月詠聖杯戦争6日目 朝〜昼パート

6日目 12/19(月) 朝 命泉学園


  GM  : 朝方に狩り組は戻ってくるけど、断固として寝る?
  駿人  : …朝寝ないと夜か深夜寝る羽目になるんですよね。
  GM  : そうだね。
  駿人  : …諦めて夜寝るか。(寝れなかったら深夜寝る)
  GM  : あ、そうそう。日付の変更で回復するので2dふってください。
  駿人  : (ころころ……) [6,1] = 7         ぴったり回復―
  GM  : HP7に、MP全快ですね。         では朝方に、アヴェンジャー組とランサー組が戻ってきます。
  GM  : 美樹「ただいまー! 作戦会議するから礼拝堂に集合!」
  バサカ : ふむ、起きるのか(夢イベントの準備をしていた)
  GM  : ちなみにアンナは登校するので礼拝堂にはきません。
  バサカ : GM、寝不足状態にはこの場合何時から入ると裁定される?
  GM  : この日が終わった時から。(日付で睡眠を管理しているので)
  駿人  : …じゃあ、翌日朝寝ればぎりぎり寝不足回避?
  GM  : 今までは朝に寝だめしていたという感じですね。
  バサカ : 了解。今日一日はまだ大丈夫、か。
  駿人  : 「あいよー」         てくてく礼拝堂へ行くのですよ。
  バサカ : 「こんな時にも規則正しいというか、あるいは習慣の行動をすることで気を落ち着けてるのか…」
  GM  : あとはエリックですね。つまり3組。思い思いのところに着席です。
  バサカ : お、エリック組も来てたのか。連絡取る手間が省けたな。         ランサーとアヴェンジャーは実体化してる?
  GM  : してないですね。
  バサカ : ぬう、こっちも霊体化した場合、霊体化してるアヴェンジャーに話しかける事は出来る?
  GM  : 面倒な…(笑)         霊体化している時はマスターとの念話しかできないものとしましょう。聞くことはできる。
  バサカ : ちい、それではアヴェンジャーに、美樹の背信の件を問い詰められんではないか!
  GM  : 美樹「さて。とりあえず昨日はお疲れ様。この同盟は見事に目的を果たしたわ。            ライダー、キャスター、フェイクバーサーカー……まあセイバーの脱落は残念だったけどね。            で、私達はキャスターのマスターを仕留めたわ。            けどその時、意外な事実が明らかに! 答えはCMのあと!」
  バサカ : 「いいから早く言え」(思わず突っ込み)
  駿人  : 「…と言うか、誰が流すんだCM。」
  GM  : 美樹「監督役のヴァレンタイン神父がアサシンのマスターだったわ。            しかもアーチャーのマスターと組んでやがったわ!」         というわけで、昨日の話を脚色入れながらしてくれます。例の幕間ね。         ただ、美樹はアーチャーの狙撃を食らって逃げだしたので。神父が相対したところまではみていません。
  バサカ : 「…ほう。」         ちょっと大きく目を開いて息をつくが。         「あの磔台の拝み屋、妙な奴だとは思っていたが…成る程の曲者っぷりだな。」
  駿人  : 「…後者の方は特に驚かんかなぁ。どっちも神父だし。」
  GM  : 美樹「まったく、面倒ったらないわ!」
  バサカ : 「しかし、それだと報酬の件はどうなるんだ?」         と、戦後の補給の当てにしていたんでぼやきます。
  駿人  : 「…教会での補給はほぼ絶望的、ぐらいに考えた方が良さそうだな。こりゃ。」
  バサカ : 「畜生め。こっちに命張らせておいて…」         シグルドの事を思うとなおさら腹が立つ、という表情
  GM  : あ、そういえば月詠ニュース忘れてたな(笑)
  バサカ : んじゃ、ランサーチームが新聞持ってきたって感じで?
