第二次月詠聖杯戦争6日目 夜パート3
GM : キャスター「それでは施術を開始するぞ」 腕まくり。マリは手術代で昏々と眠り、ぴっぴっぴ……と周囲には医療機器が並んでいます。
頼子 : 「分かった」 こめかみをぐちっと抉って、私も腕をまくる。
GM : キャスター「服を脱がせろ」
頼子 : 「なんか凄い抵抗あるねこれ」 と言いつつ、脱がせる。おかしくはないからなぁ。
GM : キャスター「患部周辺を止血する」
頼子 : 「了解」
GM : キャスター「施術完了まで仮死状態に」
頼子 : 「了解」 って、私がやるんかそこも。
GM : いやキャスターがやる。
頼子 : じゃあサポートだな。
GM : ピ――、とマリの心臓が鼓動を止めます。脈拍も止まっていく。 キャスター「切開開始」
頼子 : 「了解」 こめかみに手が行きそうになるのを抑えておく。
GM : ざくり、とマリの胸にメスが入る。 血の気の引いたマリの胸が開き、聖杯があらわになります。
頼子 : 聖杯か。
GM : 聖杯といっても器ではなく、ルーン文字がびっしりと刻まれた宝玉ですね。 キャスター「ここからだ。封印を解除するぞ」
頼子 : 「……了解」 EXの封印を解除する、か。
GM : 難事業ですね。
頼子 : だからこそ私もサポートするのだ。
GM : まあ金庫破りみたいなものだ。
頼子 : 凄い事業だな。
GM : 黙々と作業が進み……一時間が経過したその時、待合室の方。
アーチャ: む?
GM : どごおおおおおん、と頭上で振動が響き渡ります。 手術室には伝わらない。
アーチャ: む、これは何事だ。
頼子 : 敵襲かねえ。マスターカードを見給え。
アーチャ: なるほど、バーサーカーの可能性があるか、見てみるが。
頼子 : お姉ちゃんじゃなきゃ、1人しかいない。お姉ちゃんが来てたら、諦めろ。 アーチャーが囮になって、ユノを逃がすんだな。
GM : ユノ「……なに?」
アーチャ: GM、カードは?
GM : 姉は白姫女学院。
アーチャ: ふむ、そうなると残るは。
頼子 : アナスタシアとアサシンだな。びっくりだな。ここで戦う羽目になるとは。
アーチャ: ランサーが居れば間違いなかったのだが、アサシン陣営がそこまで派手なことをするか?
GM : どやどやと、待合室にSSが入ってきます。
頼子 : SS? ええー?(笑)
GM : まあ、つまり、武装した兵士だ。そして学長。
頼子 : なんで学長? ユノの処理か? マスターの排除か。 そういえばアーチャーはチャットでユノのことは言えなかったんだな。
GM : 学長「やあ――――敵襲だ」
頼子 : 敵襲でよかった。誰が敵だ。誰が。
GM : 学長「ライダーと■■■■が攻めてきた」
頼子 : ん? んん? らい、だー?
アーチャ: ふむ。
頼子 : アーチャー、死ね。だなこれ。
GM : ここで幕間!
6日目 夜 住宅街/公園
うー、冒険冒険。 今マスターを助けるために夜の街を歩いているボクは 聖杯戦争に参加している一般的なサーヴァント。 強いて違うところをあげるとするなら、最高に可愛いってことかな。 クラスはドラムコー。 そんなわけで、学園の通り道にある公園にやってきたのだ。 ふと見ると ベンチに一人のサーヴァントが座っていた。 うほっ、いいライダー…… そう思ってると、突然その女はボクの見ている目の前で 跨っているバイクに獰猛な唸り声をあげさせ 目の前の学園を親指で示したのだ……! 「奇遇だな。一緒に行くか?」 アーッ!
