第二次月詠聖杯戦争 前日譚03
GM : それでは第二次月詠聖杯戦争、チュートリアルを開始します。
PL2 : よろしくお願いします。
頼子 : よろしくお願いします!
GM : 前は集団自殺事件が起こってPL1さんが出奔したんだったね。
頼子 : キャラ名で一応言え(笑) だが、大体その通りだ。
PL2 : あれから、30年の時が過ぎた...
GM : いえ一年です。
頼子 : 1年経つのか。
GM : 頼子はドイツを訪れていました。
頼子 : ドイツ。
PL2 : ジャーマンです。
頼子 : 何かしら意味があるのか?
GM : 頼子は姉の手掛かりを探して ヘルメスの瞳と、足取りの両方を折っていたんですが
頼子 : うむ。
GM : ドイツのチュート村というところに、姉の資料があるという情報を聞きつけたんです。
頼子 : チュート村(笑) ならば行かざるを得まい。
GM : ちなみにここ半年はヨーロッパでした。多分ヘルメスの瞳は西洋中心だし。
PL2 : なんという分かりやすい名前(笑)
GM : チュート村。 ドイツっぽいからドイツにしました。
頼子 : まあ、正しいな。
GM : ちなみにチュート村は10年前に廃村になっています。
頼子 : 罠かもしれないわけだ。 だからといって、行かないわけじゃないがな。
GM : ではさくさく行こう! 季節は秋と冬の境目。
頼子 : うむ。冷え込みそうだから厚着していこう。 そも、ヨーロッパの時点で寒いか。
PL2 : 北へ行けば行くほど寒くなる。
GM : 人気のない山道でバスの終点を降りた頼子は山道をさくさくと歩いています。
頼子 : さくさく。
GM : 左右は葉の散った林。 この一年間姉を追いかけてきて、その中で魔術の腕前も戦士としての力も上がっています。 具体的には現在のデータになっています。
頼子 : おう。なるほろ。
GM : 何かコメントどうぞ。
頼子 : 「ようやく、か」 と、感慨深げにつぶやく。
GM : 進んでいくと山道は何時しか霧に飲まれていきます。
PL2 : 霧が出てきたな...
頼子 : ようやく姉の手掛りに近づいた。1年もかかってしまった。
GM : そして村に到着。
頼子 : あたりを警戒しよう。
GM : 村の入り口に人がたっています。農夫っぽいおじさん。
頼子 : 敵、というほど敵視されているかは分からないが、少なくとも敵対的テリトリーではある。
GM : 農夫っぽいおじさんが村の入り口に立っています。
頼子 : では、まあ、挨拶しておこうか(笑) 敵かもしれないが敵じゃないかもしれない。 「こんにちは」 と、当り障りのない挨拶をしておく。
GM : 「ようこそ。ここはチュート村だよ」
頼子 : 「その受け答え、エスプリ効いてますね」
GM : 「ようこそ。ここはチュート村だよ」
頼子 : 「ありがとう。入りますね」
PL2 : なんという(笑)
GM : というわけで、廃村のはずが何故か人が暮らしています。
PL2 : 明らかに人が暮らしているとか以前の受け答えだった気が(笑)
頼子 : 「(明らかに敵対的テリトリーだな……)」
GM : これは一体!
