月詠聖杯戦争9日目 昼パート1

  GM  : あと。前のシーンを朝、これからやるシーンを昼としていったんシーンを切り         その幕間で回復処理をしますね。
  バサカ : 戦闘終了+シーン終了で単独行動でバーサーカーは6点回復
  GM  : ランサー組はエリックの財産点6点による12Dを割り振ります。         ランサー分         (ころころ……) [5,4] = 9         エリック分         (ころころ……) [1,1,6,2,2,6,2,6,1,1] = 28         ではバーサーカーも回復どうぞ。6Dと駿人の回復魔術ですね。
  バサカ : んでは、6d振ります。 財産点使用回復判定         (ころころ……) [1,4,6,5,6,6] = 28         おお、出目良い!
  GM  : 10Dと同じかよ(笑)
  駿人  : 12an4 で、回復魔術がっと。         (ころころ……) [1,3,5,6,1,1,4,1,3,5,6,5] = 7         …MP4消費、7点。
  バサカ : 駿人のほうのHPMP大丈夫か?(汗)
  駿人  : いやさ。戦闘中パスするはずが、いきなり分断されたからほぼ消費無くて(苦笑)
  GM  : 狂化分で消耗しますね。
  駿人  : 狂化の消耗は6点でしたっけ?
  GM  : ですね。
  バサカ : 現在何点何点?
  駿人  : HP23のMP18
  バサカ : 了解。こっちはHP60のMP10。         再変身するとMP使い切りなので、あとはプラスや対軍解放はHP消費して行っていく形だな。
  駿人  : ・・結局、全力疾走以外に手浮かばずかぁ…(正面から戦っても、駿人じゃなぁ)

9日目 昼 教会跡地


  GM  : 満ちた聖杯を前に、ランサー組と対峙しながら回復タイムを行っていたところですね。         雪は降り続けています。         疾風「そろそろよろしいですくえー?」         ランサー「ああ」         エリック「……そうだね。そろそろ、始めようか」
  駿人  : 「…ああ。」
  バサカ : 「…」         無言で頷いて、駿人を見ます。         この戦いに、どう結末をつける、と問うように。
  駿人  : 「…」         溜息ついて、横目で聖杯見てサインっぽい物出してみる。         (念話使えなくても、盗塁サインみたいなの出せば通じると思うの)
  バサカ : (、分かったよ)         と、そのサインを見て頷いて。
  GM  : エリック「最後に聞こう。聖杯を僕たちに譲ってくれないか」
  駿人  : 「…流石に、素直に譲って聖杯大増殖とかされたら困るんだが。」         ほぼテロだし。それ。
  バサカ : いやちょっとまて、まだ確定したわけじゃないぞそれ
  駿人  : 確定したわけじゃないからこそ言うんだよ。
  バサカ : だから、危険かも知れないから調べるまでは渡すわけにはいけないって、くらいでいいんでないかしら
  GM  : ランサー「そいつは死んだ。仮にそうだとしても、それを最初に使うのはあたい達だ」
  駿人  : 「…解析までやって安全と確かめてくれるんなら良いんだが…やれるか?一応聞くと。」
  GM  : エリック「できません。けれど貴方にそれを許すわけにもいきません」
  駿人  : 「…そりゃそうだ。」
  バサカ : 「だろうな。…あたしとしては、あの聖杯が安全かどうか、駿人に確かめてもらいたいんだがね。          確かめるだけで、使うかどうかはその後だと、何かに懸けて誓うとしてもダメか?」         (令呪とか、セルフギアススクロールとか)
  GM  : 駿人に令呪は意味ないし、エリックにその手の知識はない
  バサカ : いや、約束破ったらあたしが自害するみたいな
  GM  : 駿人が聖杯使った時にバーサーカーが自害してどうするんだよ(笑)
  バサカ : くそ、確かに(笑)