6日目 夜 住宅街/命泉学園
ずっどごおおおおん! 天空から彗星のように突撃してきた戦車が、結界を突き破り、派手に後者を半壊させた。 へっぽこドラムコーの扱う『聖者の月輪』はれっきとした対軍宝具であり ついでにそれを牽くヘタレヒポグリフはれっきとした幻獣である。 つまり使い手が違えばここまで威力が出るという事案の見本のようなものだった。 ヒポグリフも尻に火がついたような勢いで突っ込んだことだし。 そしてもちろん、バレバレという次元ではなく命泉学園の主は事態を把握した。 念話が飛び交う。 『陛下』 『ええい朕は今手術中だ、手が離せんぞ』 『ライダーが攻めてきました。ドラムコーも同伴しています』 『なんだと?』 『陛下、『アレ』を出すべきかと思いますが』 『いやダメだ、まだ警戒されるわけにはいかん』 『では通常戦力だけですか』 『アーチャーを迎撃に出せ、そのために詰めているのだろう。それから作戦を開始するのだ!』 『プランBですか』 『それからセイバーとアサシンを今すぐ収集するのだ!』 『了解しました』 セイバー陣営にメールが送られました。 =>返信 セイバー『申し訳ありませんが現在、白姫女学院攻略作戦中なので動けません』 アサシン陣営にメールが送られました。 =>返信 アサシン『セイバー組が襲ってきていてそれどころじゃねえよ!』
頼子 : せいばーーーーーー!(笑)
アーチャ: お前ら、本当に自由だな(笑)
頼子 : ドラムコーお前、お前、本当に伝説的に、馬鹿だな!!!
GM : ドラムコーがバカだって……何を今更言ってるんだ?(笑)
アーチャ: というか、キャスターが可哀想でならない(笑)
頼子 : キャスターは本当に普通に、優しいサーヴァントだよ(笑) なんて言うか、第一次に参加してても可怪しくないほど優しい(笑)
アーチャ: ドラムコー、カズフサから戻れと連絡は無かったのか、カズフサには護衛に戻すよう伝えたのだが(笑)
GM : 連絡があってもそれを聞くかどうかはドラムコーの自由だろ?
アーチャ: まぁ、ドラムコーだものな。
GM : 学長「ライダーとドラムコーが攻めてきたのだよ」
頼子 : アーチャー、とりあえず、ドラムコーにツッコミ入れに行け。ツッコミ。 なんでマリを襲撃してるんだって言いに行け。
GM : ユノ「……ライダーが」 学長「アーチャー。至急迎撃に向かってくれないかね」
アーチャ: 「……非常に頭痛のする展開だ。わかった、マスターが動けん以上、私が迎撃に出よう」
頼子 : 『アーチャー、ユノも連れて行け』
アーチャ: 「ユノはどうする。ライダーの事を思えば君も来るべきだと思うが」
GM : ユノ「うん。ユノもライダーを止めるよ。手術の邪魔はさせない」
頼子 : 『如何なる妨害があろうとユノも連れて行け』
GM : 学長「いや、悪いがアーチャー。ゴットフリート少尉には別件がある」 学長が手をあげると、兵士たちがじゃきじゃきっ!とアサルトライフルを構えます。
アーチャ: 「私一人でライダーを含む二騎のサーヴァントを抑えろと? 少々無理があるぞ、それは」
GM : 学長「ゴットフリート少尉。君を反逆罪で処刑する」 ユノ「……反逆?」 学長「敗北主義者といいたいところだが、やはり君自身のサーヴァントが ここに攻め込んできているのならこちらだろう。ここは私に任せて行きたまえ、アーチャー」
アーチャ: ふむふむ、予定通りということか、他のサーヴァントが手が離せないこと以外。 配置 学長/兵士:アーチャー+ユノ GM : ユノ「抗弁は可能ですか? 大佐」
アーチャ: 「なるほど、ここでライダーのマスターであるユノを処刑し、マスターを失ったライダーを叩く、というわけか」
GM : 学長「そういうことだ。これ以上の会話は必要かね? 少尉、アーチャー」 場が緊迫します。破壊音も徐々に近づいてきている。
頼子 : アーチャーにユノを任せなきゃならないってのは、業腹だが、仕方のない事だな。