12月19日 月詠ニュース ・昨夜、月詠ハイアットホテルで爆破予告があり、従業員と客が避難した後、19:00ごろに4度の爆発がありました。  爆発は最上階で二回、10階で一回、30階で一回あり、ホテルに大きな被害が出ましたが 死亡やけが人はなかったそうです。  警察では爆発の原因と、爆破予告の犯人を追っています ・昨夜深夜、教会近くの丘で強風によって電柱が倒れ、付近が停電に見舞われました
  バサカ : …ホテル、倒壊しなかったのかしら(笑)         こんだけどかんどかんやったら折れても不思議じゃねえ(笑)
  GM  : かなーり傾いたみたいだよ(笑)
  バサカ : はは(笑)
  GM  : 爆破解体処理ものだな。         また月詠市の観光施設がお亡くなりに。
  駿人  : …10階と30階でそれぞれ逆方向に爆発起きたのかな。         (それなら、二カ所に大穴開いても崩れない)
  バサカ : 理由のわからんテロってことで、月詠市も頭抱えてるだろうな。
  GM  : 美樹「ぶっ殺してやりたいところだけど、魔術隠匿を誰がやるかって問題もあるのよね。            特に今は月詠ハイアットホテルがあれだし」         エリック「報酬は僕も少し当てにしていたけれど……そんな人には見えなかったんだけどな」         そんなわけで、とりあえずこのホテル騒ぎの始末ぐらいはしてもらわないと困る、と。
  バサカ : 「で、問題は。この神父共の振る舞いについてどうするか、だ。」
  GM  : 美樹「断固抗議! あの教会に対軍宝具とか対城宝具とかぶちこんだらどうかしら」
  駿人  : 「…むしろ対軍宝具撃ち返されそうで怖いぞそれ。」
  バサカ : 「少なくとも撃ちあいにはなるだろうな。アーチャ―のブラフマスートラがある以上」
  GM  : エリック「……聖杯戦争が継続できないのは困ります。              監督役をどうするのか、彼がマスターとして参加しているのか……              そのあたりを確認しに行ったらどうでしょう」
  バサカ : 「だな。連中を問い詰める。参戦の理由について、ぎゅうと言う程な。          実際、アーチャ―のマスターの参戦動機があくまで死徒退治なら、          ここで自分から戦争をやめてくれなきゃ道理が通らん」
  GM  : エリック「……それともう一つ、いいですか?」
  駿人  : 「どうぞ。」
  GM  : エリック「混沌悪同盟を斃した以上、僕たちの同盟も解散、ということになりますね?」
  バサカ : 「いや。神父共を問い詰めにいく以上、威圧を聞かせる為に、          こっちも組んだままでいくのがいいと思うんだが…どうかな?」         混悪同盟退治の戦闘は終わったが、戦後処理は終わっちゃいないわけだから         それを済ませるまでの同盟の延長を提案します。
  GM  : エリック「……そうですか。わかりました」
  駿人  : 「…まぁ、個別に問い詰めに行って各個撃破も勘弁だしなぁ…ただでさえ向こうアサシン居るし。」
  GM  : エリック「ただ、僕は聖杯戦争の継続を最優先に希望しますから……」
  バサカ : 「中々やる気があるんだな。」         と、エリックのその言葉に。
  GM  : 美樹「おーけーおーけー。それでいつ行く? 昼になってから?            それとも昼寝して夜行く?」
  駿人  : 「昼は用事あるんで、夜か深夜で頼む。」
  GM  : 美樹「んじゃ昼間は自由行動。夜になってから教会に集合ってことで! 19:00ぐらいに」
