第二次月詠聖杯戦争4日目 夜パート3
4日目 12/16(金) 昼 白姫女学院/廊下
「わわわわ、わーわーわー!」 「うっひゃー!」 制服姿の唯野マリとドラムコーは、大量の女子生徒に追われていた。 昼下がりの校舎の出来事である。 数時間前、バーサーカーと朝倉弥夢を打倒しようと白姫女学院にやってきたバカ二人であったが、行動まで無策だったわけではない。 まず第一に生徒をこの学校から逃がすことを目的とし、その後にバーサーカーを倒そうという算段を建てていた。 具体的には、昼間のうちに寮に忍び込んで制服を装備して校舎に忍び込み (ちなみにドラムコーの制服姿はマリより似合っているぐらいだった。白基調のセーラー服である) 小井中柚佳(先日死亡したマリの友人)の死と共に、校内で頻発する行方不明の犯人が生徒会長と怪物だと告発。 ちょっかいを掛けてくるであろう朝倉弥夢をドラムコーと二人で足止めしてるうちに生徒を逃がすという、色々あれな作戦だった。 しかし、マリとドラムコーが授業中の教室に踊り込み 「みんな、聞いて! ここ最近の行方不明は、うちの生徒会長のせいだったんだよ!」 と大声で宣言したところ、生徒や教師の皆さんは唖然とするでもなく、 いきなり立ち上がって猛然と襲いかかってきたのである。 反射的に2,3人を討ち倒したマリだったが多勢に無勢すぎる。 たまらず逃げだしたのだった。 「み、みんないきなり怒り狂うなんて、そんなに弥夢さんって信頼されてたの!?」 「いや怒ってるというか、無表情なのが怖いよ。婦人に追いかけられるのは光栄なんだけど!」 「と、とりあえずドラムコー! あれ、あれやって! 死なない程度に!」 「はいはいさー! ごめんねマドモアゼル、また今度誘ってね!」 両手をあげて逃げ惑っていたドラムコーが、くるりと振り返る。その体を巨大な角笛が覆った。 「『恐慌呼起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)』―――!」 BUUUUUUUUM!!! 角笛から発射された魔音が廊下を反響しながら、追ってくる女生徒の一群をすっぽりと飲み込んだ。 教室と廊下の窓ガラスが弾け飛び、生徒たちがふきとぶように昏倒する。 当たり前だが効果は甚大だった。 逃げるうちに合流して数を増やしていった百人近くの女生徒達が、漁場の魚のように転がった。 死屍累々である(死んでいない) 「うわあ……ほんとにすごいんだね、ドラムコー(誤解)」 「まあね。ところでマリ、この子たちどうしようか? いくらボクの戦車でも、こんな人数は運び出せないよ」 「う、うーん。説得しに来たつもりが倒しちゃったから……ほんとどうしよう。というか、みんな一体どうしちゃったんだろう?」 「何かの暗示をかけられてたんだと思うよ。ボクは魔術は使えないからよくわからないけど」 「少し違うわね」 不意に、声が割り込んだ。 ドラムコーには聞き覚えがなく、マリには聞き覚えのある声。 倒れる女生徒達の反対側から現れたのは 黒を基調とした制服の、右目にハート眼帯をした、朝倉弥夢だった。 「朝倉弥夢……先輩っ」 「ずいぶん派手にやってくれてるのね。一応隠密行動をしようというつもりはないの?」 「えへへ、忘れてたよ。あ、初めまして、マドモアゼル。ボクはドラムコー、マリのサーヴァントです」 「私はただの怪物」 「弥夢先輩! 今すぐ……この子たちを犠牲にするのをやめてください!」 「何をしに来たと思ったら、そんなこと?」 「そんなこと!? そんなことのわけがないじゃないですか!」 唯野マリは交渉する。 朝倉弥夢を憎んでいるわけではない。 彼女は友達の仇を取るのではなく、ただこれ以上の犠牲を出したくないだけだった。 「今すぐ、ここから出ていってください! さもないと、あたしが叩きだします!」 「発想の逆転だね! この子たちを運び出すのが無理なら、相手を叩きだせばいい!」 「ああ『そんなこと』というのは、別に人の命を軽んじているわけではないのよ」 しかし朝倉弥夢には通じない。 根本的に、会話のレベルが違った。 「彼女たちの精神は、私が『食べた』の。もうどこにもありはしない。そんなものを返したところで、一体何になるの?」 「……え?」 「暗示をかけたわけじゃないわ。全員、私の手足のようなもの。あなた、自分の手足に心が宿っていると思う?」 「そ、そんなの……嘘ですっ! 信じない!」 「つまり、手遅れなのよ。貴女がここを脱出してから数日。もうここの生徒は全員『食べて』しまったから」 ぞろぞろと、教室から女生徒達が出てくる。 その表情は一様に『同じ』だ。 無表情ではなく、朝倉弥夢と全く同じように微笑んでいる。 みんな違う顔をしているはずなのに、表情が同じなだけで、奇妙に個性が欠落していた。 いや、既に個性などないのだ。 食べられてしまったのなら。 「信じない!」 だが唯野マリは力強く現実逃避をする。 