  GM  : エリック「最初から、安全もなにもないんです。可能性があるのなら、僕たちはそれに、賭けます。              必勝を誓うとはそういうこと」         ランサー「マスター、もういいだろう。戦士にこれ以上の問答は無用だぜ」
  バサカ : 「…」         ふう、とため息をついて。それならば、と、最後に言うべきことを言っておこう。
  駿人  : 「…参ったね、どうも。」
  バサカ : 「エリック。ランサー。」         二人を呼ぶ。その二人の願いの根源である、彼と彼女の運命を縛る魔剣魔槍を見据えながら。
  GM  : ランサー「我は黒騎士ベイランの姉、ベイリン・ル・サバージュ。              聖杯を主の手に! 『黒騎士の鎧(エボニー・ベイラン)』!『災厄の黒鉄(ブラック・ダヴィデ)』!」         エリック「これが最後だ。争いを、食らい尽くせ、『終結無き狂刃(ダインスレフ)』!」         二人の宝具から魔力と呪いがあふれ出し、戦闘態勢を取ります。
  バサカ : 「その手にその武器を取って、お前達は後悔したんだろう?          後悔を防ぐ手立ては、ただ、先に考える事がけだ。」
  GM  : ランサー「あたいたちは奇跡を願った、得るべきものを取り戻すことを願った」
  バサカ : 「…聖杯を掴もうと手を伸ばす、今このときに。もう一度後悔しないよう、先に考える事を薦めるぞ。          …繰り返すなよ、エリック、ベイリン!」         がっ!と、出現させた二重魔剣の鞘を掴み、自分に何処か似ている二人に、最後のアドバイスを手向けます。
  GM  : エリック「後悔は、もうし尽くした!」
  バサカ : 10an5+5an5 自己嫌悪判定目標値8         (ころころ……) [4,5,4,4,4,3,3,3,5,2]+[4,2,3,5,3] = 15
  GM  : 成功。
  バサカ : シャリィイイインッ!と、清澄な鋼の鍔鳴り音を響かせながら、白銀の戦装束を纏う姿に変じます。         「その時には出尽くしたか分からないから、後悔というのさ。          自分で止められないなら…あたし達が止めるしかない、か。駿人!」
  GM  : では戦闘開始!         駿人/バーサーカー:エリック+ランサー         戦闘配置。では……離脱判定行こうか(笑)
  駿人  : …よく考えたら、エリックとランサーに勝たんと駄目?
  GM  : いやバーサーカーを置き去りにすれば大丈夫。
  駿人  : そんでは…         「悪い、ヘルヴォール頼んだっ!」         聖杯に向けてダッシュ!
  GM  : ランサー「なにいっ!?              てめえ……待ちやがれ!」         と、とっさに追いかけようとする。
  バサカ : 「いかせないよ!」         エリックとランサーの前に立ちはだかる!         テュールフングを剣鎖の形に発言させて、薙ぐようにして牽制!
  駿人  : 「…奪い合いが聖杯戦争だってんなら…先に獲っちまえばソレで終いだっ!」
  GM  : ランサー「てめえバーサーカー、この期に及んでそれかよ! 最後ぐらいまともに戦いやがれ!」
  バサカ : 「…口でいっても通じないんなら、力づくでも調べさせてもらうってだけの事さ…          それとランサー!人生の先輩からのアドバイスだ!そもそも戦いなんてもんは「まとも」じゃねえ!          勝っても負けても人が死ぬ事なんざ、しないならしないにこしたこた、ないのさ!」         殺しあいの、果ての果ての果てに。         それを終わらせるために、あえて自分自身たちを否定して見せます。
  GM  : エリック「構うな、ランサー! バーサーカーを突破するぞ!」         とりあえず。駿人がバーサーカーを置いて離脱ってことで?         まずはランサーから。
  バサカ : 来い!
  GM  : 10an5+10 魔力放出を使って達成値をプラスする!         (ころころ……) [6,1,4,5,4,4,1,1,5,2]+10 = 19         出目はいい!
  バサカ : 離脱阻止の運動判定だよね、エリックの達成値は?!
