第二次月詠聖杯戦争7日目 朝パート6
アーチャ: とりあえず、バッドエンド側は置いておいて進められる部分を進めておくか。 そういえば、マスターサイドはどこから再開を予定しているのだ?
GM : そうだね。まあ襲い掛かる前から……じゃなく、1ターン目が終わったあたりからにしようか。
7日目 朝 白姫女学院/校庭
GM : 姉の幕間書いてるからちょっと待ってくれない?
アーチャ: 了解した。
物心つく前から、私には好意しか向けられてこなかった。 私はそれを当たり前として育っていったし 気付いたときは何もかもが手遅れだった。 そもそも、人間は自分ひとりの体しか持たないということを、私は理解していなかった。 人間と人間の間にある、境界というものが、私にとってはひどくあいまいなものでしかなかった。 ヘルメスの瞳百四十五番目の失敗作。 共感の魔眼。 他者の自我境界を突き破り、強制的な洗脳を可能にする魔眼。 私の生みの親たちは、それを失敗と断定した。 彼らの目的は究極の一であり、他者を必要とする不完全なものには興味などなかったのだ。 彼らは私に悪意さえ向けなかった。そこにあるのは、ただひたすらの無関心だった。 他者の自我を突き破ることの、それが意味することを考えようともしなかった。 ――――そういうことを、私はいつからか自然に知っていた。 おそらく、私たちの世話役である、名目上の両親が持っていた情報なのだろう。 私はあの人たちさえ同化した。 血が繋がっていないとはいえ、彼らは私に好意を持ってよくした。 けれどそれが彼らの本心だったのかどうかは、既に永遠にわからない。 魔眼の影響は、まず好意という形で現れるからだ。 地獄への道は好意で敷き詰められている。 同化というと強制的な印象があるのかもしれないが、実態はまるで逆だ。 それはまず私に対する好意という形を持って現れる。意思の疎通を求める。 その疎通が頻繁になっていき、言葉や動作を介さず、純粋な共通認識を生み出していく。 『私』のしたいことを言葉にせずとも理解するようになっていき、個性が消滅していく。 そして最終的には『私』の一員となるのだ。 私にとって好意とは、愛とは、同化願望のきざはしに過ぎない。 私は生まれてこの方、好意しか向けられてこなかった。 『私』という存在の、どこに主体があるということは、実のところ曖昧だ。 たしかに朝倉弥夢という個体にしか魔眼は存在せず、同化はその個体を通してしか行えない。 しかしその中身、精神は均一化されている。 同じ問題については同じように考え、同じ価値観を共有し、そして個性を持たない。 一人の人間の、脳と手足の違いのようなものだ。たしかに一部の機能は異なるが、それ以上に共有するものが多すぎる。 それを煩わしく思うようになったのは、いつからだったか。 一つの疑問を抱くようになったのは、いつからだっただろう。 ――――私は一体、本当は誰だったのか? 今の『私』を構成するものは、今まで魔眼を通じて取り込んできた無数の人間の経験や価値観、精神を均質化させたものだ。 その規模は既に途方もなく大きく、今更一人二人加わったところで多少しか変化はしないが しかし結局、そういった混ぜ物の結果、現在の成分となっている中身に過ぎない。 そうではなく、朝倉より夢の本来備えるべき、本当の心とは、どこにいったのだろう。 朝倉弥夢には妹がいる。 私と同じヘルメスの瞳の被検体であり、そして私と違って成功例。 幼いころから私と接してきた妹だが『私』になってはいない。 そもそも私も、好き好んで『私』を水増ししているわけではない。 日常の中で触れ合う相手が、勝手に『私』になっていくだけだ。 しかし妹は、そうはならなかった。 その証拠に、私は妹のことがさっぱり理解できない。 思うとおりに動かせない。 私にとって唯一とも言える、明確な『他人』。 私は正直、妹に期待していた。 私は生まれてこの方、好意しか受けてこなかった。 それは普通の人間からしてみれば暖かさかもしれないが、私にとってはただの常温だ。 人生がぬるすぎるのだ。 だから、明確な他人である妹からは、敵意という冷たさがあっても良かったし、私もそう仕向けるよう接していたのに。 『お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん』 いい加減にしろ。 お前もか。 そんなものは既に私の人生に満ち溢れすぎている。 