  バサカ : 「…ところで、だ。そういえばエリック、アンタが戦う理由をまだ聞いて無かった気がするが。          実際どうなんだ?アンタの願いは。」         と、ふと尋ねます。         「答えたくないんならいいんだが、出来れば教えて欲しいんだがね」
  GM  : エリック「そうだね……後で話すよ」         ちらりと美樹を見て。
  バサカ : あと、解散する前に美樹に言いたい事があるんで。
  GM  : エリック「それじゃあ僕たちは少し休んでくるね。さすがに疲れたから」         エリックたちは礼拝堂の奥に入っていきます。
  バサカ : 「ん、分かった。が、ちょっと待ってくれ」         と、その背中を呼びとめて         「…美樹。ちいっと、アヴェンジャーに話がある。出してくれないか?」         と言います。         「同盟を健全に続行する為に、必要な話だ。」
  GM  : アヴェンジャー「何か用か?」         と猫耳三尾の全身刺青男が出てきます。
  バサカ : 「ぶっ!」         吹いた、いきなりその恰好は卑怯だ(笑)         ってか、礼装ごと霊体化出来るのか!(爆笑)
  GM  : 英霊基本能力になかったっけ?(笑)
  バサカ : 装備した礼装がどうかってなそういや決めて無かった気がしてな、まあともあれ。         「…れ、礼装か、まあいい。アヴェンジャー、話がある。」
  GM  : アヴェンジャー「うむ。何用だ?」
  バサカ : 「何。昨晩の戦闘に関する、仲間内としての論功行賞は、必要不可欠と思ってな。          アタシらは、フェイク・バーサーカーとライダーのマスターを倒した。          セイバーチームはキャスターを倒した。ランサーチームは、ライダーと戦って、          まあ、トドメは割り込んだアサシンが持ってったってことだが、倒した。          で、アヴェンジャーチームは追いかけて言ってキャスターのマスターを倒されるのを目撃したわけだ、が。          アヴェンジャーチームのそもそもの果たすべき役割は、戦場へのアサシンチーム、アーチャ―チームによる          横槍の阻止だった筈だ。」
  GM  : 美樹「ま、まあそうね……キャスターのマスターを斃したのはアサシンだったわ」         アヴェンジャー「それについては謝罪しよう。我が身の不甲斐なさによるものだ」
  バサカ : 「アヴェンジャー。お前は割と実直なたちだ。能力的にアサシンを取り逃がしたという事なら、          ありえはするだろうが、真っ当に定められた役割をやろうとしたはずさ。」
  GM  : アヴェンジャー「ふむ」
  バサカ : 「だが、アーチャーは違う」         と、アヴェンジャーの言葉を受けた上で。         「タワーの上から、対軍級の熱量を充填しての発射だ。火車に乗って飛んでいたのであれば、          事前察知がお前に出来た可能性は十分ある。お前が阻止できなかったとすれば…」         じっ、と、アヴェンジャーと、そのマスターを見て。
  GM  : アヴェンジャー「なるほどな。言いたいことはわかった」
  バサカ : 「例えば、ライバル減少を目論むマスターの命令で故意に見逃したか、          叶う筈がないとマスターが諦めて己たちの身の歩進を優先させたか、という可能性が高い。」         うむ、と、アヴェンジャーに頷いて         「正直に話してくれ。お前のマスターが何を命じたか。          同じ船に乗る以上、行いは民会(シング)でもって裁かれねばならん。」
  GM  : アヴェンジャー「それについては回答を拒否しよう。理由の回答も拒否する」         即効拒否!