頼子 : ここは一体! と思いつつも、入るしか無いので入る。
GM : というところでOP終わり。
ステージ名:チュート村 概要:ドイツ山間部、農村 2000年代 秋 人口密度:低 移動手段:徒歩 移動手段に対する通信手段 なし 大区分数:1 特色:酪農と小麦の生産を主産業とする農村。10年前に廃村になっている。 大区分 人口密度 施設 村 3 広場 教会 宿屋
GM : 村のデータを提示します。
頼子 : 人がいるという時点で変だ。
GM : 区分数は1、行ける場所は三つしかないですね。
PL2 : 広場、教会、宿屋にしか行けないんですね。
頼子 : なるほど。
GM : ではここからは時間で行動を区切っていきましょう。
頼子 : ふむふむ。
GM : まず朝行動を選択してください。
頼子 : 具体的にはどんな行動ができるんだ? まあ、まずは情報収集なんだが。
GM : 朝、昼、夜、深夜で一日は構成され、それが終わると一日が終わります。
頼子 : ふむふむ。
GM : ただし今回は1日が終わるとゲームオーバーです。
PL2 : うおい(笑)
頼子 : げえ!(笑)
GM : チュートリアルなので。
PL2 : チュートリアルで失敗するとゲームオーバーか(笑)
GM : まず起点場所を決めましょう。今どこにいるのか。 まあ広場か。
頼子 : どこでもいいのか? 入ってきたばかりなら広場だろうし、宿までいけてるなら宿だろう。
PL2 : 村に入ったばかりなら「広場」じゃないでしょうか。
頼子 : じゃあ、広場だ。本当はどこに情報があるかを調べたいんだが、 この異常な状況の究明無くして安全な調査は出来まい……。
GM : では。可能な行動は、まあ適当に選んでいいんですが、 ……休息、移動、探索、陣地作成、道具作成などですね。 休息は1日1回行うことが出来、無事に終わるとHP2DとMP全回復します。 2回目以降は2D回復です。
頼子 : なるほろ。
GM : なおサーヴァントは休息しても回復しません。
頼子 : サーヴァントの弱点だな。
GM : 自然な存在じゃないですからね。
PL2 : マスターがサーヴァントを回復してから寝るのが賢い。
GM : あとは連絡とか作戦会議とか、まあそんなところでしょう。
頼子 : ふむふむ。 そういえば、装填魔具には呪文を込めておいていいのか?
GM : いいですよ。
頼子 : まあ、今回は使う予定あまりないけど。 防御防御回復人払い便利。としておく。
GM : では朝行動を指定してください。
1日目 朝 広場
頼子 : では、探索だな。多分この状況を作ってる魔術的起点がある、と思う。 いやさ、ある!(過信)
GM : 探す方法を指定してください。
PL2 : 魔術的な調査という方向で。
頼子 : 魔術的調査だから、探索魔術を使おう。
GM : 魔術的な調査なら、魔術/探索で判定ですね。どうぞ。
頼子 : というか、魔術的調査以外は糞だから。私。 直感とか、気配察知は入るの?
GM : 入らない。
頼子 : 分かった。魔力A+魔術Aだな。 10an5+5an5 (ころころ……) [1,6,5,3,4,2,3,5,5,5]+[2,5,3,5,1] = 14 こう?
GM : そうですね。
頼子 : 達成値14です。
GM : さて。何かを調べるとき、達成値で分かる場合と、対抗判定が必要な場合があります。
頼子 : ほうほう。
GM : 相手がいる場合は対抗判定になります。 今回は相手がいるので、ZMが探索魔術判定値で判定してください。
頼子 : ずぃーえむ!
PL2 : あ、探索魔術なんですね。
GM : はい。探す方も、探すのを妨害するのも探索魔術です。
頼子 : 広範囲探知魔法発動!
PL2 : なるほど、了解しました。 これって、もう既にアレは張られているということでいいんでしょうか。
GM : はい。既に構築されています。
PL2 : 12an4+10an5 (ころころ……) [2,6,3,4,1,5,6,3,1,4,1,1]+[5,3,6,1,4,1,2,4,2,2] = 18 素晴らしい達成値だ(笑)
頼子 : 何だコイツ(笑)
GM : わっかんねえぞ(笑)
PL2 : GMが作ったキャラじゃないですか(笑)
GM : 朝行動、空振り。
頼子 : 「……?」
GM : ええっと、頼子が何か探索魔術を……どんな演出だ?