このまま一生、この温さの中で生きていけというのか? 自分が何者かもわからないまま、無個性な一群の核として無害に生きて行けというのか? そんなのは真っ平だった。 手足を全て、切り捨てた。 世間一般で言うのなら、それは自殺教唆というのだろう。 しかし私は、手足を切り落とす程度の思い切りしか必要としなかった。 他人にどう言われようと、そこに殺人という意識はない。 数十名にまで膨れ上がった『私』を、核となる朝倉弥夢以外全て、自殺させた。 それで、後から注ぎ足された精神が全て欠落することを期待したが―――やはり、無駄だった。 私自身のなかには、自殺した『私』たちが全て残っている。混ざり合ったままだった。 だから旅にでた。 自分を探すための旅に。 その先で出会った、あの男に、私は全てを教わった。 私の目は一体なんなのか。 『そもそもからして、人間とは一つだ。根のところでは繋がっているのだよ』 『君の魔眼は、表層レベルでその垣根を取り払うことを可能とする。ただそれだけだ』 『ただそれだけだが、外郭を失った人間は、既に人間とは呼べないだろう』 それは悪いことなのか? 私は悪なのか? 『どうして誰も彼もが君の魔眼に抵抗しなかったのか。答えは簡単だ』 『つまるところ彼らは、他人ことがわからない、ということが恐ろしくてたまらないのだよ』 『しかし君は、わかる。わかってしまう。完全に理解できるものを提供してくれる。 それは極寒の大地で焚き火を見つけるようなものだ』 『つまるところ、堕落だ。果たしてどちらが加害者であり犠牲者なのかね』 本当の朝倉弥夢は一体どこにいるのか? 『とうの昔に殺されている』 『考えてもみたまえ。自我とは、形成されるまで時間がかかる。 しかし君の魔眼は胎内で精製され、生まれつき得たものだ』 『生まれつき――――つまり生まれた瞬間から君の魔眼は効果を発揮していた』 『まだ自我が生まれる前の器に、周囲の人間の精神が魔眼を通じて流れ込み、結果として今の君の原型である成分になった』 『本当の君は、生まれた瞬間に殺されたのだよ』 それなら、私は、なんなのか? 『本当はわかっているのだろう?』 『君は素晴らしい邪悪だ。君の存在そのものが、人間の尊厳を踏みにじっている』 『自己、勇気、信頼、愛、存在意義、我思う故に我あり(コギトエルゴスム)……君の前では全て無意味だ』 『その存在自体が、人間の美徳を否定するもの』 『人はそれを怪物というのだよ』 ……そう、か。 わかってみれば単純にして明快な結論だった。 私は人間ではなく怪物。 血の代わりに精神を捕食する吸血鬼。 定まった形を持たず、増えて減るもの。一つの嵐。 すなわち『私』だ。 私は『私』以外の何者でもない。もっと言うのなら、何者ですらない。 ただそれだけだ。 私は別に他人がほしかったわけではない。 ただ自分がほしかった。 確たる自分がほしかった。 たとえそれが怪物であろうとも、縁るものが無いよりは遥かにましだった。 私は怪物だ。 怪物ならば怪物らしくすればいい。 怪物として生きて死ぬ。 ああ、やっと私は生き方を手に入れた。 これから先、どれだけ不純物が流れ込んでこようと関係ない。 私は怪物なのだから、人間を食らうのは当たり前だ。 そして私は、運命に出会う。 「―――――そうか、貴様が私のマスターか」 「ええ、そうよ、伯爵。私も貴方も、同じ怪物よ」 「は、は、は。では娘よ。怪物が一体どういう末路をたどるものか、わかっているか?」 「いいえ。ご教授願うわ、伯爵」 「『怪物は、人間に打ち倒されなければならない』」 「――――そう」 「そう、そうだ我が同類よ。霧にも蝙蝠にも姿を変えられず、撃たれた傷の回復もできず、 食う為でもないのに女子供を皆殺し、魔眼がなければ戦うこともできず、一度殺された程度で死ぬ だとしても、その『誇り』さえあるのなら、貴様は怪物を名乗っていい」 「そう――――なるほどね」 「契約しましょう、伯爵。令呪ではない、マスターとサーヴァントではない、怪物同士の契約を」
GM : トバルカインって奴が以下略。
アーチャ: まぁ、出会わなくても遅かれ早かれ精神崩壊しそうな印象はあったが。
GM : まあ実際姉に関しては生まれた時から詰んでいた感がある。
アーチャ: なんというか、アレだな、よくある二次SSの憑依系主人公(前世の記憶曖昧)を思い出すな。
GM : そうなの?