  バサカ : 拒否はさせん、と、相手の拒否発言の上におっかぶせるように言って         「ランサーチーム。          事は詳らかにする必要があると思うが、どうか?          神父たちに対抗するために同盟は必要だ。          だが、同盟は誠実に行われねばならん以上、きちんとしにゃあならんだろ?」         と、ランサーチームに、同調するよう訴えます。
  GM  : エリック「……そうだね。今となっては怪しいけれど、報償の話もあるしね」
  バサカ : 「そういう訳だ。何、この場で挟み撃ちにするとか、そこまでは、アタシのマスターが望みはしないだろうさ。          ある程度のペナルティと責任を誠意を持って取ってもらう、それだけだ」         と、実質もう拒否った段階で限りなくブラックだろうが、と言います。
  GM  : 美樹「ヘイヘイ! あんたの言いたいのは悪魔の証明よ。            私達があの時アーチャーに気付いていたかどうか……そんなことは証明不能でしょう?            そして私は断固として、気付いていなかったと証言するわ。で、どうなの駿人さん?」         と駿人に話題を振る。
  バサカ : 「能力不足であったのだとしても、攻撃発動に対して令呪を切って対抗する等の行為をしていない以上、          …少なくとも誠意は無かったという疑惑の証拠にはなるぜ、行動自体がな。」         こいつぁ悪いが「裁判」じゃねえ、「つるしあげ」だぜ、ヴァイキング的な(笑)
  GM  : 美樹「令呪を切るかどうかまでは同盟には含まれていなかったはずよ。            それはあんた自身が難色を示したでしょ? たしかなんだっけ?            令呪はもう数少ないから、相手に令呪で逃げられても使いたくないだっけ?」(ばちばち)
  駿人  : 「…何処まで予想してたか、の問題になると思うがね。姫さんの索敵だと、          アサシン察知を重視して狭い範囲に集中してたとかでもない限り発見してたと思うから。」         ぼそっと呟くよー。
  バサカ : 「四騎同盟前の件は、あれは実質そっちがこっちの保護下に入る形だった以上の条件だったし、          今回の戦に関する規定としては互いの陣営の令呪数差を考えての話だ。」
  GM  : 美樹「というか何なの駿人さん? これあなたが言わせてるの?」
  駿人  : 「…言わせれるほど器用に見えるか?」
  バサカ : 「要するに令呪の使い合いにまで持ちこむかという戦術的な問題であって、          今回のような「誠意の度合い」の話とは別さ。」         と、美樹に反論して
  GM  : アヴェンジャー「議論はもういいだろう。水掛け論だ。                 それで、これは同盟解消の申し出か?」
  バサカ : 「まさか。あくまで、内紛やバックスタブの無い同盟のあるべき形についての提議さ。」
  GM  : アヴェンジャー「誠意というものについては己にはわからん。どうして欲しいのだ?」         美樹「今まさに内紛でしょこれが。そして起こしたのがあんた」
  バサカ : 「お前が起こした悲劇への解決を要求しているだけだ。陰謀か無能か、理由は兎も角な。」         と、美樹のそっちが起こした内紛だというのを、原因はお前だと退けて
  GM  : アヴェンジャー「セイバーを復活させるということか? それは無理だ」
  バサカ : 「…理由がどっちかとは問わん。セイバーを復活させろとも言わん。          ランサーチームが別途に要求を出すかどうかは知らん。          ただ単に、アタシとしては。最低限、アンナにはきちんと謝れ。そう言っておきたいがね。」
  GM  : 美樹「そりゃ謝るけどさ。ごほごほっ……まあ昼休みにでもなったらね」
  バサカ : 「しかるべく誠心誠意を持って謝り、払うべき責任をアンナに対して誠実に遂行するなら、          こっちとしては特に要求する所はない。今後はこういう疑惑を招かないよう、真面目にやりな、          ってくぎを刺す以外はな。」
  GM  : 美樹「ランサー組は?」         エリック「……令呪一画の放棄」         美樹「するかばーか!」         エリック「そうか……まあ、あまり期待はしていなかったから、いいけどね」
  バサカ : 「…マスターは、これでいいか?…それとも、不味かったか?」         と、疑惑をぶちまけた事について、問います。
  駿人  : 「…溜め込むよりは解決したほうが良いだろうが…教会突撃前にやるのはちょいとなぁ。」         色々拗れてる現状見てため息ひとつ。いや、必要とはわかってるけど。
  バサカ : 「教会突撃後に機会があるかどうか分からなかったんでな…すまん。」         と、マスターに謝っておきます。
  GM  : そんな感じで、解散?
