第二次月詠聖杯戦争5日目 深夜パート

  頼子  : 使える戦力は、何だ? 私だけだ。足手まといは、2人。マリと和布だ。不利すぎるだろう。
  GM  : ドラムコーもいるよ。HP4の。足手まといは3人だ。
  頼子  : ドラムコーは守る気がないからいいんだ。
  GM  : あとHP7のアーチャーも足手まといか?(笑)
  頼子  : 私だって同じようなもんだよ、結局戦える人員は1人たりともいない。         でも戦わないといけないっつーんなら、まあ、戦うだろうよ。
  GM  : いやアーチャー回復しろって令呪で命令すれば回復するよ。一応言っておく。
  頼子  : まぁな。でもバーサーカー、いるからな。今。         アーチャー、バーサーカーに手も足も出ねえ。
  アーチャ: 最大火力で相殺しても10点しか与えていない。         相手が相殺できない状況で一方的に一撃加えられれば倒せる、とは思う。
  GM  : 前も話してたけどアーチャーは狙撃に向いてるよ。         トループでマスターを守れるから別行動がとりやすい。
  アーチャ: そういうコンセプトのキャラだからな>トループでマスター守る
  GM  : 気配遮断できないのだけが難点だけどな。
  頼子  : 気配遮断はEだもんな(笑)
  アーチャ: ただ、このマスターは高防御力+カウンターの持ち主なので、         下手に獣で守るよりは単独行動させておいた方が強そうという。
  GM  : 意味がなかった。
  アーチャ: マスターの方が防御能力が高いとか、誰が思うだろう。
  頼子  : やめろ。バーサーカーと単独で当たって勝てるとは私も思わない(笑)
  アーチャ: だが、マスターはバーサーカーとも単独戦闘をこなしているのだよな、既に(笑)
 どうして、あの時、妹を差し出したのか。幾度も後悔したことがある。  あの御方に引き取られてから数年間、俺は徹底した訓練と教育を受けた。  格闘術の訓練。  銃器を扱う訓練。  爆発物を扱う訓練。  戦闘的な魔術訓練。  電子機器を扱う訓練。  潜入の訓練。  そして教育。  俺の受けた教育と倫理は、周囲が誤解するのとは逆に、極めてまっとうなものだった。  あの御方に直接教わったわけではない。孤児院の神父から受けたものだ。  神への祈り。弱者への慈悲。隣人ヘの愛。  寒空の下で、守ってくれる存在もなく、生きていた俺にとって  孤児院の子供たちは自分の後輩のようなものだった。  訓練は過酷で、過酷すぎるほどだったが  俺は生まれて初めて、まっとうな生活というものを送れていたのだろう。  そして、俺が人並みの良識を身につけた時から、あの御方のために働くことが始まった。  ありていにいえば地獄が。  例えば。  男の家族を人質にとって、招待状代わりに決死の行為にチャレンジさせ  その家族には、男は家族を裏切ったと言い聞かせ、絶望させて殺す。  例えば  弱みを握った住人を同じ建物に押し込んで、思いつく限りの方法で殺し合わせ  最後には建物ごと爆破する。  例えば  失敗するとわかっている実験を進め  主導する科学者に、モルモットとして自分の娘を差し出させる。  例えば。  自分を探る人間の、妻と子供を浚い  バラバラにしたうえでガラスの箱に詰めて送り返す。  例えば。  さあ笑って、アンドリュー。  今が最高に幸せだと思って最高の笑顔を見せてくれ。  ――――全て  俺があの方の部下として、補佐し、実行したことだ。  男の家族を撃ち殺した。  弱みを握り爆薬を仕掛けた。  発狂した娘を科学者の前で始末した。  妻と子供を箱にした。  絶望以外で死に至らないようにできる限りの延命を施した。  俺は、それらの行為が耐えようもない邪悪だとわかっていた。  何度も吐き、何度もためらい、何度も泣いた。  あの御方は、そんな俺を見たくて、俺に人並の倫理を身につかせたに違いなかった。  どうしてあのとき、妹を差し出したのか、幾度も後悔した。  自分が罪を重ねていくことが、とてつもない恐怖だった。  それでも  それでも、あの御方を裏切ることはできない。  できるはずがない。  ――――正直、罰なんてどうでもいいんだ。  ――――ただ単純に……君がそれで死ぬのを見たいんだよ。  以前。失態を犯した部下が、あの御方手製の拷問具で、自ら腹を切って自殺させられた。  もしも俺があの御方を裏切ったら、妹は、マリは、どうなる。  俺がこれまで実行してきた以上のことが、マリに向けられるに違いない。  そうして  あの御方は、それを密かに期待しているに、違いなかった。  だから俺は  考えるのをやめた。  俺はただの機械でいい。  あの御方の命令を実行する機械でいい。  そうすることでしか、妹を守れないのなら、そうなろう。  血も涙もいりはしない。  俺は考えるのをやめた。  それが逃げであったとしても  弱い俺には、そうすることしかできなかった。  いつしか俺は  妹を守ることすら忘れ果てた、あの御方の機械になるだろう。  弱い俺を憎んでくれ。  そして、どうか、今まで俺が殺した全ての人間に、救いがあるように祈ってくれ。  俺にはもう、お前の兄と名乗る資格もない。
  GM  : じゃあそろそろ始めようか。         御門家跡地か、御門家から朝倉家に引き上げてる途中で合流か、どっちがいいですか?