アーチャ: 前世の記憶で今世の意識を塗りつぶして殺してしまったとか、自分は本当は誰なのかとか。
GM : 憑依系ってそんなこと悩むものだっけ?(笑) だとしても姉に関しては、精神の外郭すら曖昧で個性も怪しいんですがね。
アーチャ: 個性を形作る前に周囲の個性を共有した感じか。
GM : 我思う故に我有りを否定するもの。
アーチャ: 我は汝、汝は我。
GM : 即ち怪物ということです。
アーチャ: まぁ、姉についてはいい、どうせマスターが頑張るだろう。 戦闘を再開しようか、ここでバーサーカーは脱落してもらう。
GM : 戦闘再開! 朝倉弥夢/バーサーカー+イエーガー:レベッカ+セイバー/ニコラウス//アーチャー+和布 IV:セイバー18、アーチャー16、ニコラウス16、レベッカ16、バーサーカー14、和布6、弥夢4 GM : 第二ラウンド開始からでしたね。 イエーガーが姉から離れて前線に立ちました。
アーチャ: ああ、GM先に聞きたいことがある。
GM : ところで今確認したらバーサーカーはまだMPが35点ほど残ってる!
アーチャ: 多いわ(笑)
GM : アーチャーも魂食いしたら?(笑) で、なに?
アーチャ: 近くに隠れている獣だが、戦線に参加せねば「庇う」ことも「姉を浚う」ことも出来ないよな?
GM : まあね。というか、姉を浚うことに関してはバーサーカーとイエーガーを突破しないと無理だけど。
アーチャ: 回り込んで姉の背後から出現とかできないものか?(笑)
GM : 1ターン移動に費やすなら可能ってところか? 位置関係的に挟むわけだな。
アーチャ: ふむ、タイミングの問題だな、このターンでバーサーカーが堕ちるとは思えんし、丁度いいといえばいい。 が、老ニコラウスは堕ちるかもしれんな、カバーできんから。
GM : 冒頭宣言。ニコラウスは攻撃専念!
アーチャ: 姉を浚うことを優先するなら、回り込んだ方がいい……ニコラウスも潜在的には敵だ。
GM : セイバーは防御専念。レベッカは特になし。
アーチャ: しかし、レベッカ一人に任せると明らかに暴走しそうなんだよな、ニコラウスの方がまだ話が出来るだけましだ。 ……仕方ない、ここは獣を戦線に参加させる、ニコラウスの隣、カバーできる位置だ。 あと、私は攻撃専念、獣は防御専念だ。 朝倉弥夢/バーサーカー+イエーガー:レベッカ+セイバー/ニコラウス+獣//アーチャー+和布 IV:セイバー18、アーチャー16、ニコラウス16、レベッカ16、バーサーカー14、獣8、和布6、弥夢4 GM : レベッカ「こいつらっ!? 師父、敵です!」 ニコラウス「構うな! 今は目前の敵に集中しろ!」
アーチャ: 柔軟だな、実は敵扱いされて攻撃されてもおかしくないタイミングなんだが。
GM : 普通にな(笑) バーサーカー「狩人の眷属か。だが、狗には私は殺せんぞ」 というわけで行動していこう。
アーチャ: 最初はセイバーからだな。 というか、そういえばさっきのゴスペルの時、バーサーカーと会話した気がするんだが、この距離で(笑)
GM : あれはお互いに独り言です(笑)
アーチャ: バサラ的な戦場会話ではないのか(笑)
GM : セイバーは高速思考+洗礼詠唱で回復。 セイバー『すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。私があなた方を休ませてあげます』 8an4+5an5+5an5 8ANG4+5ANG5+5ANG5(ころころ……) [5,3,6,3,2,2,3,3]+[4,5,4,3,3]+[4,6,4,5,4] = 15 15成功だから消費せずにニコラウスを8点回復。能動行動は放棄。 次、イニシ16軍団。
アーチャ: 軍団(笑)
GM : ニコラウス「レベッカ、雑魚を引き放せ!」 レベッカ「了解しました、師父!」
アーチャ: ふむ、やはりニコラウスが居た方が後の交渉(?)が楽になる、か。