  駿人  : 「…ああ、姫さん。後で個人的にお説教が有りますんで。」         と、解散前に釘だけさしときます。
  GM  : 美樹「全くよ。ちゃんとしつけておいてね」(ぷんぷん)
  駿人  : 「・・お説教先は姫さんですからね?」
  GM  : 美樹「えー……ごほごほっ」
  バサカ : あっはっは(笑)         (すまんついでに美樹の細かい機嫌はそっちの御説教ついでに頼むは…本当すまん)         と、駿人にこそっと小声で言った上で         「…気分害したか?」         と、アヴェンジャーに最後に話しかけます。
  GM  : アヴェンジャー「そう思うならするな」
  バサカ : 「…悪い。ただ、シグルドの事を思うと、どうしても気がたっちまってな。          息子にも言われたが、アタシはどうも情が濃くてならん。」         と、ぼやきめいて詫びて         「ただ、アタシとしてはお前が返事を拒否する事は予想外だった。          …仲良くなる理由があったのか?あのマスターと。          それとも、お前の願いとして、まだマスターに不利を受けてほしくなかったのか?」         と、言います。
  GM  : アヴェンジャー「ふむ……まあ、あれは己のマスターだからな。害する理由はない。                 他に何もないといった方が正しいか」
  バサカ : 「ふぅん…。」         と、唸る。         「害さない理由はある、んじゃないのか?」         と、本当にそういう単純な契約上の話なのか?自分でも意識してないような何かがあるんじゃないか?と。         それ以上特にないなら         「悪かったが、アタシとしては美樹は兎も角お前の事は嫌いじゃあないんだ。それは、忘れないでくれ」         といって、会話を終わりましょう。
  GM  : では、シーンカットで。         そして幕間を出して、昼行動に移ろうか。
  バサカ : ちなみに、駿人の美樹への説教はどのタイミングで?
  GM  : 夜じゃね?
  駿人  : 夜ですね。他に誰かいたらできないし。
幕間  ちくしょう……ちくしょう、畜生!  あたいたちの人生は、一体何のためにあったんだ。  誉れある騎士としての人生を全うしたかった。  あたいと会う人間、どいつもこいつも勘違いしやがるが  別に、好き勝手に生きているわけじゃない。  あたい自身、自分の性格にうんざりしてるんだ。  カッとなるとつい手が出てしまう性格も、やること為すこと裏目に出る運の悪さも。  好きで野蛮なんて言われているわけじゃない。  だから罰だって大人しく受けるし、償いだってしてきた。  ああ、そうだ。償いだ。  あたいがどんなに騎士らしくなくても、考え無しでも  償いさえすれば、立派な騎士になれると……信じていたんだ。  貴族の徒弟に侮辱を受けて叩き切ってしまったことも……  あたいの首を要求した、あのくそったれなお袋の仇を宮廷で斬ってしまったことも……  追ってきたランソールと恋人のことも……  償いさえすれば、騎士として認められると思っていた。信じたかった。  帳消しになると。  だから、努力した。  偉大なる王のように『最も優れた騎士にしか抜けない剣』に挑んだし……  王の敵を倒すために、弟と一緒に五十騎に挑み……  友を殺されながら、クズ過ぎて救いようも無いガーロンをぶっ殺した。  だというのに、神よ。あんたがあたいに与えた運命が、これか!  女殺しに、仲間殺し、国殺し、そして……弟殺し。  その全てが呪いのためだというのなら  あたいと、弟の人生は、なんのためにあったんだ。  ああ、弟よ。ベイラン、お前こそがあたいの誇りだった。  あたいと違って思慮深く、あたいと互角の腕前を持っていた。  お前なら、あの円卓で誉れを重ねることだってできただろう。  だというのに、こんな姉に付き合わせて、何もかもを駄目にしちまった。  あたいだけなら、まだ我慢もする。この性格のせいだといわれれば仕方がない。  だが、弟は……ベイランは違うだろうが!  あたいたちの人生は、手前らの添え物じゃねえぞ!  どんな償いをしても、犯した罪が消えないというのなら、あたいたちの人生は、何の意味があったというんだ。  畜生……ちくしょう!  もしも聖杯があるのなら  全ての呪いを消し去ってくれ。  そして、騎士としての、名誉を。

12/19(月) 命泉学園  8:00