  頼子  : どっちでもいいけど、セイバーとアサシンはもういなくなってるんだよな。
  GM  : まあな。
  アーチャ: 流石に爆破が発生してしまえば目立つだろうから、撤退するわな。
  頼子  : 撤退だ撤退。撤収。

5日目 深夜 丘/路上


  GM  : じゃあ君たちも引き上げてる途中で合流としようか。
  アーチャ: 引き上げる途中で合流だな、了解だ。
  GM  : みんなボロボロのところにボロボロのアーチャーが合流です。
  頼子  : こちらもHP残り4だから、相当ぼろぼろだろう。
  アーチャ: 見た目的にはダメージは無いぞ、ただ存在感がめっさ薄いくらい。
  頼子  : とりあえず、ユノに連絡を取ろう。携帯で。
  GM  : 先にアーチャーと話せ!
  頼子  : 分かったよ(笑)         「アーチャーか」
  アーチャ: 「……ああ、今戻った。マスター」
  頼子  : 「無事でよかった」         こめかみをぐちぐち抉りながら。
  アーチャ: 「さて、報告が幾つかある。まず、前提として」
  頼子  : 「手短にな」         感情を抑え気味に答える。マリの肩を抱いておく。
  GM  : マリ「…………」         和布「くそっ、御門家がこんなことになるなんて……」         和布だけ元気。
  アーチャ: 「バーサーカーも化け物だな。理解していたつもりだが、魂食いのお陰で手札が大分違う。          こっちはギリギリなのにあちらはまだ余裕といった風情だったぞ」
  頼子  : 「クラスの違いもある。魔力があるならアーチャーが正面対決してなんとかなる相手じゃないだろう」
  アーチャ: 「ああ、もし戦うならば狙撃か、絡め手を使うことになるだろうな。          それから、もう一つ――バーサーカーのマスターに、私の真名が割れた。          彼女の魔眼、共感の魔眼によって私について知られてしまった様子だ」
  頼子  : 「共感の魔眼?」
  アーチャ: 「詳しく語ると長いが、精神を同一化させ、相手を操る魔眼。          ただし、その際に自分の精神も同一化するため、極めて危険な能力といえよう」
  頼子  : 「同一化……」
  アーチャ: 「実際、私の精神と同一化したお陰で、この魔眼の能力も私に流れてきたわけだしな」
  頼子  : こめかみをぐちりと深く抉る。
  GM  : 和布「よくわからないけど、とりあえず落ち着けるところに行こう。寒くて死ぬ!」
  頼子  : 「うちでいいな」
  GM  : 和布「まあそこしかないよな」
  頼子  : と言いつつ、携帯を開いてユノに電話する。
  アーチャ: では、私は霊体化しつつ周囲を警戒しよう。         『あと、マスター。セイバー陣営にもメールで連絡を取った方がいい。会う予定だったのだろう?』
  頼子  : 『分かった。後でな』         電話すると行動潰れるの?