PL2 : 今こそ出番です、ヘルメス魔術の真髄を。
頼子 : 魔術的探知網を、ブワッと広げる感じだ。
GM : 地味だな。
PL2 : さながらソナーのように。
頼子 : 地面に手をついて、村全体に知覚を広げる。
GM : では大量の羽虫がわいてきて、妨害される。 ぶうううううん
頼子 : 「!?」
GM : 反応がたくさんあり過ぎる。
PL2 : ソナーのように広がった探査網に幾つも引っ掛かる小さな感覚。 その数が多すぎて、一つに絞り切ることができない。
GM : 大量の何かが引っ掛かる、だな。
頼子 : 「これは……認めたくはないが、相手が一枚上かッ」
GM : 落ち着け。
頼子 : 落ち着く。
GM : とりあえずスキルを見直して使えそうなものを探してみろ。
頼子 : そうだな。
GM : とはいえこれで朝行動は終わりだ。道端でこれやってたのか?
頼子 : いや、家の影とかに隠れてやる。
PL2 : まぁ少なくとも、何かがあって、誰かが妨害している、という情報は得られました。
GM : 農夫「おや旅の人かいここはなにもない平和な村だよ」
PL2 : 句読点がない(笑)
頼子 : 「滅ぼされた村の幻影っぽい空気ですね」 昼行動になるわけか。そうすると。
GM : 農夫「OYA旅の人かいKOKOはなにもない平和な村DAYO」
頼子 : スキルだと、直感と気配察知だな。あとあるのは。
GM : 物理的に行動はとってもいいです。
頼子 : 移動とか?
GM : 移動とか。
頼子 : まあ、なんとなく教会に行ってみるか。
GM : ええと、教会は木造の古びた建物で教壇には神父様がいます。 神父「貴方に神のお導きを今日は何の御用でしょうか」
頼子 : 「村人以外でここに尋ねてきた人はいませんか?」
GM : 『呪いをとく、毒をとく、まひをとく、ふっかつする、せーぶする』
PL2 : 喜べ少女。君の願いは、ようやく叶う。
頼子 : 選択肢かよ!(笑) 「あー、頭がいたい」
GM : 神父「この村に来るような人はほとんどいませんよ」
頼子 : 「ほとんど?」
GM : 一応この神父はまだましなキャラクターだから、受け答えはしてくれる。
頼子 : 良かった(笑) いや、この神父が敵、って可能性もあるけど。
GM : 神父「ええ年に何回か里帰りがあるくらいです」 まだましなNPCです。
頼子 : 「最近来た人はいませんか?」
GM : 神父「知らない人はいませんね」
頼子 : 「知ってる人では?」
GM : 神父「ヨハンが元いた院の方ぐらいですね」
頼子 : 「院? ヨハンさんが院に?」
GM : 神父「当教会で預かっているヨハンが元いた、トリトギ孤児院です」
頼子 : 「トリトギ孤児院の方がここにお見えになったと」
GM : 神父「そうですよ。たびたび支援もしていただいています」
頼子 : 「今はどこに?」
GM : 神父「今はいらっしゃいませんよ街の方ではないでしょうか」
頼子 : 「ヨハンさんはこの村に今もいますか?」
GM : 神父「はいいますよ」
頼子 : 「どちらに?」
GM : 神父「当教会で暮らしていますが」
頼子 : 「なるほろ。ありがとうございます。会えますか?」
GM : 神父「いいですよ」
頼子 : 「お願いします」
GM : 神父「IIDETHYO」
頼子 : 神父バグってる!
GM : バグりました。 いつまでたっても連れてきてくれません。
頼子 : 演技じゃない、よね。
GM : 演技の可能性はありますね。
頼子 : 「ヨハン、ヨハン、ヨハン」
GM : しーん。
頼子 : 気配察知で確認してみるか。
GM : ランク+気配察知で判定ですね。
頼子 : 目を銀に光らせなきゃならないのが問題だが。 ぎらっ。
GM : きゅぴーん。
頼子 : ランク5だから、10an5?