GM : レベッカはイエーガーを引き離す。ニコラウスは前線に出て格闘を挑む。
アーチャ: おう、獣が出た意味が(笑)
GM : あ、それもそうっすね。獣が出なくてもいい前提で戦術組んでたぜ(笑)
アーチャ: まぁ、何も考えずに前のめりにはならんわな。
GM : だがセイバー陣営としては当然、そうする。
アーチャ: これは私の判断ミスか、いや姉を浚いやすくなったと思おう。
GM : 27an5+3an3+10an5 レベッカがイエーガーに白兵で引き離しを選択。MP10してダイス増加 (ころころ……) [2,5,6,5,1,3,4,3,3,2,2,2,6,2,4,1,3,5,1,5,1,1,6,5,1,2,1]+[5,6,3]+[6,1,3,4,5,5,5,5,1,5] = 34 24an5+5an5+4an4 いえーが対抗 (ころころ……) [6,3,4,3,4,5,5,1,1,5,1,6,3,6,6,3,3,2,2,4,6,5,6,6]+[2,3,5,3,3]+[5,2,4,6] = 24
アーチャ: まぁ、無理だろうな。
GM : ダイス目もひどいが失敗!
アーチャ: ダイス目が酷いのはもうデフォだろう(笑)
GM : 位置関係が変更されます。 イエーガー:レベッカ 朝倉弥夢/バーサーカー+セイバー/ニコラウス+獣//アーチャー+和布 アーチャ: さて、そういう事なら気にせずバーサーカーを狙撃するか、本当はレベッカの拘束の後でと思ったが。
GM : 姉を撃ってもいいよ?(笑)
アーチャ: それも手ではある、バーサーカーが庇うだろうし、庇わなくても気絶させることになる。 が、ここはバーサーカーを撃っておくか、ニコラウスだけではダメージが回復しそうだし。
GM : 通常攻撃ですね。
アーチャ: 43an5+5an5 カズフサの強化が入っているから、とりあえず出来る範囲で全力だ。 (ころころ……) [2,3,5,4,1,(中略),5,3,2,6,3] = 41 ドムッ、と一発、その頭を吹っ飛ばしてやる!
GM : 魔力による達成値−4だ!
アーチャ: そういえばそんなのがあったな、37か。
GM : 29an5+4an4+5an5 (ころころ……) [5,5,1,5,5,5,2,5,3,1,1,2,5,1,6,6,6,3,3,5,1,2,6,4,6,5,6,6,2]+[3,2,6,2]+[4,3,3,3,4] = 30 7差命中。
アーチャ: 11足して18点ダメージ。
GM : 8点通った。
アーチャ: ゴスペルと同じダメージとか、どういうことなの(笑)
GM : バーサーカー「この程度で私を殺す気か、貴様等!」 ニコラウス「無論――――貴様の心の臓には杭を撃ちこんでやる」 ニコラウスが処罰者を捨て、左腕の義手をあらわにします。
アーチャ: おお。
GM : ニコラウス「わたしたちの友ラザロが眠っている。わたしは彼を起しに行く。 わたしがそこにいあわせなかったことを、あなたがたのために喜ぶ」 左腕で十字を切り、バーサーカーに突進! ニコラウス「『機巧聖痕・白杭(マシンスティグマ・ホワイトパイル)』!」 28an5+5an5+20an5 左腕のパイルバンカーをぶちこみます。 (ころころ……) [5,1,3,3,4,(中略),1,5,1,5,3] = 48 ずっしゃあ!
アーチャ: これをみると、老ニコラウスがニコ兄だと思えるな。
頼子 : 歳をとってもやはりニコ兄なんだな。
GM : あ、心臓狙いで達成値−3だが、45成功! ……45って少ないか?
アーチャ: 普通に考えると少なくはないが、宝具と打ち合うには少し弱いな。
GM : 10an5 あ、攻撃専念を忘れていた。 (ころころ……) [3,2,5,1,3,5,4,5,3,3] = 10
アーチャ: おお、全成功。
頼子 : すげ(笑)
GM : 55!