  GM  : エリックは……         背中からめりめりと鋼鉄の翼を生やし、そこから豪風を噴射して突っ込んでくる!         エリック「おおおおおおっ!」
  駿人  : 滅茶苦茶すんな二人とも。
  GM  : 20an5+6an5 敏捷+でMP10消費。         (ころころ……) [6,6,2,5,6,2,3,4,5,5,3,4,3,3,2,3,3,3,3,4]+[6,2,3,2,2,3] = 22         19と22だ。
  バサカ : 了解…!
  GM  : 背中から羽を生やしたり風を噴射したのは、ハサンを切って特性を吸収した分です。
  バサカ : くそ、MPが、MPが…!(汗)         20an5+10an5+2an3 敏捷(プラス使用)+野生(プラス使用)+嵐の航海者:軍略相当!         (ころころ……) [6,2,5,1,1,2,6,2,3,5,4,5,5,6,3,6,6,1,1,3]+[2,3,4,2,4,4,5,5,2,4]+[3,5] = 26         MP(HP)15点消費で、達成値26!         「らああああああああっ!!!」
  GM  : 演出どうぞ。駿人は懸命に走っている。
  バサカ : ずぎゃあっ!と鎖剣を二振り同時に薙ぎ払って、その突進を牽制、         それでも進もうとするなら足に絡めて投げ飛ばし食い止める!
  GM  : ランサー「くそったれが!」
  駿人  : …令呪での補給、要る?
  バサカ : ええと、いつでも飛ばせるなら後でいいけど、聖杯解析中には飛ばせないとかある!?         聖杯との距離からして、バーサーカーが戦ってる状況は見えるんなら、         いつでも令呪使えるとは思うんだけど…!
  GM  : 念話が使えないから、バーサーカーの状態が確認できないと使えないだろうな。         だがこっちが先に使う。         エリック「令呪を以って命じる! ランサー、聖杯をその手に掴め!」         瞬間移動!         ランサーが聖杯を挟んで駿人の反対側、てのを伸ばせば届く位置に転移します。         ランサー「もらったああああ!」
  バサカ : 「ッ、駿人、こっちも!」         間に合うか!?割り込み発動でランサーと聖杯の間にこっちもテレポートを!
  GM  : 宣言どうぞ。
  バサカ : 駿人頼む〜っ!(他に手があるならいいんだがこの状況で何かあるかおい!?)         くそ、というか、この使い方で勝負されると、令呪がすり潰される!持たんぞ、色々と!
  駿人  : 「令呪を持って命ずる!バーサーカー、ランサーの妨害をっ!」
  GM  : では転移! バーサーカーもランサーと聖杯の間に割り込む形で転移します。
  バサカ : 「悪い大人の真似すんじゃないよ、ベイリンちゃん!」         聖杯との間に立ちはだかる! あえて自分達を悪い大人と言いつつ。
  GM  : がっしい! 四つに組みあう。         ランサー「ババアいい加減にしやがれ!」
  バサカ : 「お姉さんと呼びな、その呼び方ころいい加減にしなよ!」         この局面でこんなことにむきになることに少々のおかしみを感じるが、         この最後の瞬間をそれでも戦い抜くべく、魔力を燃やし続ける!
  GM  : ではその足止めのおかげで、駿人は聖杯の元までたどりつく!         後ろからはエリックが猛スピードで、追いつこうと追いすがってきますが         それでもまだ、躊躇しなければ駿人の方が、速い
  GM  : そして駿人が聖杯に触れる―――その時         時間が止まったようにゆっくりになります。         (ただのアニメ的演出効果なので実際は普通に流れています)
  駿人  : …なんか出てくるの?
  GM  : 駿人が聖杯に触れると、器の中がごぼりとわきたち         黒い闇が、一瞬で広がり、ランサーとバーサーカー、そして駿人を飲みこみます!         暗転。         黒い闇って言い方被ってたな。
  駿人  : …あのー。         ………エリック置き去り?
  バサカ : おきざられてる!?
  GM  : 距離的にいた仕方なし。         というわけでプチシーンカット!