  GM  : いやしない。         PR         ユノ『もしもし』
  頼子  : 「ユノ? ごめん。ランサー撃破した」
  GM  : ユノ『え? どういうこと? なにがあったの?』
  頼子  : 「戻ったら、キャスター組以外の全勢力がうちに集結してて。          和布を救助して逃げる予定だったけど、途中でランサーに見つかって、戦闘して、倒した。          そして、ランサーのマスターは、御門家ごと自爆」         これは、マリに聞こえないように言う。だいたいあってる?
  GM  : ユノ『そう』
  頼子  : 「連絡できなくて悪かった」
  GM  : ユノ『どうして連絡してくれなかったの?』
  アーチャ: 初めは逃げるだけの予定だったからな(笑)
  頼子  : 「そもそもランサーと戦う気なかったから」
  GM  : ユノ『わかった。そういうことなら、すぐ行くね。トバルカインが現れるかもしれない』
  アーチャ: そうか、マリを煽りにくるついでに報償を渡しにくるかもしれんな。
  GM  : ユノ『今どこにいるの?』
  頼子  : 「家に移動中、だけど、どうするかな……」         ユノをトバルカインに会わせると、いきなり戦闘しかねない。         だからユノが来るなら、トバルカインは今夜ぶち殺すことになる。
  GM  : というわけで電話を切るとトバルカインが現れます。
  頼子  : って、電話切ったら登場かよ!(笑)
  アーチャ: 無茶を言うな、HP一ケタなうえにMP0だぞ(笑)
  GM  : ユノ『朝倉家だね。わかった』
  頼子  : 「ああ」         どうするか。そうだな。ユノが来たら、令呪切ってでも戦うか。まあ、来る前に来るんだけどさ(笑)
  GM  : 電話を切ると、不意に空気が重くなります。
  頼子  : 「このタイミングだろうなぁ」
  GM  : 覚えのある重圧。         和布「ひ、ひいっ……!?」
  頼子  : マリの肩を抱いてる。         かつかつかつ。   GM  : ドラムコー「この気配……!」
  アーチャ: 私も霊体化を解いて出現しよう。
  GM  : まじん トバルカイン が一体、現れた。
  アーチャ: 「嫌なタイミングで現われてくれるものだ」
  頼子  : 「このタイミング以外で現れるわけ無いだろう?」          ぱち、ぱち、ぱち。   GM  : 拍手。         トバルカイン「――――おめでとう。                見事にランサーのマスターを殺害してくれたね、朝倉頼子。                君のおかげで、聖杯戦争は支障なく続行できるよ」
  頼子  : 「……」
  GM  : マリ「……っ! ゾディア、おじさん……」         トバルカイン「そして唯野マリ。残念なことを知らせないといけないね。                君の兄、クロードは、死んだ。朝倉頼子に殺されたよ」         マリ「……う、あ。            ち、ちが、う……兄貴は、頼子が殺したわけじゃ……ない」
  頼子  : マリを力強く抱く。
  アーチャ: ……そういえば、私の状況は説明したがマスター側の説明は聞いていなかったな、反論できん(笑)
  GM  : トバルカイン「――――ふむ。                報償の件もあるし、私も事態を確認しないといけないね」
  頼子  : 「ご用件は?」
  GM  : トバルカイン「もちろん、討伐令の報償の授与だよ。令呪一画。                確認しよう――――朝倉頼子。ランサーのマスターを殺害したのは、君かな?」
  頼子  : うォォ、面倒臭いな。
  アーチャ: 戦闘の結果死亡した、というのなら正しいのがな。死に追いやった、が正解か。
  GM  : まあ頼子の返答次第です。基本的にはイエスオアノー。
  頼子  : こいつの令呪は怖いな。         「違う」         こめかみをぐちぐちと抉る。マリを抱いてない方の手で。
  GM  : マリ「………」         トバルカイン「では、ランサーのマスターは、自殺した、と?」
  アーチャ: というか、アレだな。         このおっさん、このタイミングで現われたってことは、全部知ってる筈なのだよな。
  GM  : 邪推は良くない。
  アーチャ: 邪推?(笑)
  頼子  : 「ランサーのマスターは、私等もろとも爆殺しようとして、自爆した」