頼子 : これ以上の達成値を出すのは難しいな。
アーチャ: 人間が出す威力としては充分に破格だろう。
GM : ただし頼子を除く。
アーチャ: マスターは人間(笑)だから。
頼子 : 攻撃に関してはこんな出せないぞ(笑)
アーチャ: カウンターで出すから余計に性質が悪いわ(笑)
GM : バーサーカー「私の心臓は安くないぞ、人間よ! 杭には杭を―――『串刺城塞(カズィクル・ベイ)』!」 バーサーカーが翻した前進から無数の杭があふれ出します。
アーチャ: 打ち合いか。
GM : 34an5+5an5+10an5+4an4 (ころころ……) [1,3,4,6,3,(中略),3]+[5,3,2,1] = 45 攻撃力勝負!
アーチャ: 珍しく出目が悪くない!?
GM : ニコラウスの攻撃力は14で吸血殺しで5加算。19+55=74、バーサーカーは45+28=73
アーチャ: 打ち勝った!?
GM : だが防護点は破れない!
アーチャ: とはいえ、宝具を使わせてMPが消費しているから充分な成果ではある。 というか、バーサーカーの英霊の宝具と打ち合って競り勝つとか、充分だろう(笑)
GM : 凄まじい激突があり、杭と杭が拮抗して消滅します。 ニコラウスの左腕から煙をあげる杭が排出され、地面に根を張る。 杭は見る見るうちに一本の若木になっていきます。 ニコラウス「これを凌ぐか……怪物め」 バーサーカー「いや、今のは実にすばらしかった。人間の身でよくぞここまで練り上げた、ニコラウス」
アーチャ: 「長期戦は遠慮したいのだがな、マスターが心配だ」
GM : IV16連中はこれで終了。
アーチャ: 次はバーサーカーか。
GM : 10an5+5an5+3an3+4an4 まず復元呪詛。 (ころころ……) [3,4,3,5,5,6,1,2,6,5]+[6,5,1,2,3]+[6,5,5]+[3,4,6,4] = 15 15点回復、7点消費。
アーチャ: これがあるから長期戦になるのだよな、とはいえMPも大分消費している筈なんだが。
GM : その通り。HPを消費し……宝具使用! 他のプラスもありったけ入れて。全力カズイクルベイ!
アーチャ: 「またあの宝具! 何発目だと思っていやがる、底なしか!?」
GM : バーサーカー「竜殺しの聖人よ、次は貴様と根競べだ―――『串刺城塞(カズィクル・ベイ)』!」 34an5+5an5+4an4+20an5+11an5 (ころころ……) [5,2,4,5,3,(中略),2,6,5,1,6] = 66 どっごおおおおお! バーサーカーのマントが海のように広がり、そこから津波のように杭が押し寄せてきます。 セイバー「くっ!」 対象はニコラウス、セイバー、獣ですね。
アーチャ: セイバーが相殺してくれないと獣が無意味に死ぬ(笑)
GM : セイバー「主よ我等を導きたまえ――――『屠竜剣(アスカロン)』!」 26an5+11an4+10an5+30an5 (ころころ……) [6,4,5,2,5,(中略),2,6,5,5,3] = 65 純白の光がセイバーの聖剣から放たれる!
アーチャ: ほぼ互角だ。
GM : 攻撃力は
アーチャ: ただし、威力はバーサーカーが上、か。
GM : 66+28=94 と 65+17=82 12点突破! だが今のセイバーは防護点21なので問題ない!
アーチャ: 流石はセイバー、最優の名は伊達ではないな。
GM : セイバー「させないと――――言ったはずです」 バーサーカー「これでも貫けないか。となると、私では貴様は殺し切れないな」 弥夢「それは降参ということかしら、伯爵」 バーサーカー「は、は、は。まさか。だとしても、それは喜ぶべきことだろう、マスターよ」 弥夢「そうね。だけどまあ――――まだまだこの程度といったところね」
アーチャ: こちらも一撃必殺とはいかんので、じわじわと削ることになるのだがな。
頼子 : あとは私がいつ頃戻ってくるかにかかってるわけか。
アーチャ: こっち、まだ二ターン目だからな、おそらく今はマスターが最初の一撃を防いだ辺りだろう。
頼子 : アサシンを倒すって考えもあるんだがな。トバルカインには絶対勝てないことが分かったから、戦えないんだ。
GM : 弥夢「令呪を以って問いかける。怪物はまだこれからでしょう?伯爵」 頼子が眼帯をあげ、緑眼をあらわにして令呪を行使!