GM : そうですね。
頼子 : 10an5+5an5 (ころころ……) [1,5,6,2,3,6,6,3,2,1]+[6,1,4,6,3] = 10 10成功。
GM : 人の気配はありますが姿はありません。
PL2 : 声はすれども姿は見えず。
GM : いや声もしないけど。
頼子 : 神父以外に誰かが存在するということだな。いや、何か、としておこう。
GM : ごそごそ、という音はするけど。いってみると誰もいない的な。 ちょっとホラーですね。
PL2 : 村人がRPGな対応しかしない時点でホラーな気もしますが(笑)
GM : では昼行動に入りましょうか。
頼子 : うむ。
1日目 昼 教会
GM : 教会にいます。で、探索ですが。
頼子 : 探索です。
GM : 君のその魔術+++はこういう時のためにあるんじゃないのか?
頼子 : 私もそう思う。
GM : じゃあやりな!
PL2 : メタな事を言うと、妨害され続けて何も見つからないと一日終わってバッドエンドですから(笑)
頼子 : では、MP15点消費して、簡易儀式魔術展開!
GM : ぎゅおんぎゅおん。
頼子 : 10an5+20an5 (ころころ……) [1,6,6,6,5,5,5,1,5,1]+[5,4,3,5,5,5,6,6,3,5,1,3,1,6,2,4,2,2,5,5] = 24
GM : 演出だ! 立体型魔法陣が腕を中心にぎゅおんぎゅおん回転するとか。
頼子 : 魔法陣が地面に描かれ、そこから矢のような魔力放出が、村全体を覆う! 達成値24点です。
GM : ZMは対抗どうぞ。
PL2 : 水滴がしたたり波紋を広げるように、思考の網が村全体に広がって行く。
頼子 : まーけーろー! まーけーろー!
GM : まあダイス的に抵抗できないんだけどな。
PL2 : そして、朝もあったように雑音がそれを妨害せんとさざ波のように集まって、 12an4+10an5 (ころころ……) [1,4,4,6,4,1,4,5,3,6,6,6]+[4,5,3,6,4,1,3,5,2,6] = 15 そして、うち破られる。
頼子 : 村全体が頼子の知覚とシンクロする。村全体が頼子の目となり耳となる。
GM : ばちんっ。 ほうぼうで羽虫が叩き落とされます。 そしてこの結界の起点は教会だと分かります。
頼子 : やはりここだった!(笑)
GM : チュートリアルですから。
頼子 : 「ここだろうともここだろうとも……」
PL2 : むしろ、呼びかけたら真後ろから返事をされたような。
GM : それがいいならそうするけど?(笑)
頼子 : 「出てくるがいい。最早隠れる事なぞに何の意味もない」 出てこーい出てこーい。
GM : じゃあ出てくる。
頼子 : こめかみをグリグリしながら待ち受ける。
GM : 「ふええ、すみませえん。生まれてきてごめんなさい……!」 謎の女が。
頼子 : 「えええー。えええええー」
GM : 体中の至るところに包帯を巻いたナースが出てきた。
頼子 : こいつが起点?
GM : でっかい医療鞄を背負っている。 背負ってるじゃないな。肩にかけている。
頼子 : 「頭がいたい……」
GM : いったん休憩します。
PL2 : 思いのほかさらっと出てきましたね。
GM : 時間おしてるんで。中ボスポジだし。 とりあえず会話はどっちがやります?