  GM  : トバルカイン「そうか。                それはまあ――――なんともつまらない」
  頼子  : 「……」
  GM  : トバルカイン「唯野マリ。君の兄は、とてもつまらない人間だったよ。                彼はとても弱い人間だった。彼には救いが必要だった」         マリ「あ……兄貴のっ! 兄貴のことをバカにするなっ!」
  頼子  : マリを抱く力を強くする。
  GM  : トバルカイン「バカにはしていない。ただ。                君の信じる正義では、ああいうときは兄を助けるものではないのかな?                どうして助けてあげなかったんだい?」         マリ「そんなの……そんなのっ!」
  頼子  : 「マリ、『ゾディアおじさん』の言葉を鵜呑みにするな。私らとはずれた次元に住む生物だ」
  アーチャ: どうして救えなかったのか……いかん、違う角度から私にもダメージが(笑)
  頼子  : 私はお前のフォローまでできんからな?(笑)
  GM  : そしてトバルカインは息を吸い         一コマで言います。
  頼子  : ぐ、とマリを抱き寄せる。        「何故、君の兄は死んだ? 何故、君のクラスメイトをだれも助けてはくれない?     何故、君の親友は、君の正義に共感してくれない? 君の大切な人を助けてくれない?                  君の親友は狂っているのか? いや、そんなはずはない。         だれだって身近な人間を助けるのは自然なことだ。狂っているのなら、そもそも君が生きているはずがない。  そう、つまり――――狂っているのは君なんだよ、唯野マリ。    君の信じる正義は、君だけの妄想でしかない。犠牲になっている『他人』をわざわざ助けに行く人間などいない。
君が、狂っているんだよ。唯野マリ」
  GM  : トバルカイン「だから、誰も助けてはくれない――――そうだろう?」         頼子はマリを助けてくれるが、マリの正義は助けてくれない。         つまり、マリの正義はおかしい。
  アーチャ: 言っている事があながち間違っていないことが性質が悪いというか、なんというか。
  頼子  : というか正しいからな。ただしいっつーか、合ってる。
  GM  : マリ「あ、あああああ、ああああ……」
  アーチャ: 言っているのがトバルカインではなく、かつマリの為の言葉だったなら共感すら示したんだがな。         これは、ただマリを傷つけるだけの言葉だ、否定こそできんが共感するわけにはいかんな。
  GM  : マリ「あ、たしが……頼子、あたしが……おかしいの? 」
  頼子  : 「マリはおかしくない」
  アーチャ: 「――おかしいかもしれんな」
  GM  : ドラムコー「アーチャー!」
  アーチャ: 「否定できるのか? 少なくとも、私には断言できん。それが出来るのは私ではない」
  GM  : マリ「だから……みんなが死んで、兄貴が死んでも……平気なの?            みんな、どこかで誰かが死んでも……自分とは関係ないって……そう思ってるの?」
  頼子  : 「思ってたら……思ってられたら……私は、私はもっと楽なんだがな。そうもいかないんだよ。          私はマリの親友で、マリの事を知っている。だから、だから、平気じゃいられないんだ。          ただ……マリより我慢強いだけだ」
  GM  : マリ「じゃあ……頼子は、あたしを助けてくれても……他の人は助けてくれないの?            あたしは、ずっと、みんな、正義を信じてるって、思って……それはあたしだけだったの?            あたしだけがおかしかったの?」         トバルカイン「そうだよ。君はおかしい。ただ、周囲があえて言わなかっただけだ。                あまりに可哀そうだったのでね」
  頼子  : 「可怪しくない。ただ単に、皆絶望してるだけだ。自分の力では無理だってな」
  GM  : マリ「…………」
  頼子  : 「マリが一番正しい……正しいからマリは今、辛い思いをしてるんだよ」
  アーチャ: ……どうしよう、どう繕ってもトバルカインっぽい台詞しか思い付かない(笑)
  GM  : おいうち!
  頼子  : 「で、マリ、重要なことなんだが。辛いからって、やめるのか?」
  GM  : マリ「……」
  頼子  : 「おかしいから、助けるのをやめるのか?」
  GM  : マリ「…………」         さて。まあトバルカインの話は一通り済んだので、襲いかかる?