アーチャ: 「ふむ。道理だな。では私もこれ以上の会話は無駄と考え、一言で答えるとしよう――だが、断る」
GM : 学長「状況はわかっているのかね? アーチャー」
アーチャ: 「分かっているとも。対ライダー同盟で話した通りの筋書きだな……で、他のサーヴァントはどうした?」
GM : 学長「君がいるではないか。多少順番は前後するが、それだけだ」
アーチャ: 「話にならんな。この作戦の肝はマスターを失ったライダーに対して攻撃を集中させることにある。 単体で適わないことがわかっているのに戦力の逐次投入など、各個撃破のいい的だ」
GM : 学長「ああ、それともつまり――――それは宣戦布告と受け取った方が良かったかね」
アーチャ: 「そう受け取るならば、そういうことになるな」
GM : 学長「よろしい。ならば戦争だ」
アーチャ: 「ライダーを叩く、ユノも助ける、両方しなければいけないのがサーヴァントのつらいところだ。 ――貪り喰らえ、《破滅を咆ぶ魔獣(アン・ベート・ドゥ・ジェヴォーダン)》!!」
GM : 腕をあげると銃口がアーチャーにも向けられます。
アーチャ: それと同時に、マントから無数の獣が出現して二人に向けられた銃口を遮る。
GM : わさわさ。せまいんだよ(笑)
アーチャ: どうせライダーがもうすぐ来るだろう、広くなるさ(笑)
GM : 学長「大変結構! ならばこちらも獣として相手を仕ろう。総員戦闘態勢!」
頼子 : ライダーにもろともなぎ払ってもらおうと? それは超困るぞ。 設備事薙ぎ払われては困る。あと学長殺さないようにな。キャスター消えるから。
頼子 : そういえば、キャスターの作った宝具はキャスターがいなくなっても残るのか?
GM : 残る。
頼子 : じゃぁ〜、深夜に学長を殺せば万々歳じゃないか。マーキャスターを消す理由は1つもないんだが。
GM : 学長「待たせたな、カングルフラッペ。戦争開始だ!」 カングルフラッペ「UOOOOOON!!」 兵士たちが吼え、ライカンスロープとしての本性を露わにします。
アーチャ: 「兵士も問題だが、ライダーが向かってきている。手術室を守るために、場所を移す! ユノ、しばらく共闘だ!」
GM : ユノ「10秒だけ時間を稼いで、アーチャー!」 まあ戦闘開始だな。
頼子 : 10秒? ユノは何を考えてるんだ?
アーチャ: 絢爛舞踏か。
頼子 : 分からん。全然分からん。
GM : IVはユノ16、大佐7、カングルフラッペ14
アーチャ: 私は16、獣は8だ。
GM : 配置 学長/兵士:獣/アーチャー+ユノ アーチャー、ユノ、カングルフラッペ、獣、学長の順番だな。
VS アーネンエルベ
GM : 冒頭宣言!
アーチャ: 前衛の獣でどこまで守れるか、獣ABは防御専念、私は攻撃専念だ。
頼子 : 私は手術中だから、邪魔が入らないようにな。
アーチャ: 今一番の邪魔はライダーとドラムコーだ(笑)
頼子 : デブの学長とお前の念話もなんだけどな?(笑)
GM : デブの学長はどこからか旗を取り出します。 大佐「――――三皇五帝を奉る。 戦争を、一心不乱の大戦争を!」
アーチャ: おい、三皇とか、神霊じゃないのか(笑)
GM : 宝具発動。 『帝軍五槍六府(ていぐんごそうろっぷ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0〜99 最大捕捉:1000人 蚩尤の所有する、天地を支配する黄帝に対する反乱軍の軍旗。 真名開放と同時に周囲の人間全てに戈・矛・戟・酋矛・夷矛の五種の武器とスキル蛮勇:Bを与え、軍勢と化す。 GM : というものらしい。 ぶっちゃけデータを作ってくるのを忘れたが、対軍強化結界だ。
アーチャ: なんて面倒な。
GM : というわけで戦闘開始! ユノは行動を遅らせる。アーチャーです。
アーチャ: 私は少佐、じゃなかった学長を狙う。
GM : 大佐だしな(笑)
アーチャ: 誰か庇うだろうし、気絶攻撃だ、死にはしない。とりあえず、瞬間強化!