 月詠ハイアットホテルでの決戦後、リアンを追いかけたランサーとエリックは  途中でアヴェンジャー組から『仕留めた』との連絡を受け、追跡を中断していた。  さすがにくたくただったので、命泉学園に戻り、すぐ個室で一眠りし  そして聖杯戦争六日目の朝を迎えた。  とりあえず顔を洗い、着替え、サーヴァントを呼び出した。  霊体化していたランサーが実体化する。  その表情はどこか気まずげだった。 「ランサー。昨日はお疲れ様」 「……おう。マスターもな」 「状況を整理しようか。昨日の時点で、ライダー、キャスター、フェイクバーサーカー、そしてセイバーが脱落した」 「残るはアーチャー、バーサーカー、アサシン、アヴェンジャー、そしてあたいらだな」 「それにしてもキャスターとセイバーが相討ちか……それは予想外だったな」 「よっぽどの難敵だったんだろうよ。早めに消えてもらって良かったと思おうぜ」 「そうだね。けど、組む相手がいなくなってしまったのは問題だ。目的を果たした四騎同盟は解消だろうし……」 「アヴェンジャーとバーサーカーは元から組んでた臭いからな……」 「戦争もそろそろ佳境に入る。小聖杯を奪い取る……アヴェンジャー組を倒す算段を練るべきだろう」 「アヴェンジャーか……あいつが死徒を倒したっていうのなら、十分戦力化したってことか。厄介だな」  サーヴァント二騎分の戦力。  それがランサー組の最大の強みだった。タイマンなら絶対負けん。  反面、弱点も明白だ。まともな魔術師がいないために、情報戦では圧倒的不利になる。  故に、まともな魔術師のいる組と同盟を組んで終盤まで戦い抜くことが戦略だったのだが。  セイバーが脱落したことでそれも御破算だった。  アヴェンジャーとバーサーカー。二組を相手に、戦えないこともないがアドバンテージは消えてしまっている。  あとはランサーが勝てるかどうか、だが。 「率直に聞かせてくれ。バーサーカー相手に勝てるかい?」 「……わからねえ」 「ランサー?」  てっきり自信満々で肯定されると思っていただけに  エリックは面食らった。  しかし無理もない。聖杯戦争も中盤を過ぎているが、ランサーの戦績はボロボロだ。     vsセイバー 普通に押し負ける     vsアーチャー マスターに庇われる     vsライダー 本気を出されて一方的にボコされる     vsアサシン 格下と看做されて見逃される  これはひどい。  ランサーというクラス自体、噛ませの宿命を背負っているとはいえ。  そもそも、本気出したマスターの方がはるかに強いというのも大問題だった。ランサーに援護能力なんてものはない。  アサシンに、最低のサーヴァント呼ばわりされたのが地味に応えていた。  そんな彼女に、どんな声をかければいいのか、数秒エリックは迷った。  慰めることは、できる。  夢でみたのはランサーの過去だろう。その気持ちはわかると、エリックならば言うことはできる。  何故ならば、ほとんど同じような人生を送ってきているからだ。  だが、エリックが選んだのは慰めではなく、叱咤だった。 「それなら、諦めるのか?」 「それは……っ!」 「僕たちは必勝を誓ったはずだ。それは、僕たちが最強だからじゃない」 「勝たなきゃいけない理由があるからだ……!」 「そうだ。たとえ僕が死んでも、君が死んでも」 「残った方が聖杯を手に入れて、願いを果たす」 「だから、僕のことは気にするな。回数が尽きても構わない。それは、君を信じているからだ」  ――――この魔剣との出会いを、なかったことにする。  それが、ランサーとエリックが持つ共通の願いであり  ランサーが呼び出された最大の理由でもある。  エリックはこの戦いに、まさに決死で挑んでいる。  彼の強さとは魔剣ではなく、その覚悟の強さに寄るものなのだ。  ランサーは深く深く、自分を恥じた。  自分の過ちを、行いによって帳消しにすることを、この青年はまだあきらめてはいないのだ。  最愛の家族を、この手で斬り殺した後になって、尚。  ランサーは、自然と膝をつき、マスターにこうべを垂れた。 「黒騎士ベイランの姉。ベイリン=ル=サバージュの名に賭けて。聖杯をあんたの手に」 「……エリック=プラチナが、今は亡き母アイリーンの名に懸けて約束する。聖杯を君の手に」  呪いを負う主従が誓い合う。  聖杯を我が手に。  惨劇の回避を。  運命への反抗を。  もしもそれさえ無理ならば、自分たちの存在を最初からなかったことに。  それで家族が救われるのなら。 「勝とう、ランサー」 「ああ、マスター」 エリック、ランサー、成長性と白化素質を消費。ランクアップ。

12/19(月) 6日目 命泉学園 昼


  GM  : で、昼行動は実家に戻るってことでいいん?