  頼子  : 今から?(笑)
  GM  : 別にいいよ?(笑)
  頼子  : ちょっと待てよ、本当に勝てるのか。トバルカインに。令呪を2枚切って?
  GM  : 襲いかからないならトバルカインは帰ります。
  頼子  : 相手の令呪は3枚だ。マックスの2枚。クロードの1枚。         勿論、同盟の奴らが献上してなければだが。
  アーチャ: そもそも、全快なら勝てるかと言えば、どうなんだろうな。         サーヴァントクラスと考えると、足手まといも居る状況は不利でしかない。
  頼子  : ダメだ。マリがいる状況下で、私が勝てるなんて過信はできん。
  GM  : じゃあ、やっぱりクロードを殺した!っていって、         令呪をもらって、アーチャーを回復して、バカめしねーってやったら?(笑)
  アーチャ: そして、道場逝きだな(笑)
  頼子  : いや、その令呪、絶対罠だって! なんか使ったら精神汚染あるって!         道場行かない系のペナルティがあるって! 私には分かる!
  GM  : じゃあもう帰るよ(笑)
  頼子  : くそぅ、帰れ! 帰れよぅ! うわーん!         あ、令呪って自分を回復できるの?
  GM  : 令呪をマスターに使う場合は達成値+10の効果のみだ!
  頼子  : ダメだわー。やっぱ勝てなかったわー(笑)
  GM  : トバルカイン「――――さて。                それではこれからも、聖杯戦争を楽しんでくれたまえ」         言って、トバルカインは闇に消えていきます。         和布「……はー、よかった。目が合わなくて」         せっかく殺したい相手が目の前に来たのに、残念だったな!
  アーチャ: まぁ、遭遇戦でラスボスが倒せるわけもなし。
  頼子  : 狙ったんだろうがお前!(笑)
  GM  : いや監督役として報酬を渡しに来ただけじゃないか、すぐ(笑)
  頼子  : 糞がー(笑)         とりあえず、マリに声をかけるだけだ。私は。
  アーチャ: さて、マスターからマリに掛ける言葉は以上か?         であれば、愉悦部(トバルカイン)に代わって私からも言うことがあるんだが(笑)
  頼子  : 愉悦部がぁー! てめえ敵だろう!
  GM  : あなたも愉悦部です(笑)
  頼子  : なんでサーヴァントまで敵なんだよ!(笑)
  アーチャ: 失敬な、私は救済を望むものだぞ(笑)
  頼子  : 愉悦ってんじゃねえか!(笑)
  アーチャ: 今の状況は美味しくない、ので美味しくするのではないか。
  GM  : この聖杯戦争では、愉悦部員。トバルカイン、アーチャー、ライダー、バーサーカーだな(笑)
  頼子  : なんで主人公側にも愉悦分入るの?(笑)
  GM  : 愉悦部員はどこにでもいます。
  頼子  : まぁいい。アーチャーからの言葉の後にマリに声をかけるよ。
  アーチャ: 「――さて、唯野マリ。マスターはこう言っているが、私からも君に言うべきことがある」
  頼子  : 「お前もか。お前誰のサーヴァントだ? 私等何歳だと思ってるんだ」
  GM  : マリ「…………」         令呪使って、愉悦するな!って命じる?(笑)
  頼子  : 勿体無いしねえよ(笑)
  アーチャ: 「再度言おう。君は、おかしいかもしれんな。ああ、確かに、君の考え方は少々一般的とは言い難いだろう」
  GM  : ドラムコー「味方から追い打ちが入った!?」         マリ「やっぱり……あたしが狂ってるんだね……」
  アーチャ: 「ああ、狂っているかもしれん――だが、それがどうした?          なぁ、唯野マリ。君は、人を助けることが正義だと思ってきたのではないのか?          そして、その正義の元に、人を助けてきたのではないのか?          君が狂っている? ああ、そうかもしれん。だが、その君に助けられた人も居たのではないのか?」
  GM  : マリ「だけど、それは……正義なんかじゃなかったんだよ……あたしは兄貴を助けたかったのに……            兄貴が、あんなふうに死んだのは……あたしが間違っていたから……!」
  アーチャ: 「では、君は正義ではなかったからと、君にかつて助けられた人を否定するのか?          助けてくれてありがとうと言ってきた相手に、純粋に君に感謝する相手に、          自分は正義じゃなかったから助けなければ良かった、と突きつけるのか?」
  GM  : マリ「…………」
  アーチャ: 「違うだろう? そこにあるのは君が間違っているとか、おかしいからとか、そういうことではない。          君の思う正義は、確かにいろいろとおかしいところがある。それ自体は否定せん。というか否定できん。          だが、君の行ってきた行動自体が間違っていたと、誰が決める? 正義か? 法律か?          それとも、ゾディアおじさんを名乗るあの性格破綻者か? 断言するがアレだけは違うぞ」
  GM  : 失礼だな(笑)         マリ「あたしは……」
  アーチャ: 「思う所があるならば、これから治せ。救えなかったことを嘆いたら、救えるように努力すればいい」
  頼子  : こめかみをぐちぐちと抉ってる。何も言わないけど。
  GM  : アーチャーをぶっ殺したい感じか?