まだ間に合うと。治療すればいいと。そのためには彼女を倒さなくてはいけないと。 ただの人間でありながら、悪に相対した時の強靭さは、ただの少女ではない。 彼女は正義の味方なのだから。 腰を落とし、呼気を吐く。バランスを取り、構える。 「ドラムコー、全員倒すよ! それからなんとかする! もしくは誰かがなんとかしてくれる!」 「うわあすごいすごいよマリ、肝心なところが他力本願で、そういう考え方はボクも大好きだ!」 「いいわ、来なさい。伯爵の言葉を借りましょう」 「――――怪物はここにいるわよ、人間」 白い影が迸った。 ドラムコーにはバーサーカーに対して、二つ勝算があった。 そのうちの一つは、あれが明らかに吸血鬼の類であるということだ。 つまり昼間の内は直接対決は避けるだろうという見込みである。 夜にさえなれば心配した頼子やアーチャーが飛んでくるだろうという他力本願な考え方でもある。 実際、その考えはほぼ合っている。 朝倉弥夢はバーサーカーを出そうとはしなかった。 しかしだからといって、容易い敵であるはずがない、という思考をドラムコーはすっかりと忘れていた。 これは朝倉頼子の姉なのだから。 トループの攻撃 ドラムコーとマリに対軍攻撃 29an5 29ANG5(ころころ……) [1,1,6,5,(中略),1,4,3,3] = 24 ドラムコー防御 防御専念 15an5+2an4+10an5 15ANG5+2ANG4+10ANG5(ころころ……) [2,1,1,2,(中略),1,2,2,5] = 24 固定値のみ差し引き。22-4=18ダメージ ドラムコーマリを庇う 防御専念 15an5+2an4+10an5+2 15ANG5+2ANG4+10ANG5+2(ころころ……) [2,6,2,5(中略),6,6,6,1]+2 = 22 ラックして振りたし 3an5+4an5 3ANG5+4ANG5(ころころ……) [5,5,6]+[5,4,2,3] = 6 完全回避 「うっそおっ!?」 「ドラムコー!?」 朝倉弥夢の背後から迸った八つの白い影は、とっさに槍を出して防御の構えを取ったドラムコーを皮一枚で引き裂いた。 白い影。 その正体は、白いフードを纏い、サーベルを携えた人間である。 ただしその動きは本当に人間かどうか、極めて疑わしいレベルに達していた。 バーサーカーの一撃さえ凌いだことがあるドラムコーに軽々と攻撃を当ててきたのだ。 その動きは機械的だったが、それは人間の限界に到達した速度と、歯車のような完璧なコンビネーションと、 時計の精密さを併せ持った『人形兵団(マリオネットイエーガー)』だった。 それが八体。 生徒達をけしかけたことなど、彼女にとっては児戯のようなもの。 このイエーガーを自在に使役することこそが、朝倉弥夢の『魔人使い』としての本領だった。 「よく防いだ、といっておきましょうか。けれど次はないし、それ以外をさせるつもりもないわ」 「あの妹にしてこの姉ありって感じだね……作戦変更、逃げるよ、マリ!」 「うっ、うん。わかった!」 ドラムコーの判断は速かった。特に逃げることに関しては。 こういう相手には角笛を使って追い散らすのがドラムコーのいつもの戦法だが、攻められ続けているとその暇がない。 しかもまだ、朝倉弥夢は何の援護もしていない。まだ上があるとドラムコーの直感が言っていた。 そして最後に 唯野マリを狙った、イエーガーによるサーベルの一撃。それは完全に、首を刎ねるためのものだった。 もはや相手の殺意は、マリの存在が盾になる次元ではない。完全に、心臓だけを抉り出す算段を決めていた。 踵を返したドラムコーとマリを、朝倉弥夢の声が追う。 「外は既にランサーが固めているわ。この校舎から出るつもりなら、戦う覚悟をすることね。 それから、唯野さん。ここにこうして戻ってきて、怪物と相対するのなら、その心臓を賭けてもらうわよ。 さあ、もうすぐ日が暮れる。伯爵、兎狩りを始めましょう」
GM : フェイトの幕間です。
アーチャ: 幕間か。
GM : ドラムコーとマリの愉快な珍道中。
アーチャ: これを作戦だと言い張る辺り、やはりこいつ等に作戦部分は任せられんな(笑)
GM : 穴しかない作戦! ちなみにおいらが普通に考えた場合、寮を破壊して生徒を強制的に住めなくさせる作戦になります。
アーチャ: 火災報知機を押して避難させる、とでもした方が此方の姿を見られず相手の行動を探れたものを(笑) 誰ひとり避難しなかったら全生徒に何らかの処置が施されていることがわかるしな。 とりあえず、気になるのはこの部分、 夜にさえなれば心配した頼子やアーチャーが飛んでくるだろうという他力本願な考え方でもある。 ……よし、ドラムコーは絶対に殴ろう(笑)
GM : えへ(笑) 果たしてマリとドラムコーの運命やいかに。
GM : 配置を確認しよう。アーチャーは前衛?後衛?