  バサカ : ら、ランサーと念話が繋がってるから状況の把握は出来てる、といいんだが(汗)

9日目 12/22 10:12 月詠市住宅街 神埼家


  その日。   休校になったため、家でごろごろしていた神埼千里は   友人の榊勇太からかかってきた電話でとび起きた。 『神埼! 教会でなんかすごいことが起こってるみたいぞ!』 「えっ、なにそれ!」   慌てて外に飛び出し、するすると屋根に上る千里。   雪が降るなか危ないことこの上ないが、運動神経には自信がある。   丘の方を見ると、たしかに。何かすごいことが起きていた。 「黒い……太陽?」   教会があったはずの場所は、クレーターとなり、周囲の林はなぎ倒されている。   対城宝具と対軍宝具が8回もぶつかり合えばそうなって当然だが   それよりも、千里の目を引いたのは   雪の中。教会からすこし上に、真っ黒な球体が浮かんでいることだった。   一体何なのか。千里のオカルト知識で鑑みてもさっぱりだった。   屋根から飛び降り、電話口に戻る。 「見た見た! 確かになんか変なのあったね!」 『だろだろ! なんだろあれ! 見に行こうぜ!』 「でも危なくないかな? 探偵さんにも家にいろって言われてるし」 『うーん。それじゃとりあえず合流してから相談しようぜ』 「わかった! じゃあ部室で!」   千里は電話を切ると、急いで防寒対策をする。   セーターにコート、マフラー、手袋。その手の機材は部室に置きっぱなしだ。 「おじいちゃーん。でかけてくるねー!」
  GM  : 幕間とは言えないぐらい短いけど一応幕間。
  駿人  : きちゃダメェェェェェェェェぇっ!?
  バサカ : くんなああああああああ!?
  GM  : 大丈夫だよ無条件で死んだりひどい目に遭ったりはしないから。
  バサカ : 条件が整えば死んだり酷い目にはあうんですね(汗)         条件をそろえないようにしないと…

9日目 昼 聖杯


  GM  : 次のシーンは駿人のみ登場となります。よろしいですか?
  駿人  : あいさー
  GM  : では、気付くと駿人は。事務所の自分の部屋の真ん中に立っています。
  駿人  : 「…は?」
  GM  : 海賊に襲われたりヘイドレクに吹き飛ばされたりする前、聖杯戦争が始まる前の部屋です。
  駿人  : 「懐かしいなぁ。数日しか経って無いのに。…思えば、色々有ったよなぁ。          海賊が蛇口で騒いだり、部屋に置いてたもの無くなったり…」
  GM  : ソファには呪布帯姿の御門美樹が座っていて、窓から外は黒い雪が降っています。
  駿人  : 「…………・…ん?」         二度見。つーか三度見しますよ。美樹見て、部屋見て、美樹見て、窓の外見て、美樹見て。
  GM  : 美樹「おめでとう。貴方は聖杯を手に入れたわ」
  駿人  : 「…手に入れたに入るんか。アレ。」         解析するため触って飲み込まれて。
  GM  : 美樹「もちろん。令呪を持つマスターかサーヴァントが、            満ちた聖杯を手にしたんだもの。充分条件は満たしているわ」
  駿人  : 「………」         令呪使いきってたら、触ってもダメだったんだなぁ等とぼんやり思っています         「…って、結局解析できねぇっ!?」         ここ聖杯の中だっ!?
  GM  : 美樹「とりあえず……御門美樹として伝えておくわね」
  駿人  : 「えと、なんぞ。」
  GM  : 美樹「私の願いは一応予約しておいたけど、結局塗り潰されてご破算になったわ。            だからあなたが望まない限りは聖杯が世界中にばらまかれたりはしない」
  駿人  : 「…おやま。」         若干拍子抜けした顔。…気配察知、一応やるけど嘘ついてないよね?
  GM  : ついてない。         美樹「さて。それじゃドキドキ聖杯クイズをやりましょうか」
  駿人  : 「えーと。その前に質問一個。いや、二個」
  GM  : 美樹「なあに?」
  駿人  : 「…塗りつぶされるって、要するに俺が触る前に何か別の願いが入ったのか?          あと、そのネーミング何。」
  GM  : 「そう。アヴェンジャーの宝具効果がね。          ネーミングは伝統だから気にしないで」
  駿人  : 「…おぃっ!?」
  GM  : 美樹「駿人さん、真名看破怠ったでしょ。アヴェンジャーの宝具は、目標を失うと聖杯に適用されるのよ」
  駿人  : きーいーてーなーいーぞーっ!!!