  頼子  : アーチャーはなんにも間違ったことは言ってない。それを否定出来ない自分に苛ついてるんだ。         これは、つまり、マリの力不足だって言ってるようなものだからな。         だがそれを否定することはできない。事実だからな。本当は私の力不足なんだけどな。
  アーチャ: 「君の兄を救うことは、もう出来ない。救えなかった、その力がなかったという事実も変えられない。          だが、君の兄を救いたかった、という気持ちは間違いではない。決してな」
  頼子  : マリは認めないだろう。そう言っても。         でもこのアーチャーの言ってることはな。マリ強化フラグだってことなんだよ!
  GM  : つまり全乗せか!
  頼子  : そうなるかどうかは知らん。でも全載せに近いとこまでは行くだろう。         私ができるのは、取り返しが付く範囲まででとどまらせることだけだ。それすら私に出来るかわからん。
  GM  : 和布「とりあえず難しい話はさておき、早く温かいところで寝よう!」         ところでそろそろ、登場していい?
  頼子  : 誰が?
  GM  : ユノ。
  アーチャ: ああ、タイミング的に。
  頼子  : ああ、ユノか。まずユノが出たらしー、ってやる。
  GM  : なに言ってるんだ?(笑)
  頼子  : 人差し指口に当てて、しー、しー。って。
  アーチャ: ユノのエアブレイク発言を問題視しているのだろう(笑)
  GM  : たったったった。         軽い足音がして、ユノがやってきます。         ユノ「頼子ちゃん、マリちゃん。無事?」
  頼子  : 「しー。しー。まず私に喋らせてくれ。私もマリも無事だ。ピンピンしてるとは言いづらいが」         で、アーチャーにマリを任せて、ユノの方に行く。         アーチャーに任せるって超怖いけど。
  GM  : アーチャーの愉悦はまだ続くのか?(笑)
  アーチャ: ふぅはははぁー!(笑)
  頼子  : やめろー愉悦るんじゃないー!(笑)
  GM  : とりあえずマリは一晩考えさせてくれ!(笑)
  頼子  : わ、分かった!(笑)         とりあえず、ユノに小声でしゃべる。マリに聞こえないように。
  GM  : ユノ「ランサーのマスターは死んだの?」
  アーチャ: さっそくか(笑)
  頼子  : 「ランサーのマスターのことは触れないように」         顛末を小声で話す。
  GM  : ユノ「そう。よかったね」         さらっとそれだけ。
  頼子  : 「良くないんだよ……いや、ユノ的にはそうかもしれないんだがな?」
  GM  : ユノ「でも……トバルカインが来たんだね。            もう少し早かったらトバルカインを殺せたのに、ごめんね」
  頼子  : 「ユノのせいじゃない。相手だって、これくらいのことは考えていただろう。          だからこそこのタイミングを狙ってきたんだ。責めるなら私の力不足の方だろうが、          これはどうにもならないからな。今は」
  GM  : ユノ「それで、今夜はどうする? よかったらうちの陣地に来る?」
  頼子  : 和布を見る。
  GM  : 和布「え、アーネンエルベの本拠地か? こんなボロボロの状態で? いやだ!」         常識的に拒否。
  頼子  : 「うん、お前ならそういうと思ってた」
  アーチャ: まぁ、普通に考えたら嫌だわな。
  GM  : 普通にカモ。
  頼子  : 和布をドラムコーとセットにしてほかっておくと、何が起こるか全然分からない。
  GM  : ユノ「今夜はどうする? うちの陣地に来る?」
  頼子  : 悩むわぁー。そっちの陣地行けば、すぐにでも手術開始できるもんな。         「別に陣地行ったら食われるってわけでもなかろうに」>和布
  GM  : じゃあ二手に分かれる?