アーチャ: ああ、マスター。
頼子 : お?
アーチャ: 聞いておくが、普通に戦って勝てると思うか? 先に言うが、MPの関係でさっきミラージュさんを狙撃したゴスペルはそうそう撃てんぞ。
頼子 : アーチャー、防御能力はどれくらい? 防御専念した私以下なら、攻撃に回ってもらいたいが、 正直、アーチャーの攻撃能力がどれほどかよくわからないぞ。 あと今気づいたけど掲示板にアーチャーのデータ無いしな!
GM : アーチャーと一緒に戦うの初めてじゃないかな。まあ頼子以下だよ。
アーチャ: えーと、攻撃が33an5、防御が23an5、もう一つの宝具を解放すると防御特化のトループが呼べる。 そういえば、攻撃専念すると43an5か、弱い宝具並の威力だな。
頼子 : 攻撃に回ってもらったほうが安心できるな。防御専念すれば、私も宝具並だ。
GM : 両方とも戦闘できる組の強みだね。
アーチャ: では、私は後衛に回ろう、この後も学院で戦闘があることを考えると少しでも温存すべきだ。
頼子 : 私が防御、アーチャーが攻撃、でいいな?
アーチャ: ああ、その並びでいこう。 アーチャー/頼子+和布:ジャックフロスト(+アサシン)/アナスタシア 頼子 : 全く狂った陣形だな(笑)
アーチャ: 控えめに言って、頭がおかしいな(笑) というか、カズフサ!?(笑)
GM : 特に和布がおかしいだろ(笑)
頼子 : HPの低いマスターがサーヴァントを庇うっていうか、和布いるのかよ!
GM : いるよいる、凍ってる。
頼子 : げえ、和布、かばわなきゃならんのじゃないか。コレ。トループの攻撃は軍だろう。
アーチャ: 対軍攻撃は庇う必要があるだろうな。
GM : まあそういうことになるな!
アーチャ: なんて面倒くさいんだ。
頼子 : アサシンは、多分対人だろうからいいとして、アナスタシアが不安だ。
GM : アーチャーは攻撃専念していいのか?
頼子 : 攻撃専念は無理だな。コレは(笑) 私は、まだ和布を見捨てる気はない。
GM : 和布が足手まといに! まあわかっていたことだが。
アーチャ: 最初からだ(笑) とりあえず、あのトループが邪魔だな、あれさえ居なければカズフサを放置できる。
頼子 : アナスタシア次第だが、アーチャーが頑張ってトループを落とせ。私は、アサシンの真名看破がしたい気持ち。 アーチャーが倒せなかったら、まぁ、私が頑張って殴るしかないんだが。
アーチャ: まぁ、防御専念すると暇だしな。
4日目 12/16(金) 夜 山岳/白姫女学院ふもと
GM : それでは戦闘開始! 冒頭で宣言するものがある人はどうぞ。
アーチャ: IVは16だ。
GM : IV:アサシン19,アーチャー16,ジャックフロスト8,頼子5,アナスタシア4
頼子 : 防御専念! 勇者の力を防御に! 魔眼は発動済み! 無窮の叡智も解除済み!
アーチャ: さて、あの雪だるまを一撃で粉砕できるなら攻撃専念でいいんだが。
頼子 : 「防御は任せろ、と言いたいところだが、和布がいるからなぁ」
GM : アナスタシアは、礼装『氷雪結界(ホワイトアルバム)』を起動。
頼子 : なんぞ。どんなん?
