うん。夜までに寝ればいい。
頼子 : 夜までに寝ればいいけど、其れまではMP10点でやりくりしなければならなくなる……。 アーチャーは今どういう状態だ?
アーチャ: ええと、狂化で減って単独行動で盛り直したから、
頼子 : 狂化?(笑)
アーチャ: 獣さんだ。
GM : 獣さんが狂ってる。
頼子 : げええー(笑)
アーチャ: アーチャー HP:3/32 MP:4/44 獣さん HP: 55/56 MP:10/38
GM : まあ獣さんはほぼ全快。アーチャーは瀕死だろ。
頼子 : アーチャーは獣が出せないほど消耗してて、獣も、宝具が使えるか分からない程度にはMPがないわけだ。 じゃあ寝るしか無いじゃない! HP1、MP0の私に何が出来る? 何も出来はしない。
GM : 頼子は寝る、と。
頼子 : 敵が来たらアーチャーが分かる。
アーチャ: アサシン、バーサーカーが堕ちて、残ったサーヴァントは七つ、陣営は五つ。 詳細は自陣営:アーチャー(?)、獣さん、ドラムコー(行方不明) 剣陣営:不明(セイバーが生存はしている) 魔陣営:キャスター、ランサー他多数 監督役:トバルカイン、一次ランサー 野良:ライダー
頼子 : セイバー、トバルカインに捕まって洗脳されて戦力になってるんじゃないかって怖すぎる。
GM : じゃあシーンに入ろうか。
GM : 和布「作戦会議だ!あと朝食を作ったぞ!」 目玉焼きとパン。食卓にいるのはユノと和布、あとアーチャー。
頼子 : アーチャー、和布を守るんだぞ。何があっても守るんだぞ。
GM : 和布「朝倉はどうしたんだ、起こしてこい!」 ユノ「消すよ?」 和布「ひい!」
アーチャ: 「落ちつけカズフサ。例によってマスターは回復中だ。夜が本番の聖杯戦争では朝に休むのは基本だろう」
頼子 : 和布にはいつも本当に悪いことをしていると思う。
GM : ユノ「ユノは頼子ちゃんの護衛をしないと」 和布「じゃあいつ作戦会議をするんだよ?」
アーチャ: 「手隙ならば昼だな。とはいえ、最近は怒涛のように事が起こるので暇な時間などほとんどないが」
GM : 和布「まあいいや。僕が現状を分析してやるから、ありがたく思えよ」
アーチャ: 「ああ。では朝食を取りながら拝聴するとしよう」
GM : 和布「とりあえずバーサーカーが消えたんだから、戦争自体は一歩前進だよな」
アーチャ: 9日目に入ってまだ一歩しか前進していないって凄い話だな(笑)
GM : 和布「でも僕たち自身は陣地失ったしドラムコーが消えたから追い詰められてるよな」
アーチャ: 「カズフサ、ドラムコーは生きているぞ。まぁ、行方不明だから数には含めんでいいが」
GM : 和布「でもキャスター陣営の被害も甚大のはずだ。兵隊が4隊も吹き飛ばされたんだからな。 たしかキャスターは8隊ぐらい持ってたんだろ?」
アーチャ: 「それが全部とは思えんが、まぁ大分減ったのは確かだな」
GM : ユノ「陣地一つにつき一部隊だよ」(面倒くさそう) 和布「陣地一つにつき一部隊ってことは、今はがら空きの陣地があるってことだよな? だったらその陣地を奪い取れば、一石二鳥じゃないか!」 ユノ「吹き飛ばされるんじゃないかな」
頼子 : 陣地といえば爆破だな。
アーチャ: 「陣地ごと爆破するのが当たり前と思っている辺り、秘匿をなんだと思っているのだろうな」
GM : とかそんな益体もない会話をしているとサーヴァントの気配が近づいてきます。
アーチャ: 「まて。サーヴァントの気配だ」
頼子 : ライダーかドラムコーか、はたまたランサーか。意表をつくならセイバー。地獄の始まりオルタ。
GM : 霊体化している。
アーチャ: 霊体化しているならドラムコーではないな。
頼子 : 霊体化しているなら、ドラムコーとオルタの線は消えた。
GM : まあ、セイバーが。家の前でキラキラと実体化します。
頼子 : セイバーが?