  駿人  : と言うか、教官の所に行くのです。         ほら、昨日電話で行くって言っちゃったし…
  GM  : では、昼行動いこうか。         さくっと済ませよう。戦争関係ない用事だしな。
  GM  : それでは神崎家の前です。         ぴんぽーん。
  駿人  : 「…えーと、神崎教官。ご在宅ですかー…」         若干腰が引きつつ戸を叩くのです
  GM  : がらがら。         で、どんな人?
  駿人  : …厳しい武人系の人想像してたんですが…
  GM  : 神埼「うむ……廿楽か。あがれ」         居間に通されて、正座で向かい合って茶を出してくれるところからですかね。
  バサカ : ですね。アタシは大人しく霊体化しています。
  GM  : 神埼「…………」
  駿人  : 「………」         何話していいか分からず、正座してじっとしてます。
  GM  : 神埼「……梶原から連絡があったぞ」
  駿人  : 「…どの件で、でしょうか。」         ガス爆発とかいろいろあり過ぎて言うに言えねぇっ!?
  バサカ : 思い当たる件がありすぎる(笑)
  GM  : 神埼「安否確認だ……後で連絡してやれ」
  駿人  : ああ、事務所吹っ飛んだあと消息不明だったっけ…(冷静に考えたらそりゃ心配だ)
  GM  : 神埼「最近……物騒だな、この街も」
  駿人  : 「強盗や爆発事件がしょっちゅうですからね…」
  GM  : 神埼「なにか……関わってるのか」         じろりと、駿人をねめつける、その視線はとても鋭いです。
  駿人  : 「関わってたら、真っ先に現役呼んでますよ。探偵にできるのは、情報集めて送る程度ですから。」
  GM  : 神埼「千里も……心配していたぞ。            それで……これからどうするつもりだ?」         住居的な意味合いで。
  駿人  : 「…事務所の修理が終わるまでは、一旦実家の方に戻ろうと思います。          まぁ、今日の所は何処かに宿を取る気ですが…」
  GM  : 神埼「そうか」         沈黙が流れます。         ……そろそろお暇する?千里が帰ってくるまで待つ?(笑)         まあ定時で戻ってくるとは限らないけど。(ホテルを見に行っているとか)
  駿人  : んー。長時間居るのもアレだし、昼が終わる前にお暇します。宿探したり治癒かけたりしたいし。
  GM  : うい。では短く挨拶をして、お暇ですね。         神埼「怪我には気をつけろ」
  駿人  : 「…はい。………ありがとうございました。」         家の前で深く一礼してから宿探し…の前に路地裏で治癒かな。札書いたり実体化したりの手間考えると。
  GM  : うい。
  バサカ : んじゃ、路地裏に付いたら霊体化を解除します。         「心配させるわけにゃいかないな、色々と。」         と、改めて駿人、お前、死ぬわけにはいかないな、って意図を込めていいます。
  駿人  : 「ああ。…あんま、怪我できないな。コレ。」
  バサカ : 「なぁに、アタシが守るさ。…って言いたいところだけれど、まだまだ全回復には程遠いなあ」         と、苦笑いして溜息
  駿人  : とりあえず、回復魔術の札書いてペタッと。 8an4+4an4         (ころころ……) [3,6,4,5,1,2,6,5]+[2,1,1,5] = 7         …切り上げ4点で?