GM : 吸血鬼としての本性を露わにし、魔眼を使った……のは前回やったね。
アーチャ: ああ、ギリギリ耐えた。
GM : アサシンは特にない! では戦闘開始だ。とりあえずアサシンからだが…… 「だからなんでアサシンの前にマスターがたってるんだよ」 虚空から刀だけを下げてアサシンが呆れたようにぼやきます。
アーチャ: まだ正体が隠れているのか。
GM : ああ。剣だけが見えている状態ですね。
頼子 : 「私の方が強いからだよ」
アーチャ: 「致し方あるまい、弓兵は本来ならば正面切って戦うものではないのだ」
頼子 : とんでもない過信。
GM : アサシン「へえ。それじゃあ……いい加減、そっ首落とさせてもらうぜ。アサシンらしくな」
頼子 : 「遠慮して欲しいなぁ」 と言いつつ、魔術を編み始める。
GM : 頼子に向かって刀を真正面に構えていく。
アーチャ: 真背面に構えていたとしても、刀だけでは分からん。
GM : 刀が線になり、そして点になる。そしてその点がゆらりと揺らめき、完全に消える! 戦闘中に奇襲判定を発生させる!
頼子 : ひでえ能力だ!
アーチャ: 相変わらず、妙な能力を。
頼子 : 先に言っておくがアーチャー、アサシンの攻撃を止められるのは、2回までだからな。LUC的に。
アーチャ: ああ、そして私は既に今日の分のラックを使い切っている。
GM : 最悪じゃないか(笑)
アーチャ: これは、出し惜しみせずに宝具を切るべきかもしれんな。
GM : 19an5+10an5 (ころころ……) [3,2,5,5,5,3,4,1,3,5,5,4,2,5,5,2,1,5,6]+[3,1,3,6,6,5,2,1,2,2] = 26 奇襲判定、26成功!
頼子 : なんだこの奇襲判定、私、これ、止めろっつーのか。気配察知と直感は入るんだけ?
GM : はいる。
頼子 : 魔力+魔術+魔眼(気配察知)+直感+無窮の叡智で、30an5か。うわ、足りねえ。 5MP消費して魔術+をつける!
GM : それも大概おかしいけどな、さらに達成値−5だ!(笑)
頼子 : げえー! あ、こっちの魔力的ペナはないんだよな?
GM : 攻撃じゃないからな。
頼子 : というか、奇襲に達成値−5かけてくる能力って、なんだろう。
GM : 結界。
頼子 : なるほろ。ということは、Aランク結界を持ってるのか。
アーチャ: きっついな。
GM : アサシンには……宝具が一つしかないんだぞ!
頼子 : MP20点だぞ。ということで私は本気を出してMP15点消費。+++にする。 45an5-5 余力残んねえよこれ(笑) (ころころ……) [6,3,2,1,5,(中略),2,3,2,1,1]-5 = 36
アーチャ: このあと学院に突入しなければならんのだがな(笑)
GM : げえー!(笑)
頼子 : よし、奇襲は大丈夫。見切った!
アーチャ: 流石はマスター、頭がおかしいな(笑)
GM : そちらの防御判定に+6
頼子 : +6なのか。
GM : 負けたからな。
頼子 : ちなみにペナルティは既に受けた上で達成値36だぜ。
GM : 26an5-5 (ころころ……) [1,3,6,3,4,6,6,6,6,4,6,5,5,4,4,2,2,3,1,3,2,4,6,1,2,4]-5 = 14 本命。悪! 振り直す。 7an5 (ころころ……) [2,6,3,1,5,6,4] = 5 19成功!
頼子 : これならMP消費しなくてもなんとかなる。通常防御。
アーチャ: 悲しいまでにアサシンだな。
GM : そちらに達成値−10
頼子 : −10だとぅ!?
アーチャ: 達成値マイナス系が多いな。
GM : 技量基準だ! 軽減はできない。こっちももろにくらってるが。
頼子 : いかんな。今、バッドステータスで無窮の叡智のやつ使っちゃってるからな。
アーチャ: さっきの+6と合わせて−4か。
GM : このアサシンは技量のみで勝負するタイプですからね。>達成値マイナス
アーチャ: 農民と同じタイプか。
GM : サムライ系列のアサシンだからほとんど同じとも言うが、さすがに農民ではない。
頼子 : 達成値+6なら、なんとかなる。 35an5-4 魔力+魔術+魔眼+直感+勇者の力+無窮の叡智 (ころころ……) [2,6,1,5,2,6,2,3,2,6,4,4,2,6,2,5,6,2,1,1,4,6,3,4,2,2,2,3,5,1,1,1,5,1,3]-4 = 25 達成値25! 防御!
アーチャ: これが素だというのだから、マスターも恐ろしい。
GM : では、一瞬だけ消え、頼子の後ろにスーツの少年が現れて刀を振り下ろしてくる!