  頼子  : ああ、そうか。アーチャーを和布につけておけばいいのか。まーた単独行動だよ!(笑)
  GM  : 冗談だ本気にするな(笑)
  アーチャ: なんだ、次はカズフサを啓蒙すればいいのか?(笑)
  頼子  : 和布を啓蒙してなにか変わると思うか?(笑)
  GM  : し甲斐がないな(笑)
  頼子  : 家ふっとばされても全然変わらないんだぞ和布。
  アーチャ: カズフサがワカメからコンブくらいに変わるかもしれんじゃないか(笑)
  頼子  : 変わるわけねえ(笑)
  GM  : いや流石に変わるよ(笑)
  アーチャ: そういえば御爺様について言及していないな、家族甲斐のない。
  GM  : 和布「仕方ないな……休息したいなら僕がなんとかしてやるから、朝倉家に行こう!」
  頼子  : 「お、珍しく気概ある言葉だな」         と言いつつ、私はそれを不審に思うのであった。ので警戒はする。         暗示でも書けられたんじゃないかとか。
  GM  : 和布「御爺様から回復薬をもらってたから……それを使えよ」
  頼子  : 「そんなもの貰ってたのか」
  GM  : 具体的には財産点6点で12D回復。
  頼子  : すっげえ。
  アーチャ: 偉い効果的な薬だな。
  頼子  : アーチャーに全部やろう。私はHP、寝ればそこそこ回復する。
  GM  : ユノ「えっと、このわかめの首をはねればいいの?」
  アーチャ: 撥ねてどうする(笑)
  GM  : 陣地に行く。
  頼子  : 「なんで跳ねるんだ。やめろ。やめろ」
  GM  : まあ、別に陣地に来てほしいわけじゃないが、和布が邪魔っぽいから刎ねた方がいいかなと         ユノなりに気を利かせた結果です。
  頼子  : ユノは気を利かせるとすぐ吹っ飛んだ考えに行くから困るわー!(笑)         「明日の昼、そっちに行くから。儀式しなきゃいけないし」
  GM  : ユノ「わかった」
  頼子  : マリに聞こえないように、         「ユノ、ランサーのマスターの話は、マリの前でしないように、な」
  GM  : ユノ「そうだね。もう死んだし」
  頼子  : 「そういう問題じゃないんだけどな。まぁ、そのへんの意識の違いは、またいつか話し合うとしよう」
  GM  : 「ユノは一晩見張ってるね」
  頼子  : 「無理しない程度にな。全勢力が疲弊している。いきなり襲うとは思えない」
  GM  : というわけで、朝倉家で寝るってことでいいなら、回復をしてシーンをきるぞ!
  アーチャ: まぁ、そんなものだろう。
  GM  : じゃあマジで回復処理をするか。
  頼子  : 寝るって意味?
  GM  : いや回復魔術だ!
  頼子  : ああ、そっちか……。
  GM  : しないのか?(笑)
  頼子  : するする。
  GM  : ドラムコーは……和布とマリにMPもらって回復してもらえばほぼ全快するな。         あと和布の財産点を使うなら使っておくように。
  アーチャ: うちは二人して回復魔術が使えるのが強みだな。
  頼子  : でも魔力充填使ってアーチャーにMP渡したほうが楽だな。回復量としては。
  GM  : 魔力充填は今日はもう使った!
  頼子  : あ、本当だ! 残念。1日1回だったもんな。でもあれがなきゃ今生きてないから仕方がない。
  GM  : でもさ
  頼子  : ん?