頼子 : そこに令呪を入れていたのか。
アーチャ: ギアスみたいだな(笑)
GM : 二画のうち一画が消滅し、バーサーカーのHPMPが全回復します。
アーチャ: おういいいいいいっ!?
GM : ぴんぴろりろりん。
頼子 : まだまだかかりそうだなアーチャー!(笑)
アーチャ: こ、ここにきて全回復だと!? ようやくMPを削りきったと思ったのに!
頼子 : まだもう1回来るぞ。ふふ。
GM : バーサーカー「ああそうとも――――夜でないのが残念だがな」
アーチャ: 1回で済めばいいがな、そしてマスター、見たか?
頼子 : 見てない!(笑)
アーチャ: ……アレが令呪の正しい使い方だ(笑)
頼子 : おい!(笑) 見てないからわからないと言っておこう!!!
GM : セイバー「これは……根競べになりますね」
アーチャ: 「嫌な根競べだ……カズフサ、すまんが次は回復を頼む。長期戦になりそうだ」
GM : というわけでイニシ的には、次、獣か。 どうせなにもしないなら和布がアーチャーを回復してやるが。 和布「よくわからないけど仕方ないな……」 2an1+5an5 (ころころ……) [1,2]+[3,6,6,4,6] = 3 3点回復。泣けるな(笑)
頼子 : 出目わっる(笑)
アーチャ: せめて10あれば敏捷+の+を解放できるものを(笑)
頼子 : それでもいないよりは全然マシだ。
GM : これを雀の涙といいます。では、姉か。 弥夢「それならこちらはこちらで何とかしましょうか」 8an4+10an5+5an5+4an4 眼帯を抑える。 (ころころ……) [6,3,5,5,1,3,2,5]+[5,1,4,4,3,1,6,5,4,1]+[3,4,3,5,6]+[4,4,4,2] = 21 弥夢「『こちらを向け』」
アーチャ: コッチヲ見ロォ、というスタンドが居たな、確か。
頼子 : キラークィーンのあれか、シアー・ハート・アタック(笑)
GM : 4an2+5an5+4an5+5an5 (ころころ……) [5,1,3,3]+[4,3,5,1,5]+[6,6,6,2]+[5,5,6,6,5] = 10 これはひどいぜ!(笑)
アーチャ: レベッカ、安定の対魔力だな。
GM : というレベッカに対魔力はない。 レベッカ「がっ!?」 いきなりレベッカが首をひねります。
アーチャ: なるほど、イエーガー側のサポートに入ったか。
GM : 弥夢「理解したわ、レベッカ=アールマン。 貴女は故郷を魔術師に破壊され、その復讐のために戦っている。それこそが貴女の存在意義」 レベッカ「き、さま……まじゅつし、が……!」 故郷のアトリームを。
アーチャ: そいつはもう死んだ(笑)
GM : うむ。ミラージュさんの死亡フラグがここにも立っていたんだ(笑)
アーチャ: まて、ミラージュ・マックスの故郷もアトリームじゃなかったか?
GM : そうだよ。
アーチャ: 自分の故郷をあぼんしたのか、流石は霧の死者。
GM : ミラージュさんが自分で故郷を破壊したからってそんなことは重要じゃない。
頼子 : もういないからな(笑)
GM : だからといって別に聖杯に故郷の復活を願っていたわけでもないが気にするな。過去を振り返らないのが未来だ。
アーチャ: でも魔術師は憎いんですよね、わかります。
GM : 弥夢「けれど―――貴女のその行動は、同じ貴女を生み出し続けているだけ。 貴女の憎む相手にも家族はいる。貴女もまた憎まれる。貴女の行動は、ただの無駄よ」
頼子 : レベッカはいいなぁ。お姉ちゃんに説教されて。
GM : 弥夢「剣を捨てなさい。それだけが貴女の救いよ、レベッカ」 レベッカ「か……」 からんころん、と刀が地面に落ちます。
頼子 : レベッカが落ちた。
アーチャ: 共感の魔眼は、要するに親和力による依存を齎すわけだな。
GM : そしてイエーガーの行動でレベッカを殺します。
アーチャ: うおい!?
頼子 : 流石お姉ちゃんだ! 容赦無い! そこにシビれる憧れる!