PL2 : 私がやってもいいんですか? 性格が歪みますよ(笑)
GM : 元々歪んでるじゃないですか(笑)
PL2 : 適当ぶっこいていいならやりたいですけど、Z.M側に戦う理由とかありましたっけ。
GM : あるよ。あれの妹じゃん。 あ、それはわからないか。
PL2 : 名乗れば別でしょうけど。
GM : 顔つき同じかもしれない?(笑)
PL2 : 双子ってわけでもなし、そこまで似てますかね(笑)
GM : じゃあ当初は普通の対応で、名乗るとあれって感じで。 まあどうせ姉の話題を出さずにはいられないんだろうが。
PL2 : 普段はオドオド、ごめんなさいごめんなさい、生きててごめんなさい生まれてきてごめんなさい。 基点がズレたら、全ては<あの御方>の為に、あの女あの女あの女あの女あの女あの女 新参者のくせに成りあがりのくせにポッと出のくせに許さない許さない許さない。
GM : 普段というか、自分を卑下する言動のくせに、相手の要求は一切飲まないという感じですね。 許せないというより相応しくない。自分の中に触れもできない理想像があって、 もちろん自分も触れられないけど誰かが触れるのも許せないという。 ナース的奉仕精神に満ちています。
PL2 : 歪な奉仕精神よのう。
GM : 汚染されてますからね。 ゲロブタでごめんなさあい! 私なんかに殺されるのは嫌でしょうけど死んでくださあい!
PL2 : まぁ、基本的なところは分かりました、言葉遣いは頑張ってみる。
GM : 相手が嫌がると更に喜ぶというどうしようもないループというか被虐って得だな。
PL2 : 損得の問題だろうか(笑)
GM : 損を得と捉えられるんだから、得しかない理屈になる(笑) ZMのデータで疑問点はありますか? 今回初めて使ったけど、動物使役はなかなか使いでのあるスキルですね。
PL2 : アレはいいものです。
GM : ジャンルを指定すれば全てに適応してくれるのがいい。結界みたいに。
PL2 : ところで、この魔術武器の特殊能力はオンオフが効くんですか?
GM : プラス効果は、効きます。
PL2 : なるほど。
GM : だから普通にダメージを与えてもいいし、ステータス攻撃をしてもいいわけです。
GM : 会話再開どうぞ。
頼子 : 「あー、君、名前は?」 貰った孫の手で、こめかみをぐしぐししながら。
GM : Z.M
頼子 : ぐしぐし。
PL2 : ??「うう、呼ばれるまで隠れていてすみませえん。手間を取らせるなんてゲロブタですみませえん」
頼子 : 「そう思うんならさっさと答えてくれ」
PL2 : Z.M「こんな私なんかが手間を取らせて、あの、Z.Mって言います、ごめんなさい」
頼子 : 「何故このようなことをしたのか言いたまえ」
PL2 : Z.M(ずぃーえむ)ですかね、読みは。
GM : ですね。本名はもっと長いんですが、呼びやすいように縮めました。
頼子 : なるほろ。
PL2 : Z.M「うう、私、威圧されてます。こんな私に声をかけてすみませえん。 でも答えられません、ごめんなさあい」
頼子 : 「答えられないなら帰りなさい。この村から退去しなさい。速やかに。何一つ手を触れずに」
PL2 : オロオロと情緒不安定にしながらもきっぱりと答えるZ.M。
GM : もう触れてます。触れてるどころじゃないな。
頼子 : 「そして持ち物は全て置いて行きなさい」
PL2 : Z.M「はあい、直ぐに退去するつもりです。でも何も手を触れないのは無理です。ごめんなさあい」
頼子 : 「……この村には何をしに来たか、は、言えないんだな?」
GM : 礼装を手に入れたら退去するってことで。
頼子 : 礼装?
GM : 別に言ってもいいんじゃね?
頼子 : 言えー! 言えー!
PL2 : Z.M「それはあ、もう少ししたら目的の物が手に入るので、それまでは無理なんですう」
頼子 : 「目的のもの? なんだ? それは何だ?」 というか、私の目的の姉の情報は、どういうものか、わかってないのか?