  GM  : あのときランサーを殺しかけたからクロードが死んだとも言える。         頼子がマリを庇えていたら、ランサーがクロードを庇えたから。
  アーチャ: マスターがマリを庇っていたら余剰分で死んでいたわ(笑)
  頼子  : いや、64点だろう?         MP15点消費で50ダイスの、充填で65ダイス、確かにそうかもしれん。         っていうか、普通にわかってたことだからいいんだ。
  GM  : さておき。回復魔術を使いな!
  頼子  : 回復するぞーアーチャー。和布の回復剤は、使わずにもらっといてもいいのか?
  アーチャ: マスターを二人してHP回復、そのHPを私に譲渡した上でMP回復、という流れでどうだろう。
  頼子  : 回復魔術で私を回復して、アーチャーに全部渡すと。
  アーチャ: 即応態勢を作るなら今の内に使っておいた方が良い。
  GM  : いや財産点だからな。基本的には和布のもの。         ルール的には和布がアーチャーに使用するということになる。
  頼子  : そうだなぁ。まぁ、今か。マリから聖杯取り出して、代わりの心臓入れたら、もうトバルカイン倒すだけだしな。         アーチャー全部使え全部。HPもうからっけつだろう。私並だろう。今。         私のHPはMPとおんなじ使い方だけど、アーチャーはそうじゃないからな。
  アーチャ: かすっただけであの世逝きよ(笑)         では、確認すると私とマスターがマスターを回復し、カズフサが私を回復する、という感じか?
  GM  : どうぞ。あ、和布はドラムコーの回復で手いっぱいです。間違えた。
  頼子  : いや、和布の財産点を使った回復な。
  GM  : じゃあおいらがふってやろう! 和布に感謝しろ!         (ころころ……) [3,4,1,1,3,1,3,6,6,2,5,6] = 41         まあ普通、より上だな。いや普通か。
  アーチャ: 41点回復?
  GM  : 41点回復。
  頼子  : すげえ、もう全回復じゃないのかこれ(笑)
  アーチャ: 溢れたな。
  頼子  : あふれたのかよ! HPなんてんだよ。
  アーチャ: 最大32だ。
  GM  : MPに回したら?(笑)
  アーチャ: 溢れた分を回していいのか?(笑)
  GM  : 割り振りは自由です。
  頼子  : じゃあMPに回せ回せー!
  アーチャ: うむ、ではHP全快、MPは15になった。一戦くらいなら出来るようになったな。
  GM  : 回復魔術を使いな!
  頼子  : よし、分かった。私に回復魔術!
  アーチャ: おう。
  頼子  : 15an5         (ころころ……) [5,2,6,6,1,5,4,3,4,4,1,6,5,1,1] = 12
  アーチャ: 8an4+8an5         (ころころ……) [3,2,1,1,2,1,5,5]+[1,4,3,6,5,1,4,5] = 13
  頼子  : MPは使えないから、6点回復だな。あ、7点か。
  アーチャ: 切り上げだったか、下げだったか?
  GM  : 切り上げ。
  アーチャ: では、6点と7点、合わせて13点回復か。
  頼子  : HP17まで回復。アーチャーに7点渡そう。
  GM  : では5日目終了! 6日目に入ろう。
  頼子  : 寝れば2d6点回復する。6以上が出れば、まぁ、戦える。
  GM  : とりあえずメールが来るが、頼子は気付かないな!
  頼子  : あ、待て待て。深夜まだ終わらすな。         セイバー組にランサー倒しましたごめんなさい的メールを送る。         ランサー倒してない。ランサー組自爆しました。だ。
  GM  : どっちなんだ(笑) ・監督役からのお知らせ ・ランサーのマスターは死亡し、討伐令は無事終了しました。皆さんお疲れさまでした。  ランサーのマスターは自殺したため、討伐令の報酬はどの陣営にも与えられませんでした。  参加者の皆さんは引き続き、聖杯戦争を推進してください。 - ・『キャスター』から一括送信メール   アーチャ: 疲労が激しいのでトバルカインについての話は後日、とでも打っておくといい。
  頼子  : ランサー組が御門家事自爆しました。         疲労が激しいのでトバルカインについての話は後日改めておねがいします。         で、行こう。
  GM  : わかった。そして幕間を流し、朝のシーンをやろうか。