GM : ルール的には暗示で防御を放棄させた。死ね!
アーチャ: 獣は行動していなかったな、割り込みは可能か!
GM : 遠いわ(笑)
アーチャ: く、ここにきて離れていたのが仇になったか!
頼子 : あと私は?
GM : が、まあ……行動してなかったからな。
頼子 : そもそも獣の行動飛んでたんだな(笑)
GM : 敏捷で判定してみろ!
アーチャ: よりにもよって敏捷だとぅ!(笑)
頼子 : 敏捷無いのかよ!
GM : 敏捷以外に何かあるのか?(笑)
アーチャ: D−だよ畜生、ああ、野生は足せるか?
GM : ああ足せていいんじゃないか?
アーチャ: 勇猛は精神系だから関係ないとして、カバーディフェンスは?
GM : この状況なら有効でいいだろう。10成功したらカバー成功だ!
頼子 : そもそも10個振れるのか?
GM : そもそも庇う意味があるのか?(笑)
頼子 : アーチャーにとっての愉悦のために庇う。
アーチャ: 愉悦言うな(笑)
GM : まあ庇えなかったらニコラウスが令呪を切ってくれるよ。
頼子 : まぁ、アーチャーは一応善人だから。救いのために頑張る人だから。
GM : いや悪人です。間違いなく悪人。
頼子 : いいか。善の反対もまた善なんだよ! ただしトバルカインを除く。
GM : つまり敏捷+野生+カバーディフェンスで判定だな。
アーチャ: 2an2+5an5+5an5 敏捷+野生+カバーディフェンス (ころころ……) [4,2]+[2,3,1,3,3]+[3,4,4,5,1] = 11
頼子 : お、出した。すげえ。
アーチャ: 攻撃見てからカバー余裕でした。
GM : ばかなあー!
頼子 : 嘘だァ!? 今までのアーチャーの出目からしたら凄いぞこれ。
アーチャ: ああ、私もびっくりだ(笑)
GM : 24an5+5an5+4an4 ではダメージを食らうがいい。 (ころころ……) [2,3,4,3,5,2,4,4,3,1,5,4,5,3,6,2,1,3,1,3,2,3,3,5]+[5,3,1,5,4]+[5,2,4,5] = 30 技量で達成値−5だ。改めて防御判定どうぞ。カバーディフェンスと防御専念は有効。
アーチャ: まぁ、仕方ないな。 20an5 耐久+野生+勇猛 (ころころ……) [2,3,4,5,5,6,2,3,5,2,1,5,5,3,5,5,5,4,3,6] = 18 差分12だ、防御力は15、対軍だから1.5ダメージ。
GM : 攻撃力22なので32-15=17*1.5=25点です。
アーチャ: おお、痛い痛い。
GM : ざくざくざくう! 無数のサーベルが獣につきたちます。 レベッカ「こいつら……何故、私をっ!?」
アーチャ: 『やれやれ、世話の焼けることだ……』(声を響かせる魔術なう)
GM : セイバー「アーチャーですか……助かりました」
アーチャ: 『なに、少々考えさせられることだったのでな』
GM : 弥夢「邪魔ばかりはいるわね。負けるつもりはないけれど、少し不愉快だわ」
アーチャ: 『やれやれ。宗教談義をする時間はない、あえて一言だけ言わせてもらおう。 死は、救い足り得ない。楽になった気になるかもしれんが、それは逃避でしかない。 なにより、お前が今までしてきた救いを否定するな。そこに犠牲は当然あっただろうが、救われた者も居る筈だ。 それそのものは救い足り得ない。だが、そこで立ち止まると、私のように見果てぬ夢しか見れなくなるぞ』
GM : レベッカ「く……貴様のような異端にいわれる筋合いはない!」 刀を拾いあげます。
アーチャ: 心に棚を作る、これが説教をするものの基本事項だ。 お前が言うな、という言葉は華麗にスルー。
GM : レベッカ「一生の不覚だ……朝倉弥夢、貴様も絶対に殺す!」
アーチャ: こうして、姉の死亡フラグがまた増えた(笑)
頼子 : お前なぁ(笑)
アーチャ: いや、それを狙ったわけではないのだが、どうしてこうなった(笑)
GM : という感じで2ターン目終わり。頼子に戻ろうか。
頼子 : ああ。そうだな。