GM : どうぞ。
アーチャ: 48an5 攻撃専念分を足して、48だ。 (ころころ……) [6,5,2,6,5,2,6,6,4,2,3,6,4,5,3,5,4,1,6,5,2,2,5,5,2,5,3,5,1,1,1,2,6,3,4,4,5,6,2,1,4,1,3,4,2,4,2,6] = 39
頼子 : 不安だなぁ。アーチャー、ぶっちゃけユノより弱いから。
アーチャ: 失敬だな、君は(笑)
GM : ひどいことをいうな(笑)
頼子 : トループ相手だとさらに不安だわ(笑)
GM : 25an5+6an4 大佐に防御能力はない。カングルフラッペがカバーリング! (ころころ……) [3,1,4,3,1,4,4,5,5,6,3,5,2,4,3,3,5,3,1,4,4,5,2,2,5]+[4,1,1,4,4,2] = 30 陣地含めて出目がいい。9あたり。
アーチャ: 攻撃力11だから20だ。
GM : あ、戦略補正忘れていた。まあいいや。11点貫通。
頼子 : ああ、こいつが2人めのトループ指揮型マスターか。 ってことは、このトループ、アーチャーより強いな。
アーチャ: なんだとぅ(笑)
頼子 : 真面目な話、優秀な指揮官に指揮されたトループは、サーヴァントを軽々超えるぞ。気をつけるんだ。
GM : 数人が吹き飛ばされるが意気高揚! カングルフラッペの反撃! 「URRRRRR!!」 爪と牙、銃剣と小銃で立体的に襲いかかる! まあ、ヘルシング的な。 25an5+6an4+5an5 対軍全体攻撃 (ころころ……) [2,1,5,1,1,3,6,3,2,4,6,5,1,3,6,6,4,6,3,6,3,1,3,4,4]+[5,5,3,5,1,3]+[2,6,3,4,4] = 26 出目悪!(笑)
アーチャ: 行け、我が従僕! 獣Aによるカバーリング! 対軍か、ユノが回避できないようなら獣Bがカバーする。
GM : じゃあ頼もう。防御判定どうぞ。
アーチャ: 35an5 耐久+野生+勇者+カバーディフェンス+防御専念 (ころころ……) [3,4,5,4,3,4,1,4,1,6,2,2,5,4,1,2,1,4,5,3,6,6,6,2,2,5,6,5,1,3,6,3,1,2,6] = 28 あ、Bも振るのか。 35an5 耐久+野生+勇者+カバーディフェンス+防御専念 (ころころ……) [6,6,2,4,4,1,6,3,1,5,5,1,6,5,6,6,2,6,3,6,5,5,1,6,6,6,2,6,3,4,3,2,5,3,1] = 23
GM : 普通にかわ…せない(笑)
アーチャ: げ、ダメージを負っているBが食らった。差分3だ。
GM : 攻撃力は18になってるから21だ。
アーチャ: ランクA以下の攻撃は絶対防御だが、どうだ?
GM : 悪いが大佐は君の正体はわかっているんでな(笑)
アーチャ: ち、防御力は15だから、6点くらった。
GM : ユノに宝具を二つも開帳したのがまずかったな。
アーチャ: 仕方ないといえば仕方ないな。 浅く傷つけられ、何物をも寄せ付けない筈の毛皮から穢れた血が噴き出す。
GM : 大佐「獣(ベート)――――だが悪いが、かの地は我々は征服済みだよ」
アーチャ: 「パリを爆破しようとしたんだったか? 止めてくれて感謝しているよ」 さて、そうすると次は獣の攻撃か。
GM : 大佐「我々もまた、化物を構築し、化物を兵装し、化物を教導し、 化物を編成し、化物を兵站し、化物を運用し、化物を指揮する。 さあ、化物を使う者同士、存分に打ち倒し、打ち倒されようじゃあないか」
アーチャ: 「なるほど、国を上げて行っている分、意気軒昂だ」
GM : ところで本人の分も防御した?