  バサカ : ずっるい!
  GM  : アヴェンジャーか真ハサンの真名看破すれば分かったことです。
  駿人  : 流石GM。容赦ない。  人間に倒された場合は、その呪いは聖杯を汚染する。  最高の処分方法は令呪で自殺を命ずること。  あるいは、精神抵抗すれば呪いは昇華される。  ちなみにランクが12の超英雄は無条件で抵抗成功する。三倍持ってこい。   バサカ : やっぱあたしが自爆したほうが良かったのか…。
  駿人  : …呪いの聖杯…
  GM  : というかバーサーカーなら、精神力で普通に抵抗できた目もあったかな、と。
  バサカ : なんとおお!?         …ふむ、それなら、むしろここから、         バーサーカーの精神力を聖杯内部を浄化・濾過するために使えないかな。         現状聖杯が呪いに伝染してる状態なのだから、聖杯を飲み干して、         呪いに耐えて、願望器としての機能だけを吐き出す、みたいな。
  GM  : ギル様ですら無理だったことを(笑)
  バサカ : 令呪を上乗せしして何とか…!
  GM  : まあ、大聖杯というプールは既に汚染されてしまったけど、バーサーカーを濾過機にすれば、         ある程度の無色の魔力は得られるかもしれないね。
  駿人  : それ、どっちにしろバーサーカーがアウトなような…
  駿人  : 「…いや、あの宝具見てそんな付加効果あると思うわけないだろ。          というか、願ったら確実にろくでも無い事が待ってる予感しかしないぞあの宝具受けた聖杯。」
  GM  : 美樹「さて、それじゃ疑問も解けたところで。            ドキドキ聖杯クイズ、行ってみましょうか」
  駿人  : 「…やらんと駄目?」
  GM  : 美樹がテレビのスイッチを入れると         駿人『問題』         駿人の声で、テレビから声が流れ出します。
  駿人  : 「って出すの俺かよっ!?」
  GM  : 仕様です。         駿人『第一問。人間には、人間を裁く権利がある。イエスかノーか』         画面には裁判の様子や、独裁者による死刑の様子が流れています。
  駿人  : 「…イエス。その権利が存在しなければ、司法という制度自体が崩壊する。」
  GM  : では画面が切り替わり         集まって十字架にかけた何かを燃やす人々の姿になります。         『第二問。生まれたばかりの赤ん坊も、殺すだけの罪は有り得る』
  駿人  : 「ノー。『罪』は行動によって成立する物だ。」
  GM  : では場面が切り替わる。         巨大な怪獣が、月詠市を蹂躙しています。         『第三問。上記の問題の続き』
  駿人  : 「…なして怪獣映画?」
  GM  : 『その赤ん坊が、世界を破壊する悪魔だとしても、その決定は覆らないのか?』
  駿人  : 「…イエス。そもそも、赤ん坊を『悪魔』とだれが判断しうる?          ラべリングは犯罪者を生むきっかけ。避けられるべき行為だ。」
  GM  : 駿人『結論が出た。            君の願いは『白面のもの』だ』
  駿人  : 「…九尾の?」
  GM  : 美樹「はーい。というわけで白面のものEND到達おめでとうございます」
  駿人  : 「…あのー。色々よく分からないんだが。」
  GM  : 美樹「これは聖杯から絶対悪を、現代の神霊として生み出すというものですね。            元々アンリマユは生誕を望んでいたんです。あれは生まれることすらなく殺されたものでしたから」
  駿人  : 「…俺個人の願いどこ行った。」
  GM  : 美樹「とりあえずアンリ・マユの願いを否定することから始めないといけませんね。            クイズをやりなおす?」
  駿人  : 「いや、効くのか?やり直し。」         そもそも、駿人的にはさっきのどれも否定したら本人揺らぐんだが。
  GM  : 美樹「ええ。ただし、このルートのこの結果は破棄されて、二度と選べなくなるけど。            一応聞くわ。アヴェンジャーは絶対悪として生まれることを望んでいる。それを貴方は否定できる?」
  バサカ : む
  駿人  : 「…絶対悪として生まれる以外の選択肢は無いのか?」