GM : 手負い、ですね。
頼子 : 警戒するんだぞ。
アーチャ: 当然だ。
GM : あと修道服をコートのように下半身を多い、スカートはいてない。
アーチャ: というわけで、表に出よう。
頼子 : 何があったのやら。
GM : パンツ丸出し系にジョブチェンジ。いや隠してるけど。
アーチャ: 履いてないシスターと聞くと誰かを思い出すが。
頼子 : ライダー系ってことか? って、自分で打って思ったが、其れって裏切りフラグで嫌だな。 アーチャー、ユノを抑えておいてくれ。あと和布を絶対表に出すな。
GM : 和布「サーヴァント!? 迎撃しろ、アーチャー、絶対だぞ!」 ユノ「殺そうね」
アーチャ: 「言いたくないが、私も回復してくれると助かるのだがね。とりあえず、正面には出よう」
GM : セイバー「……アーチャー……」
頼子 : まぁ、アーチャーなら、大丈夫だとは思うんだが……。
GM : ただし負ける。
頼子 : 正直、今のアーチャーじゃなくても、セイバーと正面切ったら、負けるからな。本気モードでも負ける。
GM : でもセイバー自身も相当傷ついてるから、ぶっちゃけ互角かもしれない。傷つき具合が。
アーチャ: 「セイバーか……昨日のレベッカの様子からして、ニコラウスが死んだのは確かなようだな」
頼子 : 気をつけろ。トバルカインは何でもするぞ。爆弾とかになってるかもしれないぞ。
アーチャ: その可能性は否定できないのが嫌だな。
GM : セイバー「ええ……残念ですが、ニコラウスは天に召されました。 折り入ってお話したいことがあります。よろしいですか?」
アーチャ: 正直、自分の回復を優先したいんだが、セイバーも放置しておくと消滅しそうなのが怖い。
GM : ユノ「殺した方がいいと思うよ」 と一緒に出てきたユノ。
頼子 : ユノは大体の相手を殺したがってるだろう(笑)
GM : だってマリを殺したがってる連中だろ?(笑)
頼子 : セイバーは違う(笑)
GM : 似たようなものだよ、令呪がある限り。
頼子 : もう令呪なんて、令呪、本当に無いな。今。 レベッカがあっちにいるってことは、もう、無いな。
アーチャ: 「トバルカインの情報が欲しい。それを考えれば話を聞く価値はあるが…… ……先に聞くが、大丈夫なのかね?」 傷的な意味で。話している最中に消滅とかされて肝心の情報が手に入らないとか嫌だぞ(笑)
GM : セイバー「残念ですが、時間を経ても回復はしませんので…」
頼子 : 消滅するって言ってるから回復してやれよ(笑)
GM : セイバー「治癒不能の呪いです……」
頼子 : オルタの、ああ、思い出した。第一次のランサーは、回復不能のダメージ与える奴らだったな。
アーチャ: 「それは……むしろ、その状態でよく此処まで来れたものだ」
GM : セイバー「回復には……小聖杯が必要でしょう」
頼子 : セイバーよりユノに警戒しろ。
アーチャ: ああ、庇えるようにな(笑)
頼子 : アーチャーはセイバーを警戒しても無駄だから。抑えられないから。 ちなみにこの無駄って意味には、トバルカインの仕込みがあったら何やろうとも無駄だって意味もある。
GM : ぐっさあ!
アーチャ: GM、予想はしていたぞ、反応くらいさせろ(笑)
GM : いや刺さないよ(笑) 大体、刺したらアーチャーが死ぬだろ?(笑)
頼子 : うん、まぁ、アーチャー、死ぬな(笑)
アーチャ: 防御判定に成功して競り勝てば無傷だろうが(笑)
GM : 負けるじゃん。
アーチャ: 言うな。
頼子 : アーチャーって、きついな。本当、攻撃一辺倒なんだな(笑) でも、お前が居ないと誰一人、頼子の話聞いてくれないからな。
GM : というわけで、セイバーを中に招いて、和布も交えて事情を聴くってことでいい? あと頼子は起こす?
頼子 : 私を起こした方がいいと思ったら起こしていいぞ。
アーチャ: 「まあいい。話を聞こう、情報は必要だ。 ただし、見ての通り警戒している者もいるが、それは仕方のないものと思ってもらう」 ユノを指し示して、それから中へと促そう。
GM : セイバー「はい。話が終わったら、私を脱落させても構いません……ですからどうか、レベッカを救ってください」
頼子 : 正直、今回、寝てるべきかどうかよく分からん。 今まで寝てて自体が好転したことがないからだが。
GM : ユノ「わかったよ」 と莫耶を取り出す。
アーチャ: かといって、起きていて自体が好転したかというと(笑)
頼子 : やめろ。やめろ。それ、何しても事態は変わらなかったってことになるからやめろ(笑) あと、ユノを止めろ(笑)
アーチャ: 「それも話を聞いてから判断する。まずは話してみるがいい」
GM : じゃあ、幕間を流すぜ!