頼子 : 「防壁『血縄血縛』」
GM : 「対人極意、真剣」 がきいん! 防がれた。
頼子 : 頼子がこめかみを抉ってた指を振ると、血でできた網が、その剣を絡めとる。
GM : アサシン「ちっ……だからおかしいだろうがよお!」
アーチャ: アサシンが宝具を使った奇襲を行い、それを正面から打ち破るマスターの図……確かに何かおかしい(笑)
GM : 少年は間合いを取ります。ベルトに鞘を下げ、片手に刀を、片手に徳利を持っています。
頼子 : 「サーヴァントはみんな此れほどの腕なのか? 全く、度し難いな」
GM : アナスタシア「お前が言うなという感じで胸がいっぱいですわ! それにしてもサムライというのはみんな消えることが出来るとは驚きましたわね」
アーチャ: 「ああ、これが東洋のオリエンタルマジックか。驚きだな」
頼子 : 「いや絶対違う」
GM : アサシン「できるわけねえだろ、あれは嘘だよ。バーカ」
頼子 : 「ほら」
GM : アナスタシア「なんですって!?」
頼子 : そしていま気づいた。防御専念してたからあと10an5振れたわ。
アーチャ: マスターぇ...
GM : アサシン「剣身合一つってな。こういう境地に到達した達人だけが出来る技だよ」 アサシンが刀を構え直すと、その印象が刀と合一していき、最終的には刀だけしか認識できなくなります。
アーチャ: この身を一本の刀とする、意味が違うと思うんだが(笑)
頼子 : 「なるほろ。だから修行が足りないというわけか」
GM : ちなみにさっきまではステータス隠匿がとけていた。
頼子 : じゃあステータスを教えてくれ!(笑) 【クラス】 アサシン 【属性】 中庸・中立 ランク 9 筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運B 宝具C+ HP44 MP32 IV19 基礎攻撃力3 基礎防御力2 GM : こんな感じだ。
アーチャ: 敏捷高いな。まぁ、人のことは言えんのだが。
GM : 悲しいほどにアサシン。
頼子 : 十二分に強い。というか、属性的に相性いいな。私。 アーチャーとなんて、最悪一歩手前だっていうのに。
アーチャ: はっはっは(笑)
GM : まあアサシンの特性的にな。
アーチャ: アサシンはアサシンと名ばかりの侍だしな。
頼子 : しかし、こいつ、幸運Bか。強いわけだ。 アサシンを倒すのは無理だから、アナスタシアを倒したいところだな。
GM : つぎ、アーチャー! あ、そういえば。さっきの攻撃必中だったけど、まあ省略ということで。
頼子 : ああ、そうなの? LUC消費スべき?
GM : しておいてくれ。
頼子 : 分かった。
アーチャ: とりあえず、トループ狙いでいいか、いっそアナスタシアを狙うという手もあるが。
GM : どうせ結果は同じじゃないかな。
頼子 : 2体同時に狙えないの? 私みたいに。対軍どがーん!
GM : みんなできると思うな(笑)
アーチャ: 私の対城宝具は二体攻撃不可をマイナスで取ってるのでな(笑)
GM : では弱点を教えてやろう……ジャックフロストは、火が弱点っぽい!
アーチャ: そうか。
頼子 : 私、火炎属性の魔術攻撃とか出来るのか?
GM : 特に指定してないとできない。
頼子 : じゃあ指定してないから出来ないわけだ。
アーチャ: もし、カバーディフェンスを持ってると庇わせた方がダイスが増えるんだよな。 仕方ない普通にフロストを攻撃しよう。
GM : フロスト「ヒーホー!」
アーチャ: 「まずは数を減らす。散れ、雪だるまども」 33an5 敏捷+動物使役+神の加護+信仰の加護+千里眼+投擲・銃 (ころころ……) [1,2,1,3,5,3,3,6,3,4,4,4,4,5,4,4,5,3,2,1,3,2,1,6,3,2,2,6,1,6,2,5,2] = 29 まぁまぁだな。
頼子 : 良い感じ。
GM : 魔術とか地形適応で防御!
アーチャ: 撃ち出された魔弾が縦横に折れ曲がりながら、雪だるまの群れを蹂躙する。
GM : 15an5+8an4 (ころころ……) [2,3,3,1,5,3,1,4,5,3,6,5,2,2,4]+[1,6,3,5,1,1,4,5] = 19 で、でめいい(笑)
頼子 : いい出目だなぁ。
アーチャ: 差分が10で攻撃力+11だから、21か。
GM : どごーん! 18点貫通。
アーチャ: 流石に一撃では落としきれんか。
GM : フロスト「ひーほー!」 ばらんばらんと壊れた雪だるまから骨が出てきます。 骨は一瞬で壊れて氷のかけらになります。
頼子 : 「全部人骨で作ったのか? ここにマリがいなくて良かった」
アーチャ: 「スケルトンに雪を纏わせたという感じか。視覚効果はあるな」
GM : アナスタシア「というか、この街で吸った人たちの死体をよりしろに召喚した悪霊みたいなものですわね。 さあ行きなさいジャックフロスト!」 フロスト「ひーほー」 対軍攻撃! 15an5+8an4 (ころころ……) [6,1,5,4,2,6,1,4,5,5,3,3,1,2,4]+[4,2,1,5,3,2,4,2] = 20
頼子 : 「ますますマリがいなくて良かった。いたら暴走すること間違い無しだ」
GM : 全員に吹雪を吐きだして攻撃してくる!