GM : ヘルメスの瞳の研究資料だ。
頼子 : 別段目的物がかち合ってる、てわけじゃないんだな。
GM : まあね。
PL2 : Z.M「ああ、強く言われると駄目なんですう。わかりましたあ、答えますう。 私はあ、この村で行われていた実験の成果をゲットするためにやってきたんですう」
頼子 : 「実験の内容と成果とは何だ」 こめかみをグシグシしつつ。
GM : まあ適当にどうぞ。
PL2 : Z.M「はいい、この村はあ、ある魔術結社の実験場でしてえ、 ある現象を再現する結界礼装の研究を行われてましたあ」
頼子 : 「あるってなんだあるって。 あるあるあるあるあるじゃ何にも分からない。すぱっと言え」(ぐりぐり)
GM : 大辞典
頼子 : あるある大辞典とか懐かしい(笑)
PL2 : Z.M「あああ、すみませえん。ずばっと言います。 簡単に言いますと『情報』を元に物理影響を及ぼす強度でそれを再現する実験ですう」
頼子 : ズバッと言われても分からないPLが(笑) テドンの村的な再現なのか?
GM : 頼子は優秀なんだからそれでわかるんだろ(笑)
PL2 : Z.M「一定空間を特殊な結界礼装で覆い、 その結界内では『情報』を元に全ての現象が再現されるんですう」
頼子 : 「なるほろ。それは手に入れたのか?」
PL2 : Z.M「ちなみにい、今回使われている『情報』は完全記憶能力を持った被験体の記憶ですう」
頼子 : 「被験体?」
PL2 : Z.M「はいい、もともと結界礼装自体もその被験体が、 生まれながらに持っていた異能を引き出したものだそうですう」
頼子 : この礼装自体は私には全く必要無さそうだな……結社の情報はまず間違いなくここにあるみたいだけど。
PL2 : Z.M「被験体自体は実験の事故により15年前に死亡しているんですけどお、 その礼装だけはこの場に定着して蓄積した情報を繰り返し再現しているみたいですう」
頼子 : 「なるほろ。だからテンプレートな行動を取り続けるのか。 大体分かった」
GM : というかこの結界自体が記憶装置なのかもな。
頼子 : 映画やビデオみたいなもんだな。 「その礼装はどこで見つけた? 案内してもらいたいね」(こめかみぐりぐり)
PL2 : Z.M「すみませえん、それは無理ですう。 私の目的はあ、現在この村を覆っている結界礼装と、それに蓄積された情報そのものですう。 これさえあればあ、あの女に大きな顔をさせることもありませんからあ、ご理解いただけましたかあ?」
頼子 : 「あの女?」
GM : ZMというナースは実に丁寧に説明してくれました。 頼子は聞くばっかりでそろそろ自分のことも話したらどうだ?(笑)
頼子 : 名前を名乗れと?(笑)
GM : 名前も目的も名乗ってないじゃん(笑)
頼子 : 「いや、私自身はその礼装に興味はない。情報が欲しくてきただけだ。 それはその礼装の会った場所にあると考えられる。だから案内してもらいたい。 問題無いだろう?」
PL2 : Z.M「すみませえん。それが嘘ではないと証明する方法がありませんしい、 土壇場で後ろからズブリされても困るんですう」
GM : 案内する理由はなにもないじゃん?
頼子 : 理由?
GM : 1mmの得もない。
頼子 : 損もないだろう。
GM : 魔術師は損得で思考するんですよ。
頼子 : この女、魔術師か。
PL2 : 今までなんだと(笑)
GM : 今更だな(笑) 通りすがりのナースとでも(笑)
頼子 : いや、まあ、魔術師だろうなぁとは思ってたけど、確証はなかったから(笑) もしかしたら魔術使いかもしれんだろう!(笑)
PL2 : 魔術探査した後に呼びかけて出てきたんだから、そりゃ魔術関係者ですよ(笑) 魔術使いだったら尚のこと利益とリアル優先ですよ。
頼子 : 「まあそうか。そうだな。礼装はもう手に入れたのか?」
PL2 : 今まで丁寧に説明してくれましたけど。
頼子 : 「勿論これは答えても答えなくてもいい。 答えても答えなくても私は私の目的の為に動く」
PL2 : どうなんです、GM、私としてはこの会話自体が時間稼ぎだと思っていたんですが(笑)
頼子 : そうだったのかー!(笑)
PL2 : 探査を元に礼装の所に突っ込んでこられたら困るんで、それでわざわざ出てきたのだとばかり。
GM : 時間稼ぎです。 ということにする!