  GM  : うい。         んで、梶原に連絡してから旅館探し? それとも梶原無視して旅館探し?
  駿人  : 連絡してから旅館探しですね、そこらの公衆電話で。
  GM  : ぴぽぱ、 PRRRRRR
  バサカ : 「しかし、新しい拠点実家にするって、へたすりゃそれ実家巻き込まないか?」         危険ではないか?とちょっと危惧します。         あ、電話繋がるようなら声は出さないようにします。
  GM  : 梶原『はい月詠署捜査課です』
  駿人  : 「あー、もしもし。…悪い。連絡遅れた。」
  GM  : 梶原『廿楽か!? お前今どこにいるんだ!』         いきなり怒り出します。
  駿人  : 「泊まるとこ探し歩きながら、公衆電話でかけてる。          …まさか、用事で外出してたら事務所飛ぶなんて予想付かないだろ…。」
  GM  : 梶原『通報しろ。ったく……とりあえず今は色々あって無理だ。夜に会えるか?』
  駿人  : 「…んー。今夜はちょいと先約付きだな…明日じゃ不味い事か?」
  GM  : 梶原『不味いというかだな……それなら明日朝、署に来い』         事情聴取的な意味合いで。
  駿人  : 「…え。えーと…外出してて家にいなかったんだし、勘弁してもらえないかな…?」         徹夜確定するし
  GM  : 梶原『いいわけないだろう』
  駿人  : 「…了解…ただ、流石に朝じゃしんどいんで昼で頼む。それぐらいなら良いだろ?」
  GM  : 梶原『昼か……まあわかった。というか昼夜逆転してるのか?』         というわけで、翌日出頭することになりました。
  駿人  : とほほー…
  GM  : 後は旅館をさがす?
  バサカ : と、電話はこれで終わりで?
  GM  : うん。
  バサカ : 「やれやれ、休む暇もないねえ。」(溜息)
  駿人  : …とりあえず、梶原の言葉には苦笑で返して、ひとまず電話を切りまして。         「…や、とりあえずあの魔剣封じてもらおうと思ってなぁ…持ってても危ないし。絶対。」
  GM  : バーサーカーが二刀流したら?(笑)
  バサカ : 出来るの?(笑)
  GM  : 武器は二丁まで行ける……できるよ?MP支払えば。(笑)
  バサカ : 「燃費が更に悪くなるけど、切り札としていっそアタシが持つのもありっちゃありかもしれないが…」
  駿人  : って、ヤバっ!? 無しなし絶対なしぃぃぃっ!
  GM  : なんだいきなり(笑)
  駿人  : 使用時真名判明 喪失時死亡  神属性扱い         切替制限 3回(フェイクバーサーカーのチュールフィング説明文一部)
  バサカ : …これ?
  駿人  : …それ、地味にヤバいと思うのです。それ利用してフサインにトドメ刺したんで特に。         と言うか、持った時点で手放したら死ぬ武器って呪いの武器にもほどがあるだろ。
  GM  : 魔剣故いたしかたなし。普通に継承されたのはヘルヴォールバージョンだけだからな(笑)
  バサカ : んじゃまあ、一応当初の路線通り封じる
  駿人  : 「…まぁ、最後の手段だけどな。滅茶苦茶危険物っぽいし。」
  バサカ : 「流石に二本だと制御の手間が2倍だから、アタシの無窮の精神力でも若干の危険はあるしなあ」         と、喪失時死亡について演出しておこう、ってところでシーンカットでっ。