頼子 : 和布を庇うけど、これは私、自分の防御のあとにやればいいのか?
GM : そうだね。
アーチャ: そっちは全く心配していない(笑)
頼子 : ではまず自分の防御。普通にさっきと同じ。 35an5+10an5 防御専念忘れてたから追加しておく。 (ころころ……) [4,2,4,1,6,(中略),2,2,2,1,3] = 39
GM : 防御専念でダイスを減らさなければ普通に攻撃できるんじゃね?
頼子 : ん? できるのそういうこと?
GM : できるよ。
頼子 : マジで? 振りなおしてもいい?
GM : いいよ。
頼子 : ありがとう! じゃあ防御専念しないでおこう。 ここでフロストを倒せば、アーチャーがアナスタシアをぶち殺せるかもしれない。
GM : しかし何のための攻防分担だったのかという疑問は残る。
頼子 : もう攻防分担とか、和布がいる時点で無理だから(笑) 35an5 防御専念なし! (ころころ……) [2,4,6,2,4,4,5,4,2,3,1,3,4,1,4,3,3,5,6,5,6,5,2,1,6,5,4,5,5,3,5,6,3,3,6] = 29 大丈夫だった。
アーチャ: 差分は9か。
GM : 和布は防御不能!
頼子 : 和布を庇う! 敏捷と魔力の差は4なので、達成値−4か。で、いいんだよね?
GM : そうだな。たぶん。
頼子 : 35an5-4 かばうー! (ころころ……) [6,5,5,2,6,6,4,6,5,5,6,2,3,3,5,3,2,2,4,6,1,3,3,1,2,1,2,5,3,4,2,2,4,3,6]-4 = 24 かばった! 先ほどの血の網の網目を無くして、壁のようにして遮断する。 和布も覆って。ぱきぱきぱき、と血の網が凍ってゆくのだ。
GM : ぴんぴろりろりん。和布の好感度が上がった。
頼子 : 和布、お前、見えてんのか?(笑)
GM : あがるわけねえだろ!
頼子 : だろうな!(笑)
GM : たとえ見えてても上がらない。アーチャーも防御しな!
アーチャ: 23an5 敏捷+動物使役+神の加護+信仰の加護+勇気 (ころころ……) [3,4,5,2,2,1,2,6,3,1,3,6,4,5,1,6,3,4,6,4,3,6,1] = 18 ち、少し食らってしまった。
GM : アーチャー……(笑)
頼子 : なんでアーチャーが食らってるの(笑)
アーチャ: 仕方ないだろう、防御は苦手なんだ(笑)
GM : 攻撃力は5です!
アーチャ: 防御力は12だ。
GM : かーん! 結果オーライだな。
アーチャ: マントで撃ち払う、回避はできなかったがダメージは無い。
GM : 次、頼子だ! 対軍攻撃にするなら礼装のMP消費の差分値を払っておけ。
頼子 : 実はもう払ってある。
GM : じゃあいいぞ!
頼子 : では対軍で、アナスタシアは、どうしようかな。いや、これは2回攻撃でジャックフロストを殺す。
GM : どうぞ。
頼子 : 2回攻撃しても、トループに対する攻撃ダメージ1.5倍は適応されるよな?
GM : されるよ!
アーチャ: トループに対軍攻撃は弱点だからな。
頼子 : ではフロストに2回攻撃。魔力+魔術+魔眼+無窮の叡智で、25an5だな。
GM : +は使う?
頼子 : あー、うーん、1個使う。結界から5点だけ使って。
GM : どうぞ。
頼子 : これ、2回攻撃の場合、MP消費はどうなるんだ? 別々?
GM : そっちの判定は一回。一回消費でいい。
頼子 : 30an5 分かった。では魔術を+解放! 魔力的達成値ペナルティ−5を相手に! (ころころ……) [4,2,1,5,5,1,5,1,5,5,2,5,6,2,2,3,1,6,5,5,3,4,3,5,2,5,4,1,5,3] = 28 あ、出目すげえいい。
GM : 15an5+8an4-5 (ころころ……) [3,5,6,1,3,4,2,5,5,2,3,1,2,5,4]+[1,6,5,2,3,1,5,6]-5 = 13 こっちもよかったが、15差。
頼子 : 15+10だから、25点だな。
GM : 2点軽減して、23*1,5=34
頼子 : 切り捨てか。
GM : 15an5+8an4-5 (ころころ……) [1,2,1,2,6,3,2,6,6,2,3,3,6,4,6]+[6,3,2,4,3,2,6,3]-5 = 11 というか二回攻撃だったな。
頼子 : うん。
GM : しんだー!