頼子 : ということになった!(笑) 騙された!(笑)
PL2 : あと、情報収集も兼ねていますね、ペラペラと情報を垂れ流しましたが、 ……それが全て事実だと誰が証明してくれるんです? GMとか言わないように。
頼子 : それは無意味で有意義な問だな。
GM : じゃあ、時間稼ぎされたってことで。トループといっぺんに出てくる?(笑)
頼子 : それがいいんじゃないか?(笑)
PL2 : いきなり難易度が上がった(笑)
GM : 時間稼ぎが成功すると、そうなる!
PL2 : Z.M「礼装ですかあ? それはですねえ―― ――たったいま、準備が終わった所ですう」
頼子 : 「あー、あーーー。 君は私と敵対する気だったのか」(こめかみをぐりぐり)
PL2 : ぶうううぅぅ...ん
頼子 : 「あ、今日は左の日だ。間違えた」 と言って、孫の手を右手に持ち替えて、右こめかみをぐりぐりする。
GM : ざわっ ざわっ……ざわっ……
PL2 : 羽音が聞こえる、複数の羽音、幾百、幾千、幾万の羽音が。
頼子 : 「あー、頭がいたい」
PL2 : 村中に散らばっていたそれらが、一斉に教会目指して集ってくる。
頼子 : わぁぁー。
GM : というか、虚空から湧き出してくる感じですかね。 結界を掌握したならいくらでもわき出させる。人間大のも。
頼子 : 「なんて五月蠅いんだ」
PL2 : Z.M「敵対ですかあ、すみませえん。こんな私なんかに殺されて大変申し訳ないんですけど」
頼子 : 「殺されて? 誰が? 君が? 自害してくれる? それは良かった。さっさとしてくれ」
PL2 : Z.M「面白いことを言う人ですねえ。でも駄目ですう。生かしておく理由もないから死んでくださあい」
GM : そのれいそうをころしてでもうばいとる!
頼子 : 「あー」
PL2 : Z.M「あとお、情報が欲しいって言ってましたよねえ? この礼装にはこの村で起きた全ての情報が記録されてますよお?」
頼子 : 「おー、君は良い奴だ。 そうか。私に罪悪感を感じさせないために敵対してくれるわけだ」
PL2 : Z.M「ほら、理由ができましたあ。それじゃあ、死んでくれますよねえ?」
頼子 : 「良い奴だな。私はこれでも割りと善良なんだ。無意味に人殺しをしたりはしない。 が。私を殺そうなどという分不相応な事抜かす人間を、生かしておくほど優しくはない」 目を銀に光らせる。
PL2 : Z.M「うふ、うふふふふ、いえいええ。実は、私は貴方の持ってる礼装にも興味があったんですよお。 それもついでに頂いて、<あの御方>に献上させていただきますう。感謝してくださいねえ」
GM : あの御方て(笑)
PL2 : オドオドとしていた表情をそのまま、とろけるような笑顔でそう言います。
頼子 : 「あの御方……あーーーーー、頭がいたい。誰だろう」
PL2 : その周囲に浮かぶのは、蜂。 蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。蜂。 蜂蜂蜂。蜂蜂。蜂蜂蜂。蜂蜂。蜂蜂蜂。蜂蜂蜂。 蜂蜂。蜂蜂蜂蜂蜂。蜂蜂蜂蜂蜂。蜂蜂蜂。蜂蜂。
GM : うぜえ(笑)
頼子 : 「頭がいたい」
PL2 : 大小さまざまな蜂が、羽音を響かせながら頼子の事を狙って針を光らせています。
頼子 : 「羽虫の羽音は頭痛によく響く」
PL2 : Z.M「大丈夫ですかあ? 直ぐに聞こえなくなりますから、心配しないでくださいねえ」 頼子 : 「早く殺さなければ」
PL2 : Z.M「すぐに殺しますからあ」