アーチャ: ああ、合わせて四回振るのか。
GM : しかもカバーディフェンスが意味ない。
アーチャ: 他のキャラをカバー中はA←→Bカバーは不可能か。
GM : 同時に二体にカバーは無理です。ああ、あと対軍攻撃だから、貫通1.5倍な!
アーチャ: 30an5 獣A (ころころ……) [2,5,5,3,5,2,6,6,2,6,4,4,1,5,2,1,6,6,1,1,5,5,6,1,2,3,1,5,2,2] = 24 30an5 獣B (ころころ……) [3,3,4,6,3,5,6,4,6,4,5,6,1,2,4,3,1,5,2,6,4,2,6,1,1,2,3,4,3,5] = 24
GM : 大差なかった。1.5倍だ〜、攻撃力18、20−15=5:1.5=8、ファイナルアンサー。 獣同士が血飛沫をあげながら壮絶に食い合う!
頼子 : 強いだろう。指揮されたトループは。
アーチャ: Aが8点、Bがさっきのと合わせて17点くらった。
頼子 : 大丈夫か。B。
GM : どうせ獣が攻撃しても仕方ないからパスする?
頼子 : 獣が攻撃か。試しに攻撃してみる? 相手って、防御専念とかしてないよね。 カウンターする可能性もなくはない。確かめるために獣を囮にする?
アーチャ: こっちが防御専念してるからダイス数がカスだぞ(笑)
頼子 : 駄目だな(笑)
GM : そういうことだ(笑) では次大佐だが。大佐も戦闘能力はカスなんだよな(笑)
アーチャ: 学長に向かって2回攻撃しまくるとか、そういう嫌がらせしか出来ん(笑)
頼子 : じゃあそれをしろよ。カバーリングしてカウンターってできたっけ?
GM : 理論上は可能。
頼子 : 理論上ってなんだ(笑) まぁ、出来るんなら止めておいたほうがいいか。
アーチャ: 万が一を考えるとこれ以上のダメージは負えない。というわけで、獣は待機だ。 絶対防御、一度も使うことなく獣終了のお知らせ。
頼子 : 絶対防御持ってる奴らって大抵一度も使えないよな。第一次のセイバーは幸せ者だった。
GM : 学長「さて、ゴットフリート少尉。 存分に殺し合おうではないか。君のスペックは我々が一番よく知っている。 命を燃やし尽くし、その最後の炎で全てを焼き尽くそうではないか」 ユノはずらりと、莫耶を取り出します。 ユノ「――――わかってるよ、大佐。 みんな死にたいだけなんでしょう? 何十年も死ねる場所を求めてきたんだよね」
頼子 : 状況的にいつキャスターが消えてもいいように、私は引き継ぎできるよう心構えしておこう。
GM : ユノ「ただ戦争をしたかったんだよね。 でも、ユノはそんなの知らない、興味もない。 戦場の最後なんてものには、ゴミ以下の価値しかない。 これが――――ユノの『勝利条件』だよ」 そうしてユノは莫耶を捧げるように、自分に刃を向けて両手で持ち 一息に――――自分の胸を貫いた! ずどっ!
頼子 : ユノ!?