  バサカ : そうだとすると、そもそも問いの前提が変わるな。         生まれる前から赤子が悪意を持っているのであれば、それは違う。         その余地を選びうるのであればいいんだがね。
  駿人  : 要するに、単なる神霊や人間として生まれる選択肢は。
  GM  : 美樹「アヴェンジャーは絶対悪なの。逆にいうと、あれはそれだけの意味がないのよ」         それ以外の意味がない
  駿人  : …白面のものなら、普通に赤ちゃんとして生まれて来いよと思うのだけど。
  GM  : 美樹「ま、いいわ。どうでもいいことでしょうから、さくっと破棄しましょうか」         白面のものだって、陰の気が集まって生まれたものだからな。
  駿人  : アレの最後の願い、恐怖でも怒りでも無く優しくよんでほしいってもんだったろ。
  GM  : そうだけどアヴェンジャーはそもそも生まれてすらねえよ(笑)
  駿人  : …厄介な。
  GM  : ま、この辺りは原作準拠ネタなんで
  GM  : ではいったんシーンを切って、バーサーカーの方に行こうか。         バーサーカーがいるのは、人の躯が積み重なった戦場         ではなく         剣を手放した後に過ごした、王宮です。
  バサカ : 「ここは…あの闇は…」
  GM  : ……王宮でいいのか? 領主の館とかか?
  バサカ : 王弟の妻だから王宮であってはいるけど、なにしろヴァイキングの王のだから、         宮殿という程立派ではない感じかな。石造りで、でかくてそれなりに立派だけど、         煌びやかという程ではない感じな。まあ、分捕り品や上納品の宝で飾られてはいるかもしれんが。
  GM  : その石造りの冷たい館に一人で立っています。         武器も鎧も持たず、外は黒い雪が降っています。         廊下の反対側には、全身刺青の青年……アヴェンジャー一号がいます。
  バサカ : 「、アヴェンジャー。」         場所が何処か、という事を理解して、そして、アヴェンジャーを見て。
  GM  : アヴェンジャー「久しぶりというほどでもないか」
  バサカ : 「…あの闇は、聖杯の力か。ということは、ここは聖杯の…・」         と言いかけて。
  GM  : アヴェンジャー「ここがお前の故郷か。冷たい場所だな」
  バサカ : 「…ああ。まあ、生まれた場所じゃないが、地球全土から見れば、大体故郷といっていいだろうな、          「ここのモチーフになった場所」は。…寒いところさ。寒くて豊かじゃないから、誰も彼も奪う事ばかり。          聖杯が、発動しちまったのか?いや、駿人は発動させようとはしてなかった…暴発か?          お前がいるのは嬉しいが、いる事から考えると、明らかに何か、聖杯はおかしくなってるよな?          本来想定された機能から。」
  GM  : アヴェンジャー「ああ。ここは聖杯だ。                 さて。しかしまあ、お前は副次的に取り込まれただけで、クイズもなにもないからな」
  バサカ : 「クイズ?」
  GM  : アヴェンジャー「一つだけ聞こう。お前はそれでも聖杯を求めるのか?」
  バサカ : 「この、聖杯に発生した問題とやらを、あたしらの力でどうにか出来るか次第だな。          お前がアンリ・マユだろうが、あたしはお前の事を、救いたいとまでいえるかどうか、          ともあれ、少しでも良く何かできないかと思って話しかけ、絆を結ぼうとしたように。          できる事をやって、より良い結果を求める。どんな状況でも、どんな前提でも、          足掻くことは出来るし、少しでも現実を動かす事は出来る。出来るんなら聖杯を何とかして、          出来るだけの幸せを得る。聖杯を何とかすることが出来ないんなら、それがダメなりに他に、          それを見てすべきと思ったことをするさ。駿人や、出来るだけ多くの奴に、          少しでもより良い先が得られるような何かを。」         そう、アヴェンジャーに答えます。元々そのように生きてきて…         息子の事で失いかけていたその心を、駿人によみがえらせてもらったから。