「令呪を以って命ずる。跳べ、セイバー!」
7日目 深夜 白姫女学院 地下ホール
注:月詠聖杯戦争では令呪によって、サーヴァント+1名の転移が可能です。 遊園地に飛んでいったレベッカを見送った後、ニコラウスは令呪による転移を実行した。 目標は朝倉頼子から聞き出しておいた白姫女学院地下空間。 表層の白姫女学院は自爆によって壊滅したが、最深部は残っていると見込んでのことだった。 そして 「――――ひとまず、生き埋めにはならずにすんだようですね」 「ああ」 二人が転移したのは、やや崩れたホールのような場所だった。 部屋の真ん中には一揃いの机と椅子、ティーセットが横倒しとなっている。他にものらしいものはない。 ニコラウスたちは知らないが、そこは頼子がトバルカインと会談をしていた場所だった。 繋がっている二つの通路のうち、白姫女学院に登る方は土砂で半ばが埋まっている。爆発の影響だろう。 だがいい。もとより退路はないのだ。 セイバーとニコラウスは無言で、さらに地下深くへ向かう方への階段を選んだ。 地獄へと続くような石段が延々と続いていく。 その中で、ふとセイバーが口を開いた。 「ところでニコラウス。レベッカになにやら遺言じみたことを言っていましたが、 私は貴方をこんなところで死なせるつもりはありませんからね」 「いきなりなんだ、セイバー」 「主のために身を粉にして働いてきたのなら、安息を得る機会があるべきです」 「わしに安息などない。多くを殺しすぎた。死後は裁きを受けて地獄に落ち、悪魔どもと合戦する定めだ」 「罪があるというのなら、なおのこと、現世でのうちに償わなければならないでしょう」 「貴様はヴァレンタインのようなことを言うな」 「どなたですか?」 「20年前に死んだ男だ。歪んだ性善説の持ち主でな、わしにさえ説教などしおった」 「それは友情というのではないですか、ニコラウス」 「ふん」 セイバーの言葉を鼻で笑うニコラウス。 だが思えば 昔は主の敵に対して問答無用容赦なしであったニコラウスが、年を経たとはいえいささか丸くなったのは ヴァレンタイン=トリファが死んだ分のバランスを、どこかでとらなければいけないと思っていたからかもしれない。 少なくとも、レベッカを養育するときにそのバランス感覚が役立ったのは間違いない。 だが、そのレベッカも既にいない。 ニコラウスの精神は十何年ぶりに、一体の戦鬼、『白杭』へと戻ろうとしていた。 「無駄口はここまでだ――――気付いているな、セイバー」 「ええ。この気配は尋常ではありません」 セイバーとニコラウスは、行く先の空間に異常な気配を感じていた。 トバルカインか? 奴の従えるサーヴァントか? いや、それにしても大きすぎる。そして『邪悪すぎる』。 最大限の警戒を以って、ニコラウスとセイバーは大聖杯の間に進み出た。
7日目 深夜 山岳/大聖杯の間
大聖杯とは 第二次聖杯戦争からトバルカインがその魔術技術の粋を結集して設置したものだが 原作とほぼ同じような存在なのでざっくりと説明してしまう。 元々、月詠聖杯において英霊召喚やそのバックアップは、町全体を魔方陣と見立てて行われていた。 公共建築物が霊的シンボルであり、タイルの模様が呪文であり、そこに住む人々の生活エネルギーが贄である。 これは町の発展に直接関わってきた御三家だからこそできた、壮大な魔術ではあるが いかんせん、聖杯戦争というものが予想以上に都市に被害をもたらすものだったため、若干術式にがたが来ていた。 そこでトバルカインは町全体の魔方陣の縮図である陣図を霊地に配置し、陣図が破損した場合のリカバリー回路とした。 そのおかげで、月詠市の重要建築物が片端から吹き飛んだ今となっても、聖杯戦争は継続している。 つまり聖杯戦争の物理的な要が、大聖杯といえる。 大聖杯の間は、地下深くということを考慮すれば信じられないほど巨大な空間だった。 おそらく学校の体育館が丸々入るだろう。バスケットコート二面分の面積に、10mほどの高さ。 加えてこの空洞自体がAランクの強力な結界として機能していた。 そしてその中心に、大聖杯が鎮座している。 大聖杯の外見は、一般的にイメージされる一本足の銀杯を、そのまま5m大にまで巨大化させたようなものだった。 大聖杯の表面と周囲の地面にはびっしりとルーン文字が刻まれ、巨大な魔力が渦巻いている。 そしてそのルーン文字は、一定周期で赤く脈動していた。 どくん、どくん、どくん、どくん。 大聖杯自体の色は、黒。 何よりその全体から、邪悪な、邪悪すぎる気配を放っていた。 セイバーの直感スキルに頼らなくても、これが聖杯の名を冠するに値しないものであることは明らか過ぎた。 「ようこそ――――大聖杯の間へ」 「トバルカインっ!」 いつの間にかトバルカインが二人の前に立っていた。 いや、実は最初からいたのだが。その場に充満する気配が邪悪すぎて、うまく場に溶け込んでいたのだ。 横に従うのはオルタ。彼女もまたその場の雰囲気になじんでいた。 対魔力Aのセイバーとニコラウスだからこそ耐えていられるが、常人では卒倒してもおかしくない瘴気の中である。 「さて、何の用かな? 私を殺しにきたのか、それとも大聖杯を破壊するためにきたのか」 「聖杯? あれのどこが聖なる器だというのですか。あれは明らかに、呪われている」 「セイバー、問答など無用だ」 「たしかのこの聖杯は汚染されている。しかし、だからなんだというのだね? 聖なるものが全て光り輝くとは限らないだろう」 「では――――この聖杯は万能の願望器足りえないのですね」 「がっかりしたかね?」 「いえ、安心しました。これで……心置きなく、貴方と大聖杯を破壊できます!」