アーチャ: ちぃ、カバーリングは間に合わんか。
GM : 学長「ユーノ!? まさか……」
頼子 : 糞、何故私はそこに、いや、意味が無いな。
GM : がふっ、とユノが血を吐く。 刃をひねると、令呪の輝きが胸から漏れる。 心臓の裏側に移植してあった令呪が。 ユノ「――――令呪を以って命ずるよ。 マリちゃんを、救え、キャスタああああ!」 外部に露出した令呪が起動します。
アーチャ: キャスターの令呪か。
GM : そのままユノは、自らの血の中に倒れ伏します。 一方手術室。 キャスター「ぐっう! おのれユーノめ……」
頼子 : 「キャスター?」
GM : キャスターはよどみなく施術を続けていきます。 キャスター「なんでもない」
頼子 : 頼子は外の状況を全く把握してない。というのは、外の状況を知ると集中できないことが分かっているからだ。
GM : アーチャーはどうする? 頼子に連絡する?
アーチャ: 伝えるわけにもいかんな、今マスターに知られれば手術に影響が出る。
頼子 : アーチャーから念話がない限り、私はアーチャーと視覚共有したり念話したりしない。命令はもうしたからな。
GM : まあぶっちゃけ、離席しても、いいんだけどな。 キャスターは令呪命令によって全力を尽くさざるを得ないから。 ま、出てこないなら手術室の外を続けよう。
アーチャ: 今私がやるべきことはユノの治癒だ、胸を突いて心臓を露出、だから死んだと誰が決めた。
GM : まあな。戦闘はなんとなく終了です。
頼子 : なんとなく終了か。まあ、ユノが死亡確認状態だからな。
アーチャ: 戦争しようぜ!→ノーセンキュー、だからな。
GM : 莫耶は正確に心臓を貫いています。
アーチャ: 「それで治癒できないと誰が決めた!」
GM : ユノは既に意識を失っています。
アーチャ: GM、回復魔術だ。 獣どもは学長たちを牽制、といってもやる気はもうないようだがな。
GM : 回復魔術! ある程度の延命は可能ですが、心臓の代替品がないとどうにもなりそうにありません。 とにかくアーチャーは魔術で延命を図るわけですね。 学長「無駄だよ、アーチャー。死なせてやりたまえ。 心臓の代わりがなければどうにもなるまい」
アーチャ: 「無駄かもしれん。死ぬことがユノの望みに叶うことも分かっている。 だからといって、これが救済であると認めるわけにはいかん。 何故なら、この結果に確実に泣くものが二人はいるのだからな!」
GM : 魔術で延命を試みるアーチャー。
アーチャ: もし、心臓の代わりなく傷を再生させるとしたら、達成値は幾らくらい必要だ?
GM : ぶっちゃけイベント的なものなので、何かで代用する必要があります。
アーチャ: 私の十字架は、一応曲がりなりにも宝具で信仰の証だが。
GM : では手術室に場面転換しようか。
頼子 : おお。
GM : 手術は順調に進み、封印解除、聖杯摘出、そして霊珠の埋め込みが進んでいきます。
頼子 : あんまりにも素直にキャスターが施術を進めるので内心驚いていたりする。
GM : キャスター「ここまでくれば後は傷を閉じるだけだな」
頼子 : 「了解」
GM : キャスター「ふん……小細工など元々ないというのに、なぜあんなことをしたのだ」
頼子 : 「あんな? いや、いい。後でいい」
GM : キャスター「外に出てみろ」
頼子 : 施術はもう終わったの? 傷を閉じるのは?
GM : ほぼ終わってる。見る間に傷が閉じていきます。
頼子 : そうか。キャスターから目を離したくないから、アーチャーに念話する。
GM : あとは仮死状態を解除すれば完了。
頼子 : 仮死状態の解除はまだ先か。集中が途切れるとか在るならやめるけど。念視でいいわけだしな。
GM : いやそれもすぐだから大丈夫。
頼子 : そうか。 『アーチャー、状況は?』
アーチャ: 視界をジャックすると、心臓から血を流す明らかに瀕死のユノと、 その傷口に手を当て回復魔術を流し込む私の図が見えるわけだが。
GM : ジャックするのか?(笑)
アーチャ: サイレン的に。
頼子 : じゃあ、ジャックしておこうか。話しかけるのはキャンセル。
GM : しない方がいいんじゃないか?(笑)
頼子 : しないほうがいいのか。ああ、そうだな。話しかけようか。
GM : ああ。しなければなかったことになるかもしれない。それを現実捏造という。
アーチャ: シュレディンガーの猫か(笑)
頼子 : どういうことだ、現実捏造ってできるのかそれ(笑)
GM : できるわけねえだろ(笑)
アーチャ: 出来てたまるか(笑)
GM : 現実は常に非情だ! ユノは死ぬ。
頼子 : そんな事を許可する訳にはいかないのも分かってるだろ。
GM : そして頼子はこめかみをえぐり過ぎて死ぬ。
頼子 : とりあえず状況は分かった。えぐり過ぎて死ぬレベルまで抉るかもしれんが。
GM : 最高にハイ状態(笑)
アーチャ: さて、ここでマスターにクエスションだ。
頼子 : クエスチョン?