頼子 : 先ほどの血の網を、そのままバラバラにして、雨のように降り注がせる。
GM : フロスト「ひーほー!」 頼子の魔術で雪だるまが全滅します。
アーチャ: マスター、マスターの方が撃破力があると私の立つ瀬がないんだが(笑)
GM : アナスタシア「ああっ、せっかくひるなべして作ったのに!」 アサシン「こいつはひでえな(サーヴァントの立場的に)」
頼子 : 「ひるなべ……死徒だから、あってるのか」
アーチャ: 「……もはや何も言うまい」 というか、これだけの能力があるからマスターは単独行動を止めないんだろうな(笑)
GM : まさにな(笑)
頼子 : そりゃぁそうだろう過信もあるしな!(笑) っていうか死んでるのが完全にPLのうっかりのせいってのが救われないぜ!
アーチャ: 実際、それが過信と言い切れない実力があるから質が悪いんだが。 アーチャー/頼子+和布:(アサシン)/アナスタシア GM : アナスタシア「まあいいですわ。それでは今度はこちらの番ですね」
頼子 : 「来なくていいです」
GM : アナスタシアが石臼を取り出します。
アーチャ: 何処から出した(笑)
GM : ごーりごりごり
頼子 : 「なんか物凄く似合わない」
アーチャ: 「そもそも、アレは担いでここまで来たのか」
頼子 : と言いつつ、何が来てもいいように魔術をねりねり。
GM : アナスタシア「由緒正しい礼装なんですわよ? バーバヤガーて知ってますか?」
頼子 : 「バーバ・ヤーガ?」
アーチャ: なんでそんな礼装もってて呼び出した英霊がサムライなんだ(笑)
GM : 石臼から雪があふれ出し、更に周囲の雪もごごごごごと盛り上がっていきます。 咲き誇る林檎と梨の花 川面にかかる朝靄 若いカチューシャは歩み行く 霧のかかる険しく高い河岸に カチューシャは歌い始めた ついでに歌い出す。
頼子 : 「雪婆婆……そうか。年齢的には持っててもおかしくないのか」
GM : 盛り上がった雪が北海道雪まつり的な、巨大な二頭の狼になって雪崩のように襲い掛かってくる!
アーチャ: また対軍か!
頼子 : 対軍なの?
GM : 単発対軍礼装だ! さよならアーチャー。
頼子 : さよならアーチャーだ本当に。和布のせいでアーチャーが死ぬ!
アーチャ: なんで敵マスターの攻撃で死なねばならん(笑)
頼子 : いや、私もこれは、結構ピンチだぞ。単発だから、ダイス数も多かろう。
GM : 25an5+20an5 (ころころ……) [4,6,5,2,4,(中略),4,6,5,3,3] = 38 どっしゃああ!
アーチャ: うはー、これは死ねるな。
頼子 : 正直油断していた。ところで私への攻撃は魔力的達成値ペナルティを受けるんだよな?
GM : 全員に攻撃です、和布含む。あ、対魔力A入ってるから。
頼子 : お前マスターだろう? なんでサーヴァントじゃなくてマスターが対魔力A何だ(笑)
GM : 礼装についてるんだ。吸血鬼なんだよ!
アーチャ: 対魔力持ちのマスター多くないか?(笑)
頼子 : これ2人めだよな?(笑)
GM : 率直にいうと頼子と同等の実力はあるぞ。
頼子 : これ、正直、超まずい。私並だ。本当に。達成値38点か。
アーチャ: ああ、実はアナスタシアを侮っていた。
GM : いい手がある。
頼子 : 和布を見捨てろというのだろう!
GM : 単発宝具で相殺すれば一発で防げるぞ!
頼子 : ほう! アーチャーだ! 単発宝具を持つのはアーチャーだけだ! ところでMP消費は如何程?
GM : 自害しろアーチャー!
頼子 : 令呪、ここで、また切るの? マジで?(笑)
GM : MPが足りなければHPを消費すればいいじゃない。
頼子 : ああ、そうだな。そうだった。
アーチャ: 一番低くてMP15、HP削ればいいのか(笑)
頼子 : いや、私のHPでもいいぞ。
GM : あと頼子から強制的に吸い上げてもいい。
頼子 : 私はどうせ食らったら一撃死するからな(笑)
アーチャ: いい、マスターは本当に掠っただけであの世逝きだからな(笑)
頼子 : だから私のHPをやるというておるのに(笑)
GM : まあとりあえず自前で払うんだな(笑)
頼子 : あと自前で払って撃って相殺できるのか?