  GM  : アヴェンジャー「己は絶対の悪。己にとっての良いこと、悪いことの基準はまるで正反対だろうな。                 世界が善であるために、悪が求められた。己はその求めに従うだけだ。                 実際、もしもこの聖杯からアンリ・マユが生まれたなら。人々は少しは善に傾くかもしれん。                 それは人類の、悪意の心を食い物にする化物だろうからな」
  バサカ : 「・・・望まれたから答える、か。それがお前のしたいことか?って、言うところだけど…          お前そういうとき、己にはそういう感情だの何だのとは、とか言いそうだけどさ。」         付き合い長いんで苦笑いして。それでも、実際どうなんだよ、と言います。
  GM  : アヴェンジャー「言っただろう。己に自己はない」
  バサカ : 「あたしはそうは思わんがね。自己が無いというんだったら、          そもそもあたしと会話したり、こうして、あたしのまえに出てきたりしないだろ?」
  GM  : アヴェンジャー「それはお前が望んだからだ」
  バサカ : 「石は「自分は石だ」なんて思ったりはしないよ。他人が望んだからってそれに答えようとするんなら、さ」
  GM  : アヴェンジャー「では、いましばらく待つとしよう。あちらはまだ時間がかかるようだしな」
  バサカ : 「まあ、億歩譲ってそっちの前提に乗って話そうじゃないか。          お前は「世界が善である為に」という願いを受けて「悪となる」という事をしようとしている、それでいいか?」
  GM  : アヴェンジャー「いや。己は悪であれという願いを受けて、そういうものになった。                 させられたのかもしれんが、覚えてはいないな。                 己が望むのなら、それはただ生まれることだけだ。                 生まれなければ何もかもが始まらん」
  バサカ : 「つまり、「悪であれ」と求められたと?けれど、さっきお前が言ったとおりなら、          それは「世界が善である為に」悪であれと願われたって事だよな」
  GM  : アヴェンジャー「そのようだな」
  バサカ : 「だとすれば「悪であれ」ってのは手段で「世界が善である為」が願いだ。          勝って得たいと願ったものを得るために敵を倒したいというのは、          「敵を倒す」のが手段であって「勝って得る」のが目的であるようにな。」
  GM  : アヴェンジャー「いや、俺への願いは悪であれというものだったぞ」
  バサカ : 「それじゃ、「世界が善である為に」ってのは、お前自身が思いついたことにならないか?          願われたのはその部分だけだったんなら」
  GM  : アヴェンジャー「その理屈でいうなら。己は彼等が「勝って得る」ための『敵』だな。                 彼等が勝つために己は敵として望まれた……そういうことだ」
  バサカ : 「そうでなく「世界が善である為に悪であれ」と、一まとめでセットに願われたんだとしたら、          そりゃ、願った奴すら願いと課程をごっちゃにしてたってことになる。」
  GM  : アヴェンジャー「純粋性の問題だ。世界を善と悪に分けるために、己には絶対の悪が望まれた。                 お前が何を期待しているかは想像もつくが、己にその手の改心はない。                 ないからこその絶対なのだから」
  バサカ : 「成程な、やっぱりいずれにせよ…」         改心か、それと似ているような、似ていないようなもんではあるが…         「お前、それじゃ本当の意味で願いをかなえようとしてるかどうかは微妙だぞ。」         と、前提をひっくり返すようなことを言います。
  GM  : いい加減長引いたんでシーン切ります。カットカット。
  バサカ : 次のシーンでこの続きの結論を言っていいのなら応じます。
  GM  : 続きは次の聖杯クイズが終わったらね。
  バサカ : 言う機会があるとGMが絶対的に保障するなら。
  GM  : 続きは次の聖杯クイズが終わったらね。
  駿人  : …なんかなぁ。(次の聖杯クイズでも、破棄確実なルートって言われた気がした。間違っちゃないが)