アーチャ: 心臓の代わりになるアイテムとは何でしょう? A.聖杯 B.霊珠
頼子 : BがいいよBが!
アーチャ: 残念、Bは既に売り切れだ。
GM : C.頼子の心臓
頼子 : 私のか! ばっかじゃねえのか!(笑)
GM : ああ、心臓ならここにあるじゃないか――――道場行き。
頼子 : あ。あー。そうか。私のを入れて私が代わりに聖杯を入れればいいのか。
GM : すごい発想だ(笑)
アーチャ: 自分の心臓を他人に移植とか、マスターってばどMが過ぎるぞ(笑)
頼子 : 聖杯があるんだから自分の心臓ぐらいいらんだろう!
GM : まあ本当のCはライダーの命を一個埋め込むか、アーチャーの宝具を埋め込んで代わりにすることだな。
頼子 : ライダーの命? うわぁー。うわぁー。アーチャーのほうがまだマシだ。
アーチャ: 私の宝具を植え込むのはさっき言った、反応は無かったが(笑)
頼子 : アーチャーの宝具?
アーチャ: 私が魔術を使う際の触媒としている十字架だ、ランクB宝具。
GM : 可能だ……令呪を一個もらう上に、アーチャーの十字架は手を離れるが。
頼子 : なるほど。つまり、アーチャー大弱体化。令呪は1個在る。 なんだ。全然問題ないじゃないか。
GM : アーチャーが消えたら死ぬけどな。
頼子 : そういえば、原作の士郎に埋め込まれてた奴は?
GM : あれは現物です(笑)>アヴァロン
頼子 : 現物なのかあれ(笑)
アーチャ: 本物のアヴァロンだからな、そりゃ心臓の代わりくらいするわ(笑) この戦争中に心臓の代わりとなる礼装を作る……ここでカズフサが生きてくるな(笑)
頼子 : まさか和布が、和布がここまで重要なポジションに来るのか。 分かった。出来る限りのことはしよう。アーチャーが殺せなくなるとは思わなかった。
アーチャ: もしもの場合は殺す気だったことに驚きだ(笑)
GM : もう一つあるよ。
頼子 : もう1つ?
GM : 聖杯を埋め込む手が。
頼子 : 意味ねえー!(笑)
アーチャ: 選択肢Aじゃないか(笑)
GM : もちろん心臓として機能する(笑)
アーチャ: そりゃそうだ(笑)
GM : さっきまで機能してたしな(笑)
頼子 : 今ようやく取り出したばかりだというのにっていうかキャスターがほしがってるから結局ユノ殺されるだろうが! それなら私の心臓ユノに渡して私が聖杯を心臓代わりに使うわ。
GM : 大手術じゃねえか(笑)
頼子 : どちらにしても大手術だろう。
アーチャ: そもそも、それこそキャスターが邪魔するわ。
GM : まあ聖杯を寄越せって行ったら約束違反もいいところだからな(笑)
アーチャ: 契約不履行はいかんぞ、マスター。
頼子 : キャスターが邪魔しないのは、アーチャーの宝具を使うのだけってことだな。 だから、それをする。外へ出よう。アーチャーの元へ行く。マリから目を話すのは嫌だが。