アーチャ: ああ、次の戦いの時はもう成り振り構わずトループ呼ぶ(笑) 相殺は可能だ、正直一番弱くてもダイス数が勝ってる。
GM : さすが対城宝具だ。
頼子 : では、頼む!
アーチャ: いっそ、威力を上げて逆撃すればダメージを与えることも可能だろう。
頼子 : 逆撃してくれるなら有難いね。
GM : せり合いなので攻撃力の比べあいになるね。まあ演出と共にどうぞ!
アーチャ: とはいえ、MPとHP合わせて35消費すると死ねる、いやそれこそマスターから奪うべきか。
GM : 適当にどうぞ。
アーチャ: 「先に一発作っておいて良かったというところか……我が身を削る必要はあるが、それもまたよし」 マスターからHPを10程供給してもらえると、最大火力で撃ち返せる。
頼子 : 使え。
アーチャ: 了解。 「見せてやるぞ、マスター。これが、お前の呼び出したサーヴァントの一撃だ」
頼子 : 「本気で撃て。力なら幾らでも貸す」
アーチャ: 初日に作っておいた銀弾を装填、狙いを定めることなく雪の津波に無造作に撃ち出す。 自分のHPとマスターのHP10を使って35消費、最大火力! 「響け、《遠き地に鳴る福音(ゴスペル・トゥルース)》!」
GM : ひい(笑)
アーチャ: 73an5 (ころころ……) [2,2,5,3,1,(中略),5,4,1,4,1] = 61 出目悪ッ! 12も失敗してる(笑)
頼子 : いや、まぁ、酷く悪いわけじゃないと思う(笑)
GM : 攻撃力の比べあいになりますこちらは38+9=47
アーチャ: +11だから72だ。
頼子 : なんだそれ、25点?(笑)
GM : 25点返しですかあー!(笑)
頼子 : 私だったら消し炭だな(笑)
アーチャ: まぁ、腐っても死徒だ、流石に……あ。まった、GM。
GM : あ、ペナルティ入ってる?
アーチャ: 死徒だよな?
GM : 死徒です。
アーチャ: 異端殺:異端に対しダイス数+5、ダメージ+5、防御判定−5
GM : 異端論議をそういえばしてなかったな…(笑) そっちこそ魔眼で−4のペナルティがあるはずだ!
アーチャ: ペナルティは確か対魔力こみで−4だったな。 +5で相殺して+1になって、あとダイスが5個増えるわけだが(笑)
GM : じゃあどうぞ。
アーチャ: 5an5+73 (ころころ……) [1,5,3,5,1]+73 = 78 78だ、最終的に31返しになるな。
頼子 : いや、ダメージ+5があるだろう。異端殺しで。
アーチャ: その+5をペナの相殺に使ったんだ。だから+1にしかなってない。
頼子 : なるほろ。悪かった!
GM : どっごおおおん! 普通に食らったら死んでいた。HPは30だから。 ともあれ、雪の狼をぶちぬき、銀弾がアナスタシアに迫る! しかしもう一頭の狼が、その身を盾にし……ぎりぎりで食い止めた! 直前1cmぐらいで。 アナスタシア「あ、あっぶなあい、ですわ。バーバヤガーでなければ即死でしたわね」
アーチャ: 「ち。仕留めそこなったか」
頼子 : 「アーチャーの本気でも倒れないマスターってなんかおかしい」
アーチャ: 「マスターが言うな」(笑)
頼子 : 「サーヴァントに突っ込まれるとはな!」(笑)
GM : 種を明かすと。この単発宝具は達成値HP防具の効果も持っている。
頼子 : なるほど。 達成値HP防具=武器専用。この武器による攻撃判定を行動を使用して1回行う。 達成値分のHPが追加で賦与され、敵からのダメージはまずそちらに与えられる。 はみ出した分からHPに適用される。この追加HPに対しての防具の効果は無い。 1戦闘の間持続し、戦闘が終わると失われる。 GM : これだね。 本来は一行動を消費するところを増強で、攻撃と同時に防壁を作る!という ハメ技じみた礼装なわけだ。
アーチャ: 意外と強い効果だったんだな。
頼子 : なんて酷い増強だ。っていうかアサシン組、ハメ技多くね?(笑)
GM : 今回は達成値が38だったから、38点の防壁が出来ていた。
頼子 : 汚いな流石アサシン汚い。
アーチャ: マイナス効果も多いしな、なんというかシステム的だ(笑)
GM : ともあれ、お互い必殺技でせめぎ合いですね。
アーチャ: 正直、HPMPともにカツカツで、もう帰って寝たいんだが(笑)
頼子 : まだ帰れないぞ。マリを連れて行かないと。